JPH0724368Y2 - 輪転機の折畳装置用折りローラ - Google Patents
輪転機の折畳装置用折りローラInfo
- Publication number
- JPH0724368Y2 JPH0724368Y2 JP1988151986U JP15198688U JPH0724368Y2 JP H0724368 Y2 JPH0724368 Y2 JP H0724368Y2 JP 1988151986 U JP1988151986 U JP 1988151986U JP 15198688 U JP15198688 U JP 15198688U JP H0724368 Y2 JPH0724368 Y2 JP H0724368Y2
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- Japan
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- roller
- folding
- roller body
- portions
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Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 この考案は、輪転機の折畳装置用折りローラ、特に高速
化した輪転機の折畳装置において新聞紙などの走行紙を
折畳むときに発生する、いわゆる天ペラ折れ(耳折れ)
をなくすることができるとともに、組み付け時等に生じ
る折胴に対する位相ずれを迅速に直すことができる折り
ローラに関するものである。
化した輪転機の折畳装置において新聞紙などの走行紙を
折畳むときに発生する、いわゆる天ペラ折れ(耳折れ)
をなくすることができるとともに、組み付け時等に生じ
る折胴に対する位相ずれを迅速に直すことができる折り
ローラに関するものである。
従来の技術 従来、輪転機の印刷部で印刷された新聞紙等の走行紙
を、フォーマによる縦折りを経た後、折畳装置において
1対の折りローラで横折りして、新聞等の形とする場
合、第8図に示すように、径が1対1の関係にあって互
いに近接して回転する鋸胴1と折胴2の間を通過する印
刷された走行紙6aを、紙引き針15で刺通して折胴2の下
半部外周に誘導したうえ、鋸胴1の半回転毎に、該鋸胴
1の鋸台12に挾持された鋸刃13と、折胴2に装着された
ゴム台14のゴムとの間で、まず所定の長さに裁断する。
次に、この裁断された走行紙6bの中央部を、折胴2の半
回転毎に、ハイポサイクロイド曲線状の軌跡(V型)を
描いて折胴2の外周面から突出する複数の折りブレード
3(折胴2の軸線方向に複数配列されている)の先端
で、互いに近接してくわえ込む方向に同期して回転する
1対の折りローラ4,5間に押し込んでくわえ込ませ、こ
の折りローラ4,5間を通過させることにより、2つ折り
に折畳んでいた。折胴2と折りローラ4,5は前記同期を
とるため、例えば折胴2の1回転に対して、折りローラ
4,5が4回転するようになっている。
を、フォーマによる縦折りを経た後、折畳装置において
1対の折りローラで横折りして、新聞等の形とする場
合、第8図に示すように、径が1対1の関係にあって互
いに近接して回転する鋸胴1と折胴2の間を通過する印
刷された走行紙6aを、紙引き針15で刺通して折胴2の下
半部外周に誘導したうえ、鋸胴1の半回転毎に、該鋸胴
1の鋸台12に挾持された鋸刃13と、折胴2に装着された
ゴム台14のゴムとの間で、まず所定の長さに裁断する。
次に、この裁断された走行紙6bの中央部を、折胴2の半
回転毎に、ハイポサイクロイド曲線状の軌跡(V型)を
描いて折胴2の外周面から突出する複数の折りブレード
3(折胴2の軸線方向に複数配列されている)の先端
で、互いに近接してくわえ込む方向に同期して回転する
1対の折りローラ4,5間に押し込んでくわえ込ませ、こ
の折りローラ4,5間を通過させることにより、2つ折り
に折畳んでいた。折胴2と折りローラ4,5は前記同期を
とるため、例えば折胴2の1回転に対して、折りローラ
4,5が4回転するようになっている。
ところで、前記のような折畳装置における問題点は、輪
転機の高速化等によって走行紙6bのペラ側の後端部に発
生する通称、天ペラ折れ6b′のトラブルである(第9図
参照)。
転機の高速化等によって走行紙6bのペラ側の後端部に発
生する通称、天ペラ折れ6b′のトラブルである(第9図
参照)。
このような天ペラ折れ6b′は、折りローラ4,5が複数の
折りブレード3の先端で押し込まれる走行紙6bの先端部
をはさみ込んで1回転する間に、激しく振動しているペ
ラ側の後端部をそのままくわえ込むことにより発生す
る。天ペラ折れ6b′が発生した走行紙6bは、製品価値を
落とし、製品として不良品であるので、損紙として排除
するために輪転機の運転速度を10%以上もダウンせざる
を得なくなる。
折りブレード3の先端で押し込まれる走行紙6bの先端部
をはさみ込んで1回転する間に、激しく振動しているペ
ラ側の後端部をそのままくわえ込むことにより発生す
る。天ペラ折れ6b′が発生した走行紙6bは、製品価値を
落とし、製品として不良品であるので、損紙として排除
するために輪転機の運転速度を10%以上もダウンせざる
を得なくなる。
そのため、このような天ペラ折れ6b′の対策が従来より
種々講じられ、最近には第10図に示すように、折りロー
ラ4,5における走行紙6bの両側(袋側とペラ側)後端部
の通過位置の外周面を円周方向に部分的に凹欠部4a,5a
に形成し、折りローラ4,5を通過する走行紙6bの両側後
端部を該ローラ4,5によってくわえ込まない(ニッピン
グしない)ようにしたものが提案されている(実開昭62
-157863号)。
種々講じられ、最近には第10図に示すように、折りロー
ラ4,5における走行紙6bの両側(袋側とペラ側)後端部
の通過位置の外周面を円周方向に部分的に凹欠部4a,5a
に形成し、折りローラ4,5を通過する走行紙6bの両側後
端部を該ローラ4,5によってくわえ込まない(ニッピン
グしない)ようにしたものが提案されている(実開昭62
-157863号)。
考案が解決しようとする課題 しかしながら、前記折りローラ4,5の場合、折畳装置へ
の組み付けに際し、折胴2に対して凹欠部4a,5aが走行
紙6bの両側後端部をくわえ込まないような位置(位相)
関係にしなければならず、この凹欠部4a,5aの位相が少
しでもずれると、走行紙6bの両側後端部をくわえ込んで
しまって、天ペラ折れ6b′を防ぐことができなくなる。
の組み付けに際し、折胴2に対して凹欠部4a,5aが走行
紙6bの両側後端部をくわえ込まないような位置(位相)
関係にしなければならず、この凹欠部4a,5aの位相が少
しでもずれると、走行紙6bの両側後端部をくわえ込んで
しまって、天ペラ折れ6b′を防ぐことができなくなる。
しかも、凹欠部4a,5aの位相がずれると、該ローラ4,5を
ドライブするギヤや、これと噛み合う折畳装置全体のギ
ヤ系にわたり調整しなければならなくなり、位相調整作
業がやっかいで、時間を要するものとなってしまうとい
う問題点がある。
ドライブするギヤや、これと噛み合う折畳装置全体のギ
ヤ系にわたり調整しなければならなくなり、位相調整作
業がやっかいで、時間を要するものとなってしまうとい
う問題点がある。
そこで、この考案は前記のような従来の折りローラのも
つ問題点を解決し、天ペラ折れを防止することができる
ことは勿論のこと、組み付け時等において発生する折胴
に対する凹欠部の位相ずれも簡単な調整作業で迅速に直
すことができる折りローラを提供することを目的とす
る。
つ問題点を解決し、天ペラ折れを防止することができる
ことは勿論のこと、組み付け時等において発生する折胴
に対する凹欠部の位相ずれも簡単な調整作業で迅速に直
すことができる折りローラを提供することを目的とす
る。
課題を解決するための手段 前記の目的を達成するため、この考案は、第1〜3図ま
たは第7図に示すように対となった折りローラの少なく
とも一方の折りローラ25が、ローラ本体27と、このロー
ラ本体と同径に形成され、通過する走行紙6bのペラ側と
なるローラ本体27の一端軸部に同軸的に、かつローラ本
体に対し円周方向の位相が調整可能に嵌合されたローラ
部29とによって構成されており、ローラ部29は円周方向
半割状の2つの部分29a,29bが結合具により結合され、
一方の部分29aの外周面が他方の部分29bより小径に形成
され、該部分の小径外周面が走行紙のペラ側の後端部が
通過するとき、該後端部をくわえ込まない凹欠部32に形
成されており、またローラ本体27の一端軸部側の端面と
ローラ部29の対向する端面のいずれか一方に多数の歯が
環状に設けられ、他方に該歯と噛合する歯が設けられ、
かつ両歯40,41が噛み合うようにローラ部29をローラ本
体27に固定する固定具をローラ本体の一端軸部に設けて
いる。
たは第7図に示すように対となった折りローラの少なく
とも一方の折りローラ25が、ローラ本体27と、このロー
ラ本体と同径に形成され、通過する走行紙6bのペラ側と
なるローラ本体27の一端軸部に同軸的に、かつローラ本
体に対し円周方向の位相が調整可能に嵌合されたローラ
部29とによって構成されており、ローラ部29は円周方向
半割状の2つの部分29a,29bが結合具により結合され、
一方の部分29aの外周面が他方の部分29bより小径に形成
され、該部分の小径外周面が走行紙のペラ側の後端部が
通過するとき、該後端部をくわえ込まない凹欠部32に形
成されており、またローラ本体27の一端軸部側の端面と
ローラ部29の対向する端面のいずれか一方に多数の歯が
環状に設けられ、他方に該歯と噛合する歯が設けられ、
かつ両歯40,41が噛み合うようにローラ部29をローラ本
体27に固定する固定具をローラ本体の一端軸部に設けて
いる。
作用 前記のような構成により、第1〜3図の例で説明する
と、走行紙を2つ折りする際に、走行紙6bのペラ側は先
端部から所定長さまでは、第5図(A)に示すようにロ
ーラ部28,29の凹欠部31,32が形成されない外周面によっ
てくわえ込まれて通過し、所定長さをすぎて後端まで
は、同図(B)に示すように凹欠部31,32と対応してこ
れにくわえ込まれないで通過する。
と、走行紙を2つ折りする際に、走行紙6bのペラ側は先
端部から所定長さまでは、第5図(A)に示すようにロ
ーラ部28,29の凹欠部31,32が形成されない外周面によっ
てくわえ込まれて通過し、所定長さをすぎて後端まで
は、同図(B)に示すように凹欠部31,32と対応してこ
れにくわえ込まれないで通過する。
そのため、走行紙6bのペラ側の後端部が激しく振動して
いても、凹欠部31,32によりくわえ込まれることのない
該後端部には天ペラ折れ6b′が生ずることがない。
いても、凹欠部31,32によりくわえ込まれることのない
該後端部には天ペラ折れ6b′が生ずることがない。
また、組み付け時等において、ローラ部28,29における
凹欠部31,32の折胴2に対する位相がずれたときは、ま
ずローラ部28,29の、ローラ本体26,27に対する固定を解
く。そのうえでローラ部28,29を、ローラ本体26,27の軸
部26a,27a上で凹欠部31,32が走行紙6bのペラ側の後端部
をくわえ込まないような位置に回転させ、これにより凹
欠部31,32の折胴2に対する位相が合ったら再固定す
る。
凹欠部31,32の折胴2に対する位相がずれたときは、ま
ずローラ部28,29の、ローラ本体26,27に対する固定を解
く。そのうえでローラ部28,29を、ローラ本体26,27の軸
部26a,27a上で凹欠部31,32が走行紙6bのペラ側の後端部
をくわえ込まないような位置に回転させ、これにより凹
欠部31,32の折胴2に対する位相が合ったら再固定す
る。
実施例 第1〜3図はこの考案の第1実施例を示し、この実施例
では両折りローラ24,25とも、ローラ本体26,27と、この
ローラ本体と同径に形成され、通過する走行紙6bのペラ
側となるローラ本体26,27の一端軸部に同軸的に、かつ
ローラ本体26,27に対し円周方向の位相が調整可能に嵌
合固定されたローラ部28,29とによって構成されてい
る。
では両折りローラ24,25とも、ローラ本体26,27と、この
ローラ本体と同径に形成され、通過する走行紙6bのペラ
側となるローラ本体26,27の一端軸部に同軸的に、かつ
ローラ本体26,27に対し円周方向の位相が調整可能に嵌
合固定されたローラ部28,29とによって構成されてい
る。
ローラ部28,29の対向する外周面には走行紙6bのペラ側
の後端部が通過するとき、該後端部をくわえ込まない凹
欠部31,32が円周方向に部分的に形成されている。
の後端部が通過するとき、該後端部をくわえ込まない凹
欠部31,32が円周方向に部分的に形成されている。
また、ローラ部28,29は円周方向半割状の2つの部分28
a,28b,29a,29bがそれぞれボルト34,35によって結合され
て構成されている。
a,28b,29a,29bがそれぞれボルト34,35によって結合され
て構成されている。
一方の部分28b,29bの外周面が他方の部分28a,29aより小
径に形成されており、該部分28b,29bの小径外周面によ
って前記の凹欠部31,32が形成されている。
径に形成されており、該部分28b,29bの小径外周面によ
って前記の凹欠部31,32が形成されている。
37,38は部分28b,29bを小径としたことによるバランスと
りのために部分28a,29aに穿設された穴である。
りのために部分28a,29aに穿設された穴である。
両ローラ部28,29の凹欠部31,32間の間隔Xは、折り畳む
走行紙6bをくわえ込めずに通過させるだけの、換言する
とニッピングが不可能な長さとなっている。
走行紙6bをくわえ込めずに通過させるだけの、換言する
とニッピングが不可能な長さとなっている。
2つの部分28a,28bまたは29a,29bからなるローラ部28,2
9は、そのままでは軸部26a,27aに対して回転自在である
ため、1回転する間に、走行紙6bのペラ側の先端部から
中間部までは部分28a,29aの外周面によってくわえ込ん
で通過させ、かつ中間部から後端部までは部分28b,29b
の外周面(凹欠部31,32)によってくわえ込まないで通
過させることが可能なように軸部26a,27aに設けたテー
パ部26′a(27′a)に組み付ける必要がある。この組
み付けのため、ローラ本体26,27の軸部26a,27a側の端面
には第4A,4B図に示すように多数の歯40が環状に設けら
れ、ローラ部28,29のこれと対向する端面には該歯40と
噛み合う同様な歯41が設けられ、両歯40,41の噛み合い
を保持してローラ部28,29をローラ本体26,27に固定する
固定具としてのダブルナット43(44)が軸部26a,27bに
設けたねじ部46(47)に螺合されている。
9は、そのままでは軸部26a,27aに対して回転自在である
ため、1回転する間に、走行紙6bのペラ側の先端部から
中間部までは部分28a,29aの外周面によってくわえ込ん
で通過させ、かつ中間部から後端部までは部分28b,29b
の外周面(凹欠部31,32)によってくわえ込まないで通
過させることが可能なように軸部26a,27aに設けたテー
パ部26′a(27′a)に組み付ける必要がある。この組
み付けのため、ローラ本体26,27の軸部26a,27a側の端面
には第4A,4B図に示すように多数の歯40が環状に設けら
れ、ローラ部28,29のこれと対向する端面には該歯40と
噛み合う同様な歯41が設けられ、両歯40,41の噛み合い
を保持してローラ部28,29をローラ本体26,27に固定する
固定具としてのダブルナット43(44)が軸部26a,27bに
設けたねじ部46(47)に螺合されている。
歯40,41は円周方向に最小角度で噛み合えるように、例
えば2°の間隔で設けられている。
えば2°の間隔で設けられている。
この実施例において、凹欠部31,32の両方またはいずれ
か一方の位置がずれたときに、これを直すには、次のよ
うな調整作業を行なう。
か一方の位置がずれたときに、これを直すには、次のよ
うな調整作業を行なう。
まず、位相がずれた凹欠部31,32側の両歯40,41の噛み合
いをダブルナット43(44)を緩めて固定を解放し、解
く。これによってローラ部28,29がローラ本体26,27のテ
ーパ部26′a,27′a上を回転自在となるので、次に該ロ
ーラ部28,29を回転させ、その凹欠部31,32が折胴2に対
して位相が合うようにしたうえで歯41を歯40に噛み合わ
せ、ダブルナット43(44)で再び締付け固定するのであ
る。
いをダブルナット43(44)を緩めて固定を解放し、解
く。これによってローラ部28,29がローラ本体26,27のテ
ーパ部26′a,27′a上を回転自在となるので、次に該ロ
ーラ部28,29を回転させ、その凹欠部31,32が折胴2に対
して位相が合うようにしたうえで歯41を歯40に噛み合わ
せ、ダブルナット43(44)で再び締付け固定するのであ
る。
またこの際に、第6図に示すように凹欠部31,32間にお
いても互いに位相がずれているときは、位相がずれてい
る方(第6図では凹欠部31)のローラ部28を、凹欠部31
が実線から鎖線位置となるように前記のように回転させ
て調整する。
いても互いに位相がずれているときは、位相がずれてい
る方(第6図では凹欠部31)のローラ部28を、凹欠部31
が実線から鎖線位置となるように前記のように回転させ
て調整する。
第7図はこの考案の第2実施例を示し、この実施例では
折りローラ25だけを第1実施例のようなローラ本体27,
ローラ部29で構成し、対となるもう一方の折りローラ2
4′はこのように構成せず、ローラ本体26′をローラ本
体26に対しローラ部28の長さぶん長くした構成となって
いる。
折りローラ25だけを第1実施例のようなローラ本体27,
ローラ部29で構成し、対となるもう一方の折りローラ2
4′はこのように構成せず、ローラ本体26′をローラ本
体26に対しローラ部28の長さぶん長くした構成となって
いる。
折りローラ25だけを前記のような構成にしたのは、折胴
2に設けた折りブレード3の先端によって走行紙6bの中
央部が押し込まれるとき、ローラ25側を通過する走行紙
6bのペラ側の後端部が特に激しく振動するためである。
2に設けた折りブレード3の先端によって走行紙6bの中
央部が押し込まれるとき、ローラ25側を通過する走行紙
6bのペラ側の後端部が特に激しく振動するためである。
折りローラ25のローラ部29を構成する部分29′bの外周
面は、対向するローラ本体26の外周面との間で間隔Xを
保つ必要上、第1実施例の部分29bよりさらに小径に形
成されている。
面は、対向するローラ本体26の外周面との間で間隔Xを
保つ必要上、第1実施例の部分29bよりさらに小径に形
成されている。
そのほかの部分の構成は第1実施例と同様であるので、
同様の部分には同一符号を付して説明を省略する。
同様の部分には同一符号を付して説明を省略する。
前記において、逆に折りローラ24だけを前記したような
構成にしてもよいことは勿論である。
構成にしてもよいことは勿論である。
考案の効果 この考案は前記のようであって、対となった折りローラ
の少なくとも一方の折りローラを構成するローラ部の凹
欠部によって走行紙のペラ側の後端部をくわえ込むこと
なく通過させることが可能なので、従来発生していた天
ペラ折れを防止することができることは勿論、凹欠部が
設けられたローラ部がローラ本体に対し円周方向の位相
が調整可能となっているので、組み付け時等に折胴に対
し凹欠部の位相がずれた場合でも折畳装置全体のギヤ系
まで調整する必要なく、ローラ部だけの調整で簡単、か
つ迅速に位相ずれを直すことができる。また、この考案
ではローラ部を円周方向半割状の2つの部分から形成し
ているので、ローラ部の組む付けに際してローラ本体の
一端軸部に対してその上下方向又は横方向から装着して
嵌合させることができ、ローラ本体の一端軸部側から軸
方向に嵌合させる必要がないから組み付け作業がきわめ
て容易である。しかも、この2つの部分は一方の部分の
外周面が他方の部分より小径に形成され、該部分の小径
外周面が凹欠部に形成される構成となっているため、従
来の1本もの折りローラのように端部外周面に部分的に
凹状の非当接部を切欠き形成する場合に比べて、切欠き
などむずかしい加工をほとんど行なう必要なく簡単、か
つ安価に凹欠部を形成できるという優れた効果がある。
の少なくとも一方の折りローラを構成するローラ部の凹
欠部によって走行紙のペラ側の後端部をくわえ込むこと
なく通過させることが可能なので、従来発生していた天
ペラ折れを防止することができることは勿論、凹欠部が
設けられたローラ部がローラ本体に対し円周方向の位相
が調整可能となっているので、組み付け時等に折胴に対
し凹欠部の位相がずれた場合でも折畳装置全体のギヤ系
まで調整する必要なく、ローラ部だけの調整で簡単、か
つ迅速に位相ずれを直すことができる。また、この考案
ではローラ部を円周方向半割状の2つの部分から形成し
ているので、ローラ部の組む付けに際してローラ本体の
一端軸部に対してその上下方向又は横方向から装着して
嵌合させることができ、ローラ本体の一端軸部側から軸
方向に嵌合させる必要がないから組み付け作業がきわめ
て容易である。しかも、この2つの部分は一方の部分の
外周面が他方の部分より小径に形成され、該部分の小径
外周面が凹欠部に形成される構成となっているため、従
来の1本もの折りローラのように端部外周面に部分的に
凹状の非当接部を切欠き形成する場合に比べて、切欠き
などむずかしい加工をほとんど行なう必要なく簡単、か
つ安価に凹欠部を形成できるという優れた効果がある。
第1図はこの考案の第1実施例を示し、第3図のI−I
線に沿う折りローラ部の縦断側面図、第2図は第3図の
II-II線に沿う折りローラ部の縦断側面図、第3図は同
上の一方の折りローラの平面図、第4A図は同上の折りロ
ーラを構成するローラ本体の破断斜視図、第4B図はロー
ラ部のローラ本体への固定方法を示す部分断面図、第5
図(A)(B)は作用説明用の概略図、第6図は作用説
明用の概略図、第7図は第2実施例を示す第1図と対応
する縦断側面図、第8図は従来の折畳装置の一例を示す
概略図、第9図は同上の天ペラ折れが発生した走行紙の
斜視図、第10図は従来の折りローラの例を示す斜視図で
ある。 2……折胴、3……折りブレード、6a,6b……走行紙、6
b′……天ペラ折れ、24,25……折りローラ、26,27……
ローラ本体、26a,27a……軸部、28,29……ローラ部、28
a,28b,29a,29b……部分、31,32……凹欠部、34,35……
ボルト、40,41……歯
線に沿う折りローラ部の縦断側面図、第2図は第3図の
II-II線に沿う折りローラ部の縦断側面図、第3図は同
上の一方の折りローラの平面図、第4A図は同上の折りロ
ーラを構成するローラ本体の破断斜視図、第4B図はロー
ラ部のローラ本体への固定方法を示す部分断面図、第5
図(A)(B)は作用説明用の概略図、第6図は作用説
明用の概略図、第7図は第2実施例を示す第1図と対応
する縦断側面図、第8図は従来の折畳装置の一例を示す
概略図、第9図は同上の天ペラ折れが発生した走行紙の
斜視図、第10図は従来の折りローラの例を示す斜視図で
ある。 2……折胴、3……折りブレード、6a,6b……走行紙、6
b′……天ペラ折れ、24,25……折りローラ、26,27……
ローラ本体、26a,27a……軸部、28,29……ローラ部、28
a,28b,29a,29b……部分、31,32……凹欠部、34,35……
ボルト、40,41……歯
Claims (1)
- 【請求項1】折胴の下方に互いに近接して1対配設さ
れ、折りブレードの先端によって押し込まれる走行紙を
同期して回転することによりくわえて2つ折りに折畳む
輪転機の折畳装置用折りローラにおいて、 前記対となった折りローラの少なくとも一方の折りロー
ラが、ローラ本体と、このローラ本体と同径に形成さ
れ、通過する走行紙のペラ側となるローラ本体の一端軸
部に同軸的に、かつローラ本体に対し円周方向の位相が
調整可能に嵌合されたローラ部とによって構成されてお
り、前記ローラ部は円周方向半割状の2つの部分が結合
具により結合され、一方の部分の外周面が他方の部分よ
り小径に形成され、該部分の小径外周面が走行紙のペラ
側の後端部が通過するとき、該後端部をくわえ込まない
凹欠部に形成されており、またローラ本体の一端軸部側
の端面とローラ部の対向する端面のいずれか一方に多数
の歯が環状に設けられ、他方に該歯と噛合する歯が設け
られ、かつ前記両歯が噛み合うようにローラ部をローラ
本体に固定する固定具をローラ本体の一端軸部に設けた
ことを特徴とする輪転機の折畳装置用折りローラ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988151986U JPH0724368Y2 (ja) | 1988-11-22 | 1988-11-22 | 輪転機の折畳装置用折りローラ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988151986U JPH0724368Y2 (ja) | 1988-11-22 | 1988-11-22 | 輪転機の折畳装置用折りローラ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0272270U JPH0272270U (ja) | 1990-06-01 |
JPH0724368Y2 true JPH0724368Y2 (ja) | 1995-06-05 |
Family
ID=31426514
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988151986U Expired - Fee Related JPH0724368Y2 (ja) | 1988-11-22 | 1988-11-22 | 輪転機の折畳装置用折りローラ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JPH0724368Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61176150U (ja) * | 1985-03-30 | 1986-11-04 | ||
JPH042934Y2 (ja) * | 1986-03-28 | 1992-01-30 |
-
1988
- 1988-11-22 JP JP1988151986U patent/JPH0724368Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0272270U (ja) | 1990-06-01 |
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