JPH072507Y2 - 粉体コンテナの粉体排出用接合継手 - Google Patents
粉体コンテナの粉体排出用接合継手Info
- Publication number
- JPH072507Y2 JPH072507Y2 JP1990070165U JP7016590U JPH072507Y2 JP H072507 Y2 JPH072507 Y2 JP H072507Y2 JP 1990070165 U JP1990070165 U JP 1990070165U JP 7016590 U JP7016590 U JP 7016590U JP H072507 Y2 JPH072507 Y2 JP H072507Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- powder
- container
- joint
- powder container
- upper flange
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Auxiliary Methods And Devices For Loading And Unloading (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この考案は、粉体コンテナの粉体排出用接合継手に関
し、さらに詳しくは、化学品、食品あるいは鉱物等を問
わず、数百kg〜1ton程度の中規模の粉体の貯蔵や輸送単
位として使用される粉体容器(コンテナ)から内容物で
ある粉体を移し替える場合に、使用され、粉体受け入れ
容器の上部と粉体コンテナの排出弁との間に接合されて
使用される粉体コンテナの粉体排出用接合継手に関す
る。
し、さらに詳しくは、化学品、食品あるいは鉱物等を問
わず、数百kg〜1ton程度の中規模の粉体の貯蔵や輸送単
位として使用される粉体容器(コンテナ)から内容物で
ある粉体を移し替える場合に、使用され、粉体受け入れ
容器の上部と粉体コンテナの排出弁との間に接合されて
使用される粉体コンテナの粉体排出用接合継手に関す
る。
(ロ)従来の技術及び考案が解決しようとする課題 粉体の貯蔵や輸送等の取扱いは、粉体の性状の特殊性の
ために液体や気体に比して機械化や自動化を行うにも一
般的に作業性の面で劣り繁雑なことが多い。中でも中小
企業の粉体の貯蔵や輸送の場合、つい労力に依存しがち
になり、粉塵等の飛散による作業環境に問題が生じるこ
とも少なくない。
ために液体や気体に比して機械化や自動化を行うにも一
般的に作業性の面で劣り繁雑なことが多い。中でも中小
企業の粉体の貯蔵や輸送の場合、つい労力に依存しがち
になり、粉塵等の飛散による作業環境に問題が生じるこ
とも少なくない。
従来、粉体容器からの粉体の排出に際しては、受け入れ
容器との間に設けたダクトやフレキシブルチューブ等を
ボルトナットやクリップで緊結し、粉体や粉塵の漏洩を
防止する方法を講ずるのが通例であるが、それらの接合
操作は、甚だ面倒な操作である。
容器との間に設けたダクトやフレキシブルチューブ等を
ボルトナットやクリップで緊結し、粉体や粉塵の漏洩を
防止する方法を講ずるのが通例であるが、それらの接合
操作は、甚だ面倒な操作である。
そこで、この考案は緊結作業を伴わず、極めて密閉度の
高い接続を可能とした接合継手を提供することを目的と
する。
高い接続を可能とした接合継手を提供することを目的と
する。
(ハ)解決するための手段及び作用 この考案は、粉体受入れ容器の上部と粉体コンテナの排
出弁との間に接合され、粉体コンテナから粉体受入れ容
器への粉体の移送を可能にする接合継手であって、この
接合継手が、粉体受入れ容器の上部受入れ口に固定され
た接続管と、内管と、接続管の上フランジの上面部から
内管の上フランジの下面部に延び内管を上下移動可能に
支持するコイルスプリングと、内管の上フランジの上面
に設けられ粉体コンテナの重量により排出弁の下フラン
ジ全周と接触して粉体受入れ容器と粉体コンテナとを密
閉状態に接合する輪状パッキングとからなる粉体コンテ
ナの粉体排出用接合継手である。
出弁との間に接合され、粉体コンテナから粉体受入れ容
器への粉体の移送を可能にする接合継手であって、この
接合継手が、粉体受入れ容器の上部受入れ口に固定され
た接続管と、内管と、接続管の上フランジの上面部から
内管の上フランジの下面部に延び内管を上下移動可能に
支持するコイルスプリングと、内管の上フランジの上面
に設けられ粉体コンテナの重量により排出弁の下フラン
ジ全周と接触して粉体受入れ容器と粉体コンテナとを密
閉状態に接合する輪状パッキングとからなる粉体コンテ
ナの粉体排出用接合継手である。
すなわち、この考案は、粉体コンテナと、粉体受け入れ
容器との接合継手の構成を、粉体受け入れ容器に固定さ
れた接続管とこの接続管に対して弾性的にかつ気密に支
持された内管とで構成することによって、粉体コンテナ
の排出弁を接合継手の内管に載置するだけでシール状態
を維持された接合を可能とし、粉体を、外部に漏らすこ
となく、粉体コンテナから粉体受け入れ容器へ容易に排
出しようとしたことである。要するにこの考案は、粉体
コンテナの重量により、内管の上フランジの上面に設置
されるパッキングを押圧し、その押圧によるシール効果
を利用して密閉状態での両容器の接合が可能になるわけ
である。
容器との接合継手の構成を、粉体受け入れ容器に固定さ
れた接続管とこの接続管に対して弾性的にかつ気密に支
持された内管とで構成することによって、粉体コンテナ
の排出弁を接合継手の内管に載置するだけでシール状態
を維持された接合を可能とし、粉体を、外部に漏らすこ
となく、粉体コンテナから粉体受け入れ容器へ容易に排
出しようとしたことである。要するにこの考案は、粉体
コンテナの重量により、内管の上フランジの上面に設置
されるパッキングを押圧し、その押圧によるシール効果
を利用して密閉状態での両容器の接合が可能になるわけ
である。
(ニ)実施例 以下、図に示す実施例に基づいて、この考案を詳述す
る。なお、これによってこの考案が限定されるものでは
ない。
る。なお、これによってこの考案が限定されるものでは
ない。
第1図に示す如く、粉体コンテナの粉体排出の機構は粉
体排出用容器本体8及びこの容器本体の下部に設けられ
た排出弁9からなる粉体コンテナ10と、この粉体コンテ
ナを懸垂支持するホイスト(リフト)11と、粉体受け入
れ容器12と、この容器を支持する支持架台13と、粉体受
け入れ容器の上部に設けられ、粉体コンテナ10の排出弁
9と接合される接合継手14とからなる。
体排出用容器本体8及びこの容器本体の下部に設けられ
た排出弁9からなる粉体コンテナ10と、この粉体コンテ
ナを懸垂支持するホイスト(リフト)11と、粉体受け入
れ容器12と、この容器を支持する支持架台13と、粉体受
け入れ容器の上部に設けられ、粉体コンテナ10の排出弁
9と接合される接合継手14とからなる。
この接合継手は、第2図に示される構造を有し、粉体受
け入れ容器12の上部受け入れ口に固定された接続管7
と、内管3と、接続管7の上フランジ15の上面部から内
管3の上フランジ16の下面部にほぼ同軸に延び内管3を
上下へ移動可能に支持するコイルスプリング4及びその
内側のジャバラ状エキスパンダー5と、内管3の上フラ
ンジ16の上面に設けられ、排出弁9の下フランジと接触
する輪状パッキング1と、内管3の上フランジ16の下面
からコイルスプリング4とエキスパンダー5との間を下
方に延びる外管2と、同じく上フランジ16から下方に延
びる複数本の案内用丸棒6と、接続管7の上フランジ15
の上面に設けられ丸棒6の水平方向の移動を規制する通
孔17を有する受け部18とから主としてなる。
け入れ容器12の上部受け入れ口に固定された接続管7
と、内管3と、接続管7の上フランジ15の上面部から内
管3の上フランジ16の下面部にほぼ同軸に延び内管3を
上下へ移動可能に支持するコイルスプリング4及びその
内側のジャバラ状エキスパンダー5と、内管3の上フラ
ンジ16の上面に設けられ、排出弁9の下フランジと接触
する輪状パッキング1と、内管3の上フランジ16の下面
からコイルスプリング4とエキスパンダー5との間を下
方に延びる外管2と、同じく上フランジ16から下方に延
びる複数本の案内用丸棒6と、接続管7の上フランジ15
の上面に設けられ丸棒6の水平方向の移動を規制する通
孔17を有する受け部18とから主としてなる。
ここで、粉体コンテナ8の粉体を支持架台13に設置され
た粉体受け入れ容器12に排出するには、ホイスト11によ
って粉体コンテナ10を、その排出弁9の下フランジが接
合継手14の内管3の上フランジ16上に載置するように移
動させて接合する。この上フランジ16上に輪状パッキン
グ(フランジパッキン)1が設置されているので、粉体
コンテナ10の重量により輪状パッキング1が押圧され、
排出弁9の下面と内管3の上フランジ16との間の気密が
充分保たれ、粉体コンテナ10の粉体が外部に漏れること
なく、排出弁9の操作によって所定量の粉体が粉体コン
テナ10から粉体受け入れ容器12へ排出される。この際接
合を通じて14には粉体コンテナ10の大きな重量が加わる
が、案内用丸棒6が受け部18の通孔17の案内によって継
手全体の中心軸の振れを防止し、また、外管2によって
エキスパンダー5及びコイルスプリング4の偏心・座屈
を防止する。
た粉体受け入れ容器12に排出するには、ホイスト11によ
って粉体コンテナ10を、その排出弁9の下フランジが接
合継手14の内管3の上フランジ16上に載置するように移
動させて接合する。この上フランジ16上に輪状パッキン
グ(フランジパッキン)1が設置されているので、粉体
コンテナ10の重量により輪状パッキング1が押圧され、
排出弁9の下面と内管3の上フランジ16との間の気密が
充分保たれ、粉体コンテナ10の粉体が外部に漏れること
なく、排出弁9の操作によって所定量の粉体が粉体コン
テナ10から粉体受け入れ容器12へ排出される。この際接
合を通じて14には粉体コンテナ10の大きな重量が加わる
が、案内用丸棒6が受け部18の通孔17の案内によって継
手全体の中心軸の振れを防止し、また、外管2によって
エキスパンダー5及びコイルスプリング4の偏心・座屈
を防止する。
以上のごとく接合継手14を使用すれば、単にホイスト11
の操作によって特別なハンドリングを必要とせずに粉体
コンテナ10及び粉体受け入れ容器12の接合を可能とす
る。
の操作によって特別なハンドリングを必要とせずに粉体
コンテナ10及び粉体受け入れ容器12の接合を可能とす
る。
また、第3図に示すように、排出弁9とシール用パッキ
ング1との面圧を保持するコイルスプリングとして、案
内棒6にはめこんだ複数本のスプリング4aを用いること
もできる。すなわち、上下移動を支持する単一コイルス
プリングの替わりに、それと同等の圧縮力を有し、中心
軸の振れを防止する働きをする複数本の案内棒にはまり
込む同数の小径のコイルスプリングを設ける構造も包含
される。
ング1との面圧を保持するコイルスプリングとして、案
内棒6にはめこんだ複数本のスプリング4aを用いること
もできる。すなわち、上下移動を支持する単一コイルス
プリングの替わりに、それと同等の圧縮力を有し、中心
軸の振れを防止する働きをする複数本の案内棒にはまり
込む同数の小径のコイルスプリングを設ける構造も包含
される。
(ホ)考案の効果 この考案によれば、粉体コンテナの排出弁を接合継手の
上部フランジ上に載置するだけでシール状態を維持され
た接合が可能になり、粉体や粉塵を、外部に漏らすこと
なく、粉体コンテナから粉体受け入れ容器へ排出でき
る。
上部フランジ上に載置するだけでシール状態を維持され
た接合が可能になり、粉体や粉塵を、外部に漏らすこと
なく、粉体コンテナから粉体受け入れ容器へ排出でき
る。
第1図はこの考案の一実施例を示す側面図、第2図はそ
の要部断面図、第3図は他の実施例を示す第2図相当図
である。 1……パッキング、2……外管、3……内管、4,4a……
コイルスプリング、5……ジャバラ状エキスパンダー、
6……案内用丸棒、7……接続管、10……粉体コンテ
ナ、11……ホイスト、12……粉体受け入れ容器、13……
支持架台、14……接合継手。
の要部断面図、第3図は他の実施例を示す第2図相当図
である。 1……パッキング、2……外管、3……内管、4,4a……
コイルスプリング、5……ジャバラ状エキスパンダー、
6……案内用丸棒、7……接続管、10……粉体コンテ
ナ、11……ホイスト、12……粉体受け入れ容器、13……
支持架台、14……接合継手。
Claims (1)
- 【請求項1】粉体受入れ容器の上部と粉体コンテナの排
出弁との間に接合され、粉体コンテナから粉体受入れ容
器への粉体の移送を可能にする接合継手であって、この
接合継手が、粉体受入れ容器の上部受入れ口に固定され
た接続管と、内管と、接続管の上フランジの上面部から
内管の上フランジの下面部に延び内管を上下移動可能に
支持するコイルスプリングと、内管の上フランジの上面
に設けられ粉体コンテナの重量により排出弁の下フラン
ジ全周と接触して粉体受入れ容器と粉体コンテナとを密
閉状態に接合する輪状パッキングとからなる粉体コンテ
ナの粉体排出用接合継手。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990070165U JPH072507Y2 (ja) | 1990-06-29 | 1990-06-29 | 粉体コンテナの粉体排出用接合継手 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990070165U JPH072507Y2 (ja) | 1990-06-29 | 1990-06-29 | 粉体コンテナの粉体排出用接合継手 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0431733U JPH0431733U (ja) | 1992-03-13 |
JPH072507Y2 true JPH072507Y2 (ja) | 1995-01-25 |
Family
ID=31606096
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990070165U Expired - Lifetime JPH072507Y2 (ja) | 1990-06-29 | 1990-06-29 | 粉体コンテナの粉体排出用接合継手 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH072507Y2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS479223U (ja) * | 1971-02-19 | 1972-10-04 | ||
JPS61178730U (ja) * | 1985-04-24 | 1986-11-07 | ||
JPH0225780Y2 (ja) * | 1985-08-19 | 1990-07-16 |
-
1990
- 1990-06-29 JP JP1990070165U patent/JPH072507Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0431733U (ja) | 1992-03-13 |
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