JPH0724935U - 複数の部分に分割して使用可能なかつら - Google Patents

複数の部分に分割して使用可能なかつら

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JPH0724935U
JPH0724935U JP6031493U JP6031493U JPH0724935U JP H0724935 U JPH0724935 U JP H0724935U JP 6031493 U JP6031493 U JP 6031493U JP 6031493 U JP6031493 U JP 6031493U JP H0724935 U JPH0724935 U JP H0724935U
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伊藤勝文
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有限会社アートヘアー
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 脱毛している部分を有効に覆うことができる
とともに、ファッション性に富んだヘアースタイルを自
由に楽しむことができるようにすることを目的とする。 【構成】 頭部に装着して使用する全頭かつらを、複数
のパーツ部分1〜4に分割して形成するとともに、上記
各パーツ部分1〜4のそれぞれの端部にファスナー5を
設け、上記ファスナー5を介して複数のパーツ部分1〜
4を任意に組み合わせることにより、全部のパーツ部分
を用いて全頭かつらとして使用したり、所望のパーツ部
分のみを用いて使用者の頭部を部分的に覆う部分かつら
として使用したりすることができるようにし、脱毛して
いる部分のみを有効に覆うような使い方を行うことがで
きるとともに、ファッション性に富んだヘアースタイル
を自由に演出して楽しむことができるようにする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は複数の部分に分割可能なかつらに係わり、特に、頭髪が部分的に脱毛 している部分を隠蔽するために用いたり、或いは興趣に富んだファッション性を 得るために頭部全体に装着して使用したりかつらに関する。
【0002】
【従来の技術】
周知の通り、種々の原因により頭髪が部分的に脱毛してしまうことがある。上 記のように頭髪が部分的に脱毛してしまった場合には、かつらによって上記脱毛 した部分を隠蔽することが従来よりよく行われている。従来、このような場合に 用いられているかつらは、部分かつらと呼ばれているかつらであり、例えば、そ の裏面に取り付けられているヘアーピンを、脱毛部分の周辺の頭髪に止着するこ とにより頭部に装着するようにしている。他方全頭かつらも以前から使用されて いた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
従来の部分又は全頭かつらは、各々有用なものであるが、各々使用目的が限定 されてしまう恐れがあった。その例は他々あるが、例えば部分かつらによると、 頭髪の一部分を覆うことができたり、部分的にアクセントを出すことができるが 、ヘア−スタイルを決める際の自由度が上記部分かつらによって限定されてしま うことが多く、全体にファッション性に富んだヘア−スタイルを行うことが困難 になりがちであった。全頭かつらの場合はその反対の傾向がみられた。
【0004】 本考案は上述の問題点にかんがみ、脱毛している部分を有効に覆うことができ るとともにファッション性に富んだヘアースタイルを自由に楽しむことができ、 特に各パーツ同志を素早く、かつ確実に着脱することができるようにすることを 目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案の複数の部分に分割可能なかつらは、頭部に装着して使用するかつらに おいて、上記かつらを複数のパーツ部分に分割して形成するとともに、上記各パ ーツ部分の端部にファスナーよりなる接続手段を設け、上記ファスナーを介して 各パーツ部分を任意に組み合わせることにより、全てのパーツ部分を用いて全頭 かつらとして使用したり、所望の部分のみを用いて使用者の頭部を部分的に覆う 部分かつらとして使用したりすることができるようにしたことを特徴とする複数 の部分に分割可能なかつらである。
【0006】
【作用】
本考案は上記技術手段を有するので、全頭かつらを複数のパーツ部分に分割し 、任意のパーツ部分を用いて頭部における所望の部分のみを被覆する部分かつら として用いたり、全部のパーツ部分を用いることで全頭かつらとして使用したり する際に、上記各パーツ同志の接続をファスナーを介して素早く、かつ確実に行 うことができるようになる。
【0007】
【実施例】
次に、添付図面を参照して本考案の複数の部分に分割可能なかつらの一実施例 を詳述する。 図1〜図3は、本考案の複数の部分に分割可能なかつらの一実施例を示し、図 1は頭部に装着して使用している状態を示す平面図である。
【0008】 また、図2は頭部に装着して使用している状態を示す斜視図であり、図3は裏 面側から見た平面図である。なお、かつらの構成を詳細に説明するために、図1 および図2においては毛髪を省略して示してある。 図1に示したように、本実施例の複数の部分に分割可能なかつらは、分け目部 1、頭頂部2、側頭部3および端部4の各部分に分割可能に構成されている。上 記各部分のうち、分け目部1は人口皮膚によって構成されているものであり、頭 頂部における毛髪11の分け目部分に位置決めされて装着されるものである。
【0009】 頭頂部2は、使用者の頭部の上側部分に位置決めされて装着されるものであり 、この部分はネット状に形成されている基部10に毛髪11を適宜に植え込んで 構成している。そして、これらの分け目部1と頭頂部2とは、ファスナー5より なる接続手段を介して自由に接続したり分離したりすることができるようになさ れている。
【0010】 側頭部3は、使用者の頭部の側頭部分に位置するように装着されるものであり 、この部分も上記頭頂部2と同様に、ネット状に形成された基部10に毛髪11 を適宜に植え込んで構成している。そして、これらの頭頂部2と側頭部3ともフ ァスナー5を介して自由に接続したり分離したりすることができるようになされ ている。
【0011】 端部4は、使用者の頭部の裾部分に位置するように装着されるものであり、こ の部分も上記頭頂部2および側頭部3と同様に、ネット状に形成された基部10 に毛髪11を適宜に植え込んで構成したものである。そして、この端部4と側頭 部3とがファスナー5を介して自由に接続したり分離したりすることができるよ うになされている。
【0012】 上記分け目部1と頭頂部2、頭頂部2と側頭部3および側頭部3と端部4とを 自由に接続したり分離したりするため、本考案に於いては特にファスナ−5を用 いることに特徴を有するが、そのファスナ−5としては、種々のものを用いるこ とができる。
【0013】 本実施例においては、上記ファスナー5を合成樹脂を用いて小型に、かつ柔軟 に構成している。これにより、かつらを装着しているときに上記ファスナー5の スライダー部分5aが邪魔になったり、或いは異和感を感じたりすることがない ようにしている。
【0014】 上述のように構成された本実施例の複数の部分に分割可能なかつらを使用する ときには、全てのパーツ部分を用いて全頭かつらとして使用する他に、使用者の 好みによって種々の使用形態を選択することができる。例えば、分け目部1のみ を使用することができる。
【0015】 分け目部1のみを用いる使用法としては、毛髪が薄くなった分け目部分を覆う 使用法の他に、アクセント的にファッション性に富んだ使用法を楽しむことがで きる。すなわち、上記分け目部1を頭部の左側に付けて、左分けのヘアースタイ ルにしたり、あるいはその反対に頭部の右側に付けて、右分けのヘアースタイル にしたりすることができる。
【0016】 また、分け目部1および頭頂部2とを用い、使用者の頭頂部のみをかつらで覆 うようにすることもできる。さらに、側頭部3および端部4を離さずに用いて付 け毛の部分かつらとして使用することもできるし、端部4のみを用いて裾だけの 部分かつらとして用い、好みのヘアースタイルを演出することができる。
【0017】 さらに、本実施例の複数の部分に分割可能なかつらは、上述したように変化に 富んだファッション性を楽しむことができる他に、優れた実用性が得られる。す なわち、全頭かつらの場合にはその一部分を破損した場合、修理が大変であり、 場合によっては使用できなくなってしまうことがあった。例えば、分け目部1の 人口皮膚を破損した場合、この部分は目立つので、修理したのが分からないよう に修復するのが大変であった。
【0018】 これに対し、本実施例の複数の部分に分割可能なかつらの場合は、上記分け目 部1を簡単に分離することができるので、上記分け目部1の人口皮膚を破損した 場合でも簡単に新品と交換することができ、メンテナンスが容易となる。
【0019】 また、脱毛症の場合、その進展状況は人によって様々である。例えば、下から 上の方向に順次脱毛していく人もあり、また、その反対に上から下の方向に脱毛 する人もいる。
【0020】 脱毛した場合、自毛を有効に生かすために部分かつらを用いることが多いが、 従来の部分かつらだと、脱毛している範囲が広がるとそれまで使用していた部分 かつらが使えなくなってしまう。
【0021】 それに対し、本実施例かつらの場合には複数に分割した各パーツのうち、必要 な部分のみを任意に選択して使用することができるので、脱毛している部分が広 がっても良好に対処することができる。
【0022】
【考案の効果】
本考案は上述したように、かつらを複数のパーツ部分に分割して形成するとと もに、上記各パーツ部分の端部にファスナーよりなる接続手段を設け、上記ファ スナーを介して複数のパーツ部分を任意に組み合わせることにより、全頭かつら として使用したり、所望の部分のみを部分的に覆う部分かつらとして使用したり することができるようにしたので、脱毛している部分のみを有効に覆うことがで きるとともに、ファッション性に富んだヘアースタイルを自由に演出して楽しむ ことができるようになる。
【0023】 また、かつらを構成するある部分が破損した場合には、その破損が生じたパー ツ部分のみを交換するだけで簡単に修理することができ、メンテナンスが容易と なる利点が得られる。
【0024】 特に、本考案においては複数に分割した各パーツ部分を任意に組み合わせるた めの接続手段としてファスナーを使用するようにしたので、上記各パーツ部分を 容易にかつ確実に接続することができ、複数の部分に分割して使用可能なかつら の使用性を大幅に向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】装着して使用している状態の平面図である。
【図2】本考案の一実施例を示し、装着して使用してい
る状態の斜視図である。
【図3】かつらの裏面側を示す平面図である。
【符号の説明】
1 分け目部 2 頭頂部 3 側頭部 4 端部 5 ファスナー 5a スライダー 10 ネット状の基部 11 毛髪

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 頭部に装着して使用するかつらにおい
    て、 上記かつらを複数のパーツ部分に分割して形成するとと
    もに、上記各パーツ部分の端部にファスナーよりなる接
    続手段を設け、上記ファスナーを介して上記各パーツ部
    分同志を任意に組み合わせることができるようにして、
    全てのパーツ部分を用いて全頭かつらとして使用した
    り、所望の部分のみを用いて使用者の頭部を部分的に覆
    う部分かつらとして使用したりすることができるように
    したことを特徴とする複数の部分に分割可能なかつら。
JP1993060314U 1993-10-14 1993-10-14 複数の部分に分割して使用可能なかつら Expired - Fee Related JP2533575Y2 (ja)

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JPH0724935U true JPH0724935U (ja) 1995-05-12
JP2533575Y2 JP2533575Y2 (ja) 1997-04-23

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS486947U (ja) * 1971-06-08 1973-01-26
JPH02175907A (ja) * 1988-12-24 1990-07-09 Bio Tec Heaa:Kk 組み合わせかつら及びその組み合わせかつらを用いたヘアーメイク方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS486947U (ja) * 1971-06-08 1973-01-26
JPH02175907A (ja) * 1988-12-24 1990-07-09 Bio Tec Heaa:Kk 組み合わせかつら及びその組み合わせかつらを用いたヘアーメイク方法

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