JPH07244521A - 製品製造システム - Google Patents

製品製造システム

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JPH07244521A
JPH07244521A JP3616494A JP3616494A JPH07244521A JP H07244521 A JPH07244521 A JP H07244521A JP 3616494 A JP3616494 A JP 3616494A JP 3616494 A JP3616494 A JP 3616494A JP H07244521 A JPH07244521 A JP H07244521A
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manufacturing
management
product
manufacturing system
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JP3616494A
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Shigeaki Matsunaga
繁秋 松永
Norio Iwasaki
法夫 岩崎
Masayuki Yasuoka
正幸 安岡
Kenichi Osakabe
謙一 刑部
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JGC Corp
Original Assignee
JGC Corp
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/30Computing systems specially adapted for manufacturing

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  • Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)
  • Control By Computers (AREA)
  • Data Exchanges In Wide-Area Networks (AREA)
  • Medicinal Preparation (AREA)
  • Feeding, Discharge, Calcimining, Fusing, And Gas-Generation Devices (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 省スペースであるとともに、正当性の検証を
容易にし、構築にかかる時間または手間を低減すること
ができる製品製造システムを提供する。 【構成】 製造管理装置4から製造に関わる計画に応じ
た指図が供給される管理プロセスと、製造装置18へ制
御信号を供給する制御プロセスと、予め設定された通信
関数を用いて為される各プロセス間の通信ログを記憶す
るモニタプロセスとを並列実行する処理装置と、作業員
の指示を処理装置へ入力する入力装置と、処理装置で並
列実行される各プロセスに対応するウィンドウを表示す
る表示装置とを具備する接続装置11,12を、製造管
理装置4と製造装置18との間に設ける。また、モニタ
プロセスは、入力装置から処理装置へ所定の指示が入力
された場合に、通信ログを出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、製品の製造に関わる計
画に基づいて作動する製品製造システムに関する。
【0002】
【従来の技術】何らかの製品を製造する製品製造システ
ムは、一般に、製造に関わる計画を有する製造管理シス
テムと、各設置場所に配置された複数の製造システムと
から構成され、製造管理システムと各製造システムと
が、作業員を介してデータ授受を行うことにより、製品
製造またはシステム自身の検査等を行うものである。上
記製造管理システムおよび各製造システムは、どのよう
な手段によって実現されても良いが、近年では、コンピ
ュータを用いて実現されるケースが増えてきている。
【0003】ここで、コンピュータを用いた製品製造シ
ステムの一例として、医薬品を製造する製品製造システ
ムについて、図8を参照して説明する。この図に示す製
品製造システムは、医薬品の製造計画またはシステムの
検査計画等の医薬品の製造に関わる計画を有する製造管
理システム1と各設置場所(打錠ブース,混合ブース)
に配置された各製造システム2,3とが、各ブース内に
配置された作業員(図示略)を介してデータ授受を行う
ことにより、医薬品製造またはシステム自身に対する検
査等を行うものである。
【0004】なお、製造管理システム1は、具体的に
は、指図管理、進捗管理、実績管理、品質管理、在庫管
理等の管理機能と、製造または検査のための製造計画機
能とを有する。また、本来、医薬品の製品製造システム
においては、この図に示す製造システム2,3以外に
も、いくつかの製造システムが必要とされるが、ここで
は、説明の煩雑化を避けるために、製造システム2,3
のみに着目して説明する。
【0005】この図に示す製造管理システム1は、コン
ピュータ本体,外部記憶装置,プリンタ,ディスプレ
イ,キーボード等からなる製造管理装置4と、各ブース
に配置された各管理端末5,6とをLAN(local area
network)を介して接続してなるものである。製造管理
装置4は、キーボードまたはLANを介して入力される
指示に応じて作動し、外部記憶装置に記憶した製造に関
わる計画に基づいた指図を、LANを介して、各管理端
末5,6へ供給する。
【0006】また、打錠ブースに設置される製造システ
ム2は、打錠機7と、この打錠機7を制御するための制
御端末8とから構成される。同様に、混合ブースに設置
される製造システム3は、混合機9と、この混合機9を
制御するための制御端末10とから構成される。通常、
打錠機7と制御端末8は、打錠機製造業者により製造さ
れ、混合機9と制御端末10は、混合機製造業者により
製造される。すなわち、それぞれ異なる製造業者により
製造され、各々、独自の仕様を有する製造システム2,
3として納入される。
【0007】次に、上述した医薬品の製品製造システム
により為される処理の概略について説明する。当該シス
テムを稼働させる旨の指示が、自身のキーボードまたは
LANを介して製造管理装置4へ供給されると、製造管
理装置4は、外部記憶装置に記憶した製造に関わる計画
を読み出し、この計画に基づいた指図を各管理端末5,
6へ送信する。管理端末5は、LANを介して指図を受
信すると、当該指図を画面上に表示する。
【0008】打錠ブースに配置された作業員は、管理端
末5に表示された指図を参照し、この指図に基づいて制
御端末8を操作する。これにより、打錠機7が指図に基
づいて作動する。また、打錠ブースの作業員は、制御端
末8を参照し、この端末8に表示される打錠機7の状態
および運転結果を表すデータを、管理端末5に入力す
る。管理端末5に入力されたデータは、LANを介して
製造管理装置4へ供給され、ここで運転履歴として記憶
される。上述した一連の処理は、他のブースにおいても
同様に行われ、医薬品製造またはシステム自身の検査が
行われていく。
【0009】上述したように、管理端末5と制御端末
8、管理端末6と制御端末10のデータ授受は、各ブー
スに配置された作業員を介して行われる。したがって、
データ授受作業に時間がかかるという問題がある。ま
た、作業員によるデータ授受では、誤入力等の人為的な
誤りが発生してしまう確率が高く、こうした人為的な誤
りを防止するための管理体制を確立・維持する必要があ
った。このことは、医薬品の製造コストを上昇させる一
因となっていた。
【0010】この問題を解決する手法として、管理端末
5と制御端末8、管理端末6と制御端末10を各々信号
線で接続し、各信号線を介してデータ授受を自動的に行
うことも考えられている。通常、各管理端末5,6、各
制御端末8,10は、コンピュータ本体、ディスプレ
イ、キーボード、記憶装置等から構成され、記憶装置に
記憶したターミナルプログラムまたは制御プログラムを
実行することにより、端末として作動する。したがっ
て、各管理端末5,6と各制御端末8,10を、各々信
号線により物理的に接続するとともに、各端末5,6,
8,10内のターミナルプログラムまたは制御プログラ
ムを、両者が自動的に通信可能となるように変更するこ
とにより、自動的にデータ授受を行うことができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、一般に、製
品製造システムは、製品の品質が所定の基準を満たすよ
う作動しなければならない。したがって、製品製造シス
テムには、正常に作動すること(正当性)を検証するた
めの検査が施される必要がある。特に、医薬品は、人命
に多大な影響を与える製品であるため、その品質を厳密
に保証する必要がある。したがって、医薬品を製造する
製品製造システムには、正当性を十分に検証するための
検査が義務付けられている。一般に、システム全体の正
当性を検証するためには、当該システムを構成する個々
のシステムの正当性を確認するだけでは不十分であり、
関連する複数のシステムからなる統合システムの正当性
をも確認する必要がある。
【0012】例えば、図8の製品製造システムにおいて
は、製造管理システム1,各製造システム2,3に対し
て正当性を確認するための検査(正当性検査)を行うと
ともに、製造管理システム1および製造システム2から
なる統合システム、製造管理システム1および製造シス
テム3からなる統合システムに対して正当性検査を行う
ことにより、初めて製品製造システム全体の正当性が検
証できる。
【0013】このことは、「コンピュータ使用医薬品等
製造所適正管理ガイドライン」(平成4年2月21日薬
監第11号。以後、ガイドラインという。)にも規定さ
れている。このガイドラインは、医薬品等製造所におい
て利用されるコンピュータシステムを対象として、開発
段階と運用管理段階の2つの段階にわけ、各段階ごとに
尊守すべき事項を定めることにより、コンピュータシス
テムが「医薬品の製造管理及び品質管理規則」(昭和5
5年8月16日厚生省令第31号)及び「医薬品の製造
原料の製造管理及び品質管理に関する基準」(昭和63
年7月15日薬発第598号)に準拠して、利用される
ことを目的として作成されたものである。
【0014】製品製造システム全体の正当性は、上述し
た検証過程を経て為されるため、既に正当性が確認され
ているシステムの一部に変更を施した場合には、変更が
施されたシステムはもちろん、このシステムを含む統合
システムについても、再度、正当性検査を行う必要があ
る。したがって、前述したように、各管理端末5,6と
各制御端末8,10とを信号線により物理的に接続し、
各端末5,6,8,10内のターミナルプログラムまた
は制御プログラムを変更する場合には、各端末5,6,
8,10を含む各システム1,2,3はもちろん、製造
管理システム1および製造システム2からなる統合シス
テム、製造管理システム1および製造システム3からな
る統合システムに対しても再び正当性検査を行う必要が
ある。
【0015】各システムに対する正当性検査は、上記ガ
イドラインにも規定されているが、例えば、限界条件で
の動作テスト(限界テスト)や、入出力を行うための変
更作業および入出力データが他のシステムからの影響を
受けるか否かの判定、または他のシステムへ影響を与え
るか否かの判定等、多岐に亘る検査項目からなるべきで
ある。すなわち、正当性検査には、多大な時間および手
間を要する。したがって、各管理端末5,6と各制御端
末8,10とを信号線により物理的に接続するととも
に、各端末5,6,8,10内のターミナルプログラム
または制御プログラムを変更する方法を適用した場合、
製品製造システム全体の正当性検査に、多大な時間およ
び手間を要することになる。
【0016】また、通常、各端末5,6,8,10は仕
様が異なるため、通信に関するインタフェースも統一さ
れていない。したがって、所望のターミナルプログラム
または制御プログラムを作成すること自体にも、多大な
時間および手間がかかる。さらに、一つのブース内に管
理端末5および制御端末8、あるいは管理端末6および
制御端末10が存在することは、作業員がデータ授受を
行う場合と同様であり、設置スペースを削減することが
できない。
【0017】このように、従来の製品製造システムは各
種の欠点を有するため、これらの欠点を排除または改善
した製品製造システムが待望されている。本発明は、上
述した事情に鑑みてなされたものであり、省スペースで
あるとともに、正当性の検証を容易にし、構築にかかる
時間または手間を低減することができる製品製造システ
ムを提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の製品製
造システムは、製品の製造に関わる計画に基づいた指図
を管理端末に表示するとともに、該管理端末を介して入
力されるデータを記録する製造管理システムと、製造装
置を前記指図に基づいて制御する制御端末を有する製造
システムとからなり、各システム、および関連するシス
テムからなる統合システムに対して正当性を確認するた
めの検査を施すことによりシステム全体の正当性が検証
される製品製造システムであって、前記管理端末と前記
制御端末とを一つのコンピュータシステムからなる接続
装置上に実現し、該接続装置は、前記管理端末を管理プ
ロセス、前記制御端末を制御プロセスとして実現すると
ともに、予め設定された通信規約に基づいて為される各
プロセス間の通信履歴を記憶するモニタプロセスを生成
し、これらのプロセスを並列実行する処理装置と、作業
員の指示を前記処理装置へ入力する入力装置と、前記処
理装置で並列実行される各プロセスに対応するウィンド
ウを表示する表示装置とを備え、前記モニタプロセス
は、前記入力装置から前記処理装置へ所定の指示が入力
された場合には前記通信履歴を出力することを特徴とし
ている。また、請求項2に記載の製品製造システムは、
前記製品が、品質を厳密に保証する必要がある医薬品で
あることを特徴としている。請求項3に記載の製品製造
システムは、請求項1または2いずれかに記載の製品製
造システムに加えて、前記通信規約には、通信先のプロ
セスから所望のデータを受け取るための受取メッセージ
の形式と、前記通信先のプロセスへ所望のデータを送り
出すための送出メッセージの形式とが規定されているこ
とを特徴としている。請求項4に記載の製品製造システ
ムは、前記請求項1ないし3いずれかに記載のシステム
に加えて、前記通信規約には、前記通信先のプロセスに
所望の動作を行わせるための実行メッセージの形式と、
前記通信先のプロセスに所定の動作を行わせるととも
に、該プロセスの状態を示すデータを受け取るための検
査メッセージの形式とが規定されていることを特徴とし
ている。請求項5に記載の製品製造システムは、前記請
求項1ないし4いずれかに記載のシステムに加えて、前
記モニタプロセスは、前記入力装置から前記処理装置へ
入力される指示に応じて、前記通信規約に基づいた通信
を行うことにより、前記通信先のプロセスの動作を確認
することを特徴としている。
【0019】
【作用】請求項1に記載の製品製造システムによれば、
接続装置において、製造管理システムの管理端末が管理
プロセス、製造システムの制御端末が制御プロセスとし
て実現され、並列実行される。すなわち、一台の接続装
置により前記管理端末および製造端末を実現できるた
め、省スペースとなる。また、前記管理プロセスと前記
制御プロセスとが、予め設定された通信規約に基づいて
通信するため、両者の構築および正当性の検査を独立し
て行うことが可能となる。さらに、前記接続装置は、各
プロセス間の通信履歴を記憶するモニタプロセスをも並
列実行し、入力装置を介して所定の指示が入力された場
合に前記通信履歴を出力する。これにより、管理プロセ
スと制御プロセスとの通信の正当性が容易に検証され
る。すなわち、システムの構築にかかる時間または手間
が低減される。ここで、製造される製品が、品質を厳密
に保証する必要がある医薬品である場合、多大な労力を
要した正当性の検査が容易に行われることになる。ま
た、請求項3に記載の製品製造システムによれば、前記
通信規約には、通信先のプロセスから所望のデータを受
け取るための受取メッセージの形式と、前記通信先のプ
ロセスへ所望のデータを送り出すための送出メッセージ
の形式とが規定されている。すなわち、前記管理プロセ
スおよび前記制御プロセス間のデータ授受が可能とな
る。さらに、請求項4に記載の製品製造システムによれ
ば、前記通信規約には、前記通信先のプロセスに所望の
動作を行わせるための実行メッセージの形式と、前記通
信先のプロセスに所定の動作を行わせるとともに、該プ
ロセスの状態を示すデータを受け取るための検査メッセ
ージの形式とが規定されている。すなわち、前記製造管
理システムが前記製造システムの検査、実行を行うこと
が可能となる。また、請求項5に記載の製品製造システ
ムによれば、前記モニタプロセスは、前記入力装置から
前記処理装置へ入力される指示に応じて、前記通信規約
に基づいた通信を行う。こうして、前記通信先のプロセ
スの動作が確認される。
【0020】
【実施例】本発明の一実施例について説明する前に、本
発明の基本となる考え方について説明する。一般に、製
品製造システムは、製造装置を有する製造システムと、
製造管理システムとがデータ授受を行うことにより作動
する構成となっている。このデータ授受は、製造システ
ム側の制御端末と製造管理システム側の管理端末との間
でのみ行われる。
【0021】前述したように、制御端末および管理端末
は、制御プログラムおよびターミナルプログラムを実行
するコンピュータシステムとなっている。したがって、
複数のプロセスを並列実行可能なコンピュータシステム
を導入すれば、当該コンピュータシステム上で、制御端
末と管理端末とを実現することができる。もちろん、当
該コンピュータシステムは、各プロセスに対して一つま
たは複数のウィンドウを対応させることができるマルチ
ウィンドウ環境を実現可能なものである。
【0022】さらに、製造管理システムと製造システム
とのデータ授受を、制御端末として生成されたプロセス
と、管理端末として生成されたプロセスとの間で行うよ
うにする。この際、データ授受を行うための通信規約を
予め設定しておき、この通信規約に基づいてデータ授受
を行うよう、制御プログラムおよびターミナルプログラ
ムを作成することにより、汎用的なシステムが構築可能
となり、各システムの独立性を向上させることができ
る。しかも、プロセス間の通信において通信規約を設定
することは、異なるコンピュータ間において通信規約を
設定することに比べて、極めて容易である。
【0023】また、前述したように、製品製造システム
においては、その正当性を検証する必要がある。ソフト
ウェアの正当性検査においては、入出力を行うための変
更作業および入出力データが他のシステムに対して影響
を与えないか否か、他のシステムからの影響を受けない
か否かの判定等が行われる。したがって、各プロセス間
の通信履歴(以後、通信ログと称す)をとっておくこと
により、正当性検査を容易に行うことができる。
【0024】以下、上述した考え方に基づいて為された
本発明の一実施例について、図面を参照して説明する。
図1は本発明の一実施例による製品製造システムの概略
構成を示す概念図であり、この図に示す製品製造システ
ムは、医薬品を製造するためのシステムである。この製
品製造システムが図8に示す同システムと異なる点は、
管理端末5および制御端末8に代えて接続装置11(後
述する)を設けた点と、管理端末6および制御端末10
に代えて接続装置12(後述する)を設けた点である。
【0025】なお、各接続装置11,12を各々対応す
るブース内に配置したのは、制御対象との距離が十分に
近くないと、作業員による誤操作が増加したり、作業員
が誤操作に気付かない虞があるためである。図1に示す
ように、接続装置11は、LAN(local area networ
k)を介して製造管理装置4に接続されるとともに、打
錠機7に接続されている。同様に、接続装置12は、L
ANを介して製造管理装置4に接続されるとともに、混
合機9に接続されている。
【0026】次に、図2を参照して各接続装置11,1
2について説明する。図2は、各接続装置11,12の
概略構成を示すブロック図であり、この図において、1
3はCPU,ROM,RAM,各種I/Oインタフェー
ス等からなる処理装置、14はキーボードまたはマウス
等の入力装置、15はCRT(cathode ray tube)等の
表示装置、16はハードディスク等の記憶装置、17は
プリンタ等の印刷装置であり、各構成要素14〜17は
処理装置13に接続されている。また、処理装置13
は、LANを介して製造管理装置4(図1参照)に接続
されている。なお、この図において、18は、打錠機
7,混合機9(図1参照)等の製造装置を一般的に指し
示すものであり、各接続装置11,12の処理装置13
には、それぞれ対応する製造装置18(打錠機7,混合
機9)が接続されているものとする。
【0027】処理装置13は、マルチタスクおよびマル
チウィンドウ環境を実現できるOS(operating syste
m)およびGUI(grafical user interface )を備え
ており、これらのOSおよびGUI上で、管理端末5,
6の機能を実現する管理プログラム、制御端末8,10
の機能を実現する制御プログラム、両者間の通信内容を
監視するためのモニタプログラムを並列に実行し、各プ
ログラムを実行して生成される各プロセスに対応した3
個のウィンドウを表示装置15上に表示する。なお、上
記OSおよびGUIは、処理装置13のRAMの所定領
域を各プロセスからアクセス可能な共有メモリとし、こ
の共有メモリを用いて、各プロセス間でのデータ授受を
行う機能を有する。
【0028】ここで、上記各プログラムを実行して生成
される各プロセスの機能について、図3を参照して説明
する。この図において、19は管理プログラムにより生
成される管理プロセス、20は制御プログラムにより生
成される制御プロセス、21はモニタプログラムにより
生成されるモニタプロセスである。
【0029】管理プロセス19は、LANを介して供給
される指図を、RAMの所定領域に記憶するとともに、
表示装置15の対応するウィンドウW1内に所定の形式
で表示する。また、管理プロセス19は、記憶した指図
に応じた指図データを所定の通信関数(後述する)を用
いて制御プロセス20へ送信する機能も有する。制御プ
ロセス20は、管理プロセス19から供給される指図デ
ータに基づいて製造装置18へ制御信号を供給するとと
もに、製造装置18から供給されるデータを、表示装置
15の対応するウィンドウW2内に所定の形式で表示す
る。各ウィンドウW1,W2の表示例を図4に示す。こ
の図に示すように、各ウィンドウW1,W2は、それぞ
れ、従来の管理端末,制御端末の表示画面と同一形式で
各種データを表示する。
【0030】ここで、各プロセス19,20を生成する
各プログラム内に記述される通信関数について説明す
る。通信関数とは、他のプロセスとのデータ通信を行う
ための関数であり、通信内容を表す通信メッセージを他
のプロセスへ送信する機能を有する。本実施例では、通
信メッセージとして、通信先のプロセスから所望のデー
タを受け取るための受取メッセージ、通信先のプロセス
へ所望のデータを送り出すための送出メッセージ、通信
先のプロセスに所望の動作を行わせるための実行メッセ
ージ、および、通信先のプロセスに所定の動作を行わ
せ、当該プロセスの状態を示すデータを受け取るための
検査メッセージが予め規定されている。
【0031】したがって、通信関数としては、通信先の
プロセスに割り付けられたメモリ空間内のデータを読み
取る読取関数GMP_R(引数)、同メモリ空間へ所望
のデータを書き込む書込関数GMP_W(引数)、他の
プロセスの動作を確認するための検査関数GMP_C
(引数)、他のプロセスの動作を開始あるいは停止させ
るための実行関数GMP_E(引数)が用意されてい
る。
【0032】読取関数GMP_R(引数)の引数は、通
信先のプロセス(またはウィンドウ)を識別するための
「識別子」と、例えば、0〜7の整数値である「型」と
からなる。「型」は、ここでは、通信先のプロセスに割
り付けられたメモリ空間内のアドレスまたはレジスタを
指定するものである。すなわち、読取関数GMP_R
(引数)の戻り値は、「識別子」で指定されるプロセス
に割り付けられたメモリ空間において、「型」で指定さ
れるアドレスまたはレジスタに格納されたデータ(例え
ば、32ビット)および通信元のプロセスの「識別子」
となる。
【0033】また、書込関数GMP_W(引数)の引数
は、上述した「識別子」,「型」と、書き込むべき「デ
ータ」(例えば、32ビット)とからなり、その戻り値
は、「識別子」で指定されるプロセスに割り付けられた
メモリ空間において、「型」で指定されるアドレスまた
はレジスタに「データ」を書き込むことに成功したか否
かを表す値となる。
【0034】さらに、検査関数GMP_C(引数)の引
数は、上述した「識別子」,「型」からなり、「識別
子」で指定されたプロセスに対して、「型」で指定され
た検査を行うものであり、その戻り値は、検査結果を表
す値となる。また、実行関数GMP_E(引数)の引数
は、上述した「識別子」,「型」と、実行動作に先だっ
て送信すべき「データ」とからなり、その戻り値は、実
行動作が正常に行われたか否かを表す値となる。
【0035】再び図3において、モニタプロセス21
は、各プロセス19,20間の通信を監視するプロセス
であり、3つのモードを有する。以下、図5および図6
を参照して、モニタプロセス21の機能について説明す
る。図5および図6は、モニタプロセス21が行う処理
の流れを示すフローチャートであり、これらの図は、図
中に示す,で連結されるものである。
【0036】図5に示すように、モニタプロセス21
は、プロセスとして起動されると、まず、ステップS1
において、対応するウィンドウW3(図3参照)にモー
ド選択メニューを表示し、入力装置14からの入力を待
つ。作業員が入力装置14(図2参照)を操作し、所望
の機能を選択するためのデータを入力すると、処理はス
テップS2へ進み、ここで、入力されたデータがモニタ
モードを選択するためのデータであるか否かが判断され
る。この判断結果が「Yes」である場合には、処理は
ステップS3へ進み、モニタプロセス21はモニタモー
ドに移行する。
【0037】ステップS3では、通信が行われたか否か
が判断される。具体的には、各プロセス19,20にお
いて、通信関数が実行され、当該通信関数に応じた通信
メッセージを受信したか否かが判断される。この判断結
果が「No」である間、処理はステップS3に戻る。逆
に、上記判断結果が「Yes」となると、処理はステッ
プS4へ進む。
【0038】ステップS4では、通信メッセージを受信
した旨を、ウィンドウW3を介して作業員に伝達する。
次に、ステップS5では、受信した通信メッセージを解
析し、通信元のプロセスの識別子、通信先のプロセスの
識別子、通信の種類(読み取り、書き込み、検査、実
行)および型(例えば、0〜7の整数値)、送受信され
るデータを抽出する。そして、後続するステップS6で
は通信元のプロセスの識別子、ステップS7では通信先
のプロセスの識別子、ステップS8では通信の種類およ
び型であるファンクション、ステップS9では送受信さ
れるデータを、ウィンドウW3内に所定の形式で表示す
る。この際のウィンドウW3の表示例を図7(a)に示
す。
【0039】次に、処理は図5のステップS10へ進
み、ここで、受信したメッセージに応じた戻り値を決定
するとともに、この戻り値を含むメッセージを通信元の
プロセスへ送信する。次に、ステップS11では、戻り
値そのものである通信結果状態をウィンドウW3内に所
定の形式で表示する。次に、ステップS12では、ウィ
ンドウW3に表示された通信元および通信先プロセスの
識別子と、ファンクションと、送受信されたデータと、
通信結果状態とが、予め設定されたファイル名の通信ロ
グに付加されて保存される。
【0040】次に、ステップS13では、上述したステ
ップS3〜S12からなるモニタモードを終了するか否
かが判断される。この判断結果が「No」であれば、処
理はステップS3へ戻り、以後、上述した処理を繰り返
す。ステップS13において、図7(a)に示すウィン
ドウW3内の終了ボタンB1を、作業員がマウス等の入
力装置14を操作してクリックすると、上記判断結果が
「Yes」となり、処理はステップS14へ進む。
【0041】ステップS14では、ウィンドウW3内
に、所定のメッセージを表示するとともに、このメッセ
ージに応じて操作者が入力したデータが、モニタプロセ
ス21の動作を終了させるものであるか否かが判断され
る。この判断結果が「No」であれば、処理はステップ
S1へ戻り、ウィンドウW3内には、モード選択メニュ
ーが表示される。逆に、上記判断結果が「Yes」であ
れば、処理は終了する。すなわち、モニタプロセス21
は動作を終了する。
【0042】また、モード選択メニューに対する入力デ
ータがモニタモードを表すものではなく、上記ステップ
S2での判断結果が「No」となると、処理は図6のス
テップS15へ進む。ステップS15では、当該入力デ
ータが動作確認モードを表すものであるか否かが判断さ
れる。この判断結果が「Yes」であれば、処理はステ
ップS16へ進み、モニタプロセス21は動作確認モー
ドに移行する。
【0043】動作確認モードでは、まず、作業員が、図
7(b)に一例を示すウィンドウW3を参照しながら、
動作確認を行うべき通信先プロセスを設定し(ステップ
S16)、当該通信先プロセスに対して行うファンクシ
ョン(通信の種類および型)を設定する(ステップS1
7)。次に、ステップS18では、設定されたファンク
ションが読み取りを表すものであるか否かが判断され
る。この判断結果が「Yes」であれば、処理はステッ
プS21へ進み、「No」であれば、処理はステップS
19へ進む。ステップS19では、設定されたファンク
ションが検査を表すものであるか否かが判断される。こ
の判断結果が「Yes」であれば、処理はステップS2
1へ進み、「No」であれば、処理はステップS20へ
進む。
【0044】ステップS20は、ファンクションが書き
込みまたは実行を行うものである場合の処理であり、作
業員は、入力装置14を操作して、送信すべきデータを
設定する。そして、処理はステップS21へ進む。ステ
ップS21では、作業員が、図7(b)に示すウィンド
ウW3を参照しながら、実行ボタンB2をクリックする
ことにより、ステップS16で設定された識別子に表さ
れるプロセスに対して、ステップS17〜S20で設定
されたファンクションおよびデータに基づいた通信メッ
セージを送信する。そして、ステップS22では、戻り
値を通信結果状態としてウィンドウW3に所定の形式で
表示する。
【0045】そして、ステップS23では、上述したス
テップS16〜S22からなる動作確認モードを終了す
るか否かが判断される。この判断結果が「No」であれ
ば、処理はステップS16へ戻り、以後、上述した処理
を繰り返す。ステップS23において、図7(b)に示
すウィンドウW3内の終了ボタンB3を、作業員がマウ
ス等の入力装置14を操作してクリックすると、上記判
断結果が「Yes」となり、処理は図5のステップS1
4へ進む。以後、前述した場合と同様な処理が行われ
る。
【0046】また、モード選択メニューに対する入力デ
ータがモニタモードまたは動作確認モードを表すもので
はなく、図6のステップS15での判断結果が「No」
となると、処理はステップS24へ進み、モニタプロセ
ス21はモニタ結果印字モードに移行する。ステップS
24では、図7(c)に一例を示す形式のウィンドウW
3を表示し、作業員に通信ログのファイル名を入力させ
る。ファイル名が入力されると、処理はステップS25
へ進み、ここで、読み取った通信ログの内容を、ウィン
ドウW3内の所定領域に順次表示するとともに、所定の
形式で印刷装置17から出力する。そして、処理は図5
のステップS14へ進む。以後、前述した場合と同様な
処理が行われる。上述したように、モニタプロセス21
は3つのモードを有し、作業員が所望のモードを選択し
て実行するように構成されている。
【0047】次に、上述した構成の製品製造システムの
動作について説明する。 (α)モニタモード まず、モニタプロセス21がモニタモードにある場合、
すなわち、実際に医薬品が製造される場合の動作につい
て説明する。まず、図1に示す製造管理装置4から製造
に関わる計画に基づいた指図が接続装置11へ供給され
ると、接続装置11を構成する処理装置13内で生成さ
れた管理プロセス19は、当該指図に対応した処理を行
うために、前述した通信関数を実行する。
【0048】これにより、実行された通信関数に応じた
通信メッセージが、図3に示す制御プロセス20とモニ
タプロセス21とへ送信される。モニタプロセス21で
は、受信した通信メッセージが解析され、当該メッセー
ジに対応した処理が為されるとともに、通信元および通
信先のプロセスの識別子、ファンクション(通信の種類
および型)、送受信されるデータ、通信結果状態が予め
設定されたファイル名の通信ログに追記保存される。上
述した処理は、制御プロセス20から管理プロセス19
への通信においても同様であり、各プロセス19,20
間の通信ログが作成・保存される。
【0049】(β)動作確認モード 次に、モニタプロセス21が動作確認モードにある場合
の動作について説明する。このモードは、実際に医薬品
を製造する前等に、製造装置等の動作を確認するための
モードである。動作確認モードでは、作業員が、モニタ
プロセス21の要求に応じて、通信先のプロセスの識別
子、ファンクション(通信の種類および型)を設定する
とともに、必要に応じて、送信すべきデータを設定す
る。
【0050】そして、作業員が、実行ボタンB2(図7
(b)参照)をクリックすることにより、設定されたフ
ァンクション、データに基づいた通信メッセージが、設
定された識別子に応じたプロセス(例えば、制御プロセ
ス20)へ送信される。そして、通信結果状態がウィン
ドウW3内に表示される。図7(b)に示すように、ウ
ィンドウW3内には、上述した識別子、ファンクショ
ン、データも表示されており、これらと通信結果状態を
作業員が視認することにより、各プロセス19,20が
正常に作動していることが確認される。
【0051】(γ)モニタ結果印刷モード 次に、モニタプロセス21がモニタ結果印刷モードにあ
る場合の動作について説明する。このモードは、正当性
検査を容易に行うために設けられたモードであり、作業
員によりファイル名で指定された通信ログが、印刷装置
17から出力される。作業員は、各プロセス19,20
を実現する各プログラムのソースコードから、通信関数
が使用されている部分を文字列検索により抽出し、各プ
ロセス19,20の入出力データを明らかにするととも
に、これらの入出力データと、印刷装置17から出力さ
れた通信ログとを照合することにより、通信が正常に行
われているか否かを検証する。
【0052】以上説明したように、本発明の一実施例に
よれば、所定形式の通信関数を用いて各プロセス19,
20が通信するよう設定されているため、例えば、管理
プログラムの通信に関する部分を変更しても、制御プロ
グラムを変更する必要がない。また、その逆も成立す
る。すなわち、構築(開発)および正当性検査における
各プロセス19,20の独立性を保つことができるた
め、既に正当性検査が施された各プロセス19,20の
うち、どちらか一方の通信に関する部分を変更しても、
他方に対して再び正当性検査を行う必要がない。
【0053】また、所定形式の通信関数を用いて各プロ
セス19,20間の通信を行うようにしたため、通信に
関するインタフェースが統一化され、各プログラムの生
産性を向上させることができる。さらに、モニタプロセ
ス21を設け、各プロセス19,20間の通信ログをと
るようにしたため、各プロセス19,20間の通信の正
当性を容易に確認することができる。また、一つのブー
ス内に設置するコンピュータシステムの数を一つとする
ことができるため、省スペースを実現できる。
【0054】さらに、読取関数GMP_R(引数),書
込関数GMP_W(引数)を設定したことにより、管理
プロセス19および制御プロセス20間のデータ授受を
可能としている。また、検査関数GMP_C(引数),
実行関数GMP_E(引数)を設定したことにより、管
理プロセス19による制御プロセス20の検査、および
制御プロセス20の所定の機能の実行を行うことができ
る。さらに、モニタプロセス21に動作確認モードを設
けたことにより、製造装置18および各プロセス19,
20の動作確認を容易に行うことができる。
【0055】なお、上述した一実施例においては、製造
装置18の例として、打錠機7,混合機9を示したが、
各ブース間で中間生産物を自動搬送する無人搬送車等を
も製造装置18として捉え、これを制御・監視する制御
プロセスを上述した制御プロセス20として用いること
により、物流管理を行うようにしてもよい。もちろん、
これに限らず、制御プロセスを作成することができる各
種の機器を製造装置18として捉えることが可能であ
る。
【0056】また、上述した一実施例においては、接続
装置11,12を設ける例を示したが、製造装置18の
数に応じた数の接続装置を設けるようにしてもよい。ま
た、共有メモリを用いて通信を行う例を示したが、これ
に限らず、UNIX環境で提供されているプロセス間通
信の技術を用いるようにしてもよい。また、管理プロセ
ス19と制御プロセス20とが通信する例を示したが、
これに限らず、複数のプロセスが各々1対1の通信を行
う場合に適用可能である。さらに、上述した一実施例に
おいては、医薬品を製造する製品製造システムについて
説明したが、製造する製品に応じて製造装置18等を変
更すれば、医薬品以外の製品を製造する一般的な製品製
造システムとすることができる。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
製品製造システムによれば、接続装置において、製造管
理システムの管理端末が管理プロセス、製造システムの
制御端末が制御プロセスとして実現され、並列実行され
る。すなわち、一台の接続装置により前記管理端末およ
び製造端末を実現できるため、省スペースとすることが
できるという効果がある。また、前記管理プロセスと前
記制御プロセスとが、予め設定された通信規約に基づい
て通信するため、両者の構築および正当性の検査を独立
して行うことが可能となる。さらに、前記接続装置は、
各プロセス間の通信履歴を記憶するモニタプロセスをも
並列実行し、入力装置を介して所定の指示が入力された
場合に前記通信履歴を出力する。これにより、管理プロ
セスと制御プロセスとの通信の正当性を容易に検証する
ことができる。すなわち、システムの構築にかかる時間
または手間を低減することができるという効果がある。
この効果は、製造される製品が、品質を厳密に保証する
必要がある医薬品である場合に極めて大となる。また、
請求項3に記載の製品製造システムによれば、前記通信
規約には、受取メッセージの形式と送出メッセージの形
式とが規定されているため、前記管理プロセスおよび前
記制御プロセス間のデータ授受を可能とすることができ
るという効果がある。さらに、請求項4に記載の製品製
造システムによれば、前記通信規約には、実行メッセー
ジの形式と検査メッセージの形式とが規定されているた
め、前記製造管理システムが前記製造システムの検査、
実行を行うことを可能とすることができるという効果が
ある。また、請求項5に記載の製品製造システムによれ
ば、前記モニタプロセスは、前記入力装置から前記処理
装置へ入力される指示に応じて、前記通信規約に基づい
た通信を行う。したがって、前記通信先のプロセスの動
作を確認できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による製品製造システムの概
略構成を示す図である。
【図2】接続装置11,12の概略構成を示すブロック
図である。
【図3】各プロセス19〜21の機能を説明するための
図である。
【図4】各ウィンドウW1,W2の表示例を示す図であ
る。
【図5】モニタプロセス21が行う処理の流れを示すフ
ローチャートである。
【図6】モニタプロセス21が行う処理の流れを示すフ
ローチャートである。
【図7】ウィンドウW3の表示例を示す図である。
【図8】従来の製品製造システムの構成例を示す図であ
る。
【符号の説明】
11,12 接続装置 13 処理装置 14 入力装置 15 表示装置 18 製造装置(打錠機、混合機) 19 管理プロセス 20 制御プロセス 21 モニタプロセス W1〜W3 ウィンドウ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B01J 4/00 G05B 15/02 G06F 17/60 H04L 12/00 9466−5K H04L 11/00 (72)発明者 刑部 謙一 神奈川県横浜市西区みなとみらい2−2− 1−1 日揮株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 製品の製造に関わる計画に基づいた指図
    を管理端末に表示するとともに、該管理端末を介して入
    力されるデータを記録する製造管理システムと、製造装
    置を前記指図に基づいて制御する制御端末を有する製造
    システムとからなり、各システム、および関連するシス
    テムからなる統合システムに対して正当性を確認するた
    めの検査を施すことによりシステム全体の正当性が検証
    される製品製造システムであって、 前記管理端末と前記制御端末とを一つのコンピュータシ
    ステムからなる接続装置上に実現し、 該接続装置は、 前記管理端末を管理プロセス、前記制御端末を制御プロ
    セスとして実現するとともに、予め設定された通信規約
    に基づいて為される各プロセス間の通信履歴を記憶する
    モニタプロセスを生成し、これらのプロセスを並列実行
    する処理装置と、 作業員の指示を前記処理装置へ入力する入力装置と、 前記処理装置で並列実行される各プロセスに対応するウ
    ィンドウを表示する表示装置とを備え、 前記モニタプロセスは、前記入力装置から前記処理装置
    へ所定の指示が入力された場合には前記通信履歴を出力
    することを特徴とする製品製造システム。
  2. 【請求項2】 前記製品は、品質を厳密に保証する必要
    がある医薬品であることを特徴とする製品製造システ
    ム。
  3. 【請求項3】 前記通信規約には、通信先のプロセスか
    ら所望のデータを受け取るための受取メッセージの形式
    と、前記通信先のプロセスへ所望のデータを送り出すた
    めの送出メッセージの形式とが規定されていることを特
    徴とする請求項1または2いずれかに記載の製品製造シ
    ステム。
  4. 【請求項4】 前記通信規約には、前記通信先のプロセ
    スに所望の動作を行わせるための実行メッセージの形式
    と、前記通信先のプロセスに所定の動作を行わせるとと
    もに、該プロセスの状態を示すデータを受け取るための
    検査メッセージの形式とが規定されていることを特徴と
    する請求項1ないし3いずれかに記載の製品製造システ
    ム。
  5. 【請求項5】 前記モニタプロセスは、前記入力装置か
    ら前記処理装置へ入力される指示に応じて、前記通信規
    約に基づいた通信を行うことにより、前記通信先のプロ
    セスの動作を確認することを特徴とする請求項1ないし
    4いずれかに記載の製品製造システム。
JP3616494A 1994-03-07 1994-03-07 製品製造システム Pending JPH07244521A (ja)

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JP3616494A JPH07244521A (ja) 1994-03-07 1994-03-07 製品製造システム

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004234655A (ja) * 2003-01-28 2004-08-19 Fisher Rosemount Syst Inc プロセス制御システムおよび安全システムを備えるプロセスプラントにおける統合型診断
JP2007260455A (ja) * 2007-07-20 2007-10-11 Takeya Co Ltd パチンコ遊技場の管理装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2004234655A (ja) * 2003-01-28 2004-08-19 Fisher Rosemount Syst Inc プロセス制御システムおよび安全システムを備えるプロセスプラントにおける統合型診断
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Effective date: 20030603