JPH07251287A - レーザ切断用ノズル - Google Patents

レーザ切断用ノズル

Info

Publication number
JPH07251287A
JPH07251287A JP6042897A JP4289794A JPH07251287A JP H07251287 A JPH07251287 A JP H07251287A JP 6042897 A JP6042897 A JP 6042897A JP 4289794 A JP4289794 A JP 4289794A JP H07251287 A JPH07251287 A JP H07251287A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
nozzle
tip
assist gas
laser cutting
tip nozzle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP6042897A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3412768B2 (ja
Inventor
Masayuki Nagabori
正幸 長堀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tanaka Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Tanaka Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Tanaka Manufacturing Co Ltd filed Critical Tanaka Manufacturing Co Ltd
Priority to JP04289794A priority Critical patent/JP3412768B2/ja
Publication of JPH07251287A publication Critical patent/JPH07251287A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3412768B2 publication Critical patent/JP3412768B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 アシストガスを低圧力化し、その使用量を低
減することができ、かつ、切断能力の向上及び一定の加
工品質の確保をも可能とし、さらに、被加工物の表面の
毀損及び先端ノズルの破損を防止することもできるレー
ザ切断用ノズルを提供する。 【構成】 レーザ切断用ノズルは、ノズル本体と、先端
ノズルと、レンズと、アシストガスの導管とから構成さ
れ、ノズル本体及び先端ノズルには、それぞれ導出通路
と孔とが形成されている。先端ノズルとノズル本体とは
互いに摺動自在とされていて、コイルバネ(付勢部材)
が、先端ノズルをノズル本体の先端方向へと付勢してい
る。先端ノズル先端の開口部の周縁部には、フランジ
(拡径部)部が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、金属板等の切断加工を
行なうレーザ切断装置が備えるレーザ切断用ノズルに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】周知のように、高エネルギ波であるレー
ザ光を利用したレーザ切断装置は、金属板等の切断加工
装置として広く用いられている。このレーザ切断装置に
よる金属板の切断においては、レーザ光の出力及び加工
速度を適正な値に設定することにより良好な切断効果が
得られ、さらにアシストガスとして窒素ガス等を切断溝
に対して噴射し、アシストガスの運動量によってレーザ
光のエネルギで溶融した金属を吹き飛ばすことにより切
断能力を増大させているものである。
【0003】このレーザ切断装置が備えるレーザ切断用
ノズルとして、従来、図4に示すレーザ切断用ノズル1
が採用されていた。レーザ切断用ノズル1は、ノズル本
体2と、先端ノズル3と、レーザ光を所定の焦点位置へ
と集光するためのレンズ4と、アシストガスを供給する
導管5とから構成され、ノズル本体2及び先端ノズル3
には、レーザ光及びアシストガスを導出する導出通路2
a及び孔3aがそれぞれ形成されている。そして、先端
ノズル3の先端の開口部より金属板(被加工物)7にレ
ーザ光及びアシストガスを照射・噴射(図中それぞれ一
点鎖線及び矢印で表示)してこれを切断する。
【0004】前述したレーザ切断装置の作動原理によ
り、先端ノズル3の先端の開口部と金属板7との間隙D
が狭いほどアシストガスの補助効果は大きく、かつ先端
ノズル3の開口部の径も小さくできるが、実用上は金属
板7の曲り、レーザ切断用ノズル1と金属板7との位置
関係・運動精度上の問題等により間隙Dは、かなりの余
裕をもたせて設定せねばならなかった。
【0005】そのためアシストガスを供給するべき部
分、すなわち金属板7の切断溝だけではなく、この切断
溝を含む広い範囲にアシストガスを噴射することとな
り、また、金属板7から大きな間隙Dをおいて噴出され
ることによるアシストガスの機能の低下を補償するため
に、高圧のアシストガスを多量に噴射することが必要と
なるので、アシストガスを浪費することとなった。ま
た、先端ノズル3の開口部と金属板7の間隙Dを一定に
保つことが困難なため、加工品質が不均一なものとなっ
ていた。
【0006】そこで、上記の問題を解決するために、図
5に示すレーザ切断用ノズル11が提案された。このレ
ーザ切断用ノズル11は、以前のレーザ切断用ノズル1
と同様に、ノズル本体12と、先端ノズル13と、レン
ズ4と、アシストガスの導管5とから概略構成され、ノ
ズル本体12及び先端ノズル13には、レーザ光及びア
シストガスを導出する導出通路12a及び孔13aがそ
れぞれ形成され、先端ノズル13の先端の開口部よりレ
ーザ光及びアシストガスを照射・噴射(図中それぞれ一
点鎖線及び矢印で表示)して、金属板(被加工物)7を
切断するものである。
【0007】そして、このレーザ切断用ノズル11にお
いては、先端ノズル13と、ノズル本体12とは互いに
摺動自在とされていて、レンズ4を配置するためにノズ
ル本体12の内面に形成された凸部12bと、先端ノズ
ル13の基端面との間には、コイルバネ15が配置さ
れ、また、ノズル本体12の先端近傍の内面と、先端ノ
ズル13の外面との間には、リニヤボールベアリング1
7が配置されている。このコイルバネ15は、先端ノズ
ル13をノズル本体12の先端方向へと付勢し、リニヤ
ボールベアリング17は、先端ノズル13のノズル本体
12に対する摺動を滑らかなものとする。
【0008】このレーザ切断用ノズル11は、これを用
いて金属板7を切断する際に、まず、先端ノズル13の
先端を金属板7の表面に当接させる。このとき先端ノズ
ル13の先端面は、ノズル本体12の内部に配置された
コイルバネ15の付勢力によって金属板7に密着する。
レーザ切断を始めるときに、導管5よりアシストガスを
一定圧力で供給すると、アシストガスは先端ノズル13
の先端の開口部より噴射され、先端ノズル13は、アシ
ストガスの噴射圧力がコイルバネ15の付勢力より大と
なったときに金属板7から離間して、アシストガスの噴
射圧力と、コイルバネ15の付勢力とが釣り合う位置ま
でノズル本体12に対してレーザ光軸L上を摺動し、先
端ノズル13の先端と、金属板7との間に間隙Dが形成
される、というものである。
【0009】上記のように、このレーザ切断用ノズル1
1は、アシストガスの圧力に対してコイルバネ15のバ
ネ定数を適切なものに選定することによって、金属板7
と先端ノズル13との間隙Dを所定の値とし、また、金
属板7が曲っている場合等においても、上記の構成によ
って間隙Dをほぼ一定に保ち、アシストガスの浪費を無
くすとともに、加工品質の安定化を図ることを目的とし
たものであった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
レーザ切断用ノズル11においては、先端ノズル13の
アシストガスの圧力を受ける受圧面の面積が、ノズル本
体12内でコイルバネ15を支持する基端面側よりも先
端面13s側のほうが小さいために、先端ノズル13
は、コイルバネ15により下方へ付勢されているだけで
はなく、さらにアシストガスからも下方へと押されるこ
ととなり、上述した効果は実現され得なかった。
【0011】よって、このレーザ切断用ノズル11を用
いた場合においても、これより以前のレーザ切断用ノズ
ル1を用いた場合と同様に、金属板7と先端ノズル13
の先端面13sとの間隙Dを大きめに設定せざるを得な
いため、やはりアシストガスを広い範囲に噴射すること
となり、アシストガスの機能の低下を補償するために高
圧のアシストガスを多量に噴射することが必要で、アシ
ストガスの節約を図ることができず、また、加工品質を
一定とすることもできなかった。
【0012】また、先端ノズル13の先端面13sは、
外周部において外周面13tと直交しているので、この
部分が金属板7と接触した場合には、金属板7の表面に
傷を付けるとともに、先端ノズル13も破損するという
問題もあった。
【0013】本発明は、前記の事情に鑑みてなされたも
のであって、アシストガスを低圧力化し、その使用量を
低減することができ、かつ、切断能力の向上及び一定の
加工品質の確保をも可能とし、さらに、被加工物の表面
の毀損及び先端ノズルの破損を防止することもできるレ
ーザ切断用ノズルを提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1記載のレーザ切
断用ノズルは、内部にレーザ光及びアシストガスの導出
通路を有し、先端部に挿通孔を有するノズル本体と、こ
のノズル本体の前記挿通孔内に配置されるとともに、前
記レーザ孔の導出通路方向に向けて移動自在に支持さ
れ、その内部に前記レーザ光及びアシストガスを通過さ
せる孔が形成された先端ノズルと、この先端ノズルを前
記ノズル本体に対して前記レーザ光及びアシストガスの
導出方向に付勢する付勢部材とを備えてなり、前記先端
ノズルには、前記レーザ光及びアシストガスを照射・噴
射させる開口部の周縁部に前記レーザ光及びアシストガ
スの照射・噴射方向に対し側方に張り出すフランジ部が
形成されていることを特徴とするものである。
【0015】請求項2記載のレーザ切断用ノズルは、請
求項1記載のレーザ切断用ノズルにおいて、前記先端ノ
ズルに形成された孔が、該先端ノズルの先端面近傍にお
いて拡径され、拡径部が形成されていることを特徴とす
るものである。
【0016】請求項3記載のレーザ切断用ノズルは、請
求項2記載のレーザ切断用ノズルにおいて、前記先端ノ
ズルに形成された孔の拡径部のアシストガスの圧力を受
ける受圧面の面積が、該先端ノズルの基端部側の受圧面
の面積よりも大とされていることを特徴とするものであ
る。
【0017】請求項4記載のレーザ切断用ノズルは、請
求項1ないし3のいずれかに記載のレーザ切断用ノズル
において、前記付勢部材がコイルバネとされ、このコイ
ルバネが前記先端ノズルの胴部に巻回されて、該先端ノ
ズルのフランジ部と前記ノズル本体の先端部との間に介
装されていることを特徴とするものである。
【0018】請求項5記載のレーザ切断用ノズルは、請
求項1ないし4のいずれかに記載のレーザ切断用ノズル
において、前記フランジ部は、その下面が外周部の近傍
において漸次上方へ向けて湾曲する湾曲面とされている
ことを特徴とするものである。
【0019】そして、請求項6記載のレーザ切断用ノズ
ルは、請求項1ないし5のいずれかに記載のレーザ切断
用ノズルにおいて、前記先端ノズルを構成する前記フラ
ンジ部と、前記胴部とが着脱自在とされていることを特
徴とするものである。
【0020】
【作用】請求項1記載のレーザ切断用ノズルは、ノズル
本体と、該ノズル本体に移動自在に支持された先端ノズ
ルと、この先端ノズルを前記ノズル本体に対して該ノズ
ル本体の先端方向へ付勢する付勢部材とを備え、前記先
端ノズルには、その開口部の周縁部にフランジ部が形成
されているので、前記先端ノズルのアシストガスの圧力
を受ける受圧面の面積は、前記ノズル本体内に位置する
基端面側より先端面側が大となり、アシストガスの圧力
により付勢部材の付勢力に抗して前記先端ノズルを被加
工材表面から離間させることを可能とする。
【0021】請求項2記載のレーザ切断用ノズルにおい
ては、前記先端ノズルに形成された孔は、該先端ノズル
の先端面近傍において拡径されて、拡径部が形成されて
いるため、アシストガスの該先端ノズルを被加工材表面
から離間させる機能を、より有効に発揮させる。
【0022】請求項3記載のレーザ切断用ノズルにおい
ては、前記先端ノズルに形成された孔の拡径部のアシス
トガスの圧力を受ける受圧面の面積が、該先端ノズルの
基端部側の受圧面の面積よりも大とされていて、前記先
端ノズルの孔の拡径部の受圧面に作用するアシストガス
の力のみで、該先端ノズルの基端面の受圧面に作用する
アシストガスの力よりも大となるので、該先端ノズルを
被加工材表面から離間させる力がさらに増大される。
【0023】請求項4記載のレーザ切断用ノズルにおい
ては、前記付勢部材がコイルバネとされ、このコイルバ
ネが前記先端ノズルの胴部に巻回されて、該先端ノズル
のフランジ部と前記ノズル本体の先端部との間に介装さ
れているので、レーザ切断用ノズルの組立・分解・保守
・点検・整備のいずれもが容易とされ、また、その付勢
力は前記先端ノズルの周方向に一様となるため、該先端
ノズルの先端面と被加工物との間隙を周方向に一様と
し、噴出するアシストガスが偏向することを防止する。
【0024】請求項5記載のレーザ切断用ノズルにおい
ては、前記先端ノズルのフランジ部は、その下面の外周
部の近傍において漸次上方へ向けて湾曲する湾曲面とさ
れていて、この部分が被加工物と接触したときの被加工
物の表面の毀損及び該先端ノズルの破損を防止する。
【0025】そして、請求項6記載のレーザ切断用ノズ
ルにおいては、前記先端ノズルを構成する前記フランジ
部と、前記胴部とが着脱自在とされているので、該フラ
ンジ部のみを容易に取り替えることができる。
【0026】
【実施例】以下、本発明のレーザ切断用ノズルの第一の
実施例を図1及び図2を参照して説明する。図1及び図
2に示すレーザ切断用ノズル31は、ノズル本体32
と、先端ノズル33と、レンズ4と、アシストガスを供
給する導管5とから概略構成され、ノズル本体32及び
先端ノズル33には、レーザ光及びアシストガスを導出
する導出通路32a及び孔33aがそれぞれ形成され、
従来のレーザ切断用ノズル1及び11と同様に、先端ノ
ズル33の先端の開口部より金属板(被加工物)7にレ
ーザ光及びアシストガスを照射・噴射(図2にそれぞれ
一点鎖線及び矢印で表示)し、金属板7を切断するもの
である。また、従来のレーザ切断用ノズル11と同様
に、先端ノズル33と、ノズル本体32とは、互いに摺
動自在とされていて、コイルバネ(付勢部材)35が、
先端ノズル33をノズル本体32の先端方向へと付勢し
ている。
【0027】そして、このレーザ切断用ノズル31にお
いては、先端ノズル33は、ノズル本体32の先端部3
2bに形成された挿通孔32c内に配置され、その胴部
33cの先端の開口部の周縁部には、レーザ光及びアシ
ストガスの照射・噴射方向に対して側方に張り出すフラ
ンジ部33dが形成されている。このフランジ部33d
の下面のアシストガスの圧力を受ける受圧面の面積は、
ノズル本体32内に位置する基端部の受圧面の面積より
も大とされていて、また、フランジ部33dの下面は、
外周部の近傍において漸次上方へ向けて湾曲する湾曲面
33eとされている。
【0028】前記先端ノズル33に形成されたレーザ光
及びアシストガスを通過させる孔33aは、先端の開口
部の近傍において拡径されテーパ面(拡径部)33fと
され、胴部33cの基端部には、先端ノズル33がノズ
ル本体32から脱落することを防止するための凸部33
gが形成されている。
【0029】また、先端ノズル33をノズル本体32の
先端方向へと付勢するコイルバネ35は、先端ノズル3
3の胴部33cに巻回され、先端ノズル33のフランジ
部33dと、ノズル本体32の先端部32bとの間に介
装されている。
【0030】上記の構成からなるレーザ切断用ノズル3
1を用いて金属板7を切断するには、従来のレーザ切断
用ノズル11を用いる場合と同様に、まず、図1に示す
ように、先端ノズル33の先端面を金属板7の表面に当
接させる。このとき先端ノズル33の先端面は、ノズル
本体32の先端部32bと先端ノズル33のフランジ部
33dとの間に介装されたコイルバネ35の付勢力によ
って金属板7に密着する。
【0031】レーザ切断を始めるときに、導管5よりア
シストガスを一定圧力で供給すると、アシストガスは、
先端ノズル33の先端の開口部より噴出する。そして、
アシストガスの圧力によって先端ノズル33の先端面が
受ける上向きの力と、同基端面が受ける下向きの力との
差が、コイルバネ35の付勢力よりも大となったとき
に、先端ノズル33の先端面は、金属板7から離間し、
アシストガスの圧力によって先端ノズル33が全体とし
て受ける力と、コイルバネ35の付勢力とが釣り合う位
置までレーザ光軸L上をノズル本体32に対して摺動し
て、図2に示すように、先端ノズル33の先端面と、金
属板7との間に間隙Dが形成される。
【0032】上記のようなレーザ切断用ノズル31によ
れば、先端ノズル33の先端の開口部の周縁にフランジ
部33dが形成されていて、アシストガスの圧力を受け
る受圧面の面積はノズル本体32内の基端面側よりも先
端面側の方が大きく、先端ノズル33がアシストガスか
ら受ける力は先端面側の方が大きいので、先端ノズル3
3を金属板7から確実に離間させることができる。
【0033】そして、先端ノズル33の孔33aの先端
近傍に形成されたテーパ面33fは、上記アシストガス
の圧力による先端ノズル33を金属板7から離間させる
機能をより有効に発揮させる。
【0034】よって、使用するアシストガスの圧力に応
じて適切なバネ定数のコイルバネ35を採用することに
より、ノズル本体32に対する先端ノズル33の摺動範
囲を所定の値とし、先端ノズル33の先端面と、金属板
7の表面との間隙Dも所定の値とすることもできるの
で、加工品質を一定に保つことが可能となる。
【0035】また、この先端ノズル33の摺動範囲の設
定は、使用するコイルバネ35を変更するほかに、先端
ノズル33のフランジ部33d、もしくはテーパ面33
fの受圧面の面積を変更することによっても調整するこ
とが可能である。
【0036】このように、金属板7と先端ノズル33の
先端との間隙Dを最適な値に設定することが可能で、先
端ノズル33のノズル本体32に対する摺動範囲を所定
の値とすることも可能であるため、アシストガスを必要
な範囲にのみ噴射することができ、アシストガスの機能
が低下することもないため、従来のように高圧のアシス
トガスを多量に噴射する必要はなく、アシストガスの供
給量を減らして、その節約が図れる。例えば、開口部の
径が同一(φ3mm)の従来のレーザ切断用ノズル11
と、本発明のレーザ切断用ノズル31とを用いて、同一
ノズル圧力で切断した場合のアシストガスの消費量は、
従来のレーザ切断用ノズル11を用いた場合の値を1と
して、本発明のレーザ切断用ノズル31を用いた場合の
値は、約0.2であった。
【0037】さらに、アシストガスの機能が常に十分に
発揮されることから、従来よりも低圧のアシストガスを
使用して、より高い切断能力が得られることになる。例
えば、レーザの出力を3kW、窒素ガスをアシストガス
としてSUS304鋼板を切断した場合、従来のレーザ
切断用ノズル11によると圧力が9.9kg/cm2
窒素ガスを用いても切断可能な最大板厚は8mmであっ
たものが、本発明レーザ切断用ノズル31によると圧力
が5.5kg/cm2の窒素ガスを用いて板厚10mm
まで切断可能となった。
【0038】そして、先端ノズル33をノズル本体32
の先端方向へと付勢するコイルバネ35は、先端ノズル
33の胴部33cに巻回され、そのフランジ部33dと
ノズル本体32の先端部32bとの間に介装されている
ので、レーザ切断用ノズル31の組立・分解・保守・点
検・整備のいずれもが容易となる。また、このコイルバ
ネ35による付勢力は先端ノズル33の周方向に一様と
なるため、先端ノズル33の先端面と金属板7との間隙
Dも周方向に一様となり、噴出するアシストガスが偏向
することはなく、その機能を有効に発揮することができ
る。
【0039】さらに、先端ノズル33が、ノズル本体3
2に対して摺動自在とされているだけでなく、先端ノズ
ル33のフランジ部33dの下面は、外周部の近傍にお
いて湾曲面33eとされていることにより、万一この部
分が金属板7と接触してもその表面に傷を付けるおそれ
はなく、かつ、先端ノズル33が破損することもない。
【0040】次に、本発明のレーザ切断用ノズルの第二
の実施例を図3を参照して説明する。図3に示す先端ノ
ズル43は、本発明のレーザ切断用ノズルを構成する先
端ノズルとして、上述した第一の実施例において示した
先端ノズル33と同様に、レーザ切断用ノズル31を構
成する先端ノズルとして用いられるものである。この先
端ノズル43には、レーザ光及びアシストガスを導出す
る孔43aと、胴部43c先端の開口部の周縁部のフラ
ンジ部43dと、胴部43cの基端部の凸部43gとが
形成され、フランジ部43dの下面は外周部の近傍にお
いて漸次上方へ向けて湾曲する湾曲面43eとされてい
る。
【0041】そして、この先端ノズル43は、第一の実
施例に示したノズル本体32の先端部32bに形成され
た挿通孔32c内に配置され、このとき、コイルバネ3
5は、この先端ノズル43の胴部43cに巻回され、先
端ノズル43のフランジ部43dと、ノズル本体32の
先端部32bとの間に介装される。
【0042】また、この先端ノズル43の孔43aは、
第一の実施例に示した先端ノズル33の孔33aが、先
端の開口部の近傍においてテーパ状に拡径されてテーパ
面33fとされていたのに対して、先端の開口部の近傍
において径の大なる円筒面に拡径され、拡径部43fが
形成されている。この拡径部43fのアシストガスの圧
力を受ける受圧面は、ノズル本体32内に位置する基端
面の受圧面よりも広くされているので、拡径部43fの
受圧面に作用するアシストガスの力のみで、先端ノズル
43の基端部側の受圧面に作用するアシストガスの力よ
りも大となるので、先端ノズル43を金属板7の表面か
ら離間させる力がさらに増大され、アシストガスの圧力
による先端ノズル43を金属板7から離間させる作用を
さらに有効に発揮させることができる。
【0043】これら第一の実施例に示した先端ノズル3
3のテーパ面33f及び第二の実施例に示した先端ノズ
ル43の拡径部43fcそれぞれの直径は、それぞれの
孔33a、43a、フランジ部33d、43d等の直径
と同様に、切断すべき金属板7の種類、板厚、レーザ光
の出力、アシストガスの種類、圧力、先端ノズル33も
しくは43を、金属板7から離間させるべき間隙Dの
値、ノズル本体32に対して摺動可能とする範囲の設定
値等の条件によって、適宜決定すればよい。
【0044】同様に、テーパ面33fの形成された先端
ノズル33と、拡径部43fの形成された先端ノズル4
3とのいずれを採用すべきかも、使用する状況に応じて
適宜選択すればよく、状況によって、先端ノズルの開口
部の周縁部にフランジ部を形成し、基端部側の受圧面よ
り先端部側の受圧面を大きくしたことのみで十分な効果
が得られる場合には、開口部近傍にテーパ面もしくは拡
径部の形成されていない先端ノズルを採用してもよい。
【0045】また、上記第一、第二の実施例に示した先
端ノズル33、43は、それぞれを構成する胴部33
c、43cとフランジ部33d、43dとが、一体とし
て形成されたものであってもよいし、あるいは胴部33
c、43cとフランジ部33d、43dとをそれぞれ別
部品として作成し、例えば、胴部33c、43cの外周
面に雄ネジ部、フランジ部33d、43dの内周面に雌
ネジ部を設けておき、これらネジ部を螺合させることに
より先端ノズル33、43を形成するようにしたもので
もよい。
【0046】このように、胴部とフランジ部とをそれぞ
れ別部品として先端ノズルを形成する場合には、本発明
のレーザ切断用ノズルの使用条件が変わったときに、フ
ランジ部のみを取り替える、あるいは、フランジ部を取
り外してコイルバネを他の種類のものに交換する等によ
って容易に対応を取ることができる。
【0047】また、上記第一の実施例においては、先端
ノズル33をノズル本体32の先端方向へと付勢する付
勢部材としてコイルバネ35を採用し、そのコイルバネ
35を先端ノズル33の胴部33cに巻回し、そのフラ
ンジ部33dとノズル本体32の先端部32bとの間に
介装する場合を例にあげて説明したが、コイルバネ35
を配置する位置は、上記の位置に限られるものではな
く、例えば、従来のレーザ切断用ノズル1のようにノズ
ル本体内配置する等、状況に応じて適宜の位置に配置す
ればよいし、コイルバネではなく、例えば、エアバネ等
の他の付勢部材を採用してもよい。
【0048】そして、本発明のレーザ切断用ノズルによ
って切断加工を施す被加工物として、金属板を例にあげ
て説明したが、本発明のレーザ切断用ノズルの切断加工
対象はこの金属板に限られるものではなく、広い範囲の
被加工物を切断加工の対象とするレーザ切断用ノズルと
して使用することのできるものである。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のレーザ切
断用ノズルによれば、以下の効果を奏することができ
る。すなわち、請求項1記載のレーザ切断用ノズルは、
ノズル本体と、該ノズル本体に移動自在に支持された先
端ノズルと、この先端ノズルを前記ノズル本体に対して
該ノズル本体の先端方向へ付勢する付勢部材とを備え、
前記先端ノズルには、その開口部の周縁部にフランジ部
が形成されているので、前記先端ノズルのアシストガス
の圧力を受ける受圧面の面積は、前記ノズル本体内に位
置する基端面側より先端面側が大となり、アシストガス
の圧力により付勢部材の付勢力に抗して前記先端ノズル
を被加工材の表面から確実に離間させることが可能であ
る。
【0050】また、各部材の寸法・形状、前記付勢部材
の付勢力を使用条件に適合させることにより、前記ノズ
ル本体に対する前記先端ノズルの摺動範囲を所定の値と
することが可能で、被加工物と前記先端ノズルの先端と
の間隙を最適な値に設定することも可能であるため、加
工品質を一定に保つことができるし、アシストガスを必
要な範囲にのみ噴射することができ、かつ、アシストガ
スの機能が常に十分に発揮されるので、アシストガスの
消費量が減り、その節約を図ることができるとともに、
従来よりも低圧のアシストガスを使用して、より高い切
断能力が得られるようになる。
【0051】請求項2記載のレーザ切断用ノズルにおい
ては、前記先端ノズルに形成された孔は、該先端ノズル
の先端面近傍において拡径され、拡径部が形成されてい
るため、アシストガスの該先端ノズルを被加工材表面か
ら離間させる機能が、より有効に発揮される。
【0052】請求項3記載のレーザ切断用ノズルにおい
ては、前記先端ノズルに形成された孔の拡径部のアシス
トガスの圧力を受ける受圧面の面積が、該先端ノズルの
基端部側の受圧面の面積よりも大とされていて、前記先
端ノズルの孔の拡径部の受圧面に作用するアシストガス
の力のみで、該先端ノズルの基端面の受圧面に作用する
アシストガスの力よりも大となるので、該先端ノズルを
被加工材表面から離間させる力がさらに増大される。
【0053】請求項4記載のレーザ切断用ノズルにおい
ては、前記付勢部材がコイルバネとされ、このコイルバ
ネが前記先端ノズルの胴部に巻回されて、該先端ノズル
のフランジ部と前記ノズル本体の先端部との間に介装さ
れているので、レーザ切断用ノズルの組立・分解・保守
・点検・整備のいずれもが容易となり、また、その付勢
力は前記先端ノズルの周方向に一様となるため、該先端
ノズルの先端面と被加工物との間隙も周方向に一様とな
り、噴出するアシストガスが偏向することがない。
【0054】請求項5記載のレーザ切断用ノズルにおい
ては、前記先端ノズルが、前記ノズル本体に対して摺動
自在とされているだけでなく、該先端ノズルのフランジ
部の下面は、外周部の近傍において漸次上方へ向けて湾
曲する湾曲面とされているので、万一この部分が被加工
物と接触したときの被加工物の表面の毀損及び該先端ノ
ズルの破損を防止することができる。
【0055】そして、請求項6記載のレーザ切断用ノズ
ルにおいては、前記先端ノズルを構成する前記フランジ
部と、前記胴部とが着脱自在とされているので、レーザ
切断用ノズルの使用条件が変わったときに、該フランジ
部のみを取り替えることによって容易に対応を取ること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例であるレーザ切断用ノズ
ルを示す正断面図である。
【図2】同、レーザ切断用ノズルによってレーザ光及び
アシストガスを照射・噴射しているときの状態を示す正
断面図である。
【図3】本発明の第二の実施例であるレーザ切断用ノズ
ルを構成する先端ノズルを示す正断面図である。
【図4】従来のレーザ切断用ノズルを示す正断面図であ
る。
【図5】同じく従来のレーザ切断用ノズルであって、ノ
ズル本体に対して先端ノズルを摺動自在とする機構を備
えるものを示す正断面図である。
【符号の説明】
31 レーザ切断用ノズル 32 ノズル本体 32a 導出通路 32b 先端部 32c 挿通孔 33 先端ノズル 33a 孔 33c 胴部 33d フランジ部 33e 湾曲面 33f テーパ面(拡径部) 35 コイルバネ(付勢部材) 43 先端ノズル 43a 孔 43c 胴部 43d フランジ部 43e 湾曲面 43f 拡径部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部にレーザ光及びアシストガスの導出
    通路を有し、先端部に挿通孔を有するノズル本体と、 このノズル本体の前記挿通孔内に配置されるとともに、
    前記レーザ光の導出通路方向に向けて移動自在に支持さ
    れ、その内部に前記レーザ光及びアシストガスを通過さ
    せる孔が形成された先端ノズルと、 この先端ノズルを前記ノズル本体に対して前記レーザ光
    及びアシストガスの導出方向に付勢する付勢部材とを備
    えてなり、 前記先端ノズルには、前記レーザ光及びアシストガスを
    照射・噴射させる開口部の周縁部に前記レーザ光及びア
    シストガスの照射・噴射方向に対し側方に張り出すフラ
    ンジ部が形成されていることを特徴とするレーザ切断用
    ノズル。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のレーザ切断用ノズルにお
    いて、 前記先端ノズルに形成された孔が、該先端ノズルの先端
    面近傍において拡径され、拡径部が形成されていること
    を特徴とするレーザ切断用ノズル。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のレーザ切断用ノ
    ズルにおいて、 前記先端ノズルに形成された孔の拡径部のアシストガス
    の圧力を受ける受圧面の面積が、該先端ノズルの基端部
    側の受圧面の面積よりも大とされていることを特徴とす
    るレーザ切断用ノズル。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに記載のレ
    ーザ切断用ノズルにおいて、 前記付勢部材がコイルバネとされ、 このコイルバネが前記先端ノズルの胴部に巻回されて、
    該先端ノズルのフランジ部と前記ノズル本体の先端部と
    の間に介装されていることを特徴とするレーザ切断用ノ
    ズル。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかに記載のレ
    ーザ切断用ノズルにおいて、 前記フランジ部は、その下面が外周部の近傍において漸
    次上方へ向けて湾曲する湾曲面とされていることを特徴
    とするレーザ切断用ノズル。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれかに記載のレ
    ーザ切断用ノズルにおいて、 前記先端ノズルを構成する前記フランジ部と、前記胴部
    とが着脱自在とされていることを特徴とするレーザ切断
    用ノズル。
JP04289794A 1994-03-14 1994-03-14 レーザ切断用ノズル Expired - Fee Related JP3412768B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04289794A JP3412768B2 (ja) 1994-03-14 1994-03-14 レーザ切断用ノズル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04289794A JP3412768B2 (ja) 1994-03-14 1994-03-14 レーザ切断用ノズル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07251287A true JPH07251287A (ja) 1995-10-03
JP3412768B2 JP3412768B2 (ja) 2003-06-03

Family

ID=12648828

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP04289794A Expired - Fee Related JP3412768B2 (ja) 1994-03-14 1994-03-14 レーザ切断用ノズル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3412768B2 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008105072A (ja) * 2006-10-27 2008-05-08 Mitsubishi Electric Corp 加工ヘッドおよびノズル交換装置およびレーザ加工装置
JP2012228698A (ja) * 2011-04-25 2012-11-22 Honda Motor Co Ltd レーザ加工ノズル
FR2982184A1 (fr) * 2011-11-07 2013-05-10 Air Liquide Buse laser a element mobile sur couche gazeuse
WO2013150195A1 (fr) 2012-04-04 2013-10-10 L'air Liquide,Societe Anonyme Pour L'etude Et L'exploitation Des Procedes Georges Claude Buse laser avec élément mobile à profil externe amélioré
JP2014018839A (ja) * 2012-07-20 2014-02-03 Mitsubishi Heavy Ind Ltd レーザ切断方法
WO2014072611A1 (fr) * 2012-11-09 2014-05-15 L'air Liquide, Societe Anonyme Pour L'etude Et L'exploitation Des Procedes Georges Claude Buse laser avec élément mobile interne et coiffe externe
WO2014072609A1 (fr) * 2012-11-09 2014-05-15 L'air Liquide, Societe Anonyme Pour L'etude Et L'exploitation Des Procedes Georges Claude Buse laser à élément mobile externe
JP2014518771A (ja) * 2011-05-16 2014-08-07 レール・リキード−ソシエテ・アノニム・プール・レテュード・エ・レクスプロワタシオン・デ・プロセデ・ジョルジュ・クロード 移動式要素を有するレーザノズル
JP2018511480A (ja) * 2015-05-04 2018-04-26 トルンプフ ヴェルクツォイクマシーネン ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフトTrumpf Werkzeugmaschinen GmbH + Co. KG 摺動可能な弁スリーブを備えたガスノズル

Cited By (29)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008105072A (ja) * 2006-10-27 2008-05-08 Mitsubishi Electric Corp 加工ヘッドおよびノズル交換装置およびレーザ加工装置
JP2012228698A (ja) * 2011-04-25 2012-11-22 Honda Motor Co Ltd レーザ加工ノズル
JP2014518771A (ja) * 2011-05-16 2014-08-07 レール・リキード−ソシエテ・アノニム・プール・レテュード・エ・レクスプロワタシオン・デ・プロセデ・ジョルジュ・クロード 移動式要素を有するレーザノズル
WO2013068665A1 (fr) 2011-11-07 2013-05-16 L'air Liquide,Societe Anonyme Pour L'etude Et L'exploitation Des Procedes Georges Claude Buse laser à élément mobile sur couche gazeuse
US20180354073A1 (en) * 2011-11-07 2018-12-13 L'Air Liquide, Société Anonyme pour l'Etude et I'Exploitation des Procédés Georges Claude Laser nozzle comprising an element movable in a gas layer
US10076806B2 (en) 2011-11-07 2018-09-18 L'Air Liquide, Société Anonyme pour l'Etude et l'Exploitation des Procédés Georges Claude Laser nozzle comprising an element movable in a gas layer
FR2982184A1 (fr) * 2011-11-07 2013-05-10 Air Liquide Buse laser a element mobile sur couche gazeuse
WO2013150195A1 (fr) 2012-04-04 2013-10-10 L'air Liquide,Societe Anonyme Pour L'etude Et L'exploitation Des Procedes Georges Claude Buse laser avec élément mobile à profil externe amélioré
FR2989013A1 (fr) * 2012-04-04 2013-10-11 Air Liquide Buse laser avec element mobile a profil externe ameliore
AU2013244880B2 (en) * 2012-04-04 2016-10-20 L'air Liquide, Societe Anonyme Pour L'etude Et L'exploitation Des Procedes Georges Claude Laser nozzle with mobile element of improved external profile
CN104220209A (zh) * 2012-04-04 2014-12-17 乔治洛德方法研究和开发液化空气有限公司 具有改进的外部轮廓的可动元件的激光喷嘴
JP2015515380A (ja) * 2012-04-04 2015-05-28 レール・リキード−ソシエテ・アノニム・プール・レテュード・エ・レクスプロワタシオン・デ・プロセデ・ジョルジュ・クロード 改良された外形の移動要素を備えたレーザノズル
EP3300831A1 (fr) * 2012-04-04 2018-04-04 L'air Liquide Societe Anonyme Pour L'etude Et L'exploitation Des Procedes Georges Claude Buse laser avec élément mobile à profil externe amélioré
US9616525B2 (en) 2012-04-04 2017-04-11 L'Air Liquide, Société Anonyme pour l'Etude et l'Exploitation des Procédés Georges Claude Laser nozzle with mobile element of improved external profile
JP2014018839A (ja) * 2012-07-20 2014-02-03 Mitsubishi Heavy Ind Ltd レーザ切断方法
JP2015534905A (ja) * 2012-11-09 2015-12-07 レール・リキード−ソシエテ・アノニム・プール・レテュード・エ・レクスプロワタシオン・デ・プロセデ・ジョルジュ・クロード 内部モバイル要素及び外部カバーを有するレーザノズル
JP2018069339A (ja) * 2012-11-09 2018-05-10 レール・リキード−ソシエテ・アノニム・プール・レテュード・エ・レクスプロワタシオン・デ・プロセデ・ジョルジュ・クロード 外装モバイル要素を有するレーザーノズル
US9604310B2 (en) 2012-11-09 2017-03-28 L'Air Liquide, Société Anonyme pour l'Etude et l'Exploitation des Procédés Georges Claude Laser nozzle having an external mobile element
CN104781034A (zh) * 2012-11-09 2015-07-15 乔治洛德方法研究和开发液化空气有限公司 具有内部可动元件和外盖的激光喷嘴
US9844832B2 (en) 2012-11-09 2017-12-19 L'Air Liquide, Société Anonyme pour l'Etude et l'Exploitation des Procédés Georges Claude Laser nozzle having an internal mobile element and an external cover
CN104768699A (zh) * 2012-11-09 2015-07-08 乔治洛德方法研究和开发液化空气有限公司 具有外部可动元件的激光喷嘴
WO2014072611A1 (fr) * 2012-11-09 2014-05-15 L'air Liquide, Societe Anonyme Pour L'etude Et L'exploitation Des Procedes Georges Claude Buse laser avec élément mobile interne et coiffe externe
JP2015534904A (ja) * 2012-11-09 2015-12-07 レール・リキード−ソシエテ・アノニム・プール・レテュード・エ・レクスプロワタシオン・デ・プロセデ・ジョルジュ・クロード 外装モバイル要素を有するレーザーノズル
WO2014072609A1 (fr) * 2012-11-09 2014-05-15 L'air Liquide, Societe Anonyme Pour L'etude Et L'exploitation Des Procedes Georges Claude Buse laser à élément mobile externe
JP2018513022A (ja) * 2015-05-04 2018-05-24 トルンプフ ヴェルクツォイクマシーネン ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフトTrumpf Werkzeugmaschinen GmbH + Co. KG 流れ特性を調節するための摺動可能なスリーブを備えた切断ガスノズルおよびレーザー切断法
JP2018511480A (ja) * 2015-05-04 2018-04-26 トルンプフ ヴェルクツォイクマシーネン ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフトTrumpf Werkzeugmaschinen GmbH + Co. KG 摺動可能な弁スリーブを備えたガスノズル
US10603745B2 (en) 2015-05-04 2020-03-31 Trumpf Werkzeugmaschinen Gmbh + Co. Kg Cutting gas nozzle and laser cutting method having a displaceable sleeve for setting the flow characteristics
US10751836B2 (en) 2015-05-04 2020-08-25 Trumpf Werkzeugmaschinen Gmbh + Co. Kg Gas nozzle having a displaceable valve sleeve
US11135675B2 (en) 2015-05-04 2021-10-05 Trumpf Werkzeugmaschinen Gmbh + Co. Kg Gas nozzle having a displaceable valve sleeve

Also Published As

Publication number Publication date
JP3412768B2 (ja) 2003-06-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6017541B2 (ja) 移動式要素を有するレーザノズル
JP3412768B2 (ja) レーザ切断用ノズル
US6204475B1 (en) Laser machining apparatus with transverse gas flow
CN109153096B (zh) 激光焊接装置及激光焊接方法
EP0705656B1 (en) Insert for a scarfing method and apparatus
KR101395651B1 (ko) 레이저 절단 방법, 레이저 절단용 노즐 및 레이저 절단 장치
US20180354073A1 (en) Laser nozzle comprising an element movable in a gas layer
JP6224121B2 (ja) 内部モバイル要素及び外部カバーを有するレーザノズル
US6667459B1 (en) Configurable nozzle baffle apparatus and method
JP6495955B2 (ja) レーザ切断加工方法及びノズル並びにレーザ加工装置
JP2010234373A (ja) レーザ加工用ノズル及びレーザ加工装置
US20050067393A1 (en) Method and installation for laser beam cutting using a multiple-focus objective and a convergent/divergent nozzle
JP2017177155A (ja) レーザ加工ヘッド
JP3749356B2 (ja) レーザ加工機の加工ノズル
JP4484739B2 (ja) ウォータジェットノズル装置
JP2005169396A (ja) アーク溶接用トーチおよびアーク溶接方法
JP2903149B2 (ja) ガイドピン付きのプロジェクション溶接電極
JP2010284666A (ja) アーク溶接用トーチ
JP2005118818A (ja) レーザ切断ノズル
US5234658A (en) Scarfing apparatus
JP3623274B2 (ja) レーザー加工装置の加工ヘッド
JP2005021932A (ja) レーザ切断方法およびレーザ切断装置
Gaebelein et al. Pushing the envelope of liquid-jet guided laser machining applying modern IR fiber lasers
MXPA05004565A (es) Procedimiento y dispositivo para enfocar un chorro fino de un fluido, particularmente en soldadura, mecanizacion, o recarga por laser.
US20050061787A1 (en) Laser drilling

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20030212

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090328

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090328

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100328

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110328

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120328

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120328

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130328

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees