JPH0725028A - インクジェットプリンタ - Google Patents

インクジェットプリンタ

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JPH0725028A
JPH0725028A JP17284793A JP17284793A JPH0725028A JP H0725028 A JPH0725028 A JP H0725028A JP 17284793 A JP17284793 A JP 17284793A JP 17284793 A JP17284793 A JP 17284793A JP H0725028 A JPH0725028 A JP H0725028A
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JP
Japan
Prior art keywords
ink
wiper member
wiping
port surface
recording head
Prior art date
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Pending
Application number
JP17284793A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Takemoto
人司 竹本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
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Publication of JPH0725028A publication Critical patent/JPH0725028A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 記録ヘッドに付着したインク液を効率良く掻
き落とすこと。 【構成】 指令が来た時、キャリッジ2が移動しワイパ
ー部材6に接触する直前になり位置P1 へキャリッジ2
が到達したことをCPU11が検知し、超音波発生器9
を駆動する。該超音波発生器9は、振動する超音波を発
生し、ホーン7が振動し前記ワイパー部材6を振動せし
める。前記ワイパー部材6は前記記録ヘッドの吐出口面
に接触しワインピング動作を行う。 【効果】 ワイピング動作の効率、回復動作における回
復機能、及び吐出口面およびワイパー部材の耐久性が向
上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、事務機器などの分野で
非接触型の印刷装置として利用されるインクジェットプ
リンタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】事務機器などの分野においては、非接触
型の印刷装置として利用されるインクジェットプリンタ
がある。インクジェットプリンタは、記録用紙に直接イ
ンクを噴射するものであるので、ランニングコストが安
く、静かな記録方式として注目されている。
【0003】このインクジェットプリンタは、記録ヘッ
ドの吐出口面(インクを吐出する吐出口が設けられてい
るフェイス面)にインク液あるいは固着インクや紙粉等
の異物が付着すると、液滴吐出の不安定化や吐出口の目
詰まりなどによってインク吐出不良が生じるので、この
吐出不良の原因を除去して正常かつ安定して記録を維持
するため、インクの吐出回復手段(回復装置)や吐出面
の拭き取り清掃手段(ワイピング装置)を設けることが
行われている。
【0004】従来のワイパー部材(ワイパーブレード)
を有するインクジェットプリンタとしては、一様な剛性
を有する固定式のワイパーブレードで一律にワイピング
する装置が最も一般的であり、他に特定の位置でベルト
状のワイパー部材を回動走行させながら一様にワイピン
グ装置を備えたものがある。(たとえば、特開平3−2
15043号公報、特開平3−290261号公報、及
び特開平3−158243号公報を参照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】これら従来のワイパー
ブレードで一律にワイピングするワイピング装置では、
インクを吐出する吐出口面の単なる濡れ(インク液の付
着)を除去するのであれば、ワイパーブレードの拭き取
りだけでも充分なワイピング効果が得られる。ワイパー
ブレードとしては、それほど高い剛性のものを必要とし
ない。
【0006】しかしながら、増粘したインクの掻き落と
しやゴミ、ケバ等のものを掻き落とすためには、かなり
高い剛性のものを必要としていた。
【0007】ただ、常時高い剛性の部材でワイピングす
ると、ワイピング時の接圧(接触圧力)が常に高い状態
となり、吐出口面上に施された機能性の処理膜の耐久性
に問題が生じるとともに、長期間使用しているとこの膜
に欠陥が生じ、機能が低下してしまったり、最悪の場合
には、膜が剥離しその機能が失われてしまう場合もあっ
た。
【0008】またワイパー部材の耐久性についても、同
様の問題が生じ、削られたり、摩耗したワイパー部材の
カスが吐出口面に付着することにより、記録ヘッドの吐
出性能が低下することになり、酷い場合には、そのカス
が吐出口内(液路)へ浸入して吐出異常を生じさせ不吐
出を引き起こす場合もあった。
【0009】それ故に、本発明の課題は、ワイピング効
果を向上させることができ、回復動作における回復機能
を向上させるとともに、吐出口面およびワイピング部材
の耐久性を向上させることができるインクジェットプリ
ンタを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、記録媒
体に対して吐出口面からインクを吐出することにより記
録を行う記録ヘッドを有し、ワイパー部材で吐出口面の
拭き取り清掃を行うワイピング手段を具備したインクジ
ェットプリンタにおいて、前記吐出口面の表面に対し
て、前記ワイパー部材を接触させながら、振動させる振
動手段を具備することを特徴とするインクジェットプリ
ンタが得られる。
【0011】また、本発明によれば、前記記録ヘッド
は、前記インク吐出のために利用されるエネルギーとし
て、前記インクに熱エネルギーを作用する発熱素子を有
することを特徴とするインクジェットプリンタが得られ
る。
【0012】また、本発明によれば、前記記録ヘッド
は、複数の吐出口と、この複数の吐出口に対応して設け
られ、インク熱による状態変化を生起させ該状態変化に
基づいて前記インクを前記吐出口から吐出させて飛翔的
液滴を形成する発熱素子を有することを特徴とするイン
クジェットプリンタが得られる。
【0013】また、本発明によれば、前記ワイパー部材
を接触させながら、振動させる前記振動手段は、超音波
発生器を具備し、該超音波発生器から発生する超音波に
より前記ワイパー部材を振動させることを特徴とするイ
ンクジェットプリンタが得られる。
【0014】
【作用】回復指令もしくはワイピング指令が来た時、キ
ャリッジが移動し、ワイパー部材に接触する直前になり
所定位置へキャリッジが到達したことをCPUが検知
し、超音波発生器を駆動する。超音波発生器は、駆動源
より駆動電力を受けて吐出口面に対し水平方向に振動す
る超音波を発生する。この超音波に駆動されてホーンが
同方向に振動しワイパー部材を同方向に振動せしめる。
この振動したワイパー部材が吐出口面に接触しワインピ
ング動作を行う。この際、記録ヘッドのインクを吐出す
る吐出口面に付着したインク液あるいは増粘したイン
ク、ゴミ・ケバ等のものを掻き落とす。
【0015】このようにすると、記録ヘッドの吐出口面
のワイピング動作を効率良く行うことができ、回復動作
における回復機能を向上させるとともに、吐出口面およ
びワイパー部材の耐久性を向上させることができる。
【0016】
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。図1及び図2は本発明の一実施例を示す装置平面図
であり、同時に本発明の一実施例を示す回路ブロック図
を表わしたものである。
【0017】図1において、記録用紙の紙送り機構等を
含む記録ユニット部(図示せず)の手前には、この記録
ユニット部と略々平行にシャフト1とキャリッジ2が配
設され、このキャリッジ2の前面に記録ヘッド3が搭載
されている。シャフト1の端部(図示の例では右側)に
は、記録ヘッド3のインク吐出異常等を修復するための
回復系ユニット4が配設されている。この回復系ユニッ
ト4の前面には、記録ヘッド3をキャッピングするため
のキャップ5が設けられている。キャリッジ2は駆動源
(図示せず)によって駆動され、シャフト1に沿って左
右に往復し、記録ユニット部の任意の位置で、記録ヘッ
ド3からのインクの吐出により、記録動作を行う。
【0018】回復系ユニット4の近傍には、ワイピング
装置が配設されている。ワイピング装置は、記録ヘッド
3の吐出口面をワイピング(掻き落とし清掃)するワイ
パー部材(ワイパーブレード)6とホーン7及びワイパ
ー支持体8からなる。なお、ホーン7は、板状のワイパ
ー部材6を両側から長手方向に摺動可能に挟み、ワイパ
ー支持体8により包み込むように支持されている。
【0019】記録時におけるキャリッジ2は、記録指令
に従いシャフト1に沿って左右に往復し、記録ユニット
部の任意の位置で記録を行い、回復指令が来た時は、記
録ユニット部の領域を離れてワイパー部材6の前を移動
することにより、吐出口面のワイピングが行なわれる。
【0020】ワイピング動作は、回復指令もしくはワイ
ピング指令が来た時に行なわれ、図1において、キャリ
ッジ2が図中矢印aの方向に移動し、ワイパー部材6に
接触することにより実行される。キャリッジ2の移動中
に、位置P1 へ到達した時、該位置P1 に取付けられた
位置センサA12がオンすることにより、位置情報は、
I/Oポート10を介し、CPU11に伝達される。位
置情報を受けたCPU11は、I/Oポート10を介し
超音波発生器9を駆動する。
【0021】超音波発生器9は、駆動源(図示せず)か
らの駆動電力を受けて、矢印H0 ,H1 の方向(吐出口
面に対し水平方向)に振動する超音波を発生する。この
超音波に駆動されてホーン7が同方向に振動し、ワイパ
ー部材6を同方向に振動せしめる。
【0022】キャリッジ2が移動し、記録ヘッド3の吐
出口面とワイパー部材6が接触することによりワイピン
グが行なわれ、吐出口面の濡れ(インク液の付着)を除
去するとともに、ワイパー部材の振動により、増粘した
インクの掻き落としやゴミ、ケバ等のものも同時に掻き
落とす。
【0023】図2は、ワイピング動作終了後のキャリッ
ジ動作を示す図である。キャリッジ2が図中矢印a′の
方向に移動をし続け、位置P2 へ到達した際、該位置P
2 に取付けられた位置センサB13がオンすることによ
り、位置情報はI/Oポート10を介し、CPU11に
伝達される。位置情報を受けたCPU11はI/Oポー
ト10を介し超音波発生器9を停止する。
【0024】超音波発生器9を停止した後、キャリッジ
2は回復系ユニット4と対向する位置にて移動を停止
し、回復系ユニット4の前面に設けられたキャップ5に
より、記録ヘッド3の吐出口面を密封状態で覆われる。
【0025】図3は、本発明の一実施例を示すインクジ
ェットプリンタのワイピング動作の斜視図である。
【0026】ワイピング装置の構造は、ワイパー部材6
と、このワイパー部材6を両側から長手方向に摺動可能
に挟み込むように設けられたホーン7と、このホーン7
を外側より包み込むように支持するために設けられたワ
イパー支持体8とを有している。
【0027】回復指令もしくはワイピング指令を受けた
キャリッジは、図中の矢印方向(キャリッジ移動方向)
に移動する。キャリッジがワイピング装置の手前の任意
の位置に到達したところで、制御系より超音波発生器
(図示せず)に駆動電力が送られる。この時、超音波発
生器は、矢印H0 ,H1 (記録ヘッド3の吐出口面に対
し水平)方向に振動する超音波を発生する。この超音波
に駆動されてホーン7が同方向に振動を行い、それに付
随してワイパー部材6を同方向に振動せしめる。
【0028】ワイパー部材6は、記録ヘッド3の前面に
設けられた吐出口面の濡れ(記録液の単なる付着)を掻
き落とすのに必要なレベルの剛性に設定されており、吐
出口面にワイパー部材6が接触した場合、ワイパー部材
6は、キャリッジ移動方向に導かれてたわみながら、あ
る一定の接触面積を保持し、吐出口面の濡れを除去す
る。また、同時にワイパー部材6は、矢印H0 ,H1
向に振動するという動作を行なうため、従来、ワイパー
部材の剛性を上げたり、ワイピング動作の回数及び時間
を多くしなければ除去できなかった吐出口面での、増粘
したインクやゴミ、ケバ等を振動により、掻き落とす。
【0029】図4は、回復動作時におけるワイパー部材
の振動を制御する動作のフローチャートである。
【0030】図4において、待機状態もしくは記録状態
から回復指令を受けると、ステップS1で、キャリッジ
がワイピング装置の手前の任意の位置P1 (図1に一例
を図示)に到達したか、否かを判別する。もし、到達し
ていなければ、「N」の示す矢印方向へ戻り、引き続き
同様の判別を行う。キャリッジが移動を続け、位置P1
に到達したことが、位置センサA12(図1に一例を図
示)より確認された場合、「Y」の示すステップS2へ
移行する。ステップS2では、本発明の特徴であるワイ
パー部材を振動させるための超音波発生器を駆動し、ス
テップS3でワイピング動作を行う。ワイピング動作を
終えたキャリッジはなおも移動を続け、ワイピング装置
と回復系ユニットの間にある任意の位置P2 (図2に一
例を図示)に到達したか否かをステップS4にて判別さ
れる。ここで、到達していなければ「N」の示す矢印方
向へ戻りステップS4を引き続き実行する。キャリッジ
が位置P2 に到達したことが、位置センサB13(図2
に一例を図示)より確認された場合、「Y」の示すステ
ップS5へ移行し、超音波発生器を停止する。その後キ
ャリッジが回復系ユニットに到達したところで駆動を停
止し待機状態を保持する。
【0031】以上、ワイパー部材とホーンとワイパー支
持体からなるワイピング装置の構成と、ワイパー部材を
振動させるための超音波発生器とそれを制御する回路ブ
ロックの構成及びワイピング動作におけるフローチャー
トを例示した。しかしながら、超音波発生器は、ワイパ
ー部材を振動させるために採られた手段であり、他の振
動方式によって駆動することも可能である。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、記
録ヘッドの吐出口面をワイパー部材で拭き取り清掃を行
う手段(ワイピング装置)において、吐出口面の表面に
対して、ワイパー部材を接触させながら振動させる手段
を具備したことを特徴とするために、ワイピング効果を
向上させることができ、回復動作における回復機能を向
上させるとともに、吐出口面およびワイパー部材の耐久
性を向上させることができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインクジェットプリンタの一実施例を
示す装置平面図、及び回路ブロック図である。
【図2】図1同様、本発明のインクジェットプリンタの
一実施例を示す装置平面図、及び回路ブロック図であ
る。
【図3】図1および図2中に設けられているワイパー部
材の斜視図である。
【図4】本発明のインクジェットプリンタのワイピング
動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 シャフト 2 キャリッジ 3 記録ヘッド 4 回復系ユニット 5 キャップ 6 ワイパー部材 7 ホーン 8 ワイパー支持体 9 超音波発生器 10 I/Oポート 11 CPU 12 位置センサA 13 位置センサB

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体に対して吐出口面からインクを
    吐出することにより記録を行う記録ヘッドを有し、ワイ
    パー部材で前記吐出口面の拭き取り清掃を行うワイピン
    グ手段を具備しているインクジェットプリンタにおい
    て、 前記吐出口面の表面に対して、前記ワイパー部材を接触
    させながら、振動させる振動手段を具備することを特徴
    とするインクジェットプリンタ。
  2. 【請求項2】 前記記録ヘッドは、前記インクを吐出す
    るために利用されるエネルギーとして、前記インクに熱
    エネルギーを作用する発熱素子を有することを特徴とす
    る請求項1記載のインクジェットプリンタ。
  3. 【請求項3】 前記記録ヘッドは、複数の吐出口と、該
    複数の吐出口に対応して設けられインク熱による状態変
    化を生起させ、該状態変化に基づいて前記インクを前記
    吐出口から吐出させて飛翔的液滴を形成する発熱素子を
    有することを特徴とする請求項1に記載のインクジェッ
    トプリンタ。
  4. 【請求項4】 前記振動手段は、超音波発生器を具備
    し、該超音波発生器から発生する超音波により前記ワイ
    パー部材を振動させることを特徴とする請求項1記載の
    インクジェットプリンタ。
JP17284793A 1993-07-13 1993-07-13 インクジェットプリンタ Pending JPH0725028A (ja)

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JP17284793A JPH0725028A (ja) 1993-07-13 1993-07-13 インクジェットプリンタ

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ID=15949424

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Cited By (3)

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19960521