JPH07250023A - Fifo光バッファ - Google Patents

Fifo光バッファ

Info

Publication number
JPH07250023A
JPH07250023A JP3891294A JP3891294A JPH07250023A JP H07250023 A JPH07250023 A JP H07250023A JP 3891294 A JP3891294 A JP 3891294A JP 3891294 A JP3891294 A JP 3891294A JP H07250023 A JPH07250023 A JP H07250023A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical
signal
cell
buffer
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP3891294A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Misawa
明 三澤
Masahito Tsukada
雅人 塚田
Yoshihiro Shimazu
佳弘 島津
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP3891294A priority Critical patent/JPH07250023A/ja
Publication of JPH07250023A publication Critical patent/JPH07250023A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Use Of Switch Circuits For Exchanges And Methods Of Control Of Multiplex Exchanges (AREA)
  • Optical Communication System (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 出力レベルの変動といった不具合を発生する
ことなく安定した動作が得られ、従来のものに比して大
量の光セルをバッファリングすることができるようにす
る。 【構成】 順次到来する光信号を受け、該光信号を遅延
させた複数の遅延光信号を発生する遅延光信号発生手段
1および2a〜2dと、これらの遅延光信号から任意の
光信号を選択して後続装置へ出力する選択手段3とを設
けた。選択手段3は、後続装置が受入れ可能状態である
場合に、遅延光信号のうち最も古く入力された光信号に
対応したものを後続装置へ出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、光技術を利用した高
速広帯域なATM通話路を実現するための光ATM交換
技術に係るものであり、特にこの光ATM交換技術にお
いて光信号の衝突を回避するのに有用なFIFO光バッ
ファに関する。
【0002】
【従来の技術】
<光バッファ利用の背景>光ATM交換は、ATMスイ
ッチングの柔軟性と光の高速性を組み合わせたシステム
であり、これまでも様々なシステムが提案されている。
いずれのシステムにおいても、光スイッチでのセルの衝
突をさけるために待合せをするバッファ(あるいはそれ
に代る機構)が必須である。
【0003】バッファを使用した光ATM交換システム
として、図14に示すような入力バッファ型のものが考
えられる。この光ATM交換システムは、光スイッチ部
202でのセルの衝突を避けるため、光スイッチ部20
2の入力側にセルの入力の待合わせを行うための入力バ
ッファ202a〜202dが設けられている。そして、
光スイッチ部202のルーティングを決定する制御回路
203により、光スイッチ部202での衝突の有無が検
知される。そして、衝突が有るときには、制御回路20
3から入力バッファ201a〜201dへバックプレッ
シャ信号BPが送られ、入力バッファ201a〜201
dにおいてセルの待合せ、すなわち、光スイッチ部20
2がセルの受入れが可能な状態になるまでセルの送出時
期を遅延させる動作が行われる。
【0004】<光バッファの従来例1>さて、光ATM
交換では、セル単位にスイッチングを行う。従って、光
ATM交換システムに使用する入力バッファもセル単位
の遅延制御が可能なものであればよい。しかしながら、
一般に光子は電子のように状態を保存することができな
い。そこで、基本的に光信号のバッファリングを行う光
バッファは遅延素子を用いる構成を採ることとなる。
【0005】この種のバッファとして、例えば文献<R.
Thompson, “Optimizing photonicvariable-integer-d
elay circuits”, Tech. Digest PS'87, pp.141-143(19
87)>あるいは文献<Y. Shimazu and M. Tsukada, “Ul
trafast photonic ATM switch with optical output bu
ffer”, J.LT, vol.10, pp.265-272(Feb.1992)>に光遅
延線を利用した光バッファが提案されている。
【0006】図15に光遅延線を利用した光バッファの
構成例を示す。なお、この種の光バッファメモリは、例
えば特願平2−170578号により提案されている。
図15において、301はデマルチプレクサであり、2
種類の波長の光信号からなる光セル(波長多重光信号)
を各波長の光信号に分離して出力する。302は1×
(m+1)ツリー型光スイッチ(mは整数)であり、多
数の1×2光スイッチによって構成されている。さらに
詳述するとこれらの1×2光スイッチは、図15に示す
ように、デマルチプレクタ301の一方の出力端に第1
段目の1×2光スイッチが接続され、この第1段目の1
×2光スイッチの2個の出力端に第2段目の1×2光ス
イッチが2個接続され、…という具合に全体としてツリ
ー構造を形成するように多段接続されている。各1×2
光スイッチは、光スイッチ制御線を介して入力されるス
イッチ制御信号によりその内部接続状態が切り換えられ
るものであり、スイッチ制御信号の値が“0”の場合は
第0出力端(図15において上方に図示された出力端)
に、“1”の場合は第1出力端(図15において下方に
図示された出力端)に入力信号を出力する。
【0007】303は受光器(光/電変換器)であり、
デマルチプレクタ301の他方の出力端から出力される
光信号を電気信号に変換して出力する。304はデコー
ダであり、受光器303の出力信号によって表されるデ
ジタル情報が所定のアドレスと一致した場合にカウント
アップパルス信号を出力する。302はlog2(m+1)ビッ
トのアップダウンカウンタであり、カウントアップパル
ス信号によりカウントアップされる一方、一定周期で発
生されるカウントダウンパルス信号によりカウントダウ
ンされる。306は遅延時間が各々0、T、2T……、
(m−1)・Tであるm本の遅延線からなる遅延線群で
ある。これらのm本の遅延線の各一端は、1×(m+
1)ツリー型光スイッチ302の第0番目〜第m−1番
目の各出力端に接続されている。307はm×1カプラ
であり、遅延線群306の各他端から得られる光信号を
合成して出力する。
【0008】以下、この光バッファの動作を説明する。
この光バッファには、波長λ1のデータ信号と波長λ2
アドレス信号からなる2種類の光信号を多重化した光セ
ルが入力される。この光セルはデマルチプレクサ301
により、波長λ1のデータ信号と波長λ2のアドレス信号
に分離され、データ信号は1×(m+1)ツリー型光ス
イッチ302へ、アドレス信号は受光器303へ各々送
られる。
【0009】アドレス信号(光信号)は受光器303に
よって電気信号に変換される。この電気信号によって表
されるアドレスが所定のアドレスと一致する場合にはデ
コーダ304からカウントアップパルス信号が出力さ
れ、この結果、アップダウンカウンタ305によるカウ
ントアップが行われる。このアップダウンカウンタ30
5のカウント値は複数ビットからなるデジタル信号とし
て出力され、これらの各ビットが光スイッチ制御線を介
して各段の1×2光スイッチに上記スイッチ制御信号と
して供給される。この結果、アップダウンカウンタ30
5のカウント値の各ビットの値に応じて各1×2光スイ
ッチのスイッチ切り替えがなされる。このスイッチ切り
替えは、論理演算を行うことなく2進のツリー選択理論
により行われる。これにより、光セルが時間軸上の指定
された出力位置に出力される。
【0010】例えば、アップダウンカウンタ305のカ
ウント値の全ビットが“0”の場合には、デマルチプレ
クサ301から出力されたデータ信号は1×(1+m)
ツリー型光スイッチ302の#0出力端(図15におい
て最も上方に図示された出力端)に出力される。ツリー
型1×(1+m)光スイッチ302の各出力#0〜#
(m−1)から出力されるデータ信号は、遅延線群30
6を構成する各遅延線の一端に入力される。そして、例
えば、ツリー型1×(1+m)光スイッチ302の#j
出力端から出力されるデータ信号には、jTの遅延が与
えられる。遅延線群306の各他端から得られる出力信
号は、mx1カプラ307を介して出力信号線に出力さ
れる。
【0011】一方、アップダウンカウンタ305には、
一定周期で外部よりカウントダウンパルス信号が供給さ
れ、カウンタ値がカウントダウンされる。これにより、
光セルのデータ信号が出力信号線へ出力される間隔が所
定時間以上離れないよう制御される。したがって、光セ
ルのデータ信号の時間軸上の出力位置は、上述したカウ
ントアップパルス信号及びカウントダウンパルス信号が
供給されるタイミングによってきまり、両パルス信号が
供給された場合には、相互に打ち消しあう。さらに、光
セルの到着時にアップダウンカウンタのカウンタ値がm
の場合、この光セルはオーバーフローとして#m端子か
ら廃棄される。
【0012】図16はこの光バッファの動作を示すタイ
ムチャートである。このような構成では、入力された光
セルの遅延を前もって選択することで光バッファメモリ
としての機能が実現される。
【0013】<光バッファの従来例2>一方、光信号を
バッファリングするための他の手段として、図17に示
すような光遅延線401、光カプラ402、光増幅器4
03および光ゲート404からなる光ループメモリが提
案されている。この光ループメモリにおいて、遅延すべ
き光セルは、光遅延線401によって形成されるループ
内に光カプラ402を介して入力される。このようにし
て入力された光セルは、以後、光増幅器403にリセッ
ト信号が与えられるまで、ループ内を周回し続ける。ま
た、ループ内を周回する光セルは、光ゲート404に読
み出し信号が与えられることにより光ゲート404を介
して出力される。従って、この光ループメモリによれ
ば、原理的には無限時間に亙ってメモリ素子と同じよう
にバッファリングをすることができる。
【0014】また、このような光ループメモリを組み合
わせて様々な構成が考えられる。光ATM交換機の光F
IFOの例として、例えば文献<E.Dietrich, G.Grossk
oph,L.Kuller, R.Ludwig, and W.Pieper, H.G. Weber,
“BER measurments in random access fiber loop opti
cal memory”, Electron.Lett., 27,17,pp.1585-1589(A
ug.1991)>あるいは文献<錦戸,漆谷,笹山,照井,
“自律分散型光FIFOバッファ”,1991春季信学全
大,B-489(1991)>に図18に示すようなループ型FI
FOなどが報告されている。
【0015】図18において、L1〜Lnは光ファイバ遅
延線ループであり、S0〜Snは自律制御スイッチであ
る。光ファイバ遅延線ループL1〜Lnは、各々がバッフ
ァリングのためのメモリとしての役割を果すものであ
り、自律制御スイッチS0〜Snを介してカスケード接続
されている。光ファイバ遅延線ループL1〜Lnの各々の
ループ遅延Tはセル到着間隔(セル長+ガードタイム)
に等しく、ある光ファイバ遅延線ループLk内にバッフ
ァリングされた光セルは、後続の光セルの到着に同期し
て自律制御スイッチSkに到着する。そして、各光ファ
イバ遅延線ループに入力された光セルは、次段の光ファ
イバ遅延線ループに光セルがバッファリングされていて
進めなくなるまで順次次段へ自動的に前進する。
【0016】例えば図18において光ファイバ遅延線ル
ープLn〜Lk+1に光セルがバッファリングされているも
のとする。この場合、光ファイバ遅延線ループLk内に
光セルが滞在していないので、光ファイバ遅延線ループ
k-1に前進した光セルは、自律制御スイッチSk-1を介
して光ファイバ遅延線ループLkまで進む。しかし、次
の光ファイバ遅延線ループLk+1には光セルが滞在して
いるため、光ファイバ遅延線ループLk内に進んだ光セ
ルは光ファイバ遅延線ループLk+1へ進むことなく、自
律制御スイッチSkを介して光ファイバ遅延線ループLk
内を周回する。また、入力光セルが自律制御スイッチS
0から光ファイバ遅延線ループL1に進めないときは廃棄
となる。また、出力の自律制御スイッチSnでは出線の
あき状態を監視して光セルの送出を制御する。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述の図1
4に示すような光ATM交換システムにおいては、光セ
ルが入力バッファに入力された時点では当該光セルに付
与すべき遅延時間が決定されておらず、後続の光スイッ
チにおいてルーティングするごとに、光バッファから光
スイッチへの光セルの出力の可否が判断され、この判断
結果に従ってバックプレッシャ信号BPの出力が制御さ
れる。従って、この光ATM交換システムに使用する入
力バッファは、バックプレッシャ信号BPに対しリアル
タイムに応答して光セルのバッファリング/出力の切り
換えを行うものでなければならない。しかしながら、図
15に示すような構成の光バッファは、光セルの到来時
点において当該光セルに付与すべき遅延時間が決定され
ていなければならず、図14に示す光ATM交換システ
ムの入力バッファとして使用することができない。
【0018】また、図17および図18に示すような光
ループメモリでは発振を抑えることや光セルの出力レベ
ルを一定に合わせることが難しく、光伝送系を経て最終
的に受光器に到着する光セルの光レベルは光セルごとに
異なったものとなる。ここで、光セルの光レベルの変動
量は受光器のダイナミックレンジ以下に制限されるた
め、各光ループメモリにおける光セルの周回回数が制限
されることとなる。なお、これについては文献<三澤,
中野,“タップ遅延回路を組み合わせた光ATM交換用
ループメモリ”,1993秋季信学全大,B-915(1993)>に
説明されている。また、光ループメモリを光セルのバッ
ファリングに使用する場合には、各光ループメモリのル
ープ長を正確にセル長に合わせる必要があり、その精度
は非常に厳しいために光ループメモリの作製が難しい。
従って、光ループメモリを多数用いた大規模なループ型
FIFOを構成することは非常に難しい。
【0019】この発明は上述した事情に鑑みてなされた
ものであり、発振、出力レベルの変動といった不具合を
発生することなく安定した動作が得られ、従来のものに
比して大量の光セルをバッファリングすることができる
FIFO光バッファを提供することを目的としている。
【0020】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
順次到来する光信号を受け、該光信号を遅延させた複数
の遅延光信号を発生する遅延光信号発生手段と、これら
の遅延光信号から任意の光信号を選択して後続装置へ出
力する選択手段とを具備することを特徴とするFIFO
光バッファを要旨とする。請求項2に係る発明は、前記
各遅延時間が各々所定の単位時間の整数倍の遅延時間で
あって等差数列を形成するものであることを特徴とする
請求項1記載のFIFO光バッファを要旨とする。請求
項3に係る発明は、前記単位時間が、前記光信号のセル
長に対応した時間であることを特徴とする請求項2記載
のFIFO光バッファを要旨とする。請求項4に係る発
明は、前記選択手段は、前記選択手段は、前記遅延光信
号発生手段によって出力された遅延光信号であって前記
後続装置に送信されていない最も古く入力された光信号
に対応したものを前記後続装置が信号受入れ可能状態で
ある場合に選択して前記後続装置へ出力することを特徴
とするFIFO光バッファを要旨とする。請求項5に係
る発明は、請求項1〜5記載のいずれか1の請求項に記
載のFIFO光バッファを縦続に結合してなるFIFO
光バッファを要旨とする。
【0021】
【作用】請求項1〜5に係る発明によれば、後続装置の
光信号の受入れ可否にリアルタイムに応答し、光信号の
蓄積、光信号の出力を制御することができる。また、請
求項5に係る発明によれば、大きなバッファサイズのF
IFOバッファとすることができる。
【0022】
【実施例】以下、図面を参照し本発明の実施例を説明す
る。 <本発明の原理>本発明の原理図を図1に示す。本発明
に係るFIFO光バッファはタップ型FIFOであり、
後段にある光綱からのバックプレッシャ信号BPを受け
て動作を決定する1入力1出力のバッファである。これ
は、光ATM交換における入力バッファなどに用いるこ
とができる。このFIFO光バッファは、コピー手段1
と遅延手段2a〜2dと選択手段3からなる。コピー手
段1は、到来する光セルをコピーすることによりn個
(図1の場合は4個)の光セルを発生する。遅延手段2
a〜2dは、このコピーにより得られた各光セルに対
し、等差数列的に0から(n−1)T(Tは光セルのセ
ル長、nはバッファサイズ)までの遅延を与える。コピ
ー手段と遅延手段の構成は、図1から直観的に把握され
る態様、すなわち、コピー手段と遅延手段とが明確に分
離されており、コピー手段により複数の光セルを予め得
た後で遅延手段がこれらの光セルを遅延させるような構
成に限定されるものではない。要は、コピー手段と遅延
手段は、それらがなす全体的な作用によって光セルを遅
延させた複数の光セルが得られるように構成すればよい
のである。コピー手段と遅延手段の具体的な構成につい
ては以下説明する各実施例に開示する。選択手段3に
は、コピー手段によりコピーされ、遅延手段2a〜2d
により遅延された各光セルから光セルが供給される。そ
して、選択手段3は、後続装置に対して送信していない
光セルがいずれかの遅延手段から出力され、かつ、後続
装置が信号受入れ可能状態であり、バックプレッシャ信
号BPが与えられていない場合に当該光セルを後続装置
へ出力する。
【0023】<実施例の全体構成>タップ型FIFOバ
ッファの実施例を図2に示す。図2において、11は光
分岐器であり、順次到来する光セルを2分岐し、ツリー
型光遅延器12および受光器13へ出力する。ツリー型
光遅延器12は、光セルを2分岐するカプラを介してフ
ァイバ遅延線とツリー状に接続してなるものであり、光
分岐器11を介して入力された光セルを各々所定時間だ
け遅延させた複数の光セルを生成する。ここで、ツリー
型光遅延器12内の各要素のうち各カプラは上記コピー
手段としての役割を果し、各ファイバ遅延線は上記遅延
手段としての役割を果す。受光器13は、光分岐器11
を介して光セルが入力されることにより光セルの入力が
あったことを示す電気信号RQを出力する。14は光セ
ルの出力を制御する制御回路、15は複数の光ゲートを
アレイ状に配置してなるアレイ状光ゲート15である。
アレイ状光ゲート15を構成する各光ゲートは制御回路
14によって開閉される。この光ゲートは光スイッチを
用いることも可能である。光ゲートの開閉制御は、バッ
クプレッシャ信号BPと信号RQとに基づいて行われ、
バックプレッシャ信号BPを受けたときは、全ての光ゲ
ートが閉じられ、従って光セルは出力されない。また、
後続装置が光セルを受入れることが可能な状態の場合
は、ツリー型光遅延器12から各光ゲートへ供給される
光セルのうち最も古い光セルが出力されるように当該光
ゲートが開状態とされる。なお、光ゲートの開閉制御の
詳細については後述する。
【0024】<ツリー型光遅延器の構成例1>光の場
合、光セルのコピー機能は、カプラを用いることで容易
に実現できる。しかし、光遅延線は、光ファイバや導波
路を光が伝搬する時間を利用するため、遅延時間に対応
する長さが必要となる。従って、遅延時間が遅延器部の
ハード量を決めることになるので、最大遅延時間が小さ
いことと、遅延時間の総和が小さいほど有利になる。遅
延線の配置方法によって、遅延線のハード量を削減する
ことができる。以下にその方法について述べる。
【0025】n個の光セルに0から(n−1)Tの遅延
を与えるための遅延線を考える。最も単純な構成は、図
3に示す通り、隣り合った遅延線の各遅延時間の差が一
定になるように各遅延線を等差数列的に並べる方法であ
る。図3は、n=8の場合であり、7種類の遅延線が必
要であり、もっとも大きな遅延は7Tである。遅延時間
Tに必要な光ファイバあるいは光導波路の長さをLとす
ると、その遅延線の総延長は28Lとなる。一般には、
n−1種類、最大(n−1)Lの遅延線が必要であり、
遅延線の総延長は、n(n−1)L/2となる。
【0026】<ツリー型光遅延器の構成例2>図4は、
遅延線の量を少なくするための構成法である(n=
8)。0から(n1 −1)T(図4の場合、n1=4)
の各遅延時間を有する各遅延線を並べたサブモジュール
(図中の囲み部分)を複数用意する。また、n1・T=
Wを単位とする遅延線を用意し、上記各サブモジュール
に0からn2・Wまでの遅延線を各々直列接続する(図
中では、n2=2である)。この構成では、(n1+n
2−1)種類(n=n1×n2)の遅延線で構成でき
る。もっとも大きな遅延は、n2・W=n1・n2・T
であり、n1が大きい程、差が大きくなる。また、遅延
線の総遅延時間長は、n1・n2(n1+n2−1)L
/2となる。
【0027】<ツリー型光遅延器の構成例3>上記の構
成をサブモジュールにも適用することができる。n2=
2としてこの構成を繰り返した時の構成が図5である。
一般にj回の構成を繰り返すと、サイズn=2jのコピ
ー回路をj種類つまり(log2n)種類の遅延線で構
成できる。最大の遅延時間は、nL/2(n=2j) で
あり、遅延線の総遅延長はn(log2n)L/2であ
る。
【0028】図5のような構成をとれば、遅延線のハー
ド量を大幅に削減することができる。また、遅延線長の
種類よりも少ない。図中のサブモジュールA,Bは、同
一の形状であるので、最初の構成でつくるよりも、生産
性が向上する。また、サブモジュールを組み合わせれ
ば、バッファサイズnの拡大も容易となる。
【0029】本実施例におけるタップ型FIFOは、各
ゲートまでの相対的な遅延時間差をTに合わせれば良い
ので、全てのループ周期を精密にTに合わせる必要のあ
るループ型に比べて作製が容易である。また、出力レベ
ルをでタイミングによらず一定にすることも容易であ
る。
【0030】<制御回路14の構成例>図2に示すFI
FO光バッファにおいては、光分岐器11を介して入力
された光セルを各々異なった遅延時間だけ遅延させた複
数の光セルがツリー型光遅延器12の各出力ポートから
出力される。ここで、同一時刻において、ツリー型光遅
延器12から出力される光セルに着目すると、最も遅延
時間の短い経路を経て出力された光セルは最近入力され
た光セルであり、遅延時間の長い経路を経て出力された
光セルほど古く入力された光セル、ということになる。
本実施例は、バックプレッシャ信号BPが出力されてい
る場合には光セルを後続装置へ出力せず、バックプレッ
シャ信号BPが出力されていない場合にはツリー型光遅
延器12の各出力ポートから出力される光セルのうち最
も古い光セルを後続装置へ出力するものであり、制御回
路14はこのような出力制御を行うためのアレイ状光ゲ
ート15の各光ゲートの開閉制御を行う。
【0031】図6に制御回路14の構成例を示す。図6
において、141〜143および145〜148は各々
フリップフロップである。これらのうちフリップフロッ
プ141〜143はシフトレジスタを構成している。ま
た、フリップフロップ145〜148は、ツリー型光遅
延器12の各出力ポートのうち最も古い光セルを出力し
ている出力ポートを指示するポインタとして機能する。
これらの各フリップフロップ145〜148の出力信号
0〜G3は、アレイ状光ゲート15の各光ゲートへ供給
される。その他のゲート類についてはANDゲート、O
Rゲート等の周知の論理ゲートであるため説明は省略す
る。
【0032】以下、この制御回路14の動作を説明す
る。 バックプレッシャ信号BPが出力されない場合 図2に示すFIFO光バッファに光セルが入力される
と、光セルの入力があったことを示す信号RQが受光器
13によって出力され、この信号RQ(=“1”)が制
御回路14に入力される。そして、信号RQ(=
“1”)は以下の条件を満足する状況下においてフリッ
プフロップ145へ送られ、光セルの伝送タイミングに
同期したクロックCLKによりフリップフロップ145
に書き込まれる。 a.フリップフロップ141〜143の記憶内容がすべ
て“0”であること。 b.バックプレッシャ信号BPが出力されていないこ
と。 フリップフロップ145に“1”が書き込まれると、信
号G0がアレイ状光ゲート15へ送られ、この結果、ツ
リー型光遅延器12内の最も遅延時間が短い経路を経て
出力された光セルが選択され、後続装置へ出力される。
以後、バックアップ信号BPが出力されない期間に光セ
ルがFIFO光バッファに到来した場合も同様であり、
光セルが到来する毎に信号G0が出力され、その光セル
がツリー型光遅延器12内の最も遅延時間が短い経路お
よびアレイ状光ゲート15を介して後続装置へ出力され
る。この間、光セルが到来する毎にフリップフロップ1
45の入力信号が“1”となるため、フリップフロップ
142および143は“0”を保持し続ける。また、こ
の間、フリップフロップ141〜143の記憶内容はす
べて“0”であるため、バッファ内でのセル廃棄を示す
信号Lは出力されず、また、バッファからのセル出力が
あることを示す信号Qが光セルの入力に同期して出力さ
れる。後続装置は信号Qに基づいてバッファから出力さ
れる光セルを取り込む。
【0033】バックプレッシャ信号BPが出力された
場合 バックプレッシャ信号BP(=“1”)が出力されてい
るときには、フリップフロップ145〜148に“0”
が書き込まれ、信号G0〜G3がすべて“0”となる。従
って、アレイ状光ゲート15内のいずれの光ゲートも開
状態とならず、後続装置への光セルの供給は途絶える。
この間、バッファに対して光セルの入力があり、信号R
Qが発生されると、まず、その後のセルクロックCLK
によりフリップフロップ141に信号“1”が書き込ま
れる。その後、セルクロックCLKが出力されるとフリ
ップフロップ141の保持内容が“1”がフリップフロ
ップ142に書き込まれる。また、このときセルクロッ
クCLKに同期して光クロックの入力がある場合には
“1”が、光セルの入力がない場合には“0”がフリッ
プフロップ141に書き込まれる。このようにプレッシ
ャ信号BPが出力されている期間においては、光セルの
入力の有無を表わす“1”/“0”情報がセルクロック
CLKに同期しフリップフロップ141〜143からな
るシフトレジスタを順次シフトしてゆく。そして、信号
“1”がフリップフロップ143に到達したときに依然
としてバックプレッシャ信号が“1”であるとバッファ
内においてセル廃棄を行ったことを表わす信号Lが発生
される。
【0034】バックプレッシャ信号BPが解除された
場合 さて、上記動作において光セルの入力が継続的に行わ
れ、フリップフロップ141の保持内容が“1”になっ
た直後にバックアップ信号BPが“0”になったとす
る。この場合、フリップフロップ141の保持内容が
“1”であり、フリップフロップ142および143の
保持内容が“0”であることから、その後のセルクロッ
クCLKに同期してフリップフロップ146のみに
“1”が書き込まれる。従って信号G1のみがアレイ状
光ゲート15へ送られ、この結果、ツリー型光遅延器1
2内の遅延時間が2番目に短い経路を経て出力された光
セルが選択され、後続装置へ出力される。ここで、光信
号の入力がある場合には信号RQが入力されるが、フリ
ップフロップ141の保持内容が“1”であるため、フ
リップフロップ145へは“0”が書き込まれる。しか
し、信号RQ自体はフリップフロップ141に書き込ま
れる。以後、引き続いて光セルの入力がある場合には、
光セルが到来する毎に信号G1が出力され、その光セル
がツリー型光遅延器12内の遅延時間が2番目に短い経
路およびアレイ状光ゲート15を介して後続装置へ出力
される。光セルの入力が途絶えると、フリップフロップ
141〜143の保持内容がすべて“0”となる。この
状態において、光セルの入力があると、上述のと同様
の動作が行われることとなる。
【0035】また、上記動作においてフリップフロッ
プ142の保持内容が“1”になった直後にバックアッ
プ信号BPが“0”になった場合には、フリップフロッ
プ142の保持内容が“1”であり、フリップフロップ
143の保持内容が“0”であることから、その後のセ
ルクロックCLKに同期してフリップフロップ147の
みに“1”が書き込まれる。従って信号G2のみがアレ
イ状光ゲート15へ送られ、この結果、ツリー型光遅延
器12内の遅延時間が3番目に短い経路を経て出力され
た光セルが選択され、後続装置へ出力される。このよう
にしてバックプレッシャ信号BPが解除された場合に
は、その時点において最も古い光セルが選択され、後続
装置へ出力される。
【0036】<動作確認>実際に制御回路14を試作
し、回路動作を確認した。図7に制御回路の入力信号波
形と各ゲートの出力波形を示す。入力信号RQは、光セ
ルの入力の有無を示す。図7によれば、光セルA,B,
C,Dが連続して入力されている。この時、BPが入力
されている(ハイレベルがBP状態(後続装置受入れ不
可状態)、ローレベルがACK状態(後続装置受入れ
可))。光セルAは、バックプレッシャ信号BPがない
ので、そのまま出力される。つまり信号G0により開状
態となった光ゲートを介して出力される。光セルBは、
バックプレッシャ信号BPの発生のため、光セルCは光
セルBが出力されるまで、それぞれ1セル待つこととな
り、信号G1により開状態となった光ゲートから出力さ
れる。光セルDはバックプレッシャ信号BPのために3
セル待つこととなり、信号G3によって開状態となった
光ゲートから出力される。この例の場合、信号G2に対
応した光ゲートから出力されるべき光セルはないので、
信号G2は常にオフである。このように制御回路14に
よれば、光セルの入力の有無とバックプレッシャ信号B
Pによってゲートの開閉を制御することが可能である。
【0037】<トラヒック特性>タップ型FIFOは、
光ループFIFOと同様に保持時間に制限があるため保
持時間が無限である電気のFIFOバッファに比べてト
ラヒック特性が劣化する。タップ型FIFOのトラヒッ
ク特性を解析的に検証する。最も早く入力されたセルを
保持できる回数の状態遷移を考える。タップ型FIFO
にセルが入力される確率sを、ACK信号が入力される
確率をrとする。これらは、各状態のセルが存在する確
率がs、そのセルが出力できる確率がrと考えることが
できる。入力と出力の確率(s,r)が常に一定である
とすると、各状態間の遷移確率は、図8のように表わさ
れる。例えば、状態1から状態3への遷移確率は、先頭
セルの後方に2つの空きがあり、3つ目にセルが存在す
る状態において後続装置から受入れ可能であることを示
す信号ACKが入力される確率であり、r(1−s)2
sで表される。この系で平衡状態を計算すると、 (i)P(k)={(1−s)/(1−r)}kP(0) (0<k<n) P(n)=(1/s){(1−s)/(1−r)}nP(0) となる(ただし、s≠r)。 (ii)ΣP(i)=1 (ただし、Σはi=1〜nま
でのP(i)の総和)より、状態確立P(0)は、 (iii)P(0)=s/(sn+1) (s=r) P(0)={s(r−s)(1−r)n} /{r(1−s)n+1s(1−r)n+1} (s≠r) となる。このときに塞れば、セルが廃棄させる。状態あ
たり廃棄させるセル数は(1−r)P(0)である。状
態あたりの入力セル数はsであるから、セル廃棄率Lt
apは(1−r)P(0)/sから計算でき、 (iv)Ltap=(1−s)/(sn+1) (s=r) Ltap={(r−s)(1−r)n+1} /{r(1−s)n+1s(1−r)n+1} (s≠r) となる。また、電気のFIFOバッファの場合は、入力
側でオーバーフローした場合にセルを廃棄するモデル
(メモリ型)となり、バッファ内のセル数で状態を定義
すると、状態遷移図は、図9のようになる。この場合、
各状態確率は、 (v)P(k)=P(0)rk(1−s)k/sk(1−r)k (0<k≦n) となり、状態確率の総和の式(ii)より、 (vi)P(0)=1/(n+1) (s=r) P(0)=sn(r−s)(1−r)n /{r(1−s)}n+1{s(1−r)}n+1 (s≠r) となる。このときの廃棄率Lmemは、 (vii)Lmem=(1−s)/{s(n+1)} (s=r) Lmem=sn-1(r−s)(1−r)n+1 /〔{r(1−s)}n+1−{s(1−r)}n+1〕 (s≠r) となる。
【0038】バッファサイズnに対するセル廃棄率を図
10に示す。(a),(b)は、それぞれs=0.7,
0.8としたものであり、rを0.85,0.9,0.
95とした。破線は、メモリ型の結果を示している。タ
ップ型FIFOは、オーバーフローはなく、許容される
保持時間を超えた時のみセル廃棄される。これらの解析
解はシミュレーションの結果ともよく一致している。例
えば、s=0.8,r=0.85のときでも、上記廃棄
率を得るのに、タップ型はメモリ型に比べ、22%程度
容量を増やせば良い。
【0039】通常の解析方法では、バッファサイズnの
タップFIFOは、2n の状態数が存在する。従って、
この一般解を求めるのは非常に難しい。上記の解析方法
では、nに対して、状態遷移はn個しかないので、簡単
に一般解を求めることができる。バッファサイズ3まで
は、ふたつの方法ともに解析解が一致することを確認し
た。また、より高度の解については数値的に等価である
ことを確認した。
【0040】<タンデムタップFIFOバッファ(バッ
ファサイズの拡張方法)>この様なFIFOバッファの
規模を拡大する方法について述べる。トラヒック特性を
よくするには、遅延選択数nを大きくすればよい。しか
し、nを大きくするほど、分岐の損失補償が難しくな
り、また、制御回路も規模も大きくなる。ある単位モジ
ュールを組み合せて、規模を大きくする方法が製造も容
易となり、バッファへの要求条件によりnを変えること
ができる。
【0041】この要件を満たす構成方法として同じ形状
のタップ型FIFOバッファをタンデムに接続する構成
を提案する。図11のように、バッファサイズnのタッ
プFIFOバッファBMiを多段(k段)に接続する。
バッファサイズは、セルが最大遅延できる遅延量によっ
て決まる。バッファサイズnのタップ型FIFOは、最
大遅延量が(n−1)Tであるので、k段接続したタン
デムバッファの最大遅延量は、k(n−1)Tとなる。
従って、タンデム接続したFIFOバッファサイズはk
(n−1)+1となる。
【0042】また、トラッヒック特性は、バッファ制御
方法に依存する。必要なトラヒック特性を満たし、かつ
モジュール化したメリットを損なわないような簡単な制
御法が望ましい。隣り合うモジュールのタップ型FIF
O間で信号BPと信号ACKの授受を行えば、バッファ
サイズの等しいタップ型FIFOと等価なトラヒック特
性を得ることも可能である。しかし、この方法ではモジ
ュール間の信号BPと信号ACKの通信時間によるバッ
ファ制御時間が増し、各モジュールにおいて信号ACK
を出力する制御が必要となる。
【0043】図12に、制御法の一例を示す。全てのバ
ッファモジュールBM1〜BMkにバッファへのバックプ
レッシャBPを送付する。BPが連続すると通常はその
モジュールでセルが廃棄させるが、最終段のバッファモ
ジュールBMk以外では、セル廃棄は行なわない。つま
り、バックプレッシャ信号BPが続いて、各バッファモ
ジュールの最大遅延時間を過ぎたセルは、廃棄せずに、
次段のモジュールへセルを転送する。この方法では、各
モジュール間で通信する必要がなく、前段のバッファモ
ジュールを制御するBPを演算する回路が不要である。
また、各バッファモジュールの制御回路は、廃棄のとき
の回路部分以外は同一の制御回路で良く、制御回路への
負担が少ない。
【0044】このときのトラヒック特性をシミュレーシ
ョンのより確認した。この結果を図13に示す。実線が
上述のタップ型FIFOバッファの解析解(n=7とn
=10)で、●、□がn=4のタップ型FIFOをそれ
ぞれ、2段、3段接続したタンデムバッファのシミュレ
ーション結果である。シミュレーションの繰り返し回数
は106 である。上記の制御によるタンデム型FIFO
とそれに相当するバッファサイズのタップFIFOバッ
ファでは、トラヒック特性にはほとんど差がなく、本制
御法の有効性が確認できた。
【0045】<実施例の効果>本実施例は、バックプレ
ッシャ信号を利用するので、入力バッファなどの出力禁
止のあるバッファに用いることができる。ループ型FI
FOと比べると構成が容易であり、発振することがない
ので安定に動作し、出力レベルを一定に保つことも容易
である。また、制御回路が非常に簡単に構成できる。ト
ラヒック特性については、メモリ容量を22%程度増や
せば、電気メモリ型のバッファと程度の性能を得ること
ができる。また、このタップ型FIFOバッファをタン
デムに接続して規模を拡大することができ、同じサイズ
のタップ型FIFOとタンデムに接続したタップ型FI
FOバッファでは、ほぼ同じトラヒック特性が得られる
ことをシミュレーションにより確認することができた。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、発振、出力レベルの変動といった不具合を発生する
ことなく安定した動作が得られ、従来のものに比して大
量の光セルをバッファリングすることができるという効
果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の原理図である。
【図2】 この発明の一実施例によるFIFO光バッフ
ァの構成を示すブロック図である。
【図3】 同実施例におけるツリー型光遅延器の構成を
例示する図である。
【図4】 同実施例におけるツリー型光遅延器の構成を
例示する図である。
【図5】 同実施例におけるツリー型光遅延器の構成を
例示する図である。
【図6】 同実施例における制御回路の構成を例示する
図である。
【図7】 同実施例の動作を示す波形図である。
【図8】 同実施例の動作を示す状態遷移図である。
【図9】 メモリ型FIFOバッファの動作を示す状態
遷移図である。
【図10】 タップ型FIFOバッファとメモリ型FI
FOバッファのセル廃棄率を示す図である。
【図11】 タップ型FIFOバッファのバッファサイ
ズを拡大する場合の構成例を示す図である。
【図12】 タンデムタップ型FIFOバッファの制御
方法を示す図である。
【図13】 タンデムタップ型FIFOバッファのシミ
ュレーション結果を示す図である。
【図14】 光ATMにおける光FIFOバッファの使
用例を示す図である。
【図15】 従来の光FIFOバッファの例を示す図で
ある。
【図16】 同光FIFOバッファの動作を示すタイム
チャートである。
【図17】 光ループメモリを示す図である。
【図18】 従来の光FIFOバッファの例を示す図で
ある。 〔図面の簡単な説明〕 1 コピー手段 2a〜2d 遅延手段 3 選択手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04Q 3/52 101 B 9076−5K

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 順次到来する光信号を受け、該光信号を
    遅延させた複数の遅延光信号を発生する遅延光信号発生
    手段と、 これらの遅延光信号から任意の光信号を選択して後続装
    置へ出力する選択手段とを具備することを特徴とするF
    IFO光バッファ。
  2. 【請求項2】 前記各遅延時間が各々所定の単位時間の
    整数倍の遅延時間であって等差数列を形成するものであ
    ることを特徴とする請求項1記載のFIFO光バッフ
    ァ。
  3. 【請求項3】 前記単位時間が、前記光信号のセル長に
    対応した時間であることを特徴とする請求項2記載のF
    IFO光バッファ。
  4. 【請求項4】 前記選択手段は、前記遅延光信号発生手
    段によって出力された遅延光信号であって前記後続装置
    に送信されていない最も古く入力された光信号に対応し
    たものを前記後続装置が信号受入れ可能状態である場合
    に選択して前記後続装置へ出力することを特徴とするF
    IFO光バッファ。
  5. 【請求項5】 請求項1〜5記載のいずれか1の請求項
    に記載のFIFO光バッファを縦続に結合してなるFI
    FO光バッファ。
JP3891294A 1994-03-09 1994-03-09 Fifo光バッファ Pending JPH07250023A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3891294A JPH07250023A (ja) 1994-03-09 1994-03-09 Fifo光バッファ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3891294A JPH07250023A (ja) 1994-03-09 1994-03-09 Fifo光バッファ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07250023A true JPH07250023A (ja) 1995-09-26

Family

ID=12538423

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3891294A Pending JPH07250023A (ja) 1994-03-09 1994-03-09 Fifo光バッファ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07250023A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012255974A (ja) * 2011-06-10 2012-12-27 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 可変光バッファ回路および回路装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012255974A (ja) * 2011-06-10 2012-12-27 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 可変光バッファ回路および回路装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100324092B1 (ko) 통신네크워크및이통신네트워크의이용방법
US5091905A (en) High-speed packet switching using a space division optical switch
SU1321383A3 (ru) Цифровое коммутационное устройство
JP2953894B2 (ja) 光パケット交換機
US5535201A (en) Traffic shaping system using two dimensional timing chains
EP0590877B1 (en) Multistage optical packet distribution network with bypass
US7426214B2 (en) Multiple level minimum logic network
EP0872087A1 (en) Packet routing
US5311345A (en) Free space optical, growable packet switching arrangement
EP0590865B1 (en) Multistage growable optical packet switching arrangement with bypass
JP3757286B2 (ja) 光パケットのバッファリング装置とそのバッファリング方法
WO2000076256A1 (en) Photonic switch using time-slot interchange
US5371621A (en) Self-routing multi-stage photonic interconnect
Callegati et al. Design of a WDM optical packet switch for IP traffic
JPH07250023A (ja) Fifo光バッファ
JPH08262508A (ja) 光子スイッチング・マトリックス
US20060133818A1 (en) Address determination circuit and optical communication system
JPH07321813A (ja) 光バッファ
US6577425B1 (en) Optical device for processing a sequence of bits
Chao et al. Terabit/s ATM switch with optical interconnection network
JP3516869B2 (ja) Atmスイッチ
JP3008966B2 (ja) Atm装置
JP2904233B2 (ja) 光fifoメモリ
JP3461674B2 (ja) 光パケット集線装置
JP2756604B2 (ja) 自己ルーチングスイッチ網