JPH072455B2 - 車輌シートベルトリトラクター - Google Patents

車輌シートベルトリトラクター

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JPH072455B2
JPH072455B2 JP60087357A JP8735785A JPH072455B2 JP H072455 B2 JPH072455 B2 JP H072455B2 JP 60087357 A JP60087357 A JP 60087357A JP 8735785 A JP8735785 A JP 8735785A JP H072455 B2 JPH072455 B2 JP H072455B2
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retractor
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ロナルド・エイ・ウイリー
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ティーアールダブリュー・ベヒクル・セーフティ・システムス・インコーポレーテッド
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R22/00Safety belts or body harnesses in vehicles
    • B60R22/34Belt retractors, e.g. reels
    • B60R22/36Belt retractors, e.g. reels self-locking in an emergency
    • B60R22/415Belt retractors, e.g. reels self-locking in an emergency with additional means allowing a permanent locking of the retractor during the wearing of the belt

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  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Automotive Seat Belt Assembly (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新しい改良されたシートベルトリトラクター即
ちベルトでコントロールされるレバーの動きを備え、車
輌の検知リトラクターがベルト引き出しの量によって自
動ロックが働らき、ベルト巻き込みの量によってレバー
の働きで自動ロックが解消されるロックモードの選択が
なされるシートベルトリトラクターに関する。
シートベルトリトラクターは長年のあいだ航空機と乗用
車の安全設備として使われている。もともと家事用に開
発されたリトラクターは、単に余ったベルトを巻くため
でなく多数の他の機能を果たすようになった。シートベ
ルトリトラクターは必要なベルトを引き出す為に使われ
だし、次いである一定量のベルト引き出し又は緊急事態
にベルト引き出しをロックする為に使われた。ベルトを
引き出したあと少し巻き込むと、つめ部が動かされロッ
クつめはリトラクターのスプールと連動するラチエット
と係合する。その後リトラクターは自動ロックモードに
ある即ちつめはベルトの巻き込みは可能だがつめがラチ
エットとの係合から人為的にはずされる迄ベルトの引き
出しは出来ない。連動する歯車又は回転センサー又はス
プリング付勢によるつめとラチエットとの係合を解くク
ラッチによって一定量のベルトの巻き込みによって自動
ロック構造を解除するのが一般的であった。これ等はベ
ルト操作を自然に行う過程で、つめとラチエットがロッ
クモードに係合する自動ロックリトラクターとして知ら
れていた。
米国特許3,667,698号及び米国特許3,412,952号にこの自
動ロックリトラクターの実例が示されている。他に更に
古いシートベルトリトラクターのロックタイプは車輌検
知リトラクターで、このタイプはこのリトラクターが装
備された車輌の速度変化又は加速減速に反応するセンサ
ーを持っている。一般的にこれ等は慣性を利用したもの
で、振り子、ローラー、おもり又は電気的に操作される
流体を利用して、ベルトが引き出されない様にリトラク
ターのラチエットとロック係合すべく慣性変化の結果と
して動かされるつめを直接又は間接的に動かすものであ
る。米国特許3,960,339号に前記の典型的な例が見られ
る。
更に前記を発展させた例として米国特許4,083,512号に
は米国特許第3,667,698号に開示されたリトラクターの
如く余分のロックシステム即ち一つのリトラクターに自
動ロックモードと車輌検知ロックモードの両方を備えた
リトラクターが作られた。最近、米国特許4,402,473号
及び、米国特許4,327,882号、米国特許4,427,164号によ
って車輌検知ロックシステムを自動又は手動で選択する
試みがされている。これ等の例では自動ロックロード選
択は、実質的にはロック爪に直接作用している。これと
似たタイプとして米国特許4,428,545号がある。又、米
国特許出願589,679号にはカムの働きによるモード選択
の構造が記述されている。
本発明は、上記従来技術の改良であって、ロックモード
とロックモードを自動的に解除して以前のモードに戻す
選択をする比較的シンプルなつめを操縦する手段を提供
するものである。本発明はリトラクタースプールの一定
の巻き込み操作に続く慣性検知又は車輌検知ロックモー
ドに対し、ロックモードの選択とリトラクターの巻き込
みを独立して行う手段である自律的モード解除特性を含
む。
本発明の主たる目的は、ロック機能の検知性を高め、自
動ロックモードの出発点である必要な付勢を減じるつめ
を操つるシステムすなわちパイロットつめ手段を備える
ことによって、前段階としての転換構造を改良すること
にある。即ちロック又は二重構造スプールに多かれ少か
れ勢いを必要とする構造を改善して、多くの種類の二重
構造スプールに可能な転換をより簡単に行わせる転換構
造を提供することである。
選択されたモードいづれの場合でもベルトがスプールか
ら引き出されるにつれ又はスプールがその程度を検知し
てパイロットつめの働きを誘い主要つめの部分がベルト
の動きに連動する。
本発明の一目的は、過度にベルトがスプールから引き出
されるのを防ぎ、それ以上にベルトが引き出されるのを
自動的に防ぐロックモードにして、幼児子供荷物乗客の
安全を計るリトラクターのベルトスプールに適宜ロック
動作を与えることである。本発明によるリトラクターの
改良は、ベルトの巻き込みには支障ない。
更に一つの目的は、ベルトを完全に巻き込まなくとも車
輌検知(慣性による)ロック手段を働かせることが出来
る改良された選択的に作動するロック手段を提供するこ
とである。
更に他の目的は、自動ロックモードの選択にあたり、直
接主要つめを係合させる必要のないつめを導く構造すな
わちパイロットつめ構造を使って、前記目的を達成する
ことである。パイロットつめは、主要つめと組合わさ
れ、パイロットラチエットがパイロットつめに接した後
も更にベルトが引き出されると、パイロットつめが作動
し主要つめを動かし、主要ラチエットとロック係合に入
る。二つのロックモードいづれの場合も作動するこのパ
イロットシステムは、実質的に選択構造の作動性、検知
性を高めるものである。他の目的は、トグル戻り止め、
水圧又は空気圧、自動ロックモードを解除する為のギヤ
とカム手段、ソレノイド転換手段の如き電気と機械構造
の如き遠隔操作を可能とする転換手段を提供することで
ある。
型製作、軽量、簡単さ、経済性、二重又は二列スプール
リトラクターへの変換を含む他の諸目的は以下に記述す
る。
本発明のリトラクターは、それが使われている車輌の慣
性のアンバランスを検知して働く車輌検知型シートベル
トリトラクターである。従って、このリトラクターは、
ドラムすなわちスプールからシートベルトを引き出し、
巻き戻しモーターを使ってベルトを巻き込むことが出来
る。この動作はスムースに行われ、慣性のアンバランス
が起った時のみ変化する。その場合、慣性反応又はセン
サーが働き、パイロットつめがスプールによって軸方向
に回るパイロットラチエットに対し、ブロックする形で
接触する。パイロットラチエットはスプールからベルト
が引き出されるにつれて回転力を与えられている時、主
要つめを引上げて主要ラチエットの歯と係合してリトラ
クターはそれ以上ベルトが引き出されない様にロックさ
れる。巻き込みモーターの力がベルト引き出しの力を越
えている時、巻き込みは可能である。
ここ迄はむしろ典型的な車輌検知リトラクターであり、
ロックモードは慣性アクチュエータの変換によって行わ
れる。本発明ではこの構造にリトラクターのフレームに
付けられた軸旋回をして付勢を与えられたレバーが取り
付けられた。この付勢は、ばねによって行われ、このば
ねはレバーに付勢を与え、レバーが最高に旋回した時、
一方の場合はこの付勢によってレバーはパイロットつめ
と接し、もう片方の方向(ベルト巻き込み方向)に移動
した時はレバーはパイロットつめとの接触を離れる。レ
バーがパイロットつめと係合している時、ばねによる付
勢によりパイロットつめとパイロットラチエットとは接
触を保ち、スプールからベルトを引き出すとパイロット
つめは傾いて主要つめを主要ラチエットの歯とのロック
係合に導き、リトラクターをロックする。パイロットつ
めとパイロットラチエットとの係合によって、元来車輌
検知ロックモードにあったリトラクターは自動ロックモ
ードに転換される。
パイロットつめが付勢レバーによってパイロットラチエ
ットと係合している間、レバーはロック接触を保ち慣性
アクチュエーターは働かない。ベルト巻込みによってス
プールがある一定量の回転をして、その回転を検知して
レバーがもう片方の位置に移動した時、車輌検知の慣性
アクチュエーター機能が回復される。そして前記回転検
知手段によって、レバーはパイロットつめとの係合を解
かれ、主要つめもリトラクターの主要ラチエットから離
れて下方へ落ちる。
このリトラクターは、一定のベルトの引き出し又は巻込
みをモニターしてレバーに働きかけ、ロック状態でパイ
ロットつめだけがロックによるストレスを受けないで係
合しているので、単一、二重、タンデムいづれにも使用
できる。この様に本発明はシートベルトリトラクターの
モード選択を導く特別の機構を包含して、スプールの一
定のベルト引き出し動作によってパイロットつめのロッ
ク機能を働かせ、自動ロックモードを作り、スプールの
一定のベルト巻込み動作によって車輌検知ロックモード
が回復される。
要するに本発明の車輌シートベルトリトラクターは、シ
ートベルトを巻き付ける回転可能なドラムと、該ドラム
に取り付けられ、該ドラムと共に回転可能な第1のラチ
エット手段と、該第1のラチエット手段との係合部へ移
動可能であり、該第1のラチエット手段をロックし、こ
うして、前記シートベルトの引き出し方向への該ドラム
の回転をロックする第1のつめ手段と、該ドラムに取り
付けられ、該ドラムと共に回転可能な第2のラチエット
手段と、該第2のラチエット手段との係合部へ移動可能
であり、且つ該第2のラチエット手段との係合に従っ
て、第2のラチエット手段により移動可能である第2の
つめ手段と、ある一定量を越える前記シートベルトの引
き出しに従って、第2のラチエット手段との係合部まで
第2のつめ手段を移動させる手段と、を備える車輌シー
トベルトリトラクターであって、前記第2のつめ手段
が、該第2のラチエット手段による第2のつめ手段の移
動に従って、第1のラチエット手段との係合部まで第1
のつめ手段を移動させるべく第1のつめ手段と共働する
手段を有し、前記第2のつめ手段を移動させる手段が、
前記シートベルトの引き出しを検知するための検知手段
と、前記一定量を越えるシートベルトの引き出しに従っ
て付勢されるレバー手段とを具備し、該検知手段は前記
ドラムの回転に応答して回転可能なカム部材と、該ドラ
ムの回転に従って該カム部材を回転させる駆動手段と、
を備え、 該レバー手段は前記第2のつめ手段から離れた第1の位
置と、第2のつめ手段に接する第2の位置とを有し、該
カム部材が前記第1の位置から前記第2の位置まで該レ
バー手段を移動させることを特徴とする。
以下、本発明の実施例を図面を参照して詳細に説明す
る。
第1図を参照すると、ロックモード選択構造を持ったシ
ートベルトリトラクター11が示されている。このリトラ
クター11は、振り子又は他の良く知られた機械的、電気
的、水圧、空気圧を利用した慣性反応構造を持つ車輌検
知ロックモード型リトラクターのひとつである。起動ア
ーム12は、リトラクター11から離れた場所に付けられた
慣性検知手段によって作動可能である。この起動アーム
は、例えばフレーム13に取付けられる。リトラクター11
が検知構造に関係する通常の位置から傾けられる隙間又
は場所を取ることは、自動車の装備では通常のことであ
る。
起動アーム12は枢動でき、第2のつめ手段即ちパイロッ
トつめ14の延長部15と係合して、このパイロットつめの
位置を変える。図示の如くこの作用はパイロットつめ14
を第2のラチエット手段即ちパイロットラチエット16に
近づけたり遠ざけたりする。起動アーム12は、パイロッ
トつめ14をパイロットラチエット16に係合状態に移動さ
せる移動手段ないしはアクチュエーター手段を構成す
る。パイロットつめ14のパイロットラチエット16の歯17
との係合部にて、パイロットつめ14はリトラクターがベ
ルトを巻込むときラチエットを自由に回転せしめるが、
リトラクター11からベルト18が引き出されるとき歯17に
係合してラチエット16をロックする。ベルト18は、フレ
ーム13の起立する間隔を開けた2つのフランジ20の間で
回転するように支承されたドラムすなわちスプール19に
巻かれている。このスプール19には、常にスプリングの
力で巻込みの付勢がかかっており、モーター室22内の巻
込みモーター21は、一方の端部がフレーム13に止められ
たコイル巻き板バネであり、巻込モーター21の他方の端
部はスプール19のシャフト23に公知の態様にて作動的に
連結されている。スペースバー24はフレーム13をリジッ
ドに保ち、フレーム13のフランジ20間でスペースを作っ
ている。ベルト18の外端は、図示しないバックル又はリ
セプタクルに取付けられたつまみ25として示したシート
ベルト金具に連結されている。
スプール19は、ひとつ又はそれ以上の第1のラチエット
手段即ち主要ラチエット26を含み、これ等(図にふたつ
示されている)には第1のつめ手段即ち主要つめ28と係
合してロック状態を作る歯27が付いている。主要つめ28
は、フレームフランジ20の開口部にあってフレーム13の
重要な部分であり、例示においてはロックバー28と示さ
れている。ベルト巻込みにあたっては、スプール19と軸
方向に連結したラチエット26および16は巻込みモーター
21と一緒に自由に回転し、ラチエット26および16の歯は
つめ28および14をそれぞれ変位させる。
駆動モーター21と反対側のシャフト23の端には、スプー
ル回転に供うシャフト23と共に回転するピニオンギヤ29
が付けられている。ピニオンギヤ29は、フレーム13のフ
ランジ20とピニオンギヤ29とかみ合って動くギヤトレイ
ン32を構成するモニター部を支えるベース板になってい
る取付け板30から突き出て、レバー手段(35)を構成す
るレバー35のシャフト方向に延びている部分34に作用す
る部分であるギヤトレインのレバー延長部と接するギヤ
に連結されている。レバー35は、平板型をした(以下に
示す)スプリング36の力でレバー35がポスト37方向又は
パイロットつめ14を引き上げる上方向(第1図に示され
ている)いづれかの方向に付勢を与える。ここでスプリ
ング36はばね手段(36)を構成する。レバー35の向かう
方向と位置はモニターされたベルト巻込み、取り出し又
はベルトの長さにより連動するギヤトレイン32とそれに
よってレバー35の位置が変わることにより行われる。こ
の動きによって以下に見る如くリトラクター11は導かれ
た車輌検知ロックモードから自動ロックモードに転換
し、ある一定量のベルト巻込みによって再び車輌検知ロ
ックモードに戻る。
スプリング36の形状は第2図でより明らかである。スプ
リング36はL字形をした足の端38で取付板30の壁に沿っ
てしっかりと保持されている。第2図ではリトラクター
11は車輌検知ロックモードにあり、リトラクターを装備
した車輌がブレーキをかけたり、突然加速又は減速した
場合、慣性を検知してパイロットつめ14の延長部の位置
を変え、前記車輌検知ロックがかかる。第3図で車輌検
知ロックモードは更に詳しく図示されており、パイロッ
トつめ14はパイロットラチエット16と接していない。ま
たシャフト23とピニオン29は、ベルト巻込み、引き出し
と共に動くので、スプールからベルトが引き出される量
をモニターするモニターギヤ40の先端33とも離れてい
る。ピニオンはチエンジギヤ41を回転させ、それと一体
になっているチエンジピニオン42も回転している。これ
らモニターギヤ40とチエンジギヤ41とは、カム部材(4
0,41)を構成する。チエンジピニオン42はモニターギヤ
40と、その先端33すなわちカム部でかみ合って回転して
いる。第3図ではギヤ先端33はパイロットつめ14の動き
を封じ、それを収納した形状にある。パイロットつめ14
の延長部15は慣性を検知する起動アーム12によって第3A
図の如くその位置を変え、パイロットつめ14をピポット
させてパイロットラチエット16の歯17とブロック係合さ
せる。この時、主要つめ28の位置は、スプールがベルト
を引き出さない限り変化しない。そしてパイロットラチ
エット16とそれに応じラチエット本体が回転すると、歯
27はパイロットつめと共に動く静止床43からパイロット
つめ14が引き上げられることによって引き上げられた主
要つめ28と係合する。第3A図の静止部44は、パイロット
つめ14に関して、第3図の状態とコントラストをなして
いる。パイロットつめ14のコントロールプラットフォー
ム45は、カム又はモニターギヤ40の先端33と係合し、パ
イロットつめ14の主板から横方向に伸びている。
第4図はスプール19にベルト巻き込みが行われ、パイロ
ットつめ14と主要つめ28とがロックから解かれた状態を
示す。歯17と27の溝は、各々パイロットつめと主要つめ
を傾けてリトラクター11を通常の車輌検知ロックモード
にしている。この第4図ではパイロットつめ14のプラッ
トフォーム45を支える連結板46は図の如く分離されてい
る。
第5図でスプール19のシャフト23に付いたピニオン29の
回転(ベルト18の引き出しによる)により機能するギヤ
トレインの検知手段(31)すなわちモニター部31は、レ
バー35のシャフト方向への延長部34がモニター部の先端
47と係合する位置を占め、レバー35はその旋回点48を中
心に旋回してスプリング36の中心点を越えている。ここ
でモニター部31とレバー35とは第2のつめ手段(14)を
移動させる手段(31,35)を構成する。そうしてレバー3
5はパイロットつめ14に向かって付勢を与えられ、パイ
ロットつめ14をパイロットラチエット16の歯に勢い良く
押しつけている。パイロットラチエット16は、スプール
19付きでベルト18引き出しに応じて動く為、リトラクタ
ー11の回転はパイロットつめ14によってブロックされて
おり、パイロットつめ14はベルトを引き出す力で回転
し、主要つめ28を引き上げて主要ラチエット26とその歯
27をブロックしている。これにより、ベルト18はこれ以
上引き出されない。ロック機能は、自動的に形成され、
次に起きる車輌検知モードに戻る迄継続される。スプー
ル19のベルト巻込みは可能である。何故ならラチエット
16と26がベルト巻込み時は、つめ14と28の各々と無関係
でラチエットの歯はつめ14と28にかからないし、パイロ
ットつめ14に対するスプリング36の付勢を受けないの
で、この自動モードはスプリング36が第5図に示す位置
にある限り持続する。慣性車輌検知モードは働かないで
自動ロックモードが続く。ベルトを一定量巻き込むと、
モニターギヤ40が回転レバー35の延長部34にギヤ40の延
長部が係合し、パイロットつめ14の位置を変え、これに
よってレバー35はスプリング36の中心点49を越え、ふた
たび一定量のベルト18が引き出され、自動ロックモード
が回復される迄リトラクター11は車輌検知ロックモード
にある。
実際問題として、自動ロックモードに移行するポイント
はベルトが通常の使用を越えて引き出されると機能する
様にモニター部31をセットする。乗客又は荷物を捕縛す
る以上の巻込みがあった時、車輌検知モードの回復が行
われる様にモニター部31をセットする。前述した構造は
二重のリトラクタースプール又は一つ又はそれ以上のス
プールに作動する所謂付属装置にも応用される。
第6図は自動ロックモードにおけるリトラクター11のロ
ック状態を最も良く示すものである。即ちパイロットつ
め14は、付勢を与えられパイロットラチエット16と接
し、矢印方向へのラチエット16と26の回転を供うベルト
引き出しの時、ラチエット16はパイロットつめ14をリフ
トし、このつめ14は主要つめ28をリフトし、ラチエット
26と係合して動きが止まる完全ロックの状態を示すもの
である。
第5A図の矢印でラチエット16と26はベルト巻込み動作に
ある。ベルト巻込みが始まると、主要つめ28に対するラ
チエット26の握りはゆるみ、主要つめ28はパイロットつ
め14の静止部すなわち静止溝44の静止床43に落ちる。ス
プリング36はレバー35を通じ、引続きパイロットつめ14
がパイロットラチエット16と接し続ける様充分な勢いを
保持する。しかしベルト巻込みが始まると、ラチエット
16はその傾斜のついた歯17によってパイロットつめ14を
押し返し、その後、ベルト巻込みが車輌検知ロックモー
ドを回復するか、ベルト18が引き出され第5図の状態の
まま自動モードが継続するか、のいづれかとなる。連絡
板46は図には無い車輌検知手段を有効に働かせるべくパ
イロットつめ14をこのつめ14の延長部に接続している。
このリトラクター11の製作にあたって、ギヤ・パイロッ
トつめ14、パイロットラチエット16、レバー35、つめの
延長15は通常の正確な寸法を出せる型を作って正確を期
し、充分な硬さを持ったプラスチック材料で軽量化し、
そしてコストを下げ製作される。プラスチックで出来た
部分には直接ロックの力がかからない。
パイロットつめ14の初期の回転は、モニター部31および
レバー35によって生じる。このレバー35は旋回点48の回
りに枢動される。ベルトがスプール19から所定量引き出
されると、モニター部31の先端47が反時計方向に回転し
て第5図に示された位置に向う。この先端47はレバー35
の延長部34を押圧する。そしてこの先端は、レバー35を
第3図に示された位置から第5図に示された位置に旋回
点48の回りに時計方向に回転せしめる。レバー35が時計
方向に回転するにつれて、レバー35の傾斜面がパイロッ
トつめ14を押上げる。レバー35はパイロットつめ14を初
期の回転位置(第5図参照)に旋回する。こうしてスプ
ール19の阻止が上述の如く生ずる。その上、スプリング
36はレバー35を第5図の位置に保持する。従って、パイ
ロットつめ14は、レバー35が第5図の位置から第3図の
位置に旋回するまで初期の回転位置に維持される。
スプール19の阻止は、レバー35が第3図の位置に旋回さ
れたとき解放される。レバー35は、ベルト18がスプール
19に十分引き込まれたとき第3図の位置に旋回される。
ベルト18が引き込まれるにつれて、先端47が延長部34か
ら離れるよう時計方向に回転され、ギヤ先端部33が延長
部34に向って回転される。ギヤ先端部33はレバー35の延
長部34を押圧する。先端47はレバー35を反時計方向に旋
回し、従って、レバー35の傾斜面はもはやパイロットつ
め14を保持しない。パイロットつめ14と主要つめ28と
は、夫々、歯17、27から離れる。
上述のように、本発明によれば、パイロットつめを設け
たことによって確実なベルト引出し、引き込みを実現す
ることができる。
本発明は上記実施例に限定されるものでない。
【図面の簡単な説明】
第1図はリトラクタータンデムフレームの主要部分の正
面図、第2図は第1図のリトラクター並にフレームの側
面図、第3図は本発明による第2図のラチエット構造の
部分的に拡大された一部側面図、第3A図は車輌検知に起
因して位置を変えたパイロットつめがパイロットラチエ
ットと係合する状態を示す部分的側面図、第4図は本発
明のリトラクターの部分的側面図、第5図は本発明によ
るリトラクターの部分的側面図、第5A図はベルト巻込み
が始まる状態でのパイロットつめを示す部分的側面図、
第6図はスプールの側面図である。 11……シートベルトリトラクター、12……起動アーム、
13……フレーム、14……パイロットつめ、16……パイロ
ットラチエット、18……ベルト、19……スプール、21…
…巻込みモータ、26……主要ラチエット、28……主要つ
め、29……ピニオンギヤ、31……モニター部、32……ギ
ヤトレイン、35……レバー、36……スプリング、40……
モニターギヤ、41……チエンジギヤ。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シートベルト(18)を巻き付ける回転可能
    なドラム(19)と、該ドラム(19)に取り付けられ、該
    ドラムと共に回転可能な第1のラチエット手段(26)
    と、 該第1のラチエット手段(26)との係合部へ移動可能で
    あり、該第1のラチエット手段(26)をロックし、こう
    して、前記シートベルト(18)の引き出し方向への該ド
    ラム(19)の回転をロックする第1のつめ手段(28)
    と、 該ドラム(19)に取り付けられ、該ドラムと共に回転可
    能な第2のラチエット手段(16)と、 該第2のラチエット手段(16)との係合部へ移動可能で
    あり、且つ該第2のラチエット手段(16)との係合に従
    って、第2のラチエット手段(16)により移動可能であ
    る第2のつめ手段(14)と、 ある一定量を越える前記シートベルト(18)の引き出し
    に従って、第2のラチエット手段(16)との係合部まで
    第2のつめ手段(14)を移動させる手段(31、35)と、
    を備える車輌シートベルトリトラクターであって、 前記第2のつめ手段(14)が、該第2のラチエット手段
    (16)による第2のつめ手段(14)の移動に従って、第
    1のラチエット手段(26)との係合部まで第1のつめ手
    段(28)を移動させるべく第1のつめ手段(28)と共働
    する手段(43)を有し、 前記第2のつめ手段(14)を移動させる手段(31、35)
    が、前記シートベルト(18)の引き出しを検知するため
    の検知手段(31)と、前記一定量を越えるシートベルト
    (18)の引き出しに従って付勢されるレバー手段(35)
    とを具備し、 該検知手段(31)は前記ドラム(19)の回転に応答して
    回転可能なカム部材(40、41)と、該ドラム(19)の回
    転に従って該カム部材(40、41)を回転させる駆動手段
    (32)と、を備え、 該レバー手段(35)は前記第2のつめ手段(14)から離
    れた第1の位置と、第2のつめ手段(14)に接する第2
    の位置とを有し、 該カム部材(40、41)が前記第1の位置から前記第2の
    位置まで該レバー手段(35)を移動させる前記車輌シー
    トベルトリトラクター。
  2. 【請求項2】前記第2のつめ手段(14)を前記第2のラ
    チエット手段(16)との係合部まで移動させるためのア
    クチュエータ手段(12)と、車輌の突然の減速に応答し
    て前記第2のつめ手段(14)を前記第2のラチエット手
    段(16)との係合部まで移動させるべく該アクチュエー
    タ手段(12)を起動させる慣性応答手段とを含有する請
    求項1の車輌シートベルトリトラクター。
  3. 【請求項3】さらに、前記レバー手段(35)が前記第1
    の位置にある際に、該レバー手段(35)を前記第2のつ
    め手段(14)から離して偏倚させ、一方、前記レバー手
    段(35)が前記第2の位置にある際に、該レバー手段
    (35)を前記第2のつめ手段(14)との係合部まで偏倚
    させるべく、レバー手段(35)を付勢するばね手段(3
    6)を含有する請求項1の車輌シートベルトリトラクタ
    ー。
  4. 【請求項4】前記カム部材(40、41)がカム部(33)を
    含み、該カム部(33)は、前記一定量を越えるシートベ
    ルト(18)の引き出しに従って前記第1の位置から前記
    第2の位置まで前記レバー手段(35)を移動させ、別の
    一定量のシートベルト(18)の巻き込みに従って前記第
    2の位置から前記第1の位置まで前記レバー手段(35)
    を移動させる請求項3の車輌シートベルトリトラクタ
    ー。
  5. 【請求項5】前記ばね手段(36)が、中心点(49)と、
    前記レバー手段(35)が該中心点(49)の一方の側にあ
    る際に該レバー手段(35)を前記第2のつめ手段(19)
    から離して偏倚させる第1の位置と、前記レバー手段
    (35)が該中心点(49)の他方の側にある際に前記第2
    のつめ手段(14)との係合部まで該レバー手段(35)を
    偏倚させる第2の位置と、を有し、 前記レバー手段(35)が、前記カム部(33)と係合可能
    な延長部(34)を該レバー手段(35)上に含有し、該延
    長部(34)が前記中心点(49)の一方の側から他方の側
    へ前記レバー手段(35)を移動させる請求項4の車輌シ
    ートベルトリトラクター。
  6. 【請求項6】前記第1の位置及び第2の位置の間を枢動
    する前記レバー手段(35)と、前記レバー手段(35)上
    の延長部(34)との係合に従って前記第1の位置及び第
    2の位置の間を枢動させる前記カム部(33)と、を支持
    する手段(48)を含有する請求項5の車輌シートベルト
    リトラクター。
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