JPH07253492A - 能動/受動複合安全系を具備した沸騰水型原子炉 - Google Patents

能動/受動複合安全系を具備した沸騰水型原子炉

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JPH07253492A
JPH07253492A JP6317392A JP31739294A JPH07253492A JP H07253492 A JPH07253492 A JP H07253492A JP 6317392 A JP6317392 A JP 6317392A JP 31739294 A JP31739294 A JP 31739294A JP H07253492 A JPH07253492 A JP H07253492A
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JP
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condenser
water
pool
reactor
flow path
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JP6317392A
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Momtaz M Aburomia
モウムタス・マーディ・アブロミア
Larry E Fennern
ラリー・エドガー・ファンナーン
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General Electric Co
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    • GPHYSICS
    • G21NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
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    • G21C15/00Cooling arrangements within the pressure vessel containing the core; Selection of specific coolants
    • G21C15/18Emergency cooling arrangements; Removing shut-down heat
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 最適の組合せの能動および受動安全系を有す
る沸騰水型原子炉を提供する。 【構成】 一次格納容器(6)、前記一次格納容器によ
って包囲された原子炉圧力容器(2)、前記原子炉圧力
容器内に配置された核燃料炉心(4)、前記一次格納容
器の内部かつ前記原子炉圧力容器の外部に配置された、
水を入れたサプレッションプール(8)、並びに互いに
分離独立した安全装置によって構成されかつ第1および
第2の区分として表わされる少なくとも2つの区分から
成る非常用安全系を含み、前記第1の区分が能動的な構
成要素(12、14、16、18)で構成され、かつ前
記第2の区分が受動的な構成要素(24、26、34、
48、50)で構成される。能動区分と受動区分とを併
用することにより、得られる沸騰水型原子炉は非常用冷
却系のオンライン保守に加えてプラントの信頼度の向上
を達成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】本発明は、主として過熱のために炉心に
損害をもたらすことのある原子炉系の過渡状態または動
作異常に際して沸騰水型原子炉(BWR)の運転を停止
しかつそれを安全な状態に維持するための保護装置に関
するものである。更に詳しく言えば本発明は、BWRに
おける冷却材喪失事故(LOCA)に際して炉心に水を
供給するための非常用炉心冷却装置(ECCS)並びに
原子炉圧力容器(RPV)から漏れ出る蒸気および放射
能を閉込めるための格納装置に関する。
【0002】
【発明の背景】BWRにおいては、従来、事故時の現象
を制御しかつ軽減するための能動安全系が使用されてい
た。それらの現象は小さな破損から設計基準事故にまで
わたっていた。高圧および低圧のポンプ輸送装置から成
る能動安全系は、BWR/4ないしBWR/6安全系製
品ラインの基礎を成すものであった。改良沸騰水型原子
炉(ABWR)においては、N+1能力(すなわち、1
つの区分が故障しても安全上の要求条件を満たし得る能
力)を有する完全に能動的な3区分構成が採用されてい
る。
【0003】上記のごとくに3つの能動区分から成る構
成に対する代替策の1つは、4つの能動区分を使用する
ことである。このような4つの能動区分から成る構成は
余分のECCS装置および支持用補助装置を追加するも
のであって、これは実施すべき保守を増加させる。これ
は、保守を低減させながら安全性を向上させるという目
的に反している。
【0004】3つの能動区分から成る構成に対するもう
1つの代替策は、受動安全系を使用するというものであ
る。完全に受動的な安全系は、BWRにおいて使用する
ために研究されてきた。なぜなら、それらは安全関連装
置の保守および監視試験を低減させるという長所を有す
ると共に、AC電力の必要性を排除してBWRの運転お
よび安全性に関する信頼度を高めるという長所を有する
からである。実際、事故の制御および軽減を行う際に人
的過失の影響を受け難い完全に受動的な安全装置を具備
した簡易化BWR(SBWR)が既に設計されている。
【0005】しかしながら、BWRにおいて完全に受動
的な安全系を使用した場合には幾つかの不利益を生じ
る。たとえば、完全に受動的な安全系を系の分離および
多様性に関する原子力規格に従って設計した場合には、
それの受動性のためにプラントのサイズおよび原価が実
質的に増大する。それ故、BWRに対する受動安全系の
適用は約1000MWeまでの出力を有する小規模およ
び中規模のプラントのみに制限されていた。
【0006】
【発明の概要】本発明は、能動安全系および受動安全系
の利点を併せ持つ改良された原子炉系に関するものであ
る。本発明に従えば、BWRに関する安全上の要求条件
を満たす単一の構造を成すようにして能動安全系および
受動安全系が併用される。更にまた、かかる構成によれ
ば、プラントの運転中に安全装置のオンライン保守を行
うために1つの安全区分を休止させることができる(N
+2能力)。
【0007】本発明の好適な実施の態様に従えば、3つ
の能動区分と第4の受動区分とが組合わされ、それによ
ってN+2能力が達成される。詳しく述べれば、3つの
能動区分(区分I〜III )および第4の受動区分(区分
IV)を有するECCSネットワークが提供される。第4
の区分として受動的なものを選択することにより、安全
系および電源の多様性が実現され、その結果としてプラ
ントの信頼度が高まる。受動安全系に含まれる部品の数
はより少ないから、保守の大幅な増加なしにN+2能力
が達成される。認可の観点から見れば、3つの能動区分
および1つの受動区分から成る構成は、少なくともAB
WRの安全装置を含みながらSBWRの受動安全装置を
導入したものである。
【0008】能動安全系は通常の高圧および低圧安全装
置を含んでいて、それらの動力は原子炉の蒸気から引出
されるか、あるいは現場のディーゼル発電機電力によっ
て支援された外部のAC電力から引出される。能動安全
系の各区分の構成は、公知のABWRの場合と同様であ
る。本発明に基づく受動区分は、プラントの蓄電池母線
から電力供給を受けている。この区分は(後述のごと
く)次のような受動装置を含んでいる。すなわち、短期
および長期の原子炉水供給のための重力駆動冷却系(G
DCS)、一次格納容器冷却系(PCCS)、サプレッ
ションプール(SP)に連結された能動原子炉熱除去用
熱交換器(RHR−HX)に対するバックアップ手段と
しての原子炉熱除去用凝縮器(RHR−CND)、およ
びRHR−CNDをRPVに連結する圧力解放弁(RL
V)が含まれている。PCCSおよびRHR−CNDは
いずれも、ドライウェルの上方の凝縮器プール内に配置
されている。
【0009】単一の構造中において能動安全系と受動安
全系とを併用することによって幾つかの利益が得られ
る。第一に、得られる原子炉系は能動安全系および受動
安全系のそれぞれの長所を併せ持つ。第二に、受動安全
系は能動安全系が動作不能になった場合に負荷を引受け
ると共に、プラントの劣化条件下で負荷を分担する。そ
れ故、受動安全系は能動安全系に対するバックアップ機
能を果たす。第三に、得られる構造はABWRおよびS
BWRにおいて得られた経験に基づいているために実行
可能なものである。最後に、得られる能動/受動複合安
全系の信頼度はABWRの完全に能動的な安全系の信頼
度よりも高い。
【0010】ABWRの能動安全系とSBWRの受動安
全系とを併用して成るBWR構造は、両者の長所を総合
して炉心冷却、原子炉水補給、減圧および最終ヒートシ
ンク(heat sink)に関する多様性を達成する
という点で新しいアプローチを成すものである。更にま
た、本発明の能動/受動複合安全系は第4の受動区分が
与える多様性に基づいてプラントの信頼度の向上をもた
らす。
【0011】本発明に基づく第4の受動区分は、発電所
の機能喪失(ブラックアウト)や原子炉の隔離のごとき
現象の発生に際してRPVのバックアップ減圧並びにバ
ックアップ熱除去および水位制御を可能にするためRL
Vと共に使用される新規な装置としてRHR−CNDを
含んでいる。これは中圧装置であって、それの動作は従
来の隔離凝縮器 (高圧)および受動格納容器冷却系
(低圧)に比べて独特である。
【0012】プラントの稼動性および労働力の利用を改
善するため、ECCSネットワークについてはオンライ
ン保守が望ましいものと考えられる。第4の区分を受動
的なものとすることにより、ディーゼル発電機、サービ
ス装置および部品冷却水装置の数を増加させることなし
にオンライン保守を達成することができる。
【0013】
【好適な実施の態様の詳細な説明】先ず図1を見ると、
本発明の好適な実施の態様に従って3つの能動区分およ
び1つの受動区分を有する能動/受動複合ECCSネッ
トワークが示されている。能動区分は、ABWRの能動
安全系に炉心隔離冷却系(RCIC)または原子炉熱排
出・水位制御系(RHVLC)を具備すると共に、1つ
または2つの高圧炉心注水系(HPCF)を具備したも
のから主として成っている。評価した構成については、
高圧能動装置は設計基準の要求条件を満たす必要がな
い。それ故、本発明に従って3つの能動区分および1つ
の受動区分から成る構成においては、高圧装置は非安全
装置として分類することができる。とは言え、区分III
内にHPCFを設置すれば炉心損傷の頻度を更に低下さ
せることができる。このような場合、能動/受動複合安
全系内における能動装置の数はABWRの場合と同じで
ある。あるいはまた、ABWRのECCS能動安全系を
用いた能動/受動複合ECCSネットワークを使用する
ことも可能である。このような場合には、高圧ECCS
装置のオンライン保守を実施する必要性があるかどうか
に応じ、第3の安全関連HPCFの設置を考慮すると共
に、RCICを非安全装置として分類することができ
る。
【0014】図1に示されるごとく、各々の能動区分
(区分I〜III )はディーゼル発電機10によって駆動
されるポンプ12を具備した低圧注水系(LPFL)を
含んでいる。ポンプ12は、原子炉熱除去用熱交換器
(RHR−HX)14を介してサプレッションプール8
からRPV2に水を輸送する。各々のRHR−HXはま
た、中間熱交換器(RSW−HX)16によって最終の
ヒートシンク(海水、河川水または冷却池)に連結され
ている。各々のRSW−HX用ポンプ(図示せず)は、
それぞれのディーゼル発電機10によって駆動される。
かかるRHR−HX/RSW−HX対は、協力してサプ
レッションプールからRPVに供給される水から熱を除
去する。LPFLはまた、別のモードでも動作する。す
なわち、(1)プール冷却モードにおいてRHR−HXか
らの水をサプレッションプールに戻すための手段(図示
せず)が設けられている。(2) RHR−HXは、ドライ
ウェル温度が高過ぎる場合にドライウェル内に冷却水を
散布するためのドライウェルスパージャ(図示せず)に
連結されている。(3) RHR−HXはまた、ウェットウ
ェル温度が高過ぎる場合にウェットウェルの上方に冷却
水を散布するためのウェットウェルスパージャ(図示せ
ず)にも連結されている。
【0015】能動安全系の区分Iはまた、蒸気タービン
52によって動力供給される高圧ポンプ18を具備した
原子炉熱排出・水位制御系(RHVLC)をも含んでい
る。RHVLCはサプレッションプールから給水管路2
0に水を輸送し、それによって水はRPVに供給され
る。RHVLC用タービン52はまた、蓄電池を再充電
するために使用される発電機(図示せず)をも駆動す
る。あるいはまた、通常のRCIC蒸気タービン系を使
用することもできる。
【0016】能動安全系の区分IIはまた、ディーゼル発
電機によって駆動される高圧ポンプ22を具備した高圧
炉心注水系(HPCF)をも含んでいる。HPCFは、
注水管路を通してサプレッションプールからRPV2に
水を輸送する。受動区分の構成要素としては、GDC
S、PCCS、RHR−CNDおよび圧力解放弁が挙げ
られる。これらの装置の各々を以下に詳しく説明しよ
う。
【0017】GDCSは、LOCAおよび原子炉の減圧
後において原子炉の環状区域に原子炉水を供給するもの
である。GDCSは、LOCA後に炉心に注水して再び
溢水させるために役立つ加圧された短期サブシステム
(GDCS−ST)24と、GDCS−STの排出後に
おいて長期の原子炉水供給をもたらす長期サブシステム
(GDCS−LT)26とから構成されている。これら
のサブシステムは、LOCAおよびそれに続く崩壊熱ボ
イルオフに際して失われる原子炉水を補充するため、活
性炉心領域の上方の位置においてドライウェル内に配置
された水プールから重力の作用下で冷却水を供給する。
GDCS−STは短期の水補給を可能にする一方、GD
CS−LTは長期の炉心崩壊熱ボイルオフ要求条件を満
たすようなLOCA後の長期原子炉水補給を可能にす
る。
【0018】GDCS−ST24は、サプレッションプ
ールと凝縮器プールとの間に配置された(図1に示され
るような)1基のタンクまたは(図5に示されるよう
な)2基以上のタンクから成り得る。GDCS−STお
よびGDCS−LTはいずれも、主蒸気管路28と同じ
領域高さにおいて一次格納容器(PCV)6内に配置さ
れている。図5には、2基のGDCS−LTタンクおよ
び2基のGDCS−STタンクを有するGDCSのPC
V6内における配置状態が示されている。この場合、ド
ライウェル11に対する設備の取出しまたは導入を行う
ための出入口がGDCS−STタンクの間に設けられて
いる。
【0019】(図2に示されるような)GDCS−ST
24は100psiaまで僅かに加圧され、そして低水
位信号によって始動される。このサブシステムは原子炉
の減圧後に動作する。「水位1」信号が受信された後に
GDCS−STタンクからの管路中のスクイブ弁54が
開放されるように時間遅れが設定されている。また、R
PVからGDCS−STタンクへの逆流を排除するた
め、RPVに通じる管路中に逆止め弁56が設けられて
いる。GDCS−STタンクは、燃料棒よりも上方の深
さまでRPVを満たすために十分な量の水を含んでい
る。
【0020】GDCS−LT26は、最初の低水位信号
が受信されてから約1/2 〜3時間の遅れをもって原子炉
水を供給する2基のタンクから成っている。かかる時間
遅れの後、GDCS−LT用スクイブ弁54が電気的に
点火されて開放される。スクイブ弁54が開放される
と、重力水頭によってGDCS−LTタンクからRPV
2内に水が流入する。
【0021】GDCS−LT管路中にはまた、熱作動型
出水弁30と呼ばれる追加の弁が設けられている。この
弁は下部ドライウェル内の温度が所定の閾値を越えて上
昇したときに開放され、それによってGDCS−LTか
らの水がRPVを包囲する下部ドライウェルキャビティ
を満たすことになる。GDCS−STおよびGDCS−
LTは、RPV上の2本のノズルを通してRPVに水を
供給する。各々のRPV注水管路ノズルは、ベンチュリ
管状の限流器(図示せず)を含んでいる。各々の注水管
路中には、開放状態に固定された手動隔離保守弁58が
ノズルの近くに設けられており、またもう1つの同様な
弁が給水源の近くに設けられている。逆止め弁の下流側
に設けられた試験用連結弁60により、燃料交換のため
の運転休止に際して逆止め弁を試験することができる。
【0022】各々のGDCS注水管路中においては、逆
止め弁56はスクイブ(squib)弁54の上流側に
配置されている。スクイブ弁は、運転中に漏れを生じる
ことなく原子炉圧力に耐えるように設計されている。R
PV内の水位が「水位1」に達すると、RPVの減圧が
開始され、またスクイブ弁を作動するGDCS論理回路
中のタイマが始動する。ひとたび作動されると、スクイ
ブ弁はGDCS給水源からRPVへの永久的な開放流路
を与える。
【0023】逆止め弁56は、スクイブ弁が作動された
後においてRPV内の圧力がプールの圧力とそれの重力
水頭との和よりもまだ高い場合、プールへの逆流を防止
するために役立つ。RPV内の圧力がプールの圧力より
も低くなると、差圧が逆止め弁56を開放し、それによ
って水がRPV内に流入し始める。逆止め弁56は、そ
れの両側の差圧がゼロになった場合でも部分的に開放さ
れた状態に維持されるように設計されている。これは、
長期の不使用に際して逆止め弁が閉鎖状態に固着する可
能性を低減させるために役立つ。
【0024】プールの吸水管路は、たとえば大規模な破
損によるLOCAに際してプール内に運び込まれること
のある破片の侵入を防止するための入口ストレーナ(図
示せず)を有している。熱作動型出水弁30は2本のG
DCS−LT下降管路32のそれぞれに連結されてい
て、それらはRPVの下部鏡板が破損して溶融した核燃
料が下部ドライウェルキャビティの床にまで達するよう
な炉心溶融事故に際して下部ドライウェルキャビティに
注水するための手段を提供する。
【0025】(図3に示されるような)PCCS34
は、一次格納容器6を設計基準事故に関する圧力限界内
に維持するものである。この系は能動的に機能する構成
要素を含まない受動系として設計されており、また格納
容器基準激甚事故性能の上限と同等もしくはそれ以上の
条件に対して設計されている。PCCSは自然循環によ
って動作する。最初、PCCSはLOCAに際して格納
容器のドライウェルとサプレッションプールとの間に生
じる差圧によって駆動され、次いで管内において凝縮し
た蒸気の重力排出によって駆動される。従って、それを
機能させるために感知装置、制御装置、論理回路および
動力作動装置は必要とされない。PCCSは安全関連格
納容器の延長部であって、隔離弁は全く含んでいない。
【0026】PCCSは完全に独立した2つの低圧ルー
プから成っていて、各々のループは蒸気を凝縮させかつ
大気に通じる大型の凝縮器プール内の水に熱を伝達する
熱交換器を含んでいる。各々のPCCS凝縮器は(各々
のRHR−CNDと同じく)原子炉建屋内において燃料
プールとほぼ同じ高さに配置された凝縮器プール36の
それぞれの区画室(図6参照)内に沈められている。な
お、凝縮器プール36はドライウェルの上方かつ外部に
配置されている(図1参照)。1つのPCCSユニット
と1つのRHR−CNDユニットとの組合せが、単一の
GDCS−LTユニット内に水を排出するように設計さ
れている。重力駆動プールの水をサプレッションプール
から補給するため、サプレッションプールはLPFLポ
ンプ12を介してGDCS−LTプールに連結されるこ
とがある。
【0027】各々のPCCS凝縮器は、図3に示される
ごとく、凝縮管によって連結された上部ドラムおよび下
部ドラムを有している。蒸気−ガス混合物が管路38を
通してドライウェルからPCCS内に直接に流入するか
ら、いかなる弁も開放する必要はなく、従ってPCCS
は常に「待機」状態にある。次いで、蒸気は凝縮管内に
おいて凝縮し、そして下部ドラムに落下する。下部ドラ
ムからは、非凝縮性ガスはサプレッションプール8内に
沈められた管路40を通して排出することができる。他
方、凝縮した復水はGDCS−LTプール26に排出さ
れる。GDCS−LTプールの気体空間からPCCS凝
縮器に蒸気が流入するのを防止するために役立つ水トラ
ップを形成するため、GDCS−LTプール内の管路中
にはU字形の曲り管42が設けられている。
【0028】PCCS凝縮器からの熱は凝縮器プールの
温度を上昇させ、そして遂にはそれを沸騰させる。こう
して生じた蒸気は原子炉建屋の外部に放出される。PC
CS凝縮器に流入した蒸気が凝縮してGDCS−LTプ
ールに排出されるという連続循環が確立され、それによ
って格納容器の熱が除去される。図3には、GDCS−
LTプールをRPVに連結するGDCS管路がGDCS
の一部を成すものとして示されている。この管路を図3
中に含めた目的は、GDCS−LTプールに流入したP
CCSからの復水が続いてRPVに戻り得ることを示す
ことにある。
【0029】2基のPCCS凝縮器は、2つの全く同じ
モジュールから成っている。これら2基のPCCS凝縮
器は、LOCAの発生後において格納容器の冷却を可能
にすると共に、LOCAの発生後から少なくとも72時
間にわたって格納容器の圧力をそれの設計圧力未満に制
限するために役立つ。PCCS凝縮器は中央に蒸気供給
管を有している。この蒸気供給管の下端は格納容器に開
いており、またそれの上端は2本の枝管を通して2本の
水平ヘッダに連結されている。蒸気は垂直の凝縮管中に
おいて凝縮し、そして生じた復水は2本の下部ヘッダ内
に集められる。各々の下部ヘッダからのガス抜き管路お
よび排水管路は、単一の格納容器貫通穴を通してドライ
ウェルに導かれる。復水はガス抜き管を取巻く環状のダ
クト内に排出され、次いで他方のヘッダからの復水をも
受入れる太い共通排水管路に連結された管路に流入す
る。
【0030】図6に示されるごとく、各々の凝縮器は凝
縮器プール36のそれぞれの区画室内に配置されてい
る。各々のサブループの動作状態に関係なくプール水全
体を十分に利用し得るようにするため、全ての区画室は
それらの下端において連通している。凝縮器プール36
の各々の区画室の底部には、それぞれの区画室を空にし
て凝縮器の保守を可能にするために閉鎖し得る弁が設け
られている。
【0031】凝縮器プールの水は約101℃(214°
F)まで加熱することができる。発生する蒸気は放射能
を持たずかつ発電所の周囲圧力に比べて僅かに正の圧力
を有するが、これは各々のPCCS凝縮器セグメントの
上方の蒸気空間から排出される。かかる蒸気は大径の排
気口46を通して大気中に放出される。過度の水分のキ
ャリオーバおよび凝縮器プールの水の損失を防止するた
め、排気管路の入口には水分分離器が設けられている。
【0032】凝縮器プールの水位を維持するため、いわ
ゆる「補給水脱塩系」(図示せず)から清浄な補給水が
供給される。水位調節は、補給水供給管路中に設けられ
た空気圧弁の使用によって達成される。かかる弁の開閉
は、凝縮器プール内の水位を感知する水位送信機から送
信される水位信号によって制御される。凝縮器プールの
水の冷却または浄化は、燃料および補助プール冷却系
(図示せず)によって達成される。正常なプラント運転
に際して維持する必要のある最低水位よりも上方の位置
において、(相異なる位置に設けられた)複数の吸引管
路が凝縮器プールの側面から水を吸出す。かかる水は冷
却または浄化され、次いで凝縮器プールに戻される。凝
縮器プールの水を再循環させるための帰り管路上には、
LOCA後のプール水補給管路が設けられている。
【0033】図6に示されるごとく、受動区分は凝縮器
プールのそれぞれの区画室内に配置された1対のRHR
−CND48をも含んでいる。かかるRHR−CNDの
1つが図4に示されている。RHR−CND48の動作
は、RPVからの主蒸気管路28に連結された対応する
圧力解放弁50の開放によって開始される。圧力解放弁
50が開放されると、RPV2内の圧力と対応するGD
CS−LTタンク26内の圧力との差により、RPV2
からRHR−CND48に蒸気が流される。この蒸気は
凝縮管中において凝縮し、そして生じた復水はGDCS
−LTプール26に戻される。かかる蒸気の凝縮は凝縮
器プール36を沸点にまで加熱して非放射性の蒸気を発
生するが、この蒸気は原子炉建屋の外部に放出される。
低圧のGDCS−LTがRHR−CND48の下流側に
連結されている結果、RHR−CND48の動作圧は低
圧ないし中圧(すなわち、100〜200psi)の範
囲内にある。RHR−CND48を通しての圧力降下
は、全能力動作時において10〜30psi程度であ
る。RHR−CNDは非安全装置として分類することが
でき、そしてかかるユニットの動作は他の能動装置の複
合破損を伴う緊急状態に対して設計されている。
【0034】図4中に示された圧力解放弁(RLV)5
0は、RPVからの蒸気管路に取付けられたプラント自
動減圧系(ADS)の弁と同様な機能を果たす。この弁
の容量はADS弁の容量の約1/2 である。RLV50は
バックアップ減圧機能を果たすものであって、RHR−
HX14が利用できなくなるか、あるいはサプレッショ
ンプールの温度が安全限界に近づいたような条件下でR
HR−CND48の使用を可能にする。手動操作される
RLV50は、RHR−CNDがそれのMW能力または
設計圧力を越えないように設計する必要がある。RHR
−CNDは、50〜1250psiaの動作圧力範囲内
においてRPVと共に使用することができる。
【0035】RHR−CNDは、主として事故の制御お
よび軽減を行うように設計されている。RHR−CND
に関連する凝縮器プールは、安全関連のプール冷却を必
要としない。RHR−CNDの流量および熱負荷は、R
PVとGDCS−LTとの間における強制差圧によって
調節される。RHR−CNDの強制動作特性は、それの
全能力の利用を可能にすると共に、幾つかの機能の達成
を可能にする。このような機能としては、(1) 制御下に
おける原子炉の減圧、(2) ポンプの故障または高いサプ
レッションプール温度の条件下における能動RHR−H
Xのバックアップ、および(3) GDCS−LTとの協力
下における原子炉水の供給が挙げられる。
【0036】事故の経過に伴い、先ず最初に能動安全系
が動作を開始するが、能動安全系の部品の故障や条件の
悪化が起こると受動安全系が動作するようになる。激甚
事故対策(たとえば、格納容器のガス抜き)は、事故の
経過における最後の手段である。受動安全系は、能動安
全系の動作開始と激甚事故対策との間における緩衝手段
として役立つ。その結果、激甚事故対策の使用を必要と
する激甚事故状態に至る可能性は大幅に低下するのであ
る。
【0037】第4の区分中に含まれる受動装置は、原子
炉水の供給、格納容器の冷却、最終のヒートシンク、原
子炉の減圧および発電所の機能喪失の軽減のごときBW
Rの安全機能を果たす能動装置に対する複数のバックア
ップ手段を提供する。すなわち、GDCS−STおよび
GDCS−LTは原子炉水供給用のLPFLおよびHP
CF/RHVLCに対するバックアップ手段として役立
つ。PCCSおよびRHR−CNDはサプレッションプ
ール/格納容器冷却用のRHR−HXに対するバックア
ップ手段として役立つ。凝縮器プールは最終のヒートシ
ンクに対するバックアップ手段として役立つ。RLVは
原子炉減圧用のADS弁に対するバックアップ手段とし
て役立つ。RLV/GDCS/RHR−CNDは発電所
の機能喪失軽減用のRHVLCに対するバックアップ手
段として役立つ。
【0038】受動装置は、それらの性質上、能動装置よ
りも保守が少なくて済む。ABWRの3つの能動区分に
第4の受動区分を追加することは、ECCSネットワー
クに関するABWRの全保守作業に僅かな影響しか及ぼ
さない。かかる受動区分を使用すれば、ECCSのオン
ライン保守を実施することができる。これは運転停止時
におけるECCS保守作業の低減または排除を可能に
し、その結果として運転停止期間の短縮およびプラント
の稼動性の向上をもたらす。
【0039】受動装置に関する保守作業は、能動装置に
関して必要とされる保守に比べて遥かに少ない。受動装
置の保守は、主として、弁の試験、水あかの蓄積の防止
および詰まりの除去のために役立つ共通注水管路のフラ
ッシング、並びに受動熱交換管の超音波検査から成って
いる。ABWRの3つの能動区分に第4の受動区分を追
加することは、電力供給および部品構造に関する冗長性
および多様性を与え、その結果としてプラントの安全性
の向上をもたらす。詳しく述べれば、かかる受動区分は
追加の原子炉水供給手段(GDCS)および一次格納容
器冷却手段(PCCS)を提供することによってBWR
の設計基準要求条件を満たしながらオンライン保守を可
能にする。かかる受動区分はまた、追加の多様な激甚事
故軽減手段をも提供する。PCCSは炉心損傷の発生後
において格納容器を安定化する。可動部品を含まないP
CCSがPCV内にすることは、格納容器のガス抜きを
低減もしくは回避させることになる。PCCSを使用す
れば、条件付きの格納容器破損の可能性が低くなる。G
DCSは下部ドライウェルへの注水を可能にする。すな
わち、ドライウェル内の温度が所定の閾値まで上昇した
場合に熱作動型出水弁が開放される結果、GDCSタン
クからの水がRPVを包囲する下部ドライウェルキャビ
ティを満たすことになる。RHR−CNDは、発電所の
機能喪失を軽減すると共に、N+2能力を有するような
RHR−HXに対するバックアップ手段を提供するため
に役立つ。受動区分はまた、高圧能動装置を非安全装置
として分類することができる。HPCFおよびRHVL
Cの高圧装置が非安全装置として分類されれば、プラン
トの運転および過渡状態に対する応答が簡略化されるの
である。
【0040】能動/受動複合安全系における受動区分を
1つだけに制限することは、ECCSネットワークの最
適化を可能にすると共に、受動装置の数および寸法を最
小限に抑えるために役立つ。とは言え、GDCSタンク
およびそれに付随した配管を収容するため、PCVの寸
法は僅かに増大させることが必要となる場合がある。ま
た、凝縮器プールを組込むために原子炉建屋の燃料装荷
床の再配置も必要となる。このことを念頭に置けば、プ
ラントの建設費は多少増加するが、建設費の増加は運転
維持費の減少によって少なくとも部分的に相殺されるこ
とが予想されよう。
【0041】上記のごとき本発明の好適な実施の態様
は、例示を目的として開示されたものである。開示され
た構成に対して様々な変形や変更を加え得ることは、B
WRの安全系に精通した当業者にとって自明であろう。
かかる変形や変更の全てが前記特許請求の範囲によって
包括されるものと理解すべきである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な実施の態様に基づく能動/受動
複合安全系を有する原子炉系の略図である。
【図2】本発明の能動/受動複合安全系中に組込まれた
重力駆動冷却系の略図である。
【図3】本発明の能動/受動複合安全系中に組込まれた
一次格納容器冷却系の略図である。
【図4】本発明の能動/受動複合安全系中に組込まれた
原子炉熱除去用凝縮器および圧力解放弁の略図である。
【図5】本発明に従って一次格納容器内に重力駆動冷却
系を配置したところを示す略図である。
【図6】本発明に従ってドライウェルの上方に一次格納
容器冷却系および原子炉熱除去用凝縮器を配置したとこ
ろを示す概念図である。
【符号の説明】
2 原子炉圧力容器 4 核燃料炉心 6 一次格納容器 8 サプレッションプール 12 ポンプ 14 原子炉熱除去用熱交換器 16 中間熱交換器 18 高圧ポンプ 20 給水管路 22 高圧ポンプ 24 重力駆動冷却系の短期サブシステム 26 重力駆動冷却系の長期サブシステム 28 主蒸気管路 30 熱作動型出水弁 32 下降管路 34 PCCS凝縮器 36 凝縮器プール 38 入口管路 40 ガス抜き管路 42 曲り管 44 ガス抜き管路 46 排気口 48 RHR凝縮器 50 圧力解放弁 54 スクイブ弁 56 逆止め弁 58 隔離保守弁

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一次格納容器、前記一次格納容器によっ
    て包囲された原子炉圧力容器、前記原子炉圧力容器内に
    配置された核燃料炉心、前記一次格納容器の内部かつ前
    記原子炉圧力容器の外部に配置された、水を入れたサプ
    レッションプール、並びに互いに分離独立した安全装置
    によって構成されかつ第1および第2の区分として表わ
    される少なくとも2つの区分から成る非常用安全系を含
    む沸騰水型原子炉において、前記第1の区分が能動的な
    構成要素から成り、かつ前記第2の区分が受動的な構成
    要素から成ることを特徴とする沸騰水型原子炉。
  2. 【請求項2】 前記第1の区分が、前記サプレッション
    プールから前記原子炉圧力容器に水を流すことのできる
    流路、前記サプレッションプールから前記原子炉圧力容
    器に前記水を輸送するためのポンプ手段、前記流路中の
    前記水と最終のヒートシンクとの間で熱交換を行わせる
    ための熱交換手段、および緊急状態に応答して前記ポン
    プ手段を駆動するためのディーゼル発電機を含む請求項
    1記載の沸騰水型原子炉。
  3. 【請求項3】 前記第2の区分が、前記炉心よりも高い
    位置に配置された、水を入れた重力作動プール、前記重
    力作動プールから前記原子炉圧力容器に水を流すことの
    できる流路、および前記重力作動プールから前記原子炉
    圧力容器への前記流路を開放して重力の作用下で水を流
    れさせるために前記緊急状態に応答して電気的にトリガ
    されて永久開放状態となる弁を含む請求項1記載の沸騰
    水型原子炉。
  4. 【請求項4】 前記第2の区分が更に、前記重力作動プ
    ールから前記一次格納容器内の下部ドライウェルキャビ
    ティへの下降流路、および所定の温度条件に応答して前
    記下降流路を開放して重力の作用下で水を流れさせるた
    めの熱作動型出水弁を含む請求項3記載の沸騰水型原子
    炉。
  5. 【請求項5】 前記第2の区分が、水を入れた、第1の
    区画室を有する凝縮器プール、前記第1の区画室内にお
    いて水中に沈められた第1の凝縮器、前記一次格納容器
    から前記第1の凝縮器に蒸気を導くための第1の凝縮器
    入口流路、前記第1の凝縮器から前記サプレッションプ
    ールに非凝縮性ガスを導くための第1の凝縮器出口流
    路、および前記第1の凝縮器から復水を排出するための
    第2の凝縮器出口流路を含む請求項1記載の沸騰水型原
    子炉。
  6. 【請求項6】 前記第2の区分が更に、水を入れた、第
    1の区画室を有する凝縮器プール、前記第1の区画室内
    において水中に沈められた第1の凝縮器、前記一次格納
    容器から前記第1の凝縮器に蒸気を導くために役立つ第
    1の凝縮器入口流路、前記第1の凝縮器から前記サプレ
    ッションプールに非凝縮性ガスを導くための第1の凝縮
    器出口流路、および前記第1の凝縮器から前記重力作動
    プールに復水を導くための第2の凝縮器出口流路を含む
    請求項3記載の沸騰水型原子炉。
  7. 【請求項7】 前記第2の区分が、水を入れた、第1の
    区画室を有する凝縮器プール、前記第1の区画室内にお
    いて水中に沈められた第1の凝縮器、前記原子炉圧力容
    器から前記第1の凝縮器に蒸気を導くための第1の凝縮
    器入口流路、前記原子炉圧力容器内の圧力が所定の閾値
    に達したときに前記原子炉圧力容器から前記第1の凝縮
    器への前記第1の凝縮器入口流路を開放するための圧力
    解放弁手段、前記第1の凝縮器から前記サプレッション
    プールに非凝縮性ガスを導くための第1の凝縮器出口流
    路、および前記第1の凝縮器から復水を排出するための
    第2の凝縮器出口流路を含む請求項1記載の沸騰水型原
    子炉。
  8. 【請求項8】 前記第2の区分が更に、水を入れた、第
    1の区画室を有する凝縮器プール、前記第1の区画室内
    において水中に沈められた第1の凝縮器、前記原子炉圧
    力容器から前記第1の凝縮器に蒸気を導くための第1の
    凝縮器入口流路、前記原子炉圧力容器内の圧力が所定の
    閾値に達したときに前記原子炉圧力容器から前記第1の
    凝縮器への前記第1の凝縮器入口流路を開放するための
    圧力解放弁手段、前記第1の凝縮器から前記サプレッシ
    ョンプールに非凝縮性ガスを導くための第1の凝縮器出
    口流路、および前記第1の凝縮器から前記重力作動プー
    ルに復水を導くための第2の凝縮器出口流路を含む請求
    項3記載の沸騰水型原子炉。
  9. 【請求項9】 前記第2の区分が更に、前記凝縮器プー
    ルの第2の区画室、前記第2の区画室内において水中に
    沈められた第2の凝縮器、前記原子炉圧力容器から前記
    第2の凝縮器に蒸気を導くための第2の凝縮器入口流
    路、前記原子炉圧力容器内の圧力が所定の閾値に達した
    ときに前記原子炉圧力容器から前記第2の凝縮器への前
    記第2の凝縮器入口流路を開放するための圧力解放弁手
    段、前記第2の凝縮器から前記サプレッションプールに
    非凝縮性ガスを導くための第3の凝縮器出口流路、およ
    び前記第2の凝縮器から前記重力作動プールに復水を導
    くための第4の凝縮器出口流路を含む請求項6記載の沸
    騰水型原子炉。
  10. 【請求項10】 前記第2の区分が更に、前記第1およ
    び第2の区画室からの蒸気を前記一次格納容器の外部の
    大気中に排出するための手段を含む請求項9記載の沸騰
    水型原子炉。
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