JPH07255017A - ワイド・アスペクト・テレビジョン装置 - Google Patents

ワイド・アスペクト・テレビジョン装置

Info

Publication number
JPH07255017A
JPH07255017A JP7002526A JP252695A JPH07255017A JP H07255017 A JPH07255017 A JP H07255017A JP 7002526 A JP7002526 A JP 7002526A JP 252695 A JP252695 A JP 252695A JP H07255017 A JPH07255017 A JP H07255017A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
screen
aspect ratio
mode
displaying
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7002526A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiko Yamauchi
和彦 山内
Koichi Noguchi
幸一 野口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba AVE Co Ltd filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP7002526A priority Critical patent/JPH07255017A/ja
Publication of JPH07255017A publication Critical patent/JPH07255017A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Television Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】表示形態を視聴者が自由に設定することを可能
にする。 【構成】ノンインターレース変換回路14からのノンイ
ンターレース信号はB0 モード信号としてセレクタ24
に供給されると共に、左右圧縮手段16及び画面抜取り
手段22に供給される。左右圧縮手段26はノンインタ
ーレース信号を圧縮し、Aモード信号としてセレクタ2
6に供給する。また、画面抜取り手段22はノンインタ
ーレース信号の書込み及び読出しを制御して、映像の所
定部分を所定のアスペクト比の信号に変換して、B1 ,
B2 モード信号としてセレクタ24に供給される。セレ
クタ24,26は視聴者の操作に基づいてA,B0 ,B
1,B2 モード信号のいずれか1つを選択してセレクタ
26に供給する。これにより、視聴者が所望する表示形
態での視聴を可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】[発明の目的]
【産業上の利用分野】本発明は、NTSC,PAL等の
通常テレビジョン信号を、高品位テレビジョン信号の表
示に適したワイド・アスペクト比の画面に表示するワイ
ド・アスペクト・テレビジョン装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、テレビジョン放送においては、画
質の向上を図るために、種々のハイビジョン方式(高品
位テレビジョン方式)が開発されている。ハイビジョン
方式は、大別して、走査線数,フィールド周波数は変更
せず、例えば水平ブランキング期間にも信号を伝送して
アスペクト比をワイド化するもの(EDTV)と、走査
線数,フィールド周波数及びアスペクト比等を変更する
もの(HDTV)に分けることができる。
【0003】このようなワイド・アスペクト・テレビジ
ョン装置は、画面のアスペクト比が例えば9:16に設
定され、現行テレビジョン装置のアスペクト比3:4と
比較すると、ワイド・アスペクト・テレビジョン装置
は、現行テレビジョン装置より横の比率がワイドにな
る。反対に、現行テレビジョン装置は、ワイド・アスペ
クト・テレビジョン装置より縦の比率が大きくなる。
【0004】このように、アスペクト比の異なるテレビ
ジョン装置が混在することは、各テレビジョン装置は、
両方式の信号を受信できることは勿論であるが、画面表
示においても、アスペクト比の違いによる情報の欠落や
画質低下を生じないようにすることが要請される。
【0005】図10aはワイド・アスペクト・テレビジ
ョン装置で例えばアスペクト比3:4の通常信号を表示
したときの画面を示す。この場合は、斜線部に示すよう
に、画面サイドの表示領域に例えば無彩色一定輝度のブ
ランク画面を付加しなければならない。また、現行テレ
ビジョン装置でワイド・アスペクトの信号を表示する場
合は、図10bの斜線にて示すように、画面上下に上記
と同様の画面を付加しなければならない。このようなブ
ランク画面を挿入することは、画面を有効に利用してお
らず、映像の臨場感が失われると共に、正しく視認する
ことができない。また、通常信号を表示する時間が長い
と、両サイドの非表示領域と中央の表示領域で螢光焼け
の度合いが違ってくる。後者(図10b)の場合も、画
像サイズが小さくなって映像の臨場感が得られない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、ワイド
・アスペクト比のテレビジョン装置で、アスペクト比が
それより小さい信号(通常信号)を表示する場合、ワイ
ド画面を有効に利用しておらず、映像の臨場感が失われ
商品品位を低下し市場性が得られないという欠点があっ
た。
【0007】この発明は上記問題点を除去し,表示する
信号よりもアスペクト比が大きな画面に当該信号を表示
する場合も、視聴者サイドで画面を有効的に利用し、映
像の臨場感を与えるようにしたワイド・アスペクト・テ
レビジョン装置の提供を目的とする。
【0008】[発明の構成]
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
ワイド・アスペクト・テレビジョン装置は、所定アスペ
クト比より横長の横長アスペクト比の画面を有し、前記
横長アスペクト比と合った第1の映像信号による映像を
表示すると共に、前記所定アスペクト比と合った第2の
映像信号による映像を表示することが可能なワイド・ア
スペクト・テレビジョン装置において、前記第2の映像
信号を受け、この信号から得られる映像の全体を前記所
定アスペクト比で前記画面に表示するための第1手段
と、前記第2の映像信号を受け、この信号から得られる
映像の所定部分を前記画面の全域に表示するための第2
手段と、前記第1手段又は前記第2手段のいずれか一つ
をユーザー操作に基づいて選択して、前記画面に表示を
行うセレクタと、このセレクタによって前記第2手段が
選択されている場合には、前記画面に表示される映像の
前記所定部分を可変にするスクロール手段とを具備した
ものであり、本発明の請求項2に係るワイド・アスペク
ト・テレビジョン装置は、所定アスペクト比より横長の
横長アスペクト比の画面を有し、前記横長アスペクト比
と合った第1の映像信号による映像を表示すると共に、
前記所定アスペクト比と合った第2の映像信号による映
像を表示することが可能なワイド・アスペクト・テレビ
ジョン装置において、前記第2の映像信号を受け、この
信号から得られる映像の全体を前記所定アスペクト比で
真円率が100%の状態で前記画面に表示するための第
1手段と、前記第2の映像信号を受け、この信号から得
られる映像の所定部分を前記画面の全域に真円率が10
0%以外の状態で表示するための第2手段と、前記第1
手段又は前記第2手段のいずれか一つをユーザー操作に
基づいて選択して、前記画面に表示を行うセレクタと、
このセレクタによって前記第2手段が選択されている場
合には、前記画面に表示される映像の前記所定部分を可
変にするスクロール手段とを具備したものである。
【0009】
【作用】この発明によれば、ワイド・アスペクト画面
に、これより縦長のアスペクト比(特許請求の範囲では
所定アスペクト比、実施例では3:4のアスペクト比)
の信号を、選択的、即ち、左右サイドにブランク画面を
付加して表示したり、時間軸無調整で横長に表示した
り、映像の一部を時間軸を調整し所望の真円率で表示し
たり、表示する部分をスクロールさせたりすることがで
きる。このような表示形態の選択は、視聴者サイドで行
うことができ、視聴者はアスペクト比の異なる信号を正
しく視認することができ、かつ画面を有効利用して、こ
の種のテレビジョン装置における付加価値を高めること
ができる。
【0010】
【実施例】以下、この発明を図示の実施例によって説明
する。
【0011】本実施例はワイド・アスペクト画面に、こ
のアスペクト比よりも縦長の映像を表示させる場合にお
いて、ワイド・アスペクト画面の有効利用を図るもので
あり、映像のアスペクト比を忠実に再現して真円率10
0%で表示を行うモードの外に、映像のより広い部分を
違和感なく画面全域に表示させるために、真円率を10
0%以外の状態で表示するモード等を備えて、これらの
モードを切換え可能にしたものである。
【0012】図1はこの発明に係るワイド・アスペクト
・テレビジョン装置の一実施例を示す構成図であり、図
2はこの発明によって表示できる表示形態の例である。
【0013】図2において、Aは、例えばアスペクト比
9:16の画面に例えばアスペクト比3:4の信号(以
下NTSC信号とする)を時間軸圧縮し、アスペクト比
3:4のまま映出したものである。以下図2Aの表示形
態をAモードと呼ぶ。また、同図Bはアスペクト比9:
16の画面にNTSC信号をそのまま映出したものであ
る。そのため横に伸びた図形になる。以下図2Bの表示
形態をB0 モードと呼ぶ。一方、図2C,Dは、上記N
TSC信号(実際には後述するノンインターレース信
号)の上下をカットして、アスペクト比を9:16に変
換して表示している。変換の仕方に2種類あり、図2C
は、真円率が94%(以下B1 モードと呼ぶ)となるよ
うに表示したものであり、B2 は真円率が100%(B
2 モードと呼ぶ)となるように表示したものである。真
円率が94%となるようにするには、NTSC信号の走
査線数を525本とすると、この525本より420本
を抜取り、9:16の画面の走査線数を例えば525本
とすると、上記画面の走査に合わせて新たに525本の
走査線を作ることであり、また、真円率が100%とな
るように表示するには、NTSC信号の走査線525本
より393本を抜取り、9:16の画面の走査に合わせ
て新たに525本の走査線を作ることである。この場
合、上下のカット幅を相対的に可変(スクロール)する
こともできる。
【0014】図1は上記各モードの信号を発生する構成
を示す。
【0015】入力信号(例えばNTSC信号)は入力端
子10を介して、この場合NTSCデコーダ12に入力
される。NTSCデコーダ12は、NTSC信号をデコ
ードして時分割形式の輝度信号(以下Y信号と呼ぶ)と
2種類の色信号(以下C1 信号,C2 信号と呼ぶ)を導
出し、これらの信号をノンインターレース変換回路14
に供給する。また、NTSCデコーダ12は、NTSC
信号11より再生した同期信号を出力する。ノンインタ
ーレース変換回路14は、走査線数525本のインター
レースのY信号,C1 信号,C2 信号を、走査線数52
5本のノンインターレースの信号15に変換する。
【0016】上記信号15が入力されるメモリ回路17
及び同期信号13が入力されるメモリ制御回路18は、
左右圧縮回路16を構成し、メモリ制御回路18から出
力するリード・アドレスとライト・アドレスを操作し
て、メモリ回路17から、信号15の左右が圧縮された
信号19(Aモード信号)を出力する。
【0017】また、上記ノンインターレース信号15は
第2のメモリ回路20に入力され、同期信号13は第2
のメモリ制御回路21に入力される。これらの回路2
0,21は画面抜取り手段22を構成する。メモリ回路
20は、画像メモリ機能と、この画像メモリから読出し
た信号のライン演算を行う機能を持つ。メモリ制御回路
21は、上記画像メモリを制御するリード・アドレスと
ライト・アドレスを発生する機能と、上記ライン演算を
制御する機能を持つ。これにより、メモリ回路20から
は、B1 ,B2 モードの信号が出力される。
【0018】尚、B1 ,B2 モードの切換は、端子40
からのB1 /B2 切替信号によって切換えられる。ま
た、メモリ制御回路21は、端子30からのスクロール
信号によって、抜取り画像の位置が可調整となってい
る。
【0019】上記ノンインターレース信号15とメモリ
回路20からの信号23はセレクタ24に供給される。
セレクタ24は、上記信号23とノンインターレース信
号15のいずれか一方を出力する回路であり、ノンイン
ターレース信号15はB0 モードの信号であるので、セ
レクタ24は、B0 モードとB1 ,B2 モードの切換を
行うことになる。このためのB0 /B1 ,B2 切替信号
は、端子50より供給される。
【0020】上記セレクタ24の出力信号25と上記メ
モリ回路17の出力19とは第2のセレクタ26に供給
される。このセレクタ26は、Aモードの信号19と信
号25のいずれか一方を選択する回路であり、Aモード
とB(B0 ,B1 ,B2 )モードの切換えを行う。この
為のA/B0 ,B1 ,B2 切替信号は端子70より供給
される。
【0021】上記セレクタ26より導出する信号27
は、出力端子60よりワイド・アスペクトの画面に表示
されるようになっている。
【0022】次に、各モードの信号を生成する回路の構
成を説明する。
【0023】先ず、Aモードの信号を生成する左右圧縮
手段は、ノンインターレース信号15を時間軸圧縮する
回路であり、本明細書では説明を省略する。また、B0
モードの信号は、ノンインターレース信号15をそのま
ま用いている。
【0024】図3及び図4はB1 モードとB2 モードの
信号を生成する画面抜取り手段22を示す回路図であ
り、図3はメモリ制御回路21を、図4はメモリ回路2
0の構成図である。
【0025】図3において、書込み位置決定回路210
と幅決め回路212は、例えばNTSC信号を、図2
C,Dにて示したように、B1 モードの場合420本を
抜取り(B2 モードの場合393本)、スクロールによ
って、上下のカット幅を可変している。即ち、書込み位
置決定回路210は、端子P11からの垂直同期信号13
a(VD)及び端子P12からの水平同期信号13b(H
D)並びに端子30からのスクロール信号が供給され、
幅決め回路212は、書込み位置決定回路210からの
信号211と端子P12からの水平同期信号(HD)並び
に、端子40からのB1 /B2 切換信号が供給されてい
る。
【0026】上記幅決め回路212からは、位置決め回
路210からの信号211によって指示された書込み位
置より、抜取り幅を示すパルス信号213が出力され
る。上記パルス信号213は、ライト・アドレス発生回
路214に入力される。回路214は、上記パルス信号
213のパルス期間にライト・アドレス信号215を発
生する。
【0027】216はリードカウンタであり、端子P12
からの水平同期信号13b(HD)によって単純カウン
ト動作を行う。これによるカウント出力217は、B1
/B2 切換信号によってカウントモードが切り替わるリ
ード・アドレス発生回路218に入力される。即ち、リ
ード・アドレス発生回路218は、B1 モードのとき、
NTSC信号より抜取った420本の信号より新たな5
25本の信号を作るために、カウント出力の値を4つ歩
進したら1回カウントを停止(4回に1回同じ値を出力
する)するという操作を行う。また、B2 モードのとき
は、393本の信号より525本の新たな信号を作るた
めに、3つ歩進したら1回カウント動作を停止するとい
う操作を行う。
【0028】上記リード・アドレス発生回路218から
のリード・アドレス信号219は、ライト・アドレス信
号215と共にマルチプレクサ220に入力され、選択
的に端子P13に導出される。また、リード・アドレス発
生回路218は、端子P14に演算係数切換信号を導出し
ている。この演算係数切換信号は、メモリ回路20にお
けるライン演算に用いる係数をライン毎に切換えるため
の信号である。
【0029】さて、図4にメモリ回路20の一例を示
す。図4の構成は、ライン演算として、1Hメモリを用
いた2点間補間を行う。
【0030】図4において、P15はノンインターレース
信号15が導かれる入力端子、P16は上記端子P13から
リード/ライト・アドレスが導かれる入力端子、P17は
上記端子P14から演算係数切換信号が導かれる入力端子
である。
【0031】202はメモリであり、このメモリ202
は、上記端子P15からのノンインターレース信号15を
端子P16からのリード/ライト・アドレスによってリー
ド及びライト動作する。
【0032】上記メモリ202より読み出された信号2
03は、1Hメモリ204で1Hデータ分ごと保持され
係数ROM(1)206に入力されると共に、別の係数
ROM(2)208に直接入力される。これら係数RO
M(1)206,(2)208は、端子P17からの演算
係数切換信号によって、係数がラインごとに切り替えら
れる。ROM(1)206,(2)208からの出力
は、加算器200で加算される。加算器200は、表示
用の新たな525本分の信号を端子P18に導出する。
【0033】この発明の好ましい実施例は以上のごとく
構成され、次にその動作を説明する。
【0034】図2で既に述べたように、本件実施例で
は、左右サイドにブランク画面を付加して表示するAモ
ード表示、時間軸無調整で横長に表示するB0 モード表
示、時間軸を調整し所望の真円率で表示するB1 ,B2
モード表示の切換えをユーザーサイドで行う。
【0035】先ず、Aモード表示時は、ノンインターレ
ース信号15をメモリ回路17で処理して、時間軸の圧
縮を行う。時間軸の圧縮は、例えば本件出願人による公
開特許公報:昭和59−122286号を利用すること
ができる。これにより、図2aに示すようなAモード表
示が可能になる。
【0036】また、B0 モード表示の場合、ノンインタ
ーレース信号15をセレクタ24,26でそれぞれ選択
し、そのまま表示すれば良い。この場合の画面は、アス
ペクト比の違いによって、図2bに示すように横長の画
像になる。
【0037】次に、B2 ,B1 モードで表示するときの
動作を図5〜図8を参照して説明する。
【0038】ここに、図5はB2 モードの表示動作を説
明する説明図であり、aは画面抜取り手段22への入力
信号(ノンインターレース信号15)を示し、bはライ
ト・アドレスを、cはリード・アドレスを、dは出力信
号23を示す。
【0039】図6はB1 ,B2 モード時のリードカウン
タ出力217に対するリード・アドレス出力219及び
係数ROM(1),(2)の出力をそれぞれ示す説明
図、図7はB2 モードのライン演算方法を説明する説明
図、図8はB1 モードの同演算方法を示す説明図であ
る。
【0040】B2 モードは、真円率100%で画像が表
示される。このような横方向への歪みがなくなる表示を
行うためには、横の比率の差に応じてNTSC信号を抜
取れば良い。例えば393ラインを、映像センターを中
心に抜取る場合は、図5aに示すように、1垂直走査期
間(1V)の各信号I,II,III…における第67ライ
ンをスクロール信号によって決定し、460ラインまで
の393ライン分を、回路212によって幅決めしてそ
れぞれ抜取る。そして、これらの信号をメモリ202に
書込む。図5bはこのときのライト・アドレスを示し、
メモリ202は、信号I,II,III …をメモリ領域が巡
回アクセスされて書込む。メモリ202は4Mビットの
ダイナミックRAMである。この場合、1ラインにつき
1アドレスを割当てている。こうして書込まれた信号
I′,II′,III′…は、それぞれの領域(0〜39
2,393〜273,274〜154,…)より読出さ
れる。この読出信号203は、1Hメモリ204,RO
M(1),ROM(2)及び加算器200によるライン
演算手段によって2点補間され、図5dに示すように、
表示用の新たな525本の映像信号i,ii,iii …が生
成される。
【0041】ライン演算手段は、先ず、図6に示すよう
に、「0,1,2,3,4,5…」と出力するリードカ
ウンタ216からの単純歩進カウント出力217を、B
1 /B2 切換信号によって、「0,1,2,2,3,
4,5,5…」のリード・アドレス出力219に変換す
る。これは、393本から525本の新映像信号を得る
ために、3ラインを4ラインに増やすためである。
【0042】ライン演算の第2段階は、上記リード・ア
ドレス219の歩進に合わせて、リード・アドレス
「0」のときROM(1)より3/4、ROM(2)よ
り1/4、リード・アドレス「1」のときROM(1)
より2/4,ROM(2)より2/4、リード・アドレ
ス「2」のときROM(1)より1/4,ROM(2)
より3/4,…等々というように、係数を出力する。R
OM(1)は1Hメモリ204からの信号に対して上記
係数を与え、ROM(2)はメモリ202からの信号に
対して係数を与えるので、各ラインごとの信号をA,
B,C…とすると、図7に示すように、メモリ202の
入力「A,B,C…」に対しメモリ出力は、「A〜C,
C〜F,F,…」の順になる。これら各信号「A〜C,
C〜F,F,…」と「A〜I…」にそれぞれ上記係数が
乗算され、加算器200によって加算されると、加算器
200の出力23は、図7の右欄に示すようになる。こ
れらの演算結果は、例えばリード・アドレス「0」のと
きのメモリ出力203がA,1Hメモリ出力205がX
のとき、AにROM(1)からの係数3/4を乗算した
信号209と、XにROM(2)からの係数1/4を乗
算した信号207とを加算したものとなる。メモリ出力
203と1Hメモリ出力205とが同じになるライン区
間、即ちリード・アドレスが「2,5…」のときは、R
OM(1)の係数が0になり、1Hメモリ出力205が
そのまま加算出力となる。
【0043】このような演算により、395ライン分の
ノンインターレース信号15より、ワイド・アスペクト
画面に表示する新映像信号23を生成することができ
る。
【0044】さらに、B2 モードの場合は、真円率が9
4%であるので、走査線変換は4ラインから5ライン
(420本から525本)を作る操作を行えば良い。
尚、図6の右側に、B1 モードでのリード・アドレス出
力とROM(1),(2)の係数の関係を示す。また、
図8にこの場合の演算結果を示す。本B1 モードの場
合、メモリ出力は、「A〜D,D〜H,H…」となり、
4ラインの信号より1ラインの信号が生成されることが
分かる。
【0045】こうして、ワイド・アスペクト画面全体
に、NTSC信号を横方向の膨大感無く表示することが
でき、画面の有効利用を図ることができる。
【0046】上記B1 ,B2 モードにおいては、映像セ
ンターが常に画面のセンターと一致する表示方法であ
る。これは、図5aで、一垂直走査期間(以下、1Vと
呼ぶ)の各信号I,II,III,…において、67ライン
目を位置決めしたものである。従って、映像センターを
選択しない場合は、スクロール信号によって、0〜13
2ラインの範囲でラインを選択することによって、B2
モードのまま画面をスクロールすることができる。B1
モードの場合は、0〜105ラインの範囲でラインを選
択すれば良い。
【0047】図9に上記スクロール表示選択動作を示す
タイミングチャートを示す。aは垂直同期信号13a
(VD)を示し、bはB2 モード時の書込み位置決定回
路210に与えるスクロール信号を、cはB2 モード時
の幅決め回路212の出力213を、dはB1 モード時
の書込み位置決定回路210に与えるスクロール信号
を、eはB1 モード時の幅決め回路212の出力213
をそれぞれ示す。表示位置切換は、スクロール信号にお
けるパルスP1 の発生位置を、例えばタッチペンによ
り、あるいはリモコンによるアドレス指定によって変更
すれば、393(420)ラインに相当するパルスP3
(P4 )の位置を自在に可変でき、抜取り信号が変えら
れてスクロールさせることができる。
【0048】このようなスクロール機能を持つことで、
B1 ,B2 モードにおいて欠落する映像分はなくなる。
しかも、B1 ,B2 モードは、アスペクト比3:4の信
号を拡大したものと同じになり、映像の臨場感が増す。
【0049】また、上記スクロール信号と幅決め回路2
12の出力213を用いてB1 ,B2 モード時における
表示位置を画面にモニターすることができる。これによ
ってユーザーは、NTSC画面のどこを抜取っているの
かを把握することができる。
【0050】尚、実施例ではアスペクト比3:4の画面
に適した信号を9:16のアスペクト比の画面に表示す
る場合を例にして説明したが、これ以外のアスペクト比
の関係を有する信号を表示する場合にも容易に応用する
ことができる。
【0051】また、ワイド・アスペクト画面の走査線数
は、3:4の信号の走査線数と一致しなくても、例えば
525ラインと1125ライン及び1250ラインの関
係の場合、あるいは625ラインと上記と同ラインの関
係の場合にも応用することは容易である。
【0052】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明によれば,
ワイド・アスペクト画面全体に、アスペクト比が縦長の
画面に適した信号を表示し、画面の有効利用によって映
像臨場感を増大させ、商品価値を高める効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るワイド・アスペクト・テレビジ
ョン装置の一実施例を示す構成図。
【図2】この発明の表示形態を示す説明図。
【図3】図1の構成を更に詳しく示した構成図。
【図4】図1の構成を更に詳しく示した構成図。
【図5】この発明によるB2 モード時の画面抜取り処理
を概説する説明図。
【図6】この発明によるライン演算用の係数発生過程を
説明する説明図。
【図7】上記ライン演算の加算過程を示す説明図。
【図8】上記ライン演算の加算過程を示す説明図。
【図9】この発明によるスクロール表示動作を示すタイ
ミングチャート。
【図10】従来の表示形態を説明する説明図。
【符号の説明】
10…NTSC入力端子、12…NTSCデコーダ、1
4…ノンインターレース変換回路、16左右圧縮手段、
22…画面抜取り手段、24,26…セレクタ、20…
メモリ回路(202…メモリ、204…1Hメモリ、2
06…係数ROM、200…加算器)、21…メモリ制
御回路(210…書込み位置決定回路、212…幅決め
回路、214…ライト・アドレス発生回路、216…リ
ードカウンタ、218…リード・アドレス発生回路、2
20…マルチプレクサ)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定アスペクト比より横長の横長アスペ
    クト比の画面を有し、前記横長アスペクト比と合った第
    1の映像信号による映像を表示すると共に、前記所定ア
    スペクト比と合った第2の映像信号による映像を表示す
    ることが可能なワイド・アスペクト・テレビジョン装置
    において、 前記第2の映像信号を受け、この信号から得られる映像
    の全体を前記所定アスペクト比で前記画面に表示するた
    めの第1手段と、 前記第2の映像信号を受け、この信号から得られる映像
    の所定部分を前記画面の全域に表示するための第2手段
    と、 前記第1手段又は前記第2手段のいずれか一つをユーザ
    ー操作に基づいて選択して、前記画面に表示を行うセレ
    クタと、 このセレクタによって前記第2手段が選択されている場
    合には、前記画面に表示される映像の前記所定部分を可
    変にするスクロール手段とを具備したことを特徴とする
    ワイド・アスペクト・テレビジョン装置。
  2. 【請求項2】 所定アスペクト比より横長の横長アスペ
    クト比の画面を有し、前記横長アスペクト比と合った第
    1の映像信号による映像を表示すると共に、前記所定ア
    スペクト比と合った第2の映像信号による映像を表示す
    ることが可能なワイド・アスペクト・テレビジョン装置
    において、 前記第2の映像信号を受け、この信号から得られる映像
    の全体を前記所定アスペクト比で真円率が100%の状
    態で前記画面に表示するための第1手段と、 前記第2の映像信号を受け、この信号から得られる映像
    の所定部分を前記画面の全域に真円率が100%以外の
    状態で表示するための第2手段と、 前記第1手段又は前記第2手段のいずれか一つをユーザ
    ー操作に基づいて選択して、前記画面に表示を行うセレ
    クタと、 このセレクタによって前記第2手段が選択されている場
    合には、前記画面に表示される映像の前記所定部分を可
    変にするスクロール手段とを具備したことを特徴とする
    ワイド・アスペクト・テレビジョン装置。
JP7002526A 1995-01-11 1995-01-11 ワイド・アスペクト・テレビジョン装置 Pending JPH07255017A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7002526A JPH07255017A (ja) 1995-01-11 1995-01-11 ワイド・アスペクト・テレビジョン装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7002526A JPH07255017A (ja) 1995-01-11 1995-01-11 ワイド・アスペクト・テレビジョン装置

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1147580A Division JPH0311891A (ja) 1989-06-08 1989-06-08 ワイド・アスペクト・テレビジョン装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07255017A true JPH07255017A (ja) 1995-10-03

Family

ID=11531832

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7002526A Pending JPH07255017A (ja) 1995-01-11 1995-01-11 ワイド・アスペクト・テレビジョン装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07255017A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008199370A (ja) * 2007-02-14 2008-08-28 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> デジタル放送番組表示装置およびデジタル放送番組表示プログラム

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61206380A (ja) * 1985-03-11 1986-09-12 Victor Co Of Japan Ltd 画像デイスプレイ装置
JPS63232771A (ja) * 1987-03-20 1988-09-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd テレビジヨン受信装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61206380A (ja) * 1985-03-11 1986-09-12 Victor Co Of Japan Ltd 画像デイスプレイ装置
JPS63232771A (ja) * 1987-03-20 1988-09-28 Matsushita Electric Ind Co Ltd テレビジヨン受信装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008199370A (ja) * 2007-02-14 2008-08-28 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> デジタル放送番組表示装置およびデジタル放送番組表示プログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4619397B2 (ja) テレビジョン装置
US7734143B2 (en) Image processing apparatus capable of adjusting image quality by using moving image samples
US6166772A (en) Method and apparatus for display of interlaced images on non-interlaced display
JP2533393B2 (ja) Ntsc―hdコンバ―タ
EP0951777B1 (en) Method and apparatus for scaling and reducing flicker with dynamic coefficient weighting
JPH10108143A (ja) 画像表示制御装置および方法
WO1998020670A2 (en) System for converting computer graphics to television format with scaling requiring no frame buffers
JP2000338925A (ja) 映像表示装置
JPH09284671A (ja) 走査線変換装置
CA2179790C (en) Apparatus using memory control tables related to video graphics processing for tv receivers
JPH07255017A (ja) ワイド・アスペクト・テレビジョン装置
JPH077685A (ja) テレビジョン受像機
JP2003069959A (ja) 映像信号処理回路、映像信号処理方法、および画像表示装置
JP3559758B2 (ja) 映像圧縮拡大装置
JP2669546B2 (ja) テレビジョン受像機
JPH07274088A (ja) ワイド・アスペクト・テレビジョン装置
MXPA96003752A (es) Aparato que usa tablas de control de memoriarelacionadas con el procesamiento de graficos devideo para receptores de television
JPH0311891A (ja) ワイド・アスペクト・テレビジョン装置
JPH07131734A (ja) テレビジョン受像機及びオンスクリーン信号発生装置
JP2713699B2 (ja) 2画面表示機能付高画質テレビジョン受信機
US20030103164A1 (en) Video signal processing apparatus and method
JP3232886B2 (ja) アスペクト切換機能付きテレビジョン受像機
JP2006303628A (ja) 映像表示装置、映像処理装置並びに映像処理方法
JPH04345389A (ja) ワイドアスペクト変換機能付ワイド画面テレビジョン受信機
JPH099165A (ja) 多画面表示装置