JPH07248020A - 軸受装置 - Google Patents

軸受装置

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Publication number
JPH07248020A
JPH07248020A JP6778894A JP6778894A JPH07248020A JP H07248020 A JPH07248020 A JP H07248020A JP 6778894 A JP6778894 A JP 6778894A JP 6778894 A JP6778894 A JP 6778894A JP H07248020 A JPH07248020 A JP H07248020A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bearing
thrust
pump
static pressure
rolling bearing
Prior art date
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Pending
Application number
JP6778894A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshiichi Kimura
芳一 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ebara Corp
Original Assignee
Ebara Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Ebara Corp filed Critical Ebara Corp
Priority to JP6778894A priority Critical patent/JPH07248020A/ja
Publication of JPH07248020A publication Critical patent/JPH07248020A/ja
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  • Magnetic Bearings And Hydrostatic Bearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 起動時あるいは低速時にはころがり軸受でス
ラスト及びラジアル荷重を支え、定格回転数付近で静圧
軸受によってスラスト及びラジアル荷重を受けることが
できる軸受装置を提供する。 【構成】 プロセス流体で潤滑される高圧ポンプ用軸受
装置において、ころがり軸受11と、ポンプ吐出圧力を
利用したスラスト及びジャーナル静圧軸受12,13と
をポンプケーシング1に取り付け、ころがり軸受11の
内輪と回転軸2のあいだにアキシャル及びラジアルすき
まを設け、すきまの大きさは静圧軸受部のすきまより小
さくし、起動・低速時にはころがり軸受11が回転軸2
と接触してスラスト及びラジアル荷重を受け、定格回転
数付近でポンプの吐出圧力が上昇したときに静圧軸受1
2,13だけがスラスト及びラジアル荷重を受け、ころ
がり軸受11が回転軸2と非接触になるように構成し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は軸受装置に係り、例えば
水、LNG、液体水素等の低粘度液を扱う高圧ポンプに
取り付けられそのプロセス流体によって潤滑される軸受
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】軸受装置としてころがり軸受と静圧軸受
とを具備したポンプ装置が特開昭64−37000号に
提案されている。このポンプ装置においては、ころがり
軸受の内輪は回転軸に固定されており、ころがり軸受の
外輪は静圧軸受によって支持されるように構成されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開昭
64−37000号の軸受装置にあっては、上述したよ
うにころがり軸受の内輪が回転軸に固定されているため
に、定常運転時でも回転しているが、ころがり軸受の外
輪は必ずしも内輪と同じ速度で回転しないし、かつ外輪
を支持している静圧軸受に形成される流体膜により剪断
抵抗を受けるので内外輪に速度差が生ずる。したがって
ころがり軸受は運転中でもころがり作用を行っている。
低粘度液潤滑ころがり軸受の寿命は大変短いので、ころ
がり軸受は必要以外にころがらないようにすることが重
要であるが、特開昭64−37000号の軸受装置はこ
の点が問題となっている。
【0004】本発明は上述の事情に鑑みなされたもの
で、起動時あるいは低速時にはころがり軸受でスラスト
及びラジアル荷重を支え、定格回転数付近で静圧軸受に
よってスラスト及びラジアル荷重を受けることができる
軸受装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ため本発明は、プロセス流体で潤滑される高圧ポンプ用
軸受装置において、ころがり軸受と、ポンプ吐出圧力を
利用したスラスト及びジャーナル静圧軸受とをポンプケ
ーシングに取り付け、前記ころがり軸受の内輪と回転軸
のあいだにアキシャル及びラジアルすきまを設け、該す
きまの大きさは前記静圧軸受部のすきまより小さくし、
起動・低速時にはころがり軸受が回転軸と接触してスラ
スト及びラジアル荷重を受け、定格回転数付近でポンプ
の吐出圧力が上昇したときに前記静圧軸受だけがスラス
ト及びラジアル荷重を受け、前記ころがり軸受が回転軸
と非接触になるように構成したことを特徴とするもので
ある。
【0006】
【作用】水、LNG、液体水素のような低粘度液を扱う
高圧ポンプに取り付けるような軸受においては、潤滑剤
が極めて低粘度であるためにすべることによって軸受作
用が生じる動圧軸受では十分な負荷能力を持たないし、
また起動あるいは低速時にはポンプ吐出圧力が十分に大
きくなっていないので静圧軸受もその機能を発揮できな
い。そこで起動時あるいは低速時には、ころがり軸受で
スラスト及びラジアル荷重を支え、定格回転数付近でポ
ンプ吐出圧力を使用したスラスト及びジャーナル静圧軸
受が機能し、静圧軸受だけがスラスト及びラジアル荷重
を受け、ころがり軸受と回転軸は非接触となるようにし
たものである。
【0007】
【実施例】以下、本発明に係る軸受装置の一実施例を図
面を参照して説明する。図1は本発明の軸受装置を備え
たLNG用高圧立軸ポンプの断面図である。略円筒状の
ケーシング1内には回転軸2が配設されており、この回
転軸2は上下の軸受装置10A,10Bによって支承さ
れている。回転軸2には羽根車3及び回転子4が固定さ
れている。またケーシング1内にはモータの回転子4に
対向して固定子5が設けられている。
【0008】またケーシング1には、吸込口1aと吐出
口1bとが形成されており、吸込口1aから吸い込まれ
た流体(LNG)は羽根車3により昇圧され、その大部
分は、吐出管6、吐出通路7を経て吐出口1bから外部
に送られる。羽根車3によって昇圧された流体の一部は
羽根車3の背後に回り込んで、軸受部及びモータ部を潤
滑あるいは冷却してポンプの吸込側に戻される。
【0009】図2は軸受装置10Aを示す断面図であ
り、軸受装置10Aは、正面合わせのアンギュラコンタ
クトころがり軸受11とジャーナル静圧軸受13及びス
ラスト静圧軸受12とがケーシング1に並んで取り付け
られて構成されている。またころがり軸受11と回転軸
2との間には、初期設定ラジアルすきまr1 及びアキシ
ャルすきまa1 が設けられており、またジャーナル静圧
軸受13と回転軸2に固定されたスリーブ15との間に
は初期設定ラジアルすきまr2 が設けられ、スラスト静
圧軸受12と回転軸2に固定された回転ディスク14と
の間には初期設定アキシャルすきまa2 が設けられてい
る。ころがり軸受11の初期設定ラジアルすきまr1
びアキシャル軸受すきまa1 は静圧軸受12,13の初
期設定ラジアルすきまr2 及びアキシャルすきまa2
比べて小さくなっている。
【0010】また、ジャーナル静圧軸受13及びスラス
ト静圧軸受12には、ポンプ吐出側からの流体が連通路
15及び絞り13a,12aを介して供給されるように
なっている。なお連通路15には吐出管6あるいは吐出
通路7から静圧流体が取り込まれるようになっている。
【0011】図3はジャーナル静圧軸受13を軸受中心
側から見た図であり、ジャーナル静圧軸受13は絞り1
3aを中心としてポケット13bを有している。また図
4はスラスト静圧軸受12の正面図であり、スラスト静
圧軸受12は絞り12aを中心としてポケット12bを
有している。
【0012】対象とするポンプは立軸であるために起動
時に自重を支えなければならない。起動及び低速時には
ポンプ吐出圧力が十分に高くないためにその圧力を利用
した静圧軸受12,13のすきまは小さい。一方、ころ
がり軸受11のアキシャル及びラジアルすきまは静圧軸
受12,13に比べて小さいので、起動及び低速時には
ころがり軸受11と回転軸2が接触してスラスト及びラ
ジアル荷重を受けることになる。回転速度が上昇して静
圧軸受12,13の負荷能力が十分に高まり、回転ディ
スク14及びスリーブ15との間にすきまを形成するよ
うになれば、ころがり軸受11と回転軸2とは非接触と
なる。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、起
動及び低速時にころがり軸受で負荷を受け、高速時には
上昇したポンプの吐出圧力を利用した静圧軸受で負荷を
支えるようにする。ころがり軸受と回転軸とのすきまは
静圧軸受部のすきまに比べて小さいために、高速ではこ
ろがり軸受の動きを止めることができ、かつ回転部は静
圧軸受で支持されることになるので、低粘度液潤滑条件
でも長時間高速で運転することが可能となる。特にころ
がり軸受を低粘度液の潤滑下で長時間運転することは不
可能であり、ここでは起動・低速時にのみ回転させるよ
うにしたため、軸受の寿命は大きく伸びることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る軸受装置を備えた高圧立軸ポンプ
の断面図である。
【図2】本発明に係る軸受装置の一実施例を示す断面図
である。
【図3】ジャーナル静圧軸受を軸受中心側から見た図で
ある。
【図4】スラスト静圧軸受の正面図である。
【符号の説明】
1 ケーシング 2 回転軸 3 羽根車 4 回転子 5 固定子 6 吐出管 7 吐出通路 10A,10B 軸受装置 11 ころがり軸受 12 スラスト静圧軸受 13 ジャーナル静圧軸受 14 回転ディスク 15 スリーブ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プロセス流体で潤滑される高圧ポンプ用
    軸受装置において、ころがり軸受と、ポンプ吐出圧力を
    利用したスラスト及びジャーナル静圧軸受とをポンプケ
    ーシングに取り付け、前記ころがり軸受の内輪と回転軸
    のあいだにアキシャル及びラジアルすきまを設け、該す
    きまの大きさは前記静圧軸受部のすきまより小さくし、
    起動・低速時にはころがり軸受が回転軸と接触してスラ
    スト及びラジアル荷重を受け、定格回転数付近でポンプ
    の吐出圧力が上昇したときに前記静圧軸受だけがスラス
    ト及びラジアル荷重を受け、前記ころがり軸受が前記回
    転軸と非接触になるように構成したことを特徴とする軸
    受装置。
JP6778894A 1994-03-11 1994-03-11 軸受装置 Pending JPH07248020A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6778894A JPH07248020A (ja) 1994-03-11 1994-03-11 軸受装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6778894A JPH07248020A (ja) 1994-03-11 1994-03-11 軸受装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07248020A true JPH07248020A (ja) 1995-09-26

Family

ID=13355049

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6778894A Pending JPH07248020A (ja) 1994-03-11 1994-03-11 軸受装置

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JP (1) JPH07248020A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113124054A (zh) * 2021-04-27 2021-07-16 北京工业大学 基于外环共面吸载的气浮止推轴承

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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