JPH0724636Y2 - 水中モータポンプ装置 - Google Patents
水中モータポンプ装置Info
- Publication number
- JPH0724636Y2 JPH0724636Y2 JP8539589U JP8539589U JPH0724636Y2 JP H0724636 Y2 JPH0724636 Y2 JP H0724636Y2 JP 8539589 U JP8539589 U JP 8539589U JP 8539589 U JP8539589 U JP 8539589U JP H0724636 Y2 JPH0724636 Y2 JP H0724636Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- motor pump
- submersible motor
- pumping pipe
- lid
- cable
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は水中モータポンプを安全且つ確実に揚水管内へ
据付けることができると共に、揚水管よりの取り出しが
容易にできる吊上部材を具備する水中モータポンプ装置
に関するものである。
据付けることができると共に、揚水管よりの取り出しが
容易にできる吊上部材を具備する水中モータポンプ装置
に関するものである。
水害等を防止するため、内水害発生が予想できる地域に
水中モータポンプ等を具備するポンプ機場を設けて、内
水発生時この内水を河川に流入させることが行なわれる
が、内水害発生が予想できる地域このようなポンプ機場
を完備すると設備費が多大となる。そこでポンプ機場に
は揚水管のみ常設しておき、内水発生時に水中モータポ
ンプ、排水管、水中モータポンプを駆動する電源等をポ
ンプ機場に運搬し、水中モータポンプを揚水管のソール
プレート上に据え、排水管を敷設し、電源(通常は電源
車となっている)から給電して水中モータポンプを駆動
し内水の排水を行ない、排水終了後は上記各機材を撤収
する救急排水方法が開発されている。
水中モータポンプ等を具備するポンプ機場を設けて、内
水発生時この内水を河川に流入させることが行なわれる
が、内水害発生が予想できる地域このようなポンプ機場
を完備すると設備費が多大となる。そこでポンプ機場に
は揚水管のみ常設しておき、内水発生時に水中モータポ
ンプ、排水管、水中モータポンプを駆動する電源等をポ
ンプ機場に運搬し、水中モータポンプを揚水管のソール
プレート上に据え、排水管を敷設し、電源(通常は電源
車となっている)から給電して水中モータポンプを駆動
し内水の排水を行ない、排水終了後は上記各機材を撤収
する救急排水方法が開発されている。
従来の揚水管のソールプレート上に水中モータポンプを
据付けたものは、この水中モータポンプを揚水管を通し
て揚水管底部のソールプレート上に着脱させるには、吊
上部材としてチェーン或いはワイヤーを用いている。こ
れらチェーン或いはワイヤーは水中モータポンプに取り
付けられ、下方はソールプレート上にある水中モータポ
ンプから上方の揚水管上部又は外側に引張られて固定さ
れている。そして水中モータポンプを着脱する際には、
上記のチェーン或いはワイヤーの上端をクレーン等で吊
り上げるようにしている。
据付けたものは、この水中モータポンプを揚水管を通し
て揚水管底部のソールプレート上に着脱させるには、吊
上部材としてチェーン或いはワイヤーを用いている。こ
れらチェーン或いはワイヤーは水中モータポンプに取り
付けられ、下方はソールプレート上にある水中モータポ
ンプから上方の揚水管上部又は外側に引張られて固定さ
れている。そして水中モータポンプを着脱する際には、
上記のチェーン或いはワイヤーの上端をクレーン等で吊
り上げるようにしている。
しかしながら、上記従来のように吊上部材としてチェー
ン或いはワイヤーを用いている方法は下記のような問題
があった。
ン或いはワイヤーを用いている方法は下記のような問題
があった。
(1) 揚水管の上端側におけるチェーン或いはワイヤ
ー上端部の固定が不十分だったり、緩んだりすると、途
中が弛み、水流により振られて、チェーン或いはワイヤ
ーと併設してある水中モータポンプへの給電ケーブルを
傷付けることになる。
ー上端部の固定が不十分だったり、緩んだりすると、途
中が弛み、水流により振られて、チェーン或いはワイヤ
ーと併設してある水中モータポンプへの給電ケーブルを
傷付けることになる。
(2) チェーン或いはワイヤーは伸縮自在のため上端
を手ばなすと揚水管内へ落下する危険性があり、揚水管
へチェーン或いはワイヤーが落下したままで水中モータ
ポンプを運転すると羽根車にチェーン或いはワイヤーが
絡み付き水中モータポンプが損傷し、運転不可能とな
る。従ってチェーン或いはワイヤーが落下した時は、引
上げなければならないが、この引上げが簡単に行なえな
い場合もあり、何れにしろ運転までに多くの時間を必要
とする。
を手ばなすと揚水管内へ落下する危険性があり、揚水管
へチェーン或いはワイヤーが落下したままで水中モータ
ポンプを運転すると羽根車にチェーン或いはワイヤーが
絡み付き水中モータポンプが損傷し、運転不可能とな
る。従ってチェーン或いはワイヤーが落下した時は、引
上げなければならないが、この引上げが簡単に行なえな
い場合もあり、何れにしろ運転までに多くの時間を必要
とする。
揚水管のソールプレート上に水中モータポンプを着脱す
る構成の水中モータポンプ装置を救急排水用として使用
する場合は、使用用途から考え、どのような環境下にお
いても迅速に据付け、安全に水中モータポンプ装置を運
転する必要があり、上記のような事故は許されないもの
である。
る構成の水中モータポンプ装置を救急排水用として使用
する場合は、使用用途から考え、どのような環境下にお
いても迅速に据付け、安全に水中モータポンプ装置を運
転する必要があり、上記のような事故は許されないもの
である。
本考案は上述の点に鑑みてなされたもので、取扱いが容
易で水中モータポンプへの給電ケーブルを損傷させる恐
れががなく、揚水管内への落下のない吊上部材を備えた
水中モータポンプ装置を提供することにある。
易で水中モータポンプへの給電ケーブルを損傷させる恐
れががなく、揚水管内への落下のない吊上部材を備えた
水中モータポンプ装置を提供することにある。
上記課題を解決するため考案は、揚水管底部のソールプ
レート上に水中モータポンプを該揚水管を通じて該揚水
管から着脱可能に設けた水中モータポンプ装置におい
て、水中モータポンプの吊上部材が水中モータポンプ上
部吊上に連結した吊り棒であることを特徴とする。
レート上に水中モータポンプを該揚水管を通じて該揚水
管から着脱可能に設けた水中モータポンプ装置におい
て、水中モータポンプの吊上部材が水中モータポンプ上
部吊上に連結した吊り棒であることを特徴とする。
水中モータポンプ装置を上記の如く構成することによ
り、揚水管の底に据付ける水中モータポンプの吊り上げ
部材に棒状の吊り棒を用いるので、水中モータポンプの
据付け作業か容易となり、吊り上げ部材としてチェーン
或いはワイヤーを用いる従来例とわ異なり、吊り上げ部
材を揚水管内落下させるという危険製は皆無となる。ま
た、水中モータポンプを引き上げときも吊り上げ部材の
上端が揚水管の上部に位置するため外部からの引上げ装
置に容易に接続できる。また、吊り棒が棒状であるから
チェーン或いはワイヤーのように振れることがなく、ケ
ーブルを損傷させる危険が少なくなる。
り、揚水管の底に据付ける水中モータポンプの吊り上げ
部材に棒状の吊り棒を用いるので、水中モータポンプの
据付け作業か容易となり、吊り上げ部材としてチェーン
或いはワイヤーを用いる従来例とわ異なり、吊り上げ部
材を揚水管内落下させるという危険製は皆無となる。ま
た、水中モータポンプを引き上げときも吊り上げ部材の
上端が揚水管の上部に位置するため外部からの引上げ装
置に容易に接続できる。また、吊り棒が棒状であるから
チェーン或いはワイヤーのように振れることがなく、ケ
ーブルを損傷させる危険が少なくなる。
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本考案に係る水中モータポンプ装置の縦断面図
である。揚水管1は断面円形であり、水中モータポンプ
4は上端開口から挿入され、下端のソールプレート1bに
着脱可能となっている。取水槽2の上壁3の上方に半径
方向にフランジ付の吐出口1eを備られており、排水管は
この吐出口1eに連結される。
である。揚水管1は断面円形であり、水中モータポンプ
4は上端開口から挿入され、下端のソールプレート1bに
着脱可能となっている。取水槽2の上壁3の上方に半径
方向にフランジ付の吐出口1eを備られており、排水管は
この吐出口1eに連結される。
揚水管1の取水槽2の上壁3への取付は、上壁3に形成
した開口3aに揚水管1を挿通させ、揚水管1と一体的に
設けたフランジ1aを開口3aの上面周縁に設けた底部3bに
着座させ、図示されないボルトにより固定して取付けら
れている。揚水管1の下端にはいソールプレート1bが一
体的に設けられている。水中モータポンプ4は使用時に
のみ揚水管1に挿入されているもので、その吐出ボール
4aを囲繞して一体に突条の着座部4bはソールプレート1b
の上端面に当接するようになっている。
した開口3aに揚水管1を挿通させ、揚水管1と一体的に
設けたフランジ1aを開口3aの上面周縁に設けた底部3bに
着座させ、図示されないボルトにより固定して取付けら
れている。揚水管1の下端にはいソールプレート1bが一
体的に設けられている。水中モータポンプ4は使用時に
のみ揚水管1に挿入されているもので、その吐出ボール
4aを囲繞して一体に突条の着座部4bはソールプレート1b
の上端面に当接するようになっている。
第2図は第1図のA−A拡大断面図であり、図示するよ
うにソールプレート1b側と吐出ボール4a側にはくい違い
当接可能に半径方向に回り止め用のリブ1c,4cが周方向
を等配してリブ1cが4ケ、リブ4cが3ケ設けられてい
る。起動時に水中モータポンプ4が回転した場合、リブ
1cとリブ4cの1ケ所が当接して、それ以上の回転を止め
ることになる。リブ1cは上向きに、リブ4cは下向きに半
径方向に稜をなしている(図示されない)。
うにソールプレート1b側と吐出ボール4a側にはくい違い
当接可能に半径方向に回り止め用のリブ1c,4cが周方向
を等配してリブ1cが4ケ、リブ4cが3ケ設けられてい
る。起動時に水中モータポンプ4が回転した場合、リブ
1cとリブ4cの1ケ所が当接して、それ以上の回転を止め
ることになる。リブ1cは上向きに、リブ4cは下向きに半
径方向に稜をなしている(図示されない)。
水中モータポンプ4は上部にモータ4d、下部の斜流ポン
プ4xを備え、斜流ポンプ4xの吸込ベル4eは最大径部の下
端の直径がソールプレート1bの内径より小さくなってい
る。モータ4dの上部カバー部4fにはモータ4d内部からケ
ーブル5a,5b,5cが水密構造のコネクタ部5dが介して引出
されており、揚水管1の蓋6を挿通して制御盤に配線さ
れるようになっている。第3図は第1図のB部分の拡大
断面図で、第4図はこの部分の平面図である。蓋6には
外周から内側に向かって切欠き6a及びその縁を蔽うケー
ブルホルダ7がボルト8により蓋6に水密用のパッキン
9を介在させて取付けられるようになっている。蓋6を
当接して固定する揚水管1の取付フランジ1dとケーブル
ホルダ7の間において切欠き6aには該切欠き6aを密閉す
るゴムブッシュ11が間挿されている。第3図及び第4図
に示すように、蓋6の揚水管1への固定は、蓋6及び揚
水管1の取付フランジ1dに一端が枢着された所謂目玉付
ボルト12が半径方向に挿入できる切欠きを設けておい
て、目玉付ボルト12にナット13をねじ込み、ほぼ蓋6の
全周にわたって固定するようにするが。蓋6の切欠き6a
の部分においてゴムブッシュ11の変形をなくするため、
切欠かず通し穴となっている。ケーブル5a,5b,5cは各々
ケーブルホルダ7を挿通している。ケーブル5a,5bは動
力用ケーブル、ケーブル5cは保護リレー用ケーブルであ
り、それぞれ外径寸法が異なるが同構造であるので、ケ
ーブル5bのケーブルホルダ7を挿通部のみについて説明
する。ケーブル5bの挿通する部分にケーブルホルダ7と
一体にハウジング7aが設けられ、その底部の段付丸孔7b
には円筒ゴムブッシュ15が嵌入し、この円筒ゴムブッシ
ュ15をほぼ同一外径の座板16を円筒ゴムブッシュ15の上
端面に置き、グランド17をハウジング7aの内側のめねじ
7cにねじ込み、円筒ゴムブッシュ15を長手方向に圧縮し
て円筒ゴムブッシュ15を段付丸孔7bとケーブル5bに押圧
して水密を計っている。第1図に示すように、蓋6には
揚水管1の上部に滞留する空気を抜くための空気抜き弁
18が設けてある。水中モータ4dの上部カバー部4fには水
中モータポンプ4の吊り上げ部として吊り手19が設けら
れている。吊り手19の上端は水中モータポンプ4の主軸
中心線上にある。従って、吊り手19の上端で吊り上げる
と水中モータポンプ4は直立する。吊り手19の上端に枢
着されたシャックル21に吊上部材の吊り棒22の下端の環
状部22aが連結され、吊り棒22の上端には長さ調整部材2
3の下端が固定もしくは吊り棒22を中心に回転自在に設
けられている。長さ調整部材23の上端のめねじには吊り
環24の半径方向に延長するおねじ部がねじ込まれてい
る。図示で明らかなように水中モータポンプ4を揚水管
1に取付けた状態で吊り環24の上端が蓋6より僅かに下
くるように吊り環24を長さ調整部材23にねじ込んで調節
されており、この状態で吊り環24のおねじ部にねじ込ん
だロックナット25を締め付けて、長さ調整部材23と吊り
環24を固定している。揚水管1の上部には吊り環24とほ
ぼ同じ高さに吊り具固定部26が揚水管1の周囲を等配し
て複数個所に設けてある。
プ4xを備え、斜流ポンプ4xの吸込ベル4eは最大径部の下
端の直径がソールプレート1bの内径より小さくなってい
る。モータ4dの上部カバー部4fにはモータ4d内部からケ
ーブル5a,5b,5cが水密構造のコネクタ部5dが介して引出
されており、揚水管1の蓋6を挿通して制御盤に配線さ
れるようになっている。第3図は第1図のB部分の拡大
断面図で、第4図はこの部分の平面図である。蓋6には
外周から内側に向かって切欠き6a及びその縁を蔽うケー
ブルホルダ7がボルト8により蓋6に水密用のパッキン
9を介在させて取付けられるようになっている。蓋6を
当接して固定する揚水管1の取付フランジ1dとケーブル
ホルダ7の間において切欠き6aには該切欠き6aを密閉す
るゴムブッシュ11が間挿されている。第3図及び第4図
に示すように、蓋6の揚水管1への固定は、蓋6及び揚
水管1の取付フランジ1dに一端が枢着された所謂目玉付
ボルト12が半径方向に挿入できる切欠きを設けておい
て、目玉付ボルト12にナット13をねじ込み、ほぼ蓋6の
全周にわたって固定するようにするが。蓋6の切欠き6a
の部分においてゴムブッシュ11の変形をなくするため、
切欠かず通し穴となっている。ケーブル5a,5b,5cは各々
ケーブルホルダ7を挿通している。ケーブル5a,5bは動
力用ケーブル、ケーブル5cは保護リレー用ケーブルであ
り、それぞれ外径寸法が異なるが同構造であるので、ケ
ーブル5bのケーブルホルダ7を挿通部のみについて説明
する。ケーブル5bの挿通する部分にケーブルホルダ7と
一体にハウジング7aが設けられ、その底部の段付丸孔7b
には円筒ゴムブッシュ15が嵌入し、この円筒ゴムブッシ
ュ15をほぼ同一外径の座板16を円筒ゴムブッシュ15の上
端面に置き、グランド17をハウジング7aの内側のめねじ
7cにねじ込み、円筒ゴムブッシュ15を長手方向に圧縮し
て円筒ゴムブッシュ15を段付丸孔7bとケーブル5bに押圧
して水密を計っている。第1図に示すように、蓋6には
揚水管1の上部に滞留する空気を抜くための空気抜き弁
18が設けてある。水中モータ4dの上部カバー部4fには水
中モータポンプ4の吊り上げ部として吊り手19が設けら
れている。吊り手19の上端は水中モータポンプ4の主軸
中心線上にある。従って、吊り手19の上端で吊り上げる
と水中モータポンプ4は直立する。吊り手19の上端に枢
着されたシャックル21に吊上部材の吊り棒22の下端の環
状部22aが連結され、吊り棒22の上端には長さ調整部材2
3の下端が固定もしくは吊り棒22を中心に回転自在に設
けられている。長さ調整部材23の上端のめねじには吊り
環24の半径方向に延長するおねじ部がねじ込まれてい
る。図示で明らかなように水中モータポンプ4を揚水管
1に取付けた状態で吊り環24の上端が蓋6より僅かに下
くるように吊り環24を長さ調整部材23にねじ込んで調節
されており、この状態で吊り環24のおねじ部にねじ込ん
だロックナット25を締め付けて、長さ調整部材23と吊り
環24を固定している。揚水管1の上部には吊り環24とほ
ぼ同じ高さに吊り具固定部26が揚水管1の周囲を等配し
て複数個所に設けてある。
第5図は第1図のC部分の拡大図である。吊り具固定部
26には揚水管1の内部に対して開口部26aが筒状に設け
られ、開口部26aを横切ってバー26bが開口部26aの壁に
固定されている。開口部26aのフランジにはカバー26cが
ボルトで固定され、密封されている。
26には揚水管1の内部に対して開口部26aが筒状に設け
られ、開口部26aを横切ってバー26bが開口部26aの壁に
固定されている。開口部26aのフランジにはカバー26cが
ボルトで固定され、密封されている。
救急排水用としての水中モータポンプ装置では揚水管1
は常設されており、蓋6も常時は取付けられてはいる
が、水中モータポンプ4を取付けるときはポンプ挿入前
に蓋6を吊り上げ揚水管1よりずらしておくか上壁3上
に卸しておく。救急排水の必要ができた場合に排水機場
へ運搬された水中モータポンプ4はシャックル21を介し
て予め適正な長さに調節されている長さ調整部材23、吊
り環24、ロックナット25の組付けたものを吊り手19に取
り付けるか、或いは水中モータポンプ4に常に取り付け
ておく。水中モータポンプ4が横置きされている場合
は、垂直にした後クレーン車の吊り上げ用のフックに吊
り環24をくぐらせた図示されないロープを掛けて吊り上
げると垂直に吊り上げられる。水中モータポンプ4を揚
水管1を通じて下ろすと、その底においてソールプレー
ト1bに着座部4bが当接する。この状態では吊り環24の上
端は揚水管1の上端よりわずかに下ある。ケーブル5a,5
b,5cは揚水管1の上部の所定取出位置に束ねて仮止めし
ておく。ここで吊り環24をくぐらせているロープを僅か
にゆるめるようにクレーンのフックを下げ、該ロープを
手でもって吊り環24をケーブル5a,5b、5cに出来るだけ
影響を与えない位置に近い吊り具固定部26に向かって傾
け、バー26bと吊り環24を針金等で結束する。この結束
作業はカバー26cを開いて行なうか、或いは揚水管1の
上部開口部より手を伸ばして行なってもよい。次に蓋6
を揚水管1の取付フランジ1d上に載せるがその際、切欠
き6a中にケーブル5a,5b、5cを挿通させる。蓋6を目玉
付ボルト12、ナット13より揚水管1に固定した後、切欠
き6aにゴムブッシュ11を嵌め込みケーブルホルダ7をパ
ッキン9を介在させて蓋6の上に配置し、ボルト8及び
ナット13をねじ込み固定する。ケーブルホルダ7を蓋6
の上した後、上方外部より揚水管1の内ケーブル5a,5b,
5cを揚水管1の内でたるみがない程度に、引っ張りグラ
ンド17をねじ込むことにより、水密を保ちながら固定す
る。このような水中モータポンプ4の取付を各揚水管1
に一台のクレーン車で行なう。水中モータポンプ4に通
電すると取水槽2の溜水は吸込ベル4eに吸い込まれ、吐
出ボール4aを通って揚水管1、吐出口1e、図示されない
排水管を通って排出される。
は常設されており、蓋6も常時は取付けられてはいる
が、水中モータポンプ4を取付けるときはポンプ挿入前
に蓋6を吊り上げ揚水管1よりずらしておくか上壁3上
に卸しておく。救急排水の必要ができた場合に排水機場
へ運搬された水中モータポンプ4はシャックル21を介し
て予め適正な長さに調節されている長さ調整部材23、吊
り環24、ロックナット25の組付けたものを吊り手19に取
り付けるか、或いは水中モータポンプ4に常に取り付け
ておく。水中モータポンプ4が横置きされている場合
は、垂直にした後クレーン車の吊り上げ用のフックに吊
り環24をくぐらせた図示されないロープを掛けて吊り上
げると垂直に吊り上げられる。水中モータポンプ4を揚
水管1を通じて下ろすと、その底においてソールプレー
ト1bに着座部4bが当接する。この状態では吊り環24の上
端は揚水管1の上端よりわずかに下ある。ケーブル5a,5
b,5cは揚水管1の上部の所定取出位置に束ねて仮止めし
ておく。ここで吊り環24をくぐらせているロープを僅か
にゆるめるようにクレーンのフックを下げ、該ロープを
手でもって吊り環24をケーブル5a,5b、5cに出来るだけ
影響を与えない位置に近い吊り具固定部26に向かって傾
け、バー26bと吊り環24を針金等で結束する。この結束
作業はカバー26cを開いて行なうか、或いは揚水管1の
上部開口部より手を伸ばして行なってもよい。次に蓋6
を揚水管1の取付フランジ1d上に載せるがその際、切欠
き6a中にケーブル5a,5b、5cを挿通させる。蓋6を目玉
付ボルト12、ナット13より揚水管1に固定した後、切欠
き6aにゴムブッシュ11を嵌め込みケーブルホルダ7をパ
ッキン9を介在させて蓋6の上に配置し、ボルト8及び
ナット13をねじ込み固定する。ケーブルホルダ7を蓋6
の上した後、上方外部より揚水管1の内ケーブル5a,5b,
5cを揚水管1の内でたるみがない程度に、引っ張りグラ
ンド17をねじ込むことにより、水密を保ちながら固定す
る。このような水中モータポンプ4の取付を各揚水管1
に一台のクレーン車で行なう。水中モータポンプ4に通
電すると取水槽2の溜水は吸込ベル4eに吸い込まれ、吐
出ボール4aを通って揚水管1、吐出口1e、図示されない
排水管を通って排出される。
水中モータポンプ4の起動時に羽根車4yに働く水力反力
のトルク成分は水中モータポンプ4を回転させるが、リ
ブ4cが回転して行くとリブ1cに受止められて回転しなく
なる。尚、揚水管1の上部に滞留する空気は空気弁18に
より排出される。水中モータポンプ4を引き上げるには
蓋6を開けて吊り環24とバー26bを結束している針金を
解き、ケーブルホルダ7をボルト8、ナット13を外して
持上げ、蓋6から離しておいて、蓋6を固定しているナ
ット13を緩めて蓋6を横にずらせてケーブル5a,5b,5cを
蓋6の外にして蓋6を上壁3の上に卸す。次に吊り環24
にくぐらせたなロープにクレーンの吊り上げロープ先端
のフックを引掛け、揚水管1から水中モータポンプ4を
抜き出す。
のトルク成分は水中モータポンプ4を回転させるが、リ
ブ4cが回転して行くとリブ1cに受止められて回転しなく
なる。尚、揚水管1の上部に滞留する空気は空気弁18に
より排出される。水中モータポンプ4を引き上げるには
蓋6を開けて吊り環24とバー26bを結束している針金を
解き、ケーブルホルダ7をボルト8、ナット13を外して
持上げ、蓋6から離しておいて、蓋6を固定しているナ
ット13を緩めて蓋6を横にずらせてケーブル5a,5b,5cを
蓋6の外にして蓋6を上壁3の上に卸す。次に吊り環24
にくぐらせたなロープにクレーンの吊り上げロープ先端
のフックを引掛け、揚水管1から水中モータポンプ4を
抜き出す。
上記実施例では吊り棒先端に長さ調整部材23に吊り環24
をねじ込んだので、揚水管1の長さが異なる場合にも適
合できる。
をねじ込んだので、揚水管1の長さが異なる場合にも適
合できる。
以上説明したように本考案によれば、揚水管の底に据付
ける水中モータポンプの吊り上げ部材に棒状の吊り棒を
用いるので、下記のような優れた効果が得られる。
ける水中モータポンプの吊り上げ部材に棒状の吊り棒を
用いるので、下記のような優れた効果が得られる。
(1) 救急排出用のための非常に気象条件の悪い中で
も確実に作業ができなければならないが、吊り上げ部材
が棒状の吊り棒であるから、水中モータポンプの据付け
作業が容易となり、吊り上げ部材としてチェーン或いは
ワイヤーを用いる従来のように、吊り上げ部材を揚水管
内に落下させるという危険性は皆無となる。また、水中
モータポンプを引き上げるときも吊り上げ部材の上端が
揚水管の上部に位置するため外部からの引上げ装置に容
易に接続できる。
も確実に作業ができなければならないが、吊り上げ部材
が棒状の吊り棒であるから、水中モータポンプの据付け
作業が容易となり、吊り上げ部材としてチェーン或いは
ワイヤーを用いる従来のように、吊り上げ部材を揚水管
内に落下させるという危険性は皆無となる。また、水中
モータポンプを引き上げるときも吊り上げ部材の上端が
揚水管の上部に位置するため外部からの引上げ装置に容
易に接続できる。
(2) 吊り棒が棒状のためチェーン或いはワイヤーを
等と異なり振れてケーブルを損傷させる危険が少なくな
る。
等と異なり振れてケーブルを損傷させる危険が少なくな
る。
(3) 特に吊り棒の上部を揚水管の上部の吊り具固定
部に固定するようにするならば、ケーブルを損傷する可
能性は皆無となる。
部に固定するようにするならば、ケーブルを損傷する可
能性は皆無となる。
第1図は本考案に係る水中モータポンプ装置の縦断面
図、第2図は第1図のA−A拡大断面図、第3図は第1
図のB部分の拡大断面図、第4図は第1図のB部分の平
面図、第5図は第1図のC部分の拡大図である。 図中、1……揚水管、1a……フランジ、1b……ソールプ
レート、1c……リブ、1d……取付フランジ、1e……吐出
口、2……取水槽、3……上壁、4……水中モータポン
プ、4a……吐出ボール、4b……着座部、4c……リブ、4d
……水中モータ、4e……吸込ベル、4f……上部カバー
部、4x……斜流ポンプ、4y……羽根車、5a,5b,5c……ケ
ーブル、5d……コネクタ部、6……蓋、6a……切欠き、
7……ケーブルホルダ、7a……ハウジング、7b……段付
丸孔、7c……めねじ、8……ボルト、9……パッキン、
11……ゴムブッシュ、12……目玉付ボルト、13……ナッ
ト、15……円筒ゴムブッシュ、16……座板、17……グラ
ンド、18……空気弁、19……吊り手、21……シャック
ル、22……吊り棒、23……長さ調整部材、24……吊り
環、25……ロックナット、26……吊り具固定部、26a…
…開口部、26b……バー、26c……カバー。
図、第2図は第1図のA−A拡大断面図、第3図は第1
図のB部分の拡大断面図、第4図は第1図のB部分の平
面図、第5図は第1図のC部分の拡大図である。 図中、1……揚水管、1a……フランジ、1b……ソールプ
レート、1c……リブ、1d……取付フランジ、1e……吐出
口、2……取水槽、3……上壁、4……水中モータポン
プ、4a……吐出ボール、4b……着座部、4c……リブ、4d
……水中モータ、4e……吸込ベル、4f……上部カバー
部、4x……斜流ポンプ、4y……羽根車、5a,5b,5c……ケ
ーブル、5d……コネクタ部、6……蓋、6a……切欠き、
7……ケーブルホルダ、7a……ハウジング、7b……段付
丸孔、7c……めねじ、8……ボルト、9……パッキン、
11……ゴムブッシュ、12……目玉付ボルト、13……ナッ
ト、15……円筒ゴムブッシュ、16……座板、17……グラ
ンド、18……空気弁、19……吊り手、21……シャック
ル、22……吊り棒、23……長さ調整部材、24……吊り
環、25……ロックナット、26……吊り具固定部、26a…
…開口部、26b……バー、26c……カバー。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 999999999 株式会社電業社機械製作所 東京都大田区大森北1丁目5番1号 (71)出願人 999999999 株式会社酉島製作所 大阪府高槻市宮田町1丁目1番8号 (71)出願人 999999999 株式会社日立製作所 東京都千代田区神田駿河台4丁目6番地 (71)出願人 999999999 三菱重工業株式会社 東京都千代田区丸の内2丁目5番1号 (72)考案者 関谷 洋一 東京都千代田区大手町1丁目3番1号 建 設省関東地方建設局内 (72)考案者 高山 和法 千葉県松戸市初富飛地7―1 建設省関東 技術事務所内 (72)考案者 酒井 紀明 東京都大田区羽田旭町11番1号 株式会社 荏原製作所内
Claims (1)
- 【請求項1】揚水管底部のソールプレート上に水中モー
タポンプを該揚水管を通じて着脱可能に設けた水中モー
タポンプ装置において、水中モータポンプの吊上部材が
水中モータポンプ上部吊上部に連結した吊り棒であるこ
とを特徴とする水中モータポンプ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8539589U JPH0724636Y2 (ja) | 1989-07-19 | 1989-07-19 | 水中モータポンプ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8539589U JPH0724636Y2 (ja) | 1989-07-19 | 1989-07-19 | 水中モータポンプ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0323692U JPH0323692U (ja) | 1991-03-12 |
JPH0724636Y2 true JPH0724636Y2 (ja) | 1995-06-05 |
Family
ID=31634520
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8539589U Expired - Lifetime JPH0724636Y2 (ja) | 1989-07-19 | 1989-07-19 | 水中モータポンプ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0724636Y2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9399841B2 (en) | 2012-05-02 | 2016-07-26 | Kikuo Yamada | Method for producing water-disintegrable paper |
KR102000563B1 (ko) * | 2019-01-30 | 2019-07-16 | 제일기계공업주식회사 | 부상 방지관이 구비된 수중 펌프 |
-
1989
- 1989-07-19 JP JP8539589U patent/JPH0724636Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9399841B2 (en) | 2012-05-02 | 2016-07-26 | Kikuo Yamada | Method for producing water-disintegrable paper |
KR102000563B1 (ko) * | 2019-01-30 | 2019-07-16 | 제일기계공업주식회사 | 부상 방지관이 구비된 수중 펌프 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0323692U (ja) | 1991-03-12 |
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---|---|---|---|
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