JPH0725003U - 舗装用ブロック - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本案は弾力性に富み、強力で、しかも透水性
を有する舗装用ブロックを得ることを目的とする。 【構成】 透孔１を穿設してなる樹脂コンクルート２の
上面に透水性ゴム３を接着させてなる舗装用ブロック。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本案は舗装用ブロックに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、セメントコンクリート製の舗装用ブロックが用いられている。このブロ ックは透水性がなく強度も比較的小で、しかも硬く舗装面を歩きにくいという問 題があった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本案は透水性を有し強度大であるにも拘わらず、表面が柔軟で舗装面を比較的 歩き易い舗装用ブロックを得ることを目的とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記の目的を達成するため本案は 透孔を穿設してなる樹脂コンクリートの上面に透水性ゴムを接着させてなる舗 装用ブロック 樹脂コンクリート及び透水性ゴムが板状である上記考案記載の舗装用ブロック 透水性ゴムがゴムチップ結合体である上記第１又は第２考案記載の舗装用ブロ ック によって構成される。

【０００５】

【作用】

本案では樹脂コンクリート２の下面を地盤上に敷いた砂層の上面に接して道路 又は歩道を舗装すると、上記コンクリート２の上面の透水性ゴム３が舗装面を形 成する。

【０００６】 この舗装面を歩行又は走行すると透水性ゴム３の弾力性が歩行者に伝達し、体 重の舗装面への衝撃が緩衝される。

【０００７】 降雨時には透水性ゴム３内に雨水が浸透し、樹脂コンクリート２の上面から透 孔１内に流入し、さらに上記砂層内に吸収され、雨水が舗装面上に溜ることはな く、又舗装面上を流動することはない。

【０００８】 さらに樹脂コンクリート２の上面と透水性ゴム３の下面とは接着剤４に馴染み 互に接着される。

【０００９】

【実施例】

図１及び図３に示すように複数個対称位置に長孔又は円孔等による透孔１を穿 設した正方形の板状樹脂コンクリート２を用いる。この樹脂コンクリート２（レ ジンコンクリート）の上面に耐水性の合成樹脂接着剤４を塗布し、その上に板状 透水性ゴム３の下面を接し、該接着剤４によって両者２、３を接着させて１体化 する。

【００１０】 透水性ゴム３は親水性ゴムチップを燃結させた結合体による多孔性ゴム材が用 いられ、親水性ゴムチップには天然又は合成ゴムチップを用い、該チップに着色 チップを用いることができる。尚、ゴムチップ結合体ではなく硬化ゴムプライに 無数の小透孔を穿設し、下面に通水用凹凸又は凹凸条を成形してなるものでも良 い（図示していない）。

【００１１】 因みに上記樹脂コンクリート２の圧縮強度は約１０００ｋｇ／ｃｍ² である。 又上記コンクリート２及び透水性ゴム３の形状は正方形板状ではなく異形ブロ ック状であっても良い。

【００１２】

【考案の効果】

本案は上述のように構成したので樹脂コンクリート２を下に透水性ゴム３を上 にして舗装すると透水性ゴム３の弾力性によって歩行又は走行時における体重に よる足への衝撃が緩和されて歩行又は走行し易い舗装道が得られる効果が得られ る。 又降雨に際しては雨水が透水性ゴム３内を経て樹脂コンクリート２の透孔１か ら地中に吸収され、舗装面に溜ることがなくかつ舗装面を流動することがなく雨 水を地中に浸透させ得るばかりでなく、樹脂コンクリート２と透水性ゴム３とは 充分接着して１体化しかつ強力な舗装用ブロックが得られる効果がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本案の舗装用ブロックを示す下面図である。

【図２】図１Ａ−Ａ線による縦断面図である。

【図３】透孔の形状の下面図である。

【図４】上記ブロックの斜視図である。

【符号の説明】

１ 透孔 ２ 樹脂コンクリート ３ 透水性ゴム ４ 接着剤

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 透孔を穿設してなる樹脂コンクリートの
   上面に透水性ゴムを接着させてなる舗装用ブロック。
2. 【請求項２】 樹脂コンクリート及び透水性ゴムが板状
   である請求項(1) 記載の舗装用ブロック。
3. 【請求項３】 透水性ゴムがゴムチップ結合体である請
   求項(1) 又は(2) 記載の舗装用ブロック。