JPH07245257A - 投影露光装置 - Google Patents

投影露光装置

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JPH07245257A
JPH07245257A JP3673194A JP3673194A JPH07245257A JP H07245257 A JPH07245257 A JP H07245257A JP 3673194 A JP3673194 A JP 3673194A JP 3673194 A JP3673194 A JP 3673194A JP H07245257 A JPH07245257 A JP H07245257A
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JP
Japan
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wafer
control
height
positioning
proportional
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JP3673194A
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Inventor
Yoshio Nakajima
吉男 中島
Hiroshi Ninomiya
二宮  拓
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03FPHOTOMECHANICAL PRODUCTION OF TEXTURED OR PATTERNED SURFACES, e.g. FOR PRINTING, FOR PROCESSING OF SEMICONDUCTOR DEVICES; MATERIALS THEREFOR; ORIGINALS THEREFOR; APPARATUS SPECIALLY ADAPTED THEREFOR
    • G03F7/00Photomechanical, e.g. photolithographic, production of textured or patterned surfaces, e.g. printing surfaces; Materials therefor, e.g. comprising photoresists; Apparatus specially adapted therefor
    • G03F7/70Microphotolithographic exposure; Apparatus therefor
    • G03F7/70691Handling of masks or workpieces

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Control Of Position Or Direction (AREA)
  • Length Measuring Devices By Optical Means (AREA)
  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Machine Tool Units (AREA)
  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】エンコーダサーボ系52を比例・積分・微分制
御で位置決め制御系を構成すると共に磁気センササーボ
系54を比例制御で位置決め制御系を構成し、ステージ
の水平方向の移動と同時に二つの制御系を動作させる。 【効果】応答の悪いエンコーダサーボ系のために生じた
高さの制御偏差を応答の良い磁気センササーボ系で補正
することが出来るので、検出範囲の狭いウエハ高さ検出
器を用いても、検出範囲を越えることなくウエハを所定
の位置に合わすことが出来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体集積回路製造用
の投影露光装置に係り、特に、レチクルパターンの投影
像をウエハ表面に精度良く位置合わせすることが可能な
投影露光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体集積回路の微細化が進み、
それに伴い半導体集積回路製造用の投影露光装置でも、
縮小投影レンズの高NA化が進み、焦点深度が浅くなる
傾向がある。
【0003】そのため、ウエハの高さをエアマイクロセ
ンサで検出し、その検出値に基づいてウエハの高さを一
段の駆動系で制御する補正方式では、縮小投影レンズの
焦点深度内にウエハを位置決めすることが困難になって
いる。
【0004】このような事情から、縮小投影レンズによ
るレチクルパターンの投影像とウエハ位置の関係が一定
に保持されるように、高精度でウエハの高さを検出し、
高精度でウエハの高さを補正する要求が高まっている。
【0005】従来、高精度でウエハの高さを検出する手
段は、光をウエハに照射し、その反射光と照射しない参
照光を干渉させ、その干渉縞情報からウエハの高さを検
出する特開平3−249513 号公報が開示されている。ま
た、高精度でウエハの高さを補正する手段は、応答性は
悪いが駆動量の大きい粗位置決め系と、駆動量は小さい
が応答が良くまた精度の高い微位置決め系を用いている
特開昭62−127705号公報が開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来例のウエ
ハ高さ検出手段をウエハ高さ補正手段に適用すると次の
ような問題点がある。
【0007】従来例のウエハ高さ検出手段は、干渉縞の
位相からウエハ高さを演算している。このため、ウエハ
高さの変化が大きく、位相変化が±180度を超える
と、ウエハの絶対高さが不明となる。すなわち、ウエハ
高さの検出範囲が狭い。このため、ウエハ高さ補正の誤
差を常に位相換算で±180度以内に収める必要があ
る。ところが、従来例のウエハ高さ補正手段は、ウエハ
のX,Y方向の位置決めが終了した後、ウエハ高さの補
正を行っている。このため、ウエハのX,Y方向の位置
決め動作の途中で、ウエハ表面の凹凸やX,Y方向位置
決め機構のレールの凹凸のため、ウエハ高さ検出値が位
相換算で±180度以上変化することが生じると、ウエ
ハの絶対的な高さが不明となり、ウエハを所定の高さに
位置決めすることが不可能となる。
【0008】また、従来例のウエハ高さ補正方式をウエ
ハのX,Y方向の位置決め動作と同時に行おうとする
と、以下のようなシーケンスとなる。すなわち、ウエハ
高さの検出値に基づき粗位置決め系と微位置決め系を動
作させ、その動作が完了するまで待つ。そして、その動
作が完了したならば、シーケンスを再度行う。このシー
ケンスをウエハのX,Y方向の位置決め動作が終了する
まで行う。
【0009】しかし、粗位置決め系と微位置決め系が動
作している間に、ウエハ表面の凹凸やレールの凹凸のた
め、ウエハの高さは大きく変化する。このため、ウエハ
高さ検出器の検出範囲を越え、ウエハの絶対的な高さが
不明となり、ウエハを所定の高さに位置決めすることが
不可能となる。
【0010】本発明の目的は、ウエハ高さの検出範囲が
狭い検出器であっても、ウエハを所定の高さに精度良く
位置合わせすることが可能な投影露光装置を提供するこ
とにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、次の投影露光装置を提案する。
【0012】すなわち、ウエハを保持するテーブルと、
レチクルに形成されたパターンを投影レンズを介して前
記テーブル上のウエハ表面に結像転写させる光学系とを
備える投影露光装置で、前記テーブル部分に前記テーブ
ル上にある前記ウエハの高さを検出する検出手段を設
け、前記テーブルとその下方に設けた水平面内の方向に
移動するステージとの間に、前記テーブルを前記水平面
と略垂直に移動させる粗動位置決め手段と微位置決め手
段とからなる垂直方向移動手段を設け、前記粗位置決め
制御手段は比例・積分・微分制御で位置決め制御系を構
成し、微位置決め制御手段は比例制御で位置決め制御系
を構成し、前記検出手段の検出値に基づいて、前記垂直
方向手段の動作と、前記水平面内の二方向に移動するス
テージの移動動作を同時に制御する制御手段を備えたこ
とを特徴とする。
【0013】また、前記粗位置決め制御手段は比例・積
分・微分制御で位置決め制御系を構成し、微位置決め制
御手段は比例制御で位置決め制御系を構成して、前記垂
直方向手段の動作と、前記水平面内の二方向に移動する
ステージの移動動作を同時に開始し、前記水平面内の二
方向に移動するステージの移動動作が終了すると共に前
記検出手段の検出値がある一定値以内に達したならば、
前記粗位置決め手段の制御系の動作を停止すると共に前
記微位置決め手段の制御系を比例・積分・微分制御に切
り替える。
【0014】
【作用】本発明によれば、あるショット位置での露光
後、ウエハを次のショット位置へ移動する場合、テーブ
ルを水平方向に駆動すると同時に高さの補正制御を開始
する。この時、ウエハ表面の凹凸により、ウエハ高さの
検出値は変化するが、比例制御で位置決め制御系を構成
した微位置決め手段でテーブルの移動に伴うウエハ高さ
の検出変化に追従する。また、比例・積分・微分制御で
位置決め制御系を構成した粗位置決め手段で定常的な高
さ変化は補正する。したがって、ウエハ高さの検出範囲
が狭いウエハ高さ検出器であっても、ウエハを所定の高
さに精度良く位置合わせすることができる。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て詳述する。
【0016】図1は、本発明の投影露光装置の一実施例
の構成を示すもので、図で、1はウエハ、2はウエハ1
に回路パターンを露光するために用いるパターン原版が
描画されたレチクル、3は露光照明系、4は投影レン
ズ、5はウエハ1を載置するテーブル、6はテーブル上
に設けられたウエハチャックであり、ウエハ1はウエハ
チャック6に吸着,固定される。7はテーブル5上に設
けられた平面鏡、8はレーザ干渉計であり、平面鏡7と
レーザ干渉計8によりテーブル5のX軸方向の位置が検
出される。また、同様の方式(図示せず)により、テー
ブル5のY軸方向の位置が検出される。9はウエハ表面
の高さを検出するための検出光学系であり、演算器10
と組み合わせて、検出光学系9のある基準位置とウエハ
1の表面との間の距離、すなわち、ウエハ1の表面の高
さを検出する。11は、露光時間やウエハ1の大きさ等
露光条件を入力する入力コンソールである。12はチャ
ンバ内(図示せず)の温度や気圧等を検出する検出回
路、13は入力コンソール11から入力された露光条件
や検出回路12からの信号に基づいて、テーブル5の制
御や照明系のシャッタ(図示せず)の開閉制御等を行う
統括制御手段である。
【0017】14は、統括制御手段13からの位置目標
値に基づいて、テーブル5の水平方向の移動量を制御す
る水平方向制御手段、15は統括制御手段13からの位
置目標値に基づいて、テーブル5の垂直方向の移動量を
制御する垂直方向制御手段であり、粗位置決め手段と微
位置決め手段から構成されている。16はテーブル5を
X,Y,Z軸方向に移動させるためのステージ部であ
る。
【0018】図2ないし図4は本発明を構成するステー
ジ部の詳細な構成を示す図であり、図2は正面図、図3
は平面図、図4は図2のA−A矢視図である。
【0019】図2で、17はテーブル5のX軸方向の移
動量を制御するX軸駆動装置であり、電気モータ18と
ボールねじ19等で構成されており、統括制御手段13
からの位置目標値とレーザ干渉計8からのテーブル5の
位置信号に基づいて、水平方向制御手段14によって電
気モータ18が駆動される、いわゆる位置決め制御系を
構成している。20はX軸駆動装置17によって駆動さ
れるXステージ、21はテーブル5のY軸方向の移動量
を制御するY軸駆動装置であり、電気モータ22,ガイ
ドローラ23,図示しないボールねじ等で構成されてお
り、Xステージ20上に設けられている。24はY軸駆
動装置21によって駆動されるYステージである。そし
て、X軸駆動装置17と同様に位置決め制御系を構成し
ている。
【0020】次に、テーブル5の垂直方向の駆動系につ
いて説明する。
【0021】25はテーブル5の垂直方向(Z方向)の
移動量を制御する、すなわち、ウエハ1の高さを制御す
る垂直駆動機構のうちの粗位置決め駆動機構であり、電
気モータ26を駆動することによって、くさび27をX
方向に出し入れすることにより微動台28をZ方向に駆
動する。また、電気モータ26には回転量検出器、例え
ば、ロータリエンコーダが直結されており、垂直方向制
御手段15の粗位置決め手段でこのロータリエンコーダ
を位置フィードバックセンサとした位置決め制御系を構
成している(以下、粗位置決め手段をエンコーダサーボ
系と呼ぶ)。
【0022】29は微動台28上に設けられたピエゾア
クチュエータ30,31,32からなる垂直駆動機構の
うちの微位置決め駆動機構であり、例えば、図のように
ウエハ1の中心を原点として120°間隔で振り分け設
置されており、この3本のピエゾアクチュエータ30,
31,32を伸縮することにより、ウエハ1の高さを変
える。また、ピエゾアクチュエータ30、31、32に
はそれぞれ変位検出器、例えば磁気センサが取り付けら
れており、垂直方向制御手段15の微位置決め手段でそ
の磁気センサを位置フィードバックセンサとした位置決
め制御系を構成している(以下、微位置決め手段を磁気
センササーボ系と呼ぶ)。
【0023】33,34は板ばねであり、くさび27を
駆動すると、部材35が図5の破線のように曲がり、微
動台28がZ軸方向以外に動かないようになっている。
【0024】次に、エンコーダサーボ系と磁気センササ
ーボ系の特徴を述べる。磁気センササーボ系は、エンコ
ーダサーボ系に比べて、負荷が小さいため応答性が良
い。また、エンコーダサーボ系では、くさび27と微動
台28の間に摩擦やがたがある。したがって、磁気セン
ササーボ系はエンコーダサーボ系に比べて制御精度が良
好である。
【0025】次に、上述した本発明の装置の一実施例の
動作を説明する。
【0026】図6は本発明の投影露光装置の一実施例の
概略的な動作のフローチャートを示す、図7は本発明に
よるウエハ1内の露光ショット位置と露光順序の一例を
示す、図8は動作のタイムチャートである。なお、図6
の手順37ないし40は統括制御手段13の処理内容で
ある。また、図6はパターン重ね合わせのための処理等
は割愛してある。
【0027】図6で、まず、手順36でウエハローダ等
(図示せず)により、ウエハチャック6上にウエハ1を
載せて固定する。この時、テーブル5はウエハ1の中心
と投影レンズ4の光軸が一致する所に位置決めされてい
るものとする。すなわち、図7のショット番号Aの中心
が投影レンズ4の光軸と一致する。
【0028】そして、手順37で図7のショット番号B
の中心を投影レンズ4の光軸と一致させるためのX,Y
方向の位置目標値を水平方向制御手段14へ出力する。
また、手順37と同時に手順38を処理する。手順38
は、入力コンソール11から与えられたウエハ表面の高
さの目標値(検出回路12から得られた各種の状態量に
基づいて、目標値が補正されることもある)に、演算器
10によって得られるウエハ1の表面の高さを一致させ
るためのエンコーダサーボ目標値と磁気センササーボ目
標値を垂直方向制御手段15へ出力する。そして、手順
37と手順38により、ウエハ1のX,Y,Z方向の位
置が入力コンソール11から与えられた目標値に達した
なら動作は手順39に移る。手順39では、入力コンソ
ール11から与えられた露光時間だけシャッタを開き、
露光を行う。次に、手順40に移り、ウエハ1の全ショ
ットの露光が完了したかを調べる。最初は全ショットの
露光が完了してないので、制御手順は手順37,38に
進み、先ほど述べた動作を行う。
【0029】図8は以上説明した手順37ないし40の
動作のタイムチャートである。図8で、(a)および
(b)の線は各制御の状態を示しており、(c)はシャ
ッタの開閉、すなわち、露光のオン−オフを示してい
る。なお、水平方向の制御については、X方向のみ示し
たが、Y方向も同様の制御を行っている。
【0030】時刻t1で手順37で統括制御手段13か
ら水平方向制御手段14へX方向の位置目標値が出力さ
れると、水平方向制御手段14では、X軸駆動装置17
を用いた位置決め制御系を動作させる。
【0031】そして、それと同時に手順38でウエハ表
面の高さの目標値と、演算器10によって得られるウエ
ハ1の表面の高さの差を小さくするためのエンコーダサ
ーボ目標値と磁気センササーボ目標値が時々刻々と統括
制御手段13から垂直方向制御手段15へ出力され、垂
直方向制御手段15では、その目標値に基づいて、エン
コーダサーボ系と磁気センササーボ系を動作させる。
【0032】そして、時刻t2で水平方向の位置決めが
完了(制御偏差がある規定値以下になる)した後、時刻
t3で高さの制御も完了(制御偏差がある規定値以下に
なる)すると、手順39であらかじめ決められた時間だ
けシャッタを開け露光を行う。
【0033】そして、露光が終了したならば、手順40
で全ショットの露光が終了したか調査し、終了してなけ
れば、手順37,38に戻り、次の露光ショットへの移
動を開始する。
【0034】手順37ないし40を全ショットが終了す
るまで、すなわち、図7のショット番号iの露光が終了
するまで行う。そして、全ショットの露光が終了したな
ら手順41に移り、ウエハ1をウエハアンローダ等(図
示せず)で搬出して、ウエハ1枚の全処理を終了する。
【0035】次に、図6の手順38について詳述する。
【0036】図9は手順38の第一の実施例の詳細な説
明を行うためのブロック図である。図9で、42は統括
制御手段13の処理内容で、ソフトウエアで構成されて
おり、一定のサンプリング間隔で繰返し実行されてい
る。
【0037】入力コンソール11から与えられた高さ目
標値Href と演算器10から得られるウエハ1の表面の
高さとの偏差を減算器43で演算する。そして、その偏
差ΔHをPID(比例,積分,微分)制御演算ブロック
44と比例制御演算ブロック45に入力する。
【0038】PID制御演算ブロック44は、偏差ΔH
に比例ゲイン46を掛けた値と、偏差ΔHに積分ゲイン
47を掛けた値を積分ブロック48で積分した値と、偏
差ΔHに微分ゲイン49を掛けた値を微分ブロック50
で微分した値を加算器51で演算し、その演算結果を垂
直方向移動制御手段15のエンコーダサーボ系52へ出
力する。また、比例制御演算ブロック45では、偏差Δ
Hに比例ゲイン53を掛けた値を磁気センササーボ系5
4へ出力する。そして、エンコーダサーボ系52と磁気
センササーボ系54により、高さの偏差ΔHが小さくな
る方向にテーブル5が駆動される。
【0039】また、テーブル5が水平方向に移動する
と、ウエハ表面の凹凸やレールの凹凸のため、検出光学
系9の検出面におけるウエハ表面の高さが変化する。そ
の変化を図9のDH で表した。したがって、テーブルの
水平方向の移動が完了するとDH の値は一定値となる。
【0040】統括制御手段13の処理手順42では以上
説明した処理を行うと共に、制御完了判定ブロック55
で高さの制御が完了したか監視している。制御の完了判
定は、例えば、以下のように行う。すなわち、高さの偏
差ΔHがある規定値(例えば、エンコーダ分解能の1〜
2digit 分)以下になり、かつ水平方向制御手段14か
らの制御完了信号がオンになったことにより、高さの制
御が完了したとする。
【0041】このように、エンコーダサーボ系52を比
例・積分・微分制御で位置決め制御系を構成すると共
に、磁気センササーボ系54を比例制御で位置決め制御
系を構成し、X,Y方向の移動と同時に上記二つの位置
決め制御系を動作させると、応答の悪いエンコーダサー
ボ系52のために生じた高さの制御偏差を応答の良い磁
気センササーボ系54で補正する。これにより、検出範
囲の狭いウエハ高さ検出器を用いても、検出範囲を越え
ることなくウエハを追従させることが出来る。
【0042】また、X,Y方向の移動が終了すると、図
9のDH は一定値となる。その時点で生じていた制御偏
差ΔHは、PID制御演算ブロック44の積分動作によ
り補正され、露光開始時にはほぼ零となる。したがっ
て、磁気センササーボ系54への指令値がほぼ零とな
る。すなわち、露光時のピエゾストロークは零となり、
ピエゾのストロークエンド処理などの特別な処理を行う
必要がなく、制御系の構成が簡単となる。
【0043】図10は手順38の第二の実施例の説明を
行うためのブロック線図である。この図10は磁気セン
ササーボ系54の位置決め制御系を比例制御とPID制
御に切り替えるものである。
【0044】制御系の切り替えは例えば以下のように行
う。すなわち、高さの偏差ΔHがある規定値(制御完了
判定ブロック55の規定値より大きい、例えば、エンコ
ーダの分解能の3〜4digit 分)以下になり、かつ水平
方向制御手段14からの制御完了信号がオンになったこ
とにより、スイッチ57を開くと共にスイッチ58を閉
じ、高さの偏差ΔHの入力先を比例制御演算ブロック4
5からPID制御演算ブロック59へ切り替える。ま
た、それと同時にPID制御演算ブロック44の積分ゲ
イン47を零にし、積分動作を停止する。
【0045】図10のように構成することにより、テー
ブルのX,Y方向の移動時は検出範囲の狭いウエハ高さ
検出器を用いても検出範囲を越えることなくウエハを追
従することができ、かつPID演算制御ブロック59に
より定常偏差を零にすることが出来るので、露光時には
高さの制御偏差ΔHを零にすることが出来る。
【0046】なお、PID制御演算ブロック44,59
は、積分・比例・微分動作と述べたが、このブロックは
定常偏差を零にするのが目的であり、積分動作又は比例
・積分動作あるいは積分・微分動作であっても良い。
【0047】また、比例制御演算ブロック45は、比例
動作と述べたが比例・微分動作であっても良い。
【0048】さらに、磁気センササーボ系54の詳細は
述べなかったが、ピエゾアクチュエータ30,31,3
2にそれぞれ取り付けた磁気センサの検出値に基づい
て、各ピエゾアクチュエータを駆動しても良いし、3個
のピエゾアクチュエータと離れたところに1個の磁気セ
ンサを取り付けて、その検出値に基づいて各ピエゾアク
チュエータを駆動しても良い。また、ピエゾアクチュエ
ータの数はいくつであっても良い。
【0049】
【発明の効果】本発明によれば、エンコーダサーボ系を
比例・積分・微分制御で位置決め制御系を構成すると共
に、磁気センササーボ系を比例制御で位置決め制御系を
構成し、X,Y方向の移動と同時に上記二つの位置決め
制御系を動作させるので、応答の悪いエンコーダサーボ
系のために生じた高さの制御偏差を応答の良い磁気セン
ササーボ系で補正することができる。また、比例・積分
・微分制御で位置決め制御系を構成したエンコーダサー
ボ系で定常的な高さ変化は補正することが出来る。これ
により、検出範囲の狭いウエハ高さ検出器を用いても、
検出範囲を越えることなくウエハを追従させることが出
来ると共に所定の位置に合わすことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の投影露光装置の一実施例の構成を示す
正面図。
【図2】本発明の投影露光装置を構成するステージ部の
詳細な構成を示す正面図。
【図3】図2に示す本発明の投影露光装置を構成するス
テージ部の平面図。
【図4】図2に示す本発明の投影露光装置を構成するス
テージ部のA−A矢視図。
【図5】図2に示す本発明の投影露光装置を構成する微
動台を拡大して示す正面図。
【図6】本発明の投影露光装置の動作のフローチャー
ト。
【図7】本発明の投影露光装置によるウエハ内の露光シ
ョット位置と露光順序の一例を示す平面図。
【図8】本発明の投影露光装置の動作のタイムチャー
ト。
【図9】図6の手順38の第一の実施例のブロック図。
【図10】図6の手順38の第二の実施例のブロック
図。
【符号の説明】
5…テーブル、9…検出光学系、15…垂直方向制御手
段、42…統括制御手段13の処理内容、44…PID
制御演算ブロック、45…比例制御演算ブロック、52
…エンコーダサーボ系、54…磁気センササーボ系。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G03F 7/20 521 9/00 H H01L 21/68 G K 7609−3H G05D 3/12 305 E B23Q 1/18 A

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ウエハを保持するテーブルと、レチクルに
    形成されたパターンを投影レンズを介して前記テーブル
    上の前記ウエハの表面に結像転写させる光学系とを備え
    る投影露光装置において、前記テーブルの部分に前記テ
    ーブル上にある前記ウエハの高さを検出する検出手段を
    設け、前記テーブルとその下方に設けた水平面内の方向
    に移動するステージとの間に、前記テーブルを前記水平
    面と略垂直に移動させる粗位置決め手段と微位置決め手
    段とからなる垂直方向移動手段を設け、前記粗位置決め
    手段は比例・積分・微分制御で位置決め制御系を構成
    し、前記微位置決め手段は比例制御で位置決め制御系を
    構成し、前記検出手段の検出値に基づいて、前記垂直方
    向移動手段の動作と、前記水平面内の二方向に移動する
    前記ステージの移動動作を同時に制御する制御手段を備
    えたことを特徴とする投影露光装置。
JP3673194A 1994-03-08 1994-03-08 投影露光装置 Pending JPH07245257A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3673194A JPH07245257A (ja) 1994-03-08 1994-03-08 投影露光装置

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007061925A (ja) * 2005-08-29 2007-03-15 Nano Control:Kk 位置決めステージ及び回転ステージ
JP2012103061A (ja) * 2010-11-09 2012-05-31 Konica Minolta Holdings Inc 光学面の姿勢調整機構、マイケルソン干渉計、およびフーリエ変換分光分析装置
US10831113B1 (en) 2019-04-24 2020-11-10 Nuflare Technology, Inc. Stage mechanism and table height position adjustment method

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