JPH07247973A - 多気筒形回転圧縮機 - Google Patents

多気筒形回転圧縮機

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Publication number
JPH07247973A
JPH07247973A JP4238594A JP4238594A JPH07247973A JP H07247973 A JPH07247973 A JP H07247973A JP 4238594 A JP4238594 A JP 4238594A JP 4238594 A JP4238594 A JP 4238594A JP H07247973 A JPH07247973 A JP H07247973A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinders
compression mechanism
compression
partition plate
closed case
Prior art date
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Pending
Application number
JP4238594A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Hattori
仁司 服部
Kenji Kumazawa
健志 熊沢
Kanji Sakata
寛二 坂田
Hisataka Katou
久尊 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP4238594A priority Critical patent/JPH07247973A/ja
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 圧縮機構部の取付性の向上と騒音を低減す
る。 【構成】 密閉ケース1内に配置され、吸込ポート43
から取入れて圧縮し、吐出ポート37から吐出する圧縮
位相のほぼ180度異なる複数のシリンダ11,13に
よって構成される圧縮機構部9を備えた多気筒形回転圧
縮機3において、前記複数のシリンダ11,13をそれ
ぞれ独立するよう仕切る仕切板15と、前記密閉ケース
1の内壁面1aに沿って延長され、圧縮機構部9の外周
を取囲む取付けフレーム17とを一体成形したことを特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、組付性に優れると共
に騒音の軽減を図った多気筒形回転圧縮機に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、多気筒形回転圧縮機の概要は、
圧縮位相のほぼ180度異なる複数のシリンダによって
構成される圧縮機構部を備え、複数のシリンダは、仕切
板によって仕切られ、それぞれ独立した構造となってい
る。
【0003】圧縮機構部は、ブラケットを介して密閉ケ
ース内に固定支持され、吸込ポートから取入れられた冷
媒は、シリンダ内で圧縮され、吐出ポートから吐出する
ようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】昨今の多気筒形回転圧
縮機にあっては、運転周波数の可変範囲を大きくとり、
しかも、運転騒音の低下が強く求められている。
【0005】特に、地球環境を破壊する特定フロンの削
減問題に呼応し、現在考えられている代替冷媒候補は、
いずれも、蒸発圧力と疑縮圧力の差が大きくなり、この
圧力差の影響で、圧縮機構部から発生する騒音値が増加
する問題がある。
【0006】そこで、この発明は、組付性の向上を図り
ながら圧縮機構部の騒音の低減が図れる多気筒形回転圧
縮機を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、この発明は、密閉ケース内に配置され、吸込ポート
から取入れて圧縮し、吐出ポートから吐出する圧縮位相
のほぼ180度異なる複数のシリンダによって構成され
る圧縮機構部を備えた多気筒形回転圧縮機において、前
記複数のシリンダをそれぞれ独立するよう仕切る仕切板
と、前記密閉ケースの内壁面に取付ける取付けフレーム
とを一体成形するものである。
【0008】また、取付けフレームを、密閉ケースの内
壁面に沿って延長し、圧縮機構部の外周を取囲む形状と
する一方、圧縮機構部の両開放側の内、少なくとも、い
ずれか一方の開放側を、密閉ケース内を横切るよう配置
し、取付けフレームに装着したマフラ部材によって閉塞
するものである。
【0009】
【作用】かかる多気筒形回転圧縮機によれば、圧縮機構
部は、仕切板、取付けフレームに取付けセットされたモ
ジュール化が可能となり、取付けフレームを密閉ケース
内に組付けることで圧縮機構部の取付けが迅速に完了す
る。
【0010】一方、圧縮機構部から発生する騒音は、外
周を取囲む取付けフレーム及び開放側を閉塞するマフラ
部材によって支持剛性が向上した二重の遮断構造となる
ため、外部へ漏れる騒音は小さく抑えられる。
【0011】
【実施例】以下、図1乃至図7の図面を参照しながらこ
の発明の一実施例を詳細に説明する。
【0012】図1において、1は多気筒形回転圧縮機3
の密閉ケースを示しており、この密閉ケース1内には、
電動機部5と圧縮機構部9がそれぞれ設けられ、電動機
部5は、ステータ7及びロータ8とからなっている。
【0013】圧縮機構部9は、図2に示す如くモジュー
ル化された構造となっていて、第1のシリンダ11と第
2のシリンダ13は仕切板15によってそれぞれ独立す
るよう仕切られている。
【0014】仕切板15は、密閉ケース1の内壁面1a
に沿って延長され、圧縮機構部9の外周を取囲む取付け
フレーム17と一体の形状となっている。
【0015】取付けフレーム17の幅Lは、第1のシリ
ンダ11の幅と第2のシリンダ13の幅と仕切板15の
板厚をプラスした寸法と少なくとも同一か、それ以上の
寸法に設定され、密閉ケース1の内壁面1aに溶着され
ている。
【0016】一方、電動機部5を構成するロータ8は、
シャフト19に固着されると共に、このシャフト19は
メインベアリング21とサブベアリング23とによって
回転自在に軸支されている。メインベアリング21とサ
ブベアリング23及び第1,第2のシリンダ11,13
は、仕切板15を挟んで、数箇所ボルト25により固定
支持されている。
【0017】シャフト19には、前記第1のシリンダ1
1および第2のシリンダ13と対応する部分に、180
度位相をずらした偏心軸部27,29が設けられ、これ
ら偏心軸部27,29には、各シリンダ11,13内に
配置された第1のローラ31および第2のローラ33が
嵌合している。これにより、各ローラ31,33は、偏
心軸部27,29の回転により180度位相がずれた偏
心回転が与えられるようになる。
【0018】メインベアリング21,サブベアリング2
3には、吐出管35と連通し合う吐出ポート37が設け
られており、マフラ室38により取囲まれている。吐出
ポート37は、吐出圧に対応して開度が変化し、マフラ
室と圧縮室49の圧力の関係が、マフラ室38>圧縮室
49の時、「閉」、マフラ室38<圧縮室49の時、
「開」となる開閉弁39を有している。また、第1、第
2のシリンダ11,13には、吸込管41,41と連通
し合う吸込ポート43,43と、前記ローラ31,33
の外周面と背圧又はばね等による付勢手段45によって
常時接触し合うブレード47とが設けられ、各ローラ3
1,33及びブレード47とにより圧縮室49,49が
作られるようになっている。
【0019】一方、メインベアリング21側とサブベア
リング23側となる上下方向の両開放側は、取付けフラ
ンジ17に設けられた取付けボス部53にボルト55に
より固着されたマフラ部材57,57によって閉塞され
ている。
【0020】この場合、マフラ部材57は図7に示すよ
うにいずれか一方の開放側、例えばメインベアリング2
1側を閉塞する構成としてもよい。
【0021】なお、図3、図4において59は、上下の
マフラ室38,38の連通路、61は油戻し通路をそれ
ぞれ示している。
【0022】このように構成された多気筒形回転圧縮機
3によれば、図2に示すように圧縮機構部9のモジュー
ル化が可能となり、シャフト19の中心軸線aと取付け
フレーム17の外周bとの精度管理が確実にでき、密閉
ケース1への組付け装着が容易となる。
【0023】一方、吸込ポート43から取入れられた冷
媒は、シリンダ11,13内において180度の位相を
もって圧縮され、吐出ポート37から吐出されるように
なる。
【0024】この動作時において、圧縮機構部9の領域
は、仕切板15と一体形状の取付けフレーム17とによ
って支持剛性の高い二重の遮断構造となるため、特に、
偏心軸部27,29から放射方向(図1左右方向)に広
がる振動騒音等に対して、効率のよい遮断状態が得られ
るようになり、外部へ漏れる騒音を大幅に軽減する。
【0025】また、図6に示す如くシャフト19に沿う
騒音は、マフラ室38,マフラ部57によって作動音が
軽減され、外部に漏れる騒音を小さく抑えられる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、圧縮機構部のモジュール化が可能となるため、密閉
ケースへの精度よい組付け作業が容易となり、作業性の
向上が図れる。
【0027】また、仕切板と一体形状の取付けフレーム
により、支持剛性の高い二重の遮断構造にできるため、
機械振動を含む騒音を小さく抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を実施した多気筒形回転圧縮機の切断
面図。
【図2】モジュール化した圧縮機構部の切断面図。
【図3】図2をメインベアリング側からみた説面図。
【図4】図2をサブベアリング側からみた説面図。
【図5】仕切板の切断面図。
【図6】マフラ部材を取付けフレームの両側方に取付
け、圧縮機構部のメイン及びサブベアリング側を閉塞し
た図1と同様の切断面図。
【図7】マフラ部材を取付けフレームの片側に取付け、
圧縮機構部のメインベアリング側を閉塞した図1と同様
の切断面図。
【符号の説明】
1 密閉ケース 1a 密閉ケースの内壁面 3 多気筒形回転圧縮機 9 圧縮機構部 11,13 シリンダ 15 仕切板 17 取付けフレーム
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加藤 久尊 静岡県富士市蓼原336 株式会社東芝富士 工場内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密閉ケース内に配置され、吸込ポートか
    ら取入れて圧縮し、吐出ポートから吐出する圧縮位相の
    ほぼ180度異なる複数のシリンダによって構成される
    圧縮機構部を備えた多気筒形回転圧縮機において、前記
    複数のシリンダをそれぞれ独立するよう仕切る仕切板
    と、前記密閉ケースの内壁面に取付ける取付けフレーム
    とを一体成形したことを特徴とする多気筒形回転圧縮
    機。
  2. 【請求項2】 密閉ケース内に配置され、吸込ポートか
    ら取入れて圧縮し、吐出ポートから吐出する圧縮位相の
    ほぼ180度異なる複数のシリンダによって構成される
    圧縮機構部を備えた多気筒形回転圧縮機において、前記
    複数のシリンダをそれぞれ独立するよう仕切る仕切板
    と、前記密閉ケースの内壁面に沿って延長され、圧縮機
    構部の外周を取囲む取付けフレームとを一体成形したこ
    とを特徴とする多気筒形回転圧縮機。
  3. 【請求項3】 密閉ケース内に配置され、吸込ポートか
    ら取入れて圧縮し、吐出ポートから吐出する圧縮位相の
    ほぼ180度異なる複数のシリンダによって構成される
    圧縮機構部を備えた多気筒形回転圧縮機において、前記
    複数のシリンダをそれぞれ独立するよう仕切る仕切板
    と、前記密閉ケースの内壁面に沿って延長され、圧縮機
    構部の外周を取囲む取付けフレームとを一体成形する一
    方、圧縮機構部の両開放側の内、少なくとも、いずれ一
    方の開放側を、密閉ケース内を横切るよう配置し、取付
    けフレームに装着されたマフラ部材によって閉塞するこ
    とを特徴とする多気筒形回転圧縮機。
JP4238594A 1994-03-14 1994-03-14 多気筒形回転圧縮機 Pending JPH07247973A (ja)

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JP4238594A JPH07247973A (ja) 1994-03-14 1994-03-14 多気筒形回転圧縮機

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JP4238594A JPH07247973A (ja) 1994-03-14 1994-03-14 多気筒形回転圧縮機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07247973A true JPH07247973A (ja) 1995-09-26

Family

ID=12634608

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4238594A Pending JPH07247973A (ja) 1994-03-14 1994-03-14 多気筒形回転圧縮機

Country Status (1)

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JP (1) JPH07247973A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6280168B1 (en) * 1999-07-01 2001-08-28 Sanyo Electric Co., Ltd Multi-cylinder rotary compressor
WO2009001680A1 (ja) * 2007-06-25 2008-12-31 Daikin Industries, Ltd. ロータリ圧縮機

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6280168B1 (en) * 1999-07-01 2001-08-28 Sanyo Electric Co., Ltd Multi-cylinder rotary compressor
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