JP2533575Y2 - 複数の部分に分割して使用可能なかつら - Google Patents

複数の部分に分割して使用可能なかつら

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JP2533575Y2
JP2533575Y2 JP1993060314U JP6031493U JP2533575Y2 JP 2533575 Y2 JP2533575 Y2 JP 2533575Y2 JP 1993060314 U JP1993060314 U JP 1993060314U JP 6031493 U JP6031493 U JP 6031493U JP 2533575 Y2 JP2533575 Y2 JP 2533575Y2
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伊藤勝文
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株式会社アートヘアー
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は複数の部分に分割可能な
かつらに係わり、特に、頭髪が部分的に脱毛している部
分を隠蔽するために用いたり、或いは興趣に富んだファ
ッション性を得るために頭部全体に装着して使用したり
かつらに関する。
【0002】
【従来の技術】周知の通り、種々の原因により頭髪が部
分的に脱毛してしまうことがある。上記のように頭髪が
部分的に脱毛してしまった場合には、かつらによって上
記脱毛した部分を隠蔽することが従来よりよく行われて
いる。
【0003】従来、このような場合に用いられるかつら
は、部分かつらと呼ばれているかつらであり、部分かつ
らの例としては、例えば、特開平2−175907号公
報にて提案されている。
【0004】他方、全頭かつらも以前から使用されてお
り、上記全頭かつらを使用者の頭部にしっかりと装着す
るために、例えば、実公昭48−6947号公報におい
ては、「かつら素地の任意の箇所に切開口を設け、該切
開口を両縁を互いに開閉自在としてなるかつら」が提案
されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】従来の部分かつらはそ
れなりに有用なものであるが、従来は複数の部分に分割
する位置や分割数に格別の工夫が施されていなかったの
で、使用目的が限定されてしまう問題点があった。すな
わち、従来の部分かつらは、単に頭髪の一部分を覆うこ
とができるようにしたものなので、全体のヘアースタイ
ルを決める際の自由度が上記部分かつらによって限定さ
れてしまうことが多く、全体にファッション性に富んだ
ヘアースタイルを行うことが困難になりがちであった。
一方、全頭かつらの場合はその反対の傾向がみられた。
【0006】本考案は上述の問題点にかんがみ、脱毛し
ている部分のみを有効に覆うことができるようにすると
ともにファッション性に富んだヘアースタイルを自由に
楽しむことができるようにし、更に、各パーツ同志を素
早く、かつ確実に着脱することができるようにすること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本考案の複数の部分に分
割可能なかつらは、使用者の頭部に装着して使用するか
つらにおいて、上記使用者の頭頂部における毛髪11の
分け目部分に位置決めされて装着される分け目部1と、
上記分け目部1に対して着脱自在に構成されていて、上
記使用者の頭部の上側部分に位置決めされて装着される
頭頂部2と、上記頭頂部2に対して着脱自在に構成され
ていて、上記使用者の頭部の側頭部分に位置決めされて
装着される側頭部3と、上記側頭部3に対して着脱自在
に構成されていて、上記使用者の頭部の裾部分に位置決
めされて装着される端部4とを具備するとともに、上記
分け目部1、頭頂部2、側頭部3及び端部4の縁部にフ
ァスナー5を配設し、上記ファスナー5を介して上記各
パーツ部分1〜4同志を任意に組み合わせることができ
るようにして、全てのパーツ部分1〜4を用いて全頭か
つらとして使用できるようにするとともに、所望のパー
ツ部分のみを用いて使用者の頭部を部分的に覆う部分か
つらとして使用できるようにしたことを特徴とする複数
の部分に分割可能なかつらである。
【0008】
【作用】本考案は上記技術手段を有するので、全部のパ
ーツ部分を用いることで全頭かつらとして使用したり、
任意のパーツ部分を用いて頭部における所望の部分のみ
を被覆する部分かつらとして用いたりすることができる
ようになる。また、接続手段としてファスナー5が用い
られることにより、各パーツ同志の接続を素早く、かつ
確実に行うことができるようになる。これにより、上記
各パーツ部分1〜4のうち、分け目部1を用いることに
より、白髪を染めている人の髪が伸びてしまった場合で
も、白髪を染めていることが目立つ分け目部分を良好に
隠すことができるようになるとともに、分け目が薄い人
のボリュームアップを果たすことができる。
【0009】また、頭頂部2を単体で用いたり、頭頂部
2と分け目部1とを一緒に用いたりすることにより、頭
頂部の全体が薄い人の毛髪をボリュームアップすること
ができるようになる。また、側頭部3及び端部4は付け
毛として用いることにより、ショートヘアーの人が直ぐ
にロングヘアーに変身することができる。
【0010】また、かつらが部分的に破損した場合に
は、その破損が生じたパーツ部分のみを交換するだけで
簡単に修理することができ、メンテナンスが容易となる
利点が得られる。
【0011】また、複数に分割した各パーツ部分1〜4
を任意に組み合わせるための接続手段としてファスナー
5を使用しているので、上記各パーツ部分1〜4を容易
にかつ確実に接続することができ、複数の部分に分割し
て使用可能なかつらの使用性を大幅に向上させることが
できる。
【0012】
【実施例】次に、添付図面を参照して本考案の複数の部
分に分割して使用可能なかつらの一実施例を詳述する。
図1〜図3は、本考案の複数の部分に分割して使用可能
なかつらの一実施例を示し、図1は頭部に装着して使用
している状態を示す平面図である。
【0013】また、図2は頭部に装着して使用している
状態を示す斜視図であり、図3は裏面側から見た平面図
である。なお、かつらの構成を詳細に説明するために、
図1および図2においては毛髪を省略して示してある。
【0014】図1に示したように、本実施例の複数の部
分に分割して使用可能なかつらは、分け目部1、頭頂部
2、側頭部3および端部4の各部分に分割可能に構成さ
れている。上記各部分のうち、分け目部1は人口皮膚に
よって構成されているものであり、使用者の頭頂部にお
ける毛髪11の分け目部分に位置決めされて装着される
ものである。
【0015】頭頂部2は、使用者の頭部の上側部分に位
置決めされて装着されるものであり、この部分はネット
状に形成されている基部10に毛髪11を適宜に植え込
んで構成している。そして、これらの分け目部1及び頭
頂部2の縁部にはファスナー5が配設されており、上記
ファスナー5を介して自由に接続したり分離したりする
ことができるようになされている。
【0016】側頭部3は、使用者の頭部の側頭部分に位
置するように装着されるものであり、この部分も上記頭
頂部2と同様に、ネット状に形成された基部10に毛髪
11を適宜に植え込んで構成している。そして、これら
の頭頂部2及び側頭部3にも縁部にファスナー5が配設
されており、上記ファスナー5を介して自由に接続した
り分離したりすることができるようになされている。
【0017】端部4は、使用者の頭部の裾部分に位置す
るように装着されるものであり、この部分も上記頭頂部
2および側頭部3と同様に、ネット状に形成された基部
10に毛髪11を適宜に植え込んで構成したものであ
る。そして、この端部4と側頭部3との間もファスナー
5を介して自由に接続したり分離したりすることができ
るようになされている。
【0018】上記分け目部1と頭頂部2、頭頂部2と側
頭部3および側頭部3と端部4とを自由に接続したり分
離したりするため、本考案に於いては特にファスナー5
を用いることに特徴を有するが、そのファスナー5とし
ては、種々のものを用いることができる。
【0019】本実施例においては、上記ファスナー5を
合成樹脂を用いて小型に、かつ柔軟に構成している。こ
れにより、かつらを装着しているときに上記ファスナー
5のスライダー部分5aが邪魔になったり、或いは異和
感を感じたりすることが少なくなるようにしている。
【0020】上述のように構成された本実施例の複数の
部分に分割して使用可能なかつらを使用するときには、
全てのパーツ部分を用いて全頭かつらとして使用する他
に、使用者の好みによって種々の使用形態を選択するこ
とができる。例えば、分け目部1のみを使用することが
できる。
【0021】分け目部1のみを用いる使用法としては、
毛髪が薄くなった分け目部分を覆うことにより、ボリュ
ームアップを果たすことができる。また、白髪を染めて
いる人の髪が伸びてしまった場合に、白髪を染めている
ことが目立つ分け目部分を良好に隠すことができる。
【0022】また、アクセント的にファッション性に富
んだ使用法を楽しむことができる。すなわち、上記分け
目部1を頭部の左側に付けて、左分けのヘアースタイル
にしたり、あるいはその反対に頭部の右側に付けて、右
分けのヘアースタイルにしたりすることができる。
【0023】また、分け目部1および頭頂部2の両方を
用い、使用者の頭頂部のみをかつらで覆うようにするこ
ともできる。このようにすることにより、頭頂部の髪が
全体に薄い人にボリュームを増すことができるようにな
る。
【0024】さらに、側頭部3および端部4の両方を離
さずに用いて付け毛の部分かつらとして使用することも
できるし、端部4のみを用いて裾だけの部分かつらとし
て用い、好みのヘアースタイルを演出することができ
る。これにより、ショートヘアーの人が直ぐにロングヘ
アーに変身することができる。
【0025】さらに、本実施例の複数の部分に分割して
使用可能なかつらは、上述したように変化に富んだファ
ッション性を楽しむことができる他に、優れた実用性が
得られる。すなわち、全頭かつらの場合にはその一部分
を破損した場合、修理が大変であり、場合によっては使
用できなくなってしまうことがあった。例えば、分け目
部1の人口皮膚を破損した場合、この部分は目立つの
で、修理したのが分からないように修復するのが大変で
あった。
【0026】これに対し、本実施例の複数の部分に分割
して使用可能なかつらの場合は、上記分け目部1を簡単
に分離することができるので、上記分け目部1の人口皮
膚を破損した場合でも簡単に新品と交換することがで
き、メンテナンスが容易となる。
【0027】また、脱毛症の場合、その進展状況は人に
よって様々である。例えば、下から上の方向に順次脱毛
していく人もあり、また、その反対に上から下の方向に
脱毛する人もいる。
【0028】脱毛した場合、自毛を有効に生かすために
部分かつらを用いることが多いが、従来の部分かつらだ
と、脱毛している範囲が広がるとそれまで使用していた
部分かつらが使えなくなってしまう。
【0029】それに対し、本実施例かつらの場合には複
数に分割した各パーツのうち、必要な部分のみを任意に
選択して使用することができるので、脱毛している部分
が広がっても良好に対処することができる。
【0030】
【考案の効果】本考案は上述したように、頭部に装着し
て使用するかつらを、分け目部と、頭頂部と、側頭部
と、端部の各パーツ部分に分割するとともに、各パーツ
部分の縁部にファスナーを配設し、上記ファスナーを介
して上記各パーツ部分同志を任意に着脱することができ
るようにしたので、全てのパーツ部分を用いて全頭かつ
らとして使用することができるのは勿論のこと、所望の
パーツ部分を用いて使用者の頭部を部分的に覆う部分か
つらとして使用することができる。これにより、脱毛し
ている部分のみを有効に覆うことができるようになると
ともに、ファッション性に富んだヘアースタイルを自由
に演出して楽しむことができるようになる。例えば、上
記各パーツ部分のうち、分け目部を用いることにより、
白髪を染めている人の髪が伸びてしまった場合でも、白
髪を染めていることが目立つ分け目部分を良好に隠すこ
とができるようになるとともに、分け目が薄い人の毛髪
をボリュームアッブすることができる。
【0031】また、頭頂部を単体で用いたり、頭頂部と
分け目部とを一緒に用いたりすることにより、頭頂部の
髪が全体に薄い人の毛髪をボリュームアップすることが
できるようになる。また、側頭部及び端部を付け毛とし
て用いることができるので、ショートヘアーの人が直ぐ
にロングヘアーに変身することができる。
【0032】また、かつらを構成するある部分が破損し
た場合には、その破損が生じたパーツ部分のみを交換す
るだけで簡単に修理することができ、メンテナンスが容
易となる利点が得られる。
【0033】特に、本考案においては複数に分割した各
パーツ部分を任意に組み合わせるための接続手段として
ファスナーを使用しているので、上記各パーツ部分を容
易にかつ確実に接続することができ、複数の部分に分割
して使用可能なかつらの使用性を大幅に向上させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示し、装着して使用してい
る状態の平面図である。
【図2】装着して使用している状態の斜視図である。
【図3】かつらの裏面側を示す平面図である。
【符号の説明】
1 分け目部 2 頭頂部 3 側頭部 4 端部 5 ファスナー 5a スライダー 10 ネット状の基部 11 毛髪

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 使用者の頭部に装着して使用するかつら
    において、上記使用者の頭頂部における毛髪11の分け
    目部分に位置決めされて装着される分け目部1と、 上記分け目部1に対して着脱自在に構成されていて、上
    記使用者の頭部の上側部分に位置決めされて装着される
    頭頂部2と、 上記頭頂部2に対して着脱自在に構成されていて、上記
    使用者の頭部の側頭部分に位置決めされて装着される側
    頭部3と、 上記側頭部3に対して着脱自在に構成されていて、上記
    使用者の頭部の裾部分に位置決めされて装着される端部
    4とを具備するとともに、 上記分け目部1、頭頂部2、側頭部3及び端部4の縁部
    にファスナー5を配設し、上記ファスナー5を介して上
    記各パーツ部分1〜4同志を任意に組み合わせることが
    できるようにして、全てのパーツ部分1〜4を用いて全
    頭かつらとして使用できるようにするとともに、所望の
    パーツ部分のみを用いて使用者の頭部を部分的に覆う部
    分かつらとして使用できるようにしたことを特徴とする
    複数の部分に分割可能なかつら。
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JPH02175907A (ja) * 1988-12-24 1990-07-09 Bio Tec Heaa:Kk 組み合わせかつら及びその組み合わせかつらを用いたヘアーメイク方法

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