JPH07246645A - 射出成形用金型及び該金型を使用した射出成形方法 - Google Patents
射出成形用金型及び該金型を使用した射出成形方法Info
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- JPH07246645A JPH07246645A JP3879294A JP3879294A JPH07246645A JP H07246645 A JPH07246645 A JP H07246645A JP 3879294 A JP3879294 A JP 3879294A JP 3879294 A JP3879294 A JP 3879294A JP H07246645 A JPH07246645 A JP H07246645A
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/26—Moulds
- B29C45/27—Sprue channels ; Runner channels or runner nozzles
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 コストダウンを図れ、効率よく成形すること
ができ、且つ非常に取扱が容易な射出成形用金型及び該
金型を使用した射出成形方法を提供することにある。 【構成】 樹脂補給体6 の射出ノズル7 からランナーを
放出し、その後、該放出されたランナーを、一方の金型
2 に設けられたキャビティ5 までの誘導用の中空路9
と、該中空路9 内に嵌入され、且つ係止された加熱体11
との間に形成された空隙部13に導入し、その後、該空隙
部13に導入されたランナーを、前記加熱体11に内蔵され
た加熱手段にて加熱しながら該空隙部13を通過させてキ
ャビティ5 へと誘導して射出成形する。
ができ、且つ非常に取扱が容易な射出成形用金型及び該
金型を使用した射出成形方法を提供することにある。 【構成】 樹脂補給体6 の射出ノズル7 からランナーを
放出し、その後、該放出されたランナーを、一方の金型
2 に設けられたキャビティ5 までの誘導用の中空路9
と、該中空路9 内に嵌入され、且つ係止された加熱体11
との間に形成された空隙部13に導入し、その後、該空隙
部13に導入されたランナーを、前記加熱体11に内蔵され
た加熱手段にて加熱しながら該空隙部13を通過させてキ
ャビティ5 へと誘導して射出成形する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、１個の金型で効率よ
く、且つ低コストにて、複数の成形品を形成することが
可能な射出成形用金型及び該金型を使用した射出成形方
法に関するものである。
く、且つ低コストにて、複数の成形品を形成することが
可能な射出成形用金型及び該金型を使用した射出成形方
法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、１個の金型で複数（図では４つ）
の成形品（図では枡型成形品）を形成する射出成形用の
金型としては、図６及び図７で示すように、４つの凹部
101 を有する雌型102 と、該雌型102 の凹部101 に嵌合
される４つの凸部103 を有する雄型104 とからなるもの
があり、該金型を使用する場合は前記４つの凹凸部101,
103 間（キャビティ）に夫々樹脂を流し込まなければな
らないので、通常の先端に１つの射出ノズル105 が設け
られた樹脂補給体106 から樹脂ランナーを直接前記キャ
ビティ内に注入することはできず、図６及び図８で示す
ように、マニホールド107 と呼ばれる前記射出ノズル10
5 の受け口108 及び複数個分岐管109 からなり、内部に
ヒータ120 等の加熱手段を備えた誘導体が介在されてな
る。
の成形品（図では枡型成形品）を形成する射出成形用の
金型としては、図６及び図７で示すように、４つの凹部
101 を有する雌型102 と、該雌型102 の凹部101 に嵌合
される４つの凸部103 を有する雄型104 とからなるもの
があり、該金型を使用する場合は前記４つの凹凸部101,
103 間（キャビティ）に夫々樹脂を流し込まなければな
らないので、通常の先端に１つの射出ノズル105 が設け
られた樹脂補給体106 から樹脂ランナーを直接前記キャ
ビティ内に注入することはできず、図６及び図８で示す
ように、マニホールド107 と呼ばれる前記射出ノズル10
5 の受け口108 及び複数個分岐管109 からなり、内部に
ヒータ120 等の加熱手段を備えた誘導体が介在されてな
る。
【０００３】前記マニホールド107 には、その分岐管10
9 の先端に夫々分岐用ノズル121,121 ……が設けられ、
該ノズル121 ……自体もリング状のヒータ122 が外嵌さ
れ、常にマニホールド107 全体を加熱状態とできるよう
にしている。
9 の先端に夫々分岐用ノズル121,121 ……が設けられ、
該ノズル121 ……自体もリング状のヒータ122 が外嵌さ
れ、常にマニホールド107 全体を加熱状態とできるよう
にしている。
【０００４】また、前記雌型102 には、該雌型102 の凹
部101 に連通して、分岐用ノズル121 の受け穴123 が設
けられており、成形時には前記樹脂補給体106 の射出ノ
ズル105 をマニホールド107 の受け口108 に嵌入すると
共に、前記分岐用ノズル121を雌型102 の受け穴123 に
嵌入した後、樹脂補給体106 内に樹脂を挿入し、射出ノ
ズル105 、分岐管109 、分岐用ノズル121 を経て、金型
の凹凸部101,103 間に夫々樹脂を注入し、前記マニホー
ルド107 と雌型102 間に設けられた冷却用溝124 より水
を流水させて冷却することにて射出成形し、次に、前記
雄型104 を分離することにて成形品125 が完成されてい
た。
部101 に連通して、分岐用ノズル121 の受け穴123 が設
けられており、成形時には前記樹脂補給体106 の射出ノ
ズル105 をマニホールド107 の受け口108 に嵌入すると
共に、前記分岐用ノズル121を雌型102 の受け穴123 に
嵌入した後、樹脂補給体106 内に樹脂を挿入し、射出ノ
ズル105 、分岐管109 、分岐用ノズル121 を経て、金型
の凹凸部101,103 間に夫々樹脂を注入し、前記マニホー
ルド107 と雌型102 間に設けられた冷却用溝124 より水
を流水させて冷却することにて射出成形し、次に、前記
雄型104 を分離することにて成形品125 が完成されてい
た。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の金型を使用して射出成形する場合は、該金型に合わ
せて、必ず前記マニホールド107 も作製しなければなら
ず、また、金型の雌型102 には該マニホールド107 の分
岐用ノズル121 に合わせて受け穴123 も設ける必要もあ
り、非常に面倒な上、コスト的にもかなり非効率的であ
った。
来の金型を使用して射出成形する場合は、該金型に合わ
せて、必ず前記マニホールド107 も作製しなければなら
ず、また、金型の雌型102 には該マニホールド107 の分
岐用ノズル121 に合わせて受け穴123 も設ける必要もあ
り、非常に面倒な上、コスト的にもかなり非効率的であ
った。
【０００６】また、前記マニホールド107 に設けられた
分岐用ノズル121 は、その外周にリング状のヒータ122
が外嵌されているので、その分該ノズル121 の外径が大
きくなり、従って、１つの金型で成形できる数が該分該
ノズル121 を設け得る数となり、スペース的にその数は
非常に限定されるものとなった。
分岐用ノズル121 は、その外周にリング状のヒータ122
が外嵌されているので、その分該ノズル121 の外径が大
きくなり、従って、１つの金型で成形できる数が該分該
ノズル121 を設け得る数となり、スペース的にその数は
非常に限定されるものとなった。
【０００７】本発明は上記課題を解決するために改良さ
れた射出成形用金型及び該金型を使用した射出成形方法
であって、コストダウンを図れ、効率よく成形すること
ができ、且つ非常に取扱が容易なものを提供することを
目的とする。
れた射出成形用金型及び該金型を使用した射出成形方法
であって、コストダウンを図れ、効率よく成形すること
ができ、且つ非常に取扱が容易なものを提供することを
目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために下記技術的手段を講じる。
決するために下記技術的手段を講じる。
【０００９】即ち、その第１の手段は射出成形用金型に
あり、射出成形用の一対の金型において、樹脂注入部8
を有する一方の金型2 には、樹脂補給体6 の先端に設け
られた射出ノズル7 から放出されるランナーを、キャビ
ティ5 まで誘導する中空路9が設けられると共に、該中
空路9 内部には、加熱手段を有した加熱体11が、該中空
路9 の内壁部12との間に所定間隔の空隙部13を形成し、
且つ前記中空路9 に係止すべく設けられてなることであ
る。
あり、射出成形用の一対の金型において、樹脂注入部8
を有する一方の金型2 には、樹脂補給体6 の先端に設け
られた射出ノズル7 から放出されるランナーを、キャビ
ティ5 まで誘導する中空路9が設けられると共に、該中
空路9 内部には、加熱手段を有した加熱体11が、該中空
路9 の内壁部12との間に所定間隔の空隙部13を形成し、
且つ前記中空路9 に係止すべく設けられてなることであ
る。
【００１０】また、その第２の手段は前記金型を使用し
た射出成形方法にあり、樹脂補給体6 の射出ノズル7 か
らランナーを放出し、その後、該放出されたランナー
を、一方の金型2 に設けられたキャビティ5 までの誘導
用の中空路9 と、該中空路9 内に嵌入され、且つ係止さ
れた加熱体11との間に形成された空隙部13に導入し、そ
の後、該空隙部13に導入されたランナーを、前記加熱体
11に内蔵された加熱手段にて加熱しながら該空隙部13を
通過させてキャビティ5 へと誘導して射出成形すること
である。
た射出成形方法にあり、樹脂補給体6 の射出ノズル7 か
らランナーを放出し、その後、該放出されたランナー
を、一方の金型2 に設けられたキャビティ5 までの誘導
用の中空路9 と、該中空路9 内に嵌入され、且つ係止さ
れた加熱体11との間に形成された空隙部13に導入し、そ
の後、該空隙部13に導入されたランナーを、前記加熱体
11に内蔵された加熱手段にて加熱しながら該空隙部13を
通過させてキャビティ5 へと誘導して射出成形すること
である。
【００１１】
【作用】本発明に係る射出成形用金型においては、一方
の金型2 に、ランナーをキャビティ5 へ誘導するための
中空状の中空路9 が設けられると共に、該中空路9 内部
に嵌入され、且つ係止された加熱手段を有する加熱体11
と、前記中空路9 の内壁部12との間に所定間隔にて空隙
部13が設けられているので、ランナーは該空隙部13を通
過して分岐され、効率よくキャビティ5 に充填される。
の金型2 に、ランナーをキャビティ5 へ誘導するための
中空状の中空路9 が設けられると共に、該中空路9 内部
に嵌入され、且つ係止された加熱手段を有する加熱体11
と、前記中空路9 の内壁部12との間に所定間隔にて空隙
部13が設けられているので、ランナーは該空隙部13を通
過して分岐され、効率よくキャビティ5 に充填される。
【００１２】この際、射出ノズルから放出されたランナ
ーは、単に該一方の金型2 に吹き抜け状に交差させなが
ら連結的に穿設された中空路9 と、該中空路9 中に外方
から嵌入された加熱体11との間に設けられた空隙部13中
をキャビティ5 に向かって流動し、該キャビティ5 ま
で、簡単に誘導される。
ーは、単に該一方の金型2 に吹き抜け状に交差させなが
ら連結的に穿設された中空路9 と、該中空路9 中に外方
から嵌入された加熱体11との間に設けられた空隙部13中
をキャビティ5 に向かって流動し、該キャビティ5 ま
で、簡単に誘導される。
【００１３】
【実施例】以下、１個の金型で複数の成形品を形成する
本発明の射出成形用の金型の一実施例として、その数が
４つで、且つ枡型の成形品を形成する場合の例を図面に
従って説明する。
本発明の射出成形用の金型の一実施例として、その数が
４つで、且つ枡型の成形品を形成する場合の例を図面に
従って説明する。
【００１４】前記実施例の金型は、図１で示すように、
４つの凹部1 を有する雌型2 と、該雌型2 の凹部1 に嵌
合される４つの凸部3 を有する雄型4 とからなるもので
ある。
４つの凹部1 を有する雌型2 と、該雌型2 の凹部1 に嵌
合される４つの凸部3 を有する雄型4 とからなるもので
ある。
【００１５】前記雌型2 と雄型4 の間、つまり前記４つ
の凹凸部1,3 間に生じる４ヵ所の空間（以下、キャビテ
ィ5 と言う。）に、樹脂補給体6 の先端に設けられた射
出ノズル7 から放出される樹脂を流し込むために、雌型
2 の構造が以下のようになされている。
の凹凸部1,3 間に生じる４ヵ所の空間（以下、キャビテ
ィ5 と言う。）に、樹脂補給体6 の先端に設けられた射
出ノズル7 から放出される樹脂を流し込むために、雌型
2 の構造が以下のようになされている。
【００１６】即ち、図２〜図５で示すように、前記射出
ノズル7 の受け口となる樹脂注入部8 から連結的に前記
夫々キャビティ5 へと導かれる円柱形にくり抜かれた中
空路9 が適宜箇所で交差されながら穿設されている。
ノズル7 の受け口となる樹脂注入部8 から連結的に前記
夫々キャビティ5 へと導かれる円柱形にくり抜かれた中
空路9 が適宜箇所で交差されながら穿設されている。
【００１７】前記中空路9 内には、図３で示すような、
内部に内蔵された棒状のヒータ10等からなる加熱手段
と、該ヒータ10を被覆すべく設けられ、且つ該ヒータ10
からの熱を効率良く伝導するために設けられた熱伝導性
を有する金属等からなる熱伝導性筒体10a とから構成さ
れた円柱状の加熱体11が、前記中空路9 の吹き抜けを防
止するために八方から嵌入され、該中空路9 の内壁部12
との間に所定間隔の空隙部13が設けられるようになって
いる。
内部に内蔵された棒状のヒータ10等からなる加熱手段
と、該ヒータ10を被覆すべく設けられ、且つ該ヒータ10
からの熱を効率良く伝導するために設けられた熱伝導性
を有する金属等からなる熱伝導性筒体10a とから構成さ
れた円柱状の加熱体11が、前記中空路9 の吹き抜けを防
止するために八方から嵌入され、該中空路9 の内壁部12
との間に所定間隔の空隙部13が設けられるようになって
いる。
【００１８】前記加熱体11には、その先端14近傍外周部
に均等配分された（1/4 円周毎に）芯出し用の保持具1
5,15 ……が一体的、又は別体的に設けられると共に、
後端16側には、前記空隙部13間を流動する樹脂の流出を
防止させるためのフランジ部17及び、前記中空路9 の吹
き抜け口18に螺合係止される螺刻部19とから構成されて
いる。
に均等配分された（1/4 円周毎に）芯出し用の保持具1
5,15 ……が一体的、又は別体的に設けられると共に、
後端16側には、前記空隙部13間を流動する樹脂の流出を
防止させるためのフランジ部17及び、前記中空路9 の吹
き抜け口18に螺合係止される螺刻部19とから構成されて
いる。
【００１９】尚、前記中空路9 を設けるためには、ドリ
ル等で、単に円柱状、或いは他の形状にくり抜くだけの
簡単な操作で良い。
ル等で、単に円柱状、或いは他の形状にくり抜くだけの
簡単な操作で良い。
【００２０】前記キャビティ5 に直接結合される中空路
9 と、該キャビティ5 との境界部20には、図４で示すよ
うに、コイルスプリング21a とキャップ21b とからなる
ゲートシール機構21が設けられている。
9 と、該キャビティ5 との境界部20には、図４で示すよ
うに、コイルスプリング21a とキャップ21b とからなる
ゲートシール機構21が設けられている。
【００２１】前記ゲートシール機構21は、樹脂補給体6
を介しての射出成形時に於けるランナーの射出圧にてゲ
ート部24を開口すると共に、射出終了時には、前記コイ
ルスプリング21a の弾性力によって、該ゲート部24を前
記キャップ21b で閉塞するものである。
を介しての射出成形時に於けるランナーの射出圧にてゲ
ート部24を開口すると共に、射出終了時には、前記コイ
ルスプリング21a の弾性力によって、該ゲート部24を前
記キャップ21b で閉塞するものである。
【００２２】また、前記雌型2 のキャビティ5 近傍に
は、図５で示すように、金型冷却用の導水孔22,22 ……
が所定個数設けられており、キャビティ5 内に誘導され
たランナー状の樹脂を冷却するための水の流水孔となっ
ている。
は、図５で示すように、金型冷却用の導水孔22,22 ……
が所定個数設けられており、キャビティ5 内に誘導され
たランナー状の樹脂を冷却するための水の流水孔となっ
ている。
【００２３】次に、上記のように構成された金型を使用
した射出成形方法について詳述する。
した射出成形方法について詳述する。
【００２４】射出ノズル7 が設けられた樹脂補給体6 を
移動させて、樹脂漏れを防止するために前記射出ノズル
7 を雌型2 の樹脂注入部8 内に挿入する。
移動させて、樹脂漏れを防止するために前記射出ノズル
7 を雌型2 の樹脂注入部8 内に挿入する。
【００２５】次に、成形品の成形材料となる、熱可塑性
樹脂等のリソットや、セラミックや金属粉末等の成形に
有機物を媒体として用いた複合系などを前記樹脂補給体
6 中に補給し、圧力を加えて該樹脂補給体6 中の先端に
設けられた射出ノズル7 から放出させ、ランナー状態に
て雌型2 と雄型4 との凹凸部1,3 間に設けられたキャビ
ティ5 内に充填し、最後に前記導水孔22に水を流入させ
て冷却固化し、成形品23を得る。
樹脂等のリソットや、セラミックや金属粉末等の成形に
有機物を媒体として用いた複合系などを前記樹脂補給体
6 中に補給し、圧力を加えて該樹脂補給体6 中の先端に
設けられた射出ノズル7 から放出させ、ランナー状態に
て雌型2 と雄型4 との凹凸部1,3 間に設けられたキャビ
ティ5 内に充填し、最後に前記導水孔22に水を流入させ
て冷却固化し、成形品23を得る。
【００２６】前記の場合、射出ノズル7 から放出された
ランナーは、前記加熱体11と、中空路9 の内壁部12との
間に設けられた所定間隔の空隙部13中に導入され、該加
熱体11に設けられヒータ10によって常に内部加熱されな
がら、次々と直交する方向に誘導され、前記境界部20を
通過して夫々キャビティ5 へと誘導されていく。
ランナーは、前記加熱体11と、中空路9 の内壁部12との
間に設けられた所定間隔の空隙部13中に導入され、該加
熱体11に設けられヒータ10によって常に内部加熱されな
がら、次々と直交する方向に誘導され、前記境界部20を
通過して夫々キャビティ5 へと誘導されていく。
【００２７】この際、前記ヒータの温度を約250 〜300
°Ｃ程度にしておくと、ランナーの温度を常に200 〜25
0 °Ｃに保持することができる。
°Ｃ程度にしておくと、ランナーの温度を常に200 〜25
0 °Ｃに保持することができる。
【００２８】ランナーは前記加熱体11に設けられたフラ
ンジ部17にて漏れる恐れがなく、然も内蔵された加熱手
段にて常に一定温度を保持しながらキャビティ5 へと充
填され、非常に効率よく射出成形を施すことができる。
ンジ部17にて漏れる恐れがなく、然も内蔵された加熱手
段にて常に一定温度を保持しながらキャビティ5 へと充
填され、非常に効率よく射出成形を施すことができる。
【００２９】尚、前記実施例では、雌型2 側に樹脂注入
部8 や中空路9 、加熱体11等を設けたが、勿論雄型4 側
に設けてもよく、その場合は樹脂補給体6 と雄型4 を当
接させる。
部8 や中空路9 、加熱体11等を設けたが、勿論雄型4 側
に設けてもよく、その場合は樹脂補給体6 と雄型4 を当
接させる。
【００３０】また、前記加熱手段は、温度調整や時間調
整が可能な制御装置等が設けられたものが好ましく、特
に前記棒状のヒータ10に限定されることはない。
整が可能な制御装置等が設けられたものが好ましく、特
に前記棒状のヒータ10に限定されることはない。
【００３１】更に、前記の成形材料は熱硬化性樹脂等で
あっても良く、この場合はキャビティ5 近傍に冷却用の
導水孔22を設ける必要はなく、寧ろ、前記加熱手段10に
て高温調整が可能であるものが好ましい。
あっても良く、この場合はキャビティ5 近傍に冷却用の
導水孔22を設ける必要はなく、寧ろ、前記加熱手段10に
て高温調整が可能であるものが好ましい。
【００３２】また、前記実施例では、吹き抜け状の中空
路9 を挙げたが、吹き抜けてなくても、先端側に肉厚部
を残して中空路9 を堀り開けていても構わない。
路9 を挙げたが、吹き抜けてなくても、先端側に肉厚部
を残して中空路9 を堀り開けていても構わない。
【００３３】
【発明の効果】以上のように本発明に係る射出成形用金
型には、ランナーをキャビティに誘導する中空状の中空
路が設けられると共に、該中空路内部に設けられ、且つ
係止された加熱手段を有する加熱体と前記中空路の内壁
部との間に所定間隔を有する空隙部が設けられているの
で、ランナーは該空隙部を通過して分岐され、効率よく
キャビティに充填される。
型には、ランナーをキャビティに誘導する中空状の中空
路が設けられると共に、該中空路内部に設けられ、且つ
係止された加熱手段を有する加熱体と前記中空路の内壁
部との間に所定間隔を有する空隙部が設けられているの
で、ランナーは該空隙部を通過して分岐され、効率よく
キャビティに充填される。
【００３４】従って、従来のようにマニホールドを必要
とすることがないので、コストダウンが図れると共に、
全体的にも非常にコンパクトなものとなる。
とすることがないので、コストダウンが図れると共に、
全体的にも非常にコンパクトなものとなる。
【００３５】また、従来はマニホールド自体の加熱のみ
であったが、本発明においては金型の内部に直接加熱手
段が設けられているので、非常に熱効率良く成形可能で
ある。
であったが、本発明においては金型の内部に直接加熱手
段が設けられているので、非常に熱効率良く成形可能で
ある。
【００３６】しかも、前記金型に加熱手段を設けるの
に、単に該金型にくり抜き状の中空路を交差させながら
連結的に穿設し、その中に加熱体を嵌入しただけの簡単
なものであるので、金型が代わっても、該金型に同様に
中空路を穿設するだけで良く、加熱体を作り替える必要
は全くない。
に、単に該金型にくり抜き状の中空路を交差させながら
連結的に穿設し、その中に加熱体を嵌入しただけの簡単
なものであるので、金型が代わっても、該金型に同様に
中空路を穿設するだけで良く、加熱体を作り替える必要
は全くない。
【００３７】更に、マニホールドを必要としないので、
該マニホールドから射出する分岐用ノズルも勿論必要な
く、従って、１つの金型に設け得るキャビティの数を増
加させることができ、効率よく成形することが可能とな
る。
該マニホールドから射出する分岐用ノズルも勿論必要な
く、従って、１つの金型に設け得るキャビティの数を増
加させることができ、効率よく成形することが可能とな
る。
【図１】本発明の射出成形方法の一実施例を示す側面視
説明図。
説明図。
【図２】図１のＩ−Ｉ線断面拡大図。
【図３】本発明に係る加熱体の一実施例を示す斜視図。
【図４】図２のＩＩ−ＩＩ線断面図。
【図５】図２のＩＩＩ−ＩＩＩ線断面図。
【図６】従来例の射出成形方法を示す側面視説明図。
【図７】図６のＩＶ−ＩＶ線断面図。
【図８】従来例に係るマニホールドを示す側面要部断面
図。
図。
２ 雌型 ４ 雄型 ５ キャビティ ６ 樹脂補給体 ７ 射出ノズル ９ 中空路 １０ ヒータ 10a 熱伝導性筒体 １１ 加熱体 １２ 中空路の内壁部 １３ 空隙部 １５ 保持具 ２２ 導水孔 ２３ 成形品
Claims (10)
- 【請求項１】 射出成形用の一対の金型において、樹脂
注入部(8) を有する一方の金型(2) には、樹脂補給体
(6) の先端に設けられた射出ノズル(7) から放出される
ランナーを、キャビティ(5) まで誘導する中空路(9) が
設けられると共に、該中空路(9) 内部には、加熱手段を
有した加熱体(11)が、該中空路(9) の内壁部(12)との間
に所定間隔の空隙部(13)を形成すべく設けられてなるこ
とを特徴とする射出成形用金型。 - 【請求項２】 前記一方の金型が雌型(2) 、他方の金型
が雄型(4) であり、且つ前記中空路(9) が、雌型(2) に
設けられた請求項１記載の射出成形用金型。 - 【請求項３】 前記加熱手段が、棒状のヒータ(10)から
なる請求項１又は２記載の射出成形用金型。 - 【請求項４】 前記加熱体(11)には、その外周部に、前
記中空路(9) の内壁部(12)での芯出し用の保持具(15)が
付設された請求項１〜３の何れかに記載の射出成形用金
型。 - 【請求項５】 前記一方の金型(2) のキャビティ(5) 近
傍には、金型冷却用の導水孔(22)が設けられた請求項１
〜４の何れかに記載の射出成形用金型。 - 【請求項６】 樹脂補給体(6) の射出ノズル(7) からラ
ンナーを放出し、その後、該放出されたランナーを、一
方の金型(2) に設けられたキャビティ(5) までの誘導用
の中空路(9) と、該中空路(9) 内に嵌入された加熱体(1
1)との間に形成された空隙部(13)に導入し、その後、該
空隙部(13)に導入されたランナーを、前記加熱体(11)に
内蔵された加熱手段にて加熱しながら該空隙部(13)を通
過させてキャビティ(5) へと誘導して射出成形すること
を特徴とする射出成形方法。 - 【請求項７】 前記一方の金型が雌型(2) で、前記中空
路(9) の内壁部(12)と、加熱手段を有する加熱体(11)と
の間に形成される空隙部(13)は、該雌型(2) に設けられ
てなる請求項６記載の射出成形方法。 - 【請求項８】 前記加熱手段が棒状のヒータ(10)からな
ると共に、該ヒータ(10)が内蔵された加熱体(11)は前記
中空路(9) に係止可能な請求項６又は７記載の射出成形
方法。 - 【請求項９】 前記加熱体(11)には、その外周部に、前
記中空路(9) の内壁部(12)での芯出し用の保持具(15)が
付設されてなる請求項６〜８の何れかに記載の射出成形
方法。 - 【請求項１０】 前記一方の金型(2) のキャビティ(5)
近傍には、金型冷却用の導水孔(22)が設けられ、キャビ
ティ(5) 内に誘導されたランナーは、該導水孔(22)に流
入する水にて冷却され、射出成形品が成形されてなる請
求項６〜９の何れかに記載の射出成形方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3879294A JPH07246645A (ja) | 1994-03-09 | 1994-03-09 | 射出成形用金型及び該金型を使用した射出成形方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3879294A JPH07246645A (ja) | 1994-03-09 | 1994-03-09 | 射出成形用金型及び該金型を使用した射出成形方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07246645A true JPH07246645A (ja) | 1995-09-26 |
Family
ID=12535164
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3879294A Pending JPH07246645A (ja) | 1994-03-09 | 1994-03-09 | 射出成形用金型及び該金型を使用した射出成形方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07246645A (ja) |
-
1994
- 1994-03-09 JP JP3879294A patent/JPH07246645A/ja active Pending
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