JPH0725488U - イオン化式煙感知器 - Google Patents

イオン化式煙感知器

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JPH0725488U
JPH0725488U JP5354593U JP5354593U JPH0725488U JP H0725488 U JPH0725488 U JP H0725488U JP 5354593 U JP5354593 U JP 5354593U JP 5354593 U JP5354593 U JP 5354593U JP H0725488 U JPH0725488 U JP H0725488U
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JP
Japan
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intermediate electrode
electrode
inner chamber
insulating plate
hole
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Pending
Application number
JP5354593U
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English (en)
Inventor
利幸 小沢
宏幸 渋谷
厚 永井
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Hochiki Corp
Original Assignee
Hochiki Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 中間電極と外部電極との間に形成される外部
チャンバー内での気流の流れがどの方向からでも同じに
なるようにする。 【構成】 中間電極30の一方の面に2つの薄板状の固
定用リード30cを設け、また、絶縁板4の内部チャン
バー壁部4Dの内側に前記各固定用リード30cを嵌入
するための穴を開けた2つのブロック部4Daを設け
る。これにより、中間電極30と外部電極8との間に形
成される外部チャンバーの内では内部チャンバー壁部4
Dのみが存在し、また、その壁部4Dが円筒状に形成す
ることから、外部チャンバー内での気流の流れがどの方
向からでも同じになる。したがって、煙がどの方向から
来ても一定した感度が得られる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、放射線源によって空気をイオン化することによって電極間を流れる イオン電流の変化を検出して煙の感知を行うイオン化式煙感知器に関する。
【0002】
【従来の技術】
図3は従来のイオン化式煙感知器を示す縦断面図である。この図において、1 は内部電極であり、基端部が円盤状に形成されており、本体部が棒状に形成され ている。この内部電極1の基端部の下面には放射線源2が取り付けられている。 3は内部電極1に取り付けられた放射線源2の下方に配設される中間電極であり 、円盤状に形成されると共に、その中央に放射線源2からの放射線を通過させる ための穴3aが開けられている。中間電極3は図示のように内部チャンバー壁部 4Aの外側に対抗配置された2つのボス4Cにネジ5によって固定される。内部 チャンバー壁部4Aは円筒形状を成しており、絶縁板4の下面中央部に一体に形 成されている。ボス4Cは内部チャンバー壁部4Aを挟むように両側に絶縁板4 に一体に形成されている。
【0003】 図4は中間電極3の絶縁板4への取り付けの状態を示す斜視図であり、この図 に示すように、中間電極3がネジ5によって内部チャンバー壁部4Aの外側の両 側に形成された2つのボス4Cに固定されるのが分る。なお、内部チャンバー壁 部4Aは内部電極1と中間電極3との間に内部チャンバー100を形成するため のものである。 また、この図に示すように、中間電極3には煙を通過させるための複数の四角 状の穴3bが円周方向に沿って開けられている。
【0004】 図3において、内部チャンバー壁部4Aで囲まれた絶縁板4の部分の中央には 上下面を貫通する穴4Bが開けられており、この穴4Bを通して内部電極1がプ リント基板6に固定された挟持金具7に回転自在に固定される。プリント基板6 には図示せぬFET、抵抗およびコンデンサ等の部品が取り付けられている。挟 持金具7は内部電極1を回転自在に固定する他、プリント基板6の配線パターン に電気的に接続する。8は外部電極であり、その一端が開口し、他端が閉口した 円筒状に形成されると共に、開口端の周囲に沿って鍔部が形成され、さらに筒状 部の周側面に複数の煙導入孔8a(図4参照)が開けられている。
【0005】 9は外部電極8の外側の周囲を囲むように配設される防虫網であり、外部電極 8の各煙導入孔8aから感知器内部への虫の侵入を阻止する。10は外カバーで あり、その一端が開口し、他端が閉口した中空の円錐柱状に形成されると共に、 その傾斜周側面に複数の煙導入孔10aが開けられている。11は本体であり、 外カバー10と共に上記各部材を収納する。12は本体11の内部に嵌合する形 状に形成されたシールドケース、13は本体11と絶縁板4との間を密閉するパ ッキン、14は導電性を有する金属部材を円柱状に形成し、プリント基板6に電 源の供給を行なう電源端子である。この電源端子14の下端部分には図示せぬネ ジ部が形成されており、このネジ部にプリント基板6の下面よりナット15が捩 じ込まれる。また、この電源端子14の上端部分の内部には上面から下方に向う 図示せぬネジ部が形成されており、このネジ部に端子接続用のネジ16が捩じ込 まれる。
【0006】 17は導電性を有する金属製の嵌合片であり、リベット18にて本体11に固 定されている。また、この嵌合片17は上記電源端子14と同様の電源端子(こ の断面図では見えていない)に接続され、プリント基板6に接続されている。ま た、この嵌合片17と同様の嵌合片が上記電源端子側にも設けられており、この 嵌合片に上記電源端子14が接続されている。 なお、上記中間電極3と外部電極8との間に外部チャンバー110が形成され る。また、上記絶縁板4、外カバー10および本体11にはプラスチック等の絶 縁性を有する部材が用いられる。
【0007】 内部チャンバー100と外部チャンバー110の各内部では放射線により空気 がイオン化されており、この状態で外部チャンバー110内に煙粒子が導入され ると、空気に含まれているイオンが煙粒子に吸着されたり、再結合する。これに より、煙が存在していないときと較べてイオン電流が減少する。ここで、内部電 極1と外部電極8との間に電圧を印加しておくと、中間電極3の電位はイオン電 流の変化に伴って大きく変化する。この変化を検出することによって煙を感知す る。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
ところで、上述した従来のイオン化式煙感知器にあっては、中間電極3を固定 するための絶縁板4に形成されたボス4C、4Cによって外部チャンバー110 内での気流の流れ方がどの方向からでも同じにならず、感度にむらが生ずるとい う問題点があった。例えば図5に示すように、ボス4C、4Cが一直線上になる A方向からの気流の流れは絶縁板4の内部チャンバー壁部4Aの外周に沿った湾 曲状になるが、ボス4C、4Cと対向するB方向からの気流の流れは絶縁板4の 内部チャンバー壁部4Aの外周に沿うと共に内部チャンバー壁部4Aとボス4C との接続部分に沿い、さらにボス4Cに沿った形になる。このように、外部チャ ンバー110内での気流の流れ方に方向性が出てしまう。
【0009】 そこで本考案は、外部チャンバー内での気流の流れ方に方向性が出ないイオン 化式煙感知器を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本考案によるイオン化式煙感知器は、放射線源を保持 する内部電極と、前記内部電極を通す穴が形成されると共に該穴を囲む筒状の壁 部が形成され、該壁部の開口端に中間電極を固定する絶縁板と、前記中間電極を 囲む筒状に形成され、周囲に複数の煙導入孔が開けられた外部電極とを備えたイ オン化式煙感知器において、前記絶縁板は、その壁部の内側に前記中間電極を固 定するための穴が開けられたブロック部を有することを特徴とする。
【0011】
【作用】
本考案では、絶縁板の内部チャンバー壁部の内側に形成されたブロック部の穴 に中間電極を固定することにより、中間電極と外部電極との間に形成される外部 チャンバー内では内部チャンバー壁部のみが存在し、また、その壁部が円筒状に 形成されることから、外部チャンバー内での気流の流れ方がどの方向からでも同 じになる。 る。
【0012】
【実施例】
以下、本考案を図面に基づいて説明する。 図1は本考案に係るイオン化式煙感知器の一実施例の一部分の分解状態を示す 斜視図である。なお、前述した図3と共通する部分には同一の符号を付してその 説明を省略する。 この実施例では中間電極30の絶縁板4への固定を中間電極30の上面に設け た2つの固定用リード30cを絶縁板4の内部チャンバー壁部(壁部)4Dの内 側に対抗して形成した2つのブロック部4Daの穴に嵌入することにより行う。 図1において、中間電極30は円板状に形成されており、中央には穴30aが 開けられ、また、周囲には複数の煙を通過させるための四角形状の穴30bが開 けられている。中間電極30の固定用リード30cは薄板状に形成され、その先 端部分が丸みを帯びると共に内側に少し曲げられている。
【0013】 このような中間電極30を絶縁板4のブロック部4Daに固定することにより 、中間電極30と外部電極8との間に形成される外部チャンバー110の内では 内部チャンバー壁部4Dのみが存在し、また、その壁部4Aが円筒状に形成され るので、外部チャンバー110内での気流の流れ方がどの方向からでも同じにな る。ここで、例えば図2に示すように内部チャンバー壁部4Dの2つのブロック 部4Daが一直線上になるA方向からの気流の流れも、内部チャンバー壁部4D の2つのブロック部4Daと対向するB方向からの気流の流れも絶縁板4の内部 チャンバー壁部4Dの外周に沿った湾曲状になる。
【0014】 なお、上記実施例では、中間電極30の2つの固定用リード30cを絶縁板4 の内部チャンバー壁部4Dの2つのブロック部4Daの穴に嵌入して中間電極3 0を絶縁板4に固定するようにしたが、中間電極30の取り付け箇所に穴を開け ると共に、2つのブロック部4Daに軸方向に貫通するネジ穴を開け、この穴を 通して中間電極30をネジ止めするようにしても良い。 また、上記実施例では、中間電極30に2つの固定用リード30bを設けると 共に、これらに対応して絶縁板4の内部チャンバー壁部4Dに2つのブロック部 Daを設けたが、これらの数に限定されるものではなく、1つでも、あるいは3 つ以上であっても構わない。
【0015】
【考案の効果】
本考案によれば、絶縁板の内部チャンバー壁部の内側に形成したブロック部の 穴に中間電極を固定するようにしたので、中間電極と外部電極との間に形成され る外部チャンバーの内では内部チャンバー壁部のみが存在し、また、その壁部の 形状が円筒状であることから、外部チャンバー内での気流の流れがどの方向から でも同じになる。この結果、均一な感度を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るイオン化式煙感知器の一実施例の
一部分の分解状態を示す斜視図である。
【図2】同実施例のイオン化式煙感知器の一部分の平面
図である。
【図3】従来のイオン化式煙感知器の縦断面図である。
【図4】従来のイオン化式煙感知器の一部分の斜視図で
ある。
【図5】従来のイオン化式煙感知器の一部分の平面図で
ある。
【符号の説明】
4 絶縁板 4D 内部チャンバー壁部(壁部) 4Da ブロック部 30 中間電極 30c 固定用リード

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放射線源を保持する内部電極と、 前記内部電極を通す穴が形成されると共に該穴を囲む筒
    状の壁部が形成され、該壁部の開口端に中間電極を固定
    する絶縁板と、 前記中間電極を囲む筒状に形成され、周囲に複数の煙導
    入孔が開けられた外部電極と、 を備えたイオン化式煙感知器において、 前記絶縁板は、その壁部の内側に前記中間電極を固定す
    るための穴が開けられたブロック部を有することを特徴
    とするイオン化式煙感知器。
JP5354593U 1993-10-01 1993-10-01 イオン化式煙感知器 Pending JPH0725488U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5354593U JPH0725488U (ja) 1993-10-01 1993-10-01 イオン化式煙感知器

Applications Claiming Priority (1)

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JP5354593U JPH0725488U (ja) 1993-10-01 1993-10-01 イオン化式煙感知器

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Publication Number Publication Date
JPH0725488U true JPH0725488U (ja) 1995-05-12

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ID=12945776

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JP5354593U Pending JPH0725488U (ja) 1993-10-01 1993-10-01 イオン化式煙感知器

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