JPH0724674B2 - 便器付介護用ベッド - Google Patents

便器付介護用ベッド

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JPH0724674B2
JPH0724674B2 JP23102989A JP23102989A JPH0724674B2 JP H0724674 B2 JPH0724674 B2 JP H0724674B2 JP 23102989 A JP23102989 A JP 23102989A JP 23102989 A JP23102989 A JP 23102989A JP H0724674 B2 JPH0724674 B2 JP H0724674B2
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JP
Japan
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air
toilet bowl
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toilet
nursing bed
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JP23102989A
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賢輝 徳永
孝英 柿沼
剛 板垣
久一 川島
真一 赤平
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Sanyo Electric Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この発明は、身体が不自由な患者や寝たきり老人等に使
用される便器付介護用ベッドに関するものである。
(ロ)従来の技術 人間の肛門部が洗浄できる介護用のベッドの従来の技術
としては、実開昭59−79121号公報に記載されているよ
うに、介護用ベッドに、水洗便器と、沐浴[座浴]でき
る機構とを備えているものがあり、このベッドでは用便
後に沐浴により肛門部等の洗浄ができ、前述した患者や
寝たきり老人等の使用者にとっては大変衛生的に肛門部
が洗浄されるものであった。
また、前記沐浴中に、下方から温水中に空気が吹込ま
れ、前記温水や吹込まれた空気[泡]によって肛門部が
洗浄されるものもある。
(ハ)発明が解決しようとする課題 前述した座浴器での温水や泡による肛門部付近[以下局
部と記す]の洗浄においては、局部に適度な刺激を与え
血行を良くし、局部を清潔に保つために有効であると云
われている。
しかし、前述した下方から温水中に吹込まれる空気は、
室内の空気であったため、冬季等の室内空気の温度が低
いとき、洗浄用の温水の温度が急速に低下するという欠
点があった。このため、使用者にとって快適に局部が洗
浄できないこともあった。
この発明は、洗浄用の温水の温度が低下しにくく、快適
に局部の洗浄ができ、しかも、温水の温度低下を防止す
るのに専用の加熱手段を不要とした便器付介護用ベッド
を提供するものである。
(ニ)課題を解決するための手段 この発明は、前述した従来技術の課題を解決するため
に、例えば、便器付介護用ベッドにおいて、座浴による
局部の洗浄が可能なように、温水を供給するための温水
槽や、温水が排出されないように例えば便器内に温水を
溜めるための開閉弁を設け、使用者の洗浄された局部を
乾かすための温風空気の吹出流路を、乾燥用の温風空気
の吹出口から泡の吹出口へと切換える切換コックを設
け、局部の洗浄時に、前記乾燥用の温風空気を洗浄用の
温水における泡立て用空気として使用できるように構成
したものである。
(ホ)作 用 この発明による便器付介護用ベッドにおいては、用便
後、使用者の局部は、貯溜された温水内に浸され、この
温水や、この温水内に吹出される泡により洗浄される。
このように、洗浄用の温水内に、乾燥用の温風空気が吹
出されるため、洗浄用の温水の温度が低下しにくく、冬
季のように気温の低いときでも洗浄用の温水の温度が低
下しにくく、温水によって快適に局部の洗浄が行われ、
しかも、温水の温度低下を防止するのに乾燥用の温風空
気が利用され、専用の加熱手段が不要となる。
(ヘ)実施例 この発明の一実施例を図面と共に説明する。第1図は本
発明による便器付介護用ベッドの使用状態を示す説明
図、第3図、第5図、第7図、第9図、第11図は本発明
による便器付介護用ベッドの要部平面図、第4図、第6
図、第8図、第10図、第12図はそれぞれ第3図、第5
図、第7図、第9図、第11図の断面図である。これらの
図において、(1)(2)(3)は、樹脂例えばFRP
[繊維強化プラスチック]にて形成された便器(4)周
囲に設けられ、便座を形成するために内部に空気が注入
されるゴムチューブ、(5)(6)は便器(4)内に設
けられたクッション用のゴムチューブ、(7)は便口
[通路]、(8)は座浴あるいは局部や便器(4)用の
洗浄水が放出される温水供給口、(9)はマットレス、
(10)は泡の吹出口、(11)は温風吹出口、(12)(1
3)は通路(7)途中(14)に設けられ、止水バルブ
[開閉弁]として使用されるゴムチューブ、(15)は排
泄物や使用された洗浄水を貯溜するための便槽である。
また、(9A)(9B)(9C)はそれぞれマットレスの背も
たれ部、腰部、脚部、(16)はベッドフレーム、(17)
(18)は前記ゴムチューブ(1)(2)(3)(5)
(6)に空気を注入、空気を排出するためのエアーコン
プレッサ、および真空ポンプ、(19)(20)はこのエア
ーコンプレッサ(17)とゴムチューブ、真空ポンプ(1
8)とゴムチューブとを接続するための管、(21)は排
便時等の用便時に使用者(22)の腰部に掛けられて使用
される上掛け、(23)は座浴あるいは局部(22A)およ
び便器(4)用の洗浄水を貯溜している温水槽、(24)
はポンプ(18)やエアーコンプレッサ(17)等を作動さ
せるための各スイッチ(25)が設けられている操作盤、
(26)は臭気吸引用の孔[図示せず]に接続された臭気
管、(27)はこの臭気管に接続された吸引ポンプ、(2
8)は一端がこの吸引ポンプに接続され、他端が脱臭槽
(29)に接続された管、(30)はベッド移動用のキャス
ターである。
第2図はこの発明の便器付介護用ベッドにおける乾燥用
温風空気の吹出流路を切換える構成を示す説明図で、こ
の図において、(31)は空気を加熱するためのヒータ
ー、(32)は乾燥用温風空気の流路を切換えるための、
例えば局部乾燥用の温風空気の流路(33)から温水の泡
立て用の空気流路(34)に切換えるための切換コック、
(35)は空気を送るためのエアーコンプレッサである。
このように構成された本発明の便器付介護用ベッドにお
いては、使用者(22)が便器(4)を使用しない通常時
においては、全てのゴムチューブ(1)(2)(3)
(5)(6)内に空気が注入されて膨らまされ[第3
図、第4図参照]、便槽(15)内の臭気がマットレス
(9)へ染み込んだり、広がったりしないように、通路
(7)が膨らまされたゴムチューブ(12)(13)によっ
て塞がれている。
また臀部における褥瘡[床擦れ]防止のためにゴムチュ
ーブ(3)(5)とゴムチューブ(1)(2)(6)と
が図示しないタイマーやエアーコンプレッサ(17)、真
空ポンプ(18)により交互に膨張、収縮させられるよう
に便器付介護用ベッドを構成してもよい。
使用者(22)が便器(4)を使用する時、つまり、用便
時には、ゴムチューブ(12)(13)内の空気が排出され
て通路(7)が閉かれると共に、膨らまされたゴムチュ
ーブ(1)(2)(3)によって便座が形成される[第
5図、第6図参照]。またこの時、図示しない供給口か
ら収縮されたゴムチューブ(5)(6)や便器(4)の
表面に石鹸水等が流され、使用者(22)からの排泄物が
もし仮にゴムチューブ(5)(6)に付着した場合に
も、ゴムチューブ(5)(6)にこびり付かないよう
に、かつまた、洗い流され易いようになっている。更に
また、用便時に前記臭気吸引用の孔[図示ず]から臭気
が吸引されている。
使用者(22)が用便し終わると、温水供給口(8)から
の洗浄水によって、便器(4)やゴムチューブ(5)
(6)の汚れが洗い流される。そして、ゴムチューブ
(12)(13)内に空気が注入されて通路(7)が閉じら
れる。このゴムチューブ(12)(13)が閉じられると、
温水供給口(8)から洗浄水[温水]が供給され、便器
(4)内に洗浄水が溜られると共に、ゴムチューブ
(1)(2)(3)内の空気が排出され使用者(22)の
局部(22A)が洗浄水内に浸される。この次に、泡の吹
出口(10)からヒーター(31)によって暖められた温風
空気の泡が吹出され、局部(22A)が前記温水とこの泡
によって洗浄される。この局部(22A)の洗浄中に吹出
される空気は局部(22A)乾燥用の、ヒーター(31)に
て暖められた空気であるため、たとえ冬季のように室内
気温の低い時期であっても、洗浄用の温水温度が低下し
にくく、使用者(22)の局部(22A)は適温の温水によ
って快適に洗浄される[第7図、第8図参照]。
そして、使用者(22)の局部(22A)洗浄後、ゴムチュ
ーブ(12)(13)内の空気が排出されて通路(7)が開
かれるので、使用済みの洗浄水が便槽(15)へ排出され
る[第9図、第10図参照]。
使用済みの洗浄水が便器(4)内から排出されると、ゴ
ムチューブ(1)(2)(3)に空気が注入されて膨ら
まされると共に、ゴムチューブ(12)(13)に空気が注
入されて膨らまされる。そして、切換コップ(32)が切
換えられて温風吹出口(11)から温風が吹出され、使用
者(22)の局部(22A)が乾かされる[第11図、第12図
参照]。
(ト)発明の効果 以上説明したように、本発明によれば、使用者の肛門部
を洗浄する洗浄用の温水中に温風空気が吹込まれるた
め、洗浄用の温水の温度が低下しにくく、温水や温水中
の泡によって快適に使用者の肛門部を洗浄でき、しか
も、温水の温度低下を防止するのに乾燥用の温風空気が
利用され、専用の加熱手段が不要となるなど、経済的で
効率の良い便器付介護用ベッドを提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の便器付介護用ベッドの使用状態を示す
説明図、第2図は同介護用ベッドにおける乾燥用の温風
空気の吹出流路を切換える構成を示す説明図、第3図は
通常時における同介護用ベッドの要部平面図、第4図は
同介護用ベッドの第3図に示すIV−IV線断面図、第5図
は用便時における同介護用ベッドの要部平面図、第6図
は同介護用ベッドの第5図に示すVI−VI線断面図、第7
図は局部の洗浄時における同介護用ベッドの要部平面
図、第8図は同介護用ベッドの第7図に示すVIII−VIII
線断面図、第9図は洗浄水の排水時における同介護用ベ
ッドの要部平面図、第10図は同介護用ベッドの第9図に
示すX−X線断面図、第11図は局部の乾燥時における同
介護用ベッドの要部平面図、第12図は同介護用ベッドの
第11図に示すXII−XII線断面図である。 (4)……便器、(10)……泡の吹出口、(11)……温
風吹出口、(12)(13)……ゴムチューブ、(22A)…
…局部[肛門部]、(23)……温水槽、(31)……ヒー
ター[加熱手段]、(32)……切換コック[切換手
段]。
フロントページの続き (72)発明者 川島 久一 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三洋 電機株式会社内 (72)発明者 赤平 真一 大阪府守口市京阪本通2丁目18番地 三洋 電機株式会社内 (56)参考文献 実開 昭62−122639(JP,U) 実開 昭63−18127(JP,U) 実開 昭63−169131(JP,U) 実開 昭63−68339(JP,U)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】貯溜された温水中に泡を吹出す吹出口と、
    前記温水や泡によって洗浄された使用者の肛門部に吹出
    される乾燥用の温風空気の吹出口とを備え、使用者の肛
    門部が座浴により洗浄され、乾かされる便器付介護用ベ
    ッドにおいて、前記乾燥用の温風空気の流路を、前記温
    風空気の吹出口から前記泡の吹出口へ切換える切換手段
    を有することを特徴とする便器付介護用ベッド。
JP23102989A 1989-09-06 1989-09-06 便器付介護用ベッド Expired - Fee Related JPH0724674B2 (ja)

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