JPH07252119A - アミノアルキルチオ置換ジヒドロキシベンゼン及び酸化剤による毛染法 - Google Patents

アミノアルキルチオ置換ジヒドロキシベンゼン及び酸化剤による毛染法

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JPH07252119A
JPH07252119A JP6340744A JP34074494A JPH07252119A JP H07252119 A JPH07252119 A JP H07252119A JP 6340744 A JP6340744 A JP 6340744A JP 34074494 A JP34074494 A JP 34074494A JP H07252119 A JPH07252119 A JP H07252119A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 能率を改善し、必要な時間を短縮し、毛に所
望の天然に近い色合い及び色調を与え、そして不利な点
を有する過酸化水素を使用しない毛染組成物、方法及び
キットを提供する。 【構成】 (a)着色に有効な量の特定のアミノエタン
チオ置換ジヒドロキシベンゼン、並びに(b)過ヨウ素
酸塩、ヨウ素酸塩、フェリシアニド又は過硫酸塩の酸化
剤を含む永久的に毛を染めるための水性酸化組成物、そ
れを使用する方法及びキットに関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、毛を染めるための組成
物、方法及びキットに関する。さらに特に、本発明は、
選択されたアミノエタンチオ置換基により置換された或
るジヒドロキシベンゼンの混合物を酸化して、ヒトの毛
を着色するためのフェオメラミン(phaeomela
nin)、トリコクロム(trichochrome)
及び同様な化合物を生成させる、毛を染める方法に関す
る。本発明は、又毛染の方法を行うための組成物、並び
にキットの形で売られている包装された反応物に関す
る。
【0002】
【従来の技術】最近の毛染は、1950年代のその初め
から今日まで進歩してきており、それは、シャンプー及
びコンディショナーの次に、毛のカテゴリーにおいて三
番目の大きな製品のタイプである。広い範囲の毛染又は
着色料が開発されており、その多くは、酸化剤例えば過
酸化水素による選択された有機化合物又は化合物の組合
せの酸化を含む。かかる化合物と使用される他の周知の
酸化剤は、過硼酸塩、過硫酸塩、及び過ハロゲン酸塩
(perhalate)、特に過ヨウ素酸塩を含む。こ
れらの酸化剤は、一般にアンモニウム塩として又はアル
カリ金属の塩として使用される。この開発の途中で、1
種又はそれ以上の酸化可能な基体への酸化剤の適用性
は、同じ又は表面的に同様な酸化剤が、ヒトの毛に所望
の色の変化を達成するために、他の酸化可能な基体に有
用であろうという予想を許さないことを学んだ。開発さ
れてきた多数の毛染組成物及び方法にかかわらず、当業
者は、毛染方法の能率を改善し、必要な時間を短縮し、
毛に所望の色合い及び色調を与え、そして毛に又はそれ
が接触する皮膚に損傷を与えるかもしれない過酸化水素
の使用を避ける方法及び組成物を常に探している。
【0003】
【発明の概要】約2−11のpHでの選択されたアミノ
エタンチオ置換ジヒドロキシベンゼンの水性の毛染方法
が、ヒトの毛に非常に望ましい永久的な色合い及び色調
を達成するように実施できることが、見出された。本発
明の実施により達成される重要な利点の中で、最も顕著
なものの一つは、酸化が過酸化酸素の使用なしに達成さ
れ、それによりこの酸化剤の周知の不利な点を避けるこ
とである。他のものは、アラニル置換化合物の或るもの
例えばシステニル置換化合物例えば3,4−ジヒドロキ
シフェニルアラニン及びその類似体、同族体及び誘導体
は、ヒトのメラニン生成における周知の中間体であるこ
とである。それらは、そのため、毒性学的に許容可能で
あり、そして天然の色調を生成することが予想される。
さらに、他の利点は、酸化反応の最終生成物の少なくと
も或るものが、天然の赤及び黄のピグメントであるトリ
コクロム又はフェオメラニンと同じ又は密接に関係して
いることが予想されることである。従って、本発明の実
施により、今まで当業者に見出されなかった天然にみえ
る赤及び黄の毛の色調を達成できる。
【0004】本発明の方法は、今まで知られている限
り、毛の着色剤としてコントロールされた条件下フェオ
メラニン、トリコクロム及び同様な化合物を製造及び利
用する初めての実地的なやり方である。方法は、従っ
て、メラニン及びメラニン様ピグメントを生成する酸化
方法により達成される着色である黒又は褐色以外の天然
の色にメラニンの化学を拡大する。これらの「メラニ
ン」色における変化は、今まで、毛染調節剤例えばカプ
ラー及び/又は一次中間物の使用を必要としてきた。本
発明のアミノエタンチオ置換ジヒドロキシベンゼンによ
り、もし天然の色の全部のスペクトルを達成することが
可能であり、そしてこのスペクトルは、以下に説明され
るように、色調節剤の使用によりかなり拡大できる。本
発明により使用される置換されたジヒドロキシベンゼン
化合物は、酸化閉環によりベンゾチアジン及びベンゾチ
アジン様化合物を形成する。閉環の説明は、以下に示さ
れる。
【0005】
【化7】
【0006】これらの反応は、本発明の着色ピグメント
への原料の転化及びそれらの酸化転化で生ずる反応の経
過における最初の反応を説明する。これは、フェオメラ
ニン、トリコクロム及び同様なピグメントの榎雑な混合
物と理解される最終の着色されたピグメントへの本発明
の置換ジヒドロキシベンゼンの変換における第一の段階
と思われる。最終のピグメントが形成される反応の順序
は、完全には理解されていない。ベンゾチアジンは、隣
接する水素原子又はヒドロキシル基を含む閉環の機構に
より形成されることが分るだろう。もし閉環が、隣接す
る水素原子又は隣接するヒドロキシル基の何れかを含む
機構により生ずるならば、後者は主な反応であろう。或
るジヒドロキシ異性体が1種より多いベンゾチアジンを
生成することも明らかであろう。そのため、最終のピグ
メント混合物が非常に複雑であり、そしてもし最初の毛
染組成物が1種より多い置換ジヒドロキシベンゼンを含
むならば、さらにそうなることは、容易に明らかであ
る。本発明の組成物が広い範囲の毛染剤を達成するため
に使用できることも明らかであろう。本発明の方法で利
用される置換ジヒドロキシベンゼンは、周知であるか、
又は従来のやり方を使用して入手可能な原料から容易に
製造できる。例えば、Gazz.Chim.Ital.
120(1)、21、1990;同上、97(10)、
1451、1967;同上、98(4)、495、19
68;Experientia33(8)、1118、
1977;J,Heterocycl.Chem.7
(3)、555(1970);Tetrahedron
46(19)、6831、1990及びこれらに引用さ
れている参考文献参照。これらの引用の全ては、特に参
考文献としてここに挿入される。本発明の実施に有用な
アミノエタンチオ置換ジヒドロキシベンゼンは、式(l OORであり、RはH又はCOORであり、R
、R、R及びRは、同一又は異なってもよく、
H、C−Cアルキル又はC−Cヒドロキシアル
キルであり、R及びRは、同一又は異なってもよ
く、アルカリ金属、H又はC−Cアルキルであり、
nは0又は1である)である。式(2)(式中、n=0
であり、Rは−SCHCHNHであり、R
は、水素である)の化合物の合成は、p−ベンゾキノ
ンへの2−アミノエタンチオールの付加により達成され
る。
【0007】式(1)(式中、n=0であり、Rは−
SCHCHNHであり、Rは、水素である)の
化合物の合成は、1,2−ジヒドロキシ−3−メルカプ
トベンゼンのアミノエチル化により製造された。この後
者の化合物は、チオ尿素の存在下のo−ジヒドロキシベ
ンゼンのフェリシアニド酸化、次に加水分解により製造
された。式(1)(式中、n=0であり、Rは−SC
CHNHであり、Rは、水素である)の化合
物は、o−ベンゾキノンへの2−アミノエタンチオール
の付加により達成した。式(1)及び(2)により示さ
れる他の化合物は、同様に製造される。米国特許第36
90810及び3817995号は、毛染ピグメントを
生成するために、従来の一次中間物例えばp−トルエン
ジアミン又は2,5−ジアミノ−4−メチルアニソール
による或る予め形成された5−又は7−ヒドロキシ−
1,4−ベンゾチアジンの酸化的カップリングにより、
毛が染められる毛染のやり方を記述している。この毛染
技術は、原料化合物としてベンゾチアジンの使用を必要
としている。特に記載され説明されている唯一の酸化剤
は、過酸化水素である。本発明の毛染方法は、約2−1
1のpHで水性媒体中で選択されたアミノエタンチオ置
換ジヒドロキシベンゼン及び無機酸化剤を酸化すること
による、水性毛染組成物の製造を含む。組成物は、着色
に有効な量の毛染トリコクロム、フェオメラニン又は同
様なピグメントをもたらすに十分な酸化が毛に生じて毛
を永久的に染めるやり方で、毛に適用される。組成物
は、ピグメントの殆どが毛に形成されそして毛がそれに
より永久的に染められる速度で、接触時間中毛中に拡散
する。毛上の毛染組成物の全接触時間は、通常、1時間
以下、概して約5−50分間、好ましくは5−30分間
である。
【0008】「永久」により、従来の界面活性剤含有シ
ャンプーによる洗髪により除かれない色を意味し、永久
性は、それらの分子のサイズからみて毛の軸から形成さ
れたピグメントが拡散できないことをに起因する。「適
用」により、毛の色の変化を行うのに十分な量で、毛の
上又は毛と接触する直前に形成される本発明の組成物と
染められるべき毛との接触を意味する。トリコクロム
は、一般に黄又は赤として特徴付けられる多環ピグメン
トである。それらの数種は周知であり、そしてアルカリ
性条件下で赤の毛及び羽毛から抽出されている。フェオ
メラニンは、フェオメラニン形成細胞に見出される赤褐
色の窒素及び硫黄を含む高分子のピグメントである。そ
れらは、チロシンのチロシナーゼ酸化そして次のシステ
インとの反応に由来する。トリコクロム、フェオメラニ
ン及び同様な化合物は、本発明の最終生成ピグメントで
ある。これらの用語及びそれらの意味は、たとえ生成物
特に本発明に従って直接染料、一次中間物及び/又はカ
プラーと酸化工程中に形成される中間物との反応により
形成されるものの或るものの正確な化学的同等性が、精
密に知られていないか又は理解されていないとしても、
当業者により十分に理解されていると思われる。本発明
の酸化組成物を形成するのに使用されるアミノエタンチ
オ化合物は、式(1)及び(2)で示される。 であり、RはH又はCOORであり、R、R、R
及びRは、同一又は異なってもよく、H、C−C
アルキル又はC−Cヒドロキシアルキルであり、
及びRは、同一又は異なってもよく、アルカリ金
属、H又はC−Cアルキルであり、nは0又は1で
ある。着色に有効である置換ジヒドロキシベンゼンの量
は、経験又は二三の簡単なテストの何れかから当業者に
より容易に評価できる多くのファクターに依存する。こ
れらのファクターは、例えば、所望の色、選択された1
種以上の着色剤、処理されるべき毛の初めの色、pH、
使用される補助的着色剤などを含む。概して、しかし、
本発明の組成物は、約0.1−10重量%、好ましくは
0.1−2%の着色剤即ち置換ジヒドロキシベンゼンを
含むだろう。本明細書で規定された重量%は、すべて組
成物の全重量に基づく重量%である。
【0009】本発明で使用される酸化剤は、アンモニウ
ム塩及びアルカリ金属好ましくはナトリウム又はカリウ
ムを含む過ヨウ素酸塩、ヨウ素酸塩、フェリシアニド又
は過硫酸塩の酸化剤から選択できる。本発明で好ましい
酸化剤は、過ヨウ素酸ナトリウム及びヨウ素酸ナトリウ
ムである。ナトリウム塩は、それらが容易に入手可能で
ありそして容易に水に可溶なため、好ましい。選択され
た酸化剤は、有用な量の毛染剤を生ずるに十分な量で使
用されるだろう。概して、それは、大体の化学量論的当
量から適度なモル過剰に変化するだろう。量は、厳密を
要することなく、そしてもちろん選択された酸化剤に依
存する。反応媒体のpHが、反応中に変化する限り、必
要なpHを維持するために十分な量のpHコントロール
剤を反応媒体中に提供することが望ましい。本発明の方
法では、好ましいpHは、選択された酸化剤、及び染め
るやり方(1段階の染め又は2段階の染め)に依存す
る。過硫酸塩は通常アルカリ性pHで最適であるが、過
ヨウ素塩及びヨウ素塩は、広いpH範囲(pH2−1
1)で使用できる。過ヨウ素塩酸化剤では、好ましいp
H範囲は、pH5−8である。フェリシアニドは、pH
6−11、好ましくは7−9で使用される。本発明の組
成物におけるpHのコントロールのための試薬は、無機
塩例えば炭酸塩及び重炭酸塩に基づくものを含む種々の
従来の緩衝剤を含む。pHコントロール剤は、又所望の
pHを維持するために毛染組成物に広く使用される有機
化合物を含む。これらは、例えばアミン例えばアンモニ
ア、2−アミノ−2−メチルプロパノール及びモノエタ
ノールアミンと組み合わさった脂肪酸特に長鎖モノカル
ボン酸又はジカルボン酸例えば二量体酸、リノレン酸又
はステアリン酸を含む。両方のタイプの試薬は、pHコ
ントロール剤として本発明で使用される。
【0010】本発明の毛染方法では、選択されたアミノ
エタンチオ置換ジヒドロキシベンゼンは、選択された酸
化剤の存在下選択されたpHで水性組成物中で毛に適用
され、そして着色に有効な量のビグメントが形成される
のに十分な時間毛と接触して維持される。前述したよう
に、着色に有効なピグメントの殆どは、それが永久的な
色の変化を明らかにするように、毛中で形成されねばな
らない。置換ジヒドロキシベンゼン分子は、それが酸化
剤及び水性担体とともに毛の房中に拡がるに十分なほど
小さいと考えられる。しかし、形成するトリコクロム及
びフェオメラニン及び同様な化合物は、それらが毛の房
内に捕らえられるようになり、それにより永久的な色を
与えるほど大きな分子である。かなりの量の酸化が生じ
た後毛染組成物を毛に適用することは、ピグメントが毛
中に拡散せずそして次の洗髪中に大部分はぎ取られるの
で、好適ではない。上述のように、トリコクロム及びフ
ェオメラニンは、酵素により触媒化される生化学的方法
により生体中に形成される高分子ピグメント化合物の群
である。例えば、フェオメラニンは、酵素チロシナーゼ
の存在下システイン及びチロシンの反応により由来す
る。生成物の或るものの正確な化学的同等性は、精密に
は知られていない。最終生成物の形成の機構は、複雑で
ありそして完全には知られていない。本発明の方法は、
自然の生化学的方法ではなく、むしろ選択された有機酸
化剤により或るアミノアルキルチオ置換ジヒドロキシベ
ンゼンを酸化することにより、その方法の真似(疑いな
く不完全に)である。それ故、本発明の方法により得ら
れるフェオメラニン及びトリコクロムは、自然で得られ
ることのできるトリコクロム及びフェオメラニン群の化
合物を含むばかりでなく、生化学的方法により得ること
のできない同様な化合物を含むことは、当業者に明らか
であろう。本発明は、さらに、色調節剤を使用すること
により最終のピグメントを修飾する能力を毛染をする人
にもたらし、その使用は、追加の発色団がピグメント化
合物上に提供される程度に中間の化学反応を変更すると
思われる。「接触時間」は、その用語がここで使用され
るとき、反応体の混合から毛からの除去の期間である。
【0011】所望の結果を達成するために使用できる本
発明のやり方に多数の変化が存在する。これらは、例え
ば、1段階及び2段階の方法、並びに酸化後の方法を含
む。1段階又は同時のやり方では、選択されたpHにお
ける水性媒体中の毛染剤及び酸化剤の混合物は、所望の
結果を行うに十分な酸化生成物が形成されるまで、処理
されるべき毛との接触して維持される。毛は、次にリン
スされ乾燥される。2段階又は連続する方法では、選択
されたpHにおける水性媒体中の着色剤は、毛に適用さ
れ、そして約1−30分間好ましくは10−20分間放
置されてピグメントプレカーサーを毛の房中に拡がらせ
る。酸化剤の希釈された水溶液は、次に所望の着色が得
られるまで、さらに1−20分間好ましくは2−10分
間毛と接触させられる。毛は次にリンスされ乾燥され
る。酸化後のやり方は、高度の染めが望まれるとき、使
用される。それは、1段階方法の次に使用できる。好ま
しい酸化剤は、過ヨウ素酸ナトリウムであるが、他の酸
化剤も使用できる。やり方の本質は、1段階の方法の適
用後、毛は、好ましくはリンス後、再び酸化剤により処
理される。酸化後処理の目的は、最初の処理中に毛の房
中に拡がったが、永久的な着色ピグメントに転化されな
い全てのピグメントプレカーサーの有用なピグメントへ
の転化を完了させることである。方法は、実施例36に
示される。本発明の他の局面は、1種又はそれ以上の直
接染料、一次中間物、カプラー、システイン及びこれら
の混合物からなる群から選ばれる毛の色調節剤の酸化混
合物への任意の配合である。好ましい調節剤は、特にも
し酸化剤がフェリシアニドであるならば、ジヒドロキシ
フェニルアラニン(ドーパ)又は他のドーパ物を含む。
方法は、実施例35に示される。これらの成分は、存在
するとき、ピグメントの生成中形成される中間化合物と
少なくとも一部反応し、それにより最終的に得られるピ
グメントに追加の着色の特徴を与えると思われる。これ
らの色調節剤が使用されるとき、反応混合物中の酸化剤
の量は、これらの混合物の酸化に提供されるために増加
する。それは、それらの或るものが、主要な反応のシー
ケンスの中間物と反応するよりむしろ通常のやり方で直
接酸化されるからであろう。これらの補助的な着色剤の
使用により、広い範囲の色合い、色調及び色彩が達成で
きることは、当業者に明らかであろう。
【0012】用語「ドーパ物」は、ドーパそれ自体、並
びにドーパの同族体、類似体及び誘導体を含む。それ
は、例えば、システニルドーパ、アルキル基中に1−4
個、好ましくは1−2個の炭素原子を有するアルファア
ルキルドーパ、エピネフリン及びアルキル基中に1−6
個、好ましくは1−2個の炭素原子を有するドーパアル
キルエステルを含む。毛の色調節剤の濃度は、通常、約
10mg/mLより少なく、そして好ましくは約0.0
1−約5mg/mL、最も好ましくは約0.05−約2
mg/mLで反応媒体中に存在する。これらの成分の量
は、主要なピグメントの形成を妨げるほど多くあっては
ならない。即ち、本発明の方法は、毛の色調節剤による
中間反応生成物の一部のみの反応を考慮している。広い
範囲の直接染料、一次中間物及びカプラーは、当業者に
とり周知であり、そして本発明で使用できる。本発明で
好ましい一次中間物及びカプラーは、以下のものを含
む。 一次中間物:p−フェニレンジアミン、p−アミノフェ
ノール、o−アミノフェノール、N,N−ビス(2−ヒ
ドロキシエチル)−p−フェニレンジアミン。カプラ
ー:2,5−ジアミノピリジン、p−トルエンジアミ
ン、レゾルシノール、m−アミノフェノール、1−ナフ
トール、5−アミノ−o−クレゾール、2−メチルレゾ
ルシノール、N−アセチルドーパ、4,6−ジ(ヒドロ
キシエトキシ)−m−フェニレンジアミン、m−フェニ
レンジアミン。好適な直接染料は、例えば、ニトロ染
料、アゾ染料及びアンスラキノン染料を含む。本発明の
方法で使用できる他の任意の調節剤は、アミノ酸システ
インである。この化合物の使用は、以下の実施例19−
23に説明されている。それは、所望の毛の色を達成す
るために、他の調節剤と実質的に同じ濃度で使用され
る。システインが操作する正確な機構は不明である。そ
れは、恐らくチオ基を経てベンゼン環上で置換するだろ
う。
【0013】本発明に従って形成されるピグメントは、
上記の米国特許第3690810及び3817995号
のやり方に従って形成されるものとは完全に異なること
は、理解されるだろう。これらの特許では、やり方は、
選択された5−又は7−ジヒドロキシベンゾテンゼンが
一次中間物とカップリングし、カップルした生成物は酸
化されるやり方である。本発明の方法では、色調節剤例
えばカプラー又は一次中間物が使用されるとき、選択さ
れたヒドロキシ置換ベンゾチアジンが酸化され、そして
形成された生成物(中間物又はフェオメラニンプレカー
サー)は色調節剤と反応してトリコクロム又はフェオメ
ラニン様ピグメントを形成する。本発明の種々の記載さ
れた態様は、又毛染組成物中に、1種又はそれ以上の成
分を含み、それらは、使用者により水性の反応混合物中
に混合されるための以下にさらに詳しく記述されるキッ
トの1個又はそれ以上の追加の容器に提供されるか、又
はもし互いに混和できるならば、上記の酸化剤又は着色
剤プレミックス溶液中に配合される。これら成分は、酸
化性毛染組成物に通常使用される周知の従来の添加物例
えば有機溶媒、シックナー、毛のシャフトの浸透を助け
る界面活性剤、pH調節剤、抗酸化剤、香料及びキレー
ト化剤を含む。本発明の方法で使用される毛染組成物
は、共溶媒として有機溶媒を含むことができる。有機溶
媒は、組成物の成分の溶解を助け、そして概して約30
%まで、好ましくは約15%までの量で存在する。所望
の範囲は、約0.1−約15%、最も好ましくは約1−
10%である。好適な溶媒は、一価及び多価のアルコー
ル例えばエチルアルコール、イソプロピルアルコール、
プロピレングリコール、ベンジルアルコールなど、そし
てグリコールエーテル例えば2−ブトキシエタノール、
エチレングリコールモノエチルエーテル及びジエチレン
グリコールモノエチルエーテルである。共溶媒は、酸化
剤により僅かに最小限で酸化されるか、又は好ましくは
酸化抵抗性であるものである。
【0014】本発明の毛染組成物で使用される界面活性
剤は、アニオン性、非イオン性、カチオン性、両性又は
双性イオン性である。種々のタイプの界面活性剤の例示
として、以下のものが挙げられる。高級アルキルベンゼ
ンスルホネート、アルキルナフタレンスルホネート、ア
ルコール及び多塩基酸のスルホン化エステル、タウレー
ト、脂肪族アルコール硫酸エステル、枝分れ鎖又は二級
アルコールの硫酸エステル、アルキルジメチルベンジル
アンモニウムクロリド、脂肪酸又は脂肪酸混合物の塩、
N−オキシアルキル化脂肪酸アルカノールアミドなど。
特定の界面活性剤の例として以下のものが挙げられる。
ナトリウムラウリルスルフェート、ポリオキシエチレン
ラルリルエステル、ミリスチルスルフェート、グリセリ
ルモノステアレート、トリエタノールアミンオレエー
ト、パルミチンメチルタウリンのナトリウム塩、セチル
ピリジニウムクロリド、ラウリルスルホネート、ミリス
チルスルホネート、ラウリン酸ジエタノールアミド、ポ
リオキシエチレンステアレート、エトキシル化オレイル
ジエタノールアミド、水素化タローのポリエチレングリ
コールアミド、ステアリルジメチルベンジルアンモニウ
ムクロリド、ドデシルベンゼンナトリウムスルホネー
ト、p−ドデシルベンゼンスルホネートのトリエタノー
ルアミン塩、ノニルナフタレンナトリウムスルホネー
ト、ジオクチルナトリウムスルホサクシネート、ナトリ
ウムN−メチル−ミ−オレオイルタウレート、ナトリウ
ムイソチオネートのオレイン酸エステル、ナトリウムド
デシルサルフェート、3−ジエチルトリデカノール−6
−サルフェートのナトリウム塩など。界面活性剤の量
は、広い範囲、例えば組成物の重量の約0.05−15
%そして好ましくは0.10−5%にわたって変化でき
る。アニオン性及び非イオン性界面活性剤は、概して乳
化剤として使用されるが、カチオン性界面活性剤は、毛
に毛のコンディショニングの利益を与えるのに有用であ
る。アニオン性及びカチオン性の界面活性剤がともに配
合されるときには、ともに混和されない可能性からみ
て、注意が必要である。キレート剤及び金属イオン封鎖
剤は、例えばエチレンジアミン四酢酸、クエン酸ナトリ
ウムなどを含み、そしてもし使用されるならば、約1%
以下の量で存在できる。
【0015】濃厚化剤は、又本発明の毛染組成物に配合
でき、それは、毛染に通常使用されるものの1種又は数
種である。これらは、アルギン酸ナトリウム又はアラビ
アガム、又はセルロース誘導体例えばメチルセルロース
例えばMethoce1 60HG、又はカルボキシメ
チルセルロースのナトリウム塩、又はヒドロキシエチル
セルロース例えばCellosize QP−40又は
アクリル酸重合体例えばポリアクリル酸ナトリウム塩、
又は無機のシックナー例えばベントナイトのような製品
により例示される。この濃厚化剤の量は、又広い範囲例
えば20%のような多さでも変化できる。元来、それは
組成物の重量の約0.1−5%に及ぶだろう。組成物の
粘度は、約1−約100000cpと変化することがで
きる。代表的なローション処方では、組成物の粘度は、
約100−約10000cpであり、その粘度で組成物
は流下又は滴下することなく毛に適用できる。任意の成
分のリストは、制限することを目的とするものではな
い。毛染組成物に含まれる他の好適な助剤は、Zvia
k、The Science of Hair Car
e(1986)及びBalsam及びSagarin、
Cosmetics:Science and Tec
hnology、2巻(2版、1972)に記載されて
いる。本発明の方法は、キットの形で包装された別々の
容器に予め計測された反応体を入れることにより、好都
合に実施できる。使用者は、本発明の選択されたやり方
に従って毛に適用されるための反応体を混合するだけで
よい。方法を実施するのに特別な経験は必要とせず、従
って製品及び方法は、素人による家庭内の使用、並びに
専門家によるサロンの使用に等しく適していることは明
らかであろう。有利なことには、キットの形の製品は、
貯蔵に安定であり、そのため、或る毛染組成物に要求さ
れる配慮例えば嫌気条件下の貯蔵なしに、小売に適して
いる。
【0016】本発明のこの局面に従って提供されるキッ
トは、酸化可能な着色剤を含む第一の容器、並びに酸化
剤を含む第二の容器を含む。緩衝剤は、第三の容器に個
々に包装されるか、又はそれは、第一又は第二の容器に
存在できる。選択された調節剤は、本発明の基本的な毛
染剤と混合されるか、又は別の容器に存在する。キット
は、これらの溶液の製造のための或る量好ましくは予め
計量された量の乾燥粉末を含む一群を含むが、それらを
溶液として提供するのがより好都合である。その上、予
め計量された量の成分を含む溶液は、消費者によるそれ
らの正確な使用を助ける。任意の成分を含む1個又はそ
れ以上の追加の容器は、キットで提供できる。任意の成
分は、又何等かの不混和性がないならば、上記の容器の
溶液内に含まれる。消費者は、記述された指令に従っ
て、好適には水溶液として、又は乾燥粉末及び水とし
て、キットの成分を混合して水性の反応混合物を得る。
混合は、キットとともに又はキット以外に供給される別
の容器で行われるか、又は混合のために十分な上部空き
高をもたらすように適合されたキットの容器で行うこと
ができる。反応体は、又使用者の毛で混合できる。反応
は、混合により始まる。毛染剤は、次にここに記載した
ように酸化し、それにより永久的な毛の色が得られる。
所望の毛の色合いに達した後、最も好ましくは約30分
以内であるが、毛に適用された毛染組成物は、好ましく
は従来のシャンプーにより除かれる。
【0017】
【実施例】以下の本発明を制限をしない実施例は、説明
のためにのみ示される。実施例では、色は、標準のHu
nter Tristimulus値を利用して評価さ
れる。Hunterの方法では、パラメータa及びb
は、正又は負であり、毛の着色の条件を規定する。従っ
て、a値が正になればなるほど、毛の赤みは大きくな
り、一方a値が負ではa値は緑を示す。同様に、正のb
値は、黄色を示し、一方負のb値は、青を表す。Lパラ
メータは、色の強度の目安であり、そして絶対の黒の0
から絶対の白の100の値を有する。一般に、約15以
下のL値を有する毛は、黒と考えられ、一方約60のL
値は白である。L値のスケールは、線状ではなく、むし
ろS字状である。ヒトの目に明らかな0に近いそして1
00に近い毛の色の強度は、L値における単位の変化に
より最小限変化する。約20から約50の値の間で、毛
の色の強度は、L値における単位の変化により顕著に変
化する。従って、Hunter値は、ヒトの目が色の変
化を認めることができる領域で、より敏感である。
【0018】実施例1−31 以下の表は、以下の化合物を利用して本発明の組成物及
び方法により達成できた成功した結果を示す。
【0019】
【化8】
【0020】
【化9】
【0021】
【化10】
【0022】
【化11】
【0023】
【化12】
【0024】
【化13】
【0025】
【化14】
【0026】
【表1】
【0027】
【表2】
【0028】2段階染めは、以下の通り行われた。着色
剤の水溶液を、表に示した濃度で製造し、そしてpHを
NaHNO又はモノエタノールアミンにより特定の値
に調節した。溶液を毛に適用し、10分間放置し、毛を
5分間過ヨウ素酸ナトリウムの1%水溶液と接触させ、
リンスし、そして乾燥した。1段階染めは、以下の通り
行われた。2段階方法におけるように調節された特定の
pHの着色剤(濃度は表参照)及び過ヨウ素酸ナトリウ
ム(0.4%)を含む水溶液(表参照)。毛を10分間
組成物と接触させ、リンスし、そして乾燥した。実施例
12、13、16−25、28−30では、指示された
調節剤が、補助的着色剤として添加された。もし2段階
方法で使用されるならば、調節剤は、毛に適用される第
一の溶液に存在した。
【0029】実施例 32 20mgの4−S−システアミニルカテコール塩酸塩
(実施例1−31からの化合物C0.09mモル)及び
18mgのナトリウム(0.09mモル)を、5mLの
水に溶解した。溶液は、白色の毛に適用され、10分間
放置した。溶液のpHは、初めに約4.5であり、処置
の終には約5.0であった。毛をリンスし、熱により乾
燥した(ヘアドライヤー)。毛は淡い赤みがかった褐色
の色に染まった。 Hunter Tr.値、前:L70.3、a−0.
5、b18.7 Hunter Tr.値、後:L35.1、a 8.
7、b 6.1 赤褐色
【0030】実施例 33 20mgの4−S−システアミニルカテコール塩酸塩
(0.09mモル)、59mgのカリウムフェリシアニ
ド(0.18mモル)及び35mgの重炭酸ナトリウム
を5mLの水に溶解した。溶液のpHは、約7.6であ
った。溶液を白色の毛に適用し、10分間放置した。毛
をリンスし、熱により乾燥した(ヘアドライヤー)。毛
は赤褐色に染まった。 Hunter Tr.値:L24.8、a8.7、b
4.9 赤褐色
【0031】実施例 34 20mgの4−S−システアミニルカテコール塩酸塩
(0.09mモル)、21mgの過硫酸ナトリウム
(0.09mモル)及び35mgの重炭酸ナトリウムを
5mLの水に溶解した。溶液のpHは、約7.6であっ
た。溶液を白色の毛に適用し、10分間放置した。毛を
リンスし、熱により乾燥した(ヘアドライヤー)。毛は
淡い赤褐色に染まった。 Hunter Tr.値:L35.0、a11.7、b
7.3 赤褐色
【0032】実施例 35 10mgの4−S−システアミニルカテコール塩酸塩
(0.045mモル)、9mgのドーパ(0.045m
モル)、59mgのカリウムフェリシアニド及び35m
gの重炭酸ナトリウムを5mLの水に溶解した。溶液の
pHは、約7.8であった。溶液を白色の毛に適用し、
20分間放置した。毛をリンスし、熱により乾燥した
(ヘアドライヤー)。毛は赤みがかった褐色に染まっ
た。 Hunter Tr.値:L27.5、a8.6、b
6.3 赤みがかった褐色
【0033】実施例 36 一房の白色の毛を、実施例35におけると同じように処
理したが、但しリンス後そして乾燥前に毛を2分間1%
過ヨウ素酸ナトリウムの水溶液に曝した。熱による乾燥
(ヘアドライヤー)後、毛は暖かい感じの褐色を有し
た。 Hunter Tr.値:L23.3、a5.6、b
6.5 暖かい感じの褐色
【0034】実施例 37 20mgの4−S−システアミニルカテコール塩酸塩
(0.09mモル)、36mgのヨウ素酸ナトリウム
(0.18mモル)及び10mgの重炭酸ナトリウム
を、5mLの水に溶解した。溶液のpHは、7.2であ
った。白色の毛をこの溶液により10分間処理し、水に
よりリンスし、ヘアドライヤーにより乾燥した。毛はマ
ホガニー色に染まった。 Hunter Tr.値、染め前:L67.1、a−
0.6、b18.5 Hunter Tr.値、染め後:L35.4、a1
1.2、b7.7

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)約2−11のpHを有しさらに
    (i)着色に有効な量の以下の構造式 【化1】 【化2】 であり、RはH又はCOORであり、R、R、R
    及びRは、同一又は異なってもよく、H、C−C
    アルキル又はC−Cヒドロキシアルキルであり、
    及びRは、同一又は異なってもよく、アルカリ金
    属、H又はC−Cアルキルであり、nは0又は1で
    ある)を有するアミノエタンチオ置換ジヒドロキシベン
    ゼン、並びに(ii)過ヨウ素酸塩、ヨウ素酸塩、フェ
    リシアニド又は過硫酸塩の酸化剤を含む水性酸化組成物
    を毛に適用する段階、及び (b)所望の色を達成するために組成物を毛中に残存さ
    せることにより毛を永久的に着色する段階を含む毛を永
    久的に着色する方法。
  2. 【請求項2】 組成物は、さらに、直接染料、一次中間
    物、カプラー、システイン、並びにドーパ、C−C
    アルファアルキルドーパ、エピネフリン、ドーパのC
    −Cアルキルエステルからなる群から選ばれるドーパ
    種、並びにこれらの混合物からなる群から選ばれる色調
    節剤を含む請求項1の方法。
  3. 【請求項3】 酸化組成物は、アミノエタンチオ置換ジ
    ヒドロキシベンゼン及び酸化剤の逐次添加により毛に形
    成される請求項1の方法。
  4. 【請求項4】 酸化組成物は、アミノエタンチオ置換ジ
    ヒドロキシベンゼン及び酸化剤の同時添加により毛に形
    成される請求項1の方法。
  5. 【請求項5】 酸化剤は、過ヨウ素酸ナトリウムである
    請求項3の方法。
  6. 【請求項6】 酸化剤は、過ヨウ素酸ナトリウムである
    請求項4の方法。
  7. 【請求項7】 酸化剤による後酸化段階をさらに含む請
    求項4の方法。
  8. 【請求項8】 (a)着色に有効な量の以下の構造式 【化3】 【化4】 であり、RはH又はCOORであり、R、R、R
    及びRは、同一又は異なってもよく、H、C−C
    アルキル又はC−Cヒドロキシアルキルであり、
    及びRは、同一又は異なってもよく、アルカリ金
    属、H又はC−Cアルキルであり、nは0又は1で
    ある)を有するアミノエタンチオ置換ジヒドロキシベン
    ゼン、並びに(b)過ヨウ素酸塩、ヨウ素酸塩、フェリ
    シアニド又は過硫酸塩の酸化剤を含む永久的に毛を染め
    るための水性酸化組成物。
  9. 【請求項9】 直接染料、一次中間物、カプラー、シス
    テイン、並びにドーパ、C−Cアルファアルキルド
    ーパ、エピネフリン、ドーパのC−Cアルキルエス
    テルからなる群から選ばれるドーパ種、並びにこれらの
    混合物からなる群から選ばれる色調節剤をさらに含む請
    求項8の組成物。
  10. 【請求項10】酸化剤は、過ヨウ素酸ナトリウムである
    請求項8の組成物。
  11. 【請求項11】複数の容器を単一のパッケージに有する
    毛を永久的に染めるための毛染キットにおいて、キット
    は、(a)着色に有効な量の以下の構造式 【化5】 【化6】 であり、RはH又はCOORであり、R、R、R
    及びRは、同一又は異なってもよく、H、C−C
    アルキル又はC−Cヒドロキシアルキルであり、
    及びRは、同一又は異なってもよく、アルカリ金
    属、H又はC−Cアルキルであり、nは0又は1で
    ある)を有するアミノエタンチオ置換ジヒドロキシベン
    ゼンを含む第一の容器、並びに(b)過ヨウ素酸塩、ヨ
    ウ素酸塩、フェリシアニド又は過硫酸塩の酸化剤を含む
    第二の容器を含み、さらに前記の第一の容器又は前記の
    第二の容器の任意の一つ又は第三の容器にpHコントロ
    ール剤が存在し、キット中に含まれる該pHコントロー
    ル剤の量は、第一及び第二の容器の内容物又は第一、第
    二及び第三の容器の内容物が混合されるとき、約2−1
    1のpHをもたらすのに十分であり、キット中のアミノ
    エタンチオ置換ジヒドロキシベンゼン及び酸化剤の量
    は、容器の内容物が混合されそして毛に適用されると
    き、毛の永久的な染めを行うのに十分である毛染キッ
    ト。
  12. 【請求項12】酸化剤を含む容器以外の容器中に、直接
    染料、一次中間物、カプラー、システイン、並びにドー
    パ、C−Cアルファアルキルドーパ、エピネフリ
    ン、ドーパのC−Cアルキルエステルからなる群か
    ら選ばれるドーパ種、並びにこれらの混合物からなる群
    から選ばれる色調節剤をさらに含む請求項11の毛染キ
    ット。
  13. 【請求項13】酸化剤は、過ヨウ素酸ナトリウムである
    請求項11のキット。
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