JPH07248995A - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置

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JPH07248995A
JPH07248995A JP6038145A JP3814594A JPH07248995A JP H07248995 A JPH07248995 A JP H07248995A JP 6038145 A JP6038145 A JP 6038145A JP 3814594 A JP3814594 A JP 3814594A JP H07248995 A JPH07248995 A JP H07248995A
Authority
JP
Japan
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bus
data
address
processor
signal
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Pending
Application number
JP6038145A
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English (en)
Inventor
Mitsuyoshi Koga
美芳 古賀
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH07248995A publication Critical patent/JPH07248995A/ja
Priority to US08/724,815 priority patent/US5689658A/en
Pending legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F13/00Interconnection of, or transfer of information or other signals between, memories, input/output devices or central processing units
    • G06F13/38Information transfer, e.g. on bus
    • G06F13/42Bus transfer protocol, e.g. handshake; Synchronisation
    • G06F13/4204Bus transfer protocol, e.g. handshake; Synchronisation on a parallel bus
    • G06F13/4208Bus transfer protocol, e.g. handshake; Synchronisation on a parallel bus being a system bus, e.g. VME bus, Futurebus, Multibus
    • G06F13/4217Bus transfer protocol, e.g. handshake; Synchronisation on a parallel bus being a system bus, e.g. VME bus, Futurebus, Multibus with synchronous protocol

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  • General Physics & Mathematics (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 1回のバスサイクル中で複数のデバイス装置
によるバスのドライブを可能とし、装置全体の処理性能
を向上させ得る情報処理装置を提供することを目的とす
る。 【構成】 アドレスバスAB及びデータバスDBにより
バス結合されたプロセッサ1、第1のデバイス装置3、
及び第2のデバイス装置5と、プロセッサ1が実行する
バスサイクルの前半と後半を判別するステート手段9と
を有して構成し、プロセッサ1が第2のデバイス装置5
を対象とするバスサイクルを実行した場合に、ステート
手段9がバスサイクルの前半を示す期間には、第1のデ
バイス装置3が出力するデータをデータバスDBを介し
て第2のデバイス装置5に転送し、バスサイクルの後半
を示す期間には、第2のデバイス装置5が出力するデー
タを前記データバスDBを介してプロセッサ1に転送す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は情報処理装置に係り、特
に、マイクロプロセッサ、メモリ、及び演算装置等のデ
ータバスをドライブするデバイス装置が複数存在する情
報処理装置において、1回のバスサイクル中で複数のデ
バイス装置によるバスのドライブを可能とし、情報処理
装置全体の処理性能を向上させることのできる情報処理
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図10に従来の情報処理装置の構成例を
示す。
【0003】同図において、本従来例の情報処理装置
は、マイクロプロセッサと、RAM及び演算器のデータ
バスをドライブするデバイスを備えた情報処理装置であ
り、プロセッサ101、バスコントローラ107、RA
M103、演算器105、双方向バッファ111、ソー
スレジスタ112、及び出力バッファ113を備えて構
成されている。
【0004】プロセッサ101は、基本クロックBCL
Kと2倍周波数クロックCLKに同期して動作してい
る。以下で、単にクロックと記述したときは、基本クロ
ックBCLKの1周期を表すものとする。
【0005】演算器105への入力データは、ソースレ
ジスタ112から与えられる。演算結果は出力バッファ
113を介してデータバスDBへ出力される。
【0006】バスコントローラ107は、コントロール
バスCBからアドレスストローブ信号AS及びリード/
ライト信号RWを、アドレスバスABからアドレス信号
の一部をそれぞれ取り込み、RAM103、双方向バッ
ファ111、ソースレジスタ112、及び出力バッファ
113に対する制御信号を生成する。ここで、アドレス
ストローブ信号ASは、リード/ライト信号RW及びア
ドレス信号A00〜A29が有効であることを示す信号
であり、Lowアクティブ(負論理)の信号である。
【0007】本従来例では、プロセッサ101のバスサ
イクルにより、先ずRAM103からソースデータが読
み出される。次に、ソースレジスタ112にRAM10
3から読み出された演算のソースデータが書き込まれ、
その後、リードバスサイクルにより演算結果をプロセッ
サ101が読み込む。
【0008】ソースレジスタ112及び出力バッファ1
13には、それぞれアドレスが割り振られており、プロ
セッサ101のバスサイクルでアドレスバスAB上に出
力されたアドレスが、それぞれのアドレスと一致した時
に、制御信号LATE及びAOEがアクティブになる。
【0009】本従来例では、アドレス信号A00=”
0”,A01=”0”の時にはRAM103へのアクセ
スであり、アドレス信号A00=”1”,A01=”
0”の時にはソースレジスタ112へのアクセスであ
り、アドレス信号A00=”1”,A01=”1”の時
には出力バッファ113へのアクセスであるとする。
【0010】ソースレジスタ112は、制御信号LAT
Eの立ち上がりエッジでデータバスDB上のデータを内
部にラッチし、演算器105へ供給する。また出力バッ
ファ113は、制御信号AOEがアクティブ(Lowレ
ベル)の時、演算器105から出力されている演算結果
をデータバスDB上に出力する。
【0011】RAM103は、双方向バッファ111を
介してデータバスDBと接続されている。RAM103
にはアドレスバスABの一部がアドレスとして入力され
る。また制御のために、コントロールバスCBのリード
/ライト信号RWと、RAM103のアドレスをアクセ
スした時にアクティブになるチップイネーブル信号CE
が入力される。
【0012】RAM103は、リード/ライト信号RW
がライト動作を示し(”0”:Lowレベル)、チップ
イネーブル信号CEの立ち上がりのタイミングで、デー
タバスDB上のデータを指定されたアドレスに取り込
む。また、リード/ライト信号RWがリード動作を示し
(”1”:Highレベル)、チップイネーブル信号C
Eがアクティブ(”0”:Lowレベル)の時に、指定
されたアドレスのデータをデータバスに出力する。
【0013】双方向バッファ111の入出力の方向はリ
ード/ライト信号RWによって制御される。また、出力
の制御は制御信号ENで行い、リード動作の場合にはチ
ップイネーブル信号CEがアクティブ(Lowレベル)
になってデータが出力され、ライト動作の場合には制御
信号ENがインアクティブになってデータがRAM10
3に入力される。
【0014】図11は、本従来例の情報処理装置におい
て、RAM103に格納されているデータを演算器10
5で演算する場合のタイミングチャートである。
【0015】クロック1のリードバスサイクルで、プロ
セッサ101は、ソースレジスタ112に設定すべき値
が格納されているRAM103のアドレスをアドレスバ
スABに出力し、RAMアクセスによりデータバスDB
に出力されたデータを読み込む。
【0016】クロック2のライトバスサイクルでは、プ
ロセッサ101は、ソースレジスタ112のアドレスを
アドレスバスABに出力し、ソースレジスタ112に設
定すべきデータをデータバスDB上に出力する。制御信
号LATEの立ち上がりエッジで、ソースレジスタ11
2はデータバスDB上のデータを内部にラッチし、演算
器105へ出力する。
【0017】次に、クロック3のリードバスサイクルで
は、プロセッサ101が出力バッファ113のアドレス
をアドレスバスABに出力すると、制御信号AOEがア
クティブ(Lowレベル)になり、演算結果がデータバ
スDBに出力され、プロセッサ101がこれを読み込
む。
【0018】実際のプログラムで上記の乗算処理を表す
と、以下のような2命令となる。
【0019】 mov @ram_add,@src15_adr (命令1) mov @buff16_adr,r0 (命令2) mov命令は、第1オペランドをソース、第2オペラン
ドをディスティネーションとして、データを転送する命
令である。r0はプロセッサ101の内部レジスタであ
る。@ram_addはRAM103のアドレスを、@
src15_adr及び@buff16_adrは、そ
れぞれソースレジスタ112及び出力バッファ113の
アドレスを示す。
【0020】命令1は、RAM103のアドレスram
_addに格納されている値をソースレジスタ112に
ライトする。この命令は実行に2バスサイクル必要であ
り、最初のバスサイクルで、RAM103から出力され
たデータをプロセッサ101が読み込み、次のバスサイ
クルで、プロセッサ101がソースレジスタ112にデ
ータを書き込む。
【0021】また命令2は、乗算結果を内部レジスタr
0にリードする。これらの2命令でRAM103のra
m_addのアドレスに格納された値を演算器105に
入力し、演算結果を内部レジスタr0に格納している。
【0022】上述のようなRAMアクセス動作及び演算
動作を実現するため、バスコントローラ107は図12
に示すような構成になっている。
【0023】アドレス信号A00,A01から、RAM
103のアクセスを示す信号MA(アクティブ:Low
レベル)、ソースレジスタ112のアクセスを示す信号
LA(アクティブ:Lowレベル)、並びに、出力バッ
ファ113のアクセスを示す信号RA(アクティブ:L
owレベル)が生成される。
【0024】アクセス信号MAがアクティブで、アドレ
スストローブ信号ASがアクティブの時、チップイネー
ブル信号CEがアクティブになる。また、リード/ライ
ト信号RWがリード動作(”1”:Highレベル)で
あれば、制御信号ENもアクティブになる。
【0025】アクセス信号LAがアクティブで、リード
/ライト信号RWがライト動作(”0”:Lowレベ
ル)を示し、且つアドレスストローブ信号ASがアクテ
ィブであれば、制御信号LATEが”0”(Lowレベ
ル)になる。
【0026】アクセス信号RAがアクティブで、リード
/ライト信号RWがリード動作(”1”:Highレベ
ル)を示し、且つアドレスストローブ信号ASがアクテ
ィブであれば、制御信号AOEがアクティブになる。
【0027】このように、データバスDBをドライブす
るデバイス装置が複数ある情報処理装置では、データバ
スDB上でデータの衝突が起きないよう、バスサイクル
毎に各デバイス装置のデータ出力を制御する必要があっ
た。
【0028】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、データ
バスをドライブするデバイス装置が複数存在する従来の
情報処理装置では、各デバイス装置のデータ出力に置か
れたバッファの制御をバスサイクル毎に制御する必要が
あり、複数回のバスサイクル、または複数個の命令によ
り所望の処理を行うこととなり、情報処理装置の処理性
能を向上させることができないという問題があった。
【0029】本発明は、上記問題点を解決するもので、
データバスをドライブするデバイス装置が複数存在する
情報処理装置において、1回のバスサイクル中で複数の
デバイス装置によるバスのドライブを可能とし、情報処
理装置全体の処理性能を向上させ得る情報処理装置を提
供することを目的とする。
【0030】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の第1の特徴は、図1に示す如く、アドレス
バスAB及びデータバスDBによりバス結合されたプロ
セッサ1、第1のデバイス装置3、及び第2のデバイス
装置5と、前記プロセッサ1が実行するバスサイクルの
前半と後半を判別するステート手段9とを具備し、前記
プロセッサ1が前記第2のデバイス装置5を対象とする
バスサイクルを実行した場合に、前記ステート手段9が
バスサイクルの前半を示す期間には、前記第1のデバイ
ス装置3が出力するデータを前記データバスDBを介し
て前記第2のデバイス装置5に転送し、バスサイクルの
後半を示す期間には、前記第2のデバイス装置5が出力
するデータを前記データバスDBを介して前記プロセッ
サ1に転送することである。
【0031】また、本発明の第2の特徴は、アドレスバ
スAB及びデータバスDBによりバス結合されたプロセ
ッサ1、第1のデバイス装置3、及び第2のデバイス装
置5と、前記プロセッサ1が実行するバスサイクルの前
半と後半を判別するステート手段9と、前記アドレスバ
スABの一部(A00,A01)をデコードしてバスサ
イクルの対象となるデバイス装置を判別するアドレスデ
コード手段7とを具備し、前記プロセッサ1が実行する
バスサイクルが前記アドレスデコード手段7で判別され
た一方のデバイス装置を対象とするバスサイクルである
場合に、前記ステート手段9がバスサイクルの前半を示
す期間には、前記アドレスデコード手段7で判別されな
い他方のデバイス装置が出力するデータを、前記データ
バスDBを介して、前記アドレスデコード手段7で判別
された一方のデバイス装置に転送し、バスサイクルの後
半を示す期間には、前記アドレスデコード手段7で判別
された一方のデバイス装置が出力するデータを、前記デ
ータバスDBを介して前記プロセッサ1に転送すること
である。
【0032】また、本発明の第3の特徴は、アドレスバ
スAB及びデータバスDBによりバス結合されたプロセ
ッサ1、及び第1から第n(nは任意の正整数)の複数
個のデバイス装置3及び5と、前記プロセッサ1が実行
するバスサイクルの前半と後半を判別するステート手段
9と、前記アドレスバスABの一部(A00,A01)
をデコードしてバスサイクルの対象となるデバイス装置
を判別するアドレスデコード手段7とを具備し、前記プ
ロセッサ1が実行するバスサイクルが前記アドレスデコ
ード手段7で判別された一のデバイス装置を対象とする
バスサイクルである場合に、前記ステート手段9がバス
サイクルの前半を示す期間には、前記アドレスデコード
手段7で判別されない他のデバイス装置が出力するデー
タを、前記データバスDBを介して、前記アドレスデコ
ード手段7で判別された一のデバイス装置に転送し、バ
スサイクルの後半を示す期間には、前記アドレスデコー
ド手段7で判別された一のデバイス装置が出力するデー
タを、前記データバスDBを介して前記プロセッサ1に
転送することである。
【0033】また、本発明の第4の特徴は、請求項1、
2、または3に記載の情報処理装置において、前記第1
のデバイス装置3は、前記アドレスバスABによって指
定された番地の記憶データを前記データバスDBに出力
する記憶手段であり、前記第2のデバイス装置5は、前
記データバスDB上のデータを入力して演算結果を前記
データバスDBに出力する演算手段であることである。
【0034】
【作用】本発明の第1、第2、第3、及び第4の特徴の
情報処理装置では、図1に示す如く、プロセッサ1と、
データバスDBをドライブする複数個のデバイス3及び
5が、アドレスバスAB及びデータバスDBによりバス
結合されて構成される情報処理装置において、ステート
手段9は、プロセッサ1が実行するバスサイクルの前半
と後半を判別し、アドレスデコード手段7は、アドレス
バスABの一部(A00,A01)をデコードしてバス
サイクルの対象となるデバイス装置を判別する。
【0035】本発明の情報処理装置では、プロセッサ1
が行う1回のバスサイクルを前半と後半に分け、バスサ
イクルの前半では、第1のデバイス装置(記憶手段)3
がデータバスDBに出力したデータを第2のデバイス装
置(演算手段)5に転送し、バスサイクルの後半では、
第2のデバイス装置(演算手段)5がデータバスDB上
に出力したデータをプロセッサ1に転送するようにして
いる。
【0036】これにより、1回のバスサイクル中に、デ
ータバスDB上で2つのデータをドライブすることが可
能であるため、データバスDBの使用効率が上がり、演
算等の処理の実行時間を短縮させ、結果として情報処理
装置の性能を向上させることができる。
【0037】
【実施例】次に、本発明に係る実施例を図面に基づいて
説明する。
【0038】(第1の実施例)図1に本発明の第1の実
施例に係る情報処理装置の構成図を示す。
【0039】同図において、本実施例の情報処理装置
は、プロセッサ1、ステート生成ロジック9、バスコン
トローラ7、RAM3、演算器5、ソースレジスタ1
2、双方向バッファ11、及び出力バッファ13を備え
て構成されている。
【0040】プロセッサ1は、基本クロックBCLK及
び2倍周波数クロックCLKに同期して動作する。プロ
セッサ1の信号は、アドレスバスAB、データバスD
B、及びコントロールバスCBに接続されている。アド
レス信号A00〜A29は、プロセッサ1によってバス
サイクル実行時にアクセスされるアドレスが出力される
信号である。アドレス信号A00〜A29は、アドレス
バスABに接続されている。データ信号D00〜D31
は、データのリード及びライトのために使用され、デー
タバスDBに接続されている。
【0041】リードバスサイクルでは、プロセッサ1は
データ信号D00〜D31上のデータを内部に読み込
む。ライトバスサイクルでは、プロセッサ1はデータ信
号D00〜D31へデータを出力する。リード/ライト
信号RWは、バスサイクルがリードかライトかを示す信
号である。
【0042】プロセッサ1は、リードバスサイクルの時
にリード/ライト信号RWを”1”(Highレベル)
に、ライトバスサイクルの時に”0”(Lowレベル)
にする。またアドレスストローブ信号ASは、プロセッ
サ1によってバスサイクル中でアクティブ(”0”:L
owレベル)にされる信号である。リード/ライト信号
RW及びアドレスストローブ信号ASは、コントロール
バスCBに接続されている。
【0043】ステート生成ロジック9には、クロックC
LK、基本クロックBCLK、及びアドレスストローブ
信号ASが入力され、バスサイクルの前半及び後半を示
す状態信号STATEと、第2クロックBCLK2とを
生成する。ここで第2クロックBCLK2は、基本クロ
ックBCLKを半クロック分遅らせた信号である。これ
らの信号はバスコントローラ7に入力される。
【0044】バスコントローラ7は、RAM3に対する
アクセス動作、ソースレジスタ12へのデータ書き込み
動作、並びに、演算器5からの演算結果を出力する出力
バッファ13を制御する回路である。バスコントローラ
7に対しては、アドレスバスABからアドレス信号A0
0,A01が、コントロールバスCBからアドレススト
ローブ信号AS及びリード/ライト信号RWがそれぞれ
入力されており、RAM3に対してチップイネーブル信
号CEを、双方向バッファ11に対して制御信号EN
を、ソースレジスタ12に対して制御信号LATEを、
出力バッファ13に対して制御信号AOEを、それぞれ
出力する。
【0045】またRAM3は、データやプログラムを格
納しているメモリであり、双方向バッファ11を介して
データバスDBに接続されている。RAM3に対して
は、アドレスバスABの一部がアドレスとして入力さ
れ、コントロールバスCBからリード/ライト信号RW
が、バスコントローラ7からチップイネーブル信号CE
がそれぞれ入力される。
【0046】更に演算器5は、ソースレジスタ12から
データを受け取り演算結果を出力バッファ13を介して
データバスDBに出力する。
【0047】次に、本実施例の情報処理装置の動作につ
いて詳細に説明する。情報処理装置の動作はRAMアク
セス動作と演算動作に分けられる。
【0048】本実施例の情報処理装置では、アドレス信
号A00=”0”,A01=”0”の時、通常のRAM
アクセス動作となる。アドレス信号A00=”0”,A
01=”0”、且つアドレスストローブ信号ASがアク
ティブの時、バスコントローラ7はチップイネーブル信
号CEをアクティブにする。また、リード/ライト信号
RWが”1”(Highレベル:リード)の時には制御
信号ENもアクティブにする。RAM3に対しては、ア
ドレスバスABの一部がアドレスとして入力される。
【0049】またアドレス信号A00=”1”,A01
=”0”でリード/ライト信号RWがリードの時は演算
動作となる。
【0050】図2は、本実施例の情報処理装置におい
て、RAM3に格納されているデータを用いて演算器5
により演算を行なう場合のタイミングチャートである。
【0051】演算は1リードバスサイクルで終了する。
バスサイクル中の前半でRAM3からデータを読み出し
て演算器5に入力し、後半で演算器5から出力された結
果をプロセッサ1が読み込む。
【0052】先ず、バスサイクルの前半では、ステート
生成ロジック9で生成される状態信号STATEが”
1”(Highレベル)となる。
【0053】アドレス信号A00=”1”,A00=”
0”、リード/ライト信号RW=”1”、状態信号ST
ATE=”1”、並びに、第2クロックBCLK2=”
1”の時、チップイネーブル信号CE、制御信号EN、
及び制御信号LATEがアクティブ(”0”:Lowレ
ベル)になり、RAM3から読み出されたデータがデー
タバスDBに出力され、制御信号LATEの立ち上がり
でソースレジスタ12にラッチされる。
【0054】またバスサイクルの後半では、状態信号S
TATEが”0”(Lowレベル)になる。この時、制
御信号AOEがアクティブになり、演算結果がデータバ
スDBに出力され、これをプロセッサ1が読み込む。
【0055】以上のようなRAMアクセス動作、演算動
作を実現するため、バスコントローラ7及びステート生
成ロジック9は、それぞれ図3及び図4に示すような構
成になっている。
【0056】図4において、ステート生成ロジック9で
生成される状態信号STATEは、アドレスストローブ
信号ASとフリップフロップF1から生成される。ま
た、第2クロックBCLK2は基本クロックBCLKを
フリップフロップF2で半クロック分遅らせることによ
って生成される。
【0057】図3において、バスコントローラ7で生成
されるチップイネーブル信号CE及び制御信号ENは、
RAMアクセスの場合には、アドレス信号(A00=”
0”,A01=”0”)とアドレスストローブ信号AS
から生成される。
【0058】演算動作の場合には、アドレス信号(A0
0=”1”,A01=”0”)、状態信号STAT
E(”1”:Highレベル)、並びに第2クロックB
CLK2(”1”:Highレベル)から生成される。
【0059】制御信号ENについては、チップイネーブ
ル信号CEの生成条件に加えて、リード/ライト信号R
Wがリード(”1”:Highレベル)の時、アクティ
ブになる。また制御信号LATEは、アドレス信号(A
00=”1”,A00=”0”)、状態信号STATE
(”1”:Highレベル)、並びに第2クロックBC
LK2(”1”:Highレベル)から生成される。制
御信号AOEは、アドレス信号(A00=”1”,A0
1=”0”)、状態信号STATE(”0”:Lowレ
ベル)、並びに第2クロックBCLK2(”1”:Hi
ghレベル)から生成される。
【0060】実際のプログラムで上述の演算を表すと、
以下のような1個の転送命令で終了する。
【0061】mov @ope_add,r0 ここで、第1オペランド@ope_addは、アドレス
信号A00=”1”,A01=”0”の時に演算動作を
示す。このアドレスの一部はRAM3に対するアドレス
として供給される。r0はプロセッサ1の内部レジスタ
を示す。このバスサイクルの前半で、RAM3へ入力さ
れたアドレスからデータが読み出されてソースレジスタ
12に入力され、バスサイクルの後半で、演算器5から
出力された演算結果がプロセッサ1の内部レジスタr0
へ読み込まれる。
【0062】以上、本発明の第1の実施例を説明した
が、このような構成及び動作とすることにより、プロセ
ッサ1のリードバスサイクルの前半をデータバスDBか
ら演算器5へのデータ転送のために使用し、バスサイク
ルの後半を演算器5から出力された演算結果をプロセッ
サ1が読み込む動作に当てることが可能となる。即ち、
プロセッサ1は1回のリードバスサイクルで演算動作を
終了することができる。
【0063】(第2の実施例)次に、図5に本発明の第
2の実施例に係る情報処理装置の構成図を示す。
【0064】本実施例の情報処理装置は、演算器として
乗算器を用いた例であり、プロセッサ21、バスコント
ローラ27、ステート生成ロジック29、上位RAM2
2、下位RAM23、乗算器25、ソースレジスタ33
及び34、双方向バッファ31及び32、並びに出力バ
ッファ35を備えて構成されている。
【0065】プロセッサ21は、基本クロックBCL
K、2倍周波数クロックCLKに同期して動作する。プ
ロセッサ21の信号は、アドレスバスAB、データバス
DB、コントロールバスCBに接続されている。アドレ
ス信号A00〜A29は、プロセッサ21によってバス
サイクル実行時にアクセスするアドレスが出力される信
号である。アドレス信号A00〜A29は、アドレスバ
スABに接続されている。データ信号D00〜D31
は、データのリード及びライトのために使用され、デー
タバスDBに接続されている。
【0066】リードバスサイクルではプロセッサ21
は、データ信号D00〜D31上のデータを内部に読み
込む。ライトバスサイクルではプロセッサ21は、デー
タ信号D00〜D31へデータを出力する。
【0067】バイトコントロール信号BC0〜BC3
は、プロセッサ21によってバスサイクル実行時にアク
セスするバイト位置に対応してアクティブ(0:Low
レベル)にされる信号である。バイトコントロール信号
BC0,BC1,BC2,及びBC3がそれぞれアクテ
ィブの時、データ信号D00〜D07,D08〜D1
5,D16〜D23,及びD24〜D31がアクセスさ
れることを示している。
【0068】リード/ライト信号RWは、バスサイクル
がリードかライトかを示す信号である。プロセッサ21
は、リードバスサイクルの時にリード/ライト信号RW
を”1”(Highレベル)に、ライトバスサイクルの
時に”0”(Lowレベル)にする。
【0069】アドレスストローブ信号ASは、プロセッ
サ21によってバスサイクル中でアクティブ(”0”:
Lowレベル)にされる信号である。データ転送終了信
号DCは、バスサイクルの終了を制御する信号である。
外部回路がデータ転送終了信号DCをアクティブ(”
0”:Lowレベル)にするとプロセッサ21はそのク
ロックでバスサイクルを終了する。
【0070】バイトコントロール信号BC0〜BC3、
リード/ライト信号RW、アドレスストローブ信号A
S、及びデータ転送終了信号DCは、コントロールバス
CBに接続されている。
【0071】ステート生成ロジック29は、バスサイク
ルの前半後半を示す状態信号STATEと、基本クロッ
クBCLKを半クロック分遅らせた第2クロックBCL
K2を生成する。これらの信号はバスコントローラ27
へ入力される。
【0072】バスコントローラ27は、上位RAM22
と下位RAM23へのアクセス、ソースレジスタ33及
び34へのデータ書き込み、並びに乗算器25からの演
算結果を出力する出力バッファ35を制御する回路であ
る。
【0073】バスコントローラ27は、プロセッサ21
が出力したアドレス信号A00〜A29、バイトコント
ロール信号BC0〜BC3、リード/ライト信号RW、
アドレスストローブ信号ASを、アドレスバスAB及び
コントロールバスCBを介して入力する。また、ステー
ト生成ロジック29から状態信号STATE及び第2ク
ロックBCLK2が入力される。
【0074】バスコントローラ27は、上位RAM22
へアドレス信号RADRH0〜RADRH7とチップイ
ネーブル信号CE0及びCE1を、下位RAM23へア
ドレス信号RADRL0〜RADRL7とチップイネー
ブル信号CE2及びCE3を、また共通に、リード/ラ
イト信号RRW並びに双方向バッファ31及び32の制
御信号ENをそれぞれ出力する。
【0075】また、乗算器25のソースレジスタ33及
び34のデータラッチのタイミングを示す制御信号LA
TE、並びに乗算結果25の出力バッファ35の制御信
号MOEを出力する。
【0076】上位RAM22及び下位RAM23は、デ
ータやプログラムを格納しているメモリであり、上位R
AM22は、双方向バッファ31を介してデータ信号D
00〜D15に接続されている。下位RAM23は、双
方向バッファ32を介してデータ信号D16〜D31に
接続されている。上位RAM22及び下位RAM23の
各ワードは、それぞれアドレス信号RADRH0〜RA
DRH7及びRADRL0〜RADRL7によって選択
される。本実施例では、アドレスは8本であるので、各
RAMのサイズは512バイトである。
【0077】また、チップイネーブル信号CE0〜CE
3により、バイト単位でアクセスが可能である。チップ
イネーブル信号CE0〜CE3がアクティブ(”0”:
Lowレベル)になった時に、上位RAM22及び下位
RAM23からのデータ読み出し、上位RAM22及び
下位RAM23へのデータ書き込みが行われる。リード
/ライト信号RRWが”1”(Highレベル)の時は
リードアクセスであり、上位RAM22及び下位RAM
23はデータを出力する。リード/ライト信号RRW
が”0”(Lowレベル)のときはライトアクセスであ
り、上位RAM22及び下位RAM23はデータを出力
する。
【0078】乗算器25は、16ビットデータIX0〜
IX15及びIY0〜IY15を入力とし、32ビット
の乗算結果IP0〜IP31を出力する。IXM及びI
YMは、それぞれデータIX0〜IX15及びIY0〜
IY15が符号付き整数(IXM,IYM=”1”)
か、符号なし整数(IXM,IYM=”0”)かを示し
ている。符号付き整数は2の補数表現で表される。
【0079】2つの入力データIX0〜IX15、IY
0〜IY15が共に符号なし整数(IXM=”1”,I
YM=”0”)の場合、乗算結果は符号なしとなり、ど
ちらか一方でも符号付き整数の場合は、乗算結果も符号
付きとなる。IRNDは、乗算結果の上位16ビットを
丸めるか否かを指定する信号である。丸め指定信号IR
NDが”1”の時のみ下位16ビットの最上位ビット
(IP15)に”1”を加える。
【0080】このような乗算器の例として、東芝スタン
ダードセルTC25SCシリーズのハードマクロセルM
P16がある。この乗算器の回路構成図を図6に示す。
同図において、乗算器の主な構成要素は、選択信号SS
Lを生成する2次元のBoothデコーダ41、部分積
を生成するセレクタ42、部分積PPを並列加算する並
列加算器43、並びに、CLA(キャリールックアヘッ
ド)付きの全加算器44である。
【0081】次に、本実施例の情報処理装置の動作につ
いて詳細に説明する。本実施例の情報処理装置の動作
は、RAMアクセス動作と乗算動作に分けられる。
【0082】(1)RAMアクセス動作 RAMアクセス動作では、上位RAM22と下位RAM
23は通常の32ビット幅のRAMとしてアクセスされ
る。上位RAM22、下位RAM23の同一のアドレス
のワードがアクセスされる。
【0083】本動作におけるアドレスフォーマットの例
を図7(a)に示す。RADRフィールド(アドレス信
号A22〜A29)が、上位RAM22及び下位RAM
23のRAMアドレス(RADRH0〜RADRH7,
及びRADRL0〜RADRL7)として共通に使用さ
れる。また、図7(a)の例では、上位アドレスA0
0,A01=”00”であり、アドレスA02〜A21
はドントケアである。
【0084】RAMアクセス動作では、バスコントロー
ラ27はバイトコントロール信号BC0〜BC3に対応
したチップイネーブル信号CE0〜CE3をアクティブ
にし、バイト単位で上位RAM22と下位RAM23を
アクセスする。リード/ライト信号RWが”1”でリー
ドバスサイクルの時は、リード/ライト信号RRWを”
1”にして上位RAM22及び下位RAM23からデー
タを読み出す。また、リード/ライト信号RWが”0”
でライトバスサイクルの時は、リード/ライト信号RR
Wを”0”にしてデータバスDB上のデータを上位RA
M22及び下位RAM23に書き込む。
【0085】バスコントローラ27は、アドレス信号A
22〜A29を、アドレス信号RADRH0〜RADR
H7及びRADRL0〜RADRL7として出力し、上
位RAM22及び下位RAM23の同一のワードをアク
セスする。RAMアクセス状態では、双方向バッファ3
1及び32は、制御信号ENによってイネーブル状態で
あり、また、方向はリード/ライト信号RWによって制
御されている。
【0086】リード/ライト信号RWが”1”でリード
バスサイクルの時は、上位RAM22及び下位RAM2
3の出力がデータバスDBに出力される。また、リード
/ライト信号RWが”0”でライトバスサイクルの時
は、データバスDB上にプロセッサ21から出力された
データが上位RAM22及び下位RAM23に入力され
る。更に、出力バッファ35はディスエーブル状態とな
っており、乗算器25の出力がデータバスDBへ出力さ
れない。このように、RAMアクセス動作では上位RA
M22及び下位RAM23を32ビットのRAMとして
アクセスする。
【0087】(2)乗算動作 乗算動作であるかどうかは、プロセッサ21が出力する
アドレス信号A00〜A29及びリード/ライト信号R
Wで判断する。アドレス信号A00=”1”,A01
=”0”、且つリード/ライト信号RWが”1”(リー
ドバスサイクル)の時に乗算動作となる。
【0088】乗算動作では、バスサイクルで出力される
アドレスの内、独立したフィールドを上位RAM22及
び下位RAM23のRAMアドレス(RADRH0〜R
ADRH7,RADRL0〜RADRL7)とする。こ
れにより、上位RAM22及び下位RAM23から独立
したワードデータをリードし、乗算のソースデータとし
て使用できる。
【0089】乗算動作時のアドレスフォーマットの例を
図7(b)に示す。上位アドレスA00,A01=”1
0”であり、乗算動作であることを示している。アドレ
スA10,A11,及びA12は、それぞれ丸め指定信
号IRND、並びに整数型識別信号IXM及びIYMに
接続され、乗算のモードを指定する。アドレスA13〜
A20は上位RAM22へのアドレスRADRH0〜R
ADRH7、A22〜A29は下位RAM23へのアド
レスRADRL0〜RADRL7であり、それぞれのフ
ィールドで指定された上位RAM22及び下位RAM2
3のワードが読み出される。
【0090】乗算動作では、上位RAM22から読み出
されたデータがソースレジスタ33に、下位RAM23
から読み出されたデータがソースレジスタ34に格納さ
れ、乗算結果IP0〜IP31が出力バッファ35を介
してデータバスDBに出力される。
【0091】乗算動作ではバスコントローラ27は、チ
ップイネーブル信号CE0〜CE3をアクティブにし、
リード/ライト信号RRWを”1”にして上位RAM2
2及び下位RAM23からデータを読み出す。双方向バ
ッファ31及び32は制御信号ENによってイネーブル
状態であり、また、方向はリード/ライト信号RWによ
って制御されている。
【0092】バスコントローラ72は、アドレス信号A
13〜A20を上位RAM22へのアドレスRADRH
0〜RADRH7として、A22〜A29を下位RAM
23へのアドレスRADRL0〜RADRL7としてそ
れぞれ出力し、上位RAM22及び下位RAM23の独
立したワードを読み出す。
【0093】上位RAM22及び下位RAM23から読
み出されたデータがデータバスDBへ出力されると、制
御信号LATEによってデータ信号D00〜D15の値
がソースレジスタ33へ、データ信号D16〜D31の
値がソースレジスタ34へラッチされ、乗算器25へ供
給される。出力バッファ35は制御信号MOEによりイ
ネーブル状態となっており、乗算器25の演算結果がデ
ータバスDBへ出力される。従って、プロセッサ21
は、1回のリードバスサイクルで16ビットの乗算を実
行できることとなる。
【0094】上述のRAMアクセス動作及び乗算動作を
実現するため、バスコントローラ27は図8に示すよう
な構成になっている。
【0095】上位RAM22及び下位RAM23に対す
るリード/ライト信号RRWは、ゲートG24によりラ
イトバスサイクルでアドレスストローブ信号ASがアク
ティブ(”0”:Lowレベル)の間だけ”0”(Lo
wレベル)となる。
【0096】アドレス信号A00,A01=”00”の
時はRAMアクセスであり、信号RMがアクティブ(”
0”:Lowレベル)となる。アドレス信号A00,A
01=”10”、且つリード/ライト信号RWが”1”
の時は乗算動作であり、信号MMがアクティブ(”
0”:Lowレベル)となる。
【0097】チップイネーブル信号CE0〜CE3は、
RAMアクセス動作ではアドレスストローブ信号ASが
アクティブである間はアクティブ(”0”:Lowレベ
ル)になり、乗算動作では状態信号STATEが”1”
(Highレベル)でバスサイクルの前半を示し、且つ
第2クロックBCLK2が”1”(Highレベル)の
時にアクティブになる。
【0098】信号MMがアクティブで乗算動作の時、セ
レクタS1によりアドレス信号A13〜A20がアドレ
ス信号RADRH0〜RADRH7として上位RAM2
2に出力される。それ以外はアドレス信号A22〜A2
9がアドレス信号RADRH0〜RADRH7として出
力される。また、アドレス信号A22〜A29はアドレ
ス信号RADRL0〜RADRL7として下位RAM2
3に出力される。
【0099】バスコントローラ27は、状態信号STA
TEが”0”(Lowレベル)でバスサイクルの後半を
示している時に、プロセッサ21へデータ転送終了信号
DCを返す。従って、バスサイクルは1クロックで終了
する。
【0100】また、乗算動作で状態信号STATEと第
2クロックBCLK2が”1”(Highレベル)の
時、制御信号LATEを”0”(Lowレベル)にし、
状態信号STATEが”0”(Lowレベル)で第2ク
ロックBCLK2が”1”(Highレベル)の時に制
御信号AOEを”0”(Lowレベル)にする。
【0101】図9に乗算動作時のタイミングチャートを
示す。
【0102】プロセッサ21は図7(b)に相当するア
ドレスを出力する。ここで、丸め指定信号IRND=”
0”、整数型識別信号IXM=”0”,IYM=”
0”、RADRHフィールド=”A”、並びにRADR
Lフィールド=”B”とする。
【0103】バスコントローラ21は乗算動作のアドレ
スを認識して、チップイネーブルCE0〜CE3及び制
御信号ENをアクティブ(”0”:Lowレベル)にす
る。上位RAM22及び下位RAM23に、それぞれR
ADRHフィールド及びRADRLフィールドのアドレ
スが与えられ、データバスDBにデータが出力される。
制御信号LATEがアクティブ(”0”:Lowレベ
ル)になり、制御信号LATEの立ち上がりのタイミン
グで、上位RAM22の出力であるA番地の内容と下位
RAM23の出力であるB番地の内容が、それぞれソー
スレジスタ33及び34にラッチされ、データが乗算器
25に入力される。
【0104】状態信号STATEが”0”(Lowレベ
ル)であるバスサイクルの後半では、信号MOEがアク
ティブ(”0”:Lowレベル)になり、乗算器25か
ら乗算結果が出力バッファ35を介してデータバスDB
に出力され、プロセッサ21は乗算結果を読み込むこと
となる。
【0105】次に、本実施例の情報処理装置で乗算を行
う場合のプログラミング例を示す。
【0106】乗算は1回のリードバスサイクルで実行さ
れるので、 mov @mem,reg といったメモリからレジスタへの転送命令等を使用す
る。ここで第1オペランドはメモリリードアクセスを示
しており、memを図7(b)に示す乗算動作のための
アドレス値にしておけば、乗算結果をプロセッサ21の
内部レジスタregに格納できる。
【0107】例えば、アドレス”h’AA”の上位RA
M22に格納されている符号なしデータdata1とア
ドレス”h’C2”の下位RAM23に格納されている
符号なしデータdata2の乗算を行い、その32ビッ
トの乗算結果をプロセッサ21の内部レジスタr0に格
納する命令を考える。ここで、数値の先頭に付記された
h’は該数値が16進数であることを示す。
【0108】この場合、図7(b)に示す乗算動作のア
ドレスは、A00=”1”,A01=”0’であり、ま
た丸め指定信号IRND=”0”、整数型識別信号IX
M及びIYM=”0”よりA10〜A12=”0”であ
り、更にA13〜A20=”h’AA”,A22〜A2
9=”h’C2”であるので、その他のビットを”0”
とすると、アドレス信号A00〜A31は”h’800
55308”となる。
【0109】従って mov @h’80055308,r0 により、データdata1及びdata2の積を求め、
内部レジスタr0に格納することができる。尚、上位1
6ビットを丸めた結果のみを内部レジスタr0に格納す
るのであれば、丸め指定信号IRND=”1”よりアド
レスA10=”1”とし、16ビット幅でリード動作を
行えばよい。この場合の命令は、以下のようになる。
【0110】 mov @h’80255308.h,r0.h 各オペランドに続く”.h”は16ビット幅のデータ転
送であることを示している。更に、データが符号付き整
数ならば、整数型識別信号IXM及びIYMを”1”と
したアドレスによりリード動作を行えばよい。
【0111】以上、本発明の第2の実施例を説明した
が、このようにすると、プロセッサ21のリードバスサ
イクルの前半をデータバスDBを乗算器25へのデータ
転送のために使用し、バスサイクルの後半を乗算器25
から出力された乗算結果をプロセッサ21が読み込む動
作に当てることができる。このように、本実施例の情報
処理装置では効率的にデータバスDBを使用することが
できる。
【0112】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
プロセッサが行う1回のバスサイクルを前半と後半に分
け、バスサイクルの前半では、第1のデバイス装置(記
憶手段)がデータバスに出力したデータを第2のデバイ
ス装置(演算手段)に転送し、バスサイクルの後半で
は、第2のデバイス装置(演算手段)がデータバス上に
出力したデータをプロセッサに転送することとしたの
で、1回のバスサイクル中に、データバス上で2つのデ
ータをドライブすることが可能であるため、データバス
の使用効率が上がり、演算等の処理の実行時間を短縮さ
せ、結果として、装置全体の性能を向上させ得る情報処
理装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る情報処理装置の構
成図である。
【図2】第1の実施例の情報処理装置における演算時の
タイミングチャートである。
【図3】第1の実施例の情報処理装置のバスコントロー
ラの回路図である。
【図4】第1の実施例の情報処理装置のステート生成ロ
ジックの回路図である。
【図5】本発明の第2の実施例に係る情報処理装置の構
成図である。
【図6】第2の実施例の情報処理装置の乗算器の構成図
である。
【図7】第2の実施例の情報処理装置のアドレスフォー
マットを説明する図であり、図7(a)はRAMをアク
セスする場合、図7(b)は乗算を行なう場合のアドレ
スフォーマットである。
【図8】第2の実施例の情報処理装置のバスコントロー
ラの回路図である。
【図9】第2の実施例の情報処理装置における乗算を行
なう場合の動作タイミングチャートである。
【図10】従来の情報処理装置の構成図である。
【図11】従来の情報処理装置における演算時のタイミ
ングチャートである。
【図12】従来の情報処理装置におけるバスコントロー
ラの回路図である。
【符号の説明】
1,21,101 プロセッサ 3 RAM(第1のデバイス装置,記憶手段) 22 上位RAM 23 下位RAM 103 RAM 5 演算器(第2のデバイス装置,演算手段) 25 乗算器 105 演算器 7 バスコントローラ(アドレスデコード手段) 27,107 バスコントローラ 9 ステート生成ロジック(ステート手段) 29 ステート生成ロジック 11,31,32,111 双方向バッファ 12,33,34,112 ソースレジスタ 13,35,113 出力バッファ BCLK 基本クロック CLK 2倍周波数クロック AB アドレスバス A00〜A29 アドレス信号 DB データバス D00〜D31 データ信号 CB コントロールバス RW リード/ライト信号 AS アドレスストローブ信号 STATE 状態信号 BCLK2 第2クロック CE チップイネーブル信号 EN 制御信号 LATE 制御信号 AOE 制御信号 G1〜G59 ゲート回路 F1〜F2 フリップフロップ BC0〜BC3 バイトコントロール信号 DC データ転送終了信号 RADRH0〜RADRH7 上位RAM22のアドレ
ス信号 RADRL0〜RADRL7 下位RAM23のアドレ
ス信号 RRW リード/ライト信号 MOE 制御信号 IX0〜IX15,IY0〜IY15 入力データ IP0〜IP31 乗算結果 IXM,IYM 整数型識別信号 IRND 丸め指定信号 S1 セレクタ 41 デコーダ 42 セレクタ(部分積生成部) 43 並列加算器 44 全加算器 SSL 選択信号 PP 部分積 S&C 最後のロウの和及びキャリー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アドレスバス及びデータバスによりバス
    結合されたプロセッサ、第1のデバイス装置、及び第2
    のデバイス装置と、 前記プロセッサが実行するバスサイクルの前半と後半を
    判別するステート手段とを有し、 前記プロセッサが前記第2のデバイス装置を対象とする
    バスサイクルを実行した場合に、前記ステート手段がバ
    スサイクルの前半を示す期間には、前記第1のデバイス
    装置が出力するデータを前記データバスを介して前記第
    2のデバイス装置に転送し、バスサイクルの後半を示す
    期間には、前記第2のデバイス装置が出力するデータを
    前記データバスを介して前記プロセッサに転送すること
    を特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】 アドレスバス及びデータバスによりバス
    結合されたプロセッサ、第1のデバイス装置、及び第2
    のデバイス装置と、 前記プロセッサが実行するバスサイクルの前半と後半を
    判別するステート手段と、 前記アドレスバスの一部をデコードしてバスサイクルの
    対象となるデバイス装置を判別するアドレスデコード手
    段とを有し、 前記プロセッサが実行するバスサイクルが前記アドレス
    デコード手段で判別された一方のデバイス装置を対象と
    するバスサイクルである場合に、前記ステート手段がバ
    スサイクルの前半を示す期間には、前記アドレスデコー
    ド手段で判別されない他方のデバイス装置が出力するデ
    ータを、前記データバスを介して、前記アドレスデコー
    ド手段で判別された一方のデバイス装置に転送し、バス
    サイクルの後半を示す期間には、前記アドレスデコード
    手段で判別された一方のデバイス装置が出力するデータ
    を、前記データバスを介して前記プロセッサに転送する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  3. 【請求項3】 アドレスバス及びデータバスによりバス
    結合されたプロセッサ、及び第1から第n(nは任意の
    正整数)の複数個のデバイス装置と、 前記プロセッサが実行するバスサイクルの前半と後半を
    判別するステート手段と、 前記アドレスバスの一部をデコードしてバスサイクルの
    対象となるデバイス装置を判別するアドレスデコード手
    段とを有し、 前記プロセッサが実行するバスサイクルが前記アドレス
    デコード手段で判別された一のデバイス装置を対象とす
    るバスサイクルである場合に、前記ステート手段がバス
    サイクルの前半を示す期間には、前記アドレスデコード
    手段で判別されない他のデバイス装置が出力するデータ
    を、前記データバスを介して、前記アドレスデコード手
    段で判別された一のデバイス装置に転送し、バスサイク
    ルの後半を示す期間には、前記アドレスデコード手段で
    判別された一のデバイス装置が出力するデータを、前記
    データバスを介して前記プロセッサに転送することを特
    徴とする情報処理装置。
  4. 【請求項4】 前記第1のデバイス装置は、前記アドレ
    スバスによって指定された番地の記憶データを前記デー
    タバスに出力する記憶手段であり、 前記第2のデバイス装置は、前記データバス上のデータ
    を入力して演算結果を前記データバスに出力する演算手
    段であることを特徴とする請求項1、2、または3に記
    載の情報処理装置。
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