JPH07245730A - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

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JPH07245730A
JPH07245730A JP6059942A JP5994294A JPH07245730A JP H07245730 A JPH07245730 A JP H07245730A JP 6059942 A JP6059942 A JP 6059942A JP 5994294 A JP5994294 A JP 5994294A JP H07245730 A JPH07245730 A JP H07245730A
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Masaaki Ogawa
公明 小川
Harumi Aoki
晴美 青木
Nobuhiro Tani
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Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 イメージセンサからの画素信号の読出モード
が変化する構成において、A/D変換器を増加させるこ
となく画素信号のA/D変換の精度を高める。 【構成】 CCD16、17から1行ずつ画素信号を読
み出す第1の読出モードでは、画素信号は増幅器26、
27において増幅されてA/D変換器31、32に入力
される。CCD16、17から2行ずつ加算された画素
信号を読み出す第2の読出モードでは、画素信号は増幅
器26、27を通らずにCDS回路24、25から直接
A/D変換器31、32に入力される。第1の読出モー
ドではCCD16、17の出力信号のレベルが相対的に
低いが、増幅器26、27により増幅されるため、第2
の読出モードとほぼ同じダイナミックレンジでA/D変
換される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、CCD等の固体撮像素
子により得られた画素信号に基づいて、測光・測距動作
を行うとともに、静止画の映像信号を生成する装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来撮像装置として、イメージセンサの
受光面上に、マゼンタ、グリーン、イエローおよびシア
ンの色フィルタ要素を規則的に配設して成る補色市松カ
ラーフィルタが設けられたものが知られている。この撮
像装置において、フレームモードの映像信号を生成する
場合、イメージセンサから、奇数行目の画素信号とこの
行の下側に隣接する行の画素信号とを加算して奇数フィ
ールドの画素信号を読み出し、また偶数行目の画素信号
とこの行の下側に隣接する行の画素信号とを加算して偶
数フィールドの画素信号を読み出している。すなわち、
1フィールドの画素信号はイメージセンサから2行ずつ
同時に読み出されて生成され、奇数フィールドと偶数フ
ィールドの画素信号から1画面の映像信号が得られてい
る。
【0003】また従来、上述した撮像装置により測光・
測距動作を行う場合、イメージセンサから2行ずつ同時
に読み出された1フィールドの画素信号に基づいて輝度
信号を生成し、この輝度信号に基づいて測距データ等が
計算されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した補色市松カラ
ーフィルタを有する従来の撮像装置では、色に対する解
像度が低い。そこで本出願人は特願平4-262810号におい
て、色解像度を高める構成として、2つのイメージセン
サを設け、各イメージセンサから画素信号を1行ずつ読
み出すとともに所定の画素信号どうしを重ね合わせて、
静止画の映像信号(R信号、G信号およびB信号)を得
る構成を提案した。
【0005】ところがこの提案装置において、測光・測
距動作のために、イメージセンサから2行ずつ同時に画
素信号を読み出して輝度信号を生成するような制御を行
うと、A/D変換器のダイナミックレンジが1行読み出
しの場合(静止画の映像信号の生成時)とは異なるた
め、A/D変換を高精度に行うためには2種類のA/D
変換器を設けることが必要となり、装置の製造コストが
高くなるという問題が発生する。
【0006】本発明は、このような問題を解決するもの
であり、イメージセンサからの画素信号の読出モードが
変化する構成において、読出モードに対応させてA/D
変換器の数を増加させることなく画素信号のA/D変換
の精度を高めることができる、安価な撮像装置を得るこ
とを目的としている。
【0007】
【問題を解決するための手段】本発明に係る撮像装置
は、水平方向および垂直方向に沿って並ぶ各画素の画素
信号を生成するイメージセンサと、水平方向に沿って1
行ずつ画素信号を読み出す第1の読出モード、または水
平方向に沿って隣接する行の画素信号を加算して読み出
す第2の読出モードにより、イメージセンサから画素信
号を読み出す画素信号読出手段と、この画素信号読出手
段により読み出された画素信号を、第1および第2の読
出モードにおいてほぼ同じダイナミックレンジで量子化
するA/D変換手段とを備えたことを特徴としている。
【0008】
【実施例】以下図示実施例により本発明を説明する。図
1は本発明の第1実施例である撮像装置を備えたスチル
ビデオカメラのブロック図である。
【0009】システム制御回路10はマイクロコンピュ
ータであり、本スチルビデオカメラの全体の制御を行
う。
【0010】フォーカスレンズ11は合焦動作時、フォ
ーカレンズ駆動回路12によって制御される。絞り13
は露出制御時、絞り駆動回路14によって開度を調整さ
れる。フォーカレンズ駆動回路12と絞り駆動回路14
は、システム制御回路10によって制御される。
【0011】フォーカスレンズ11と絞り13を通った
光線は、ハーフミラー15a、15bにより分割され
る。1つの光線は図示しないファインダへ導かれ、他の
2つの光線は第1および第2のCCD(イメージセン
サ)16、17に導かれる。これらのCCD16、17
は、各受光面に等価な被写体像が結像されるように配置
されている。CCD16、17は固体撮像素子であり、
再生画面の水平方向および垂直方向に沿って並ぶ多数の
画素に対応したフォトダイオードを有し、これらのフォ
トダイオードには被写体像に対応した画素信号が発生す
る。
【0012】第1および第2のCCD16、17には、
それぞれフィルタ21、22が設けられる。これらのC
CD16、17はCCD駆動回路23によって駆動さ
れ、これにより、CCD16、17上に結像された被写
体像に対応した画素信号が、相関二重サンプリング(C
DS)回路24、25に供給される。CCD駆動回路2
3は、システム制御回路10によって制御される。
【0013】CDS回路24、25に入力された画素信
号は、リセット雑音の除去等の所定の処理を施される。
CDS回路24、25から出力された信号は、増幅器2
6、27を介して、または増幅器26、27を通らずに
A/D変換器31、32に入力される。後述するよう
に、CCD16、17からの画素信号の読出動作として
第1および第2の読出モードがあり、増幅器26、27
は第1の読出モードが選択された時、この画素信号の電
圧レベルを増幅するために設けられている。スイッチ2
8、29はA/D変換器31、32を増幅器26、27
あるいはCDS回路24、25に接続させるために設け
られており、これらのスイッチ28、29の切り換え制
御はシステム制御回路10により行われる。
【0014】A/D変換器31、32によりデジタル信
号に変換された画素信号は、第1および第2の画像メモ
リ33、34にそれぞれ格納される。各画像メモリ3
3、34はそれぞれ2フィールド分の画素信号を格納で
きる記憶容量を有している。画像メモリ33、34のア
ドレス制御は、システム制御回路10により画像メモリ
制御回路35を介して行われる。
【0015】画像メモリ33、34から読み出された画
素信号は映像信号処理回路36に入力され、所定の処理
を施されてR信号、G信号およびB信号に変換される。
これらの信号はインターフェイス回路37に入力され、
メモリカード38に記録するためのフォーマットに変換
される。メモリカード38へのR信号、G信号およびB
信号の記録動作は、システム制御回路10によりメモリ
カード制御回路39を介して行われる。
【0016】システム制御回路10には、レリーズボタ
ン41が接続されている。後述するように、レリーズボ
タン41を半押しすることにより、測光・測距動作が行
われ、全押しすることにより、映像信号のメモリカード
38への記録動作が行われる。またシステム制御回路1
0には赤外線三角測距装置42が接続されている。この
測距装置42は従来公知のように、被写体に向けて赤外
線を照射し、この赤外線の被写体からの反射光を受光す
ることにより、三角測距によって被写体までの距離を測
定するものである。
【0017】図2は第1および第2のCCD16、17
の受光面上に設けられたカラーフィルタ21、22の配
列を示すものである。これらのカラーフィルタ21、2
2は、補色市松カラーフィルタであり、同じ構成を有し
ている。これらのカラーフィルタ21、22では、マゼ
ンタ(Mg)、イエロー(Ye)、シアン(Ce)およ
びグリーン(G)を透過させる各フィルタ要素が規則的
に配置されている。すなわち、水平方向および垂直方向
にそれぞれ2画素ずつ並べて成る計4画素には、グリー
ン(G)の他に、補色の異なる分光特性を有するマゼン
タ(Mg)、イエロー(Ye)およびシアン(Ce)の
3画素が設けられている。
【0018】第2のカラーフィルタ22のCCD17に
対する位置関係を、第1のカラーフィルタ21のCCD
16に対する位置関係と比較すると、第2のカラーフィ
ルタ22は、CCD17に対し1画素分だけ水平方向
(図2では左方向)にずらせて設けられている。例えば
画面の左上隅の画素Pに注目すると、第1のカラーフィ
ルタ21ではマゼンタであるが、第2のカラーフィルタ
22ではグリーンである。
【0019】このようにCCD16、17の画素分光特
性は、それぞれ規則的に変化しており、補色色差線順次
式である。また、第1のCCD16の画素分光特性に対
して、第2のCCD17の画素分光特性は1画素分だけ
水平方向にずれている。したがって、第1のCCD16
の垂直方向に並ぶ2画素と、その2画素の光学的に同じ
位置にある第2のCCD17の垂直方向に並ぶ2画素と
の4画素は、それぞれ異なる分光特性を有している。す
なわち、例えば一方の2画素がMgとYeである場合、
他方の2画素はGとCyである。
【0020】第1のCCD16の出力信号と第2のCC
D17の出力信号は、デジタル信号として画像メモリ3
3、34に一旦格納されるが、これらのメモリから読み
出され、映像信号処理回路36において処理される。す
なわち、対応する画素同士が相互に重ね合わせられると
ともに、この重ね合わされた信号から各画素に対応する
R信号、G信号およびB信号が抽出されて映像信号が得
られる。
【0021】図3はこの重ね合わせの状態を示してい
る。この図から理解されるように、第1のCCD16の
フィルタ21のマゼンタ(Mg)と第2のCCD17の
フィルタ22のグリーン(G)が、フィルタ21のグリ
ーン(G)とフィルタ22のマゼンタ(Mg)が、フィ
ルタ21のイエロー(Ye)とフィルタ22のシアン
(Cy)が、フィルタ21のシアン(Cy)とフィルタ
22のイエロー(Ye)が、それぞれ同じ画素に対応し
ている。なお図3において、Pxは水平方向の各画素の
間隔(1ピッチ)、Pyは垂直方向の各画素の間隔(1
ピッチ)をそれぞれ示す。
【0022】まずR信号の抽出について説明する。マゼ
ンタ(Mg)に含まれるR信号をRMg、B信号をBMg
イエロー(Ye)に含まれるR信号をRYe、G信号をG
Ye、シアン(Cy)に含まれるG信号をGCy、B信号を
Cyとすると、 Mg= RMg+BMg、Ye= RYe+GYe、Cy= GCy+B
Cy と表すことができる。
【0023】R信号は、垂直方向に並ぶマゼンタ(M
g)とイエロー(Ye)、およびこれらに重ね合わされ
たグリーン(G)とシアン(Cy)の4画素(図3にお
いて斜線を付された画素)から、次の式により得られ
る。 RS =(Mg+Ye)−α(G+Cy) =RMg+BMg+RYe+GYe−αG−αGCy−αBCy =RMg+RYe+GYe−α(G+GCy)+BMg−αBCy =RMg+RYe (1) ただし、この(1)式が成立するためには、 α=GYe/(G+GCy)=BMg/BCy が成立することが条件である。
【0024】B信号についても同様に、次の式により得
られる。 BS =(Mg+Cy)−β(G+Ye) =RMg+BMg+GCy+BCy−βG−βRYe−βGYe =BMg+BCy+GCy−β(G+GYe)+RMg−βRYe =BMg+BCy (2) ただし、この(2)式が成立するためには、 β=GCy/(G+GYe)=RMg/RYe が成立することが条件である。
【0025】G信号については、輝度信号Yと、(1)
式、(2)式により求められたRS、BS とから得られ
る。すなわち、 GS =Y−RS −BS =(Mg+Cy+G+Ye)−RS −BS =G+GYe+GCy (3)
【0026】次に図4を参照してRGB信号の実際の抽
出方法について説明する。この図の画素配置において、
第1および第2のCCD16、17をそれぞれパラメー
タA、Bで表し、水平方向をパラメータi、垂直方向を
パラメータjで表す。なおこの図において、重ね合わせ
て示された各画素のうち上方に位置するものが第1のC
CD16に対応し、下方に位置するものが第2のCCD
17に対応するものとする。各画素からの信号を、第1
のCCD16に関しては、 VA,i,j =Mg、VA,i+1,j =G VA,i,j+1=Ye、VA,i+1,j+1 =Cy VA,i,j+2 =G 、VA,i+1,j+2 =Mg VA,i,j+3 =Ye、VA,i+1,j+3 =Cy となるように配置し、第2のCCD17に関しては、 VB,i,j =G 、VB,i+1,j =Mg VB,i,j+1 =Cy、VB,i+1,j+1 =Ye VB,i,j+2 =Mg、VB,i+1,j+2 =G VB,i,j+3 =Cy、VB,i+1,j+3 =Ye となるように配置する。ここで、i=1,3,5,...;j=1,5,
9,... の値をとるものとする。
【0027】一回目の走査で第1フィールドの信号すな
わち、 VA,i,j =Mg、VA,i+1,j =G VA,i,j+2 =G 、VA,i+1,j+2 =Mg VB,i,j =G 、VB,i+1,j =Mg VB,i,j+2 =Mg、VB,i+1,j+2 =G が抽出され、二回目の走査で第2フィールドの信号すな
わち、 VA,i,j+1 =Ye、VA,i+1,j+1 =Cy VA,i,j+3 =Ye、VA,i+1,j+3 =Cy VB,i,j+1 =Cy、VB,i+1,j+1 =Ye VB,i,j+3 =Cy、VB,i+1,j+3 =Ye が抽出される。
【0028】以上の全画素信号が画像メモリ33、34
に記憶される。これらの画素信号は映像信号処理回路3
6に読み出され、演算により奇数フィールドの奇偶数走
査線のi番目の画素に対し、 Ri,k =(VA,i,j +VA,i,j+1 )−α(VB,i,j +VB,i,j+1 ) =(Mg+Ye )−α(G+Cy) (4) Ri,k+1 =(VB,i,j+2+VA,i,j+3 )−α(VA,i,j+2 + VB,i,j+3) =(Mg+Ye)−α(G+Cy) (5) Bi,k =(VA,i,j + VB,i,j+1 )−β(VB,i,j + VA,i,j+1) =(Mg+Cy)−β(G+Ye) (6) Bi,k+1 =(VB,i,j+2 +VB,i,j+3 )−β(VA,i,j+2 +VA,i,j+3) =(Mg+Cy)−β(G+Ye) (7) Gi,k = (VA,i,j +VA,i,j+1 +VB,i,j +VB,i,j+1) −pRi,k −qBi,k =(Mg+Ye+G+Cy)−pRi,k −qBi,k (8) Gi,k+1 =(VB,i,j+2 +VA,i,j+3 +VA,i,j+2 +VB,i,j+3 ) −pRi,k+1 −qBi,k+1 =(Mg+Ye+G+Cy)−pRi,k+1−qBi,k+1 (9) のRGB信号が得られる。
【0029】同様にして、奇数フィールドの奇偶数走査
線のi+1番目の画素に対し、 Ri+1,k =(VB,i+1,j +VB,i+1,j+1 )−α(VA,i+1,j +VA,i+1,j+1) =(Mg+Ye)−α(G+Cy) (10) Ri+1,k+1 = (VA,i+1,j+2 +VB,i+1,j+3 ) −α(VB,i+1,j+2 +VA,i+1,j+3) =(Mg+Ye)−α(G+Cy) (11) Bi+1,k =(VB,i+1,j +VA,i+1,j+1 )−β(VA,i+1,j +VB,i+1,j+1) =(Mg+Cy)−β(G+Ye) (12) Bi+1,k+1 =(VA,i+1,j+2 +VA,i+1,j+3 ) −β(VB,i+1,j+2 +VB,i+1,j+3 ) =(Mg+Cy)−β(G+Ye) (13) Gi+1,k =(VB,i+1,j +VB,i+1,j+1 +VA,i+1,j +VA,i+1,j+1 ) −pRi+1,k −qBi+1,k =(Mg+Ye+G+Cy)−pRi+1,k −qBi+1,k (14) Gi+1,k+1 = (VA,i+1,j+2 +VB,i+1,j+3 +VB,i+1,j+2 +VA,i+1,j+3 ) −pRi+1,k+1 −qBi+1,k+1 =(Mg+Ye+G+Cy) − pRi+1,k+1 − qBi+1,k+1 (15) のRGB信号が得られる。ここで、p,q は(3)式を参
照すれば1であっても良いが、Y成分の値に応じ、適当
に調整できる方が好ましい。
【0030】α、β、p、qの定数は、システム制御回
路10において実行されるソフトウェアのパラメータを
調整することによって定められる。
【0031】偶数フィールドについては、j+1番目と
j+2番目の画素を組み合わせることにより、上記
(4)〜(15)式と同様な式によりRGB信号が得ら
れる。なお、以上の式はガンマ補正を施していないリニ
アな演算方法であり、ガンマ補正された信号が画像メモ
リ33、34に記憶されているのであれば、一旦リニア
に変換した後、それらの演算が行われ、その演算後、正
規のガンマ補正が行われる。
【0032】次に図5〜図11を参照して、第1実施例
における撮影動作を説明する。図5と図6は測距・測光
動作を行うプログラムのフローチャートであり、図7は
映像信号のメモリカードへの記録動作を行うプログラム
のフローチャートである。図8は撮影動作のタイミング
チャートである。図9は自動焦点調節(AF)動作にお
けるフォーカスレンズの移動を示す図である。図10は
第2の読出モードにおける画素信号の読出動作を示す図
である。図11は第1の読出モードにおける画素信号の
読出動作を示す図である。
【0033】図5と図6に示す測距・測光動作のプログ
ラムの実行は、レリーズボタン41を半押しする(符号
A1)ことにより開始する。ステップ101では、赤外
線三角測距装置42により赤外線三角測距が行われ(符
号A2)、本スチルビデオカメラから被写体までの距離
が測定される。赤外線三角測距の精度は、図9に示す各
赤外測距ゾーンZ1、Z2・・・ZNの大きさに対応し
ており、後述するCCDを用いた測距の精度よりも粗
い。この赤外線三角測距の結果、フォーカスレンズ11
は合焦のために、赤外測距ゾーンZNに位置すべきであ
ると判断された場合、ステップ102において、フォー
カスレンズ11は現在位置(符号TL)から、その赤外
測距ゾーンZNの中で最も現在位置TLに近い端(X位
置)まで移動する(符号A3)。
【0034】ステップ103〜105では、絞り13が
開放位置に定められた状態で測光動作が行われる。この
測光動作およびステップ107以下の測距動作における
CCD16、17からの画素信号の読出動作は、第2の
読出モードにより行われる。第2の読出モードとは、次
に述べるように、水平方向に沿って隣接する行の画素信
号を加算して読み出すモードである。
【0035】ここで図10を参照して、第2の読出モー
ドにより読み出された画素信号に基づいて輝度信号を求
める方法を説明する。第2の読出モードでは、第1およ
び第2の水平方向のラインL1、L2が加算され、また
第3および第4の水平方向のラインL3、L4が加算さ
れて読み出され、これらのラインにより第1フィールド
が形成される。輝度信号Yは、次の(16)式により表
される。 2Y=2B+3G+2R =(Mg+Ye)+(G+Cy) =(G+Ye)+(Mg+ye) ・・・(16)
【0036】(16)式から理解されるように、図10
において例えば二点鎖線YYにより囲まれるMg、Y
e、G、Cyの4画素の信号を加算することにより、輝
度信号が得られる。
【0037】なお第2の読出モードでは、図1に示すよ
うに、スイッチ28、29は増幅器26、27とは反対
側に切り換えられており、CDS回路24、25の出力
信号は、増幅器26、27を通らずにA/D変換器3
1、32に入力される。したがって、この読出モードで
は、CDS回路24、25の出力信号は増幅されずにA
/D変換器31、32に入力される。
【0038】さてステップ103では、第1および第2
のCCD16、17が相互に異なる所定の電子シャッタ
スピードで露光される。すなわち、第1のCCD16に
対しては相対的に長い第1の電子シャッタスピードで露
光が行われ(符号A4)、第2のCCD17に対しては
相対的に短い第2の電子シャッタスピードで露光が行わ
れる(符号A5)。このように2つの異なる電子シャッ
タスピードでCCD16、17が露光されることによ
り、後述するように、CCDを1つだけ用いる場合と比
較して、より広い測光範囲が得られる。
【0039】ステップ104では、第1および第2のC
CD16、17により得られた撮像信号が第1および第
2の画像メモリ33、34へ取り込まれる(符号A6、
A7)。すなわち各画像メモリ33、34には、それぞ
れ1フィールドの画素信号が測光データとして格納され
る。ステップ105では、画像メモリ33、34に格納
された測光データのうち所定のデータを用いて被写体輝
度が求められる。すなわち、例えば画面中央の画素に対
応する測光データであって、CCD16、17のダイナ
ミックレンジ内のデータを用い、(16)式に基づいて
1画素に対応する輝度値が求められる。さらに画面中央
の各画素に対する輝度値を平均して、被写体輝度が求め
られる(符号A8)。
【0040】ステップ106では、ステップ105にお
いて求められた被写体輝度とCCD16、17の感度に
基づいて、適正露出が得られるような2つの電子シャッ
タスピードが求められる。すなわち、 (1)絞りが開放位置にある状態における電子シャッタス
ピード (2)所定のプログラム線図に従った絞り値と電子シャッ
タスピード が求められる(符号A8)。
【0041】(1)の電子シャッタスピードは、ステップ
107以下で実行される測距動作において用いられる。
すなわち絞り13が開放された状態で測距動作が行わ
れ、合焦動作が行われる。 (2)の電子シャッタスピード
は、図7に示す映像信号の記録動作において用いられ
る。
【0042】ステップ103〜105の測光動作では、
第1および第2のCCD16、17が用いられたが、以
下に述べる測距動作では、第1のCCD16のみが用い
られ、第2のCCD17の画素信号は無視される。
【0043】ステップ107では、 (1)の電子シャッタ
スピードで第1のCCD16が露光され(符号A9)、
ステップ108では、第1のCCD16の撮像信号が第
1の画像メモリ33に取り込まれる(符号A10)。ス
テップ109では、第1の画像メモリ33に格納された
データのうち所定範囲のデータを用いてフォーカス評価
値Aが求められる(符号A11)。このフォーカス評価
値Aは例えば、(16)式に基づく所定の画素に対応す
る輝度値と、この画素の周囲の画素に対応する輝度値と
の差分値(すなわち微分値)を求めることにより得ら
れ、従来公知の種々の方法を用いることができる。
【0044】次いでステップ110では、図9に示すよ
うに、現在フォーカスレンズ11が位置している赤外線
三角測距ゾーンZNのほぼ中央(Y位置)まで、フォー
カスレンズ11が移動する(符号A12)。
【0045】ステップ111〜114の作用は、ステッ
プ107〜110と同様である。すなわちフォーカスレ
ンズ11がY位置に定められた状態で、ステップ111
において、CCD16が露光され(符号A13)、ステ
ップ112において、CCD16の撮像信号が画像メモ
リ33に取り込まれる(符号A14)。ステップ113
では、画像メモリ33に格納されたデータからフォーカ
ス評価値Bが求められる(符号A15)。ステップ11
4では、図9に示すように、フォーカスレンズ11は赤
外線三角測距ゾーンZNの後端(Z位置)まで移動する
(符号A16)。
【0046】そして上記と同様にして、フォーカスレン
ズ11がZ位置に定められた状態で、ステップ115で
は、CCD16が露光され(符号A17)、ステップ1
16では、CCD16の撮像信号が画像メモリ33に取
り込まれる(符号A18)。ステップ117では、画像
メモリ33に格納されたデータからフォーカス評価値C
が求められる(符号A19)。
【0047】ステップ118では、フォーカス評価値
A、B、Cの中で最も良い値、すなわち最も大きいフォ
ーカス評価値を示す位置まで、フォーカスレンズ11が
移動し(符号A20)、AF動作は終了する。なお、図
9の例では、フォーカスレンズ11はX位置に移動して
いる。
【0048】次いでレリーズボタン41が全押しされる
と(符号A21)、図7のプログラムの実行が開始す
る。ステップ201では絞り13が、レリーズボタン4
1の半押し時、すなわち図5と図6のプログラムのステ
ップ106において求められた(2)の絞り値まで駆動さ
れる(符号A22)。
【0049】ステップ202では、このステップ106
において求められた (2)の電子シャッタスピードで第1
のCCD16が露光され(符号A23)、ステップ20
3では、このCCD16の撮像信号が第1の画像メモリ
33に取り込まれる(符号A24)。この露光は、上述
したようにプログラム線図に従った絞り値と電子シャッ
タスピードにより行われるため、これにより適正な露光
量が得られるはずであるが、上述した測光・測距動作は
開放絞りで行われているため、その露光量には誤差が含
まれている可能性がある。そこでステップ204では、
第1の画像メモリ33から読み出された所定範囲のデー
タを用いて、適正な露光量が得られるように、電子シャ
ッタスピードの補正値が求められる(符号A25)。こ
れにより絞りの誤差が補正され、最適電子シャッタスピ
ードが得られる。
【0050】後述するステップ206、207では、第
1の読出モードにより画素信号が読み出され、1回の読
出動作ではCCD16、17においてそれぞれ半分のフ
ォトダイオードの信号電荷が読み出される。これに対し
ステップ202では、第2の読出モードにより画素信号
が読み出され、1回の読出動作ではCCD16において
全てのフォトダイオードの信号電荷が読み出される。し
たがって各CCDにおいて、信号電荷が蓄積されるフォ
トダイオードの数が異なることも考慮され、最適電子シ
ャッタスピードはステップ202における電子シャッタ
スピードよりも短い。
【0051】ステップ205では、図1のスイッチ2
8、29が増幅器26、27側に切り換えられ、CCD
からの画素信号の読出モードが第1の読出モードに定め
られる(符号A26)。この第1の読出モードは、CC
D16、17から画素信号が水平方向に沿って1行ずつ
読み出されるモードである。この第1の読出モードで
は、図11に示すように、まず水平方向のラインM1、
M3・・・を構成する画素信号から成る第1フィールド
が1ライン毎に読み出され、次いで、水平方向のライン
M2、M4・・・を構成する画素信号から成る第2フィ
ールドが1ライン毎に読み出される。
【0052】また第1の読出モードでは、スイッチ2
8、29が増幅器26、27側に切り換えられているの
で、CDS回路24、25の出力信号は、増幅器26、
27を通ってA/D変換器31、32に入力される。す
なわちCDS回路24、25の出力信号は増幅器26、
27により所定の増幅率で増幅されて、A/D変換器3
1、32に入力される。
【0053】ステップ206では、ステップ204にお
いて求められた最適電子シャッタスピードで、第1およ
び第2のCCD16、17が露光される(符号A2
7)。これは本露光であり、第1および第2のCCD1
6、17に生成された撮像信号は、ステップ207にお
いて、これらのCCD16、17から読み出され、それ
ぞれ第1および第2の画像メモリ33、34に取り込ま
れる(符号A28)。上述したように、この読出動作は
第1の読出モードにより行われ、まず第1フィールドの
画素信号が画像メモリ33、34への取り込まれる。
【0054】この画像メモリへの取り込みと並行して、
残りの画素に対する露光が行われる(符号A29)。す
なわち、画素信号を一度掃き出した後(図示せず)、最
適電子シャッタスピードで再び露光が行われる。ステッ
プ208では、第1および第2のCCD16、17の残
りの画素に生成された撮像信号が、それぞれ第1および
第2の画像メモリ33、34に取り込まれる(符号A3
0)。この時、取り込まれる画素信号は第2フィールド
の信号であり、ステップ207と合わせると、それぞれ
の画像メモリ33、34には2フィールド分の画素信号
が取り込まれたことになる。
【0055】なお、レリーズボタン41の全押しのタイ
ミングによって第2フィールドの画素信号を第1フィー
ルドの画素信号よりも先にメモリ33、34に取り込む
ようにしてもよい。
【0056】次いでステップ209では、絞り13が開
放位置に定められ(符号A31)、ステップ210で
は、CCDからの画素信号の読出モードが第2の読出モ
ードに切り換えられる(符号A32)。ステップ211
では、第1および第2の画像メモリ33、34から画素
信号が読み出されるとともに、映像信号処理回路36に
おいてR信号、G信号およびB信号に変換され、これら
の信号はインターフェイス回路37によりメモリカード
38に記録される(符号A33)。これにより、このプ
ログラムは終了する。
【0057】次に図12と図13を参照して、図5のス
テップ103〜105において実行される測光動作を説
明する。図12はCCD16、17による測光範囲を示
し、図13は測光動作における各信号の出力タイミング
を示している。
【0058】第1および第2のCCD16、17のダイ
ナミックレンジVDRは同じ大きさであり、実線S1で示
すように第1のCCD16による測光範囲は被写体輝度
1〜E2 、また実線S2で示すように第2のCCD1
7による測光範囲は被写体輝度E2 〜E3 である。すな
わち第1のCCD16の電子シャッタスピードは第2の
CCD17のそれよりも長く、したがって、第1のCC
D16は相対的に暗い光を検出し、第2のCCD17は
相対的に明るい光を検出する。このように、2つのCC
D16、17の電子シャッタスピードを変えたことによ
り、測光範囲(E1 〜E3 )はひとつのCCDを用いた
場合と比較して、対数で2倍になっている。
【0059】CCD16、17からの信号電荷の読み出
しは次のようにして行われる。まず、垂直同期信号VD
が出力された後、露光開始時点まで電荷掃き出しパルス
SUB1、SUB2が定期的に出力され、CCD16、
17の各フォトダイオードに残留している不要電荷がサ
ブストレートに掃き出される。第1のCCD16に対す
る電荷掃き出しパルスSUB1が停止した後、所定時間
K が経過すると、第2のCCD17に対する電荷掃き
出しパルスSUB2が停止する。そして、電荷掃き出し
パルスSUB1が停止してから時間T1 が経過すると、
2つの転送ゲート信号TG1とTG2が同時に出力さ
れ、垂直転送CCDへ各画素の信号が転送される。これ
により第1のCCD16には時間T1 の間、また第2の
CCD17には時間T2 (=T1 −TK )の間、それぞ
れ電荷が蓄積されることとなる。すなわち、時間T1
第1のCCD16の電子シャッタスピードに相当し、時
間T2 は第2のCCD17の電子シャッタスピードに相
当する。
【0060】また、2つの転送ゲートTG1、TG2が
同時に出力された時、これと共に読み出し転送パルス
(図示せず)が出力される。これにより、CCD16、
17に蓄積されていた画素信号が第2の読出モードで読
み出される。図13において、符号X1 は第1のCCD
16から読み出された画素信号、符号X2 は第2のCC
D17から読み出された画素信号であり、これらの画素
信号X1 、X2 を用いて前記(16)式により被写体輝
度が求められる。
【0061】図14〜図16を参照して、測光・測距動
作において実行される第2の読出モードにおける画素信
号の読み出し動作を説明する。
【0062】図14は、CCD16、17のフォトダイ
オードに発生する2つの画素信号が垂直転送CCD5
1、52において加算される様子を示している。なお、
この図において、斜線SHで示す部分はポテンシャルの
井戸を示し、各フォトダイオードから転送されてきた画
素信号はこのポテンシャルの井戸において混合されるこ
とにより加算される。また、「4」、「6」等の数字
は、図16に示す時間tに対応している。
【0063】第1フィールドにおける画素信号の読み出
し動作を説明する。フォトダイオードF11、F13に
蓄積したMg、G信号が垂直転送CCD51に転送さ
れ、またフォトダイオードF21、F23に蓄積したG
信号、Mg信号が垂直転送CCD52に転送される(符
号J1)。次いで、フォトダイオードF12、F14に
蓄積したYe信号が垂直転送CCD51に転送され、ま
たフォトダイオードF22、F24に蓄積したCy信号
が垂直転送CCD52に転送される(符号J2)。
【0064】そして垂直転送CCD51では、フォトダ
イオードF11のMg信号とフォトダイオードF12の
Ye信号とが加算され、またフォトダイオードF13の
G信号とフォトダイオードF14のYe信号とが加算さ
れる。垂直転送CCD52では、フォトダイオードF2
1のG信号とフォトダイオードF22のCy信号とが加
算され、またフォトダイオードF23のMg信号とフォ
トダイオードF24のCy信号とが加算される(符号J
3)。その後、各垂直転送CCD51、52では垂直転
送が行われ、加算された画素信号は水平転送CCD(図
示せず)側に転送される(符号J4)。1回の垂直転送
において、信号は2画素分転送され、この度に、水平転
送CCDでは1水平走査線分の画素信号が読み出される
(符号J5)。
【0065】第2フィールドにおける画素信号の読み出
し動作は第1フィールドと同様であるが、相互に加算さ
れる2つの画素信号の組合せが第1フィールドと異な
る。すなわち垂直転送CCD51では、フォトダイオー
ドF11に蓄積したMg信号は、図14の上方に隣接す
るフォトダイオード(図示せず)に蓄積したYe信号と
加算され、フォトダイオードF12に蓄積したYe信号
はフォトダイオードF13に蓄積したG信号と加算され
る。フォトダイオードF14に蓄積したYe信号は、図
14の下方に隣接するフォトダイオード(図示せず)に
蓄積したMg信号と加算される。垂直転送CCD52に
ついても同様である。
【0066】図16は、画素信号の転送動作を行うため
に電極V1〜V4に供給される電圧信号の時間的変化
と、垂直転送CCDにおけるポテンシャルの井戸の時間
的変化とを示している。この図に示すように、時間t=
4,6において画素読み出しパルス(転送ゲート信号)
が出力され、これによりフォトダイオードから画素信号
が垂直転送CCD51、52に転送される。また時間t
=8では、電極V1、V2、V3の電圧レベルが同じ大
きさになり、これにより電極V1に対応した井戸と電極
V3に対応した井戸とが合体して画素信号が加算される
(符号J6)。
【0067】図17〜図19は、本露光において実行さ
れる第1の読出モードにおける画素信号の読み出し動作
を示している。
【0068】図17は、CCD16、17のフォトダイ
オードに発生する画素信号が垂直転送CCD51、52
に転送される様子を示している。なお、この図におい
て、「6」、「8」等の数字は、図19に示す時間tに
対応している。
【0069】第1フィールドにおける画素信号の読み出
し動作を説明する。フォトダイオードF12、F14、
F22、F24に対しては、画素読み出しパルス(転送
ゲート信号)は出力されない。したがって、フォトダイ
オードF12、F14に蓄積したYe信号とフォトダイ
オードF22、F24に蓄積したCy信号は垂直転送C
CD51、52に転送されず(符号J11)、フォトダ
イオードF11、F13に蓄積したMg信号、G信号と
フォトダイオードF21、F23に蓄積したG、Mg信
号だけが垂直転送CCD51、52に転送される(符号
J12)。
【0070】この後、第2の読出モードと同様に、電極
V1、V2、V3の電圧レベルが同じ大きさになり、垂
直転送CCD51、52においてポテンシャルの井戸S
Hが大きくなるが、1つの井戸SHには1つの画素信号
しか転送されていないため、画素信号の加算は行われな
い(符号J13)。次いで、各垂直転送CCD51、5
2では垂直転送が行われ、画素信号は水平転送CCD
(図示せず)側に転送される(符号J14)。1回の垂
直転送において、信号は2画素分転送され、この度に、
水平転送CCDでは1水平走査線分の画素信号が読み出
される(符号J15)。
【0071】第2フィールドにおける画素信号の読み出
し動作は第1フィールドと同様である。すなわちフォト
ダイオードF11、F13、F21、F23に対して
は、画素読み出しパルスは出力されず、したがって、こ
れらのフォトダイオードに蓄積したG信号とMg信号は
垂直転送CCD51、52に転送されない(符号J1
7)。一方、フォトダイオードF12、F14に蓄積し
たYe信号とフォトダイオードF22、F24に蓄積し
たCy信号だけが垂直転送CCD51、52に転送され
(符号J16)、垂直転送される(符号J18)。
【0072】図19は、第2の読出モードにおける図1
6に対応している。この図に示すように、時間t=6で
は画素読出パルスが出力されず(符号J19)、時間t
=4において画素読み出しパルスが出力され、これによ
りフォトダイオードから画素信号が垂直転送CCD5
1、52に転送される。また時間t=8では、電極V
1、V2、V3の電圧レベルが同じ大きさになり、これ
により電極V1に対応した井戸と電極V3に対応した井
戸とが合体するが、電極V3に対応した井戸には画素信
号が存在しないため、画素信号の加算は行われない(符
号J20)。
【0073】以上のように第1実施例は、CCD16、
17から1行ずつ画素信号を読み出す第1の読出モード
では、画素信号は増幅器26、27により増幅されてA
/D変換器31、32に入力され、CCD16、17か
ら2行ずつ画素信号を読み出す第2の読出モードでは、
画素信号は増幅器26、27を通らず、直接A/D変換
器31、32に入力されるように構成されている。すな
わち第1の読出モードと第2の読出モードを比較する
と、第1の読出モードではCCD16、17の出力信号
のレベルが低いため、この信号は増幅されてA/D変換
器31、32に入力され、第1および第2の読出モード
において、ほぼ同じダイナミックレンジで量子化され
る。
【0074】このように、読出モードが変化してもA/
D変換器31、32に入力される信号のダイナミックレ
ンジが変化しないので、画素信号のA/D変換の精度が
高められ、これにより測光・測距および静止画像の記録
の精度が向上する。また、各読出モードに対応して専用
のA/D変換器を設ける必要がないので、A/D変換器
の数が最小限に抑えられ、スチルビデオカメラのコスト
を低減させることができる。
【0075】図20は第2実施例の撮像装置を備えたス
チルビデオカメラのブロック図である。第1実施例と異
なる構成のみを説明する。
【0076】CDS回路24とスイッチ28の間には遅
延回路61、加算器62および減衰器63が設けられ、
CDS回路25とスイッチ29の間には遅延回路64、
加算器65および減衰器66が設けられている。スイッ
チ28、29は、第1の読出モードでは減衰器63、6
6とは反対側に切り換えられ、第2の読出モードでは減
衰器63、66側に切り換えられる。したがってCDS
24、25の出力信号は、第1の読出モードでは直接A
/D変換器31、32に入力され、第2の読出モードで
は、遅延回路61、64、加算器62、65および減衰
器63、66を介してA/D変換器31、32に入力さ
れる。
【0077】CDS24、25の出力信号は、遅延回路
61、64において1画素分だけ遅延されて加算器6
2、65に入力され、また遅延回路61、64を通るこ
となく加算器62、65に入力される。すなわち加算器
62、65では、1画素遅延された画素信号と遅延され
ない画素信号とが相互に加算される。この加算器62、
65の出力信号は、減衰器63、66において所定の減
衰率で減衰せしめられる。
【0078】その他の構成は、図1の第1実施例の構成
と同じである。
【0079】第2の読出モードでは、図10の符号YY
の部分を参照すると、例えばラインL1、L2のMg信
号とYe信号が遅延回路61、64により1画素分遅延
されて加算器63、66に入力され、G信号とCy信号
は遅延されずに加算器63、66に入力される。したが
って、これらのMg信号、Ye信号、G信号、Cy信号
が加算され、(16)式に示されるように輝度信号Yが
求められる。そしてこの輝度信号Yは減衰器63、66
において減衰され、A/D変換器31、32に入力され
る。
【0080】これに対し、第1の読出モードでは、画素
信号は減衰されることなくA/D変換器31、32に入
力される。これは、第1実施例に関して上述したよう
に、第1の読出モードではCCD16、17の出力信号
のレベルが第2の読出モードよりも低いためである。
【0081】このように第2実施例においても、読出モ
ードに対応して専用のA/D変換器を設けることなく、
高精度にA/D変換を行うことができ、A/D変換器の
数を最小限に抑えることができる。
【0082】図21は第3実施例の撮像装置を備えたス
チルビデオカメラのブロック図である。第1実施例と異
なる構成のみを説明する。
【0083】CDS回路24、25とA/D変換器3
1、32の間には、増幅器あるいは減衰器等は設けられ
ておらず、これらは直接接続されている。一方、A/D
変換器31、32には、スイッチ73を介して第1およ
び第2の基準電圧発生器71、72の一方が接続され
る。第1および第2の基準電圧発生器71、72は、A
/D変換における例えば上限値の基準電圧を発生するも
ので、A/D変換器71、72では、この基準電圧を用
いて、CDS回路24、25から入力されるアナログの
画素信号の量子化が行われる。第1の基準電圧発生器7
1の基準電圧は相対的に低く、第2の基準電圧発生器7
2の基準電圧は相対的に高い。なお、下限基準電圧は、
A/D変換器71、72ともに同じ値に固定されてい
る。
【0084】スイッチ73は、第1の読出モードでは第
1の基準電圧発生器71側に切り換えられ、第2の読出
モードでは第2の基準電圧発生器72側に切り換えられ
る。上述したように第1の読出モードでは、CCD1
6、17の出力信号のレベルが第2の読出モードよりも
低いため、この信号の量子化に用いる基準電圧を低くす
ることにより、第1および第2の読出モードにおけるA
/D変換のダイナミックレンジをほぼ同じ大きさにする
ことができる。したがって第3実施例によっても、第1
実施例と同様な効果が得られる。
【0085】なお第3実施例では、第1実施例と同様
に、画像メモリ33、34から読み出された画素信号に
ついて、(16)式を用いて輝度信号Yが求められる。
【0086】なお、図5のフローチャートにおいて、C
CD16、17のダイナミックレンジVDRが充分に広い
場合には、各CCD16、17を相互に異なる電子シャ
ッタスピードで露光する必要はない。
【0087】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、イメージ
センサからの画素信号の読出モードが変化する構成にお
いて、読出モードに対応させてA/D変換器の数を増加
させることなく画素信号のA/D変換の精度を高めるこ
とができる、安価な撮像装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を適用したスチルビデオカメ
ラの回路構成を示すブロック図である。
【図2】第1および第2のCCDの受光面上に設けられ
たカラーフィルタの配列を示す図である。
【図3】第1および第2のCCDの出力信号に関し、対
応する画素同士を重ね合わせた状態を示す図である。
【図4】実施例における色信号の抽出方法を説明するた
めの図である。
【図5】測距・測光動作を行うプログラムの前半部分を
示すフローチャートである。
【図6】測距・測光動作を行うプログラムの後半部分を
示すフローチャートである。
【図7】映像信号のメモリカードへの記録動作を行うプ
ログラムのフローチャートである。
【図8】撮影動作のタイミングチャートである。
【図9】AF動作におけるフォーカスレンズの移動を示
す図である。
【図10】第2の読出モードにおける画素信号の読出動
作を示す図である。
【図11】第1の読出モードにおける画素信号の読出動
作を示す図である。
【図12】第1および第2のCCDによる測光範囲を示
す図である。
【図13】測光動作における各信号の出力タイミングを
示す図である。
【図14】第2の読出モードにおいて、2つの画素信号
が垂直転送CCDにおいて加算される動作を示す図であ
る。
【図15】第2の読出モードにおける画素信号の垂直転
送CCDへの読み出し動作、垂直転送動作および水平転
送動作を示す図である。
【図16】第2の読出モードにおいて、垂直転送動作に
おける電圧信号の時間的変化と、垂直転送CCDにおけ
るポテンシャルの井戸の時間的変化とを示す図である。
【図17】第1の読出モードにおいて、画素信号が垂直
転送CCDに転送される動作を示す図である。
【図18】第1の読出モードにおける画素信号の垂直転
送CCDへの読み出し動作、垂直転送動作および水平転
送動作を示す図である。
【図19】第1の読出モードにおいて、垂直転送動作に
おける電圧信号の時間的変化と、垂直転送CCDにおけ
るポテンシャルの井戸の時間的変化とを示す図である。
【図20】第2実施例の撮像装置を備えたスチルビデオ
カメラのブロック図である。
【図21】第3実施例の撮像装置を備えたスチルビデオ
カメラのブロック図である。
【符号の説明】
16、17 CCD(イメージセンサ) 21、22 フィルタ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年8月25日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図16
【補正方法】変更
【補正内容】
【図16】

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水平方向および垂直方向に沿って並ぶ各
    画素の画素信号を生成するイメージセンサと、水平方向
    に沿って1行ずつ画素信号を読み出す第1の読出モー
    ド、または水平方向に沿って隣接する行の画素信号を加
    算して読み出す第2の読出モードにより、前記イメージ
    センサから画素信号を読み出す画素信号読出手段と、こ
    の画素信号読出手段により読み出された画素信号を、前
    記第1および第2の読出モードにおいてほぼ同じダイナ
    ミックレンジで量子化するA/D変換手段とを備えたこ
    とを特徴とする撮像装置。
  2. 【請求項2】 前記イメージセンサの受光面上に、マゼ
    ンタ、イエロー、シアンおよびグリーンの色フィルタ要
    素を規則的に配置して成る補色市松カラーフィルタが設
    けられることを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 【請求項3】 前記A/D変換手段は、前記第1の読出
    モードにおいて前記イメージセンサから読み出される画
    素信号を増幅する増幅手段を備えたことを特徴とする請
    求項1に記載の撮像装置。
  4. 【請求項4】 前記A/D変換手段は、前記第2の読出
    モードにおいて前記イメージセンサから読み出される画
    素信号を減衰させる減衰手段を備えたことを特徴とする
    請求項1に記載の撮像装置。
  5. 【請求項5】 前記イメージセンサと減衰手段の間に、
    前記イメージセンサから読み出される画素信号を1画素
    分遅延させた信号と遅延させない信号とを加算する加算
    器が設けられることを特徴とする請求項4に記載の撮像
    装置。
  6. 【請求項6】 前記A/D変換手段は、前記第1の読出
    モードでは上限電圧と下限電圧の差が相対的に小さい基
    準電圧を用いて画素信号を量子化し、前記第2の読出モ
    ードでは上限電圧と下限電圧の差が相対的に大きい基準
    電圧を用いて画素信号を量子化することを特徴とする請
    求項1に記載の撮像装置。
  7. 【請求項7】 前記第2の読出モードに従って前記イメ
    ージセンサから読み出された1フィールドの画素信号に
    基づいて、測光演算または測距演算のための輝度信号を
    生成する輝度信号生成手段と、前記第1の読出モードに
    従って前記イメージセンサから読み出された2フィール
    ドの画素信号に基づいて、静止画の映像信号を生成する
    映像信号生成手段とを備えたことを特徴とする請求項1
    に記載の撮像装置。
  8. 【請求項8】 前記イメージセンサは複数設けられ、各
    イメージセンサは相互に異なる電子シャッタスピードで
    露光され、前記輝度信号生成手段は、前記各イメージセ
    ンサから読み出された画素信号に基づいて被写体輝度を
    求めることを特徴とする請求項7に記載の撮像装置。
  9. 【請求項9】 前記輝度信号生成手段は、前記被写体輝
    度に基づいて測距用電子シャッタスピードを求め、この
    測距用電子シャッタスピードに従い、絞り開放状態で前
    記イメージセンサを露光し、この露光によってイメージ
    センサから得られた画素信号に基づいて測距演算のため
    の輝度信号を生成することを特徴とする請求項8に記載
    の撮像装置。
  10. 【請求項10】 前記輝度信号生成手段は、前記イメー
    ジセンサから読み出された画素信号に基づいて被写体輝
    度を求めるとともに、この被写体輝度に基づいて測距用
    電子シャッタスピードを求め、この測距用電子シャッタ
    スピードに従い、絞り開放状態で前記イメージセンサを
    露光し、この露光によってイメージセンサから得られた
    画素信号に基づいて測距演算のための輝度信号を生成す
    ることを特徴とする請求項7に記載の撮像装置。
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