JPH07251389A - マニピュレータ装置 - Google Patents

マニピュレータ装置

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JPH07251389A
JPH07251389A JP7156894A JP7156894A JPH07251389A JP H07251389 A JPH07251389 A JP H07251389A JP 7156894 A JP7156894 A JP 7156894A JP 7156894 A JP7156894 A JP 7156894A JP H07251389 A JPH07251389 A JP H07251389A
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joint
manipulator
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JP7156894A
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Inventor
Nobuhiro Kojima
信博 小島
Takafumi Matsumaru
隆文 松丸
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】各関節モジュールの組立順序を変えたときで
も、変更後の定数を迅速に収集できるマニピュレータ装
置を提供する。 【構成】マニピュレータ本体の組立てに伴って基端側に
位置する関節モジュール3aから先端側に位置する関節
モジュールに亘っての計測線路53,54が自動構成さ
れる。また本体の組立てに伴って各関節モジュールの自
由度の方向に対応した値の抵抗体50,51が自動選択
される。この選択された抵抗体は遅延スイッチ49を介
して計測線路53,54に選択的に接続される。組立て
に伴って各遅延スイッチ49の駆動部を直列に接続する
駆動線路が構成される。基端側から駆動線路に駆動信号
を与えて各遅延スイッチを時系列的に動作させ、このと
きに計測線路53,54を介して順次計測される抵抗値
の差から各関節モジュールの自由度の方向を測定する測
定装置64が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マニピュレータ装置に
係り、特に保守性に富み、適用範囲の拡大化に寄与でき
るマニピュレータ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、従来のマニピュレータ装
置の中には、各部がその作業専用のために設計されたマ
ニピュレータ本体を備えたものと、標準化されている複
数の関節モジュールやアーム・モジュールを組合せて構
成した「モジュール型マニピュレータ」と呼称されてい
るものとがある。
【0003】前者は作業対象が変化したときに対応でき
ないという問題がある。後者はマニピュレータ装置の低
価格化に寄与できるばかりか、作業対象の変化にも良好
に対応でき、しかも保守の容易化にも寄与できる利点を
備えている。
【0004】「モジュール型マニピュレータ」に組み込
まれるモジュールには、特開昭62−282886号公
報に見られる回転関節モジュールや、特公昭63−50
155号公報に見られるリンク型アーム・モジュールが
知られている。これらのモジュールを複数個組合せるこ
とによって所望の作業が可能なマニピュレータ本体を組
立てることができる。
【0005】しかし、「モジュール型マニピュレータ」
にあっても次のような問題があった。すなわち、複数個
のモジュールを組合せてマニピュレータ本体を組立てた
後、そのマニピュレータ本体に何らかの作業を行わせる
ためには、マニピュレータ本体を駆動制御するための専
用ソフトウェアを作る必要がある。このソフトウェアの
作成は、マニピュレータ本体の基準姿勢において、各関
節モジュールの自由度の方向(すなわち、可動および組
合せの自由度)およびアームの接続方向や長さを予め知
った状態で行われる。
【0006】ところで、作業内容を変えるときには、変
える度に、関節モジュールの数やその自由度の方向を変
えたり、アームの長さやアームの方向を変えたりしなけ
ればならない場合が多い。このようなとき、組立現場に
おいて各関節モジュールの自由度の方向、組立順序、ア
ームの長さおよびその方向の確認に時間を要する場合が
多い。しかも、その確認の後に専用ソフトウェアの開発
のための一連の作業(たとえば、プログラム作成、デバ
ッグ、テスト等)を初めから行う必要がある。したがっ
て、マニピュレータ装置に実際に所望の作業を行わせる
までに多くの手間と時間を要する問題があった。
【0007】そこで、上述した不具合を解消するため
に、特願平4−336766号に示されているように、
各関節モジュールに自由度の方向に対応した信号を出力
する識別信号発生装置を付設し、この信号発生装置の出
力から各関節モジュールの自由度の方向を読み取ること
が考えられる。
【0008】しかし、上記手法にあっても、読取りに時
間を要したり、読取り信号をそのままソフトウェアの自
動切替え信号として用いることは困難であった。
【0009】また、各関節モジュールに組み込まれたモ
ータ、ポテンショメータ、エンコーダ、タコジェネレー
タ等の制御要素は、電気配線を介してコントローラ内の
制御チャンネルと1対1の関係に接続される。関節モジ
ュールの接続順序を交換すると、交換前の関節モジュー
ルの順番関係と交換後の制御チャンネルの順番関係との
対応がずれる。そこで従来は、順番関係を戻すために、
関節モジュール毎に電気配線を切替えるためのロータリ
ースイッチやリレー回路等を関節内に実装し、関節の組
替え変更に応じてロータリースイッチやリレー回路等を
切替えることによって、順番関係を常に一定に保つよう
にしている。
【0010】しかし、このような方式では、モータ駆動
電流を流し得る大電流用のロータリースイッチやリレー
を関節モジュールに組込む必要があるばかりか、配線接
続箇所の増加を招き、関節内が複雑になったり、関節の
大型化、大重量化を招く問題があった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述の如く、従来のモ
ジュール型マニピュレータ装置にあっては、作業内容の
変更に伴って各関節モジュールの自由度の方向や組立順
序を変えたとき、この変更後の定数を迅速に、しかもた
とえばソフトウェアの自動切替えに適用できる形態に収
集できない問題があった。また、関節モジュールの接続
順序を交換したとき、交換前の関節モジュールの順番関
係と交換後の制御チャンネルの順番関係との対応を一定
にするために、大電流用のロータリースイッチやリレー
を関節モジュールに組込むようにしているため、関節モ
ジュールの大型化、大重量化を招く問題があった。
【0012】そこで本発明は、上述した不具合を解消で
きるモジュール型のマニピュレータ装置を提供すること
を目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1のマニピュレータ装置では、配設空間に規
定された直角座標上の各軸回りを自由度の方向とし、こ
の自由度の方向に対応した3種類の連結部を備えてなる
関節モジュールを複数組合せて構成されたマニピュレー
タ本体と、このマニピュレータ本体の組立てに伴って上
記マニピュレータ本体の基端側に位置する関節モジュー
ルから先端側に位置する関節モジュールに亘っての計測
線路を自動構成する計測線路構成手段と、前記各関節モ
ジュールに搭載され、前記マニピュレータ本体の組立て
に伴って各関節モジュールの前記自由度の方向に対応し
た値のインピーダンス素子を自動選択するインピーダン
ス素子選択手段と、前記各関節モジュールに搭載されて
前記インピーダンス素子選択手段で選択された前記イン
ピーダンス素子を前記計測線路に選択的に接続する遅延
スイッチと、前記マニピュレータ本体の組立てに伴って
前記各関節モジュールに搭載された前記遅延スイッチの
駆動部を直列に接続する駆動線路を構成するスイッチ駆
動線路構成手段と、前記マニピュレータ本体の基端側か
ら前記駆動線路に駆動信号を与えて前記各遅延スイッチ
を時系列的に動作させ、このときに前記計測線路を介し
て順次計測されるインピーダンス値から前記各関節モジ
ュールの自由度の方向を認識する認識手段とを備えてい
る。
【0014】また、請求項2のマニピュレータ装置で
は、上記構成に加えて、各関節モジュールにその関節モ
ジュール固有の信号を発生する固有信号発生手段を設け
るとともにマニピュレータ本体の基端側から第2の計測
線路を介して各関節モジュールの固有番号を認識する第
2の認識手段を設けている。
【0015】
【作用】請求項1のマニピュレータ装置では、認識手段
を動作させると、マニピュレータ本体の基端側から駆動
線路に駆動信号が与えられる。この結果、各関節モジュ
ールに搭載されている各遅延スイッチがマニピュレータ
本体の基端側に位置しているものから順に時系列的に動
作し、その関節モジュールの自由度によって自動選択さ
れた値のインピーダンス素子を計測線路に順次接続す
る。そして、認識手段は、計測線路を介して順次計測さ
れるインピーダンス値から各関節モジュールの基端側を
基準にした順番および自由度の方向データ、つまりX軸
回りか、Y軸回りか、Z軸回りかのデータを収集する。
したがって、各関節モジュールの順番および自由度の方
向データを短時間に収集でき、しかも判り易いデータの
形で収集できるので、このデータを使ってソフトウェア
の自動切替えも可能となる。
【0016】また、請求項2のマニピュレータ装置で
は、現在、たとえば固有番号1番の関節モジュールがマ
ニピュレータ本体のたとえば基端を基準にして何番目に
位置しているかを知ることができる。したがって、たと
えば、固有番号1番の関節モジュールが3番目に位置し
ていた場合には、この固有番号1番の関節モジュールを
制御する制御チャンネルをソフトウェア上で3番目の制
御チャンネルに置換えて制御することが可能となる。こ
の結果、関節の接続順序を交換したときに、交換前の関
節モジュールの順番関係と交換後の制御チャンネルの順
番関係との対応を採るために各関節モジュールにロータ
リスイッチ等を設ける必要性をなくすことができる。
【0017】
【実施例】以下、図面を参照しながら実施例を説明す
る。
【0018】図1には本発明の一実施例に係るマニピュ
レータ装置におけるマニピュレータ本体が示されてい
る。
【0019】マニピュレータ本体1は、ベース2上に標
準化された6個の関節モジュール3a〜3fを直列に接
続するとともに最先端に位置する関節モジュール3fに
ハンド部に相当する効果器4を取り付けた構成となって
いる。各関節モジュール3a〜3fは、図1に示されて
いる直角座標上において、図2に等価図として示される
方向に自由度を持つように互いに接続されている。
【0020】各関節モジュール3a〜3fは、この実施
例の場合、それぞれ同一寸法に形成されており、具体的
には図3(a) に示すように構成されている。すなわち、
各関節モジュール3a〜3fは、減速機を含むモータ部
11と、このモータ部11に同軸的に直結されたフィー
ドバックユニット12と、このフィードバックユニット
12からモータ部11の回転中心線と同軸に外方向に向
けて突出する関係に設けられた固定軸13と、モータ部
11からこのモータ部11の回転中心線と同軸に外方向
に向けて突出する関係に設けられた回転軸14と、一端
側が固定軸13に固定されるとともに他端側が上記回転
中心線と直交する方向に延びた後に回転中心線と平行に
フィードバックユニット12およびモータ部11の外面
に沿って延びたL字型の連結部材15と、一端側が回転
軸14に固定されるともに他端側が上記回転中心線と直
交する方向に延びた後に回転中心線と平行にモータ部1
1およびフィードバックユニット12の外面に沿って延
びたL字型の連結部材16とで構成されている。そし
て、図示しない電力供給ケーブルや図示しない信号線を
使ってモータ部11とフィードバックユニット12とを
動作させることによって、連結部材15と連結部材16
とをモータ部11の回転中心線回りに相対的に回転させ
ることができる構造となっている。
【0021】連結部材15,16の上記回転中心線と直
交する部分17,18および平行する部分19,20に
は、次に述べるボルト挿入孔を兼用した3種類の取付部
が設けられている。すなわち、連結部材15の部分17
には、図3(c) に示すように、回転中心線を中心にし、
かつ長手辺が部分17の延びる方向と直交するように描
かれる長方形の各頂点位置に4つの取付孔21が設けら
れ、この4つの取付孔21によって第1の取付部22が
形成されている。
【0022】同様に、連結部材16の部分18には、図
3(d) に示すように、回転中心線を中心にし、かつ長手
辺が部分18の延びる方向と直交するように描かれる長
方形の各頂点位置に4つの取付孔23が設けられ、この
4つの取付孔23によって第1の取付部22に対応する
第2の取付部24が形成されている。
【0023】連結部材15の部分19には、図3(e) に
示すように、部分19の幅方向の中心の位置25を中心
にし、かつ長手辺が回転中心線と直交するように描かれ
る長方形の各頂点位置に4つの取付孔26が設けられ、
この4つの取付孔26によって第3の取付部27が形成
されている。また、連結部材18の部分20には、図3
(b) に示すように、部分20の幅方向の中心位置で、前
記位置25から部分18の外面までの距離と等しい位置
28を中心にし、かつ長手辺が回転中心線と直交するよ
うに描かれる長方形の各頂点位置に4つの取付孔29が
設けられ、この4つの取付孔29によって第3の取付部
27に対応する第4の取付部30が形成されている。
【0024】さらに、連結部材15の部分19には、図
3(e) に示すように、位置25を中心にし、かつ長手辺
が回転中心線と平行するように描かれる長方形の各頂点
位置に4つの取付孔31が設けられ、この4つの取付孔
31によって第5の取付部32が形成されている。ま
た、連結部材18の部分20には、図3(b) に示すよう
に、位置28を中心にし、かつ長手辺が回転中心線と平
行するように描かれる長方形の各頂点位置に4つの取付
け孔33が設けられ、この4つの取付孔33によって第
5の取付部32に対応する第6の取付部34が形成され
ている。
【0025】なお、第1〜第6の取付部22,24,2
7,30,32,34を形成している4つの取付孔の間
隔を規定する長方形の縦横寸法は、それぞれ等しい値に
設定されている。
【0026】上記のように構成された各関節モジュール
3a〜3fは、実際に組み込まれるとき、たとえば図4
に示す直角座標上で、X軸回りの回転を実現するときに
は同図(a) に示すように取付部27と30が選択され、
Y軸回りの回転を実現するときには同図(b) に示すよう
に取付部32と34が選択され、Z軸回りの回転を実現
するときには同図(c) に示すように取付部22と24が
選択される。
【0027】各関節モジュール3a〜3fが上記のよう
に構成されているので、どのような順番に接続してもマ
ニピュレータ本体を構成することが可能であり、さらに
既に構成されたマニピュレータ本体から関節モジュール
の接続順序を入れ換えることによりマニピュレータ本体
の自由度配置を入れ換えることができる。
【0028】マニピュレータ本体1に組み込まれた6つ
の関節モジュール3a〜3fには、その関節モジュール
の自由度の方向およびその関節モジュールの固有番号を
示す識別信号を出力するための識別信号発生手段が設け
られている。
【0029】この識別信号発生手段は次のように構成さ
れている。すなわち、図5に示すように、連結部材15
の回転中心線と平行な部分19で、第3の取付部27を
規定する長方形の中心から図中Y軸上のプラス側に位置
する上記長方形の短辺上に各ピンを部分19の図中下面
に露出させる関係にコネクタ41を設けている。また、
連結部材15の部分19で、第5の取付部32を規定す
る長方形の中心から図中X軸上のマイナス側に位置する
上記長方形の短辺上に各ピンを部分19の図中下面に露
出させる関係にコネクタ42を設けている。さらに、連
結部材15の回転中心線と直交する部分17で、第1の
取付部22を規定する長方形の中心から図中Y軸上のプ
ラス側に位置する上記長方形の短辺上に各ピンを部分1
7の図中左外面に露出させる関係にコネクタ43を設け
ている。
【0030】一方、連結部材16の回転中心線と直交す
る部分18で、第2の取付部24を規定する長方形の中
心から図中Y軸上のプラス側に位置する上記長方形の短
辺上に各ピンを部分18の図中右外面に露出させる関係
にコネクタ44を設けている。また、連結部材16の回
転中心線と平行する部分20で、第6の取付部34を規
定する長方形の中心から図中X軸上のマイナス側に位置
する上記長方形の短辺上に各ピンを部分20の図中上面
に露出させる関係にコネクタ45を設けている。さら
に、部分20で、第4の取付部30を規定する長方形の
中心から図中Y軸上のプラス側に位置する上記長方形の
短辺上に各ピンを部分20の図中上面に露出させる関係
にコネクタ46を設けている。
【0031】この例の場合、各コネクタ41〜46とし
ては、8本のピンを備えたものが用いられている。これ
らのピンのうちの1本にはグランドを示すGの表示が付
されており、他の7本のピンにはそれぞれ1から7まで
の表示が付されている。
【0032】これら各コネクタ41〜46間に関節モジ
ュールの自由度の方向を示す信号を出力する自由度識別
信号発生系47と関節モジュールの固有番号を示す信号
を出力する固有番号信号発生系48とが接続されてい
る。
【0033】ここでは、まず自由度識別信号発生系47
を説明し、次に固有番号信号発生系48を説明する。
【0034】自由度識別信号発生系47は、この実施例
では図5に示すようにモータ部11に取付け(実際には
内蔵)られたアナログ式の遅延スイッチ49と、抵抗体
50,51とを主体にして各関節モジュールの自由度の
方向を示す識別信号を発生するように構成されている。
【0035】すなわち、図6(a) および(b) に示すよう
に、コネクタ41の、たとえば番号1のピンとコネクタ
42の番号1のピンとの間に抵抗値Rの抵抗を介在させ
る低抗体50を接続し、コネクタ42の番号1のピンと
コネクタ43の番号1のピンとの間に抵抗値Rの抵抗を
介在させる低抗体51を接続している。また、コネクタ
41〜43のグランドピン同士を共通に接続し、コネク
タ41〜43のたとえば番号2のピンを遅延スイッチ4
9における駆動部52の入力端に共通に接続し、駆動部
52の出力端をコネクタ44〜46の番号2のピンに共
通に接続している。さらに、コネクタ44〜46のグラ
ンドピン同士を共通に接続し、コネクタ44〜46の番
号1のピン同士を共通に接続している。そして、コネク
タ43の番号1のピンとコネクタ44の番号1のピンと
をリード線53で接続し、またコネクタ43のグランド
ピンとコネクタ44のグランドピンとをリード線54で
接続している。
【0036】遅延スイッチ49は、アナログ式のもの
で、駆動部52にパルス的な入力信号が与えられると、
入力信号が与えられた時点より一定時間経過した時点か
ら一定期間オン動作するスイッチ部55を有している。
そして、スイッチ部55がリード線53,54間に接続
されている。
【0037】図7には図1に示したマニピュレータ本体
1を構成したときの関節部3aと関節部3bとの間の自
由度識別信号発生系47の結線関係が示されている。こ
の図から判るように、マニピュレータ本体1を組立てる
と、各コネクタのグランドピンが自動的に共通に接続さ
れ、また基端に位置する関節モジュールに搭載されたコ
ネクタ41〜43の番号1のピンと先端に位置する関節
モジュールに搭載されたコネクタ44〜46の番号1の
ピンとの間に各関節モジュールの自由度の方向に対応し
て抵抗体50,51が介在したものとなる。
【0038】自由度識別信号発生系47を使って各関節
モジュールの接続順番と自由度の方向を測定するときに
は、図7に示すように、マニピュレータ本体1の基端に
位置している関節モジュール3aのコネクタ43をコネ
クタ61,ケーブル62,コネクタ63を介して測定装
置64に接続する。
【0039】測定装置64は、自由度識別開始用のスタ
ート信号が与えられると、図8(a)に示すように、パル
ス的な入力信号をコネクタ43の番号2のピンとグラン
ドピンとの間に与える。この入力信号は、関節モジュー
ル3aに組込まれている遅延スイッチ49の駆動部52
に与えられる。この結果、図8(a) に示すように、各関
節モジュール3a〜3fに組込まれている遅延スイッチ
49は一定の時間差を持って時系列的に順次オン動作す
る。
【0040】このように、オン動作している期間に、測
定装置64は、図8(a) に示されるタイミングで関節モ
ジュール3aに組込まれているコネクタ43の番号1の
ピンとグランドピンとの間のインピーダンス、つまりこ
の例では抵抗値を測定し収集する。各遅延スイッチ49
は、関節モジュール3a側から順次時系列的にオン動作
するので、測定タイミングの順番とオン動作している遅
延スイッチとの対応関係がはっきりしており、各関節モ
ジュールの抵抗値を正確に測定できることになる。すな
わち、その関節モジュールがX軸回りの回転関節として
接続されていれば測定抵抗値が2R変化し、その関節モ
ジュールがY軸回りの回転関節として接続されていれば
測定抵抗値が1R変化し、Z軸回りの回転関節として接
続されていれば測定抵抗値が0R、つまり変化しないこ
とになる。そして、関節モジュールがそれ以上接続され
ていなければ、測定抵抗値が無限大となるので使用して
いる関節モジュールの個数も知ることができる。そし
て、得られた軸回り情報は、測定装置64から情報処理
装置65に送られてソフトウェアの自動切換等に使用さ
れる。
【0041】なお、遅延スイッチ49はアナログ式に限
らず、図9(a) に示すように、駆動部52aがシフトレ
ジスタ71と排他的論理和回路72とで構成され、スイ
ッチ部55aが半導体スイッチ55aで構成されたディ
ジタル式の遅延スイッチ49aを用いてもよいし、図9
(b) に示すように、駆動部52bがシフトレジスタ71
と否定回路73と論理和回路74とで構成され、スイッ
チ部55aが半導体スイッチ55aで構成されたディジ
タル式の遅延スイッチ49bを用いてもよい。
【0042】このようにディジタル式の遅延スイッチを
用いたときの入力信号および情報収集のタイミングは、
図8(b) に示すようになる。
【0043】さらに、図10(a) に示すように、駆動部
52aがシフトレジスタ71と排他的論理和回路72と
で構成され、スイッチ部55bが否定回路75と継電器
76とで構成されたディジタル式の遅延スイッチ49c
を用いてもよいし、また図10(b) に示すように、駆動
部52bがシフトレジスタ71と否定回路73と論理和
回路74とで構成され、スイッチ部55bが否定回路7
5と継電器76とで構成されたディジタル式の遅延スイ
ッチ49dを用いてもよい。
【0044】遅延機能を実現するためにシフトレジスタ
71を用いると、遅延スイッチの切替えと抵抗値測定の
タイミングが前述した信号処理装置65で同期して行え
るため都合よいが、必ずしもシフトレジスタに限定され
ものではなく、フリップフロップやカウンタ回路を使用
しても同様の遅延機能を実現できる。
【0045】また、軸周り方向の識別に供される抵抗体
の配置としては、図11(a),(b) に示すように、コネク
タ44の番号1のピンとコネクタ45の番号1のピンと
の間およびコネクタ45の番号1のピンとコネクタ46
の番号1のピンとの間にそれぞれ抵抗rの抵抗を介在さ
せる低抗体81,82を接続することによって、抵抗値
が2rか、1rか、0rかによって先端側についても接
続された関節の方向を識別することができる。
【0046】また、抵抗体配置の別の例として、図12
(a),(b) に示すように、コネクタ41の番号1のピンと
中継コネクタ83の番号1のピンとの間に抵抗値Rxの
抵抗を介在させる低抗体84を接続し、コネクタ42の
番号1のピンと中継コネクタ83の番号1のピンとの間
に抵抗値Ryの抵抗を介在させる低抗器体85を接続
し、コネクタ43の番号1のピンと中継コネクタ83の
番号1のピンとの間に抵抗値Rzの抵抗を介在させる低
抗体86を接続してもよい。なお、図中87は中継コネ
クタを示している。
【0047】図13には、コネクタ41〜46、遅延ス
イッチ49および低抗体84〜86の取付けられた6個
の関節モジュール3a〜3fを組合せて図1に示すよう
なマニピュレータ本体を構成したときの関節モジュール
3aと関節モジュール3bとの計測線の結線関係が示さ
れている。この図では図7と同一部分が同一符号で示さ
れている。
【0048】このような構成であると、その関節モジュ
ールがX軸回りの回転関節として接続されていれば、そ
の関節モジュールの計測線上で抵抗値がRxだけ上昇
し、Y軸回りの回転関節として接続されていれば抵抗値
がRyだけ上昇し、Z軸回りの回転関節として接続され
ていれば抵抗値がRzだけ上昇する。
【0049】したがって、図7に示した例と全く同じ原
理でマニピュレータ本体を構成している各関節モジュー
ルの自由度の方向を知ることができる。
【0050】抵抗体配置のさらに別の例として、図14
(a),(b) に示すように、コネクタ44の番号1のピンと
コネクタ87の番号1のピンとの間に抵抗rzの抵抗を
介在させる抵抗体88を接続し、コネクタ45の番号1
のピンとコネクタ87の番号1のピンとの間に抵抗ry
の抵抗を介在させる抵抗体89を接続し、コネクタ46
の番号1のピンとコネクタ87の番号1のピンとの間に
抵抗rxの抵抗を介在させる抵抗体90を接続すること
によって、抵抗値がrzか、ryか、rxかによって先
端側についても接続された関節モジュールの自由度の方
向を識別することができる。
【0051】次に、固有番号信号発生系48について説
明する。
【0052】この固有番号信号発生系48もコネクタ4
1〜46間に接続されている。
【0053】すなわち、図15(a),(b) に示すように、
コネクタ41〜43の番号3のピンが共通に接続される
とともにアナログ式の遅延スイッチ91の駆動部92の
入力端に接続され、駆動部92の出力端はコネクタ44
〜46の番号3のピンに共通に接続されている。遅延ス
イッチ91は前述した遅延スイッチ49と同様に形成さ
れたもので、そのスイッチ部93の一端側はグランドピ
ンに接続され、他端側は固有信号発生器94に接続され
ている。勿論、図9および図10に示したディジタル式
の遅延スイッチを使用することもできる。
【0054】固有信号発生器94は、これが取付けられ
ている関節モジュール固有の番号を示す信号を発生する
ように予め設定されており、その出力信号線95はコネ
クタ41〜46の番号4〜7のピンに共通に接続されて
いる。
【0055】図16には図1に示すようにマニピュレー
タ本体1を構成したときの関節モジュール3aと関節モ
ジュール3bとにおける固有番号信号発生系48の結線
関係が示されている。
【0056】固有番号信号発生系48を使って各関節モ
ジュールの固有番号を測定するときには、図16に示す
ように、マニピュレータ本体1の基端に位置している関
節モジュール3aのコネクタ43をコネクタ61,ケー
ブル62,コネクタ63を介して測定装置64に接続す
る。
【0057】測定装置64は、固有番号計測用のスター
ト信号が与えられると、図8(a) に示したと同様に、パ
ルス的な入力信号をコネクタ43の番号3のピンとグラ
ンドピンとの間に与える。この入力信号は、関節モジュ
ール3aに組込まれている遅延スイッチ91の駆動部9
2に与えられる。この結果、各関節モジュールに組込ま
れている遅延スイッチ91のスイッチ部93は一定の時
間差を持って時系列的に順次オン動作する。スイッチ部
93がオンすると、固有信号発生器94からその関節モ
ジュール固有の固有信号が出力される。
【0058】上記のようにスイッチ部93がオン動作し
ている期間に、測定装置64は、図8(a) に示されるタ
イミングで関節モジュール3aに組込まれているコネク
タ43の番号4〜7のピンを介して各固有信号発生器9
4が出力した固有信号を収集する。各遅延スイッチ91
は、関節モジュール3a側から順次時系列的にオン動作
するので、測定タイミングの順番とオン動作している遅
延スイッチとの対応関係がはっきりしている。したがっ
て、各関節モジュール3a〜3fの接続順序と、その固
有信号とを正確に収集できることになる。
【0059】このように、各関節モジュール3a〜3f
の接続順序と、その固有信号とを収集することは次のよ
うな意味を有する。
【0060】すなわち、マニピュレータ本体1に組込ま
れた6つの関節モジュール3a〜3fは、図17に示す
ように、1対1に対応した制御チャンネル111〜11
6に接続されている。この制御チャンネル111〜11
6とマニピュレータ本体1の関節モジュール3a〜3f
とは、コネク117、ケーブル118およびコネクタ1
19を介して接続されており、これらの配線は固定され
ている。
【0061】作業内容が変わり、マニピュレータ本体1
の自由度構成が変わったりして関節モジュールの接続順
番が変わった場合、マニピュレータ本体1のベース2を
基準とした各関節モジュール毎に動作範囲が変化する。
それにつれて、各関節モジュールの接続順序と制御チャ
ンネル111〜116の順番との間にずれが生じる。こ
の順番のずれは全体の制御プログラムを構築する上で障
害となる。
【0062】そこで、本実施例では、各関節モジュール
3a〜3fにそのモジュール固有の信号を出力する固有
信号発生器94を搭載し、これら各関節モジュール3a
〜3fが現在何番の固有番号を持つ関節モジュールで構
成されているかを測定装置64で測定し、この測定結果
を図17に示すように情報処理装置65に与えて各関節
モジュール3a〜3fの接続順番と制御チャンネル11
1〜116の順番とを一致させるように情報処理装置6
5の中でソフトウェアを自動的に変更するようにしてい
る。
【0063】たとえば、関節モジュール3aの固有信号
発生器94が「C2」という固有の識別信号を送出する
ように設定されているときには測定装置64で「C2」
と測定され、関節モジュールの3bの固有信号発生器9
4が「C6」という固有の識別信号を送出するように設
定されているときには測定装置64で「C6」と測定さ
れる。すなわち、ベース2を基準にして1番目には「C
2」の関節モジュールが接続されており、2番目に「C
6」の関節モジュ−ルが接続が接続されていることにな
る。
【0064】一方、制御チャンネル側からみると、「C
2」の関節モジュールを駆動制御する制御チャンネル1
12は2番目に位置しており、「C6」の関節モジュー
ルを駆動制御する制御チャンネル112は6番目に位置
している。したがって、このままでは、極めて扱い難い
ことになる。そこで、この例では、各関節モジュールの
接続順番と制御チャンネルの順番とを対応させるため
に、関節モジュールが現在何番目に位置しているかの情
報を収集し、この情報を使って情報処理装置65のソフ
トウェア上で制御チャンネルの置換えを行っているので
ある。
【0065】図18には本発明の別の実施例に係るマニ
ュピュレータ装置に組み込まれた関節モジュールが示さ
れている。なお、この図では図5と同一部分が同一符号
で示されている。したがって、重複する部分の詳しい説
明は省略するこの実施例が図5に示す例と異なる点は、
固有番号信号発生系48aの構成にある。
【0066】固有番号信号発生系48aは、図19に示
すように、各関節モジュール3にそのモジュール固有の
番号信号を出力するように設定されたコードスイッチか
らなる固有信号発生器94aと、組立て時にその関節モ
ジュールの接続順番を示す番号に設定されるロータリー
スイッチ122とを設けたものとなっている。そして、
これら固有番号発生器94aとロータリースイッチ12
2とは、コネクタ41〜46のピンを介して等価的に図
19に示すように接続されている。ここで、各固有番号
発生器94aおよび各ロータリースイッチ122は小信
号用の小型のものである。
【0067】一方、図示しない測定装置は、2進化され
た信号123を択一選択信号124に変換するデジタル
マルチプレクサ125と、各固有信号発生器94aのワ
イヤードOR信号126をバッファして認識出力信号1
27とするバッファ128とを備えている。
【0068】測定装置側において各関節モジュール3
a,3b,3cの固有番号を認識するときには次のよう
にする。すなわち、今、信号123を2進数“00”に
設定した場合を想定すると、デジタルマルチプレクサ1
25からの択一選択信号124はY0出力が論理“0”
となり、Y1〜Y3出力が論理“1”となる。このた
め、関節モジュール3aに搭載された固有信号発生器9
4からの出力が優先になり、バッファ128から出力さ
れる認識信号127は2進数でたとえば“10”とな
る。すなわち、この場合には1番目の関節モジュール3
aは、固有番号2の関節であることが認識される。
【0069】次に、信号123を2進数“01”に設定
した場合を想定すると、デジタルマルチプレクサ125
からの択一選択信号124はY1出力が論理“0”とな
り、Y0,Y2,Y3出力が論理“1”となる。する
と、関節モジュール3bに搭載されている固有信号発生
器94aからの出力が優先になり、認識信号127は2
進数出たとえば“11”となる。すなわち、この場合に
は2番目の関節モジュール3bとして固有番号3の関節
が接続されていることを認識できる。
【0070】同様に、信号123を2進数“10”に設
定した場合を想定すると、デジタルマルチプレクサ12
5からの択一選択信号124はY2出力が論理“0”と
なり、Y0,Y1,Y3出力が論理“1”となる。する
と、関節モジュール3cに搭載されている固有信号発生
器94aからの出力が優先になり、認識信号127は2
進数でたとえば“01”と出力される。すなわち、この
場合は3番目の関節モジュール3cとして固有番号1の
関節が接続されていることを認識できることになる。
【0071】以上のようにして、図示してない測定装置
で認識された結果を元にして関節の各固有番号に対応す
る制御チャンネルにソフトウェア上で切替えるようにし
ている。
【0072】図20には固有番号信号発生系48bのさ
らに別の例が示されている。
【0073】この固有番号信号発生系48bでは、デジ
タルマルチプレクサ125aとして反転出力タイプを使
用し、コンプリメンタリコード型のコードスイッチで固
有信号発生器94bを構成している。この構成によって
3個の関節モジュールまで対応できる。
【0074】図21には固有番号信号発生系48cのさ
らに異なる例が示されている。
【0075】この固有番号信号発生系48cでは、デジ
タルマルチプレクサ125aとして反転出力タイプのも
のを使用し、通常のショート型のコードスイッチで固有
信号発生器94cを構成して、この固有信号発生器94
cの出力をオープンコレクタ出力バッファ129を介し
て出力するようにしている。
【0076】このような構成を採用することによって、
多数の関節モジュールに対応できる。ただし、関節の数
に対応してデジタルマルチプレクサ125aの出力チャ
ンネル数、固有信号発生器94cの切替えチャンネル
数、ワイヤードOR出力線数を増減させる必要がある。
【0077】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
作業内容の変更に伴わせて関節モジュールの位置や自由
度の方向を変えた場合であっても、何番目の関節モジュ
ールがどの方向の自由度を有しているかを短時間に認識
できる。また、何番目にどの関節モジュールが位置して
いるかも簡単に知ることができるので、構成の変更に伴
うマニピュレータの駆動制御プログラムの書き換え、変
更に要する手間や時間を短縮でき、作業内容にふさわし
い自由度構成のマニピュレータを容易に再構成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るマニピュレータ装置の
マニピュレータ本体の構成例を示す斜視図
【図2】同マニピュレータ本体の等価図
【図3】(a) は同マニピュレータ本体を構成している関
節モジュールの正面図、(b) は上面図、(c) は左側面
図、(d) は右側面図、(e) は下面図
【図4】同関節モジュールの自由度の選択例を説明する
ための図
【図5】同関節モジュールの斜視図
【図6】同関節モジュールに組込まれた自由度識別信号
発生系の回路構成図
【図7】同自由度識別信号発生系の関節モジュール間で
の接続例を示す図
【図8】同自由度識別信号発生系を走査して情報収集す
る動作を説明するための図
【図9】自由度識別信号発生系に組込まれる遅延スイッ
チの変形例を示す図
【図10】自由度識別信号発生系に組込まれる遅延スイ
ッチのさらに異なる変形例を示す図
【図11】自由度識別信号発生系の変形例を示す図
【図12】自由度識別信号発生系の異なる変形例を示す
【図13】図12に示す自由度識別信号発生系を組込ん
だときの結線例を示す図
【図14】自由度識別信号発生系のさらに異なる変形例
を示す図
【図15】関節モジュールに組込まれた固有番号信号発
生系の回路構成図
【図16】固有番号信号発生系同士の接続例を示す図
【図17】各関節モジュールを駆動する制御チャンネル
の順番例を示す図
【図18】関節モジュールの斜視図
【図19】固有番号信号発生系の変形例を示す図
【図20】固有番号信号発生系の別の変形例を示す図
【図21】固有番号信号発生系のさらに異なる変形例を
示す図
【符号の説明】
1…マニピュレータ本体 2…固定ベース 3,3a〜3f…関節モジュール 4…効果器 11…モータ部 12…フィード
バックユニット 13…固定軸 14…回転軸 15,16…連結部材 22,24,27,30,34…取付部、 41,42,43,44,45,46…コネクタ 47,47a,47b,47c…自由度識別信号発生系 48,48a,48b,48c…固有番号信号発生系 49,49a,49b,49c,49d…遅延スイッチ 50,51,81,82,84,85,86,88,8
9,90…抵抗体 52,52a,52b…駆動部 55,55a,
55b…スイッチ部 64…測定装置 65…情報処理
装置 91…遅延スイッチ 92…駆動部 93…スイッチ部 94,94a,94b,94c…固有信号発生器 122…ロータリスイッチ 125…ディジ
タルマルチプレクサ 128…バッファ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】配設空間に規定された直角座標上の各軸回
    りを自由度の方向とし、この自由度の方向に対応した3
    種類の連結部を備えてなる関節モジュールを複数組合せ
    て構成されたマニピュレータ本体と、このマニピュレー
    タ本体の組立てに伴って上記マニピュレータ本体の基端
    側に位置する関節モジュールから先端側に位置する関節
    モジュールに亘っての計測線路を自動構成する計測線路
    構成手段と、前記各関節モジュールに搭載され、前記マ
    ニピュレータ本体の組立てに伴って各関節モジュールの
    前記自由度の方向に対応した値のインピーダンス素子を
    自動選択するインピーダンス素子選択手段と、前記各関
    節モジュールに搭載されて前記インピーダンス素子選択
    手段で選択された前記インピーダンス素子を前記計測線
    路に選択的に接続する遅延スイッチと、前記マニピュレ
    ータ本体の組立てに伴って前記各関節モジュールに搭載
    された前記遅延スイッチの駆動部を直列に接続する駆動
    線路を構成するスイッチ駆動線路構成手段と、前記マニ
    ピュレータ本体の基端側から前記駆動線路に駆動信号を
    与えて前記各遅延スイッチを時系列的に動作させ、この
    ときに前記計測線路を介して順次計測されるインピーダ
    ンス値から前記各関節モジュールの自由度の方向を認識
    する認識手段とを具備してなることを特徴とするマニピ
    ュレータ装置。
  2. 【請求項2】配設空間に規定された直角座標上の各軸回
    りを自由度の方向とし、この自由度の方向に対応した3
    種類の連結部を備えてなる関節モジュールを複数組合せ
    て構成されたマニピュレータ本体と、このマニピュレー
    タ本体の組立てに伴って上記マニピュレータ本体の基端
    側に位置する関節モジュールから先端側に位置する関節
    モジュールに亘っての第1の計測線路を自動構成する第
    1の計測線路構成手段と、前記各関節モジュールに搭載
    され、前記マニピュレータ本体の組立てに伴って各関節
    モジュールの前記自由度の方向に対応した値のインピー
    ダンス素子を自動選択するインピーダンス素子選択手段
    と、前記各関節モジュールに搭載されて前記インピーダ
    ンス素子選択手段で選択された前記インピーダンス素子
    を前記第1の計測線路に選択的に接続する遅延スイッチ
    と、前記マニピュレータ本体の組立てに伴って前記各関
    節モジュールに搭載された前記遅延スイッチの駆動部を
    直列に接続する駆動線路を構成するスイッチ駆動線路構
    成手段と、前記マニピュレータ本体の組立てに伴って上
    記マニピュレータ本体の基端側に位置する関節モジュー
    ルから先端側に位置する関節モジュールに亘っての第2
    の計測線路を自動構成する第2の計測線路構成手段と、
    前記各関節モジュールに搭載されるとともに前記第2の
    計測線路に接続されて関節モジュール固有の信号を発生
    する固有信号発生手段と、前記マニピュレータ本体の基
    端側から前記第1の駆動線路に駆動信号を与えて前記第
    1の各遅延スイッチを時系列的に動作させ、このときに
    前記第1の計測線路を介して計測されるインピーダンス
    値から前記各関節モジュールの自由度の方向を認識する
    第1の認識手段と、前記マニピュレータ本体の基端側か
    ら前記第2の計測線路を介して前記各関節モジュールの
    固有番号を認識する第2の認識手段とを具備してなるこ
    とを特徴とするマニピュレータ装置。
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