JPH0725368Y2 - 太陽電池付き瓦 - Google Patents
太陽電池付き瓦Info
- Publication number
- JPH0725368Y2 JPH0725368Y2 JP1989070086U JP7008689U JPH0725368Y2 JP H0725368 Y2 JPH0725368 Y2 JP H0725368Y2 JP 1989070086 U JP1989070086 U JP 1989070086U JP 7008689 U JP7008689 U JP 7008689U JP H0725368 Y2 JPH0725368 Y2 JP H0725368Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roof tile
- roof
- solar cell
- adhesive layer
- resin adhesive
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)
- Photovoltaic Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、個々の瓦自体に太陽電池が一体的に備えら
れている瓦に関する。
れている瓦に関する。
家屋等の建物をいわゆるソーラーハウス化する手段とし
て、屋根面を構成する瓦に太陽電池を一体的に止着し
て、瓦により太陽光発電設備を構築することが提案され
ており、そのための太陽電池付き瓦Ａとして第５図に示
すように、瓦本体Ｂを光透過性の強化ガラスから製作
し、これの下面に太陽電池Ｃを樹脂接着剤層Ｄに封入し
て接着かつ止着するものが知られている。
て、屋根面を構成する瓦に太陽電池を一体的に止着し
て、瓦により太陽光発電設備を構築することが提案され
ており、そのための太陽電池付き瓦Ａとして第５図に示
すように、瓦本体Ｂを光透過性の強化ガラスから製作
し、これの下面に太陽電池Ｃを樹脂接着剤層Ｄに封入し
て接着かつ止着するものが知られている。
しかし、上記太陽電池付き瓦Ａでは、所要の受光面積を
有した板状の太陽電池Ｃを封入したため、樹脂接着剤層
Ｄの下面も平坦に形成される結果、第７図のように瓦を
重ねて屋根面を葺いた場合、上段側瓦Ａがその樹脂接着
剤層Ｄによって下段側瓦Ａの上に面的に隙間なく密着
し、毛細管現象が発生しやすい状態となり、降雨時に簡
単に雨水を内部に呼びこみ、これにより屋根野地面Ｅ側
を傷める問題があった。
有した板状の太陽電池Ｃを封入したため、樹脂接着剤層
Ｄの下面も平坦に形成される結果、第７図のように瓦を
重ねて屋根面を葺いた場合、上段側瓦Ａがその樹脂接着
剤層Ｄによって下段側瓦Ａの上に面的に隙間なく密着
し、毛細管現象が発生しやすい状態となり、降雨時に簡
単に雨水を内部に呼びこみ、これにより屋根野地面Ｅ側
を傷める問題があった。
この考案は上記問題点に鑑み、瓦重なり部での毛細管現
象を抑えて雨水の浸透を防止する太陽電池付き瓦の提供
を目的としてなされたものである。
象を抑えて雨水の浸透を防止する太陽電池付き瓦の提供
を目的としてなされたものである。
〔課題を解決するに至った技術〕 即ち、この考案の太陽電池付き瓦は、強化ガラス製瓦本
体の下面に太陽電池が樹脂接着剤層に封入され、該樹脂
接着剤層の下面には凹凸部が形成されてなることを特徴
とするものである。
体の下面に太陽電池が樹脂接着剤層に封入され、該樹脂
接着剤層の下面には凹凸部が形成されてなることを特徴
とするものである。
次に、この考案の実施例を説明する。
第１図はこの考案の実施例の底面図、第２図は実施例の
側断面図である。
側断面図である。
この考案の太陽電池付き瓦１は、瓦本体２が強化ガラス
で成形され、その下面に太陽電池３が樹脂接着剤層４に
封入されて止着されており、該樹脂接着剤層４の下面
に、瓦本体２の前後方向に平行するような複数条の横溝
５…が形成され、瓦本体２に釘打ちもしくはネジ止め用
の穴６、６が設けられて構成されている。
で成形され、その下面に太陽電池３が樹脂接着剤層４に
封入されて止着されており、該樹脂接着剤層４の下面
に、瓦本体２の前後方向に平行するような複数条の横溝
５…が形成され、瓦本体２に釘打ちもしくはネジ止め用
の穴６、６が設けられて構成されている。
なお、樹脂接着剤層４下面の凹凸部は第４図のような相
互に交互連通するジグザグ溝７、７であってもよい。
互に交互連通するジグザグ溝７、７であってもよい。
上記のような樹脂接着剤層４の成形と、太陽電池３の封
入は、熱可塑性樹脂を可塑化状態で空気圧調整により脱
気し、瓦本体２に圧着して行なうことが考えられるが、
この際に実施例図面の溝５、７形状を有した金属板を置
いて成形することで、樹脂成形と同時に凹凸部を成形で
き、また樹脂成形後にホットプレスにて凹凸模様をつけ
ることによっても行なえる。
入は、熱可塑性樹脂を可塑化状態で空気圧調整により脱
気し、瓦本体２に圧着して行なうことが考えられるが、
この際に実施例図面の溝５、７形状を有した金属板を置
いて成形することで、樹脂成形と同時に凹凸部を成形で
き、また樹脂成形後にホットプレスにて凹凸模様をつけ
ることによっても行なえる。
この考案の太陽電池付き瓦１を用いて屋根面を葺き上げ
れば、第３図のように上段側瓦１の樹脂接着剤層４が下
段側瓦１に密着しても、この密着面には溝５…があるた
め、侵入する雨水は最初の溝５の部分で止まってそれ以
上毛細管現象で浸透することがない。また、溝５が満杯
になっても次の溝５によってそれ以上の進入は阻止でき
る。これは第４図の溝形状でも同様である。
れば、第３図のように上段側瓦１の樹脂接着剤層４が下
段側瓦１に密着しても、この密着面には溝５…があるた
め、侵入する雨水は最初の溝５の部分で止まってそれ以
上毛細管現象で浸透することがない。また、溝５が満杯
になっても次の溝５によってそれ以上の進入は阻止でき
る。これは第４図の溝形状でも同様である。
この考案は以上のように構成されているから、太陽電池
付き瓦同士の重なり部での毛細管現象をなくし、雨水の
浸入を防止することが可能となり、屋根野地面の傷みを
少なくできる効果を有する。
付き瓦同士の重なり部での毛細管現象をなくし、雨水の
浸入を防止することが可能となり、屋根野地面の傷みを
少なくできる効果を有する。
第１図はこの考案の実施例の底面図、第２図は実施例の
側断面図、第３図は実施例の使用状態説明図、第４図は
他の実施例の底面図、第５図は従来例の底面図、第６図
は従来例の断面図、第７図は従来例の使用状態説明図で
ある。
側断面図、第３図は実施例の使用状態説明図、第４図は
他の実施例の底面図、第５図は従来例の底面図、第６図
は従来例の断面図、第７図は従来例の使用状態説明図で
ある。
Claims (1)
- 【請求項１】強化ガラス製瓦本体の下面に太陽電池が樹
脂接着剤層に封入され、該樹脂接着剤層の下面には凹凸
部が形成されてなることを特徴とする太陽電池付き瓦。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989070086U JPH0725368Y2 (ja) | 1989-06-15 | 1989-06-15 | 太陽電池付き瓦 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1989070086U JPH0725368Y2 (ja) | 1989-06-15 | 1989-06-15 | 太陽電池付き瓦 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH039430U JPH039430U (ja) | 1991-01-29 |
| JPH0725368Y2 true JPH0725368Y2 (ja) | 1995-06-07 |
Family
ID=31605954
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1989070086U Expired - Lifetime JPH0725368Y2 (ja) | 1989-06-15 | 1989-06-15 | 太陽電池付き瓦 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0725368Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-06-15 JP JP1989070086U patent/JPH0725368Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH039430U (ja) | 1991-01-29 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |