JPH07252135A - 液体洗浄料 - Google Patents

液体洗浄料

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Publication number
JPH07252135A
JPH07252135A JP4280494A JP4280494A JPH07252135A JP H07252135 A JPH07252135 A JP H07252135A JP 4280494 A JP4280494 A JP 4280494A JP 4280494 A JP4280494 A JP 4280494A JP H07252135 A JPH07252135 A JP H07252135A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
silica gel
liquid
present
skin
hair
Prior art date
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Pending
Application number
JP4280494A
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English (en)
Inventor
Yoko Maeba
洋子 前場
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pola Chemical Industries Inc
Original Assignee
Pola Chemical Industries Inc
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Filing date
Publication date
Application filed by Pola Chemical Industries Inc filed Critical Pola Chemical Industries Inc
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Publication of JPH07252135A publication Critical patent/JPH07252135A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 洗浄機能、使用感に優れると共に、安定性に
も優れた皮膚又は毛髪用の液体洗浄料を提供する。 【構成】 皮膚又は毛髪用の液体洗浄料に、シリカゲル
を、好ましくは洗浄料全量に対して0.1〜10重量
%、更に好ましくは1〜3重量%配合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は皮膚又は毛髪用の液体洗
浄料に関し、詳しくはシリカゲルを含有する皮膚又は毛
髪用の液体洗浄料に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、シャワーの普及には著しいものが
あり、これが身体又は毛髪用の洗浄料に1つの革命をも
たらした。従来の洗浄が風呂で長時間身体を暖めて汚れ
を脱離し易くした上で洗浄料により洗浄していたのに対
して、シャワーによる洗浄は洗浄料の洗浄力と温水流の
勢いで洗浄するという洗浄メカニズムによっており、こ
の洗浄メカニズムに適する洗浄料が模索、開発されたた
めである。
【0003】具体的には、身体又は毛髪用の洗浄料は、
従来の固形の脂肪酸石鹸から、硫酸エステル系アニオン
界面活性剤、アマイド系ノニオン界面活性剤、両性界面
活性剤等の複数の界面活性剤を組み合わせた液体洗浄料
へと推移してきた。しかし、この様な複数の種類の界面
活性剤を配合した液体洗浄料は、その洗浄機能の点では
シャワー洗浄によく適応したものであるが、離漿した
り、分離したりと安定性の点で問題を抱えていた。
【0004】そこで、上記問題に対して、増粘剤などを
添加して粘度を上げ、離漿や分離を押さえる等の対策が
とられてきたが、これらの成分を加えると、洗浄後にぬ
めり感が残るという問題や、粘度を上げることによりゲ
ル化が起こり流動性を失ってしまうという問題が新たに
発生し、未だ、安定性、洗浄機能、使用感の3者を十分
に満たす液体洗浄料が得られていないのが現状である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記観点から
なされたものであり、洗浄機能、使用感に優れると共
に、安定性にも優れた皮膚又は毛髪用の液体洗浄料を提
供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上記課題を
解決するために、従来の液体洗浄料の洗浄機能、使用感
を損なわずに安定性を向上させる機能を有する安定剤を
求めて、各種化合物を探索し試行錯誤を繰り返したとこ
ろ、シリカゲルが上記機能を有する安定剤として適して
いることを見出し、本発明を完成させた。
【0007】すなわち本発明は、シリカゲルを含有する
皮膚又は毛髪用の液体洗浄料である。
【0008】<1>本発明に用いるシリカゲル 本発明の皮膚又は毛髪用の液体洗浄料は、安定剤として
シリカゲルを含有する。
【0009】本発明に用いるシリカゲルは、液体洗浄料
に配合して使用感を損ねない程度の大きさの粉体状であ
れば特に制限はないが、液体洗浄料に対する安定性への
寄与から考えると、粒径が50μm以下のもの、好まし
くは0.1〜30μmのもの、更には1〜10μmのも
のがより好ましい。また、従来の液体洗浄料の洗浄機
能、使用感を損なわずに安定性を向上させるという本発
明の安定剤としての作用に影響を与えない範囲であれ
ば、トリメチルシリル化や金属石鹸のコーティング等に
よる表面処理がされているものであっても使用できる。
【0010】本発明に用いるシリカゲルは、上記条件に
合わせて通常の方法により製造することができるが、安
価に入手可能な市販品も多数あるので、これらを用いる
ことも可能である。
【0011】市販品として上記本発明に用いるシリカゲ
ルとしての条件を備えているものとしては、例えば、ア
ルピノン(日本ケミカル社製)、シリカビーズ(日本ケ
ミカル社製)、シリカマイクロビードP1500(触媒
化成社製)、マイコンF(富田製薬社製)、アエロジル
AY200(日本アエロジル社製)、アエロジル972
(日本アエロジル社製)、サイロイド266(富士ディ
ビットソン社製)等が挙げられる。本発明では、これら
のうちの1種を単独で用いることも、2種以上を組み合
わせて用いることも可能である。
【0012】<2>本発明の液体洗浄料 本発明の皮膚又は毛髪用の液体洗浄料は、分離しやすい
成分を含有する可溶化系の液体洗浄料であって、上記シ
リカゲルを安定剤として含有するものである。配合量
は、洗浄料全量に対して0.1〜10重量%であること
が好ましく、1〜3重量%であることがより好ましい。
配合量が0.1重量%未満であると、十分な安定性が得
られないことがあり、また、10重量%を越えると、ケ
ーキング等を起こしかえって安定性が損なわれる場合が
ある。シリカゲルを最適の範囲である1〜3重量%で配
合すれば、特に安定性に優れた液体洗浄料が得られる。
【0013】本発明の皮膚又は毛髪用の液体洗浄料に
は、上記シリカゲルの他に、一般に皮膚又は毛髪用の液
体洗浄料に用いられる水性成分、オイル、ワックス、ア
ルコール類、粉末成分、アニオン界面活性剤、ノニオン
界面活性剤、両性界面活性剤、非イオン界面活性剤、キ
レート剤、パール化剤、抗酸化剤、防腐剤、pH調整
剤、保湿剤、増粘剤、色剤、ホルモン類、核酸類、抗炎
症剤、紫外線吸収剤、ビタミン類、香料等を配合するこ
とができる。
【0014】本発明の液体洗浄料の剤型は、分離しやす
い成分、例えば、パール化剤のように相溶性のよくない
成分等を含有する可溶化系のものであれば特に限定され
ないが、例えば、ボディーシャンプー、シャワーソー
プ、ヘアーシャンプー、液体洗顔料等、通常の皮膚又は
毛髪用の液体洗浄料として用いられいるものが挙げられ
る。これら液体洗浄料は、シリカゲルを配合する以外
は、通常の液体洗浄料と同様の方法で製造することがで
きる。
【0015】
【作用】本発明の皮膚又は毛髪用の液体洗浄料は、シリ
カゲルを配合することにより、温度にあまり依存しない
粘度を持つことになり、安定性が著しく向上する。ま
た、液体洗浄料にシリカゲルを添加しても、従来の増粘
剤のように使い心地や洗浄力に悪い影響を与えるという
ことはなく、そればかりか、シリカゲルに余分な皮脂が
吸着することで、洗い上りがさっぱりするといった好ま
しい使用感や、油汚れ等が落ち易くなるといった優れた
洗浄力が得られることになる。
【0016】
【実施例】以下に、本発明の実施例を説明する。尚、以
下の実施例においてシリカゲルとして、富士ディビット
ソン社製のサイロイド266及び日本アエロジル社製の
アエロジル972を用いた。
【0017】
【実施例1〜4】 ボディーシャンプー 表1の処方成分を秤込み80℃で加熱溶解させた後、冷
却してボディーシャンプーを得た。また、実施例1〜3
のシリカゲルを水に置き換えた処方成分を同様に処理し
て比較例1〜3のボディーシャンプーを得た。
【0018】
【表1】
【0019】<本発明の液体液体洗浄料の評価>上記各
実施例及び比較例で得られたボディーシャンプーについ
て、安定性試験及び実使用試験を行い、安定性、使用
感、洗浄力を評価した。
【0020】(1)安定性試験 上記実施例1〜3及び比較例1〜3のボディーシャンプ
ーについて、40℃における安定性を調べた。結果を表
2に示す。
【0021】
【表2】
【0022】この結果から明らかなように、シルカゲル
を含有しない比較例のボディーシャンプーが、1ヶ月で
パール分離あるいは分離を起こしているのに比べ、本発
明のボディーシャンプーは、2ヶ月経っても異常を認め
ず、非常に優れた安定性を有する。
【0023】(2)実使用テスト 専門パネラー12名に、実施例1及び比較例1のボディ
ーシャンプーを使用してもらい、使用感及び洗浄力につ
いてのアンケート調査を行った。結果を表3に示す。
【0024】
【表3】
【0025】この結果から明らかなように、本発明のボ
ディーシャンプーは、シリカゲルを含有しない比較例の
ボディーシャンプーに比べて、使用感、洗浄力共に優れ
ている。また、比較例のボディーシャンプーには増粘剤
を配合していないにもかかわらず、本発明のボディーシ
ャンプーの方が使用感、洗浄力に優れていることがわか
る。
【0026】
【発明の効果】本発明の皮膚又は毛髪用の液体洗浄料
は、洗浄力、使用感が優れると共に、安定性にも優れて
いる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリカゲルを含有する皮膚又は毛髪用の
    液体洗浄料。
  2. 【請求項2】 前記シリカゲルの含有量が洗浄料全量に
    対して0.1〜10重量%であることを特徴とする請求
    項1記載の液体洗浄料。
  3. 【請求項3】 前記シリカゲルの含有量が洗浄料全量に
    対して1〜3重量%であることを特徴とする請求項1記
    載の液体洗浄料。
JP4280494A 1994-03-14 1994-03-14 液体洗浄料 Pending JPH07252135A (ja)

Priority Applications (1)

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JP4280494A JPH07252135A (ja) 1994-03-14 1994-03-14 液体洗浄料

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JP4280494A JPH07252135A (ja) 1994-03-14 1994-03-14 液体洗浄料

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JPH07252135A true JPH07252135A (ja) 1995-10-03

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ID=12646157

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JP4280494A Pending JPH07252135A (ja) 1994-03-14 1994-03-14 液体洗浄料

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JP (1) JPH07252135A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011225548A (ja) * 2010-03-30 2011-11-10 Agc Si-Tech Co Ltd 洗浄剤組成物用スクラブ剤および洗浄剤組成物
JP2014070021A (ja) * 2012-09-27 2014-04-21 Mandom Corp 皮膚洗浄剤組成物及び皮膚洗浄剤

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011225548A (ja) * 2010-03-30 2011-11-10 Agc Si-Tech Co Ltd 洗浄剤組成物用スクラブ剤および洗浄剤組成物
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