JPH07243763A - 乾燥装置 - Google Patents

乾燥装置

Info

Publication number
JPH07243763A
JPH07243763A JP5804394A JP5804394A JPH07243763A JP H07243763 A JPH07243763 A JP H07243763A JP 5804394 A JP5804394 A JP 5804394A JP 5804394 A JP5804394 A JP 5804394A JP H07243763 A JPH07243763 A JP H07243763A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat
heat transfer
dried
drying tank
drying
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5804394A
Other languages
English (en)
Inventor
Masao Kanai
金井正夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP5804394A priority Critical patent/JPH07243763A/ja
Publication of JPH07243763A publication Critical patent/JPH07243763A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Drying Of Solid Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は伝熱面7に熱を伝える為の伝熱手段
に於いて、設備がシンプルであり、且つ伝熱面全面の湿
度を均一に保つことが主要な目的である。 【構成】 乾燥槽2内に重力方向に沿って垂直に配設さ
れた回転軸3と、この回転軸3の周りに螺旋状に取り付
けられた螺旋回転羽根4と、伝熱手段からの熱を被乾燥
物6に伝える乾燥槽2内壁面の伝熱面7と、上記乾燥槽
2の周囲に位置し、上記伝熱面7に熱を伝える伝熱手段
とを備えた乾燥装置に於いて、上記伝熱手段は、上記乾
燥槽2の外周に形成したジャケット15内に熱媒体9を収
容し、上記ジャケット15の外周に配設した電気ヒーター
10によって上記熱媒体9に熱を与えるようにしたことを
特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は乾燥装置に係わり、更に
詳しくは、被乾燥物を乾燥させる為の伝熱手段をコンパ
クトにすると共に、被乾燥物の乾燥内でのこげ付き等を
防止し、より良く乾燥せしめるようにした乾燥装置の改
良に関する。
【0002】
【従来の技術】周知の通り、各種産業分野で液状、流動
状又は半流動状或いは粉末状、粒片状等の被乾燥物乾燥
させる為のプロセスがあり、各現場で種々の乾燥装置が
使用されている。
【0003】その一例として、本出願人は先に実開平5ー
64692 号公報で開示した乾燥装置を提案した。詳しく
は、乾燥槽内に重力方向に沿って垂直に配設された回転
軸と、この回転軸の周りに螺旋状に取り付けられた螺旋
回転羽根と、熱を被乾燥物に伝える乾燥槽内壁面の伝熱
面と、上記乾燥槽の周囲に位置し、上記伝熱面に熱を伝
える伝熱手段とを備えた乾燥装置である。
【0004】上記伝熱手段としては、乾燥装置の他にボ
イラー設備を備え、上記乾燥槽の外周に形成したジャケ
ット内に熱蒸気が送り込まれるものである。そして、ジ
ャケット内に送り込まれた熱蒸気は、上記伝熱面へ放熱
した後、外部へ排出されるものである。
【0005】また、上記従来例の他に、伝熱手段として
電気ヒーターを用いる例が考えられる。即ち、上記乾燥
槽の外周面にニクロム線等の電気ヒーターを配設し、上
記電気電気ヒーターの熱を伝熱面へ伝える例である。
【0006】次に、上記乾燥装置の動作ついて着目す
る。上記螺旋回転羽根を回転させることにより、上記乾
燥槽内の被乾燥物を螺旋回転羽根と逆方向に螺旋回転羽
根の上面に沿って順次下から上へ上昇せしめる。この
際、上記螺旋回転羽根の上面に於ける被乾燥物は、螺旋
回転羽根の遠心力により乾燥槽内壁の加熱面に薄膜状に
押し付けられ、乾燥せしめられる。そして、上記螺旋回
転羽根に沿って上昇し、螺旋回転羽根の上端面の上面に
達した被乾燥物は、上記乾燥槽の床面に落ち、再び上記
螺旋回転羽根に沿って上昇する。
【0007】次に、上記螺旋回転羽根上に載って上昇す
る被乾燥物の乾燥の様子を説明する。この部分の説明に
当っては本考案実施例に開示した図3,図4と共通なの
で、図3,図4に付した符号を用いる。上記螺旋回転羽
根4の上面4a上の被乾燥物6は、螺旋回転羽根4の回転
による遠心力により、上記伝熱面7に薄膜状に押しやら
れる。この際、含水率の高いものが優先的に伝熱面7に
押しやられる。そして、加熱されて含水率の低くなった
被乾燥物6は、含水率の高い被乾燥物6と入れ換わるよ
うに蒸発面8に移動する。これにより、上記蒸発面8に
移動した被乾燥物6は、空気に触れる表面積が大きくな
って、更に水分蒸発が進み、乾燥が速やかに行われる。
【0008】更に、上記被乾燥物6は、薄膜状となって
伝熱面7に接触することで伝熱面7と蒸発面8の面積が
限りなく等しくなり、伝熱面7から蒸発面8へ移動した
被乾燥物6の蒸発が随時スムーズに行われる。また、含
水率の高い被乾燥物6と含水率の低い被乾燥物6とは、
絶えず入れ換わるので、被乾燥物6の伝熱面と接触する
速度は比較的速く、螺旋回転羽根4上面4a上では被乾燥
物6がスムーズに循環し、上記伝熱面7からの熱を比較
的効率良く被乾燥物6に伝えることができる。
【0009】また、上記螺旋回転羽根4は、スリラー等
の流動物でも比較的容易に巻き上げ、伝熱面に薄膜状に
接触させることができ、乾燥できる被乾燥物6の適用範
囲が比較的拡いものである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術による
と、先ず、熱蒸気を用いる例では、ジャケット内に送り
込まれた熱蒸気は乾燥槽壁に放熱し、その熱が伝熱面に
伝わることで、上記伝熱面全面に渡って均一の熱量が伝
わる。これにより、上記伝熱面は全面に於いて均一な温
度分布となり、被乾燥物のこげ付き等がない良好な乾燥
が行える利点を有する。
【0011】所が、上記熱蒸気を用いる場合、上述した
ボイラー設備が別に必要となる。このボイラー設備は、
乾燥装置の大小にもよるが比較的大ががりなものとな
り、乾燥装置を含めた全体構成が複雑且つ大ががりなも
のになると共に、その設備費も比較的高くなる問題があ
った。
【0012】更に、上記ジャケット内では熱蒸気による
圧力が乾燥槽壁及びジャケット壁に加わることにより、
上記乾燥槽壁及びジャケット壁の壁の厚さを圧力に耐え
得るだけの厚さにする必要があった。この為、上記壁の
厚さが比較的厚くなり、乾燥槽の小型化が難しかった。
【0013】次に、上記電気ヒーターの例では、上記の
例と比べて設備も小さく、費用も安価であるという利点
を有する。
【0014】所が、上記電気ヒーターを乾燥槽の外周面
に配設したとき、上記乾燥槽外周面には電気ヒーターが
直接接触する部分とそうでない部分とができる。こうし
た状態に於いて、上記伝熱面全面に熱を伝え、伝熱面全
面を所定の温度にしようとした場合、上記電気ヒーター
が直接接触している部分に対応する伝熱面は、比較的高
温になる。この為、上記比較的高温の伝熱面に接触した
被乾燥物がこげ付いたり、或いは乾燥槽内で火が発生し
たり等の危険性があった。
【0015】また、上記の例では、熱媒体というものが
特になく、上記電気ヒーターからの熱は乾燥槽壁を直接
伝導し、上記伝熱面に伝わる。一方、上記伝熱面では、
絶えず熱を放出していることにより、その温度が下り易
い。その為に、上記電気ヒーターで絶えず発熱し、その
熱を伝熱面へ伝える必要がある。これにより、比較的多
くの熱量が得られる電気容量の大きい電気ヒーターが必
要であり、ランニングコストが高くなる問題があった。
【0016】従って本発明の目的とする所は、伝熱面に
熱を伝える為の伝熱手段に於いて、電気ヒーター及び熱
媒体を用いることにより、大がかりな設備を不要とし、
以って乾燥装置を含めた全体構成がシンプルであり、設
備費も比較的安価にできると共に、上記乾燥槽壁及びジ
ャケット壁の厚さを薄くすることが可能であり、以って
乾燥槽の小型化を実現させ易く、更に、上記伝熱面の温
度を各部均一にし、以って被乾燥物のこげ付き等がない
と共に、熱媒体により熱を一次的に蓄熱しつつ伝熱面に
熱を伝えることにより、常時一定熱量の熱を伝熱面に伝
え、以って伝熱の温度を所定温度に保ち、而も上記電気
ヒーターからの熱は一次的に蓄熱されつつ伝熱面に伝え
られことにより、電気容量の比較的小さな電気ヒーター
が使用でき、ランニングコストを安価にできる技術を提
供するにある。
【0017】
【課題を解決する為の手段】上記目的を解決する為に、
本発明は次の技術的手段を有する。即ち、実施例に対応
する添付図面中の符号を用いてこれを説明すると、本考
案は乾燥槽2内に重力方向に沿って垂直に配設された回
転軸3と、この回転軸3の周りに螺旋状に取り付けられ
た螺旋回転羽根4と、伝熱手段からの熱を被乾燥物6に
伝える乾燥槽2内壁面の伝熱面7と、上記乾燥槽2の周
囲に位置し、上記伝熱面7に、熱を伝える伝熱手段とを
備え、上記螺旋回転羽根4を回転させることにより、上
記乾燥槽2内の被乾燥物6を螺旋回転羽根4の回転方向
Rと逆方向に螺旋回転羽根4の上面4aに沿って順次下か
ら上へ上昇せしめ、而も螺旋回転羽根4の上面4aに於け
る被乾燥物6を螺線回転羽根4の遠心力により乾燥槽2
内壁面の伝熱面7へ薄膜状に押し付け、これにより、被
乾燥物6を乾燥せしめるようにした乾燥装置1に於て上
記伝熱手段は、上記乾燥槽2の外周に形成したジャケッ
ト15内に熱媒体9を収容し、上記ジャケット15の外周に
配設した電気ヒーター10によって上記熱媒体9に熱を与
えるようにしたことを特徴とする乾燥装置である。
【0018】また他の特徴とする所は、上記熱媒体9
は、難燃性油であることを特徴とする。
【0019】また、その他の特徴とする所は、上記熱媒
体9が収容されたジャケット15内部には、上記ジャケッ
ト15内部を上記乾燥槽2の外周面2bに面する放熱室12
と、ジャケット15の内周面15a に面する受熱室13とに分
け、且つ上記放熱室12と受熱室13とが上記ジャケット15
の上部15b 及び下部15c で連続するよう配設した仕切板
14を有することを特徴とする。
【0020】更に、他の特徴とする所は、上記乾燥槽2
は、その上部に上部開口部を有する共に、この上部開口
部を塞ぐように回転軸3及び螺旋回転羽根4が連設され
た電気モータ10を有する蓋部17が取り外し可能に配設さ
れ、上記回転軸3及び螺旋回転羽根4が連設された電気
モータを有する蓋部17を乾燥槽2から取り外したとき、
上記上部開口部が被乾燥物6を出し入れする為の出し入
れ口16となることを特徴とする。
【0021】
【作用】上記構成によると、電気ヒーター10からの熱は
ジャケット15壁を伝って上記熱媒体9に伝わる。そし
て、上記熱を与えられた熱媒体9から伝熱面7熱が伝え
られる。このとき、上記熱媒体9は、上記ジャケット15
内に於いて乾燥槽2壁に一様に接触している。これによ
り、上記伝熱面全面に渡って均一に熱が伝わり、伝熱面
の湿度分布は均一なものとなっている。そして、上記伝
熱面7の湿度を均一にすることで、従来技術に於いて予
想されるある一部分のみが高温になることを防ぐことが
でき、被乾燥物6のこげ付き等を防止できる。そして、
上記熱媒体により熱を一次的に畜熱しつつ伝熱面7に熱
を伝えることにより、常時一定熱量の熱を伝熱面7に伝
え、以って伝熱面7の温度を各部均一の所定温度に保ち
易いものである。
【0022】
【実施例】次に添付図面に従い本発明の実施例を詳述す
る。図1から図4までは第1実施例であって乾燥槽2内
に重力方向に沿って垂直に配設された回転軸3と、上記
回転軸3の周りに螺旋状に取り付けられた螺旋回転羽根
4とが配設されている。上記螺旋回転羽根4は、複数の
固定用腕部5に固定されている。また、上記回転軸3
は、上記乾燥槽2の下方に位置する電気モータ20に連設
されており、この電気モータ20によって上記螺旋回転羽
根4と共に回転する。
【0023】上記螺旋回転羽根4は、平坦と成された上
面4aを有すると共に、その外周端面21が乾燥槽2内壁面
の後術する伝熱面7に微少の隙間を有して対面してい
る。また、上記螺旋回転羽根4の最下部に位置する下端
部には、かき取り羽根(図示せず)が設けられる。上記
かき取り羽根は、螺旋回転羽根4の下端部に連続し、そ
の一端が上記回転軸3に取り付けられており、直接形状
に形成されている。
【0024】次に、上記乾燥槽2の上部には、乾燥槽2
内に被乾燥物6を投入する為の投入口18が形成されてい
る。この投入口18には、投入口18を塞ぐ為の投入口閉鎖
蓋18a が配設されている。他方、乾燥槽2の下部には、
乾燥槽2内で乾燥せしめた被乾燥物6を排出する為の排
出口19が形成されている。この排出口19には、排出口19
を塞ぐ為の排出口閉鎖蓋19a が配設されている。
【0025】また、上記乾燥槽2の最下部には、複数の
脚部22が取り付けられている。この例では、上記回転軸
3を回転させる為の減速機付き電気モータ20が乾燥槽2
の下方に位置していることにより、上記脚部22は、この
電気モータ20が地面に接地しないだけの高さを有する。
【0026】また、上記乾燥槽2の内壁面は、伝熱手段
からの熱を被乾燥物6に伝える伝熱面7と成されてい
る。そして、上記乾燥槽2の周囲には、上記伝熱面7に
熱を伝える伝熱手段が備えられている。
【0027】以下に本発明の特徴とする部分である。上
記伝熱手段に着目して説明する。上記乾燥槽2の外周に
は、内部に空間を有するジヶット15が配設されている。
上記ジャケット15内には、 熱媒体9が収容されている。
更に、ジャケット15の外周には電気ヒーター10が配設さ
れている。また、上記ジャケット15内部には、仕切板14
が配設されている。上記仕切板14は、ジャケット15内部
を上記乾燥槽2の外周面2bに面する放熱室12と、ジャケ
ット15の内周面15a に面する受熱室13とに区分してい
る。そして、上記放熱室12と受熱室13とは、上記ジャケ
ット15の上部15b及び下部15c で連続しているものであ
る。
【0028】次に、上記電気ヒーター10は、例えばニク
ロム線等から成る電気ヒーター10であって、通電により
発熱する。また、熱媒体9としては、例えば難燃性油が
用いられる。具体的には、出光興産製商標タノニーサー
ミックオイル68、エッソ製商標エッソサーム500 、シェ
ル製商標サーミアオールB、昭和石油製商標昭石サーム
H22、大協石油製商標バイオサーモスーパー68、日本石
油製商標ハイサーム83、村松石油製商標バーレルサーム
200 、新日鉄化学製商標900 、Huls製商標MariothermS
等の熱媒体油である。
【0029】尚、上記電気ヒーター10は、ニクロム線以
外の手段でも良い。同じく、上記熱媒体9は、難燃製油
以外のものであっても良い。
【0030】次に、上記乾燥装置1の動作について着目
する。先ず、上記乾燥槽2の投入口18から被乾燥物6を
投入し蓋をする。そして、上記電気モータ20を始動さ
せ、回転3及び螺旋回転羽根4を回転させる。このと
き、上記電気ヒーター10を発熱させ、上記乾燥槽2内壁
面の伝熱面7を加熱しておく。そして、上記螺旋回転羽
根4の回転により、上記乾燥槽2内の被乾燥物6が螺旋
回転羽根4の回転方向Rと逆方向に螺旋回転羽根4の上
面4aに沿って順次下から上へ上昇せしめられる。この
際、上記螺旋回転羽根4の上面4aに於ける被乾燥物6
は、上記螺旋回転羽根4の回転による遠心力により乾燥
槽2内壁面の伝熱面7へ薄膜状に押し付けられ、乾燥せ
しめられる。そして、被乾燥物6は掻き取り板6の所で
落下せしめられ上記螺旋回転羽根4の内周側の空間Nを
通って上記乾燥槽2の床面2aへ落ち、再び螺旋回転羽根
4によって上昇せしめられる。
【0031】ここで、上記伝熱手段に着目すると、上記
電気ヒーター10からの熱は、ジャケット15壁を伝って上
記熱媒体9に与えられる。そして、上記熱を与えられた
熱媒体9から伝熱面7に熱が伝えられる。このとき、上
記仕切板14を境にした放熱室12と受熱室13との間を熱媒
体9が循環し、電気ヒーター10から熱媒体9へ熱媒体9
から伝熱面7へ熱が伝わるものである。上記熱媒体9
は、上記ジャケット15内に於いて乾燥槽2の外周面2bに
一様に接触している。これにより、上記伝熱面7全面に
渡って均一に熱が伝わり、伝熱面7の温度分布は均一な
ものとなっている。そして、上記伝熱面7の温度を均一
にすることで、伝熱面7が局部的に高温になることを防
止している。
【0032】次に、図5及び図6を参照して本考案の第
2実施例を説明する。この例では、上記第1実施例と略
同様の部分は省略し、異なる部分のみを説明する。即
ち、乾燥槽2は、その上部に上部開口部を有する。上記
乾燥槽2の上部には蓋部17が取り付けられている。この
蓋部17は、内部に電気モータ(図示せず)が配設され、
上記電気モータに上記回転軸3及び螺旋回転羽根4が連
設されている。即ち、上記蓋部17を乾燥槽2に取り付け
たとき、上記回転軸3及び螺旋回転羽根4は、乾燥槽2
内に位置するよう配設されている。上記蓋部17は、上記
乾燥槽2に対して取り外し可能であって、上記蓋部17を
乾燥槽2から取り外したとき、上記乾燥槽2の上部開口
部が被乾燥物6を出し入れする為の出し入れ口16とな
る。
【0033】また、上記乾燥槽2の外側には、収容ケー
ス23が位置している。上記乾燥槽2は、この収容ケース
23が位置している。上記乾燥槽2は、この収容ケース23
に対しての底部23a には、電気ヒータ10が配設されてい
て、上記乾燥槽2を収容ケース23から取り外したとき、
上記乾燥槽2のジャケット15と、上記電気ヒーター10と
は分離するものである。尚、この例では上記電気ヒータ
ー10を収容ケース23の底部23a に配設したが側部23b に
配設しても良い。また、この例では、上記ジャケット15
内に仕切板14を配設していないが配設する例でも良い。
【0034】以上のように、上記伝熱手段を電気ヒータ
ー10及び電気ヒーター10の熱を伝熱面7に伝える熱媒体
にすることで、伝熱面7に熱を伝える伝熱手段をコンパ
クトに構成でき、而も上記伝熱面7の湿度分布を均一に
して被乾燥物6のこげ付き等を防止することができ、被
乾燥物6をより良く乾燥せしめられる。
【0035】
【効果】以上詳述した如く、本考案は請求項1及び請求
項2記載によると、伝熱面に熱を伝える為の伝熱手段に
於いて、上記電気ヒーター及び熱媒体を用いることによ
り、大がかりな設備が不要であり、以って乾燥装置を含
めた全体構成がシンプルであり、設備費も比較的安価に
できる。また、従来の熱蒸気に比べて乾燥槽壁及びジャ
ケット壁にかかる圧力が小さいので、これら壁の厚さを
比較的薄くすることが可能であり、以って乾燥槽の小型
化を実現させ易い。更に、上記伝熱面の湿度を各部均一
にできるので、被乾燥物のこげ付き等を防止できる。そ
して、熱媒体により一次的に蓄積しつつ伝熱面に熱を伝
えるので、常時一定熱量の熱を伝熱面に伝え、以って伝
熱面の湿度を各部均一の所定温度に保ち易い。而も、上
記電気ヒーターからの熱は一次的に熱媒体に蓄熱されつ
つ伝熱面に伝えられることにより、消費される熱量が比
較的少なく、電気容量の比較的小さな電気ヒーターが使
用でき、ランニングコストを比較的安価に抑え易い。
【0036】また、請求項3記載によると、仕切板によ
り上記ジャケット内の熱媒体が受熱室から放熱室へ、放
熱室から受熱室へと良好に循環し、上記電気ヒーターか
らの熱が伝熱面へ良好に伝わるものである。
【0037】また、請求項4記載によると、上記回転軸
及び螺旋回転羽根を取り外し可能とし、上記乾燥槽の上
部を被乾燥物の出し入れ口としたことにより、上記被乾
燥物の乾燥槽への出し入れが容易に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例を示す乾燥装置の部分縦断面を含む
正面図である。
【図2】第1実施例を示す乾燥装置の図1の部分拡大図
である。
【図3】第1実施例を示す乾燥装置の被乾燥物の乾燥の
様子を模式的に示した拡大図である。
【図4】第1実施例を示す乾燥装置の被乾燥物の乾燥の
様子を示した図である。
【図5】第2実施例を示す乾燥装置の部分縦断面を含む
正面図である。
【図6】第2実施例を示す乾燥装置の構成を示した図で
ある。
【符号の説明】
1 乾燥装置 2 乾燥槽 2b 乾燥槽の外周面 3 回転軸 4 螺旋回転羽根 4a 螺旋回転羽根の上面 6 被乾燥物 7 伝熱面 9 熱媒体 10 電気ヒーター 12 放熱室 13 受熱室 14 仕切板 15 ジャケット 15b ジャケット上部 15c ジャケットの下部 16 上部開口部 17 蓋部 18 出し入れ口 R 回転方向 19 掻き取り板

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 乾燥槽2内に重力方向に沿って垂直に配
    設された回転軸3と、この回転軸3の周りに螺旋状に取
    り付けられた螺旋回転羽根4と、伝熱手段からの熱を被
    乾燥物6に伝える乾燥槽2内壁面の伝熱面7と、上記乾
    燥槽2の周囲に位置し、上記伝熱面7に、熱を伝える伝
    熱手段を備え、上記螺旋回転羽根4を回転させることに
    より、上記乾燥槽2内の被乾燥物6を螺旋回転羽根4の
    回転方向Rと逆方向に螺旋回転羽根4の上面4aに沿って
    順次下から上へ上昇せしめ、而も螺旋回転羽根4の上面
    4aに於ける被乾燥物6を螺旋回転羽根4の遠心力により
    乾燥槽2内壁面の伝熱面7へ薄膜状に押し付け、これに
    より被乾燥物6を乾燥せしめるようにした乾燥装置1に
    於て;上記伝熱手段は、上記乾燥槽2の外周に形成した
    ジャケット15内に熱媒体9を収容し、上記ジャケット15
    の外周に配設した電気ヒーター10によって上記熱媒体9
    に熱を与えるようにしたことを特徴とする乾燥装置。
  2. 【請求項2】 上記熱媒体9は、難燃性油であるとを特
    徴とする請求項1記載の乾燥装置。
  3. 【請求項3】 上記熱媒体9が収容されたジャケット15
    内部には、上記ジャケット15内部を上記乾燥槽2の外周
    面2bに面する放熱室12と、ジャケット15の内周面15a に
    面する受熱室13とに分け、且つ上記放熱室12と受熱室13
    とが上記ジャケット15の上部15b 及び下部15c で連続す
    るよう配設した仕切板14を有することを特徴とする請求
    項1記載の乾燥装置。
  4. 【請求項4】 上記乾燥槽2は、その上部に上部開口部
    を有すると共に、この上部開口部を塞ぐように回転軸3
    及び螺旋回転羽根4が連設された電気モータ10を有する
    蓋部17が取り外し可能に配設され、上記回転軸3及び螺
    旋回転羽根4が連設された電気モータを有する蓋部17を
    乾燥槽2から取り外したとき、上記上部開口部が被乾燥
    物6を出し入れする為の出し入れ口16となることを特徴
    とする請求項1記載の乾燥装置。
JP5804394A 1994-03-02 1994-03-02 乾燥装置 Pending JPH07243763A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5804394A JPH07243763A (ja) 1994-03-02 1994-03-02 乾燥装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5804394A JPH07243763A (ja) 1994-03-02 1994-03-02 乾燥装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07243763A true JPH07243763A (ja) 1995-09-19

Family

ID=13072915

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5804394A Pending JPH07243763A (ja) 1994-03-02 1994-03-02 乾燥装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07243763A (ja)

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5952392B2 (ja) * 1977-01-04 1984-12-19 鈴木魚探株式会社 魚群探知機における表示方式
JPS604844A (ja) * 1983-06-23 1985-01-11 Canon Inc 水空判別装置
JPS60159578A (ja) * 1984-01-30 1985-08-21 東レ株式会社 真空乾燥機およびその運転方法
JPH0517487B2 (ja) * 1987-11-30 1993-03-09 Hioki Electric Works
JPH0564692B2 (ja) * 1987-08-26 1993-09-16 Toyota Motor Co Ltd
JPH0573490B2 (ja) * 1985-05-28 1993-10-14 Mitsubishi Heavy Ind Ltd
JPH0639180B2 (ja) * 1988-08-11 1994-05-25 岩崎通信機株式会社 磁気印写装置用ヘッドアクセス制御装置

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5952392B2 (ja) * 1977-01-04 1984-12-19 鈴木魚探株式会社 魚群探知機における表示方式
JPS604844A (ja) * 1983-06-23 1985-01-11 Canon Inc 水空判別装置
JPS60159578A (ja) * 1984-01-30 1985-08-21 東レ株式会社 真空乾燥機およびその運転方法
JPH0573490B2 (ja) * 1985-05-28 1993-10-14 Mitsubishi Heavy Ind Ltd
JPH0564692B2 (ja) * 1987-08-26 1993-09-16 Toyota Motor Co Ltd
JPH0517487B2 (ja) * 1987-11-30 1993-03-09 Hioki Electric Works
JPH0639180B2 (ja) * 1988-08-11 1994-05-25 岩崎通信機株式会社 磁気印写装置用ヘッドアクセス制御装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5502656B2 (ja) 間接加熱型回転乾燥機
US3777095A (en) Microwave heating apparatus
EP1821054A2 (en) Food waste drying apparatus
US10782067B2 (en) Mechanical vapor recompression apparatus
KR102234109B1 (ko) 히팅코일과 열매체유를 이용하는 건조장치
JPS5857672B2 (ja) ガンスイブツノカネツ ダツスイホウホウ
US4056824A (en) Developing apparatus for diazo copying machine
JPH07243763A (ja) 乾燥装置
JPH11263979A (ja) 積層型加熱処理装置
KR20200078862A (ko) 음식물 쓰레기 처리 장치
JP2002071269A (ja) 乾燥方法および乾燥装置
CN208684746U (zh) 一种电磁加热污泥干燥装置
CN113731227A (zh) 搅拌轴组件、热脱附装置、油基物料处理系统及方法
US288782A (en) Drying apparatus
RU2230270C1 (ru) Сушилка для сыпучих материалов
US3694924A (en) Apparatus for drying particulate solids
CN216321215U (zh) 搅拌轴组件、热脱附装置及油基物料处理系统
US1038511A (en) Cooler.
US506901A (en) Adolph bornholdt
JP2504556Y2 (ja) 加熱媒体加熱源一体具備式乾燥装置
SU901774A1 (ru) Барабанна сушилка дл сыпучих материалов
JPH0744949Y2 (ja) 熱風加熱式乾燥装置
RU10448U1 (ru) Контактная барабанная сушилка
RU2053470C1 (ru) Шнековая сушилка
SU634775A1 (ru) Автоклав