JPH07251441A - 押出ブロー成形法による熱可塑性材料製中空体製造装置 - Google Patents

押出ブロー成形法による熱可塑性材料製中空体製造装置

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JPH07251441A
JPH07251441A JP7041384A JP4138495A JPH07251441A JP H07251441 A JPH07251441 A JP H07251441A JP 7041384 A JP7041384 A JP 7041384A JP 4138495 A JP4138495 A JP 4138495A JP H07251441 A JPH07251441 A JP H07251441A
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JP
Japan
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blow molding
hollow body
blow
manufacturing apparatus
molding unit
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JP7041384A
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Erich Kiefer
キーフェル エーリッヒ
Karsten Friedrichs
フリートルッヒ カルステン
Klaus Baltes
バルテス クラウス
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Kautex Maschinenbau GmbH
Krupp Kautex Machinenbau GmbH
Original Assignee
Kautex Maschinenbau GmbH
Krupp Kautex Machinenbau GmbH
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Publication date
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    • B29C49/00Blow-moulding, i.e. blowing a preform or parison to a desired shape within a mould; Apparatus therefor
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    • B29C49/30Blow-moulding apparatus having movable moulds or mould parts
    • B29C49/32Blow-moulding apparatus having movable moulds or mould parts moving "to and fro"
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    • B29C49/02Combined blow-moulding and manufacture of the preform or the parison
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    • B29C49/02Combined blow-moulding and manufacture of the preform or the parison
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    • B29C49/041Extrusion blow-moulding using an accumulator head
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Abstract

(57)【要約】 【目的】2つのブロー成形ユニットから中空体を取り外
す共通の単一位置を用意するよう構成された連続押出法
により特に大型の中空体を熱可塑材料から製造する押出
ブロー成形装置を提供する。 【構成】2つのブロー成形ユニットと押出システムを備
え、押出ブロー成形法により熱可塑材料から中空体を製
造する装置。金型を開いたままプレフォームの受取位置
と中空体の取外位置との間で各ブロー成形ユニットが移
動可能である。この装置では、各ブロー成形ユニット
は、まず特定位置から取外位置へ1つの方向に移動し、
取外位置に到達した後で金型が開かれる。その後、金型
内で先に形成された中空体が取り外され、金型を開いた
まま別方向への移動動作によりブロー成形ユニットがプ
レフォームの受取位置に移動する。この受取位置は、特
定位置から取外位置への移動経路に対して側方にずれた
位置にある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、押出ブロー成形法によ
り熱可塑材料から中空体を製造するための装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば缶や自動車用タンクのような比較
的大きい中空体を製造する場合、少なくとも2つのブロ
ー成形金型を押出ヘッドに連係させることは公知であ
り、従来から実施されている手法である。これらのブロ
ー成形金型は、押出ヘッドから押し出されるプレフォー
ム(パリソン)を受け取るために、例えば、押出ヘッド
の下部の受取位置へ選択的に移動する。この作業におい
ては、各ブロー成形金型が押出ヘッドに対して相対移動
できるように配置されていることが必要であり、例え
ば、1つのブロー成形金型にプレフォームが受け取られ
たら、このブロー成形金型を、押出ヘッドの下部のスペ
ースを他のブロー成形金型による次のプレフォームの受
け取りのために開放すべく移動して、押出ヘッドから離
すようにする必要がある。
【0003】プレフォームの連続押出しにおいて、押出
ヘッド下部の受取位置と、そこから離れてブロー成形金
型の分離面にほぼ平行な位置との間でブロー成形金型を
移動させることは通常一般的に行われていることであ
る。ブロー成形の二つ割り金型が対称形状である場合、
金型分離面は鋳型の垂直な対称面であって、いずれにせ
よ金型開閉移動の方向に対しては平行ではなく、ほぼ直
交する方向の面である。受取位置と、そこから離れて上
記の面にほぼ平行な位置との間でブロー成形金型を移動
させるので、ブロー成形金型の2つの部分を開いた状態
のまま受取位置に移動することにより、所要長さのほぼ
主要分が既に押し出されつつあるプレフォームを横切っ
てこれら2つの部分を導くことができる。この点に関連
して、ブロー成形金型を円弧軌跡に沿って移動すること
もでき、この場合の円弧の半径は、上述の要件を満たす
ことができるよう寸法が定められている必要がある。勿
論、連続押出法では、例えばグリッパー装置によって受
取位置から或る距離に隔置されている押出ヘッドからプ
レフォームを取り外し、更に受取位置でこのプレフォー
ムをブロー成形金型内に導き入れるなど、特別な付加工
程を実施しない限り、ブロー成形金型と受取位置にある
プレフォームとの間での移動は制約されることになる。
したがって、このような動作態様を採用するときには、
押出ヘッドは受取位置あるブロー成形金型の上方に間隔
をあけて配置され、この間隔はプレフォームの目標長
さ、即ち基準長さにほぼ相当している。
【0004】プレフォームの連続押出を受けるべきブロ
ー成形金型の移動を実行する際の係る制約は、ブロー成
形金型の中で膨張されて形成される中空体を取り外すた
めの作業を、2つのブロー成形金型に共通でしかも各ブ
ロー成形金型が選択的に占めることのできるような位置
では行うことができないという欠点を伴う。従来技術に
よる装置で通常実施されている手法では、中空体の取り
外しに際して各ブロー成形金型が異なった位置を占め、
その結果、中空体を取り外すためだけでなく、取り外し
た中空体を下流に配置されている処理ステーションに更
に移送するために必要とされる装置を二重に設置しなけ
ればならない。従って、移送距離や取外装置および下流
側の移送装置等は不可避的に中空体のサイズに合わせな
ければならないので、設備に要する費用が中空体のサイ
ズとともに大幅に増大する。
【0005】特に自動車用燃料タンクの如く比較的大き
なサイズの中空体を取り扱う場合、プレフォームを受け
取るために金型が閉止する前に幾つかの部品をブロー成
形金型の中に導き入れることがしばしば必要である。金
型の中に導き入れられたこれらの部品は、中空体の形成
のためのプレフォームの膨張工程中に金型内で中空体に
接合される。これらの部品は、例えばタンク内に取り付
けられる構成要素である。勿論、これらの部品は外側に
取り付けられる補強部品であってもよい。いずれにせ
よ、金型が閉止される前に金型内に導き入れなければな
らないこのような部品を使用する場合、これらの部品を
最新の注意を払って且つ極めて短時間内にブロー成形金
型内に正しく位置決めしなければならず、これは実際面
で非常に重要なことである。また、これまでに払われて
きた努力は、2つのブロー成形金型に対して共通の1つ
の位置ステーションを使用し、このステーションで金型
内に導入すべき部品を準備して、それにより前記の作業
工程に必要な装置の重要部材を2つのブロー成形ユニッ
トで共同使用できるようにすることでもあった。
【0006】アキュムレーター、即ち貯蔵ヘッドを使用
した非連続的な押出では、2つのブロー成形ユニットの
移動については自由度が大きいので、連続押出について
上述した制約と欠点が現れることは少ない。2つのブロ
ー成形ユニットが共通のステーションを備え、このステ
ーションに設けられた各ブロー成形ユニットから中空体
を取り外すようにすることも可能である。似たような考
えは、ブロー成形金型の中へ中空体と接合されるべき部
品を導入する作業についても当てはまる。しかしなが
ら、両方のブロー成形ユニットに対して例えば中空体を
取り外す動作を行う1つの共通の位置ステーションを設
けるような配置構成をとる場合、非連続押出では幾つか
の特定の条件を満たすことが必要となる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の主目的は、少
なくとも2つのブロー成形ユニットと、少なくとも1つ
の押出ヘッドを有する押出システムとを備えて押出ブロ
ー成形により熱可塑性材料から中空体を製造するための
装置として、連続押出においてもこれら2つのブロー成
形ユニットに対してブロー成形ユニットから中空体を取
り外すための単一のステーションを配置することができ
るように構成された特に大型の押出ブロー成形装置を提
供することである。この装置は、2つの位置、即ち取外
位置と供給位置とが合致可能であっても、中空体に接合
されるべきインサート部品をブロー成形金型内へ供給す
る作業が2つのブロー成形ユニットに共通の単一位置で
行われる場合にも適用される。本発明の別の目的は、装
置のすべての部分に容易に接近可能で、メインテナンス
を容易に行うことができるように構成された上記の種類
の中空体製造装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、少なくとも2つのブロー
成形ユニットと、少なくとも1つの押出ヘッドを有する
押出システムとを備えた形式の押出ブロー成形による熱
可塑性材料製中空体製造装置、特に、各ブロー成形ユニ
ットは開放状態のブロー成形金型がプレフォームを受け
取るための受取位置と膨張された中空体をブロー成形金
型から取り外すための少なくとも1つの別の位置との間
で移動可能であり、各ブロー成形ユニットの少なくとも
1つのブロー成形金型は少なくとも2つの部分に分割さ
れており、ブロー成形金型の各分割部分は互いに隔置さ
れる開放状態と互いに当接する閉止状態との間で往復動
可能であり、ブロー成形金型の各分割部分の互いに向か
い合った側の面により金型のキャビティが画定され、キ
ャビティの輪郭はプレフォームを内圧の上昇により膨張
させた中空体の外形に対応しており、ブロー成形金型の
各分割部分は前記開閉動作を生ぜしめる駆動システムに
より往復動することが可能であるように構成された中空
体製造装置において、各ブロー成形ユニットが、まず第
1の移動動作により前記取外位置とは少なくとも1つの
方向に離れている別位置から前記受取位置と連係してい
る前記取外位置に移動されて該取外位置に到達した後に
開放状態とされ、しかる後、ブロー成形金型内で既に成
形された中空体が取り出されてから、ブロー成形金型を
開放状態のまま第2の移動動作により別の方向に移動さ
せて受取位置へ達するように適合され、この受取位置は
ブロー成形ユニットを前記第1の移動動作により前記取
外位置へ移動させるための移動径路に対して横向きに離
れていることを特徴とするものである。
【0009】
【作用】この装置を使用すれば、1つの位置ですべての
ブロー成形ユニットのブロー成形金型から中空体を容易
に取り外すことが可能であるとともに、コンベヤ・ベル
ト等の手段により前記取外位置から離れる方向きに中空
体を案内することが可能である。同様の考えは、インサ
ート部品を供給する場合にも当てはまる。言い換えれ
ば、従来公知の装置と比較して、膨張した中空体の取り
外しと移送に必要な手段を1つの位置に集中させること
ができる。同様の構成は、取り付けるべき補足部品を供
給し、この補足部品を金型内に導入する手段にも当ては
まる。本発明のその他の特徴は、請求項2〜26に記載
されている通りである。
【0010】以下の説明のなかで「ブロー成形金型」と
「ブロー成形」に言及するときは、2つ以上のブロー成
形キャビティが各ブロー成形金型に形成されている可能
性があるものと理解すべきである。したがって、「押出
ヘッド」という用語は、押出ヘッドが複数の排出開口を
備えていて、排出開口の数がブロー成形キャビティの数
に一致しているものと理解すべきである。
【0011】「ブロー成形ユニット」という用語には、
例えば、ブロー成形金型の各部を担持する構造、駆動手
段、ブロー成形金型部品の開閉動作の同期装置、吹込用
マンドレルやチューブ、或いはブロー成形金型の中でプ
レフォームを膨張させるために圧縮空気を供給するその
他の手段などを包含する。
【0012】本明細書中で使用されている「連続押出」
という用語は、押出工程が短期間中断される可能性があ
ることを排除する意図を含むものではない。この用語で
表現されている場合は、特別な注意を払わない限り、ブ
ロー成形金型が例えば押出ヘッドの下方の受取位置に移
動された時点で、プレフォームに対するブロー成形金型
の最適配置により、例えばブロー成形金型各部の前記配
置線に沿ってブロー成形金型が少なくとも1つのプレフ
ォームにぶつかり、受取位置への移動に際してはブロー
成形金型の各部がプレフォームを越えて案内されること
を意味するものと解釈すべきである。
【0013】特に、多層壁または積層壁を有する中空体
を製造する際には、プレフォームの連続押出法の利用が
ますます増加している。この場合、やはり多層構造また
は積層構造のプレフォームが同時押出法(コエクストル
ージョンプロセス)により製造される。バッチ式押出法
の場合、プレフォーム及びそれに関連してプレフォーム
から製造される製品の各層の一様且つ円滑な成形のため
に、同時押出法の実施に際しては特別な注意を払う必要
がある。このような補足的な措置が要求される理由は、
バッチ式押出加工に際して、押出システム、即ち押出貯
蔵ヘッド及び該ヘッドに連係した押出機の中で圧力変動
が生じ、このような圧力変動が生じるとプレフォームの
各層を形成する材料の分散が不均一となるからである。
これに対し、連続押出法を用いる場合は、押出機と押出
ヘッドから成るシステム全体は、システムの圧力と流速
がごくゆっくりと限られた狭い範囲内で変化するだけで
あるので、なんら困難を伴うことなく長い期間にわたっ
て一定でかつ均一な使用状態に維持することができる。
したがって、例えば特定の層をより均一かつより薄く形
成することができる。加えて、連続押出用の押出システ
ムは非常に安価である。
【0014】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を図解した添付
図面を参照しながら本発明を詳細に説明する。まず初め
に、本発明による装置の基本的な構成を図1〜3を参照
しながら説明する。これらの図に示されている2つのブ
ロー成形ユニット10と12は、 水平面内で往復動可能
に配置されている。 2つのブロー成形ユニット10と1
2は、それぞれ矢印17と18で示されている方向に例
えばレール38上を移動可能なスライドキャリジ14と
16を備えている。2つのブロー成形ユニット10と1
2は、それぞれ後述のように3枚のプレートを備えたプ
ッシュプル・クランプ装置の形態のものである。2つの
割り型10a、10bと12a、12bの各々はキャリ
ア・プレート20a,20b,22a,22bによりそ
れぞれ担持されている。キャリヤ・プレート20aと2
0bは、ほぼ直立状態に延設されたサポート24と25
に取り付けられており、該サポート24と25は、それ
ぞれプッシュプル・クランプ装置の2枚のプレートのう
ちの一方のプレートとしての働きをしている。第3のプ
レートはサポート26によって形成されており、このサ
ポート26は、サポート24とほぼ平行に延在すると共
に、2つの丸棒材支柱材28と30を介して第1のプレ
ートを形成しているサポート24に連結されている。ピ
ストンシリンダーユニット32が割り型10aを担持し
ているサポート25と第3のプレートとして機能してい
るサポート26との間に配置されており、前記ユニット
32のシリンダーが作動すると、図2に示されている各
部材の位置からスタートして、ブロー成形割り型10a
を担持しているサポート25が左方に向かって、すなわ
ち、矢印17で示されている方向に移動するとともに、
ブロー成形割り型10bを担持しているサポート24が
右方に向かって、すなわち、矢印18で示された方向に
移動する。この状態においては、2つの丸棒材28と3
0ならびにサポート24と25との間に配置された同期
装置(図示せず)を介してサポート26からサポート2
4bに移動が伝達される。各部材の上述の移動の間にブ
ロー成形割り型10aと10bが開かれる。
【0015】ピストンシリンダーユニット32が反対方
向に作動すると、ブロー成形割り型10aと10bが閉
じられる。図2は、ブロー成形割り型10a,10b
と、12a,12bとがそれぞれ閉止位置にあることを
示している。
【0016】上述の型開放と型閉止のための移動を行え
るようにするため、3つのサポート24と25と26は
支持フレーム構造体34上で矢印17と18で示された
方向に移動可能に取り付けられ、この支持フレーム構造
体34は、ほぼ水平面内で回動可能にキャリジ14上に
取り付けられている。とりわけ、図3は、サポート24
と25と26がそれぞれ横支持材35を備えていること
を示している。これらのサポート24と25と26と横
支持材35は、フレーム構造体34上に取り付けられた
ガイド29上を移動可能な車輪やローラー等の転動部材
27を下端に備えている。
【0017】キャリジ14と16は、レール38上で移
動案内されている車輪36を備えている。レール38
は、設置面40上に敷設されている。
【0018】2つのブロー成形ユニット10と12は同
じ構造に作られているので、同じ部材は同じ参照数字に
より表示する。
【0019】図1〜3に示した実施例では、ブロー成形
ユニット10と12を担持している2つのキャリッジ1
4と16が互いに独立した構成要素として示されてお
り、したがって2つのキャリッジ14と16は、互いに
独立して矢印17と18で示された方向に移動可能であ
る。なお、2つのキャリッジ14と16を互いに結合す
るか、または互いに組み合わせて、1つの構造体ユニッ
トを形成することも可能である。
【0020】本実施例装置は、押出ヘッド44と、可塑
化された材料を前記押出ヘッド44に送るための2つの
押出機48とを備えた連続動作押出システム42を備え
ている。可塑化された材料は、押出ヘッド44の下端で
ほぼチューブ状のプレフォーム46の形でブロー成形ユ
ニットに供給される(図3参照)。図解の簡明化をはか
るため、プレフォームは他の図面(図1、2)には示し
ていない。
【0021】図2には2つの押出機が示されているが、
1台のみの押出機または3台以上の押出機を押出ヘッド
44に連係させることも可能である。多層または積層プ
レフォームを同時押出しする場合、一般には2台以上の
押出機が備えられている。この場合、プレフォームから
形成される中空体の壁も多層または積層形態を呈するこ
とになる。
【0022】押出ヘッド44と押出機48は、連係した
駆動装置および供給装置と一緒に、ブロー成形ユニット
10,12よりも上方の面内で2つのサポート52によ
り担持されているプラッオホーム50上に配置されてい
る。
【0023】図3は、2つのレール38で定められた移
動径路の側方にはずれた位置に押出ヘッド44が配置さ
れていることを特に示しており、2つのブロー成形ユニ
ット10,12は、この移動経路に沿って矢印17と1
8で示された方向に往復動される。
【0024】図1は、2つのフレーム構造体34が、プ
ッシュプル・クランプ装置の第3のプレートとして機能
するサポート26側における各フレーム構造体34の端
部において、それぞれ回動点54と56の回りで枢動可
能に各々のキャリジ14と16上にそれぞれ取り付けら
れていることを特に示しており、この枢着構造は、例え
ばピンまたは他の適当なやり方によるものである。この
ような配置構成によって、ブロー成形ユニット10また
は12は、ユニットを担持しているフレーム構造体34
と一緒に枢動軸回りで矢印58の方向に枢動でき、図1
に示されているブロー成形ユニット12の位置に対応す
る或る位置を占めることができる。
【0025】図4と図5には、上述の枢動を行わせるた
めの駆動装置について可能性のある構成例が示されてい
る。この実施例によれば、適当なサポート75に回動可
能に取り付けられたシリンダー74を備えたピストンシ
リンダーユニット72が駆動装置として使用されてお
り、ピストンロッド76の自由端は、ブロー成形金型か
ら中空体を取り外すための取外ステーションに位置して
いるブロー成形ユニット10または12のフレーム構造
体34に枢動可能に取り付けられている。この目的のた
めに、フレーム構造体34は係合アイ77を備えおり、
このアイ77にピンやボルト等を使用してピストンロッ
ド76の自由端が取り付け可能である。図1と図2に示
されているブロー成形ユニットの動作位置においては、
ピストンロッド76がブロー成形ユニット12に接続さ
れている。シリンダー74が作動すると、フレーム構造
体34はブロー成形ユニットと一緒に図4に示す位置か
ら図1と図5に示す位置に回動し、その後、再び図6に
示す位置に戻る。このあと、2つのブロー成形ユニット
が図7に示す位置に移動した後で、ピストンロッド76
をブロー成形ユニット10のフレーム構造体34に接続
するために、ブロー成形ユニット12のフレーム構造体
34からピストンロッド76が取り外される。言い換え
れば、受取位置と取外位置との間で共通の駆動装置を移
動させるために全てのブロー成形ユニットに共通の駆動
装置が連係されているのである。
【0026】回動した位置では、ブロー成形金型(各構
成要素が図1に示す位置にある場合にはブロー成形金型
12a、12b)は図1に円で示されている押出ヘッド
44の下に位置している。この回動位置では、ブロー成
形ユニットはそれを担持しているフレーム構造体34と
共に回動点54または56から遠い方の端部領域でキャ
リジ14または16から横に突き出されることになるの
で、2つのレール38により定められた移動径路から横
にずれた領域で外に向かって回動したブロー成形ユニッ
トを補足的に支持するための支持手段55が設けられて
いる。即ち、この補足的な支持手段55は、ブロー成形
ユニットの回動中および外側方への回動後に亙って、回
動軸54または56から遠い方のブロー成形ユニット端
部領域を補足的に支持する働きをする。このような回動
運動を行わせるために、キャリッジ14、16及び/又
はフレーム構造体34と補足的な支持手段55は、例え
ば図15に示されているように、案内手段と摩擦低減手
段を備えていてもよい。このような目的に必要な配置構
成は当業者には周知のことであるので、ここでさらに詳
しく説明する必要はないはずである。
【0027】以下、特に図4〜9を参照しながら本実施
例装置の動作態様を説明する。図4に示す2つのブロー
成形ユニットの位置を開始点すると、ブロー成形ユニッ
ト10と12は、互いに平行に、且つレール38で定め
られた移動径路に並んで配置されている。以下、このよ
うな配置位置を「リニヤ」な位置と称する。上述の状態
では、図4に示されているように、ブロー成形ユニット
12が取外位置で押出ヘッド44から横にずれて配置さ
れている。ブロー成形金型12a,12bは、開状態の
もとにある。即ち、この2つのブロー成形金型部材12
aおよび12bは互いに離れる位置に移動し、互いに隔
置された状態にある。ブロー成形金型12a,12bが
開かれたので、図4に示されているブロー成形ユニット
12の位置で前の作業サイクルで製造された中空体をこ
のブロー成形金型から取り外すことができる。
【0028】図4に示すリニヤ位置からスタートすれ
ば、ブロー成形ユニット12は、開かれた状態のブロー
成形金型と共に矢印58で示す方向へ向けて回動軸56
の回りを回動して図5に符号45で示されている受取位
置を占めるとともに、この受取位置では開かれたブロー
成形金型12a,12bは押出ヘッド44の下に位置し
ている。連続押出プロセスでは、図5に示す受取位置に
回動したときにブロー成形金型12a,12bが受け取
るプレフォームはおおむね中空体を製造するために必要
とされる目標長さ(基準長さ)のものであるが、回動運
動は、プレフォームとブロー成形ユニットの構成要素と
の間の接触を生じることなく行うことができる。矢印5
8で示す移動方向に見て前方に位置している支柱材28
は高さが十分に低く配置されているので、押出ヘッドか
ら垂下したプレフォームの自由端の下を通過することに
なる。上部の支柱材、即ち矢印58で示す移動方向に見
て後方に位置している支柱材30は、プレフォームが位
置する領域よりも外側に位置している。図5から明らか
なように、2つのブロー成形金型部材12aと12bは
互いに離れた型開状態で移動して受取位置に到達し、従
ってこれらの金型部材は、押出ヘッド44から垂下した
プレフォームから横にずれた両側の位置を占めることに
なる。
【0029】一般には矢印58で示す方向の回動が終わ
った直後の、プレフォームが少なくとも目標長さ(基準
長さ)に到達したときに、2つのブロー成形部材12a
と12bが互いに向かって移動して当接することによ
り、ブロー成形金型が閉じられる。この動作に際してプ
レフォームはブロー成形金型により受け取られ、その頂
部と底部で少なくとも部分的に押圧されて閉止される。
図1には、ブロー成形ユニット12が回動して金型が閉
じたとき、すなわち、金型がプレフォームを受け取った
直後における金型部材の位置を実線により示している。
このあと、内圧の昇圧作用によりプレフォームが膨張さ
れる。なお、プレフォームが未だ押出ヘッド44から垂
下しているときに空気または別のガスがすでにプレフォ
ーム内に導入されているようにしてもよい。当業者であ
れば、ブロー成形金型の閉止とこれに伴うプレフォーム
の金型内での保持に関連した手順と工程については周知
のことである。ブロー成形金型12a,12bが閉止さ
れた後、閉止された金型は、矢印60で示す方向に回動
して図5の受取位置から図6の位置に戻り、ブロー成形
ユニット12が再びリニヤ位置を占める取外位置に復帰
する。
【0030】そのあと、2つのブロー成形ユニット10
と12は、矢印18(図2参照)で示す方向、即ち、右
方に向かってほぼ水平面内で移動し、ブロー成形ユニッ
ト10が取外位置にある図7の位置、即ち、押出ヘッド
44より横にずれた位置に到達する。 上述の状態でブロ
ー成形ユニット12が占める位置は、図1の右側で破線
により示されている。即ち、ブロー成形金型12a,1
2b内のプレフォームは図7の位置で膨張され、プレフ
ォームから成形されてブロー成形金型12a,12bの
金型キャビティ壁面に接している中空体に対する冷却が
金型キャビティ内で行われる。これらの手順は一般に当
業者には周知のことであるので、ここでこれについてさ
らに説明することは必要ではないはずである。
【0031】本実施例の装置が図7に示す取外位置を占
めた後、ブロー成形ユニット10のブロー成形金型10
a,10bは図7に示すように開かれ、それまでにすで
に成形されている中空体をブロー成形金型10a,10
bから取り外すことが可能となる。この目的のために、
グリッパー64を備えた取外装置62(図1参照)が取
外位置Bに連係して配置されている。グリッパー64は
ガイド66により担持されており、矢印17と18によ
り示すリニヤーな移動方向にほぼ直交する向きにガイド
66に沿って往復動可能である。図1は、 閉じた状態の
グリッパー64を示している。 言い換えれば、グリッパ
ー64を構成している2つの部材は互いに当接してい
る。さらに詳しく言えば、位置Bでリニヤーな状態、即
ち、取外位置にあるブロー成形金型10a、10bから
中空体を取り外す作業は下記の手順に従って行うことが
できる。即ち、各構成要素が図7に示す位置に到達する
と、金型内の中空体の不要部分のうちブロー成形金型か
ら上に向かって突出している部分を把持するために、グ
リッパー64が図1に示す位置に移動する。ブロー成形
金型が受取位置45でプレフォームを取り囲んで閉じら
れたとき、前記不要部分は2つの金型部分によりプレフ
ォームからちぎり離される。グリッパー64がこの不要
部分と係合した後にブロー成形金型10a,10bは開
かれ、金型部分10aと10bは図7に示す位置を占め
ることになる。かくして、グリッパー64はガイド66
に沿って移動し、図1に破線で示す位置64aに到達す
る。この移動の途中で、開かれたブロー成形金型10
a,10bから中空体が取り除かれる。尚、成形のため
に壁体に形成された開口を通って中空体内に挿入されて
いる吹込用マンドレルまたはチューブ等の部材は、上記
の移動が行われる前に中空体から引き出されていること
が好ましい。グリッパー64が位置64aに移動する
と、グリッパー64により担持された中空体はコンベヤ
68上に位置することになり、そこでコンベヤ68上に
置かれて別の装置による別の後処理を行うべく移送され
る。
【0032】中空体がグリッパー64により把持され、
ブロー成形金型が開かれると、ブロー成形ユニット10
は、開かれた状態のままのブロー成形金型と共に押出ヘ
ッド44の下にある受取位置に回動される。従って、ブ
ロー成形ユニット10の回動は、グリッパー64が位置
64aに到達する前に開始可能である。この回動は、図
5で述べた矢印58により示されている方向のブロー成
形ユニット12の回動運動に相当している。この回動を
行うため、装置が図7に示す位置を占めた後、ピストン
シリンダーユニット72のピストンロッド76(図4と
図5参照)がブロー成形ユニット10のフレーム構造体
34に連結される。
【0033】受取位置では、ブロー成形金型12a,1
2bに関して上述したやり方でブロー成形金型10a,
10bがプレフォーム46の周囲で閉じられ、しかるの
ち、ピストンシリンダーユニット72を作動させること
により、矢印60で示す方向に回動されてリニヤ状態、
即ちブロー成形金型10a,10bが取外位置に復帰さ
れる。この位置が図9に示されている。そのあと、2つ
のブロー成形ユニット10と12は矢印17で示す方向
に移動し、図4に示すスタート位置を占める。但し、こ
の場合は図4に示す状態と異なり、ブロー成形金型12
a,12bはいぜんとして閉じられたままである。言い
換えれば、ブロー成形金型12a,12bは取外位置に
配置された状態にある。しかるのち、先に成形された中
空体が図7でブロー成形金型10についてすでに説明し
たやり方に従って取り外される。このとき、各部材は図
4に示す位置を占めている。
【0034】図1には、ブロー成形ユニット10が位置
AとBとの間を往復動し、ブロー成形ユニット12が位
置BとCとの間を往復動することも示されている。従っ
て、この配置構成は、従来一般に用いられている構成の
ようにプレフォームの受け取りのために2つのブロー成
形ユニットにより利用される同一の受取位置を提供する
点のみにあるのではないことが理解されよう。むしろ、
この配置構成は、両方のブロー成形ユニット10と12
で膨張された中空体の取り外しのための単一の共通位置
を備えており、従って、例えばピストンシリンダーユニ
ット72のような中空体の取り外しに必要な装置は1基
だけ設けておけばよい。本発明による装置の別の重要な
特徴は、特に、ブロー成形金型が取外位置及び/又は受
取位置にあるときに、ブロー成形金型へのインサート部
品の供給が両方のブロー成形ユニットに対して同じ位置
で行うことができることである。図1には、支柱材28
が配置されている側とサポート24が配置されている側
との両方から受取位置にあるブロー成形金型に接近可能
であることが示されている。従って、ブロー成形金型が
受取位置にあって依然として開いている間に、金型内で
プレフォームから成形される中空体に接合されるべきイ
ンサート部品を金型内に導入することが容易に可能であ
る。このような補足的な部品をブロー成形金型内で中空
体に一体化する工程は、例えば自動車用燃料タンクのよ
うに特にサイズの大きな容器について必要とされること
が多い。
【0035】なお、本発明はブロー成形ユニットを2つ
だけ設けた構成にのみ制約されるべきではない。図10
〜12は、図1〜9に示されている実施例と関連して上
述されたように配置された3つのブロー成形ユニット1
10,111,112とを使用した実施例を示す。尚、
図10〜12に示されている実施例では、同じ構成要素
は、図1〜9と同じ参照符号に100を加えた符号で示
す。
【0036】3つのブロー成形ユニット110,11
1,112を備えた装置の動作手順を説明するにあた
り、まず、図10〜12に示されている装置のいちばん
右側に配置されているブロー成形ユニット112は位置
Bにあり、この位置Bでは、ブロー成形金型が回動した
位置にあるときはブロー成形金型がプレフォームを受け
取り、またブロー成形金型がリニヤ状態にあるときは膨
張した中空体が金型から取り除かれる。図10におい
て、ブロー成形ユニット112は受取位置に回動してお
り、ブロー成形金型112a,112bは押出ヘッド1
44の下に位置している。図10は、ブロー成形金型1
12a,112bが押出ヘッド144から垂下したプレ
フォームを周囲で閉じた直後における装置構成要素の配
置状態を示している。この後、ブロー成形金型は矢印1
58で示す方向に回動してリニヤ位置に戻り、この位置
ではブロー成形ユニット112は他のブロー成形ユニッ
ト110および111と平行に延在する。リニヤ位置へ
の回動復帰は、一般的にはプレフォームを連続的に押し
出す押出ヘッドの下にスペースをあけるためにブロー成
形金型が閉じられた直後に行われる。ブロー成形ユニッ
ト112が受取位置からリニヤ位置へ回動するとき、押
出ヘッドからプレフォームが分離される。
【0037】ブロー成形ユニット112がリニヤ状態に
達した後、3つのブロー成形ユニット110,111,
112は、矢印118で示す方向、即ち、右に向かって
約ブロー成形ユニット1つぶんの距離だけ移動し、中央
のブロー成形ユニット111が位置Bに移動する。この
とき、先に形成されたプレフォームを受け取ったブロー
成形ユニット112は位置Cにあり、この位置Cでは、
ブロー成形金型112a,112b内で膨張した中空体
を冷却する工程が始まっている。
【0038】前の作業サイクルではブロー成形ユニット
111がすでにプレフォームを受け取って膨張させ、中
空体を形成しているので、ブロー成形金型111a,1
11bは、押し出されつつある次のプレフォームを受け
取る前に金型から取り出さなければならない中空体を包
有している。従って、ブロー成形金型111a,111
bが位置Bに移動すると、まず金型が開かれるととも
に、装置構成要素が図4に示すブロー成形ユニット12
の位置に置かれる。しかるのち、膨張した中空体が金型
から取り除かれ、グリッパーまたはその他の手段を使用
することにより図1ですでに説明したやり方で下流側に
配置された別の処理ステーションに移送される。ブロー
成形ユニット111は、開放された空の金型と共に矢印
160で示す方向に回動して図11に示す位置、即ち受
取位置に達し、そこでプレフォームを受け取った後、矢
印158で示す方向に回動してリニヤ状態に戻される。
【0039】引き続き3つのブロー成形ユニット11
0,111,112が矢印118の方向、即ち右に向か
って移動している間、第3のブロー成形ユニット110
は位置Bに移動する。この場合、ブロー成形ユニット1
12は位置Cから位置Dに移動するとともに、ブロー成
形ユニット111は位置Bから位置Dに移動する。この
間にブロー成形金型111a,111bの中で膨張した
中空体は、位置Cで冷却されはじめる。同時に、位置D
では、中空体がブロー成形金型112a,112bの中
で引き続き冷却される。
【0040】当初、リニヤ状態でブロー成形ユニット1
10を保持していた位置Bでは、前の作業サイクルで製
造された中空体が上述のやり方に従って取り外される。
しかるのち、開放されたブロー成形金型は、図12に示
す受取位置に回動される。図12は、ブロー成形金型1
10a,110bがすでに閉じている状態、即ち、リニ
ヤ状態に復帰するべく矢印158の方向に回動しはじめ
る直前の状態を示している。リニヤ状態に達すると、ブ
ロー成形ユニット110,111,112は、矢印11
7で示す方向に移動して図12に示す位置から図10に
示す位置、即ちスタート位置に戻る。しかるのち、先に
製造された中空体が位置Bにあるブロー成形金型112
a,112bから取り外され、次に、ブロー成形ユニッ
ト112が矢印160で示す方向に回動して図10に示
す受取位置に移動する。しかるのち、上述の作業手順が
繰り返される。
【0041】図13と図14に示した実施例は、基本的
な構成の点については図1〜9に示す実施例に相当して
いるので、同じ構成要素には同じ参照符号に200の数
を加えた符号で示す。この装置は、取外位置に移動し、
しかるのち、受取位置に回動するように構成された2つ
のブロー成形ユニット210と212を備えている。図
1〜9に示した実施例と比べた本質的な差異は、キャリ
ジ214と216の幅が大きく寸法決めされていること
により受取位置245に回動した状態ではフレーム構造
体234が補足的なサポートまたは案内手段を必要とす
ることなくキャリジ214と216により支持される点
である。従って、キャリッジ214と216の軌道を形
成する2つのレール238間の間隔は大きく設定されて
いる。この実施例の場合も、図1〜9に示した実施例と
同様に、取外位置と受取位置との間で回動を行うために
共通の駆動手段を備えている。しかしながら、後述の別
の実施例に従って本発明による装置を構成することも可
能である。
【0042】簡素化をはかるためにキャリッジを1つし
か示していない図15の実施例においては、基本的な構
成は図1〜9に示したものと同じであり、同じ構成要素
は同じ参照符号に300の数を加えた符号で示してい
る。この実施例では、取外位置と受取位置との間で回動
を行うためにピストンシリンダーユニット372で構成
された駆動手段が各ブロー成形ユニット310、312
に設けられている。この実施例では、2つのキャリッジ
314と316が適当な解除手段378を介して互いに
連結されており、キャリッジ314だけが一対の車輪3
36を駆動する駆動モーター380を備えている。モー
ター380は、一対の車輪336を担持するシャフト3
82に固定的に取り付けられた歯車381を駆動する。
この配置構成の特徴は、歯車381が2つのレール33
8の間に設けられた定置ラックと噛み合って矢印17と
18で示す方向に2つのキャリッジ314と316を移
送することができることにある。このような簡単な手段
を使用した駆動装置のおかげで、キャリッジを位置B内
で非常に正確に位置決めすることができる。このこと
は、プレフォームを受け取ったときにブロー成形金型を
正確に位置決めするうえで重要なことである。
【0043】ブロー成形ユニット310と312を担持
しているフレーム構造体334は、回動点354と35
6から遠い方の端部に、支持手段355上を走行するよ
うにされた車輪またはローラー384を備えている。支
持手段355は、レール338から遠い方の端部に受取
位置におけるフレーム構造体334と各ブロー成形ユニ
ットの位置を決定するストッパー386を備えている。
図解の簡明化をはかるため、ブロー成形ユニットは図1
5には示されていない。
【0044】3つのプレートを備えた前述のプッシュプ
ル・クランプ装置は下記の場合に特に有利である。即
ち、このクランプ装置は、サポート24が設けられてい
る端部からの良好なアクセスを確保するため、リニヤ状
態と受取位置との間の距離にわたる橋渡しを行うための
回動を利用し、ブロー成形金型をオフセンターで配置し
た状態でこのクランプ装置を使用して円弧状の径路に沿
ってわずかに回動させることによりブロー成形金型を受
取位置の領域に移動させるとともに、取外位置の領域か
ら移動させることを可能にするときに特に有利である。
上述の構成にさいし唯一必要なことは、回動軸354ま
たは356をブロー成型金型がもっとも離れて隔置され
ているフレーム構造体334の端部近傍に位置させるこ
とである。少なくとも図3には示されていないが、実際
のブロー成形金型の構成部材の下部の領域にアクセスす
るに十分なスペースがサポート24の下に用意されてい
るので、一般には、開かれた状態の金型内部領域へのア
クセスがサポート24の存在によって妨げられることは
ない。中空体に取り付けられるべき前述のインサート部
品は、プレフォームに接合するかまたは該プレフォーム
から形成される中空体に接合するために、主に上述の領
域に位置決めされる。
【0045】また、回動によるのではなく、移動方向1
7、18に直交してガイド66(図1参照)にほぼ平行
な移動により各ブロー成形ユニットをリニヤー状態の取
外位置から受取位置に移動させることも可能である。こ
の場合、ブロー成形ユニットが受取位置にあるときも、
取外位置のリニヤ状態に平行な位置を占める。このよう
な実施例によれば、取外位置が1つだけの場合だけでな
く、プレフォームまたは中空体に取り付けるインサート
部品を導入するための位置を1つだけ使用する可能性が
ある場合に上述の利点をすべて享受することができる。
但し、平行な関係を維持しながら横方向に往復動させる
装置には若干高額の機械設備費が付随するとともに、比
較的大きな設置スペースが必要とされる。
【0046】図16と図17に示されている実施例にお
いては、各構成要素は図1〜9に示した実施例の構成要
素に相当しているので、これらの構成要素は同じ参照符
号に400の数を加えた符号で示されている。2つのブ
ロー成形ユニット410と420がフレーム構造体43
4により担持されているが、該フレーム構造体434は
回動可能ではなく、2つのキャリッジ414と416に
より担持されているリニヤガイド488上をキャリッジ
の移送方向17、18と直交して移動可能である。図1
6において、キャリッジ414と416は、図1〜9に
示した実施例における図4のキャリッジ14と16の位
置を占めている。言い換えれば、ブロー成形ユニット4
12を担持するキャリッジ416は取外位置にあり、従
って、押出ヘッド444により決まる受取位置より横に
ずれて位置決めされている。ブロー成形金型412a,
412bが開かれて前の作業サイクルで形成された中空
体を取り外した後、フレーム構造体434はブロー成形
ユニット412ならびに開放状態にあるブロー成形金型
と共に、図16に示す位置から図17に示す位置に移動
し、該位置においてプレフォームを受け取る。この構成
によれば、受取位置だけでなく取外位置でも、プレフォ
ームから形成される中空体に接合される補足的な部品を
ブロー成形金型に取り付けるかまたは他のやり方で適所
に取り付けることが可能である。ブロー成形金型412
a,412bが受取位置でプレフォームを周囲で閉じた
後、フレーム構造体434はブロー成形ユニット412
と共にガイド488に沿って移動し、図16に示す位置
に再び復帰する。しかるのち、他の作業工程が通常のや
り方で作業サイクル内で実施される。言い換えれば、共
通の駆動装置または別個の駆動装置により駆動される2
つのキャリッジ414と416は右に向かって移動し、
ブロー成形ユニット410が取外位置に移動することに
なる。別の動作工程はすでに上述したやり方で実施され
る。この場合も、図13と図14に示されている実施例
と同様、2つのキャリッジ414と416の幅は、ブロ
ー成形ユニットを担持したフレーム構造体434が矢印
493と494で示す方向に横移動できるよう寸法ぎめ
されている。
【0047】キャリッジを1つだけ示す図18と図19
の実施例では、図1〜9に示した構成部材に対応する構
成部材は同じ参照符号に500の数を加えた符号で示し
てある。この実施例においては、ブロー成形ユニットは
キャリッジに関して往復動するのではなく、取外位置と
受取位置との間で往復動するよう構成されている点で前
述の実施例の全てと異なっている。一方、キャリッジは
全体が移動するように構成されている。図18と図19
に示す実施例では、キャリッジの移動は回動により実行
されている。キャリッジの移動を行うために、レール5
38によりキャリッジが矢印17と18の方向に移動す
るよう構成された軌道は、他の定置の軌道部分に対して
回動点554の回りで回動可能に配置されている軌道部
品591を取外位置の領域内に備えている。回動可能な
軌道部品591を転動ローラー584により支持するプ
ラットホーム590が軌道部品の下に設けられているこ
とが望ましい。転動ローラー584は、回動運動に対応
して湾曲した輪郭で延在するレール595などの案内手
段上を転動可能である。軌道部品591は、適当な手段
により2つの転動ローラー584のうちの少なくとも1
つを駆動する電気モータ572を備えている。軌道部品
591の端部位置はストッパー586と587により決
定されている。この実施例によれば、各ブロー成形ユニ
ットを担持するための特定の支持フレーム構造または特
定のフレーム・アッセンブリを必要としない。
【0048】図18と図19に示されている実施例によ
れば、2つまたは3つのキャリッジを用意することがで
きる。矢印17と18で示す方向に移送を行うためにキ
ャリッジが互いに連結される場合、取外位置と受取位置
との間の回動を行わせる特殊な連結手段が使用されない
限り、上述の回動を行うためにキャリッジが連結されな
いようにしなければならない。図解の簡明化をはかるた
めに、図18と図19にはブロー成形ユニットは図示さ
れていない。
【0049】図20〜23に示されている実施例は、特
に、取外位置と受取位置との間の距離が回動運動でカバ
ーされるのではなく、図16と図17に示されている実
施例と同様に、矢印17と18で示す方向にキャリジを
移送するためのレールに関して横向きに生じるリニヤな
移動によりカバーされている事実に基づいて図18と図
19に示されている実施例と異なっている。図1〜9に
に示されている実施例に対応した構成要素は、同じ参照
符号に600の数を加えた符号で示してある。矢印69
3と694で示す方向に移動を行うに際しては、キャリ
ジ695により担持されて移動可能な軌道部品691を
用意することが必要である。特に、図20と図21に示
すように、矢印17と18の方向にブロー成形ユニット
を移送するローラー636が図1〜9に示した実施例の
フレーム構造体34に相当する構成要素634の上に取
り付けられるよう配置されている。図20と図22に示
す2つのブロー成形ユニットが占める位置は、図4に示
したブロー成形ユニットの位置に相当している。言い換
えれば、2つのブロー成形ユニットのうちの1つ、即
ち、ブロー成形ユニット612は、受取位置より横にず
れた取外位置に配置されている。この取外位置では、ブ
ロー成形ユニット612は、フレーム構造体634と共
に、定置軌道部分638と整列した状態にある移動可能
な軌道部品691によって担持されている。矢印17ま
たは18の方向に移送されている途中でブロー成形ユニ
ット612が図20と図21に示す取外位置に到達する
と、シリンダー697のピストン696が移動し、該ピ
ストン696により担持されているピンがキャリジ69
5に対応して形成されている凹所698内に導き入れら
れる。ピストン696とシリンダー697がフレーム構
造体634上に取り付けられているので、上記ピンが凸
所698内の動作位置に収容されると、フレーム構造体
634とキャリジ695との間に積極的にロックされた
接続状態が生じるので、これらの2つの構成要素はもは
や互いに相対移動することはできない。前の作業サイク
ルで形成された中空体がブロー成形ユニット612から
取り外されるとともに、必要な挿入部品が取外位置でブ
ロー成形金型に取り付けられた後、ブロー成形ユニット
612は、矢印693の方向にキャリジ695を適切に
移動させることにより、図21と図23に示す位置に移
動される。図21と図23に示した位置では、開放状態
のブロー成形金型が押出ヘッド644の下に位置してい
る。次に、受取位置でインサート部品をブロー成形金型
に導入した後、閉じられたブロー成形金型が押出ヘッド
44から垂下したプレフォームを受け取る。しかるの
ち、ブロー成形ユニット612は、矢印694で示す方
向に移動して図20と図22に示されているスタート位
置に戻る(図22参照)。ピンが凹所694と係合して
ロックされた状態が解除された後、他の実施例について
既に述べたように、矢印18で示す方向に移動が行われ
る。この移動の途中で、他方のブロー成形ユニット61
0は、キャリジ695により担持された軌道部品上にあ
る取外位置に移動する。
【0050】図20〜23は、キャリジ695を移動さ
せるための駆動装置に関する2つの別様の構成例を示し
ている。図20と図21を参照すれば、電気モータ67
2がキャリジ695に設けられていて、車輪684のう
ちの1つまたはキャリジ695の対をなす車輪をチェー
ン等を介して駆動している。
【0051】図解の簡明化をはかるために1つのキャリ
ッジしか示していない図22と図23を参照すれば、ピ
ストンシリンダーユニット672により横向きの移動が
行われており、該ユニット672のシリンダー674は
適当なサポートに取り付けられているとともに、ピスト
ンロッド676はキャリジ695に固定的に接続されて
いる。従って、同じキャリジによりフレーム構造体と共
に取外位置と受取位置との間で両方または3つのブロー
成形ユニットが往復動するよう構成された図1〜9の実
施例に相当したやり方でピストンロッドを取り外し可能
に取り付ける必要はない。キャリジが矢印17と18で
示す方向に移送を行うための共通の駆動装置を備えてい
る場合、 取外位置で各キャリジを横向きに移動させるよ
うにするため、 キャリジを連結不能にしなければならな
いことは理解されよう。図解の簡明化をはかるために 、
図22と図23にはブロー成形ユニットは図示されてい
ない。
【0052】図1〜9に示した実施例では、押出ブロー
成形装置のすべてのブロー成形ユニットがキャリジ14
と16とフレーム構造体34上に配置されていて、取外
位置と受取位置との間の回動は同じ方向に生じるよう構
成されている。但し、図示の実施例と異なり、例えば、
ブロー成形ユニット12の回動軸をキャリジ16の右側
の端部に設けるような配置構成を使用することも可能で
あることは理解されよう。この場合、ブロー成形ユニッ
トが垂直軸の回りで合計180°にわたって回動できる
ような状態にフレーム構造体34上に配置されることが
有利である。この場合、取外位置から受取位置に回動す
るとき、ブロー成形ユニット12は時計方向に移動を行
い、一方、ブロー成形ユニット10では反時計方向に回
動が行われる。このことは、よくあることであるが、プ
レフォームを形成する押出ヘッド44の排出開口が周方
向に見て異なった輪郭を呈していて、対称的なプロフィ
ールを呈していない場合には最適な配置構成ではない。
一般に、受取位置におけるブロー成形金型、従って、ブ
ロー成形キャビティは、最適な輪郭を呈する中空体を形
成することができるようにするため、チューブ状のプレ
フォームの周方向のプロフィールに特有なやり方で設計
されることが望ましくかつ必要である。
【0053】図10〜12に示されている実施例は、本
発明のコンセプトによれば、特定の動作とブロー成形金
型と連係して実施される或る種の操作工程をブロー成形
金型に共通な作業領域ですべてのブロー成形金型につい
て行うことができる配置構成が可能であるだけでなく、
ブロー成形金型の数に関するフレキシビリティの度合が
公知の機械設計の場合より大幅に大きいことを示してい
る。
【0054】従って、本発明に従って2つの押出ブロー
成形装置を互いに隣接配置し、2つの装置のための各取
外位置を互いに反対の位置に設け、上述の実施例の場合
で位置Bに両方の装置を配置することも可能である。こ
の場合、各ブロー成形金型から膨張した中空体を取り外
す位置では、ほぼ互いに平行に並んだ2つの装置間の距
離は、2つの装置の間にグリッパーなどの取外用装置を
配置することができるよう設定されることが必要であ
る。この場合、2つの装置の共通の移送手段は、形成さ
れた中空体を互いに離れる向きに移送できれば十分であ
る。共通の取外用装置を両方の成形装置に連係させるこ
とも可能である。しかしながら、採用された設計に基づ
く輪郭に関する詳細事項は、例えば、ブロー成形金型か
ら中空体を取り外して、中空体をコンベヤ上に載置する
ために必要とされる時間など、関連する事情次第であ
る。また、2つの成形装置を長さ方向、即ち、両位置間
でブロー成形ユニットを移動させる方向と平行に互いに
若干移動させた状態に置き、ブロー成形金型が共通の取
外位置で互いに正確に向かい合って配置されるのではな
くて、互いに若干位置ずれしているとともに、例えば、
2つの成形装置の間にわずかな間隔をあけた状態で2つ
の取外用装置を配置し、矢印17と18で示す方向に適
当な寸法だけ位置ずれを持たせるようにすることも可能
である。
【0055】2つの成形装置を上述のようにほぼ平行な
位置関係に配置したとき、ブロー成形ユニットは、取外
位置から受取位置へ、即ち、いずれの場合も他方の装置
から離れる向きに回動される。
【0056】また、必要な場合、ブロー成形ユニット1
つだけで押出ブロー成形装置を動作させることも可能で
ある。この場合、各キャリジは受取位置と取外位置との
間で移動を行うだけである。このことは、故障の場合
に、または保守作業を行うときに、ブロー成形ユニット
1つだけを使用して、アッセンブリ全体の動作を継続す
ることが可能であるという理由から特に重要なことであ
る。
【0057】本発明の上述の実施例では、ブロー成形金
型がプレフォームを受け取る位置は押出ヘッドと連係し
ていて、押出ヘッドからプレフォームが垂下したときに
ブロー成形金型がプレフォームを周囲で閉じるが、本発
明はこの構成にのみ制約されるものではない。また、受
取位置を独立して、即ち、押出ヘッドから隔置された状
態で配置することも可能である。この場合、押出ヘッド
から受取位置にプレフォームを移送する手段を用意しな
ければならないことは理解されよう。このような手段と
しては、例えば、押出ヘッドでプレフォームと係合し、
プレフォームを分離または切断した後、プレフォームを
受取位置に移動させるグリッパーを挙げることができ
る。この移動は水平面または垂直面内の移動でもよく、
水平面内の移動と垂直面内の移動とを組み合わせたもの
でもよい。
【0058】
【発明の効果】以上に述べたように、本発明の中空体製
造装置によれば、連続押出においても複数のブロー成形
ユニットに対して大型の中空体を取り外すための取外位
置を設定することができ、中空体の取外位置とプレフォ
ームの受取位置とのいずれに対してもインサート部品を
金型内へ導入する作業が複数のブロー成形ユニットに共
通の単一位置で行われるようにすることもでき、装置の
すべての部分に容易に接近可能で、メインテナンスを容
易に行うことができるという効果が得られるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】2つのブロー成形ユニットを備えた実施例装置
の平面図であって、図解の簡明化をはかるために押出シ
ステムは図示されていない。
【図2】押出システムを備えた前記実施例装置の正面図
である。
【図3】前記実施例装置の側面図である。
【図4】作業サイクルの途中において2つのブロー成形
ユニットが占める位置を示す平面図である。
【図5】同じく作業サイクルの途中において2つのブロ
ー成形ユニットが占める別の位置を示す平面図である。
【図6】同じく作業サイクルの途中において2つのブロ
ー成形ユニットが占める更に別の位置を示す平面図であ
る。
【図7】同じく作業サイクルの途中において2つのブロ
ー成形ユニットが占める更に別の位置を示す平面図であ
る。
【図8】同じく作業サイクルの途中において2つのブロ
ー成形ユニットが占める更に別の位置を示す平面図であ
る。
【図9】同じく作業サイクルの途中において2つのブロ
ー成形ユニットが占める更に別の位置を示す平面図であ
る。
【図10】3つのブロー成形ユニットを備えた装置の場
合における作業サイクルの途中においてブロー成形ユニ
ットが占める位置を示す平面図である。
【図11】同じく3つのブロー成形ユニットを備えた装
置の場合における作業サイクルの途中においてブロー成
形ユニットが占める別の位置を示す平面図である。
【図12】同じく3つのブロー成形ユニットを備えた装
置の場合における作業サイクルの途中においてブロー成
形ユニットが占める更に別の位置を示す平面図である。
【図13】異なった位置における別の実施例の平面図で
ある。
【図14】別の異なった位置における実施例の平面図で
ある。
【図15】更に別の実施例の平面図である。
【図16】2つの異なった位置における更に別の実施例
の一方の位置における平面図である。
【図17】2つの異なった位置における更に別の実施例
の他方の位置における平面図である。
【図18】2つの異なった位置における更に別の実施例
の一方の位置における平面図である。
【図19】2つの異なった位置における更に別の実施例
の他方の位置における平面図である。
【図20】図3に対応した別の実施例の側面図である。
【図21】図20の装置においてブロー成形ユニットが
別の位置にある状態を示す側面図である。
【図22】図20に示されている装置の平面図である。
【図23】図21に示されている装置の平面図である。
【符号の説明】
10、12・・・・・・・・・・・・・ブロー成形ユニ
ット 10a,10b、12a,12b・・・二つ割り金型 14、16・・・・・・・・・・・・・キャリジ 20a,20b,22a,22b・・・キャリヤ・プレ
ート 24、25、26・・・・・・・・・・サポート 27・・・・・・・・・・・・・・・・車輪 28、30・・・・・・・・・・・・・支柱材 29・・・・・・・・・・・・・・・・ガイド 32・・・・・・・・・・・・・・・・ピストンシリン
ダーユニット 34・・・・・・・・・・・・・・・・フレーム構造体 35・・・・・・・・・・・・・・・・横支持材 36・・・・・・・・・・・・・・・・車輪 38・・・・・・・・・・・・・・・・レール 42・・・・・・・・・・・・・・・・押出システム 44・・・・・・・・・・・・・・・・押出ヘッド 45・・・・・・・・・・・・・・・・受取位置 48・・・・・・・・・・・・・・・・押出機 50・・・・・・・・・・・・・・・・プラットホーム 52・・・・・・・・・・・・・・・・サポート 54、56・・・・・・・・・・・・・回動点 55・・・・・・・・・・・・・・・・補足的な支持手
段 62・・・・・・・・・・・・・・・・取り出し装置 64・・・・・・・・・・・・・・・・グリッパー 66・・・・・・・・・・・・・・・・ガイド 68・・・・・・・・・・・・・・・・コンベヤ 110、111、112・・・・・・・ブロー成形ユニ
ット 112a,112b・・・・・・・・・ブロー成形金型 144・・・・・・・・・・・・・・・押出ヘッド 210、212・・・・・・・・・・・ブロー成形位置 214、216・・・・・・・・・・・キャリジ 234・・・・・・・・・・・・・・・フレーム構造体 238・・・・・・・・・・・・・・・レール 245・・・・・・・・・・・・・・・受取位置 310、312・・・・・・・・・・・ブロー成形ユニ
ット 336・・・・・・・・・・・・・・・車輪 338・・・・・・・・・・・・・・・レール 354、356・・・・・・・・・・・回動点 355・・・・・・・・・・・・・・・支持手段 378・・・・・・・・・・・・・・・解除手段 380・・・・・・・・・・・・・・・駆動モーター 381・・・・・・・・・・・・・・・歯車 382・・・・・・・・・・・・・・・シャフト 384・・・・・・・・・・・・・・・車輪 386・・・・・・・・・・・・・・・ストッパー 410、412・・・・・・・・・・・ブロー成形ユニ
ット 414、416・・・・・・・・・・・キャリジ 488・・・・・・・・・・・・・・・リニヤガイド 572・・・・・・・・・・・・・・・モーター 538・・・・・・・・・・・・・・・レール 584・・・・・・・・・・・・・・・ローラー 586、587・・・・・・・・・・・ストッパー 590・・・・・・・・・・・・・・・プラットホーム 591・・・・・・・・・・・・・・・回動可能な軌道
部品 610、612・・・・・・・・・・・ブロ成形ユニッ
ト 634・・・・・・・・・・・・・・・フレーム構造体 638・・・・・・・・・・・・・・・レール部分 672・・・・・・・・・・・・・・・モーター 674・・・・・・・・・・・・・・・シリンダー 676・・・・・・・・・・・・・・・ピストン・ロッ
ド 684・・・・・・・・・・・・・・・車輪 691・・・・・・・・・・・・・・・軌道部品 695・・・・・・・・・・・・・・・キャリッジ 696・・・・・・・・・・・・・・・ピストン 697・・・・・・・・・・・・・・・シリンダー 698・・・・・・・・・・・・・・・凹所
フロントページの続き (72)発明者 クラウス バルテス ドイツ連邦共和国、50126 ベルクハイム、 ファン・ギルス・シュトラーセ 5

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも2つのブロー成形ユニット(1
    0, 12; 110, 111, 112) と、少なくとも1つの押出ヘッ
    ド(44)を有する押出システムとを備え、押出ブロー成形
    により熱可塑性材料から中空体を製造するための装置で
    あって、各ブロー成形ユニットは開放状態のブロー成形
    金型(10a,b, 12a,b; 110a,b; 111a,b;112a,b)がプレフ
    ォームを受け取るための受取位置(45)と膨張された中空
    体をブロー成形金型から取り外すための少なくとも1つ
    の別の位置(B) との間で移動可能であり、各ブロー成形
    ユニットの少なくとも1つのブロー成形金型は少なくと
    も2つの部分(10a,b; 12a,b; 110a, 110b; 111a, 111b;
    112a, 112b)に分割されており、ブロー成形金型の各分
    割部分は互いに隔置される開放状態と互いに当接する閉
    止状態との間で往復動可能であり、ブロー成形金型の各
    分割部分の互いに向かい合った側の面により金型のキャ
    ビティが画定され、キャビティの輪郭はプレフォームを
    内圧の上昇により膨張させた中空体の外形に対応してお
    り、ブロー成形金型の各分割部分は前記開閉動作を生ぜ
    しめる駆動システムにより往復動することが可能である
    ように構成された装置において、 各ブロー成形ユニット(10, 12; 110, 111, 112) は、ま
    ず第1の移動動作により前記取外位置(B) とは少なくと
    も1つの方向(17, 18; 117a, 118) に離れている位置
    (Z, A, C, D)から前記受取位置(45)と連係している前記
    取外位置(B) に移動されて取外位置(B) に到達した後に
    開放状態とされ、しかる後、ブロー成形金型(10a,b, 12
    a,b; 110a,b, 111a,b, 112a,b)内で既に成形された中空
    体が取り出されてから、ブロー成形金型を開放状態のま
    ま第2の移動動作により別の方向に移動させて受取位置
    (45)へ達するように適合され、この受取位置はブロー成
    形ユニットを前記第1の移動動作により前記取外位置へ
    移動させるための移動径路(38, 38)に対して横向きに離
    れていることを特徴とする押出ブロー成形法による熱可
    塑性材料製中空体製造装置。
  2. 【請求項2】 前記第2の移動動作による前記取外位置
    から前記受取位置へのブロー成形ユニットの移動動作が
    前記第1の移動動作による前記取外位置へのブロー成形
    ユニットの移動動作に対して直交する方向に行われるよ
    うに適合されていることを特徴とする請求項1に記載の
    中空体製造装置。
  3. 【請求項3】 ブロー成形ユニット(10, 12; 110, 111,
    112) が、回動動作によって取外位置(B) から受取位置
    (45)に移動するように適合されていることを特徴とする
    請求項1に記載の中空体製造装置。
  4. 【請求項4】 少なくとも2つのブロー成形ユニット(1
    0, 12; 110, 111, 112) が前記受取位置へ向かって同じ
    方向(58, 158) に移動するように適合されていることを
    特徴とする請求項2または3に記載の中空体製造装置。
  5. 【請求項5】 少なくとも2つのブロー成形ユニット(1
    0, 12; 110, 111, 112) が前記受取位置(45)へ向かって
    互いに逆方向に移動するように適合されていることを特
    徴とする請求項2または3に記載の中空体製造装置。
  6. 【請求項6】 前記取外位置(B) と該取外位置から離れ
    た位置(Z, A, C, D)との間で少なくとも2つのブロー成
    形ユニット(10, 12, 110, 111, 112) の移動が同期して
    行われるように適合されていることを特徴とする請求項
    1に記載の中空体製造装置。
  7. 【請求項7】 全てのブロー成形ユニット(10, 12, 11
    0, 111, 112) が同一の取外位置(B) および同一の受取
    位置(45)と連係していることを特徴とする請求項1に記
    載の中空体製造装置。
  8. 【請求項8】 各ブロー成形金型(10a,b, 12a,b; 110a,
    b, 111a,b, 112a,b)のキャリヤ・プレート(20a,b; 221,
    b)が、前記取付位置(B) とは離れた位置(Z,A, C, D)か
    ら前記取付位置へブロー成形ユニット(10, 12; 110, 11
    1, 112) が移動する方向(17, 18; 117, 118)に対してほ
    ぼ直交して延在していることを特徴とする請求項1に記
    載の中空体製造装置。
  9. 【請求項9】 前記受取位置(45)が押出ヘッド(44; 14
    4) の下部に位置していることを特徴とする請求項1に
    記載の中空体製造装置。
  10. 【請求項10】 補足部品をブロー成形金型に導き入れ
    るときに全てのブロー成形ユニット(10, 12; 110, 111,
    112) が同一位置を占めるように適合されていることを
    特徴とする請求項1に記載の中空体製造装置。
  11. 【請求項11】 各ブロー成形ユニット(10, 12; 110,
    111, 112) が、プッシュプル・クランプ装置の形式であ
    ることを特徴とする請求項1に記載の中空体製造装置。
  12. 【請求項12】 全てのブロー成形ユニット(110, 111,
    112) が共通のキャリジに担持されていることを特徴と
    する請求項1に記載の中空体製造装置。
  13. 【請求項13】 各ブロー成形ユニット(10, 12)に個別
    のキャリジ(14, 16)が設けられていることを特徴とする
    請求項1に記載の中空体製造装置。
  14. 【請求項14】 個々のキャリジが互いに独立して移動
    可能であることを特徴とする請求項13に記載の中空体
    製造装置。
  15. 【請求項15】 ブロー成形ユニットを担持するキャリ
    ジ(514, 516; 614,616)が前記取外位置と受取位置との
    間で移動可能であることを特徴とする請求項13に記載
    の中空体製造装置。
  16. 【請求項16】 ブロー成形ユニットを担持するキャリ
    ジ(614, 616)が、前記取外位置へのブロー成形ユニット
    の移動動作に直交して前記取外位置から受取位置へ移動
    するように適合されていることを特徴とする請求項2に
    記載の中空体製造装置。
  17. 【請求項17】 ブロー成形ユニットを担持するキャリ
    ジ(514, 516) が回動動作により前記受取位置と取外位
    置との間で移動可能であることを特徴とする請求項3に
    記載の中空体製造装置。
  18. 【請求項18】 ブロー成形ユニット(10, 12; 110, 11
    1, 112) が、前記取外位置と受取位置との間で移動可能
    にキャリジ(14, 16; 116; 216; 314, 414)に取り付けら
    れたフレーム構造体(34; 134; 234; 334; 434)により担
    持されていることを特徴とする請求項1に記載の中空体
    製造装置。
  19. 【請求項19】 フレーム構造体(434) が、前記取外位
    置にブロー成形ユニットを移動させる第1の移動動作(1
    7, 18)と直交する方向へキャリッジ(414, 416)と相対的
    に取外位置と受取位置との間を移動可能であることを特
    徴とする請求項2または18に記載の中空体製造装置。
  20. 【請求項20】 フレーム構造体(34; 134; 234; 334)
    が、キャリジ(14, 16; 114, 116; 214, 216; 314, 316)
    に回動可能に取り付けられていることを特徴とする請求
    項15に記載の中空体製造装置。
  21. 【請求項21】 回動軸(54, 56; 154, 156; 254, 256;
    554, 556)が、ブロー成形ユニット(10, 12; 110, 111,
    112) の一方の側、即ちブロー成形金型(10a,b, 12a,b;
    110a,b; 111a,b; 112a,b)から離れた側に配置されてい
    ることを特徴とする請求項17または20に記載の中空
    体製造装置。
  22. 【請求項22】 前記取外位置と受取位置との間のブロ
    ー成形ユニットの移動のために各ブロー成形ユニットに
    駆動手段(372; 672)が設けられていることを特徴とする
    請求項2または3に記載の中空体製造装置。
  23. 【請求項23】 前記取外位置と受取位置との間の移動
    動作のために定置駆動手段(72)が設けられており、該駆
    動手段が前記取外位置と受取位置との間で往復動可能な
    ブロー成形ユニット(10, 12)に交互に接続されるように
    適合されていることを特徴とする請求項2または3ニ 記
    載の中空体製造装置。
  24. 【請求項24】 少なくとも1つの押出ヘッド(44, 14
    4) を備えた押出装置が多層壁のプレフォームの形成の
    ために供されていることを特徴とする請求項1に記載の
    中空体製造装置。
  25. 【請求項25】 複数の前記位置(Z, A, C, D)間ならび
    に前記取外位置と受取位置との間のブロー成形ユニット
    の移動がほぼ水平な面内で行われるように適合されてい
    ることを特徴とする請求項1に記載の中空体製造装置。
  26. 【請求項26】 複数の前記位置(Z, A, C, D)間の移動
    がほぼ直線状の移動径路に沿って行われるように適合さ
    れていることを特徴とする請求項1に記載の中空体製造
    装置。
JP7041384A 1994-02-07 1995-02-07 押出ブロー成形法による熱可塑性材料製中空体製造装置 Pending JPH07251441A (ja)

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