JPH0725059U

JPH0725059U - 水栓金具の配管カバー

Info

Publication number: JPH0725059U
Application number: JP5588893U
Authority: JP
Inventors: 克朗村井
Original assignee: Matsushita Electric Works Ltd
Current assignee: Panasonic Electric Works Co Ltd
Priority date: 1993-10-15
Filing date: 1993-10-15
Publication date: 1995-05-12

Abstract

(57)【要約】【目的】複数本の分岐管が導出された水栓金具をカバー
することで見苦しさを無くす。【構成】給湯管１より分岐された複数本の分岐給湯管２
と、給水管３より分岐された複数本の分岐給水管４の分
岐部分ａを覆う配管カバーである。一側面に給湯管１が
挿通される給湯管挿通用開口５を設ける。一側面に給水
管３が挿通される給水管挿通用開口６を設ける。上面に
分岐給湯管２及び分岐給水管４が挿通される複数の挿通
用開口部７を設ける。各挿通用開口部７に取り外し可能
な蓋部材８を設ける。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、一本の給水管または給湯管より複数本の分岐管が導出されている水栓金具の分岐部分をカバーする水栓金具の配管カバーに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

近年、流し台のキャビネット内に収納配置される水栓金具としての給水管と給湯管からは流し台上に設けられる複数の給水設備の設置に対応するために複数の分岐管が分岐されており、これらの複数の分岐管はカバーで隠されたりすることなくキャビネット内に収納配置されているのが現状である。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、キャビネット内に流し台で使用する物品を収納する場合等にキャビネットの扉を開くと複数に分岐された複数本の分岐管が複雑に入り乱れた状態で配置されており、見苦しいという問題があった。特に一本の給湯管または給水管より複数分岐された各分岐管の分岐部分が複雑な配管状態を強調することとなり見苦しいという問題があった。

【０００４】本考案は上記問題点の解決を目的とするものであり、複数本の分岐管が導出された水栓金具をカバーすることで見苦しさを無くすことができる水栓金具の配管カバーを提供しようとするものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

本考案では、上記目的を達成するために、給湯管１より分岐された複数本の分岐給湯管２と、給水管３より分岐された複数本の分岐給水管４の分岐部分ａを覆う配管カバーであって、一側面に給湯管１が挿通される給湯管挿通用開口５を設けると共に給水管３が挿通される給水管挿通用開口６を設け、上面に分岐給湯管２及び分岐給水管４が挿通される複数の挿通用開口部７を設け、各挿通用開口部７に取り外し可能な蓋部材８を設けたものである。

【０００６】また、請求項２記載のものにあっては、給湯管１より分岐された複数本の分岐給湯管２と、給水管３より分岐された複数本の分岐給水管４の分岐部分を配管カバー体９内に収納配置し、配管カバー体９の一側面より給水管３と給湯管１を突設し、配管カバー体９の上面より各分岐給湯管２及び各分岐給水管４を突設したものである。

【０００７】また、請求項３記載のものにあっては、給湯管１より分岐された複数本の分岐給湯管２と、給水管３より分岐された複数本の分岐給水管４の分岐部分ａを覆うように配管カバー体９内に断熱材１０を充填配置したものである。

【０００８】

【作用】

しかして、給湯管挿通用開口５に給湯管１を挿通すると共に給水管挿通用開口６に給水管３を挿通し、挿通用開口部７に設けられた蓋部材８を取り外して任意の挿通用開口部７を開口させ、この開口させられた挿通用開口部７に分岐給湯管２または分岐給水管４を挿通することで複雑な配管状態を強調する各分岐管の分岐部分ａをカバーすることができる。

【０００９】

【実施例】

以下、本考案を図示された実施例に基づいて詳述する。流し台のキャビネット１１内には水栓金具としての給湯管１と給水管３が配管されており、給湯管１からは複数本の分岐給湯管２が分岐され、給水管３からは複数の分岐給水管４が分岐されている。図示された実施例にあっては、分岐給湯管２と分岐給水管４とは３本づつ給湯管１または給水管３より分岐されているものを示しているが、３本以上または３本以下であってもよい。

【００１０】各分岐給湯管２及び分岐給水管４はそれぞれ流し台の近傍に設置されている種々の設備に接続されるようになっており、例えば、通常の給湯・給水を行う給水栓や、供給される水を浄化する浄水器や、アルカリイオン水または酸性イオン水等のイオン水を生成する装置等に接続されるものである。給湯管１より分岐された複数本の分岐給湯管２と、給水管３より分岐された複数本の分岐給水管４の分岐部分ａを覆う配管カバーＡは図１に示されるように背面部が開放する受け箱状の配管カバー体９にて主体が構成されており、配管カバー体９の一側面には上下で隣合うように給湯管１を挿通するための給湯管挿通用開口５と給水管３を挿通するための給水管挿通用開口６が設けられている。配管カバー体９の上面には挿通用開口部７が複数設けられており、各挿通用開口部７には取り外し可能に蓋部材８が取付けられている。この蓋部材８は取り外し可能に各挿通用開口部７に設けられるものであれば、特に限定されるものではないが、例えば、ゴムラバーのような弾性を有するものや、端縁を点接着によって挿通用開口部７の開口縁に取付けるようにしたものである。端縁を点接着にて挿通用開口部７に接着したものにあっては、点接着部分を切り離して取り外すことで挿通用開口部７を開放させるようになっている。

【００１１】しかして、配管カバー体９は給湯管挿通用開口５に給湯管１を挿通させると共に給水管挿通用開口６に給水管３を挿通させ、各分岐管の本数に合わせて蓋部材８を取り外して所定の部位の挿通用開口部７を開口させ、挿通用開口部７に分岐給湯管２または分岐給水管４を挿通配置して分岐部分ａを覆うように取付けられるものである。

【００１２】そして、複雑な配管状態を強調する各分岐管の分岐部分ａをカバーすることで見苦しさを無くすことができるものである。図２は他の実施例を示すものであり、このものにあっては、給湯管１より分岐された複数本の分岐給湯管２と、給水管３より分岐された複数本の分岐給水管４の分岐部分を配管カバー体９内に収納配置し、配管カバー体９の一側面より給水管３と給湯管１を突設し、配管カバー体９の上面より各分岐給湯管２及び各分岐給水管４を突設するようにして配管カバー体９が構成されている。つまり、配管カバー体９には予め給湯管１と給水管３と各分岐管の分岐部分ａが収納配置された状態となっており、施工現場では給湯管１に給湯本管を接続すると共に給水管３に給水本管を接続し、使用する任意の分岐給湯管２または分岐給水管４のみに接続管を接続するようになっている。

【００１３】そして、このものにあっては、配管接続の作業を完了すると同時に分岐部分ａを覆うように配管カバー体９が取付けられた状態となるものであり、配管接続の作業と別途に配管カバー体９の取付けを行う必要がないようになっている。また、図３はさらに他の実施例を示すものであり、このものにあっては、複数本の分岐給水管４の分岐部分ａを覆うように配管カバー体９内に発泡ウレタン等にて形成される断熱材１０が充填配置されている。このものにあっては、図２に示される実施例と同様の効果が得られる他に配管カバー体９内で結露が発生するようなことがないと共に冬期に分岐部分ａが凍結したりすることを防止することができるものである。

【００１４】

【考案の効果】

本考案は上述のように、給湯管より分岐された複数本の分岐給湯管と、給水管より分岐された複数本の分岐給水管の分岐部分を覆う配管カバーであって、一側面に給湯管が挿通される給湯管挿通用開口を設けると共に給水管が挿通される給水管挿通用開口を設け、上面に分岐給湯管及び分岐給水管が挿通される複数の挿通用開口部を設け、各挿通用開口部に取り外し可能な蓋部材を設けてあるので、給湯管挿通用開口に給湯管を挿通すると共に給水管挿通用開口に給水管を挿通し、任意の挿通用開口部に設けられた蓋部材を取り外して挿通用開口部に分岐給湯管または分岐給水管を挿通することで複雑な配管状態を強調する各分岐管の分岐部分をカバーすることができ、見苦しさを無くすことができるものである。

【００１５】また、請求項２記載のものにあっては、給湯管より分岐された複数本の分岐給湯管と、給水管より分岐された複数本の分岐給水管の分岐部分を配管カバー体内に収納配置し、配管カバー体の一側面より給水管と給湯管を突設し、配管カバー体の上面より各分岐給湯管及び各分岐給水管を突設してあるので、使用する任意の分岐給湯管または分岐給水管に配管接続することで配管接続の作業と別途にカバーの取付けを行うことなく、各分岐管の分岐部分をカバーすることができるものである。さらに、給湯管より分岐された複数本の分岐給湯管と、給水管より分岐された複数本の分岐給水管の分岐部分を覆うように配管カバー体内に断熱材を充填配置するようにしてあると、配管カバー体内で結露が発生するようなことがないと共に冬期に分岐部分が凍結したりすることを防止することができるものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の一実施例を示す取付前の状態を示す斜
視図である。

【図２】他の実施例を示す斜視図である。

【図３】さらに他の実施例を示す斜視図である。

【符号の説明】

１給湯管２分岐給湯管３給水管４分岐給水管５給湯管挿通用開口６給水管挿通用開口７挿通用開口部８蓋部材９配管カバー体１０断熱材ａ分岐部分

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】給湯管より分岐された複数本の分岐給湯
管と、給水管より分岐された複数本の分岐給水管の分岐
部分を覆う配管カバーであって、一側面に給湯管が挿通
される給湯管挿通用開口を設けると共に給水管が挿通さ
れる給水管挿通用開口を設け、上面に分岐給湯管及び分
岐給水管が挿通される複数の挿通用開口部を設け、各挿
通用開口部に取り外し可能な蓋部材を設けて成る水栓金
具の配管カバー。
【請求項２】給湯管より分岐された複数本の分岐給湯
管と、給水管より分岐された複数本の分岐給水管の分岐
部分を配管カバー体内に収納配置し、配管カバー体の一
側面より給水管と給湯管を突設し、配管カバー体の上面
より各分岐給湯管及び各分岐給水管を突設して成る水栓
金具の配管カバー。
【請求項３】給湯管より分岐された複数本の分岐給湯
管と、給水管より分岐された複数本の分岐給水管の分岐
部分を覆うように配管カバー体内に断熱材を充填配置し
て成る請求項２記載の水栓金具の配管カバー。