JPH07254075A - 3次元的な物体の変形方法及びモデリングシステム - Google Patents

3次元的な物体の変形方法及びモデリングシステム

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JPH07254075A
JPH07254075A JP6045796A JP4579694A JPH07254075A JP H07254075 A JPH07254075 A JP H07254075A JP 6045796 A JP6045796 A JP 6045796A JP 4579694 A JP4579694 A JP 4579694A JP H07254075 A JPH07254075 A JP H07254075A
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cer
eer
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智佳子 松本
Takushi Fujita
卓志 藤田
Mitsuaki Fukuda
充昭 福田
Kazuhisa Oe
和久 大江
Yuichi Nagai
友一 長井
Hideo Shindo
秀郎 進藤
Hitoshi Matsumoto
均 松本
Masaaki Ota
雅明 太田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】3次元的な物体の変形方法及びモデリングシス
テムに関し、局所的な変形及び大域的な変形を同じ操作
によって容易に行うことができ、しかも変形にともなう
操作が繁雑になったり操作量が膨大となることがなく滑
らかに変形させることを目的とする。 【構成】コンピュータグラフィックスを用い、表面が多
数のポリゴンPGにより表される3次元的な物体JTの
変形方法であって、変形領域CERとして設定された1
つ又は複数の各頂点TPを、設定された位置CPTまで
移動させ、変形領域CERの周辺において影響領域EE
Rとして設定された各頂点TPを、設定された変形量に
応じてそれぞれ移動させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、3次元的な物体の変形
方法及びモデリングシステムに関する。CG(コンピュ
ータグラフィクス)は、CAD/CAM、ビジネスグラ
フィクス、画像処理、映像処理などの多くの分野に利用
されている。特に、CGによる3次元的な物体のモデリ
ングシステムは、CAD/CAMの分野における機械、
自動車、船舶、航空機、建築物などの設計・製造、及
び、コマーシャル、映画、アニメーションなどの映像処
理の分野に効果的に利用されている。
【0002】3次元的な物体のモデリングシステムで
は、表面を多数のポリゴンによって囲んで物体を表すこ
とが行われており、各ポリゴンの頂点の位置を移動させ
ることよってポリゴンが変形し物体が変形する。
【0003】今後、映像処理の分野においては、CAD
/CAMの分野におけるようなどちらかといえば直線を
組み合わせた人工的な堅い物体のみでなく、曲線的であ
って凹凸が多く複雑で柔らかな動物や人間などの生命体
又はそれに類似のものを、旨く変形させてモデリングを
行えることが必要である。
【0004】
【従来の技術】従来において、複雑な形状を有する3次
元的な物体をモデリングシステムにより作成する際に、
円柱や球のような単純な物体を最初に作成してそれを変
形していくことが行われている。3次元的な物体を局所
的に変形させる一般的な方法として、変形させるべき頂
点、辺、又は面を指定するとともに、指定した頂点、
辺、又は面の移動後の位置を指定する方法がある。
【0005】また、3次元的な物体を大域的に変形させ
る方法として、特開平2−103673号に開示されて
いるように物体に補助的な軸を設けてその軸の節点を移
動させる方法、及び物体をバウンダリーボックスで囲み
それを変形させる方法がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の変形方
法では次のような欠点があった。すなわち、上述した前
者の方法では、指定した頂点や辺のみを直接的に移動さ
せて変形させるので、細かな局所的な変形には向いてい
るものの、移動させる頂点や辺の数が多くなればなる
程、滑らかに変形させることが難しくなり、滑らかな物
体を作成することが困難である。しかも、データ量の多
い複雑な物体を作成し変形する場合に、全部の変形をこ
のような局所的な変形によって行なうこととすると、変
形にともなう操作が極めて繁雑なものとなってしまい、
実際上は変形が不可能となってくる。
【0007】また、後者の方法では、軸やバウンダリー
ボックスの変形によって物体を全体的に大きく変形させ
ることができるが、局所的な細かい変形を行うことがで
きないので、しかも直接的に物体の頂点や辺に対して変
形操作を施すことができないので、変形した後にどのよ
うな形状となるのかをオペレータが想像することが困難
であり、何回も試行錯誤を行わなければ目標とする形状
に変形させることができない。
【0008】本発明は、上述の問題に鑑みてなされたも
ので、局所的な変形及び大域的な変形を同じ操作によっ
て容易に行うことができ、しかもデータ量の多い複雑な
物体を作成し変形する場合でも変形にともなう操作が繁
雑になることがなく滑らかに変形させることのできる3
次元的な物体の変形方法又はモデリングシステムを提供
することを目的とする。
【0009】請求項2の発明は、一か所の変形に対して
対称的な変形を行う場合に、その変形を容易にすること
を目的とする。請求項3及び請求項6の発明は、影響領
域の移動量の設定を容易にすることを目的とする。
【0010】請求項4の発明は、影響領域の設定を容易
にすることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る方
法は、上述の課題を解決するため、図1及び図3に示す
ように、コンピュータグラフィックスを用い、表面が多
数のポリゴンPGにより表される3次元的な物体JTの
変形方法であって、変形領域CERとして設定された1
つ又は複数の各頂点TPを、設定された位置CPTまで
移動させ、前記変形領域CERの周辺において影響領域
EERとして設定された各頂点TPを、設定された変形
量に応じてそれぞれ移動させる方法である。
【0012】請求項2の発明に係る方法は、設定された
対称線・面SLFに対し、前記変形領域CER及び前記
影響領域EERとは対称な領域を、前記変形領域CER
及び前記影響領域EERの変形と対称となるように変形
させる方法である。
【0013】請求項3の発明に係る方法は、前記変形量
を、前記変形領域からの距離に応じて移動量が定まる関
数FTNとして設定する方法である。請求項4の発明に
係る方法は、前記影響領域EERを、当該影響領域EE
Rの設定のための指示の行われている時間に応じて、前
記変形領域CERの外周からその外方へ広がるように設
定する方法である。
【0014】請求項5の発明に係るシステムは、表面が
多数のポリゴンPGにより表される3次元的な物体JT
のモデリングシステム1であって、移動させるべき1つ
又は複数の頂点TPを変形領域CERとして設定する変
形領域設定手段M1と、前記変形領域CERの移動後の
位置CPTを設定する位置設定手段M2と、前記変形領
域CERの周辺において当該変形領域CERと連動して
移動可能とすべき頂点を影響領域EERとして設定する
影響領域設定手段M3と、前記変形領域CERの移動に
ともなう前記影響領域EERの各頂点TPの変形量を設
定する変形量設定手段M4と、前記変形領域CERの各
頂点TPを、設定された位置CPTに移動させる変形領
域処理手段M5と、前記影響領域EERの各頂点TP
を、設定された変形量に応じてそれぞれ移動させる影響
領域処理手段M6と、を有して構成される。
【0015】請求項6の発明に係るシステムでは、前記
変形量設定手段M4は、前記変形領域CPTからの距離
に応じて移動量が定まる特定の関数FTNを設定する関
数設定手段M41と、前記関数FTNのパラメタFPM
を設定するパラメタ設定手段M42とを有し、前記影響
領域処理手段M3は、前記関数FTN及びパラメタFP
Mに基づいて各頂点TPの移動後の位置を算出する位置
算出手段M61を有して構成される。
【0016】
【作用】モデリングシステム1による物体JTの変形方
法を説明する。頂点TP、又は辺や面を指定することに
よって、変形領域CERを設定する。次に、変形領域C
ERの移動後の位置(変形位置)CPTを設定する。そ
して、影響領域EERを設定し、変形量として例えば関
数FTN及びパラメタ(関数パラメタ)FPMを設定す
る。
【0017】そうすると、変形領域CER及び影響領域
EERの各頂点TPの移動量が算出され、その結果に基
づく物体が画面HGに表示される。また、対称線・面S
LFを設定した場合には、設定した変形領域CER及び
影響領域EERに対して対称な領域も変形される。
【0018】なお、請求項5における変形領域処理手段
M5及び影響領域処理手段M6は、変形領域CER及び
影響領域EERの両方の頂点TPを移動させるための変
形処理手段における機能手段である。これらによって頂
点TPを移動させる処理には、例えば物体JTのデータ
を格納したファイルの内容を移動後のデータによって更
新することが含まれる。
【0019】
【実施例】図2は本発明に係るモデリングシステム1の
構成を示すブロック図、図3は画面HGに表示された変
形処理後の物体JTの例を示す図、図4は画面HGに表
示された物体JTの一部の例を示す図、図5は図4の物
体JTを変形処理した後に表示された物体JTを示す図
である。
【0020】図2において、モデリングシステム1は、
処理装置11、入力装置12、記憶装置13、表示装置
14から構成されており、ポリゴンPGにより表される
3次元的な物体JTを表示し変形しながらモデリングを
行うことが可能である。
【0021】入力装置12は、キーボード、マウス、タ
ブレット、スタイラスペンなどであり、オペレータが操
作することによって、各種パラメタの設定のためのデー
タや指令を入力する。記憶装置13には、頂点データD
TPと幾何データDGEとを格納する3Dデータファイ
ル28が設けられている。
【0022】図3及び図4をも参照して、頂点データD
TPは、物体の各頂点TPの3次元の座標(x,y,
z)を示すデータであり、幾何データDGEは、各頂点
TP同士の接続状態を示すデータである。頂点データD
TP及び幾何データDGEによって、3次元的な物体J
Tの形状が定義される。表示装置14の画面HGには3
次元的な物体JTやメッセージなどが表示される。
【0023】処理装置11は、変形形状設定部21、変
形パラメタ設定部22、変形処理部23、表示処理部2
4などを有している。変形形状設定部21は、変形領域
CER及び変形位置CPTを設定し、それぞれを記憶す
るための変形領域記憶部31及び変形位置記憶部32を
有している。
【0024】図4に示されているように、変形領域CE
Rは、物体の変形のために移動させようとする1つ又は
複数の頂点TPを含む領域であり、画面HG上において
入力装置12の操作によって指定される。変形領域CE
Rの指定は、頂点TP、又は辺や面(ポリゴンPG)に
よっても行うことができる。しかし、辺又は面を指定し
た場合でも、モデリングシステム1内における処理は頂
点TPの座標に基づいて行われる。
【0025】変形位置CPTは、変形領域CERを移動
させた後の位置を示すデータであり、例えば、変形領域
CERにおける変形前の1つの頂点TPとそれの変形後
の位置をマウスによりドラッグすることにより設定され
る。
【0026】変形パラメタ設定部22は、影響領域EE
Rを設定してそのデータを記憶する影響領域記憶部3
3、変形量を決定する関数FTN及び関数パラメタFP
Mを設定してそれぞれそのデータを記憶する関数記憶部
34及び関数パラメタ記憶部35、及び対称線・面SL
Fを設定してそのデータを記憶する対称線・面記憶部3
6を有している。
【0027】影響領域EERは、変形領域CERの周辺
において、当該変形領域CERの変形とともに連動して
移動可能とすべき頂点TPを含む領域である。影響領域
EERの設定方法には次に述べる種々の方法がある。
【0028】第1の方法は、変形領域CERの周囲にお
ける頂点TPの個数を指定する方法である。この場合
に、影響領域EERは、指定された頂点TPの個数に応
じて、変形領域CERの周囲に均等に割り当てられる。
【0029】第2の方法は、円の半径rを指定する方法
であり、この場合には、変形領域CERの中心点、例え
ば重心を円の中心として、指定された半径rの円内に含
まれ且つ変形領域CERでない領域が影響領域EERと
して設定される。
【0030】第3の方法は、影響領域EERの幅wを指
定する方法であり、この場合には、変形領域CERの外
周から指定された幅wの距離までの環状の領域が影響領
域EERとして設定される。
【0031】図9はこの第3の方法によって幅wを
「3」と指定して影響領域EERを設定した例を示す。
この例では、中央部の9個の黒点が変形領域CERの頂
点TPであり、その周囲の72個の白点が影響領域EE
Rの頂点TPである。
【0032】第4の方法は、入力装置12の操作によっ
て変形領域CERの周囲を囲む方法であり、囲んだ領域
が影響領域EERとして設定される。第5の方法は、影
響領域EERの設定のための指示の行われている時間を
計測し、その時間に応じて変形領域CERから外方へ広
がる領域を影響領域EERとして設定する方法である。
例えば、マウスのクリック時間を計測し、計測時間に比
例して広がる領域を影響領域EERとして設定する。
【0033】これらのいずれの設定方法においても、設
定される影響領域EERの濃淡、色、輝度などを周辺と
異ならせ、これによってどのような領域が影響領域EE
Rとして設定されるかが明瞭に示される。なお、上述の
変形領域CERについても、その周囲とは容易に識別さ
れるように強調表示されている。
【0034】関数FTNは、変形領域CERの外周から
の距離rに応じて移動量を定めるものであり、関数パラ
メタFPMは、その関数FTNのパラメタである。例え
ば、関数FTNとして次の(1)式が設定されたとす
る。
【0035】 f(r)=dr=〔1/(a・rn )〕×dx ……(1) 但し、dx :変形領域CERの変形量 a,n:パラメタ(n>0) 関数パラメタFPMであるa,nの値に応じて、影響領
域EERは種々の曲線を描いて変化する。nが小さい場
合にはなだらかな変化となって表れ、nが大きい場合に
は急峻な変化となって表れる。
【0036】例えば、図4に示す物体の影響領域EER
は、図6に示すように関数FTN及び関数パラメタFP
Mが設定された場合には、図5に示すようになだらかに
変形される。また、図8に示すように関数FTN及び関
数パラメタFPMが設定された場合には、図7に示すよ
うに急峻に変形される。
【0037】なお、変形領域CERの各頂点TPを移動
させると、影響領域EERの各頂点TPは移動量に応じ
て移動するが、影響領域EERよりも外方の頂点TP
は、仮に関数FTN及び関数パラメタFPMからの計算
によっては移動量があった場合でも、実際には移動する
ことはない。
【0038】対称線・面SLFは、これを設定すること
によって、対称線・面SLFに対し、変形領域CER及
び影響領域EERとは対称な領域を、変形領域CER及
び影響領域EERの変形と対称となるように変形させる
ためのものである。つまり、対称線・面SLFに対して
対称位置にも、変形領域CER及び影響領域EERが設
定されたと同じ効果が生じる。
【0039】したがって、例えば、図3に示すような円
柱状の物体JTにおいて、対称線・面SLFとしてその
中心軸を設定したとすると、設定された変形領域CER
及び影響領域EERにおける変形は、中心軸を対称とし
て反対側にも表れる。
【0040】また、対称線・面SLFが物体の中心位置
から偏心した位置に設定されると、これによる変形は、
対称線・面SLFと変形領域CERとの距離の比に応じ
た量となる。さらに、対称線・面SLFが物体JTの外
側にある場合には、これによる変形は、元に設定された
変形領域CER及び影響領域EERの変形と同じ方向と
なり、したがって図5のように外周面のある部分に凸状
の変形が設定されていた場合には、対称線・面SLFに
よる変形は、外周面の反対側の部分に表れ、且つそれは
凹状となる。
【0041】変形処理部23は、変形領域CERの各頂
点TPを設定された位置に移動させ、且つ影響領域EE
Rの各頂点TPを設定された変形量に応じてそれぞれ移
動させるための処理を行う。変形処理部23には、変化
頂点検出部37及び頂点データ算出部38が設けられて
いる。
【0042】変化頂点検出部37は、影響領域EERに
ある全ての頂点TPを、3Dデータファイル28に格納
されている幾何データDGEに基づいて検出する。頂点
データ算出部38は、関数FTN及び関数パラメタFP
Mに基づいて、変化頂点検出部37により検出した頂点
TPの変形量を算出し、さらにポジションやノーマルベ
クタの計算を行なう。算出された値によって、3Dデー
タファイル28の頂点データDTPを更新する。
【0043】表示処理部24は、入力装置12からの指
示に基づいて、3Dデータファイル28に格納された物
体JTを表示装置14の画面HGに表示するための処理
を行う他、物体の頂点データDTP及び幾何データDG
Eを作成し又は更新するまでの過程において必要な種々
のデータを表示するための処理を行う。
【0044】次に、モデリングシステム1における変形
処理について、フローチャートに基づいて説明する。図
10は変形処理を示すフローチャートである。
【0045】まず、変形領域CERを設定し(#1
1)、変形領域CERの移動後の位置である変形位置C
PTを設定する(#12)。そして、影響領域EERを
設定し(#13)、関数FTN及び関数パラメタFPM
を設定する(#14)。
【0046】その後、各頂点TPの移動量が算出され
(#15)、その結果に基づく物体が画面HGに表示さ
れる(#16)。上述の実施例において、処理装置11
における変形形状設定部21が本発明の変形領域設定手
段M1及び位置設定手段M2に相当し、変形パラメタ設
定部22が本発明の影響領域設定手段M3及び変形量設
定手段M4に相当し、変形処理部23が本発明の変形領
域手段手段M5及び影響領域処理手段M6に相当する。
【0047】上述の実施例によると、物体JTの頂点T
Pの内の移動させたい頂点TPを、変形領域CERとし
て複数個設定することができるので、変形の中心となる
部分の形状を自由に設定することが可能となる。また、
対称線・面SLFを設定することによって、設定した変
形領域CER及び影響領域EERに対して対称な変形を
容易に行うことができる。
【0048】また、変形領域CERとして複数の頂点T
Pを設定することができることと、影響領域EERを設
定することができることによって、同じ操作によって物
体を局所的にもまた大域的にも自由に変形することがで
き、且つその操作が容易である。しかも、1回の操作に
よって大域的な変形を行うことができるから、データ量
の多い複雑な物体を作成し変形する場合でも、変形にと
もなう操作が繁雑になったり操作量が膨大になったりす
ることがない。また、関数FTN及び関数パラメタFP
Mを適当に設定することによって、滑らかな変形や急峻
な変形など種々の変形を容易に行わせることができる。
【0049】また、影響領域EERの設定方法として種
々の方法が可能であるから、変形領域CER又は影響領
域EERの形状や大きさなどに応じて適当な方法を選択
することができ、その設定が容易である。また、特にマ
ウスのクリック時間を計測する方法を選択した場合に
は、操作が極めて容易である。
【0050】上述の実施例において、変形位置CPTを
マウスによりドラッグすることにより設定したが、移動
距離、移動方向、又は移動後の座標などを入力すること
により設定してもよい。
【0051】上述の実施例においては、変形領域CE
R、変形位置CPT、影響領域EER、関数FTNなど
のデータを、処理装置11内におけるメモリに記憶する
こととしたが、これに代えて、又はこれとともに、外部
の記憶装置13に格納してもよい。記憶装置13に格納
されている頂点データDTP及び幾何データDGEを、
処理装置11内のメモリにロードし、ロードされたデー
タを用いてもよい。
【0052】
【発明の効果】本発明によると、局所的な変形及び大域
的な変形を同じ操作によって容易に行うことができ、し
かもデータ量の多い複雑な物体を作成し変形する場合で
も、変形にともなう操作が繁雑になったり操作量が膨大
になったりすることがなく、滑らかに変形させることが
できる。
【0053】請求項2の発明によると、一か所の変形に
対して対称的な変形を行う場合に、その変形を容易に設
定することができる。請求項3及び請求項6の発明によ
ると、影響領域の移動量の設定を容易に行うことができ
る。
【0054】請求項4の発明によると、影響領域の設定
を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明に係るモデリングシステムの構成を示す
ブロック図である。
【図3】画面に表示された変形処理後の物体の例を示す
図である。
【図4】画面に表示された物体の一部の例を示す図であ
る。
【図5】図4の物体を変形処理した後に表示された物体
を示す図である。
【図6】変形領域の外周からの距離に応じた変形量の例
を示す図である。
【図7】図4の物体を変形処理した後に表示された物体
を示す図である。
【図8】変形領域の外周からの距離に応じた変形量の例
を示す図である。
【図9】幅を指定して影響領域を設定した例を示す図で
ある。
【図10】変形処理を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 モデリングシステム JT 物体 PG ポリゴン TP 頂点 CER 変形領域 EER 影響領域 CPT 変形位置 SLF 対称線・面 FTN 関数 FPM 関数パラメタ(パラメタ) M1 変形領域設定手段 M2 位置設定手段 M3 影響領域設定手段 M4 変形量設定手段 M5 変形領域処理手段 M6 影響領域処理手段 M41 関数設定手段 M42 パラメタ設定手段 M61 位置算出手段
フロントページの続き (72)発明者 大江 和久 神奈川県川崎市麻生区万福寺1−2−3 株式会社富士通パソコンシステムズ内 (72)発明者 長井 友一 神奈川県川崎市麻生区万福寺1−2−3 株式会社富士通パソコンシステムズ内 (72)発明者 進藤 秀郎 神奈川県川崎市麻生区万福寺1−2−3 株式会社富士通パソコンシステムズ内 (72)発明者 松本 均 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (72)発明者 太田 雅明 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンピュータグラフィックスを用い、表面
    が多数のポリゴン(PG)により表される3次元的な物
    体(JT)の変形方法であって、 変形領域(CER)として設定された1つ又は複数の各
    頂点(TP)を、設定された位置(CPT)まで移動さ
    せ、 前記変形領域(CER)の周辺において影響領域(EE
    R)として設定された各頂点(TP)を、設定された変
    形量に応じてそれぞれ移動させることを特徴とする3次
    元的な物体の変形方法。
  2. 【請求項2】設定された対称線・面(SLF)に対し、
    前記変形領域(CER)及び前記影響領域(EER)と
    は対称な領域を、前記変形領域(CER)及び前記影響
    領域(EER)の変形と対称となるように変形させる請
    求項1記載の3次元的な物体の変形方法。
  3. 【請求項3】前記変形量を、前記変形領域からの距離に
    応じて移動量が定まる関数(FTN)として設定する請
    求項1又は請求項2記載の3次元的な物体の変形方法。
  4. 【請求項4】前記影響領域(EER)を、当該影響領域
    (EER)の設定のための指示の行われている時間に応
    じて、前記変形領域(CER)の外周からその外方へ広
    がるように設定する請求項1乃至請求項3のいずれかに
    記載の3次元的な物体の変形方法。
  5. 【請求項5】表面が多数のポリゴン(PG)により表さ
    れる3次元的な物体(JT)のモデリングシステム
    (1)であって、 移動させるべき1つ又は複数の頂点(TP)を変形領域
    (CER)として設定する変形領域設定手段(M1)
    と、 前記変形領域(CER)の移動後の位置(CPT)を設
    定する位置設定手段(M2)と、 前記変形領域(CER)の周辺において当該変形領域
    (CER)と連動して移動可能とすべき頂点を影響領域
    (EER)として設定する影響領域設定手段(M3)
    と、 前記変形領域(CER)の移動にともなう前記影響領域
    (EER)の各頂点(TP)の変形量を設定する変形量
    設定手段(M4)と、 前記変形領域(CER)の各頂点(TP)を、設定され
    た位置(CPT)に移動させる変形領域処理手段(M
    5)と、 前記影響領域(EER)の各頂点(TP)を、設定され
    た変形量に応じてそれぞれ移動させる影響領域処理手段
    (M6)と、 を有してなる3次元的な物体のモデリングシステム。
  6. 【請求項6】前記変形量設定手段(M4)は、 前記変形領域(CPT)からの距離に応じて移動量が定
    まる特定の関数(FTN)を設定する関数設定手段(M
    41)と、 前記関数(FTN)のパラメタ(FPM)を設定するパ
    ラメタ設定手段(M42)とを有し、 前記影響領域処理手段(M3)は、前記関数(FTN)
    及びパラメタ(FPM)に基づいて各頂点(TP)の移
    動後の位置を算出する位置算出手段(M61)を有して
    なる請求項5記載の3次元的な物体のモデリングシステ
    ム。
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