JPH07245760A - 画像復号装置、および該装置を用いた画像復号方法 - Google Patents

画像復号装置、および該装置を用いた画像復号方法

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JPH07245760A
JPH07245760A JP3485794A JP3485794A JPH07245760A JP H07245760 A JPH07245760 A JP H07245760A JP 3485794 A JP3485794 A JP 3485794A JP 3485794 A JP3485794 A JP 3485794A JP H07245760 A JPH07245760 A JP H07245760A
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竹田  淳
Akihiko Takahata
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 入力バッファのバッファ容量が十分に得られ
ない場合でも、オーバーフローが発生する可能性を減ら
すことを目的とする。 【構成】 オーバーフロー検出器10が入力バッファ回
路5、可変長復号回路6、逆量子化回路7、0データ発
生器11に接続され、また、0データ発生器11は逆量
子化回路7の出力とともに、逆スキャン変換回路8に接
続されている。 【効果】 復号画像データに逆変換すべき符号化画像デ
ータの取扱い量を削減することで、逆変換手段における
符号化画像データの取扱い時間が短縮され、符号化画像
データを復号画像データに逆変換する際に記憶手段がオ
ーバーフロー状態になることを防止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、離散コサイン変換(Di
screte Cosine Transform 以後DCTと略記)を用いて
符号化した画像データを復号するための画像復号装置、
および該装置を用いた画像復号方法に関し、特に、入力
バッファのオーバーフローを防止した画像復号装置、お
よび該装置を用いた画像復号方法に関する。
【0002】
【従来の技術】放送、通信、蓄積メディアなどでは、2
次元平面上でのアナログデータである輝度や色差の値を
デジタル化したものを画像データとして用いる。このよ
うなデータを効率的に蓄積したり伝送したりするために
は、DCT等の処理を用いてデータ量を圧縮する。この
処理のことを画像データの符号化と呼ぶ。
【0003】図10に、従来から使用されている、DC
T方式の画像データの符号化装置のブロック図を示す。
図10において、画像データは1ブロックが8×8行列
で構成された画像データブロックとして、DCT処理を
施すDCT回路1に与えられる。DCT処理を施すこと
で、画像情報が部分的に集中した画像データブロックを
形成することがDCT方式の特徴である。
【0004】より具体的に説明すると、DCT処理によ
り、行列の左上にある要素の絶対値が大きく、右下の要
素の絶対値が小さい画像データブロックが得られる。こ
のことは、重要なデータが画像データブロックの左上に
集中していることを意味する。
【0005】次に、DCT処理を施された画像データブ
ロックは、スキャン変換回路2に与えられ、重要なデー
タが優先的に処理されるように、データの並べ替え処理
を施される。この並べ替えの手法としては一般的に、重
要度の高いデータの1番目は第1行第1列、2番めは第
1行第2列、3番目は第2行第1列、4番目は第3行第
1列のように、機械的にジグザグにデータをスキャンし
てデータの順位の変換を行う、ジグザグスキャンと呼称
される方式が用いられる。
【0006】図11に8×8行列のジグザグスキャンの
マトリックスを示す。図11において、第1行第1列の
データを0番として最重要データとし、第8行第8列の
データが63番となっている。スキャン変換回路2は0
番から63番の順に従って、画像データを出力する。
【0007】スキャン変換処理を施された画像データ
は、量子化回路3に与えられて量子化される。量子化と
は、データを有限個の小領域に分割して、各領域ごとに
代表値を決める(数値を丸める)処理であり、そのまま
では膨大な量となる画像データのデータ量を減らすため
の操作である。
【0008】量子化された画像データは、可変長符号化
回路4に与えられ、可変長符号信号に変換され、符号化
データとして出力される。
【0009】なお、DCT処理、ジグザグスキャン方
式、量子化、可変長符号化などは周知の技術なので、詳
細な説明は省略する。
【0010】画像データを符号化して伝送する符号化装
置に対して、符号化された画像データを受け、再び元の
画像データに復号するためには復号装置が必要である。
画像データを復号するためには、符号化のために行った
一連の処理の逆の処理を行う必要がある。
【0011】図10で説明した符号化装置により符号化
された画像データ(以後符号化データと呼称)を復号す
るための従来の画像復号装置を図12に示す。図12に
おいて、符号化データは入力データとして入力バッファ
回路5に与えられ、一時的に蓄積される。
【0012】次に、符号化データは、該データを復号し
て、量子化された状態に戻す可変長復号回路6に与えら
れる。可変長復号回路6により量子化された状態に戻さ
れた符号化データは、逆量子化回路7に与えられて、逆
量子化処理を施される。逆量子化回路7では、量子化処
理で決めた領域の代表値と入力データとの演算を行っ
て、逆量子化が達成される。
【0013】逆量子化された符号化データは逆スキャン
変換回路8に与えられ、スキャン変換の逆処理(逆スキ
ャン変換)が施される。このとき、符号化データブロッ
ク内の行列要素の並べ替えを行うので、一旦、記憶装置
にデータを蓄える。
【0014】逆スキャン変換処理を施された符号化デー
タは逆離散コサイン変換(InverseDiscrete Cosine Tra
nsform 以後IDCTと略記)回路9に与えられ、逆離
散コサイン変換処理を施されて出力される。
【0015】以上説明したように、逆量子化処理では演
算処理が必要であり、逆スキャン変換処理ではデータを
記憶装置に蓄える必要があるので、各々の処理に少なか
らぬ時間を要することになる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】従来の画像復号装置は
以上のように構成されているので、以下のような問題点
があった。すなわち、逆量子化処理および逆スキャン変
換処理には少なからぬ時間を要するので、入力バッファ
回路5のバッファ容量が符号化データの入力量に比べ
て、十分大きいとは言えない場合には、入力バッファ回
路5内の符号化データを順次送出して、一連の処理が完
了する前に、新たな符号化データが入力バッファ回路5
に入力されると、入力バッファ回路5のバッファ容量を
越えて符号化データがオーバーフローしてしまう可能性
がある。
【0017】オーバーフローが発生すると画像の復号が
できなくなるので、それ以降の符号化データをまったく
復号できない状態に陥るか、あるいは、予め、幾つか符
号化データブロックを復号せずに省略して、オーバーフ
ローが解消された時点で、復号処理を再開するなどの機
能を備える必要があった。このような機能を、こま落し
と呼称するが、こま落しを施すと、実際の動画像では、
いくつかの画面が抜けて連続性が断たれることになり、
復号された動画像は、符号化する前に比べて、動きが不
自然なものになってしまうという問題点があった。
【0018】本発明は、かかる問題点を解決するために
なされたものであり、入力バッファのバッファ容量が十
分に得られない場合でも、オーバーフローが発生する可
能性を減らし、オーバーフローが生じた場合にも、こま
落し処置をする画面数を少なくできる画像復号装置を得
ることを目的とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明に係る請求項1記
載の画像復号装置は、離散コサイン変換回路を含む符号
化装置により符号化された符号化画像データを受けて一
時的に記憶する記憶手段と、前記記憶手段に接続され、
前記記憶手段から送出される前記符号化画像データを受
けて、復号された復号画像データに逆変換するための逆
変換手段とを有する画像復号装置において、前記記憶手
段に接続され、前記記憶手段に記憶された前記符号化画
像データのデータ量を計測し、該データ量が所定量を越
えたことを検出した場合には、前記逆変換手段におい
て、前記復号画像データに逆変換すべき前記符号化画像
データの取扱い量を削減するための制御信号を、前記逆
変換手段に与える、データ量検出手段と、前記データ量
検出手段に接続され、前記制御信号により削減された前
記符号化画像データの代わりに0データを付加する0デ
ータ付加手段とを備えたことを特徴とする。
【0020】本発明に係る請求項2記載の画像復号装置
は、前記逆変換手段が、前記符号化画像データを復号し
て量子化されたデータに復号するデータ復号回路と、前
記量子化されたデータに量子化とは逆の処理を行って、
逆量子化データを得る逆量子化回路と、前記逆量子化デ
ータの並べ替えを行って、離散コサイン変換によって得
られたデータ配列に戻す逆スキャン変換回路と、前記逆
スキャン変換回路によって並べ替えられたデータに逆離
散コサイン変換を行って、前記復号画像データを得る逆
離散コサイン変換回路とを備える請求項1記載の画像復
号装置において、前記制御信号を受けた前記データ復号
回路および前記逆量子化回路は、前記データ復号回路の
画像データの取扱い量の削減および、前記逆量子化回路
の画像データの取扱い量の削減をすることを特徴とする
画像復号装置。
【0021】本発明に係る請求項3記載の画像復号装置
は、前記逆変換手段が、前記符号化画像データを復号し
て量子化されたデータに復号するデータ復号回路と、前
記量子化されたデータに量子化とは逆の処理を行って、
逆量子化データを得る逆量子化回路と、前記逆量子化デ
ータの並べ替えを行って、離散コサイン変換によって得
られたデータ配列に戻す逆スキャン変換回路と、前記逆
スキャン変換回路によって並べ替えられたデータに逆離
散コサイン変換を行って、前記復号画像データを得る逆
離散コサイン変換回路とを備える請求項1記載の画像復
号装置において、前記制御信号を受けた、前記データ復
号回路および前記逆スキャン変換回路は、前記データ復
号回路の画像データの取扱い量の削減および、前記逆ス
キャン変換回路の画像データの取扱い量の削減をするこ
とを特徴とする。
【0022】本発明に係る請求項4記載の画像復号装置
は、前記制御信号が、前記符号化画像データの取扱い量
を段階的に削減するための少なくとも2以上の異なった
制御信号からなり、前記データ量検出手段は、前記記憶
手段に記憶された前記符号化画像データのデータ量に応
じて、前記2以上の異なった制御信号のいずれかを送信
する手段であることを特徴とする。
【0023】本発明に係る請求項5記載の画像復号方法
は、請求項2記載の画像復号装置を用いた画像復号方法
であって、(a)前記記憶手段に記憶された前記符号化
画像データのデータ量を計数して、前記符号化画像デー
タの蓄積量を求める工程と、(b)前記符号化画像デー
タの蓄積量が、第1の所定量を越えた場合に、前記制御
信号を送信する工程と、(c)前記制御信号に基づい
て、前記データ復号回路において取扱う前記画像データ
の取扱い量を削減する工程と、(d)前記制御信号に基
づいて、前記逆量子化回路において取扱う前記画像デー
タの取扱い量を削減する工程と、(e)前記削減された
符号化画像データの代わりに0データを付加した後に、
逆離散コサイン変換を行う工程と、(f)前記符号化画
像データの蓄積量が、第2の所定量より少なくなった場
合に前記制御信号を停止する工程とを備えている。
【0024】本発明に係る請求項6記載の画像復号方法
は、前記工程(d)の後に、(g)前記符号化画像デー
タの蓄積量が、前記第1の所定量よりも高く設定された
第3の所定量を越えた場合に、他の制御信号を送信する
工程と、(h)前記他の制御信号に基づいて、前記デー
タ復号回路において取扱う前記画像データの取扱い量を
さらに削減する工程と、(i)前記制御信号に基づい
て、前記逆量子化回路において取扱う前記画像データの
取扱い量をさらに削減する工程と、(j)前記符号化画
像データの蓄積量が、前記第2の所定量より低く設定さ
れた第4の所定量よりも少なくなった場合に、前記他の
制御信号を停止する工程とをさらに備えている。
【0025】本発明に係る請求項7記載の画像復号方法
は、請求項3記載の画像復号装置を用いた画像復号方法
であって、(a)前記記憶手段に記憶された前記符号化
画像データのデータ量を計数して、前記符号化画像デー
タの蓄積量を求める工程と、(b)前記符号化画像デー
タの蓄積量が、第1の所定量を越えた場合に、前記制御
信号を送信する工程と、(c)前記制御信号に基づい
て、前記データ復号回路において取扱う前記画像データ
の取扱い量を削減する工程と、(d)前記制御信号に基
づいて、前記逆スキャン変換回路において取扱う前記画
像データの取扱い量を削減する工程と、(e)前記削減
された符号化画像データの代わりに0データを付加し、
前記逆スキャン変換回路によって並べ替えられたデータ
に、逆離散コサイン変換を行う工程と、(f)前記符号
化画像データの蓄積量が、第2の所定量より少なくなっ
た場合に前記制御信号を停止する工程とを備えている。
【0026】本発明に係る請求項8記載の画像復号方法
は、前記工程(d)の後に、(g)前記符号化画像デー
タの蓄積量が、前記第1の所定量よりも高く設定された
第3の所定量を越えた場合に、他の制御信号を送信する
工程と、(h)前記他の制御信号に基づいて、前記デー
タ復号回路において取扱う前記画像データの取扱い量を
さらに削減する工程と、(i)前記他の制御信号に基づ
いて、前記逆スキャン変換回路において取扱う前記画像
データの取扱い量をさらに削減する工程と、(j)前記
符号化画像データの蓄積量が、前記第2の所定量より低
く設定された第4の所定量よりも少なくなった場合に、
前記他の制御信号を停止する工程とをさらに備えてい
る。
【0027】
【作用】本発明に係る請求項1記載の画像復号装置によ
れば、データ量検出手段は、記憶手段に記憶された符号
化画像データのデータ量が所定量を越えたことを検出し
た場合には、逆変換手段において、復号画像データに逆
変換すべき符号化画像データの取扱い量を削減するため
の制御信号を逆変換手段に送信して、復号画像データに
逆変換すべき符号化画像データの取扱い量を削減するこ
とができるので、逆変換手段における符号化画像データ
の取扱い時間が短縮される。また、削減された符号化画
像データの代わりに0データを付加する0データ付加手
段とを備えているので、符号化画像データの形式上の不
備を防止することができる。
【0028】本発明に係る請求項2記載の画像復号装置
によれば、制御信号が、データ復号回路と逆量子化回路
とに与えられることで、データ復号回路における画像デ
ータの取扱い量が削減されるとともに、逆量子化回路に
おける画像データの取扱い量を削減することができるの
で、画像データの復号および逆量子化に費やす時間が短
縮される。
【0029】本発明に係る請求項3記載の画像復号装置
によれば、制御信号が、データ復号回路と逆スキャン変
換回路とに与えられることで、データ復号回路における
画像データの取扱い量が削減されるとともに、逆スキャ
ン変換回路における画像データの取扱い量を削減するこ
とができるので、画像データの復号および逆スキャン変
換に費やす時間が短縮される。
【0030】本発明に係る請求項4記載の画像復号装置
によれば、記憶手段に記憶された符号化画像データのデ
ータ量に応じて、制御信号を使い分けることで、符号化
画像データの削減量を調整することができる。
【0031】本発明に係る請求項5記載の画像復号方法
によれば、画像データの復号および逆量子化に費やす時
間を短縮することができる。
【0032】本発明に係る請求項6記載の画像復号方法
によれば、制御信号に基づいた画像データの取扱い量の
削減では、記憶手段に記憶された符号化画像データのデ
ータ量が減少しない場合に、他の制御信号に基づいて、
データ復号回路および逆量子化回路における画像データ
の取扱い量をさらに削減して対応するので、符号化画像
データの削減量を調整しつつ、画像データの復号および
逆量子化に費やす時間を短縮することができる。
【0033】本発明に係る請求項7記載の画像復号方法
によれば、画像データの復号および逆スキャン変換に費
やす時間を短縮することができる。
【0034】本発明に係る請求項8記載の画像復号方法
によれば、制御信号に基づいた画像データの取扱い量の
削減では、記憶手段に記憶された符号化画像データのデ
ータ量が減少しない場合に、他の制御信号に基づいて、
データ復号回路および逆スキャン変換回路における画像
データの取扱い量をさらに削減して対応するので、符号
化画像データの削減量を調整しつつ、画像データの復号
および逆スキャン変換に費やす時間を短縮することがで
きる。
【0035】
【実施例】
<A.第1実施例> <A−1.装置の全体構成>図1は本発明の第1実施例
である画像復号装置100の構成を示すブロック図であ
る。図1において、図12で説明した従来の画像復号装
置にオーバーフロー検出器10および0データ発生器1
1が新たに付加されている。
【0036】オーバーフロー検出器10が入力バッファ
回路5、可変長復号回路6、逆量子化回路7、0データ
発生器11に接続され、また、0データ発生器11は逆
量子化回路7の出力とともに、逆スキャン変換回路8に
接続されている。その他の構成は従来の画像復号装置と
同様なので、重複する構成の説明は省略する。
【0037】<A−2.装置の部分構成>オーバーフロ
ー検出器10は、入力バッファ回路5内の符号化データ
の量を検出し、入力バッファ回路5の符号化データの量
が、例えばバッファ容量の90%を越えた場合には、オ
ーバーフローの前兆を告知する信号としてオーバーフロ
ー信号を可変長復号回路6、逆量子化回路7、0データ
発生器11に伝達する。また、アンダーフローを避ける
ため、入力バッファ回路5のデータ量がバッファ容量の
30%より少なくなったら、オーバーフロー信号を取り
消すように構成されている。
【0038】オーバーフロー検出器10の構成の一例と
しては、カウンタ回路を備え、入力バッファ回路5に符
号化データの1つが入力されるごとにカウンタ回路をイ
ンクリメントし、同時に、入力バッファ回路5から出力
されるごとにカウンタ回路をデクリメントさせる方法な
どが考えられる。この場合、予め入力バッファ回路5の
バッファ容量の90%に相当するカウント数を設定し、
該カウント数との比較を行って、オーバーフロー信号の
出力タイミングを決定する方法などがある。
【0039】可変長復号回路6は、オーバーフロー信号
を受け取っている間は、符号化データのブロックの中の
64個のデータのうち、例えば40番目のデータまでし
か可変長復号処理を行わず、41番目以降のデータにつ
いては処理を打切って、次の符号化データブロックの処
理に取りかかるように構成されている。
【0040】逆量子化回路7は、オーバーフロー信号を
受け取っている間は、符号化データのブロックの中の6
4個のデータのうち、例えば40番目のデータまでしか
逆量子化処理を行わず、41番目以降のデータについて
は破棄して、次の符号化データブロックの処理に取りか
かるように構成されている。
【0041】0データ発生器11は、逆スキャン変換回
路8から未処理の41番目以降のデータが出力されるタ
イミングに合わせて、0データを出力し、41番目以降
のデータとして符号化データブロックに付加するように
構成されている。
【0042】また、逆量子化回路7は、入力バッファ回
路5のデータ量がバッファ容量の30%より少なってオ
ーバーフロー信号が取り消されれば、逆量子化回路7は
符号化データのブロックの全データに対しての逆量子化
処理を再開するように構成されている。
【0043】<A−3.装置動作>次に本実施例の動作
のアルゴリズムをフローチャートとして図2に示す。オ
ーバーフロー検出器10は、ステップS10において、
入力バッファ回路5に蓄積された符号化データの蓄積量
がバッファ容量の90%以上となり、オーバーフロー状
態に近づいたことを検出すると、次に、ステップS11
において、オーバーフロー信号を出力して、可変長復号
回路6、逆量子化回路7、0データ発生器11に伝達す
る。
【0044】オーバーフロー信号を受けた可変長復号回
路6は、符号化データブロックの40番目のデータまで
は可変長復号処理を行い、41番目以降のデータを破棄
して、40番目までのデータを逆量子化回路7に向けて
出力し、入力バッファ回路5から次の符号化データブロ
ックを受け取る(ステップS12)。
【0045】オーバーフロー信号を受けた逆量子化回路
7は、符号化データブロックの40番目のデータまでは
逆量子化処理を行い、41番目以降のデータについては
処理を打切って、41番目以降のデータが存在しない8
×8行列の符号化データブロックとして逆スキャン変換
回路8に出力し可変長復号回路6から次の符号化データ
ブロックを受け取る(ステップS13)。
【0046】ここで、41番目以降のデータの破棄は、
オーバーフロー信号を受けた時点で、逆量子化回路7内
に存在していた符号化データブロック、あるいは、オー
バーフロー信号を受けた時点では、可変長復号回路6か
らすでに出力されていた符号化データブロックに対して
施される動作である。なぜなら、オーバーフロー信号を
受けた後に可変長復号回路6が出力する符号化データブ
ロックには、41番目以降のデータは存在しないので、
データの破棄を行う必要はないからである。
【0047】次に、ステップS14として、0データ発
生器11は逆量子化回路7から41番目以降のデータが
出力されるタイミングに合わせて、0データを出力し、
41番目以降のデータとして0データを付加して、逆ス
キャン変換回路8に入力する。
【0048】このように、可変長復号回路6が符号化デ
ータブロックの41番目以降を破棄し、可変長復号処理
を行わないので、逆量子化回路7に符号化データを出力
する速度も速くなり、逆量子化回路7も符号化データブ
ロックの40番目までのデータに対して逆量子化処理を
行えばよいので、逆量子化の演算に時間を要する逆量子
化回路7の処理速度は速くなる。したがって、可変長復
号回路6が入力バッファ回路5から符号化データブロッ
クを受ける速度が速くなり、入力バッファ回路5に蓄積
された符号化データの蓄積量が減少することになる。こ
のような処理を符号化データブロックの幾つかに渡って
継続して行うと、入力バッファ回路5の符号化データの
蓄積量が徐々に減少する。
【0049】オーバーフロー検出器10は、ステップS
15において、入力バッファ回路5に蓄積された符号化
データの蓄積量がバッファ容量の30%以下となり、ア
ンダーフロー状態に近づいたことを検出すると、ステッ
プS16において、オーバーフロー信号の伝達を停止す
る。このときから、可変長復号回路6および逆量子化回
路7は、符号化データブロックの41番目以降のデータ
を破棄する動作を停止し、符号化データブロックの全デ
ータに対して、可変長復号処理および逆量子化処理を再
開する(ステップS17)。
【0050】このような一連の動作を繰り返すことによ
り、従来の画像復号装置ではオーバーフローが生じる場
合でも、オーバーフローを防止することができ、また、
オーバーフローが生じた場合でも、速やかに回復するこ
とができ、こま落とし機能を備えている場合でも、こま
落としされる画像データブロック数を最小限に抑えるこ
とができる。
【0051】<B.第2実施例> <B−1.装置の全体構成>図3は本発明の第2の実施
例である画像復号装置200の構成を示すブロック図で
ある。図3において、基本的な装置構成は第1の実施例
として図1に示した画像復号装置100と同様である
が、オーバーフロー検出器10が逆スキャン変換回路8
に接続されている点が第1実施例とは異なる。
【0052】図1を用いて説明した第1実施例では、オ
ーバーフロー検出器10がオーバーフロー発生の前兆を
検出すると、オーバーフロー信号を可変長復号回路6お
よび逆量子化回路7に伝達し、可変長復号回路6におけ
る符号化データブロック内のデータ処理を途中で打ち切
り、それ以降のデータを破棄するとともに、逆量子化回
路7における、符号化データブロック内のデータ処理を
途中で打ち切り、それ以降のデータについては強制的に
0データを付加していた。
【0053】本実施例では、オーバーフロー検出器10
がオーバーフロー発生の前兆を検出すると、入力バッフ
ァ回路5内の符号化データの蓄積量に応じたオーバーフ
ロー信号を、可変長復号回路6および逆スキャン変換回
路8に伝達し、可変長復号回路6における符号化データ
ブロック内のデータ処理を途中で打ち切り、それ以降の
データを破棄するとともに、逆スキャン変換回路8にお
ける、符号化データブロック内のデータ処理を途中で打
ち切り、それ以降のデータについては強制的に0データ
を付加する。このとき、オーバーフロー信号を入力バッ
ファ回路5内の符号化データの蓄積量に応じて使い分け
ることで、可変長復号回路6および逆スキャン変換回路
8における、符号化データブロック内の可変長復号処理
および逆スキャン変換処理の打ち切り位置を変更するこ
とを特徴とする。
【0054】<B−2.装置の部分構成>オーバーフロ
ー検出器10は、入力バッファ回路5に蓄積された符号
化データがバッファ容量の80%を越えたことを検出す
ると、オーバーフロー信号Aを可変長復号回路6および
逆スキャン変換回路8および0データ発生器11に対し
て出力する。さらに、符号化データが蓄積され、入力バ
ッファ回路5のバッファ容量の90%を越えた場合に
は、オーバーフロー信号Aに代えて、オーバーフロー信
号Bを可変長復号回路6および逆スキャン変換回路8お
よび0データ発生器11に対して出力する構成となって
いる。
【0055】また、オーバーフロー信号Bを出力してい
るときに、入力バッファ回路5に蓄積された符号化デー
タのデータ量がバッファ容量の60%より少なくなった
場合には、オーバーフローレベル信号Aに切り替え、オ
ーバーフロー信号Aを出力しているときに、入力バッフ
ァ回路5に蓄積された符号化データのデータ量がバッフ
ァ容量の30%より少なくなった場合には、オーバーフ
ロー信号Aを停止する。
【0056】可変長復号回路6は、オーバーフロー信号
Aを受け取っている間は、符号化データのブロックの中
の64個のデータのうち、例えば50番目のデータまで
しか可変長復号処理を行わず、51番目以降のデータに
ついては処理を打切って、次の符号化データブロックの
処理に取りかかるように構成されている。
【0057】また、オーバーフロー信号Bを受け取って
いる間は、符号化データブロックの中の64個のデータ
のうち、例えば45番目のデータまでしか可変長復号処
理を行わず、46番目以降のデータについては処理を打
切って、次の符号化データブロックの処理に取りかか
る。逆スキャン変換回路8は、オーバーフロー信号Aが
与えられている間は、符号化データのブロックの50番
目のデータまでは逆スキャン変換を行い、50番目のデ
ータの処理が終わると、51番目以降のデータについて
は処理を打切って、逆量子化回路7から送られる次の符
号化データブロックの処理に取りかかる。
【0058】また、オーバーフロー信号Bが与えられて
いる間は符号化データブロックの45番目のデータまで
は逆スキャン変換を行い、45番目のデータの処理が終
わると、46番目以降のデータは無視して、逆量子化回
路7から送られる次のブロックの符号化データの処理に
取りかかる。
【0059】0データ発生器11は、逆スキャン変換回
路8から未処理の46番目以降あるいは51番目以降の
データが出力されるタイミングに合わせて、0データを
出力し、46番目以降あるいは51番目以降のデータと
して符号化データブロックに付加するように構成されて
いる。
【0060】<B−3.装置動作>次に本実施例の動作
のアルゴリズムをフローチャートとして図4〜図6に示
す。図4に示すように、オーバーフロー検出器10は、
ステップS20において、入力バッファ回路5に蓄積さ
れた符号化データの蓄積量がバッファ容量の80%以上
となり、オーバーフロー状態に近づいたことを検出する
と、次に、ステップS21において、オーバーフロー信
号Aを出力して、可変長復号回路6、逆スキャン変換回
路8、0データ発生器11に伝達する。
【0061】オーバーフロー信号Aを受けた可変長復号
回路6は、符号化データブロックの50番目のデータま
では可変長復号処理を行い、51番目以降のデータを破
棄して、51番目以降のデータが存在しない8×8行列
の符号化データブロックとして逆量子化回路7に出力
し、入力バッファ回路5から次の符号化データブロック
を受け取る(ステップS22)。
【0062】オーバーフロー信号Aを受けた逆スキャン
変換回路8は、符号化データブロックの50番目のデー
タまでは逆スキャン変換処理を行い、51番目以降のデ
ータについては処理を打切って出力し、逆量子化回路7
から次の符号化データブロックを受け取る(ステップS
23)。なお、逆量子化回路7における逆量子化処理は
可変長復号回路6から与えられた符号化データのすべて
について施される。
【0063】ここで、51番目以降のデータの処理を打
切る動作は、オーバーフロー信号Aを受けた時点で、逆
スキャン変換回路8内に存在している符号化データブロ
ック、可変長復号回路6からすでに出力されている符号
化データブロック、逆量子化回路7内に存在している符
号化データブロック、逆量子化回路7からすでに出力さ
れている符号化データブロックに対して施される動作で
ある。なぜなら、オーバーフロー信号を受けた後に可変
長復号回路6が出力する符号化データブロックには、5
1番目以降のデータは存在しないので、データの無視を
行う必要はないからである。
【0064】次に、ステップS24として、0データ発
生器11は、逆スキャン変換回路8から未処理の51番
目以降のデータが出力されるタイミングに合わせて、0
データを出力し、51番目以降のデータとして0データ
を付加して、IDCT回路に入力する。
【0065】このように、可変長復号回路6が符号化デ
ータブロックの51番目以降のデータを破棄し、逆スキ
ャン変換回路8において、符号化データブロックの51
番目以降のデータを逆スキャン変換処理しないことによ
っても、入力バッファ回路5に蓄積された符号化データ
の蓄積量が減少せず、さらに増加して、バッファ容量の
90%以上となったことをオーバーフロー検出器10が
検出すると(ステップS25)、次に、ステップS26
において、オーバーフロー信号Bを出力して、可変長復
号回路6、逆スキャン変換回路8、0データ発生器11
に伝達する。
【0066】図5に示すように、オーバーフロー信号B
を受けた可変長復号回路6は、符号化データブロックの
45番目のデータまでは可変長復号処理を行い、46番
目以降のデータを破棄して、逆量子化回路7に向けて出
力し、入力バッファ回路5から次の符号化データブロッ
クを受け取る(ステップS27)。
【0067】オーバーフロー信号Bを受けた逆スキャン
変換回路8は、符号化データブロックの45番目のデー
タまでは逆スキャン変換処理を行い、46番目以降のデ
ータについては処理を打切って出力し、逆量子化回路7
から次の符号化データブロックを受け取る(ステップS
28)。なお、逆量子化回路7における逆量子化処理は
可変長復号回路6から与えられた符号化データのすべて
について施される。
【0068】ここで、46番目以降のデータを無視する
動作は、オーバーフロー信号Bを受けた時点で、逆スキ
ャン変換回路8内に存在している符号化データブロッ
ク、可変長復号回路6からすでに出力されている符号化
データブロック、逆量子化回路7内に存在している符号
化データブロック、逆量子化回路7からすでに出力され
ている符号化データブロックに対して施される動作であ
る。なぜなら、オーバーフロー信号を受けた後に可変長
復号回路6が出力する符号化データブロックには、46
番目以降のデータは存在しないので、データの処理を打
切る必要はないからである。
【0069】次に、ステップS29として、0データ発
生器11は、逆スキャン変換回路8から未処理の46番
目以降のデータが出力されるタイミングに合わせて、0
データを出力し、46番目以降のデータとして0データ
を付加して、IDCT回路に入力する。
【0070】このように、可変長復号回路6が符号化デ
ータブロックの46番目以降のデータを破棄し、逆スキ
ャン変換回路8において、符号化データブロックの46
番目以降のデータについては逆スキャン変換処理を施さ
ないことによって、入力バッファ回路5に蓄積された符
号化データの蓄積量が減少し、バッファ容量の60%以
下となったことをオーバーフロー検出器10が検出する
と(ステップS30)、ステップS31において、オー
バーフロー信号Bをオーバーフロー信号Aに切り替え
る。
【0071】オーバーフロー信号Aに切り替った後は、
ステップS22〜ステップS24の動作を繰り返し、オ
ーバーフロー検出器10が、ステップS25において、
入力バッファ回路5に蓄積された符号化データの蓄積量
がバッファ容量の90%より少なくなったことを検出
し、かつ、図6に示すように、ステップS32におい
て、入力バッファ回路5に蓄積された符号化データの蓄
積量がバッファ容量の50%以下となったことを検出す
ると、ステップS33においてオーバーフロー信号Aを
停止し、符号化データブロックの全データに対して、可
変長復号処理および逆スキャン変換処理を再開する(ス
テップS34)。
【0072】なお、ステップS32において、入力バッ
ファ回路5に蓄積された符号化データの蓄積量がバッフ
ァ容量の50%より多い場合には、再度ステップS22
からステップS24の動作を繰り返す。
【0073】このような一連の動作を繰り返すことによ
り、従来の画像復号装置ではオーバーフローが生じる場
合でも、オーバーフローを防止することができ、オーバ
ーフローが生じた場合でも、速やかに回復することがで
き、こま落とし機能を備えている場合でも、こま落とし
される画像データブロック数を最小限に抑えることがで
きる。
【0074】また、本実施例の画像復号装置200で
は、入力バッファ回路5の符号化データ量に応じて符号
化データのブロック内のデータ処理の打ち切り位置を変
更できるので、画質の低下を制御しつつオーバーフロー
の防止を行うことができる。
【0075】<C.第3の実施例> <C−1.装置の全体構成>図7は本発明の第3実施例
である画像復号装置300の構成を示すブロック図であ
る。図7において、基本的な装置構成は第1実施例とし
て図1に示した画像復号装置100と同様であるが、オ
ーバーフロー検出器10の信号出力が2つ設けられ、一
方は信号出力が可変長復号回路6および逆量子化回路7
および0データ発生器11に、他方は逆スキャン変換回
路8および0データ発生器11に接続されている点が第
1実施例とは異なる。
【0076】<C−2.装置の部分構成>オーバーフロ
ー検出器10は、入力バッファ回路5に蓄積された符号
化データが例えば、バッファ容量の80%を越えたこと
を検出すると、オーバーフロー信号Cを可変長復号回路
6および逆量子化回路7および0データ発生器11に対
して出力する。さらに、符号化データが蓄積され、入力
バッファ回路5のバッファ容量の90%を越えた場合に
は、オーバーフロー信号Dを逆スキャン変換回路8およ
び0データ発生器11に対して出力し、また、オーバー
フローレベル信号CおよびDを出力しているときに、入
力バッファ回路5に蓄積された符号化データのデータ量
がバッファ容量の30%より少なくなった場合には、オ
ーバーフローレベル信号CおよびDを停止する構成とな
っている。
【0077】可変長復号回路6は、オーバーフロー信号
Cを受け取ることで、符号化データのブロックの中の6
4個のデータのうち、例えば40番目のデータまでしか
可変長復号処理を行わず、41番目以降のデータについ
ては処理を打切って、次の符号化データブロックの処理
に取りかかるように構成されている。
【0078】逆量子化回路7は、オーバーフロー信号C
を受け取ることで、符号化データブロックの64個のデ
ータのうち、例えば40番目のデータまでは逆量子化処
理を行い、40番目のデータの処理が終わると、41番
目以降のデータについては無視して、可変長復号回路6
から送られる次の符号化データブロックの処理に取りか
かるように構成されている。
【0079】逆スキャン変換回路8は、オーバーフロー
信号Dを受け取ることで、符号化データのブロックの3
5番目のデータまでは逆スキャン変換を行い、35番目
のデータの処理が終わると、36番目以降のデータは無
視して、逆量子化回路7から送られる次の符号化データ
ブロックの処理に取りかかるように構成されている。
【0080】0データ発生器11は、オーバーフロー信
号Cのみを受けている場合は、逆スキャン変換回路8か
ら、41番目以降のデータが出力されるタイミングに合
わせて、0データを出力し、41番目以降のデータとし
て符号化データブロックに付加するように構成されてい
る。
【0081】また、オーバーフロー信号Dをさらに与え
られた場合は、逆スキャン変換回路8から、未処理の3
6番目以降のデータが出力されるタイミングに合わせ
て、0データを出力し、36番目以降のデータとして符
号化データブロックに付加するように構成されている。
【0082】<C−3.装置動作>次に本実施例の動作
のアルゴリズムをフローチャートとして図8および図9
に示す。図8に示すように、オーバーフロー検出器10
は、ステップS40において、入力バッファ回路5に蓄
積された符号化データの蓄積量がバッファ容量の80%
以上となり、オーバーフロー状態に近づいたことを検出
すると、次に、ステップS41において、オーバーフロ
ー信号Cを出力して、可変長復号回路6、逆量子化回路
7、0データ発生器11に伝達する。
【0083】オーバーフロー信号Cを受けた可変長復号
回路6は、符号化データブロックの40番目のデータま
では可変長復号処理を行い、41番目以降のデータを破
棄して逆量子化回路7に向けて出力し、入力バッファ回
路5から次の符号化データブロックを受け取る(ステッ
プS42)。
【0084】オーバーフロー信号Cを受けた逆量子化回
路7は、符号化データブロックの40番目のデータまで
は逆スキャン変換処理を行い、41番目以降のデータに
ついては処理を打切って出力し、可変長復号回路6から
次の符号化データブロックを受け取る(ステップS4
3)。
【0085】ここで、41番目以降のデータの処理を打
切る動作の対象となるのは、オーバーフロー信号Cを受
けた時点で、逆量子化回路7内に存在している符号化デ
ータブロック、および可変長復号回路6から既に出力さ
れている符号化データブロックである。なぜなら、オー
バーフロー信号Cを受けた後に可変長復号回路6が出力
する符号化データブロックには、41番目以降のデータ
は存在しないので、データの無視を行う必要はないから
である。
【0086】次に、ステップS44として逆スキャン変
換回路8において逆スキャン変換処理を行うが、逆スキ
ャン変換回路8はこの時点ではオーバーフロー信号は受
けていないので、本来の機能に従って、与えられた符号
化データブロックの全データについて、逆スキャン変換
処理を行うが、この処理の対象となるのは、オーバーフ
ロー信号Cを受けた時点で、逆量子化回路7内に存在し
ている符号化データブロック、および可変長復号回路6
から既に出力されている符号化データブロックである。
なぜなら、オーバーフロー信号Cを受けた後に可変長復
号回路6が出力する符号化データブロックには、41番
目以降のデータは存在しないので、逆スキャン変換処理
を施されるのは40番目までのデータとなる。
【0087】この状態で、0データ発生器11は、逆ス
キャン変換回路8から符号化データブロックの41番目
以降のデータが出力されるタイミングに合わせて、0デ
ータを出力し、41番目以降のデータとして0データを
付加して、IDCT回路9に入力する。
【0088】このように、可変長復号回路6が符号化デ
ータブロックの41番目以降のデータを破棄し、逆量子
化回路7において、符号化データブロックの41番目以
降のデータを逆量子化処理しないことによっても、入力
バッファ回路5に蓄積された符号化データの蓄積量が減
少せず、さらに増加して、バッファ容量の90%以上と
なったことをオーバーフロー検出器10が検出すると
(ステップS45)、次に、ステップS46において、
オーバーフロー信号Dを出力し、逆スキャン変換回路8
および0データ発生器11に伝達する。
【0089】図9に示すように、ステップS47とし
て、オーバーフロー信号Dを受けた逆スキャン変換回路
8は、符号化データブロックの35番目のデータまでは
逆スキャン変換処理を行い、36番目以降のデータにつ
いては処理を打切って出力し、逆量子化回路7から次の
符号化データブロックを受け取る。
【0090】ここで、可変長復号回路6および逆量子化
回路7はオーバーフロー信号Cを受けているので、逆ス
キャン変換回路8に与えられる符号化データブロックに
は40番目までのデータしか存在しない。
【0091】次にステップS48として、オーバーフロ
ー信号Dをさらに受けた0データ発生器11は、逆スキ
ャン変換回路8から符号化データブロックの36番目以
降のデータが出力されるタイミングに合わせて、0デー
タを出力し、36番目以降のデータとして0データを付
加し、36番目以降のデータが0となった符号化データ
ブロックをIDCT回路9に入力する。
【0092】このように、可変長復号回路6が符号化デ
ータブロックの41番目以降のデータを破棄し、逆量子
化回路7において、符号化データブロックの41番目以
降のデータを逆量子化処理せず、かつ、逆スキャン変換
回路8において、符号化データブロックの36番目以降
のデータを逆スキャン変換処理しないことによって、入
力バッファ回路5に蓄積された符号化データの蓄積量が
減少し、バッファ容量の30%以下となったことをオー
バーフロー検出器10が検出すると(ステップS4
9)、ステップS50において、オーバーフロー信号C
およびDを停止し、符号化データブロックの全データに
対して、可変長復号処理および逆量子化処理および逆ス
キャン変換処理を再開する(ステップS51)。
【0093】なお、図8に示したステップS45におい
て、入力バッファ回路5に蓄積された符号化データの蓄
積量が減少して、バッファ容量の90%より少なくなっ
たことをオーバーフロー検出器10が検出しても、ステ
ップS49において、入力バッファ回路5に蓄積された
符号化データの蓄積量が30%以下となっていない場合
は、再度、ステップS42〜ステップS44の動作を行
う。
【0094】このような一連の動作を繰り返すことによ
り、従来の画像復号装置ではオーバーフローが生じる場
合でも、オーバーフローを防止することができ、オーバ
ーフローが生じた場合でも、速やかに回復することがで
き、こま落とし機能を備えている場合でも、こま落とし
される画像データブロック数を最小限に抑えることがで
きる。
【0095】また、本実施例の画像復号装置300によ
れば、逆量子化回路7で符号化データブロック内のデー
タ処理を打切るだけでなく、入力バッファ回路5の符号
化データ量に応じて、逆スキャン変換回路8でも符号化
データブロック内のデータ処理を打切ることができるの
で、どちらか一方の回路のみでデータ処理の打切りを行
う場合に比べて、オーバーフローの防止効果を高めるこ
とができる。
【0096】<変形例>以上説明した第1〜第3実施例
の画像復号装置100〜300においては、逆離散コサ
イン変換(IDCT)回路9を含む装置として説明した
が、符号化装置において、離散コサイン変換の代わり
に、画像情報を部分的に集中させることができる他の直
交変換、例えばカルーネン・レーベ変換あるいは、アダ
マール変換などを用いる場合は、画像復号装置において
は、各々に対応させて、逆カルーネン・レーベ変換回路
あるいは、逆アダマール変換回路などを用いる。
【0097】
【発明の効果】本発明に係る請求項1記載の画像復号装
置によれば、復号画像データに逆変換すべき符号化画像
データの取扱い量を削減することで、逆変換手段におけ
る符号化画像データの取扱い時間が短縮され、符号化画
像データを復号画像データに逆変換する際に記憶手段が
オーバーフロー状態になることを防止することができ
る。
【0098】本発明に係る請求項2記載の画像復号装置
によれば、データ復号回路における画像データの取扱い
量が削減されるとともに、逆量子化回路における画像デ
ータの取扱い量を削減されるので、画像データの復号お
よび逆量子化に費やす時間が短縮され、記憶手段がオー
バーフロー状態になることを防止することができる。
【0099】本発明に係る請求項3記載の画像復号装置
によれば、データ復号回路における画像データの取扱い
量が削減されるとともに、逆スキャン変換回路における
画像データの取扱い量を削減することができるので、画
像データの復号および逆スキャン変換に費やす時間が短
縮され、記憶手段がオーバーフロー状態になることを防
止することができる。
【0100】本発明に係る請求項4記載の画像復号装置
によれば、データ量検出手段から送信される少なくとも
2以上の異なった制御信号により、記憶手段に記憶され
た符号化画像データのデータ量に応じて、符号化画像デ
ータの削減量を変更することができるので、画像データ
の過剰な削減を防止して、画質の低下を制御しつつ記憶
手段がオーバーフロー状態になることを防止することが
できる。
【0101】本発明に係る請求項5記載の画像復号方法
によれば、画像データの復号および逆量子化に費やす時
間を短縮することができ、記憶手段がオーバーフロー状
態になることを防止することができる。
【0102】本発明に係る請求項6記載の画像復号方法
によれば、符号化画像データの削減量を調整しつつ、画
像データの復号および逆量子化に費やす時間を短縮する
ことができ、画像データの過剰な削減を防止して、画質
の低下を制御しつつ記憶手段がオーバーフロー状態にな
ることを防止することができる。
【0103】本発明に係る請求項7記載の画像復号方法
によれば、画像データの復号および逆スキャン変換に費
やす時間を短縮することができ、記憶手段がオーバーフ
ロー状態になることを防止することができる。
【0104】本発明に係る請求項8記載の画像復号方法
によれば、符号化画像データの削減量を調整しつつ、画
像データの復号および逆スキャン変換に費やす時間を短
縮することができ、画像データの過剰な削減を防止し
て、画質の低下を制御しつつ記憶手段がオーバーフロー
状態になることを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の構成を示すブロック図で
ある。
【図2】本発明の第1実施例の動作を示すフローチャー
トである。
【図3】本発明の第2実施例の構成を示すブロック図で
ある。
【図4】本発明の第2実施例の動作を示すフローチャー
トである。
【図5】本発明の第2実施例の動作を示すフローチャー
トである。
【図6】本発明の第2実施例の動作を示すフローチャー
トである。
【図7】本発明の第3実施例の構成を示すブロック図で
ある。
【図8】本発明の第3実施例の動作を示すフローチャー
トである。
【図9】本発明の第3実施例の動作を示すフローチャー
トである。
【図10】従来の符号化装置の構成を示すブロック図で
ある。
【図11】8×8行列のジグザグスキャンのマトリック
スを示す図である。
【図12】従来の復号装置の構成を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
10 オーバーフロー検出器(データ量検出手段) 11 0データ発生器(0データ付加手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/41 B

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 離散コサイン変換回路を含む符号化装置
    により符号化された符号化画像データを受けて一時的に
    記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に接続され、前記記憶手段から送出される
    前記符号化画像データを受けて、復号された復号画像デ
    ータに逆変換するための逆変換手段とを有する画像復号
    装置において、 前記記憶手段に接続され、前記記憶手段に記憶された前
    記符号化画像データのデータ量を計測し、該データ量が
    所定量を越えたことを検出した場合には、前記逆変換手
    段において、前記復号画像データに逆変換すべき前記符
    号化画像データの取扱い量を削減するための制御信号
    を、前記逆変換手段に与える、データ量検出手段と、 前記データ量検出手段に接続され、前記制御信号により
    削減された前記符号化画像データの代わりに0データを
    付加する0データ付加手段とを備えたことを特徴とする
    画像復号装置。
  2. 【請求項2】 前記逆変換手段が、前記符号化画像デー
    タを復号して量子化されたデータに復号するデータ復号
    回路と、 前記量子化されたデータに量子化とは逆の処理を行っ
    て、逆量子化データを得る逆量子化回路と、 前記逆量子化データの並べ替えを行って、離散コサイン
    変換によって得られたデータ配列に戻す逆スキャン変換
    回路と、 前記逆スキャン変換回路によって並べ替えられたデータ
    に逆離散コサイン変換を行って、前記復号画像データを
    得る逆離散コサイン変換回路とを備える請求項1記載の
    画像復号装置において、 前記制御信号を受けた前記データ復号回路および前記逆
    量子化回路は、前記データ復号回路の画像データの取扱
    い量の削減および、前記逆量子化回路の画像データの取
    扱い量の削減をすることを特徴とする画像復号装置。
  3. 【請求項3】 前記逆変換手段が、前記符号化画像デー
    タを復号して量子化されたデータに復号するデータ復号
    回路と、 前記量子化されたデータに量子化とは逆の処理を行っ
    て、逆量子化データを得る逆量子化回路と、 前記逆量子化データの並べ替えを行って、離散コサイン
    変換によって得られたデータ配列に戻す逆スキャン変換
    回路と、 前記逆スキャン変換回路によって並べ替えられたデータ
    に逆離散コサイン変換を行って、前記復号画像データを
    得る逆離散コサイン変換回路とを備える請求項1記載の
    画像復号装置において、 前記制御信号を受けた、前記データ復号回路および前記
    逆スキャン変換回路は、前記データ復号回路の画像デー
    タの取扱い量の削減および、前記逆スキャン変換回路の
    画像データの取扱い量の削減をすることを特徴とする画
    像復号装置。
  4. 【請求項4】 前記制御信号は、前記符号化画像データ
    の取扱い量を段階的に削減するための少なくとも2以上
    の異なった制御信号からなり、 前記データ量検出手段は、前記記憶手段に記憶された前
    記符号化画像データのデータ量に応じて、前記2以上の
    異なった制御信号のいずれかを送信する手段であること
    を特徴とする、請求項2または3記載の画像復号装置。
  5. 【請求項5】 請求項2記載の画像復号装置を用いた画
    像復号方法であって、 (a)前記記憶手段に記憶された前記符号化画像データ
    のデータ量を計数して、前記符号化画像データの蓄積量
    を求める工程と、 (b)前記符号化画像データの蓄積量が、第1の所定量
    を越えた場合に、前記制御信号を送信する工程と、 (c)前記制御信号に基づいて、前記データ復号回路に
    おいて取扱う前記画像データの取扱い量を削減する工程
    と、 (d)前記制御信号に基づいて、前記逆量子化回路にお
    いて取扱う前記画像データの取扱い量を削減する工程
    と、 (e)前記削減された符号化画像データの代わりに0デ
    ータを付加した後に、逆離散コサイン変換を行う工程
    と、 (f)前記符号化画像データの蓄積量が、第2の所定量
    より少なくなった場合に前記制御信号を停止する工程
    と、を備えた画像復号方法。
  6. 【請求項6】 前記工程(d)の後に、 (g)前記符号化画像データの蓄積量が、前記第1の所
    定量よりも高く設定された第3の所定量を越えた場合
    に、他の制御信号を送信する工程と、 (h)前記他の制御信号に基づいて、前記データ復号回
    路において取扱う前記画像データの取扱い量をさらに削
    減する工程と、 (i)前記制御信号に基づいて、前記逆量子化回路にお
    いて取扱う前記画像データの取扱い量をさらに削減する
    工程と、 (j)前記符号化画像データの蓄積量が、前記第2の所
    定量より低く設定された第4の所定量よりも少なくなっ
    た場合に、前記他の制御信号を停止する工程とを、さら
    に備えた請求項5記載の画像復号方法。
  7. 【請求項7】 請求項3記載の画像復号装置を用いた画
    像復号方法であって、 (a)前記記憶手段に記憶された前記符号化画像データ
    のデータ量を計数して、前記符号化画像データの蓄積量
    を求める工程と、 (b)前記符号化画像データの蓄積量が、第1の所定量
    を越えた場合に、前記制御信号を送信する工程と、 (c)前記制御信号に基づいて、前記データ復号回路に
    おいて取扱う前記画像データの取扱い量を削減する工程
    と、 (d)前記制御信号に基づいて、前記逆スキャン変換回
    路において取扱う前記画像データの取扱い量を削減する
    工程と、 (e)前記削減された符号化画像データの代わりに0デ
    ータを付加し、前記逆スキャン変換回路によって並べ替
    えられたデータに、逆離散コサイン変換を行う工程と、 (f)前記符号化画像データの蓄積量が、第2の所定量
    より少なくなった場合に前記制御信号を停止する工程
    と、を備えた画像復号方法。
  8. 【請求項8】 前記工程(d)の後に、 (g)前記符号化画像データの蓄積量が、前記第1の所
    定量よりも高く設定された第3の所定量を越えた場合
    に、他の制御信号を送信する工程と、 (h)前記他の制御信号に基づいて、前記データ復号回
    路において取扱う前記画像データの取扱い量をさらに削
    減する工程と、 (i)前記他の制御信号に基づいて、前記逆スキャン変
    換回路において取扱う前記画像データの取扱い量をさら
    に削減する工程と、 (j)前記符号化画像データの蓄積量が、前記第2の所
    定量より低く設定された第4の所定量よりも少なくなっ
    た場合に、前記他の制御信号を停止する工程とを、さら
    に備えた請求項7記載の画像復号方法。
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