JPH07249167A - 冷凍寿司解凍自動販売機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明は冷凍のにぎりずしを自動販売機に
より、速くおいしく解凍して提供できる冷凍寿司解凍自
動販売機に関するものである。 【構成】 冷凍機能を有する自動販売機に冷凍寿司を備
蓄して、魚類の寿司種を生の状態に維持して解凍する電
子レンジ及び寿司の配列、容器の形状等の統一した構成
をする。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】 本発明解凍方法を実現する電子
レンジを搭載した冷凍寿司解凍自動販売機は、コイン対
応で冷凍のにぎりずし５個を約一分間で解凍して提供す
ることができる。

【０００２】

【従来の技術】 従来より電子レンジを搭載した冷蔵や
冷凍食品自動販売機対応の加熱する自動販売機は市販さ
れているが、冷凍にぎり寿司を適温な生の状態で解凍す
る自動販売機は見当たらない。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】 そこで本発明は、電
子レンジを利用して冷凍のにぎりずしを速く、おいしく
解凍できるような技術と機能を冷凍の自動販売機に搭載
した自動販売機の提供を解決課題とする。

【０００４】

【課題を解決するための手段】 自動販売機に搭載する
電子レンジは、電源を１００ｖとし、出力７００ｗを１
００％に５％単位で出力を調整できるようにする。更
に、マイクロ波の照射時間を秒単位で調整できるように
する。

【０００５】自動販売機に詰める冷凍にぎりずしの個数
を任意に決定するが、例えば一食を５個入りとした場合
は、寿司の容器は横に５並列できるものを選び、寿司と
寿司の間は、隣の寿司種が触れない様に仕切りを設け
る。

【０００６】

【作用】 本発明方法による自動販売機に代金を入れ
て、ボタンを押せば上記の五個いり１パック単位の冷凍
寿司は、上部冷凍保管場所から下部の電子レンジ内に入
り、同時に出力７００ｗのマイクロ波が冷凍寿司に３０
秒間照射され、シャリとネタが半解凍状態になる。つぎ
に連続して１０秒間３５０ｗのマイクロ波が照射され、
シャリは氷温程度になり、更に連動して１０秒間２８０
ｗを照射すると冷凍寿司は８０％程度に解凍される。最
後に２１０ｗを５秒、１５０ｗを５秒間照射すると解凍
は完了する。しかしマグネトロンの機種により、出力と
時間の関係は様々に変化する。

【０００７】

【実施例】 本発明方法による冷凍寿司解凍自動販売機
で冷凍にぎりずしの解凍を実施するにあたり、縦１６ｃ
ｍ、横９ｃｍ、深さ３ｃｍの薄い合成樹脂容器に五個の
窪みを縦８ｃｍ、横３ｃｍ、深さ、１、５ｃｍで作り、
その中に冷凍ずしをいれ、三層の真空包装袋で脱気包
装、又はラップ包装を施す。

【０００８】冷凍にぎりずしの配列は、両端に鮪か鮭を
配し、その内側に烏賊か蛸を並べ中央に玉子か穴子を置
く。

【０００９】顧客の食事時間に従って解凍時間を短縮す
る場合は、出力は７００ｗを３０秒に設定すれば、３０
分後に常温（２５度）解凍で冷凍寿司は適温に解凍す
る。

【００１０】

【発明の効果】 本発明によれば、無人の寿司屋が自動
販売機で開店できることになり、冷凍寿司は２４時間対
応の身近い大衆食品としてカップラーメン並に普及する
と思われる。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 電子レンジを搭載した冷凍保存可能な自
   動販売機に冷凍のにぎり寿司を備蓄して自動的に解凍販
   売する場合、短時間にシャリが解凍し同時に、寿司種も
   適温においしく解凍して食べれるマイクロ波の出力と照
   射時間の適切な選択機能を有する自動販売機。
2. 【請求項２】 請求項１の解凍方法に最も適した冷凍に
   ぎり寿司の配列及びシャリと寿司種の重量均衡とその容
   器の形状による過熱防止方法。
3. 【請求項３】 顧客の必要な食事時間に従い、８割解凍
   ５割解凍などの段階的に解凍時間を設定して、３０分後
   或いは１時間後の食事時間に合わせて、マイクロ波の照
   射時間を短縮し、自動販売機へコイン投入後の待ち時間
   を短縮する方法。及び出力調整で生じるマイクロ波の非
   照射時間帯をカットして、次ぎに必要な出力に直接連動
   して、解凍時間を短縮する方法。