JPH07244335A - インスタントカメラのデータ写込み装置 - Google Patents
インスタントカメラのデータ写込み装置Info
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- JPH07244335A JPH07244335A JP3601094A JP3601094A JPH07244335A JP H07244335 A JPH07244335 A JP H07244335A JP 3601094 A JP3601094 A JP 3601094A JP 3601094 A JP3601094 A JP 3601094A JP H07244335 A JPH07244335 A JP H07244335A
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- Japan
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- sheet film
- image recording
- data
- film
- light emitting
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- Camera Data Copying Or Recording (AREA)
- Cameras Adapted For Combination With Other Photographic Or Optical Apparatuses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 インスタントカメラを大型化することなく、
ローコストにデータを写し込む。 【構成】 フイルムパック10の前方に、シートフイル
ム13の画像記録部13aと枠部13bとの反射率の違
いを検出するセンサ18と、データ写込み用の発光部1
6とが配置されている。発光部16は日付を表示する液
晶表示板19とストロボ放電管20とからなる。ストロ
ボ放電管20の昇圧回路はストロボ撮影用のものと兼用
されている。露光済みのシートフイルム13がクローに
よって押され、センサ18がシートフイルム13の画像
記録部13aを検出してから所定時間が経過した後に、
ストロボ放電管20が発光され、シートフイルム13の
画像記録部13aの所定位置に日付が写し込まれる。
ローコストにデータを写し込む。 【構成】 フイルムパック10の前方に、シートフイル
ム13の画像記録部13aと枠部13bとの反射率の違
いを検出するセンサ18と、データ写込み用の発光部1
6とが配置されている。発光部16は日付を表示する液
晶表示板19とストロボ放電管20とからなる。ストロ
ボ放電管20の昇圧回路はストロボ撮影用のものと兼用
されている。露光済みのシートフイルム13がクローに
よって押され、センサ18がシートフイルム13の画像
記録部13aを検出してから所定時間が経過した後に、
ストロボ放電管20が発光され、シートフイルム13の
画像記録部13aの所定位置に日付が写し込まれる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はインスタントカメラに用
いられるデータ写込み装置に関するものである。
いられるデータ写込み装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】インスタントカメラに組み込んだデータ
写込み装置としては、特開平5−72621号公報記載
のものが知られている。このインスタントカメラでは、
露光済みのシートフイルムは、スプール壁と称する湾曲
された通路内を通って収納室まで移送される。スプール
壁には複数のセンサが配置されており、スプール壁をシ
ートフイルムが通過する間に、シートフイルム面からの
反射光の変化を検出する。この検出結果に基づいてシー
トフイルムの走行速度を演算し、データ写込み用LED
の発光タイミングを調整する。スプール壁の終端部付
近,すなわち収納室の直前に展開処理ローラが配置され
ている。スプール壁を移送されてきたシートフイルムの
先端がこの展開処理ローラに銜え込まれると、シートフ
イルムの先端部に収納された現像液ポットが押しつぶさ
れ、移送が進むにつれて現像液が画面に展開されること
により現像が開始される。所定の現像時間が経過する
と、収納室に収納されたシートフイルムの画像記録部に
被写体画像とデータ画像とが現出する。
写込み装置としては、特開平5−72621号公報記載
のものが知られている。このインスタントカメラでは、
露光済みのシートフイルムは、スプール壁と称する湾曲
された通路内を通って収納室まで移送される。スプール
壁には複数のセンサが配置されており、スプール壁をシ
ートフイルムが通過する間に、シートフイルム面からの
反射光の変化を検出する。この検出結果に基づいてシー
トフイルムの走行速度を演算し、データ写込み用LED
の発光タイミングを調整する。スプール壁の終端部付
近,すなわち収納室の直前に展開処理ローラが配置され
ている。スプール壁を移送されてきたシートフイルムの
先端がこの展開処理ローラに銜え込まれると、シートフ
イルムの先端部に収納された現像液ポットが押しつぶさ
れ、移送が進むにつれて現像液が画面に展開されること
により現像が開始される。所定の現像時間が経過する
と、収納室に収納されたシートフイルムの画像記録部に
被写体画像とデータ画像とが現出する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記公報記載のような
データ写込み装置は、露光済みのシートフイルムがフイ
ルムパックから排出されてから展開処理ローラに到達す
るまでの距離を、上述したような湾曲した通路を用いて
延長し、この通路をシートフイルムが走行している間に
データをシートフイルムの画像記録部に写し込むように
したものである。したがって、カメラの背面側に収納室
を設けたこととも相まってカメラの厚みが大きくなって
いる。また、通路を湾曲させずに、上記のようなデータ
写込み装置を組み込んだ場合には、カメラサイズがシー
トフイルムの排出方向に長くなる。すなわち、いずれに
してもカメラが大型化するという欠点が生じる。しか
も、センサが複数個必要であるとともに、シートフイル
ムの走行速度を走行中にその都度演算するため、高速の
演算装置が必要になり、カメラのコストアップにつなが
る。
データ写込み装置は、露光済みのシートフイルムがフイ
ルムパックから排出されてから展開処理ローラに到達す
るまでの距離を、上述したような湾曲した通路を用いて
延長し、この通路をシートフイルムが走行している間に
データをシートフイルムの画像記録部に写し込むように
したものである。したがって、カメラの背面側に収納室
を設けたこととも相まってカメラの厚みが大きくなって
いる。また、通路を湾曲させずに、上記のようなデータ
写込み装置を組み込んだ場合には、カメラサイズがシー
トフイルムの排出方向に長くなる。すなわち、いずれに
してもカメラが大型化するという欠点が生じる。しか
も、センサが複数個必要であるとともに、シートフイル
ムの走行速度を走行中にその都度演算するため、高速の
演算装置が必要になり、カメラのコストアップにつなが
る。
【0004】本発明は、上述した欠点を解決するために
なされたもので、インスタントカメラを大型化すること
なくデータを写し込むことができるローコストのデータ
写込み装置を提供することを目的とする。
なされたもので、インスタントカメラを大型化すること
なくデータを写し込むことができるローコストのデータ
写込み装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載のデータ写込み装置は、フイルムパッ
クの前方に、シートフイルムの画像記録部と枠部との反
射率の違いを検出するセンサと、データ写込み用の発光
部とを配置し、露光済みのシートフイルムがクローによ
って押され、前記センサがシートフイルムの画像記録部
を検出してから所定時間が経過した後に、前記発光部を
駆動してシートフイルムの画像記録部にデータを写し込
むようにしたものである。したがって、露光済みのシー
トフイルムがフイルムパックから排出されてからその先
端が展開処理ローラに到達するまでの通路を延長させる
必要がなく、カメラを大型化する必要がない。また、セ
ンサは1個でよく、しかもシートフイルムの移送速度を
その都度演算する必要もないから、ローコスト化に寄与
することができる。また、前記発光部の点灯時間は、1
/700(秒)以下とすると、ブレのない鮮明なデータ
が写し込める。
に、請求項1記載のデータ写込み装置は、フイルムパッ
クの前方に、シートフイルムの画像記録部と枠部との反
射率の違いを検出するセンサと、データ写込み用の発光
部とを配置し、露光済みのシートフイルムがクローによ
って押され、前記センサがシートフイルムの画像記録部
を検出してから所定時間が経過した後に、前記発光部を
駆動してシートフイルムの画像記録部にデータを写し込
むようにしたものである。したがって、露光済みのシー
トフイルムがフイルムパックから排出されてからその先
端が展開処理ローラに到達するまでの通路を延長させる
必要がなく、カメラを大型化する必要がない。また、セ
ンサは1個でよく、しかもシートフイルムの移送速度を
その都度演算する必要もないから、ローコスト化に寄与
することができる。また、前記発光部の点灯時間は、1
/700(秒)以下とすると、ブレのない鮮明なデータ
が写し込める。
【0006】請求項3記載のデータ写込み装置は、前面
に露光開口を有し、内部にシートフイルムを収納したフ
イルムパックを使用するとともに、常時充電方式のスト
ロボ装置を備えたインスタントカメラにおいて、前記フ
イルムパックの前方に、シートフイルムの画像記録部と
枠部の反射率との違いを検出するセンサと、前記ストロ
ボ装置の昇圧回路を兼用したデータ写込み用の発光部と
を配置し、露光済みのシートフイルムがクローによって
押され、前記センサがシートフイルムの画像記録部を検
出してから所定時間が経過した後に、前記発光部を駆動
してシートフイルムの画像記録部にデータを写し込むよ
うにしたから、カメラのコンパクト化とローコスト化に
寄与することができる。
に露光開口を有し、内部にシートフイルムを収納したフ
イルムパックを使用するとともに、常時充電方式のスト
ロボ装置を備えたインスタントカメラにおいて、前記フ
イルムパックの前方に、シートフイルムの画像記録部と
枠部の反射率との違いを検出するセンサと、前記ストロ
ボ装置の昇圧回路を兼用したデータ写込み用の発光部と
を配置し、露光済みのシートフイルムがクローによって
押され、前記センサがシートフイルムの画像記録部を検
出してから所定時間が経過した後に、前記発光部を駆動
してシートフイルムの画像記録部にデータを写し込むよ
うにしたから、カメラのコンパクト化とローコスト化に
寄与することができる。
【0007】
【実施例】図1および図2において、フイルムパック1
0は、その前面に露光開口10aを有し、撮影レンズ1
2を通った光が露光開口10aを通って最上部にあるシ
ートフイルム13に入射する。また、フイルムパック1
0にデータ写込み用切欠き10bが形成されており、こ
の前方にデータ写込みユニット14が配置されている。
0は、その前面に露光開口10aを有し、撮影レンズ1
2を通った光が露光開口10aを通って最上部にあるシ
ートフイルム13に入射する。また、フイルムパック1
0にデータ写込み用切欠き10bが形成されており、こ
の前方にデータ写込みユニット14が配置されている。
【0008】データ写込みユニット14は、ミラー1
5,発光部16,レンズ17および反射型のセンサ18
から構成され、発光部16としては、透過型の液晶表示
板19とストロボ放電管20とを組合せたものが用いら
れる。液晶表示板19には、例えば日付が白抜きに常時
表示されており、写込み時にストロボ放電管20から放
出されたストロボ光によって背後から照明される。液晶
表示板19を透過した光は、レンズ17およびミラー1
5によってシートフイルム13に結像される。前記セン
サ18は、シートフイルム13の裏面の反射率の変化を
検出するためのもので、これによって、ストロボ放電管
20の発光タイミングを制御している。なお、図1で
は、煩雑化を避けるため、データ写込みユニット14の
カバー14aは図示を省略してある。
5,発光部16,レンズ17および反射型のセンサ18
から構成され、発光部16としては、透過型の液晶表示
板19とストロボ放電管20とを組合せたものが用いら
れる。液晶表示板19には、例えば日付が白抜きに常時
表示されており、写込み時にストロボ放電管20から放
出されたストロボ光によって背後から照明される。液晶
表示板19を透過した光は、レンズ17およびミラー1
5によってシートフイルム13に結像される。前記セン
サ18は、シートフイルム13の裏面の反射率の変化を
検出するためのもので、これによって、ストロボ放電管
20の発光タイミングを制御している。なお、図1で
は、煩雑化を避けるため、データ写込みユニット14の
カバー14aは図示を省略してある。
【0009】前記フイルムパック10内には、複数のシ
ートフイルム13が重なった状態で収納されており、バ
ネ板21によって背後から押圧されている。レンズ12
を通った光22によって、画像記録部13aの背面に被
写体の画像が記録される。この撮影後に、クロー23が
移動を開始し、フイルムパック10の溝10cに入り込
み、収納されたシートフイルム13を出口10dから押
し出す。出口10dの外には、一対の展開処理ローラ2
5,26が設けられており、クロー23はシートフイル
ム13の先端が展開処理ローラ25,26に銜えられる
位置までシートフイルム13の後端を押す。
ートフイルム13が重なった状態で収納されており、バ
ネ板21によって背後から押圧されている。レンズ12
を通った光22によって、画像記録部13aの背面に被
写体の画像が記録される。この撮影後に、クロー23が
移動を開始し、フイルムパック10の溝10cに入り込
み、収納されたシートフイルム13を出口10dから押
し出す。出口10dの外には、一対の展開処理ローラ2
5,26が設けられており、クロー23はシートフイル
ム13の先端が展開処理ローラ25,26に銜えられる
位置までシートフイルム13の後端を押す。
【0010】クロー23で押されたシートフイルム13
は、その画像記録部13aがフイルムパック10のデー
タ写込み用切欠き10b内に入った時に、発光部16が
作動して、日付等のデータを画像記録部13aの背面の
隅に写し込む。この実施例に用いられているシートフイ
ルム13は、画像記録部13aの背面から露光が行わ
れ、画像記録部13aの前面に可視像が現れる。すなわ
ち、日付等のデータは反転させた状態で写し込まれる。
画像観察面側からの露光が可能なフイルムの場合には、
もちろんシートフイルムの前面から露光して、同じ面に
可視像が現れるものであってもよい。この場合には、デ
ータは非反転状態で写し込まれる。なお符号28はイン
スタントカメラのカメラボデイである。
は、その画像記録部13aがフイルムパック10のデー
タ写込み用切欠き10b内に入った時に、発光部16が
作動して、日付等のデータを画像記録部13aの背面の
隅に写し込む。この実施例に用いられているシートフイ
ルム13は、画像記録部13aの背面から露光が行わ
れ、画像記録部13aの前面に可視像が現れる。すなわ
ち、日付等のデータは反転させた状態で写し込まれる。
画像観察面側からの露光が可能なフイルムの場合には、
もちろんシートフイルムの前面から露光して、同じ面に
可視像が現れるものであってもよい。この場合には、デ
ータは非反転状態で写し込まれる。なお符号28はイン
スタントカメラのカメラボデイである。
【0011】シートフイルム13の出口10d側の枠部
13bには、現像液が充填された現像液ポット部13c
が設けられ、他方の端には余剰現像処理液を捕捉するト
ラップ部13dが設けられている。画像記録部13aの
背面は前面側の感光シート(図示せず)が透けて見え、
白色に近い色であるが、枠部13bの背面は光が透過し
ないように黒色をしている。したがって、画像記録部1
3aの背面と枠部13bの背面との反射率は大きく異な
るから、これをセンサ18が光電検出する。なお、画像
記録部13aの前面および枠部13bの前面,すなわち
シートフイルム13の前面(バネ板21側に向いた面)
は白色をしている。
13bには、現像液が充填された現像液ポット部13c
が設けられ、他方の端には余剰現像処理液を捕捉するト
ラップ部13dが設けられている。画像記録部13aの
背面は前面側の感光シート(図示せず)が透けて見え、
白色に近い色であるが、枠部13bの背面は光が透過し
ないように黒色をしている。したがって、画像記録部1
3aの背面と枠部13bの背面との反射率は大きく異な
るから、これをセンサ18が光電検出する。なお、画像
記録部13aの前面および枠部13bの前面,すなわち
シートフイルム13の前面(バネ板21側に向いた面)
は白色をしている。
【0012】図3において、ストロボ撮影用のストロボ
放電管31には、メインコンデンサ・トリガー回路32
および発振トランジスタによる昇圧回路33が接続され
ている。データ写込み用のストロボ放電管20には、メ
インコンデンサ・トリガー回路35が接続され、これに
ストロボ撮影用の昇圧回路33が兼用して接続されてい
る。このように、1つの昇圧回路33をストロボ撮影用
とデータ写込み用の両方で兼用してコストの節約を図っ
ている。
放電管31には、メインコンデンサ・トリガー回路32
および発振トランジスタによる昇圧回路33が接続され
ている。データ写込み用のストロボ放電管20には、メ
インコンデンサ・トリガー回路35が接続され、これに
ストロボ撮影用の昇圧回路33が兼用して接続されてい
る。このように、1つの昇圧回路33をストロボ撮影用
とデータ写込み用の両方で兼用してコストの節約を図っ
ている。
【0013】データ写込み用のメインコンデンサ・トリ
ガー回路35には、デートモジュール36が接続され、
これにスイッチS1が接続されている。デートモジュー
ル36は、周知のように時計機能をもっており、その出
力端子に液晶表示板19が接続されている。スイッチS
1は、センサ18からの出力信号の変化に基づき、CP
U38によってON/OFF制御される。センサ18が
画像記録部13aの背面を検出すると、スイッチS1が
ONになる。これによって、デートモジュール36はカ
ウントを開始し、所定時間の経過後にメインコンデンサ
・トリガー回路35にシンクロ信号を送出してストロボ
放電管20を発光させる。このスイッチS1がONにな
ってからストロボ放電管20を発光させるまでの時間
は、画像記録部13aの右下隅(図4参照)の所定位置
にデータが記録されるように、シートフイルム13の移
動速度に基づいて算出されており、この時間データは予
めデートモジュール36にインプットされている。な
お、デートモジュール36は、モード切換スイッチを有
しており、これを操作することにより、液晶表示板19
に表示するデータを例えば「日付」→「時間」→「表示
なし」→「日付」と順次に切り換えることができる。モ
ードを「表示なし」にした場合には、シンクロ信号の発
生も停止される。
ガー回路35には、デートモジュール36が接続され、
これにスイッチS1が接続されている。デートモジュー
ル36は、周知のように時計機能をもっており、その出
力端子に液晶表示板19が接続されている。スイッチS
1は、センサ18からの出力信号の変化に基づき、CP
U38によってON/OFF制御される。センサ18が
画像記録部13aの背面を検出すると、スイッチS1が
ONになる。これによって、デートモジュール36はカ
ウントを開始し、所定時間の経過後にメインコンデンサ
・トリガー回路35にシンクロ信号を送出してストロボ
放電管20を発光させる。このスイッチS1がONにな
ってからストロボ放電管20を発光させるまでの時間
は、画像記録部13aの右下隅(図4参照)の所定位置
にデータが記録されるように、シートフイルム13の移
動速度に基づいて算出されており、この時間データは予
めデートモジュール36にインプットされている。な
お、デートモジュール36は、モード切換スイッチを有
しており、これを操作することにより、液晶表示板19
に表示するデータを例えば「日付」→「時間」→「表示
なし」→「日付」と順次に切り換えることができる。モ
ードを「表示なし」にした場合には、シンクロ信号の発
生も停止される。
【0014】ストロボ放電管20の発光は、シートフイ
ルム13の移動中に行われるから、その発光時間が長い
と、写込みデータの記録画像にブレが生じる。Vmm/
秒で移動中のシートフイルム13に許容ブレ量Bmmで
データを写し込むには、ストロボ放電管20の発光時間
tをB/V(秒)とする。本実施例では、V=70mm
/秒,B=0.1mmとすると、t=1/700(秒)
となる。したがって、これ以下の発光時間にすると、ブ
レ量は0.1mm以下になって鮮明なデータを写し込む
ことができる。
ルム13の移動中に行われるから、その発光時間が長い
と、写込みデータの記録画像にブレが生じる。Vmm/
秒で移動中のシートフイルム13に許容ブレ量Bmmで
データを写し込むには、ストロボ放電管20の発光時間
tをB/V(秒)とする。本実施例では、V=70mm
/秒,B=0.1mmとすると、t=1/700(秒)
となる。したがって、これ以下の発光時間にすると、ブ
レ量は0.1mm以下になって鮮明なデータを写し込む
ことができる。
【0015】次に上記実施例の作用について説明する。
レリーズボタン(図示せず)を押せば、シャッタが作動
して、レンズ12を通った光22がフイルムパック10
の開口10aに入り、この開口10aの背後にあるシー
トフイルム13を露光する。このシャッタが作動する
と、クロー23がフイルムパック10の溝10c内を移
動して露光されたシートフイルム13の後端を押すとと
もに、展開処理ローラ25,26が回転される。
レリーズボタン(図示せず)を押せば、シャッタが作動
して、レンズ12を通った光22がフイルムパック10
の開口10aに入り、この開口10aの背後にあるシー
トフイルム13を露光する。このシャッタが作動する
と、クロー23がフイルムパック10の溝10c内を移
動して露光されたシートフイルム13の後端を押すとと
もに、展開処理ローラ25,26が回転される。
【0016】シャッタが作動する前は、データ写込み用
切欠き10bには黒色の枠部13bの背面があるが、シ
ャッタが作動してシートフイルム13が移動を開始する
と、データ写込み用切欠き10bにはほぼ白色の画像記
録部13aの背面が入ってくる。この時、センサ18か
らの出力信号に大きな変化が生じる。これによって、C
PU38はスイッチS1をONにする。デートモジュー
ル36は、所定時間の経過後にメインコンデンサ・トリ
ガー回路35にシンクロ信号を送出してストロボ放電管
20を1/700(秒)以下で発光させる。液晶表示板
19には日付が常時表示されており、この日付文字がレ
ンズ17およびミラー15を介して移送中のシートフイ
ルム13の画像記録部13aに許容ブレ量0.1mm以
下で結像される。
切欠き10bには黒色の枠部13bの背面があるが、シ
ャッタが作動してシートフイルム13が移動を開始する
と、データ写込み用切欠き10bにはほぼ白色の画像記
録部13aの背面が入ってくる。この時、センサ18か
らの出力信号に大きな変化が生じる。これによって、C
PU38はスイッチS1をONにする。デートモジュー
ル36は、所定時間の経過後にメインコンデンサ・トリ
ガー回路35にシンクロ信号を送出してストロボ放電管
20を1/700(秒)以下で発光させる。液晶表示板
19には日付が常時表示されており、この日付文字がレ
ンズ17およびミラー15を介して移送中のシートフイ
ルム13の画像記録部13aに許容ブレ量0.1mm以
下で結像される。
【0017】この後、シートフイルム13は、その先端
が展開処理ローラ25,26に挟まれ、展開処理されな
がら送り出される。所定の現像処理時間が経過すると、
図4に示すように、シートフイルム13の画像記録部1
3aの表面に被写体画像が現出するとともに、その右下
隅の所定位置に日付が現出する。
が展開処理ローラ25,26に挟まれ、展開処理されな
がら送り出される。所定の現像処理時間が経過すると、
図4に示すように、シートフイルム13の画像記録部1
3aの表面に被写体画像が現出するとともに、その右下
隅の所定位置に日付が現出する。
【0018】以上説明した実施例では、データを写し込
む位置としては、画像記録部の右下隅としたが、現像液
が写込み部分の現像を開始する以前であれば、デートモ
ジュールによるシンクロ信号の発生タイミングを変化さ
せてデータ写込み位置を排出方向に多少前後させること
が可能である。また、発光部を液晶表示板とストロボ放
電管との組み合わせとしたが、例えば発光ダイオードか
らなる7セグメント表示器等でもよい。また、写し込む
データとしては、日付に限定されることなく、時間や撮
影データ(絞りやシャッタスピード等)や任意の記号,
数字,文字等なんでもよい。
む位置としては、画像記録部の右下隅としたが、現像液
が写込み部分の現像を開始する以前であれば、デートモ
ジュールによるシンクロ信号の発生タイミングを変化さ
せてデータ写込み位置を排出方向に多少前後させること
が可能である。また、発光部を液晶表示板とストロボ放
電管との組み合わせとしたが、例えば発光ダイオードか
らなる7セグメント表示器等でもよい。また、写し込む
データとしては、日付に限定されることなく、時間や撮
影データ(絞りやシャッタスピード等)や任意の記号,
数字,文字等なんでもよい。
【0019】
【発明の効果】上記構成を有する本発明のデータ写込み
装置によれば、シートフイルムの画像記録部と枠部との
反射率の違いを検出するセンサを設け、センサがシート
フイルムの画像記録部を検出してから所定時間が経過し
た後に、シートフイルムの画像記録部にデータを写し込
むようにしたから、露光済みのシートフイルムがフイル
ムパックから排出されてから展開処理ローラに到達する
までの通路を延長させる必要がなく、インスタントカメ
ラを大型化する必要がない。また、センサは1個でよ
く、しかもシートフイルムの移送速度をその都度演算す
る必要もないから、ローコスト化に寄与することができ
る。また、発光部の点灯時間を1/700(秒)以下と
すると、ブレのない鮮明なデータが写し込める。また、
ストロボ撮影用の昇圧回路をデータ写込み用に兼用した
から、データ写込み装置の設置スペースと部品点数を少
なくでき、カメラのコンパクト化とローコスト化に寄与
することができる。
装置によれば、シートフイルムの画像記録部と枠部との
反射率の違いを検出するセンサを設け、センサがシート
フイルムの画像記録部を検出してから所定時間が経過し
た後に、シートフイルムの画像記録部にデータを写し込
むようにしたから、露光済みのシートフイルムがフイル
ムパックから排出されてから展開処理ローラに到達する
までの通路を延長させる必要がなく、インスタントカメ
ラを大型化する必要がない。また、センサは1個でよ
く、しかもシートフイルムの移送速度をその都度演算す
る必要もないから、ローコスト化に寄与することができ
る。また、発光部の点灯時間を1/700(秒)以下と
すると、ブレのない鮮明なデータが写し込める。また、
ストロボ撮影用の昇圧回路をデータ写込み用に兼用した
から、データ写込み装置の設置スペースと部品点数を少
なくでき、カメラのコンパクト化とローコスト化に寄与
することができる。
【図1】本発明の実施例を示す要部斜視図である。
【図2】撮影時とデータ写込み時を各々示す要部の断面
図である。
図である。
【図3】データ写込み回路を示すブロック図である。
【図4】展開処理されたシートフイルムを示す説明図で
ある。
ある。
10 フイルムパック 10b データ写込み用切欠き 13 シートフイルム 13a 画像記録部 13b 枠部 14 データ写込みユニット 16 発光部 18 センサ 19 液晶表示板 20,31 ストロボ放電管 33 昇圧回路 36 デートモジュール
Claims (3)
- 【請求項1】 前面に露光開口を有し、内部にシートフ
イルムを収納したフイルムパックを使用するインスタン
トカメラにおいて、 前記フイルムパックの前方に、シートフイルムの画像記
録部と枠部との反射率の違いを検出するセンサと、デー
タ写込み用の発光部とを配置し、露光済みのシートフイ
ルムがクローによって押され、前記センサがシートフイ
ルムの画像記録部を検出してから所定時間が経過した後
に、前記発光部を駆動してシートフイルムの画像記録部
にデータを写し込むようにしたことを特徴とするデータ
写込み装置。 - 【請求項2】 前記発光部の点灯時間は、1/700
(秒)以下であることを特徴とする請求項1記載のデー
タ写込み装置。 - 【請求項3】 前面に露光開口を有し、内部にシートフ
イルムを収納したフイルムパックを使用するとともに、
常時充電方式のストロボ装置を備えたインスタントカメ
ラにおいて、 前記フイルムパックの前方に、シートフイルムの画像記
録部と枠部の反射率との違いを検出するセンサと、前記
ストロボ装置の昇圧回路を兼用したデータ写込み用の発
光部とを配置し、露光済みのシートフイルムがクローに
よって押され、前記センサがシートフイルムの画像記録
部を検出してから所定時間が経過した後に、前記発光部
を駆動してシートフイルムの画像記録部にデータを写し
込むようにしたことを特徴とするデータ写込み装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3601094A JPH07244335A (ja) | 1994-03-07 | 1994-03-07 | インスタントカメラのデータ写込み装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3601094A JPH07244335A (ja) | 1994-03-07 | 1994-03-07 | インスタントカメラのデータ写込み装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07244335A true JPH07244335A (ja) | 1995-09-19 |
Family
ID=12457794
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3601094A Pending JPH07244335A (ja) | 1994-03-07 | 1994-03-07 | インスタントカメラのデータ写込み装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07244335A (ja) |
-
1994
- 1994-03-07 JP JP3601094A patent/JPH07244335A/ja active Pending
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