JPH0725010B2 - 工作機械 - Google Patents

工作機械

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JPH0725010B2
JPH0725010B2 JP1042021A JP4202189A JPH0725010B2 JP H0725010 B2 JPH0725010 B2 JP H0725010B2 JP 1042021 A JP1042021 A JP 1042021A JP 4202189 A JP4202189 A JP 4202189A JP H0725010 B2 JPH0725010 B2 JP H0725010B2
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protection wall
machine tool
working
holding element
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JP1042021A
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ハンス・ヘニング・ヴィンクラー
オイゲン・リュッチュレ
Original Assignee
チロン・ヴェルケ・ゲーエムベーハー・ウント・コー・カーゲー
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16PSAFETY DEVICES IN GENERAL; SAFETY DEVICES FOR PRESSES
    • F16P1/00Safety devices independent of the control and operation of any machine
    • F16P1/04Screens or hoods rotating with rotary shafts
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23QDETAILS, COMPONENTS, OR ACCESSORIES FOR MACHINE TOOLS, e.g. ARRANGEMENTS FOR COPYING OR CONTROLLING; MACHINE TOOLS IN GENERAL CHARACTERISED BY THE CONSTRUCTION OF PARTICULAR DETAILS OR COMPONENTS; COMBINATIONS OR ASSOCIATIONS OF METAL-WORKING MACHINES, NOT DIRECTED TO A PARTICULAR RESULT
    • B23Q11/00Accessories fitted to machine tools for keeping tools or parts of the machine in good working condition or for cooling work; Safety devices specially combined with or arranged in, or specially adapted for use in connection with, machine tools
    • B23Q11/08Protective coverings for parts of machine tools; Splash guards
    • B23Q11/0891Protective coverings for parts of machine tools; Splash guards arranged between the working area and the operator

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Auxiliary Devices For Machine Tools (AREA)
  • Machine Tool Units (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の属する技術分野] この発明は、位置が可変な加工台20を備えた工作機械で
あって、該加工台では、第一場所における第一領域が加
工側となり、これが、当該工作機械の工具で加工される
第一被加工物を支持し、かつこの第一被加工物が加工さ
れている間、第二場所における第二領域に第二被加工物
を装着可能であるとともに、加工台の位置を変更させる
ことによって該両領域の場所を入れ替え可能であり、し
かもこれら両領域の中間に飛沫防護壁が配置され、該壁
が、加工台表面に平行したその下辺の旋回軸を軸にして
自動的に揺動自在で、かつ工作機械のスピンドルおよび
作業員用として前記両領域によってそれぞれに限定され
た作業空間を、加工側の作業空間の方が装着側のそれよ
り大になるように、非対称に分割する工作機械に関す
る。
[従来の技術とその問題点] この種の工作機械は、ドイツ特許第3533089号によって
公知である。
この公知な工作機械では、飛沫防護壁が二つの壁要素で
構成され、各壁要素が、加工台の垂直回転軸から径方向
に距離を隔てて径対称に平行配置された旋回軸回りにそ
れぞれ揺動自在である。これらの壁要素は、これを平行
棒で連結して構成した四辺形リンク機構によって同時に
揺動自在にされている。加工台がその垂直軸回りにおお
むね180°旋回すると、この二つの壁要素の中、その時
々の装着側に配置された要素が加工台表面に直立する一
方、その時々の加工側に配置された要素は装着側へ倒れ
かかる。これらの壁要素は、加工台旋回時に固定ストッ
パーに当接する四辺形リンク機構によって自動的に揺動
させられる。
このような方法によけば、加工台の加工側上部の作業空
間を、装着側のそれより常に大にすることが実現され、
当該工作機械の、横方向に膨大したスビンドル外郭を、
加工台の中央を超越して装着側の上に移動させながら、
加工側の被加工物を当該スピンドルに装着された工具で
加工することが可能となる。
[発明が解決しようとする課題] しかし、この公知な工作機械、加工台表面の二つの壁要
素に挟まれた領域を、装着用としても、また加工用とし
ても利用できないと言う欠点を有する。またこの二つの
壁要素を上記のように自動的に揺動させるには、比較的
複雑な機構が必要である。
この発明は、冒頭に述べた様式の工作機械を改良して加
工台の全表面を利用可能にすること、および極めて簡単
な機構だけで飛沫防護壁を揺動自在にすることを目的と
する。
[課題を解決するための手段] この発明は、位置が可変な加工台(20)を備えた工作機
械であって、該加工台では、第一場所における第一領域
が加工側(24)となり、これが当該工作機械(10)の工
具(12)で加工される第一被加工物(26)を支持し、か
つこの第一加工物(26)が加工されている間、第二場所
における第二領域に第二被加工物(25)を装着可能であ
るとともに、加工台(20)を垂直軸の回りに旋回させる
ことによって該両領域の場所を入れ替え可能であり、ま
た、これら両領域の中間に飛沫防護壁(30ないし32)が
配置され、飛沫防護壁(32)がその下部において加工台
(20)の上面に設定され、加工台上面に平行な旋回軸
(33)の回りに自動的に旋回可能になっていて、かつ工
作機械(10)のスピンドル(11)および作業員(27)用
として前記両領域によってそれぞれに限定された作業空
間(35,36)を、加工側(24)の作業空間(35)の方が
装着側(23)のそれより大になるように、非対称に分割
する工作機械において、飛沫防護壁(32)を、その上辺
で保持要素(41〜44;50〜53)に保持させたこと、該上
辺の両側を挟むフォーク状の突出部(43,44;51,52)を
設けたこと、保持要素(41〜44;50〜53)を、装着側(2
3)の上部でかつ加工台(20)の垂直な第一回転軸(2
1)から径方向に距離(d)を隔てた箇所に配置したこ
と、および突出部(43,44;51,52)を、第一回転軸(2
1)から距離(d)を隔ててこれに平行した第二回転軸
(49)回りに回動自在にしたこと、加工台(20)の旋回
移動の際に飛沫防護壁(32)の上部が保持要素(41〜4
4;50〜53)に対して飛沫防護壁(32)の旋回軸(33)と
実質上平行な方向に相対的に移動可能であり、しかも飛
沫防護壁(32)の上部が保持要素(41〜44;50〜53)に
対して揺動可能に係合していることを特徴とする工作機
械。
また、位置が可変な加工台(20a)を備えた工作機械で
あって、該加工台では、第一場所における第一領域が加
工側(24a)となり、これが当該工作機械(10a)の工具
(12a)で加工される第一被加工物(26a)を支持し、か
つこの第一被加工物(26a)が加工されている間、第二
場所における第二領域に第二被加工物(25a)を装着可
能であるとともに、加工台(20a)の位置を変更させる
ことによって該両領域の場所を入れ替え可能であり、ま
た、これら両領域の中間に飛沫防護壁(30aないし32a)
が配置され、飛沫防護壁(32a)がその下部において加
工台(20a)の上面に設定され、加工台上面に平行な旋
回軸(33a)の回りに自動的に旋回可能になっていて、
かつ工作機械(10a)のスピンドル(11a)および作業員
(27a)用として前記両領域によってそれぞれに限定さ
れた作業空間(35a,36a)を、加工側(24a)の作業空間
(35a)の方が装着側(23a)のそれより大になるよう
に、非対称に分割し、加工台(20a)とスピンドル(11
a)が少なくとも旋回軸(33a)と実質的に垂直な方向に
相対的に移動可能な構成の工作機械において、飛沫防護
壁(32a)を、その上辺で保持要素(41a〜44a)に保持
させたこと、該上辺の両側を挟むフォーク状の突出部
(43a,44a,)を設けたこと、および保持要素(41a〜44
a)と加工台(20a)とを、旋回軸(33a)にほぼ直交す
る方向に相対移動自在にしたこと、飛沫防護壁(32a)
の上部に保持要素(41a〜44a)を揺動可能に係合させた
ことを特徴とする工作機械も要旨としている。
[実施例] 前記目的は、この発明によれば、飛沫防護壁をその上辺
で保持要素に保持させること、該上辺の両側を挟むフォ
ーク状の突出部を設けること、保持要素を、装着側の上
部でかつ加工台の垂直な第一回転軸から径方向に距離を
隔てた箇所に配置すること、および突出部を、第一回転
軸から距離を隔ててこれに平行した第二回転軸回りに回
動自在にすること、さらに保持要素が飛沫防護壁の上辺
に沿って相対的に移動可能であり壁に対して揺動可能に
係合していることによって達成される。
また、この発明に基づき、飛沫防護壁をその上辺で保持
要素に保持させること、該上辺の両側を挟むフォーク状
の突出部を設けること、および保持要素と加工台とを旋
回軸にほぼ直交する方向に相対移動自在にすることによ
っても、この発明の前述の目的が達成される。
これらの方法によって、この発明の目的が完璧に達成さ
れる。
ここで、最初に挙げた目的達成の方法は、加工台が垂直
軸回りに旋回する工作機械を対象にしたものである。こ
の場合、飛沫防護壁り上辺を把持して垂直軸回りに回動
するフォーク状要素だけを必要とするに過ぎないが、こ
の方法によれば、飛沫防護壁がその両側の傾動最終位置
間を、特別なロッド機構や駆動装置を必要とせずに、自
動的に揺動するという驚くべき効果が発揮される。つま
り加工台が旋回するだけで飛沫防護壁がひとりでに反転
するのである。
また二番目に挙げた目的達成方法は、次の二つのケース
を対象にしたものである。
すなわちその一つは、加工台が固定式かつ長尺台として
構成され、被加工物用の場所が加工台の前後方向に相隣
接して配置されている場合である。この場合、当該工作
機械のスピンドルは、この二つの場所の間を加工台の前
後方向に移動自在とされる。そして飛沫防護壁は、やは
り加工台前後軸に平行して移動自在な保持要素によって
前後方向に反転させられる。
また他のケースは、長尺台として構成された加工台が、
その前後軸方向を前後に移動自在であるのに対し、保持
要素が固定配置されている場合である。
被加工物側からみれば、上記何れのケースにおいても、
その時々の装着側の相対的小さな作業空間で加工済工作
物が未加工素材に換装されている間、その時々に飛沫防
護壁の右側もしくは左側に、当該工作機械のスピンドル
用として相対的に大きな作業空間が提供されなければな
らない。
この発明に基づく工作機械の優先的実施態様において
は、屈曲した固定飛沫防護壁の下辺に保持要素が配置さ
れる。
このような方法によれば、飛沫防護壁全体の下部区画だ
けを揺動させればよく、このことによって機械的構造が
簡素化されるとともに、充分な高さまで切削廃水や切削
屑の飛散が防止されるので有利である。
また、この発明の他の優先的実施態様においては、保持
要素が、下向きに開口したフォーク状部品として形成さ
れる。
このような方法によれば、このフォーク状部品を、磨耗
しない、例えば金属や硬質樹脂等で製作可能となり、飛
沫防護壁上辺を精密にガイドさせることが可能となるの
で有利である。また、このフォーク状部品の歯の長さ
を、加工台旋回途中で飛沫防護壁が直立状態にまで戻さ
れたとき、その上辺がフォークの歯の基部すれすれとな
る一方、飛沫防護壁が最大限に倒されたとき、その上辺
がフォークの先端すれすれに止まっていられるように選
定すればよい。飛沫防護壁の傾動角がそれ程大きくない
場合、歯の長さを上記のように選定すれば、フォーク状
部品の歯を飛沫防護壁の切欠部から外に突き出させなく
てもすむような装置が実現される。
上記実施例の代案においては、保持要素が飛沫防護壁上
辺に平行した弾性舌片として構成され、該舌片の中央に
設けられたスリットの両側の各折半部の一方が飛沫防護
壁上辺の一方の側、また他方が他の側の上にそれぞれ重
ねられる。
このような方法によれば、加工台が垂直軸回りに旋回自
在に構成されていても、飛沫防護壁上辺が通り抜ける弾
性舌片スリット箇所の舌片各折半部が、その弾性のおか
げでひねりに充分耐え得るため、保持要素用の回転軸受
が不要となるので有利である。このスリットの幅を、飛
沫防護壁の厚さより大にする必要はない。
この発明の他の有利な実施例においては、飛沫防護壁上
辺の中央部が高くされる。
このような方法によれば、飛沫防護壁がその最終位置に
おいて、通常ならその上辺がフォーク状突出部から抜け
落ちるほど大きく傾く場合でも、飛沫防護壁中央部の高
まり部分がフォーク状突出部内に止まる一方、反転途中
で飛沫防護壁が直立する極限状態では、該突出部が飛沫
防護壁上辺中央から横方向にずれた低い箇所を把持する
ようになるため、該突出部の長さを特に短く構成するこ
とが可能となるので有利である。
[図示例] 第1図に、符号10で工作機械全体が示されているが、こ
れはスピンドルが垂直配置されたマシニングセンターを
主として意味するものである。この種のマニシングセン
ターは、数値制御によってさまざまな工具をスピンドル
に次々に換装しながら、孔あけや切削を主としたさまざ
まな加工プロセスを逐次実行するためのものである。
この工作機械10は、ドリル等の工具12が装着される主軸
台11を備えているが、これの軸線13は垂直である。ま
た、符号14でこの主軸台11の外郭が示されている。この
図から分かるように、この外郭14はスピンドル軸13の側
方に大きくせり出しているため、周囲の機械構成要素に
とっては、これを工具12の作用点からはみ出した邪魔物
と見なさざるを得ない。
加工台20は、垂直回転軸21回りに矢印22方向に旋回自在
であるが、180°づつ正逆転されるのが通常である。
ここで、加工台20表面の、主軸台11から遠ざかった領域
を装着側23、またこれの反対側の領域を加工側24と称す
ることにする。この装着側23には未加工の加工用素材25
が装着され、また加工側24では被加工物26が工具12で加
工される。加工台20を回転軸21回りに180°づつ繰り返
し正逆転させることにより、加工側24で未加工または一
部加工済の被加工物が加工されているとき、作業員27が
装着側23の加工済工作物を取外したり、未加工素材を取
付けたりすることが可能となる。
被加工物26の加工に際して装着側24に飛散する切削廃水
や切削屑から作業員27を保護するため、全体が符号30で
示されている飛沫防護壁が加工側24と装着側23との中間
に設けられる。
この飛沫防護壁30は、作業員27に向かって折れ曲がった
上部固定区画31を備えている。これの下に揺動自在な飛
沫防護壁区画32は、その下辺の旋回軸33回りに矢印34の
ように揺動自在である。このような構成方法によれば、
第1図で明らかなように、加工側24上部の作業空間35の
方が、装着側23のそれより遥かに大きくなる。この結
果、主軸台11を、その工具12と共に回転軸21の領域方向
に移動させても、これの外郭14が飛沫防護壁30に衝突す
るようなことがなくなる。また、装着側23では作業員27
が、被加工物25を正面ないし斜め方向から出し入れする
のが通常であるため、ここの作業空間36が相対的に小さ
くなっても差し支えない。
そして加工台20が垂直回転軸21回りに180°旋回した場
合においても、上記のような関係が維持され得るように
するため、次のような手段が講じられる。
飛沫防護壁30の固定区画の下側に、例えばこの第1図の
紙面に垂直な方向に延びた角材等の支持体40が配置さ
れ、その下側に回動自在ながら上下方向には不動なセン
ターピン41が軸支される。このピンは、その下側に軸49
回りに回動自在なフォーク42を備えているが、この軸49
は、加工台20の垂直回転軸21から距離dだけ離れた所に
位置している。この距離dは、例えば加工台20の装着側
23の奥行きの2分の1ないし3分の1程度のものであ
る。
フォーク42は、下向きの2本の歯43と44とを持ってお
り、これも軸49回りに矢印方向に回動自在である。そし
て飛沫防護壁30の揺動自在区画32の、例えば丸棒のよう
な上辺縁取り材46が、この歯43と44とで挟持される。だ
たし、この縁取り材46は、単に機械的補強のためのもの
に過ぎず、必ずしも不可欠なものではない。
歯43,44の長さの具合によっては、揺動自在区画32の、
これらの歯の下に当たる部分に窓47を設け、第1図の場
合、左側の歯43をここで貫通させればよい。
第3ないし第11図を参照して後述するように、加工台20
の旋回に伴って縁取り材46は、歯43と44との間を、第1
図の矢印48のように移動する。
実施例の代案を描いた第2および第2a図においては、歯
43,44付フォーク42の代わりに弾性舌片50が使用され
る。
この弾性舌片50は、飛沫防護壁30の揺動自在区画32の上
辺に添っているが、その中央に、幅が該区画32あるいは
縁取り材46の厚さにほぼ等しいスリット53が設けられて
いる。そして弾性舌片50の、このスリット53の両側に延
びた各折半部51と52が、この実施例においては第2a図に
詳細に描かれているように、縁取り材46の互いに異なっ
た側の上にそれぞれ重ねられている。
以上何れの実施例においても、揺動自在区画32の上辺
が、各実施例それぞれに使用されている突出部、すなわ
ち、フォーク42の歯43,44ないし弾性舌片50の各折半部5
1,52によって両側から保持されるが、歯43,44の場合に
はセンターピン41のおかげ、また折半部51,52の場合に
は舌片50の弾性のおかげで、何れもある範囲内において
回動自在である。
第3ないし第8図は、第1図および第2図の実施例の動
作原理を示すものであるが、分かりやすくするため、何
れも第1図の実施例を基準にして描いたものである。
第3図に、第1図の状態が極端に簡易化して描かれてい
るが、上半部がその側面図、下半部がその平面図であ
る。
第3図から、歯43と44が縁取り材46を両側から挟んでい
ることが理解される。この状態で加工台20が反時計回り
に30°旋回したときの状態が第4図であり、この平面図
で斜線が引かれた加工側24が既に下の方に旋回されてい
る。そして歯43,44は、第3図での位置から縁取り材46
の上を外側に向かって移動しているが、これは揺動自在
区画32の位置が変化したにもかかわらず、フォーク42が
加工台20の上方に固定されたままであり、また距離dが
不変であるからである。しかし歯43,44は縁取り材46の
両側を挟んでいるので、これも第3図の状態から30°だ
け捻られている。
第5図は、加工台20が反時計回りに更に30°旋回したと
きの状態を示したものである。歯43,44は縁取り材46の
上を更に外側に移動し、この図の上半部に示されている
ように、縁取り材46が持ち上げられてフォーク42の基部
に接近している。
第6図は、加工台20が第3図の原状から反時計回りに90
°旋回して中間の極限状態に達した状態を示したもので
ある。この状態では、飛沫防護壁20の揺動自在区画32が
加工台20の表面に直立し、縁取り材46がフォーク42の基
部に到達する。そしてフォーク42の歯43,44は、縁取り
材46の中央から距離dだけ離れた最も外側の位置まで移
動する。
第7図は、更に45°旋回した状態で、この状態では、歯
43,44が再び縁取り材46の中央に向かって戻り始め、縁
取り材46もフォーク42の中を下がり始めている。
第8図は、加工台20が最終的に第二加工状態に達した状
態を示したものであるが、第3図では加工側24であっ
た、図で斜線が引かれた領域が、今度は装着側23にな
る。
以上を考察すれば、歯43,44または弾性舌片50を、第3
図や第8図のように飛沫防護壁30の揺動自在区画32が最
も深く倒れかかった最終状態においても、縁取り材46が
これらの歯や舌片で構成された保持要素から抜け落ちな
いようにする一方、第6図のように該揺動区画32が直立
した状態においても、縁取り材46がなおフォーク42やス
リット43の基部に突き当たらないようなサイズにしなけ
ればならないことが理解される。
第6図の上半部に破線で描かれている46′の部分のよう
に、縁取り材46を、その中央部分が高くなるように構成
するとよい。縁取り材の中央部分を46′のように高くす
ることによって歯43,44を短くすることが可能となるの
で、飛沫防護壁30をより深く倒した場合においても、第
1図に47で示されているような窓を区画32に設ける必要
はなくなる。この中央部の高まり46′は、飛沫防護壁30
が最も深く倒れかかった最終状態においても歯43,44が
この高まりの先端部を確実に挟持可能にする一方、第6
図のような中間の極限状態においては、この高まりの脇
が平坦であるため、ここがフォーク42の基部にはなお到
達しない、という効果をもたらしてくれる。この高まり
46′の形状を最適なものとして、ここが常にフォーク42
の基部をスライドするようにすると、極限状態において
も歯43,44の長さを僅か数ミリメートルにしさえすれば
よいことになる。
加工台20を360°旋回させたい場合には、この中央部の
高まり46′を、第6図に示されているように、中心線に
対して対称形に形成しなければならない。しかし、加工
台20は、殆どの場合、単に180°づつ正逆旋回されるに
過ぎないので、第6図において中心線の右側だけに高ま
りを設ければ充分である。
もし揺動自在区画32の設定角が、第3図と第8図に描か
れている最終状態においても直立状態とあまり変わらな
いようなら、歯43,44の下端を常に該区画32の表面に添
わせて走らせることが可能となる。しかしこれを第1図
や第2図のように深く倒さなければならない場合には、
該区画32に第1図のように窓47を設け、第3図や第8図
の最終状態において歯をここから突き出させればよい。
この場合、縁取り材46に沿った窓47の幅は、加工台20が
360°旋回する場合には軸46の両側に距離d相当分づ
つ、また180°しか旋回しない場合にはdに等しくな
る。
第9ないし第11図に描かれているような、この発明に基
づく工作機械の他の実施態様においては、前記の実施例
と下記のような点が相違する。
第9ないし第11図の実施例における加工台20aは垂直軸
回りに旋回せず、水平面上を矢印60のように移動する
か、または固定されている。しかし何れの場合、特に加
工台20aが固定されている場合には、フォーク42aも、加
工台20aの前後方向(矢印60)にほぼ平行した矢印61の
方向に水平面上を移動自在とされる。しかしここで重要
なことは、加工台20aとフォーク42aが上記方向に相対移
動可能であることである。
何れにしてもこの場合、歯43a,44aの縁取り材46aに対す
る回動角は不変であるため、フォーク42aを垂直軸回り
に回動させる必要はなくなる。
次にステップを描いた第10図と第11図から明らかなよう
に、飛沫防護壁の可動区画32aは、先ず第10図のように
直立したあと、第11図のように前の状態と対称的な状態
に反転される。
この第9ないし第11図は、主軸台が、加工台20aに対
し、ガイド機構を介して矢印60方向に相対移動させられ
る場合に適したものである。ただしこのガイド機構と
は、第9ないし第11図の下半部においては加工台20aの
上部を、またこれらの図の上半部においては加工台20a
の背後を走るものを意味する。
主軸台は、先ず、これらの図に破線で描かれている加工
側24aで被加工物を加工可能である。この場合、可動区
画32aが加工側24aとは反対の側に倒れているので、横に
はみ出した主軸台の外郭は邪魔にならない。そして被加
工物の加工が終了したら、主軸台は、第9ないし第11図
の下半部においては上方、また上半部においては背後を
移動して飛沫防護壁の右側の上部ないし背後に到達可能
である。このとき飛沫防護壁は、前述のメカニズムによ
り、第11図に描かれた最終状態に反転されているので、
主軸台は、加工台20aの、第9図の段階ではなお装着側2
3aであった第11図の右半分の上部に移動可能となる。そ
して可動区画32aが左側に倒れているので、主軸台はこ
れに衝突の恐れなく、加工台20a右半分で作業可能であ
る。
第9ないし第11図の実施例においても、飛沫防護壁の可
動区画32aの上に固定区画を配置可能であるが、ここで
の場合には、これを垂直なものとし、屈曲させない方が
有利である。
以上の諸特徴は、前述した組合せだけではなく、他の組
合せまたはそれぞれ単独であっても、この発明の枠を逸
脱することなく適用可能なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、フォーク状の保持部品を備えた本発明に基づ
く工作機械における第一実施例の概要側面図である。 第2図は、第1図に類似しているが、保持部品として弾
性舌片を備えたこの発明に基づく工作機械の第二実施例
を、第2a図のII−II方向から見た概要側面図である。 第2a図は第1図に示した支持体を詳細に示す図である。 第3図ないし第8図は、第1図の実施例の加工台の6段
階の旋回状態を示した側面図と平面図である。 第9図ないし第11図は、保持要素に対して前後軸方向に
相対移動可能な加工台の3段階の移動状態を示した側面
図と平面図である。 10……工作機械 11……主軸台 20……加工台 23……装着側 24……加工側 25,26……被加工物 30……飛沫防護壁 31……飛沫防護壁固定区画 32……飛沫防護壁揺動自在区画 33……旋回軸 42……フォーク 50……弾性舌片

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】位置が可変な加工台(20)を備えた工作機
    械であって、該加工台では、第一場所における第一領域
    が加工側(24)となり、これが当該工作機械(10)の工
    具(12)で加工される第一被加工物(26)を支持し、か
    つこの第一加工物(26)が加工されている間、第二場所
    における第二領域に第二被加工物(25)を装着可能であ
    るとともに、加工台(20)を垂直軸の回りに旋回させる
    ことによって該両領域の場所を入れ替え可能であり、ま
    た、これら両領域の中間に飛沫防護壁(30ないし32)が
    配置され、飛沫防護壁(32)がその下部において加工台
    (20)の上面に設定され、加工台上面に平行な旋回軸
    (33)の回りに自動的に旋回可能になっていて、かつ工
    作機械(10)のスピンドル(11)および作業員(27)用
    として前記両領域によってそれぞれに限定された作業空
    間(35,36)を、加工側(24)の作業空間(35)の方が
    装着側(23)のそれより大になるように、非対称に分割
    する工作機械において、 飛沫防護壁(32)を、その上辺で保持要素(41〜44;50
    〜53)に保持させたこと、該上辺の両側を挟むフォーク
    状の突出部(43,44;51,52)を設けたこと、保持要素(4
    1〜44;50〜53)を、装着側(23)の上部でかつ加工台
    (20)の垂直な第一回転軸(21)から径方向に距離
    (d)を隔てた箇所に配置したこと、および突出部(4
    3,44;51,52)を、第一回転軸(21)から距離(d)を隔
    ててこれに平行した第二回転軸(49)回りに回動自在に
    したこと、加工台(20)の旋回移動の際に飛沫防護壁
    (32)の上部が保持要素(41〜44;50〜53)に対して飛
    沫防護壁(32)の旋回軸(33)と実質上平行な方向に相
    対的に移動可能であり、しかも飛沫防護壁(32)の上部
    が保持要素(41〜44;50〜53)に対して揺動可能に係合
    していることを特徴とする工作機械。
  2. 【請求項2】位置が可変な加工台(20a)を備えた工作
    機械であって、該加工台では、第一場所における第一領
    域が加工側(24a)となり、これが当該工作機械(10a)
    の工具(12a)で加工される第一被加工物(26a)を支持
    し、かつこの第一被加工物(26a)が加工されている
    間、第二場所における第二領域に第二被加工物(25a)
    を装着可能であるとともに、加工台(20a)の位置を変
    更させることによって該両領域の場所を入れ替え可能で
    あり、また、これら両領域の中間に飛沫防護壁(30aな
    いし32a)が配置され、飛沫防護壁(32a)がその下部に
    おいて加工台(20a)の上面に設定され、加工台上面に
    平行な旋回軸(33a)の回りに自動的に旋回可能になっ
    ていて、かつ工作機械(10a)のスピンドル(11a)およ
    び作業員(27a)用として前記両領域によってそれぞれ
    に限定された作業空間(35a,36a)を、加工側(24a)の
    作業空間(35a)の方が装着側(23a)のそれより大にな
    るように、非対称に分割し、加工台(20a)とスピンド
    ル(11a)が少なくとも旋回軸(33a)と実質的に垂直な
    方向に相対的に移動可能な構成の工作機械において、 飛沫防護壁(32a)を、その上辺で保持要素(41a〜44
    a)に保持させたこと、該上辺の両側を挟むフォーク状
    の突出部(43a,44a,)を設けたこと、および保持要素
    (41a〜44a)と加工台(20a)とを、旋回軸(33a)にほ
    ぼ直交する方向に相対移動自在にしたこと、飛沫防護壁
    (32a)の上部に保持要素(41a〜44a)を揺動可能に係
    合させたことを特徴とする工作機械。
  3. 【請求項3】保持要素(41〜44;50〜53)を、屈曲した
    飛沫防護固定壁(31)の下辺に配置したことを特徴とす
    る請求項1または2のいずれか1項に記載の工作機械。
  4. 【請求項4】保持要素(41〜44;41a〜44a)を、下方が
    開放されたフォーク状部品として形成したことを特徴と
    する請求項1ないし3のいずれか1項に記載の工作機
    械。
  5. 【請求項5】保持要素(50〜53)を弾性舌片(50)とし
    て構成し、これを揺動自在な飛沫防護壁(32)の上辺に
    平行配置するとともに、その中央に設けたスリット(5
    3)の両側の各折半部(51,52)の一方を該壁の一方の
    側、また他方を他の側の上にそれぞれ重ねたことを特徴
    とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の工作機
    械。
  6. 【請求項6】飛沫防護壁(32)の上辺の中央を高く(4
    6′)したことを特徴とする請求項1ないし5のいずれ
    か1項に記載の工作機械。
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