JPH0248485Y2 - - Google Patents

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JPH0248485Y2
JPH0248485Y2 JP11045885U JP11045885U JPH0248485Y2 JP H0248485 Y2 JPH0248485 Y2 JP H0248485Y2 JP 11045885 U JP11045885 U JP 11045885U JP 11045885 U JP11045885 U JP 11045885U JP H0248485 Y2 JPH0248485 Y2 JP H0248485Y2
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impermeable
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この考案は公園、遊園地、スポーツ施設や道路
などに布設する表面に緩衝層を有する透水性舗装
ブロツクに関する。
〈従来の技術〉 コンクリートの表面に自然環境に調和したカラ
フルな色彩を施こして魅力的な視覚効果を与え且
つ路面上に降雨した雨水をすみやかに地下に排出
する透水性の舗装ブロツクは透水性を高めるため
に無機質の比較的小さな砕石又は小砂利とセメン
トに小量の細骨材で間隙を設けて結合させたコン
クリートとからなつている。
〈考案が解決しようとする問題点〉 従来の透水性舗装ブロツクの上面は硬いので公
園などで乳幼児や子供が飛び廻つて転倒した際に
身体に傷を受けることがしばしば発生していた。
又ポーラス層は主に3m/m〜10m/mの小砂
利などと少量の細砂をセメントで結合されている
だけなので点接触に近いもので成形体中に施ける
骨材同志の接着が極めて弱く表層部に外力、特に
衝撃力や曲げ応力を受けると破損したり、歩行に
より小砂利が離れて分離したセメントペーストの
破損粉末がポーラス空間に充填して目詰りを起す
など雨水の浸透に大きな影響を与えていた。
その他従来の透水性舗装ブロツクは不透水層が
ないので降雨水が全てその場所の地下に浸透する
ので路盤や路床の弱い路面では基礎地盤に悪影響
をおよぼしていた。
〈問題点を解決するための手段〉 そこで本考案は中間層の透水コンクリートの表
面側に弾力性、耐摩耗性に富んだ合成樹脂又は合
成ゴムの材料をポーラス状に所要の厚さで形成さ
せ下方部は不透水層のコンクリートにすることに
より表面側は外力を直接受けても弾力のある緩衝
層で吸収するので転倒した際のカスリ傷や足に受
ける疲労感を大巾に軽減し、且つ衝撃や摩耗に強
いので破損粉末がポーラス空間に充填して目詰り
を起すことを少なくしたのである。
又下部に不透水層を設けることによりブロツク
上面に降雨した雨水を不透水層の排水誘導溝を通
して道路に埋設された側溝に排出できるようにし
たり、側溝の排水量を減少させる場合や樹木に水
分を補給するため地下に降雨水を浸透させたい時
には不透水層に透水孔を設けて施工するなど路
盤、路床などの基礎地盤や周囲の環境状況に対応
できるようにしたのである。
〈作用〉 この考案は上面の表層部に弾力性に富み、耐衝
撃性に優れた材料で形成しているので足に受ける
疲労感を軟らげることができ、且つ摩耗や破損に
よる材料の粉末が透水層へ侵入充填することが少
ないので目詰りのない安定したクツシヨン性、透
水機能、保水性を維持できる。
又不透水層に排水誘導溝や排水孔を設けること
により降雨水を道路の下水側溝に排出したり、直
接地下に浸透させて地下水の確保も容易に可能に
したのである。
〈実施例〉 第1図はこの考案ブロツクの斜視図で第2図は
第1図A−A断面図で、第3図は各層を分離した
斜視図で第4図は布設状況を示す縦断面図であ
る。
1の表層面はウレタンゴムの粒子4に重量%で
ウレタン粒子71%、ウレタン樹脂15%、炭酸カル
シユーム13%、有機顔料1%をオムニミキサーで
混合したゴム粒子をセメントをベースとした水硬
性組成物のポーラスコンクリート層5と不透水層
コンクリート6を同時に一体結合成形したもので
ある。
ここに水硬性組成物と称するのはセメントをベ
ースとしたモルタルや普通コンクリートの他にポ
リマーや各種の繊維で補強された各種の複合コン
クリートを含むものとする。
表層面1は透水性を有し、カラフルで弾力性と
衝撃の緩和に富んだゴム質の弾性材料で構成され
ているので公園、遊歩道、スポーツ施設の他に大
きな荷重の掛る一般歩道にも布設することができ
る。
又直接摩擦や衝撃を受けない中間層2は3m/
m〜10m/m程度の小砂利7にセメントペースト
8と水溶性の急結材で結合されたポーラスコンク
リート層5で形成し、底部3は圧縮に強い通常の
不透水性のコンクリートからなつている。
底部3の上面には表層面に浸透した雨水を道路
側面に埋設された排水溝11に排水する誘導溝9
を設けたり、排水溝11に流出して下流都市部の
中小河川の氾濫による水害防止と録化対策並びに
地下水を確保する為に直接地下に浸透させる排水
孔10を設けるなど施工する環境条件に対応して
適宜選択できるのである。
次に本考案ブロツクの布設状況を説明する。先
ず始めに路床22の上面をマダカムローラーなど
で転圧する。路床が弱い場合は軟弱な路床がくり
返し荷重によつて路盤Bの中に押し上げられるの
を防ぐために川砂や山砂を15cm敷いてしや断層2
1を形成する。
続いて路盤を作るために下層路盤20用のクラ
ツシヤーランC−40m/m24を15cm程度堆積して
から10cm程度の上層路盤19を形成するため粒度
調整砕石M−30m/m23を敷いてその上をタイヤ
ーローラーなどで締固め仕上げる。
その路盤Bの上にサンドクツシヨン18用の粒
度分布の良い川砂やごみ、どろ、有機物の含まな
い砕砂を3cm程度設ける。
このように所定の路床と路盤を形成する。次に
本考案の緩衝性を有する舗装ブロツクを布設する
ために水糸を合せて均し棒(図示せず)により上
面を水平にしてから誘導溝9を排水溝11に向け
て目地幅2〜3m/m間隔を保つて順次布設して
いく。
続いて平面仕上げを行なうためにブロツク表面
をコンパクターなどの振動締固め機を用いてブロ
ツク上面を走行しながら目地詰め砂25をまきな
がらブロツクの固定を行なう。
このようにしてブロツク間に目地砂25を詰め
ると砂は互に摩擦し合い連結板として機能を発揮
するのである。
引続いてブロツク上面に残つた砂を取り除き奇
麗に掃く、このように布設すると緩衝性を有する
舗装材上面に降雨した雨水は舗装ブロツクの底部
3の誘導溝9に誘導されて車道15の傾斜に添つ
て排水溝の上蓋12の流出孔14に排水されるの
である。このように舗装ブロツクの上面に降水し
た雨水は速やかに排出されて全天候型の路面を保
持することができるのである。
以上常温硬化型ウレタンゴム・チツプよりなる
材質と普通コンクリートとを同時成形された緩衝
性を有する舗装ブロツクを用いて車道15に布設
した一実施例を説明したが、中間層の透水コンク
リートは水硬性組成物のポーラスコンクリート層
に限定することなくレジンコンクリートのポーラ
ス層でもよく、施工場所の条件や目的により弾性
材や不透水コンクリートを適宜選定して組合せる
とよい。
〈考案の効果〉 この考案は表面の緩衝層により歩行者の身体に
受ける衝撃性を吸収して快適性や疲労感を低減さ
せ乳幼児のケガや歩行時の安全性が高められる。
又耐摩耗性にも優れているので目詰りが少なく
降雨水を不透水層の透水機能により排水側溝に排
出したり、地下水を確保のため直接浸透させて樹
木や草花に人為的に給水する録化対策も容易にす
ることができるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案ブロツクの斜視図、第2図は第
1図A−A断面図、第3図は各層を分離した斜視
図、第4図は布設状況を示す縦断面図、第5図は
底部を排水孔にした場合の断面図、第6図は排水
孔の斜視図、第7図はポーラスコンクリートの詳
細図。 A……緩衝層を有する透水性ブロツク、B……
路盤、C……樹木、1……表層面、3……底部、
13……境界ブロツク、16……歩道、17……
割石、26……排水空間。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 所要粒径範囲の骨材周囲にセメント又は合成
    樹脂あるいはセメントと合成樹脂を結合材とし
    て骨材間に間隙を設けた透水性コンクリートの
    中間層2の表面側に弾力性を有する粒子状、チ
    ツプ状の合成樹脂もしくは合成ゴムを高分子樹
    脂で接着結合した多孔質の非コンクリート層で
    形成し、底部3は水硬性組成物の不透水層のコ
    ンクリート6からなり、前記不透水層コンクリ
    ート6には上面より浸透流下した水を排出する
    通水路が形成されていることを特長とする緩衝
    層を有する透水性舗装ブロツク。 (2) 不透水層の通水路は誘導溝9であることを特
    長とする実用新案登録請求の範囲第1項記載の
    緩衝層を有する透水性舗装ブロツク。 (3) 不透水層の通水路が排水孔10であることを
    特長とする実用新案登録請求の範囲第1項記載
    の緩衝層を有する透水性舗装ブロツク。
JP11045885U 1985-07-20 1985-07-20 Expired JPH0248485Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPS6221103U JPS6221103U (ja) 1987-02-07
JPH0248485Y2 true JPH0248485Y2 (ja) 1990-12-19

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ID=30989474

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WO2004072380A1 (ja) * 2003-02-12 2004-08-26 Nihon Kogyo Co., Ltd. 舗装用ブロック

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JP2012102530A (ja) * 2010-11-10 2012-05-31 Taisei Corp 保水性ブロックおよび保水性構造体
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JPS6221103U (ja) 1987-02-07

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