JPH07250259A - テレビジョンカメラのシェーディング補正方法及びその装置 - Google Patents
テレビジョンカメラのシェーディング補正方法及びその装置Info
- Publication number
- JPH07250259A JPH07250259A JP6038535A JP3853594A JPH07250259A JP H07250259 A JPH07250259 A JP H07250259A JP 6038535 A JP6038535 A JP 6038535A JP 3853594 A JP3853594 A JP 3853594A JP H07250259 A JPH07250259 A JP H07250259A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shading
- shading correction
- signal
- correction
- television camera
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Picture Signal Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 回路規模を増大させることなく、高精度のシ
ェーディング補正をすることのできるテレビジョンカメ
ラ装置の実現を目的とする。 【構成】 画面を所定の大きさを持つ小領域に分割し、
各小領域ごとのディジタルシェーディング補正を行なう
テレビジョンカメラ装置において、各小領域に対するシ
ェーディング補正値を少なくとも一つの関数波形信号に
基づき算出し、当該算出した各小領域に対するシェーデ
ィング補正値を記憶し、テレビジョンカメラ装置の使用
時、記憶したシェーディング補正値を読出し映像信号に
重畳し、シェーディングを補正するようにしたもので、
ディジタルシェーディング補正のみで、アナログシェー
ディング補正及びディジタルシェーディング補正を併用
したものと等価なテレビジョンカメラ装置を実現するこ
とが出来る。
ェーディング補正をすることのできるテレビジョンカメ
ラ装置の実現を目的とする。 【構成】 画面を所定の大きさを持つ小領域に分割し、
各小領域ごとのディジタルシェーディング補正を行なう
テレビジョンカメラ装置において、各小領域に対するシ
ェーディング補正値を少なくとも一つの関数波形信号に
基づき算出し、当該算出した各小領域に対するシェーデ
ィング補正値を記憶し、テレビジョンカメラ装置の使用
時、記憶したシェーディング補正値を読出し映像信号に
重畳し、シェーディングを補正するようにしたもので、
ディジタルシェーディング補正のみで、アナログシェー
ディング補正及びディジタルシェーディング補正を併用
したものと等価なテレビジョンカメラ装置を実現するこ
とが出来る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、テレビジョンカメラ装
置のシェーディング補正方式の改良に関するものであ
る。
置のシェーディング補正方式の改良に関するものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】一般に、撮像素子から得られる映像信号
は、素子の感度むら、暗電流の影響など種々の要因によ
り、画面に明暗のむら、即ちシェーディングが発生する
ことが知られている。このため、テレビジョンカメラ装
置では、Ｒ，Ｇ，Ｂ各チャンネルごとに映像信号のシェ
ーディングを補正するため、シェーディング補正回路が
設けられている。このシェーディング補正は、白レベル
の明暗むらを補正するホワイトシェーディング補正と、
黒レベルの明暗むらを補正するブラックシェーディング
補正とに分類され、ホワイトシェーディング補正では、
補正信号を乗算器により映像信号に重畳し、ブラックシ
ェーディング補正では、補正信号を加算器により映像信
号に重畳することにより補正を行なう。ここで、このシ
ェーディング補正信号としては、一般に水平同期信号を
基準に定電流積分回路により形成される水平方向の鋸歯
状波信号及びパラボラ波信号、垂直同期信号を基準に定
電流積分回路により形成される垂直方向の鋸歯状波信号
及びパラボラ波信号の組合せによる近似補正波形信号が
用いられている。このような補正は、アナログシェーデ
ィング補正と呼ばれている。
は、素子の感度むら、暗電流の影響など種々の要因によ
り、画面に明暗のむら、即ちシェーディングが発生する
ことが知られている。このため、テレビジョンカメラ装
置では、Ｒ，Ｇ，Ｂ各チャンネルごとに映像信号のシェ
ーディングを補正するため、シェーディング補正回路が
設けられている。このシェーディング補正は、白レベル
の明暗むらを補正するホワイトシェーディング補正と、
黒レベルの明暗むらを補正するブラックシェーディング
補正とに分類され、ホワイトシェーディング補正では、
補正信号を乗算器により映像信号に重畳し、ブラックシ
ェーディング補正では、補正信号を加算器により映像信
号に重畳することにより補正を行なう。ここで、このシ
ェーディング補正信号としては、一般に水平同期信号を
基準に定電流積分回路により形成される水平方向の鋸歯
状波信号及びパラボラ波信号、垂直同期信号を基準に定
電流積分回路により形成される垂直方向の鋸歯状波信号
及びパラボラ波信号の組合せによる近似補正波形信号が
用いられている。このような補正は、アナログシェーデ
ィング補正と呼ばれている。
【０００３】さらに、このアナログシェーディング補正
では補正不可能なシェーディングに対しては、画面を所
定の大きさを持つ小領域に分割し、各小領域ごとのシェ
ーディング量を検出し、対応する補正値(ディジタル値)
をメモリに格納し、この補正値を水平、垂直同期信号に
同期させて順次読出し、Ｄ／Ａ変換器によりアナログ信
号に変換した後、映像信号に重畳することにより、各小
領域ごとにシェーディング補正を行なうディジタルシェ
ーディング補正回路を設け、上記のようなアナログシェ
ーディング補正回路と併用することにより、高精度のシ
ェーディング補正を行なっていた。
では補正不可能なシェーディングに対しては、画面を所
定の大きさを持つ小領域に分割し、各小領域ごとのシェ
ーディング量を検出し、対応する補正値(ディジタル値)
をメモリに格納し、この補正値を水平、垂直同期信号に
同期させて順次読出し、Ｄ／Ａ変換器によりアナログ信
号に変換した後、映像信号に重畳することにより、各小
領域ごとにシェーディング補正を行なうディジタルシェ
ーディング補正回路を設け、上記のようなアナログシェ
ーディング補正回路と併用することにより、高精度のシ
ェーディング補正を行なっていた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】前述のアナログシェー
ディング補正では、鋸歯状波信号およびパラボラ波信号
より補正信号を作成しているため、補正できるシェーデ
ィングが限られたものとなり、発生するシェーディング
に応じた高精度のシェーディング補正をする場合は、対
応した補正波形信号を発生するそれぞれの補正信号発生
回路を必要とし、回路規模が増大するという欠点があ
る。また、このアナログシェーディング補正と前述のデ
ィジタルシェーディング補正を併用して補正する場合
は、さらに回路規模が増大することとなり、小形のテレ
ビジョンカメラ装置では、実装困難となる。本発明は、
これらの欠点を除去し、回路規模を増大させることな
く、高精度のシェーディング補正をすることのできるテ
レビジョンカメラ装置の実現を目的とする。
ディング補正では、鋸歯状波信号およびパラボラ波信号
より補正信号を作成しているため、補正できるシェーデ
ィングが限られたものとなり、発生するシェーディング
に応じた高精度のシェーディング補正をする場合は、対
応した補正波形信号を発生するそれぞれの補正信号発生
回路を必要とし、回路規模が増大するという欠点があ
る。また、このアナログシェーディング補正と前述のデ
ィジタルシェーディング補正を併用して補正する場合
は、さらに回路規模が増大することとなり、小形のテレ
ビジョンカメラ装置では、実装困難となる。本発明は、
これらの欠点を除去し、回路規模を増大させることな
く、高精度のシェーディング補正をすることのできるテ
レビジョンカメラ装置の実現を目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するため、画面を所定の大きさを持つ小領域に分割
し、各小領域ごとのディジタルシェーディング補正を行
なうテレビジョンカメラ装置において、上記各小領域に
対するシェーディング補正値を少なくとも一つの関数波
形信号に基づき算出し、当該算出した各小領域に対する
シェーディング補正値を記憶し、上記テレビジョンカメ
ラ装置の使用時、記憶したシェーディング補正値を読出
し映像信号に重畳し、シェーディングを補正するように
したものである。
成するため、画面を所定の大きさを持つ小領域に分割
し、各小領域ごとのディジタルシェーディング補正を行
なうテレビジョンカメラ装置において、上記各小領域に
対するシェーディング補正値を少なくとも一つの関数波
形信号に基づき算出し、当該算出した各小領域に対する
シェーディング補正値を記憶し、上記テレビジョンカメ
ラ装置の使用時、記憶したシェーディング補正値を読出
し映像信号に重畳し、シェーディングを補正するように
したものである。
【０００６】
【作用】その結果、画面を一定の大きさを持つ小領域に
分割し、各小領域ごとの補正を行なうディジタルシェー
ディング補正において、鋸歯状波信号、パラボラ波信号
等の関数波形信号に基づき、各小領域に対応するシェー
ディング補正値を算出・設定することができ、従来から
用いられていたアナログシェーディング補正処理を不要
とすることができる。また、鋸歯状波信号、パラボラ波
信号だけでなく、他の関数波形によるシェーディング補
正信号を形成することも可能であるため、従来のアナロ
グシェーディング補正処理では補正不可能なシェーディ
ングに対しても補正可能となる。すなわち、従来、アナ
ログシェーディング補正及びディジタルシェーディング
補正を併用することにより実現していたシェーディング
補正を、ディジタルシェーディング補正のみで実現し、
性能的にもアナログシェーディング補正及びディジタル
シェーディング補正を併用したものと等価なテレビジョ
ンカメラ装置を実現することが出来る。
分割し、各小領域ごとの補正を行なうディジタルシェー
ディング補正において、鋸歯状波信号、パラボラ波信号
等の関数波形信号に基づき、各小領域に対応するシェー
ディング補正値を算出・設定することができ、従来から
用いられていたアナログシェーディング補正処理を不要
とすることができる。また、鋸歯状波信号、パラボラ波
信号だけでなく、他の関数波形によるシェーディング補
正信号を形成することも可能であるため、従来のアナロ
グシェーディング補正処理では補正不可能なシェーディ
ングに対しても補正可能となる。すなわち、従来、アナ
ログシェーディング補正及びディジタルシェーディング
補正を併用することにより実現していたシェーディング
補正を、ディジタルシェーディング補正のみで実現し、
性能的にもアナログシェーディング補正及びディジタル
シェーディング補正を併用したものと等価なテレビジョ
ンカメラ装置を実現することが出来る。
【０００７】
【実施例】以下、本発明の一実施例を、図１〜図４を用
いて詳細に説明する。図１は、本発明のシェーディング
補正システムの全体構成を示すブロック図で、１a1〜１
a4は、演算処理部（以下、ＣＰＵと称す）５に設定され
た関数演算式の各係数値(ａ1〜ａ4)のレベルを調整する
レベル調整器、２はこれら係数値(ａ1〜ａ4)を切換え出
力するマルチプレクサ、３はＡ／Ｄ変換器、４は撮像画
面を所定の大きさを持つ小領域に分割するためのタイミ
ング信号を発生する画面分割タイミング信号発生回路、
５はＣＰＵで、ここに設定された後述の如き関数演算式
等に基づき、分割された画面の各小領域に対応するホワ
イトシェーディング、ブラックシェーディングの補正値
をそれぞれ算出出力するものである。６W，６Bは算出さ
れたこれら補正値を対応する番地に格納するそれぞれホ
ワイトシェーディング、ブラックシェーディング用のメ
モリ、７W，７BはＤ／Ａ変換器、８W，８Bはローパスフ
ィルタ、９は乗算器、１０，１１は加算器である。図２
は、メモリ６W，６B内の各番地と画面分割された各小領
域の座標関係を示す模式図である。この例では、画面を
水平方向に１１分割、垂直方向に１１分割、画面全体で
１２１分割しているが、この分割数に限定はなく、補正
精度に応じて適宜設定すればよい。なお、座標は水平方
向をｘ座標、垂直方向をｙ座標とし、画面の中心部分に
相当する小領域を、座標(x,y)＝(0,0)とする。また、画
面左上端の小領域の座標(-5,5)がメモリの00番地に、そ
の右隣の小領域の座標(-4,5)が01番地に対応するものと
する。
いて詳細に説明する。図１は、本発明のシェーディング
補正システムの全体構成を示すブロック図で、１a1〜１
a4は、演算処理部（以下、ＣＰＵと称す）５に設定され
た関数演算式の各係数値(ａ1〜ａ4)のレベルを調整する
レベル調整器、２はこれら係数値(ａ1〜ａ4)を切換え出
力するマルチプレクサ、３はＡ／Ｄ変換器、４は撮像画
面を所定の大きさを持つ小領域に分割するためのタイミ
ング信号を発生する画面分割タイミング信号発生回路、
５はＣＰＵで、ここに設定された後述の如き関数演算式
等に基づき、分割された画面の各小領域に対応するホワ
イトシェーディング、ブラックシェーディングの補正値
をそれぞれ算出出力するものである。６W，６Bは算出さ
れたこれら補正値を対応する番地に格納するそれぞれホ
ワイトシェーディング、ブラックシェーディング用のメ
モリ、７W，７BはＤ／Ａ変換器、８W，８Bはローパスフ
ィルタ、９は乗算器、１０，１１は加算器である。図２
は、メモリ６W，６B内の各番地と画面分割された各小領
域の座標関係を示す模式図である。この例では、画面を
水平方向に１１分割、垂直方向に１１分割、画面全体で
１２１分割しているが、この分割数に限定はなく、補正
精度に応じて適宜設定すればよい。なお、座標は水平方
向をｘ座標、垂直方向をｙ座標とし、画面の中心部分に
相当する小領域を、座標(x,y)＝(0,0)とする。また、画
面左上端の小領域の座標(-5,5)がメモリの00番地に、そ
の右隣の小領域の座標(-4,5)が01番地に対応するものと
する。
【０００８】以下、本発明の動作説明をするが、まず、
ＣＰＵ５における補正値の算出及びメモリ６W，６Bへの
対応する補正値の設定について説明する。ここでは、補
正値を算出するためにＣＰＵ５に設定する関数演算式と
して、鋸歯状波信号とパラボラ波信号を用いた場合を一
例として説明する。水平方向鋸歯状波信号は、ｆ(x)＝
ａ1ｘ (ａ1は係数)、水平方向パラボラ波信号は、ｆ(x)
＝ａ2ｘ2 (ａ2は係数) で表されるため、両信号を合成
することにより得られる水平方向の補正信号は、ｆ(x)
＝ａ1ｘ＋ａ2ｘ2で表され、垂直方向の補正信号は、ｆ
(y)＝ａ3ｙ＋ａ4ｙ2 (ａ3，ａ4は係数）で表される。よ
って、水平方向、垂直方向の補正信号を合成した補正信
号 C(x,y）は、 C(x,y)＝ｆ(x)＋ｆ(y)＝ａ1ｘ＋ａ2ｘ2＋ａ3ｙ＋ａ4ｙ2 …………（１） で表される。そこで、上記(１)式を、分割された画面の
各小領域に対応するホワイトシェーディング、ブラック
シェーディングの補正値を算出するための関数演算式と
してＣＰＵ５に設定しておき、ここで算出された各小領
域に対応する補正値を、メモリ６W，６Bの対応する番地
に格納する。
ＣＰＵ５における補正値の算出及びメモリ６W，６Bへの
対応する補正値の設定について説明する。ここでは、補
正値を算出するためにＣＰＵ５に設定する関数演算式と
して、鋸歯状波信号とパラボラ波信号を用いた場合を一
例として説明する。水平方向鋸歯状波信号は、ｆ(x)＝
ａ1ｘ (ａ1は係数)、水平方向パラボラ波信号は、ｆ(x)
＝ａ2ｘ2 (ａ2は係数) で表されるため、両信号を合成
することにより得られる水平方向の補正信号は、ｆ(x)
＝ａ1ｘ＋ａ2ｘ2で表され、垂直方向の補正信号は、ｆ
(y)＝ａ3ｙ＋ａ4ｙ2 (ａ3，ａ4は係数）で表される。よ
って、水平方向、垂直方向の補正信号を合成した補正信
号 C(x,y）は、 C(x,y)＝ｆ(x)＋ｆ(y)＝ａ1ｘ＋ａ2ｘ2＋ａ3ｙ＋ａ4ｙ2 …………（１） で表される。そこで、上記(１)式を、分割された画面の
各小領域に対応するホワイトシェーディング、ブラック
シェーディングの補正値を算出するための関数演算式と
してＣＰＵ５に設定しておき、ここで算出された各小領
域に対応する補正値を、メモリ６W，６Bの対応する番地
に格納する。
【０００９】次に、本発明の動作を図１及び図３のフロ
ーチャートによって説明する。白の被写体を撮像し、モ
ニタ画面を見ながら、画面全体の白レベルの明暗むらが
なくなるよう、水平方向鋸歯状波信号の振幅調整用のレ
ベル調整器１a1、水平方向パラボラ波信号の振幅調整用
のレベル調整器１a2、垂直方向鋸歯状波信号の振幅調整
用のレベル調整器１a3、垂直方向パラボラ波信号の振幅
調整用のレベル調整器１a4を調整し、それぞれに対応し
て出力されるホワイトシェーディング補正用の係数値ａ
1、係数値ａ2、係数値ａ3、係数値ａ4を、マルチプレク
サ２を介してＡ／Ｄ変換器３によりディジタル信号に変
換し、順次ＣＰＵ５に読込む。これにより、ＣＰＵ５に
設定された上記(１)式の関数演算式(＝ａ1ｘ＋ａ2ｘ2＋
ａ3ｙ＋ａ4ｙ2)の係数値ａ1〜ａ4が、それぞれ最適値に
設定される。
ーチャートによって説明する。白の被写体を撮像し、モ
ニタ画面を見ながら、画面全体の白レベルの明暗むらが
なくなるよう、水平方向鋸歯状波信号の振幅調整用のレ
ベル調整器１a1、水平方向パラボラ波信号の振幅調整用
のレベル調整器１a2、垂直方向鋸歯状波信号の振幅調整
用のレベル調整器１a3、垂直方向パラボラ波信号の振幅
調整用のレベル調整器１a4を調整し、それぞれに対応し
て出力されるホワイトシェーディング補正用の係数値ａ
1、係数値ａ2、係数値ａ3、係数値ａ4を、マルチプレク
サ２を介してＡ／Ｄ変換器３によりディジタル信号に変
換し、順次ＣＰＵ５に読込む。これにより、ＣＰＵ５に
設定された上記(１)式の関数演算式(＝ａ1ｘ＋ａ2ｘ2＋
ａ3ｙ＋ａ4ｙ2)の係数値ａ1〜ａ4が、それぞれ最適値に
設定される。
【００１０】ここで、ＣＰＵ５において、図２に示す分
割画面上の最下段の左端の小領域、即ち、座標 (x,y)=
(-5,-5)から、順次、水平方向(ｘ座標方向)に、対応す
る補正値 C(x,y)を、上記(１)式により算出し(ｙに -
5、ｘに順次 -5,-4,-3,……,5 を代入)、算出した各補
正値 C(-5,-5),C(-4,-5),C(-3,-5),……,C(5,-5) をホ
ワイトシェーディング用のメモリ６W の対応する番地に
順次格納する。以下同様にして、下から２段目の小領域
段、即ち、座標 (x,-4) から、最上段の小領域段、即
ち、座標 (x,5)に対応する各段それぞれの補正値 C(-5,
-4),…，C(-5,-3),…，C(-5,-2),……，C(-5,5),…を算
出し、算出した各補正値をホワイトシェーディング用の
メモリ６W の対応する番地に順次格納する。次に、黒の
被写体を撮像し、上記ホワイトシェーディング補正と同
様にして、各レベル調整器１a1〜１a4を調整し、ＣＰＵ
５において対応するブラックシェーディング補正用の各
補正値を算出し、算出した各補正値をブラックシェーデ
ィング用のメモリ６B の対応する番地に順次格納する。
割画面上の最下段の左端の小領域、即ち、座標 (x,y)=
(-5,-5)から、順次、水平方向(ｘ座標方向)に、対応す
る補正値 C(x,y)を、上記(１)式により算出し(ｙに -
5、ｘに順次 -5,-4,-3,……,5 を代入)、算出した各補
正値 C(-5,-5),C(-4,-5),C(-3,-5),……,C(5,-5) をホ
ワイトシェーディング用のメモリ６W の対応する番地に
順次格納する。以下同様にして、下から２段目の小領域
段、即ち、座標 (x,-4) から、最上段の小領域段、即
ち、座標 (x,5)に対応する各段それぞれの補正値 C(-5,
-4),…，C(-5,-3),…，C(-5,-2),……，C(-5,5),…を算
出し、算出した各補正値をホワイトシェーディング用の
メモリ６W の対応する番地に順次格納する。次に、黒の
被写体を撮像し、上記ホワイトシェーディング補正と同
様にして、各レベル調整器１a1〜１a4を調整し、ＣＰＵ
５において対応するブラックシェーディング補正用の各
補正値を算出し、算出した各補正値をブラックシェーデ
ィング用のメモリ６B の対応する番地に順次格納する。
【００１１】以上のようにして、メモリ６W，６Bのそれ
ぞれの番地に書込まれた、ホワイトシェーディング及び
ブラックシェーディング補正信号データは、テレビジョ
ンカメラ装置の使用時、それぞれ、画面分割タイミング
信号発生回路４で形成される水平及び垂直同期信号に同
期した読出し信号により順次読出され、Ｄ／Ａ変換器７
W，７Bによりそれぞれアナログの補正信号に変換され
る。そして、不要な高周波成分を除去するローパスフィ
ルタ８W，８Bを介して、ホワイトシェーディング用の補
正信号を、乗算器９、加算器１１により映像信号に重畳
し、ブラックシェーディング用の補正信号を、加算器１
０により映像信号に重畳することにより、シェーディン
グが補正され、明暗むらのない映像信号を得ることがで
きる。
ぞれの番地に書込まれた、ホワイトシェーディング及び
ブラックシェーディング補正信号データは、テレビジョ
ンカメラ装置の使用時、それぞれ、画面分割タイミング
信号発生回路４で形成される水平及び垂直同期信号に同
期した読出し信号により順次読出され、Ｄ／Ａ変換器７
W，７Bによりそれぞれアナログの補正信号に変換され
る。そして、不要な高周波成分を除去するローパスフィ
ルタ８W，８Bを介して、ホワイトシェーディング用の補
正信号を、乗算器９、加算器１１により映像信号に重畳
し、ブラックシェーディング用の補正信号を、加算器１
０により映像信号に重畳することにより、シェーディン
グが補正され、明暗むらのない映像信号を得ることがで
きる。
【００１２】ここで、図４に、水平及び垂直方向パラボ
ラ波信号をホワイトシェーディング用の補正信号として
用いた場合に、ＣＰＵ５で算出され、ホワイトシェーデ
ィング用のメモリ６W の各番地に格納される補正値の一
例を示す。この例では、上記(１)式の各係数値を、ａ2
＝ａ4＝５，ａ1＝ａ3＝０としている。なお、実際に
は、発生するシェーディング量に合わせて、補正信号と
して用いる水平及び垂直方向鋸歯状波信号、水平及び垂
直方向パラボラ波信号のレベル、即ち、上記(１)式の各
係数値ａ1，ａ2，ａ3，ａ4が、それぞれ、所定値に設定
される。また、本実施例では、ＣＰＵ５に設定される関
数演算式として、水平及び垂直方向鋸歯状波信号、水平
及び垂直方向パラボラ波信号を用いたが、本発明はこれ
に限定されるものではなく、上記以外の関数波形信号、
例えば、正弦波信号等と組合わせた関数演算式としても
よいことは言うまでもない。更には、通常のディジタル
シェーディング補正により算出した補正値を、前記本発
明によって算出した補正値に加えることにより、さらに
高精度のシェーディング補正が可能となる。
ラ波信号をホワイトシェーディング用の補正信号として
用いた場合に、ＣＰＵ５で算出され、ホワイトシェーデ
ィング用のメモリ６W の各番地に格納される補正値の一
例を示す。この例では、上記(１)式の各係数値を、ａ2
＝ａ4＝５，ａ1＝ａ3＝０としている。なお、実際に
は、発生するシェーディング量に合わせて、補正信号と
して用いる水平及び垂直方向鋸歯状波信号、水平及び垂
直方向パラボラ波信号のレベル、即ち、上記(１)式の各
係数値ａ1，ａ2，ａ3，ａ4が、それぞれ、所定値に設定
される。また、本実施例では、ＣＰＵ５に設定される関
数演算式として、水平及び垂直方向鋸歯状波信号、水平
及び垂直方向パラボラ波信号を用いたが、本発明はこれ
に限定されるものではなく、上記以外の関数波形信号、
例えば、正弦波信号等と組合わせた関数演算式としても
よいことは言うまでもない。更には、通常のディジタル
シェーディング補正により算出した補正値を、前記本発
明によって算出した補正値に加えることにより、さらに
高精度のシェーディング補正が可能となる。
【００１３】
【発明の効果】本発明によれば、画面を一定の大きさを
持つ小領域に分割し、各小領域ごとに個別にシェーディ
ング補正を行なうことができるディジタルシェーディン
グ補正回路を用いて、鋸歯状波信号、パラボラ波信号等
の関数波形によりシェーディング補正信号を形成するた
め、従来から用いられていたアナログシェーディング補
正回路は不要となる。また、鋸歯状波信号、パラボラ波
信号だけでなく、他の関数波形によりシェーディング補
正信号を形成することも可能であるため、従来のアナロ
グシェーディング補正回路では補正不可能なシェーディ
ングに対しても補正可能となる。すなわち、従来、アナ
ログシェーディング補正及びディジタルシェーディング
補正を併用することにより実現していたシェーディング
補正を、ディジタルシェーディング補正のみで実現し、
性能的にもアナログシェーディング補正及びディジタル
シェーディング補正を併用したものと等価なテレビジョ
ンカメラ装置を実現することが出来る。
持つ小領域に分割し、各小領域ごとに個別にシェーディ
ング補正を行なうことができるディジタルシェーディン
グ補正回路を用いて、鋸歯状波信号、パラボラ波信号等
の関数波形によりシェーディング補正信号を形成するた
め、従来から用いられていたアナログシェーディング補
正回路は不要となる。また、鋸歯状波信号、パラボラ波
信号だけでなく、他の関数波形によりシェーディング補
正信号を形成することも可能であるため、従来のアナロ
グシェーディング補正回路では補正不可能なシェーディ
ングに対しても補正可能となる。すなわち、従来、アナ
ログシェーディング補正及びディジタルシェーディング
補正を併用することにより実現していたシェーディング
補正を、ディジタルシェーディング補正のみで実現し、
性能的にもアナログシェーディング補正及びディジタル
シェーディング補正を併用したものと等価なテレビジョ
ンカメラ装置を実現することが出来る。
【図１】本発明の全体構成を示すブロック図。
【図２】画面分割された各小領域の座標関係を示す模式
図。
図。
【図３】ＣＰＵ５の動作を示すフローチャート。
【図４】メモリ６W の各番地に格納される補正値の一例
を示す模式図。
を示す模式図。
１a1〜１a4：レベル調整器、２：マルチプレクサ、３：
Ａ／Ｄ変換器、４：画面分割タイミング信号発生回路、
５：ＣＰＵ、６W，６B：メモリ、７W，７B：Ｄ／Ａ変換
器、８W，８B：ローパスフィルタ、９：乗算器、１０，
１１：加算器。
Ａ／Ｄ変換器、４：画面分割タイミング信号発生回路、
５：ＣＰＵ、６W，６B：メモリ、７W，７B：Ｄ／Ａ変換
器、８W，８B：ローパスフィルタ、９：乗算器、１０，
１１：加算器。
Claims (2)
- 【請求項１】 画面を所定の大きさを持つ小領域に分割
し、各小領域ごとのディジタルシェーディング補正を行
なうテレビジョンカメラ装置において、上記各小領域に
対するシェーディング補正値を少なくとも一つの関数波
形信号に基づき算出し、当該算出した各小領域に対する
シェーディング補正値を記憶し、上記テレビジョンカメ
ラ装置の使用時、記憶したシェーディング補正値を読出
し映像信号に重畳し、シェーディングを補正することを
特徴とするテレビジョンカメラ装置のシェーディング補
正方法。 - 【請求項２】 画面を所定の大きさを持つ小領域に分割
し、各小領域ごとのディジタルシェーディング補正を行
なうテレビジョンカメラ装置において、上記各小領域に
対するシェーディング補正値を少なくとも一つの関数波
形信号に基づき算出するための関数演算式の設定された
演算処理部と、上記関数演算式の各係数値をそれぞれ設
定するレベル調整手段と、上記演算処理部で算出された
各小領域に対するシェーディング補正値を記憶するメモ
リと、上記テレビジョンカメラ装置の使用時、記憶され
た上記シェーディング補正値を読出し映像信号に重畳す
る手段を有し、シェーディングを補正することを特徴と
するテレビジョンカメラ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6038535A JPH07250259A (ja) | 1994-03-09 | 1994-03-09 | テレビジョンカメラのシェーディング補正方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6038535A JPH07250259A (ja) | 1994-03-09 | 1994-03-09 | テレビジョンカメラのシェーディング補正方法及びその装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07250259A true JPH07250259A (ja) | 1995-09-26 |
Family
ID=12527981
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6038535A Pending JPH07250259A (ja) | 1994-03-09 | 1994-03-09 | テレビジョンカメラのシェーディング補正方法及びその装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07250259A (ja) |
-
1994
- 1994-03-09 JP JP6038535A patent/JPH07250259A/ja active Pending
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP2861333B2 (ja) | 画像補正装置 | |
| US6570611B1 (en) | Image display | |
| US7817196B1 (en) | Techniques of modifying image field data by extrapolation | |
| US5181098A (en) | Procedure and device for the automatic correction of skew, of color superimposition, and of image uniformity for television cameras | |
| JPH06141351A (ja) | 信号発生装置 | |
| JP4329409B2 (ja) | 電子カメラのシェーディング補正回路 | |
| JP4212134B2 (ja) | 画像信号処理装置 | |
| US20080043145A1 (en) | Image Processing Apparatus, Image Processing Method, and Image Display Apparatus | |
| US6288756B1 (en) | Luminance correction circuit and video display monitor thereof | |
| JPH07250259A (ja) | テレビジョンカメラのシェーディング補正方法及びその装置 | |
| US7228007B2 (en) | Resolution correction apparatus, resolution correction program, and computer-readable recording medium having same program recorded thereon | |
| JP2634160B2 (ja) | 画像歪の補正方法 | |
| JP3499985B2 (ja) | 撮像装置 | |
| JP2985818B2 (ja) | シェーディング補正方法およびその補正回路 | |
| JP3414939B2 (ja) | 画像表示装置 | |
| JP2661038B2 (ja) | シェーディング補正装置 | |
| JP2532775B2 (ja) | 電子ズ―ム回路 | |
| JP3451216B2 (ja) | 画像表示装置及びサンプリング周波数調整方法 | |
| JPH10233900A (ja) | 画像読取装置 | |
| JP3402788B2 (ja) | ディジタルコンバーゼンス装置 | |
| JPH0750936B2 (ja) | デイジタルコンバ−ゼンス装置 | |
| JP3049845B2 (ja) | コンバーゼンス補正信号発生装置 | |
| JPH11122562A (ja) | 画像補正装置 | |
| JP3509357B2 (ja) | ディジタルコンバーゼンス装置 | |
| JPH08328147A (ja) | 投写型画像表示装置 |