JPH07243547A - 電磁弁 - Google Patents

電磁弁

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JPH07243547A
JPH07243547A JP6034460A JP3446094A JPH07243547A JP H07243547 A JPH07243547 A JP H07243547A JP 6034460 A JP6034460 A JP 6034460A JP 3446094 A JP3446094 A JP 3446094A JP H07243547 A JPH07243547 A JP H07243547A
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JP
Japan
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valve
valve body
passage
plunger
housing
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Application number
JP6034460A
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English (en)
Inventor
Yoshiaki Takano
義昭 高野
Hisasuke Sakakibara
久介 榊原
Kenichi Fujiwara
健一 藤原
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Denso Corp
Original Assignee
NipponDenso Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 緩やかに弁体を開閉する小型化可能な電磁弁
を提供する。 【構成】 電磁弁10のハウジング11に形成された収
容室33には、プランジャ12、補助弁13、パイロッ
ト弁14が出口通路32に向けて軸方向にこの順番に収
容されている。電磁コイル21に通電することにより、
プランジャ12、補助弁13およびパイロット弁14は
リフトする。この開弁状態から、電磁コイル21への通
電が遮断されると、プランジャ12は図示しない圧縮コ
イルスプリングにより閉弁方向に付勢される。このと
き、補助弁13のシート部13bがパイロット弁14の
内部通路43を開閉することにより空間部44、45お
よび出口通路32の圧力差が調節されるため、パイロッ
ト弁14が突き出し部11aに緩やかに着座する。この
ため、膨張弁または蒸発器への冷媒の急激な供給遮断が
防止できるので、衝突音の発生や膨張弁または蒸発器の
損傷を低減できるという効果がある。

Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】本発明は、流体通路を開閉する電
磁弁に関するものであり、特に、冷凍サイクルにおける
冷媒通路を開閉する電磁弁に関する。
【従来の技術】従来、複数の冷蔵室または冷凍庫を有す
る冷凍設備等において、各冷蔵室の蒸発器の前後に電磁
弁を設け、この電磁弁を開閉してコンプレッサからの冷
媒供給を制御することにより、使用する冷蔵室だけを冷
却するようにすることが一般的である。このような電磁
弁として、図4および図5に示すものが知られている。
図5は図4に示す電磁弁60の具体的実現形態を示す断
面図である。電磁弁60は、図示しない蒸発器の膨張弁
の冷媒入口側に設けられ、互いに連通する入口通路10
1、出口通路102、収容室103が電磁弁60のハウ
ジング61に形成されている。収容室103には、出口
通路102に向け、プランジャ62、パイロット弁63
が軸方向に順番に収容されている。プランジャ62の上
方には固定鉄心64がボルト65によりハウジング61
に固定され、固定鉄心64の外周に設けられたスプール
67に電磁コイル66が巻装されている。プランジャ6
2は、ハウジング61の内壁61aにより軸方向に往復
動可能に支持され、圧縮コイルスプリング68により閉
弁方向に付勢されている。パイロット弁63は、円柱状
に形成され、軸方向中心部を貫通して内部通路72が形
成されている。パイロット弁63と内壁61aとの間に
は、円筒状の冷媒通路71が形成されている。パイロッ
ト弁63は、渦巻きばね69により開弁方向に付勢され
ている。冷媒通路71の流路抵抗をRa 、内部通路72
の流路抵抗をRb とすると、R a >Rb となるように冷
媒通路71および内部通路72が形成されている。ま
た、圧縮コイルスプリング68の付勢力をa、渦巻きば
ね69の付勢力をbとすると、a>bが成立する。
【発明が解決しようとする課題】このような図4および
図5に示す従来の電磁弁60において、電磁コイル66
に励磁電流が供給されることにより発生する磁束により
プランジャ62およびパイロット弁63はリフトする。
このプランジャ62およびパイロット弁63の開弁状態
から電磁コイル66への通電を遮断すると、圧縮コイル
スプリング68の付勢力aにより、プランジャ62の先
端部が内部通路72を塞いだ状態でプランジャ62およ
びパイロット弁63が閉弁方向に付勢される。内部通路
72が塞がれると、入口通路101から冷媒通路71を
経てプランジャ62とパイロット弁63との間の空間部
73に流入した冷媒により空間部73の圧力が入口通路
101および出口通路102よりも上昇するため、パイ
ロット弁63が急激に閉弁方向に移動して出口通路10
2を閉塞する。すると、電磁弁60を通過して蒸発器に
供給されていた高温高圧の冷媒の供給が急激に遮断され
るため、ウォータハンマ音と呼ばれる衝突音を発生する
ことがあり、場合によっては膨張弁や蒸発器を損傷させ
ることもある。また、プランジャ62の先端部が内部通
路72を塞いだままパイロット弁63が出口通路102
を閉塞している図4に示す閉弁状態から、電磁コイル6
5へ通電すると、圧縮コイルスプリング66の付勢力a
に抗し、プランジャ12が開弁方向にリフトされる。す
ると、入口通路101と出口通路102とが連通して高
温高圧の冷媒が出口通路102に流出することにより、
出口通路102の圧力が上昇するとともに空間部73の
圧力が減少するので、パイロット弁63は開弁方向に急
速に押し上げられる。このため、高温高圧の冷媒が電磁
弁60を通過して膨張弁または蒸発器に急激に供給され
るので、前述した閉弁時と同じような衝突音の発生する
ことがあり、場合によっては膨張弁や蒸発器を損傷させ
ることもある。このような問題を解決するため、特開平
3−175243号公報に示される電磁弁が開示されて
いる。このものでは、電磁弁に背圧室を設けることによ
り電磁弁の入口側と出口側との間に急激な圧力差が発生
することを防止するように電磁弁が緩やかに開閉するの
で、冷媒が緩やかに膨張弁および蒸発器に供給されると
ともにこの供給が緩やかに遮断されるため、衝突音の発
生や器材の損傷を減少することができる。しかしなが
ら、特開平3−175243号公報に示される電磁弁で
は、冷媒の圧力調節のための背圧室を設けているため、
電磁弁の体格が増大するという問題がある。本発明はこ
のような問題を解決するためになされたものであり、緩
やかに弁体を開閉する小型化可能な電磁弁を提供するこ
とを目的とする。
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の本発明による請求項1記載の電磁弁は、流体通路と、
この流体通路の一部を形成する弁シート部とを有するハ
ウジングと、前記ハウジングの軸方向に往復動可能であ
るとともに前記弁シート部に着座可能に形成され、前記
流体通路を開閉可能であり、前記流体通路と低圧室とを
連通する内部通路を有する第1の弁体と、前記第1の弁
体を前記弁シート部から離反する方向に付勢する第1の
付勢手段と、前記弁シート部に前記第1の弁体を着座す
る方向に前記第1の弁体に力を付与可能な駆動手段と、
前記第1の弁体と前記駆動手段との間に設けられ、前記
内部通路を開閉可能な第2の弁体と、前記内部通路の開
方向に前記第2の弁体を付勢する第2の付勢手段と、を
備えたことを特徴とする。また、本発明の電磁弁の駆動
手段は、請求項2の記載のように、前記ハウジングの軸
方向に往復動可能に支持されるプランジャと、前記第1
の弁体が前記弁シート部に着座する方向に前記プランジ
ャを付勢する第3の付勢手段と、通電することにより磁
束を発生し、前記第3の付勢手段の付勢力に抗して前記
第1の弁体が前記弁シート部から離反する方向に前記プ
ランジャを移動可能なソレノイドとを備えることが望ま
しい。さらに本発明の電磁弁は、請求項3の記載のよう
に、冷凍サイクルの冷媒通路途中に設けて使用すること
は可能である。さらにまた本発明の電磁弁は、請求項4
の記載のように、前記ハウジングの内壁と前記第2の弁
体とで形成する間隙の流路抵抗をA、前記ハウジングの
内壁と前記第1の弁体とで形成する間隙の流路抵抗を
B、前記内部通路の流路抵抗をCとすると、A>B>C
であることが望ましい。さらにまた本発明の電磁弁は、
請求項5の記載のように、前記A>B>Cであることを
特徴とする請求項4記載の電磁弁に代えて、流路抵抗
A、BおよびCの大小関係がB>A>Cである電磁弁を
用いることは可能である。
【作用および発明の効果】本発明の請求項1および2記
載の電磁弁によると、流体通路を開閉可能な第1の弁体
と駆動手段との間に第2の弁体を設けたことにより、第
1の弁体および第2の弁体がハウジングと形成する間隙
の流路抵抗の大小関係を調整することにより弁の開閉速
度を緩やかにできる。また、本発明の請求項3記載の電
磁弁によると、冷凍サイクルの冷媒流路途中に電磁弁を
設けることにより、急激な開閉弁動作で発生する衝突音
や膨張弁または蒸発器の損傷を防止できる。さらに、本
発明の請求項4記載の電磁弁によると、ハウジングの内
壁と第2の弁体とで形成する間隙の流路抵抗Aと、ハウ
ジングの内壁と第1の弁体とで形成する間隙の流路抵抗
Bと、第1の弁体に形成された貫通孔の流路抵抗Cとの
大小関係をA>B>Cとすることにより、第1の弁体に
よる緩やかな閉弁動作が可能であり、急激な閉弁動作に
より発生する衝突音や部材の損傷を防止できる。さらに
また、本発明の請求項5記載の電磁弁によると、ハウジ
ングの内壁と第2の弁体とで形成する間隙の流路抵抗A
と、ハウジングの内壁と第1の弁体とで形成する間隙の
流路抵抗Bと、第1の弁体に形成された貫通孔の流路抵
抗Cとの大小関係をB>A>Cとすることにより、第1
の弁体による緩やかな開弁動作が可能であるので急激な
開弁動作により発生する衝突音や部材の損傷を防止でき
る。
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。本発明の一実施例による電磁弁を大型ワゴン車の
冷凍サイクルに適用した構成図を図2に示す。大型ワゴ
ン車等の車内空間の広い車両では、前部車室内冷却用の
蒸発器51と後部車室内冷却用の蒸発器52とを備える
ことにより広い車内を冷却することが普通である。ま
た、飲み物や食物等の保存のため、冷蔵庫内冷却用の蒸
発器53も備えている。蒸発器51および52の冷媒入
口側にはそれぞれ膨張弁57および58が設けられてい
る。さらに、膨張弁57、58および冷蔵庫用の蒸発器
53の冷媒入口側に電磁弁10が設けられている。コン
プレッサ54で高温高圧にされた冷媒は、コンデンサ5
5で強制冷却され、レシーバ56で必要な冷媒を蓄える
とともに冷媒中の不要な水分を除去されて各蒸発器5
1、52および53に供給される。このとき、各電磁弁
10、20、30の開閉により蒸発器51、52および
53への冷媒供給量を制御可能であるため、車室内温度
および冷蔵庫内温度を調節することができる。次に、電
磁弁10、20、30の構造を代表する電磁弁10の構
造について図1に基づいて説明する。電磁弁10のハウ
ジング11には、入口通路31、出口通路32、収容室
33が形成されている。入口通路31は、収容室33の
径方向外側から収容室33の底部に連通し、コンプレッ
サ54から高温高圧の冷媒が供給される。ハウジング1
1の出口通路32を形成する円筒状の突き出し部11a
は、収容室33の軸方向に突き出している。突き出し部
11aの外径は、ハウジング11の内径よりも小さくな
るように形成されている。収容室33には、プランジャ
12、補助弁13、パイロット弁14が出口通路32に
向けて軸方向にこの順番に収容されている。電磁コイル
21は、図示しないスプールに巻装され、プランジャ1
2の周囲のハウジング11に収容されている。プランジ
ャ12は、収容室33を形成するハウジング11の内壁
11bにより軸方向に往復動可能に支持され、図示しな
い圧縮コイルスプリングにより閉弁方向に付勢されてい
る。補助弁13は、円板状に形成され、円板部13aの
中央の出口通路32側に円錐状のシート部13bが形成
されている。補助弁13と内壁11bとの間には、冷媒
通路41が円環状に形成されている。パイロット弁14
は円柱状に形成され、その中心部に軸方向に貫通する内
部通路43が形成されている。パイロット弁14の補助
弁13側の端部には、内部通路43の開口部の周囲に環
状の溝14aが形成され、この溝14aに圧縮コイルス
プリング15が収容されている。圧縮コイルスプリング
15は、一端を溝14aの底部に当接し、他端を補助弁
13に当接し、補助弁13をパイロット弁14から離反
する方向に付勢している。パイロット弁14と内壁11
bとの間には、円筒状の冷媒通路42が形成されてい
る。圧縮コイルスプリング16は突き出し部11aの外
壁周囲に挿入され、開弁方向にパイロット弁14を付勢
している。電磁コイル21は、図示しないリード線によ
りコネクタと電気的に接続されており、励磁電流が供給
されると磁束を発生し、プランジャ12を閉弁方向に付
勢する図示しない圧縮コイルスプリングの付勢力に抗し
て開弁方向にプランジャ12をリフトする。図1に示す
閉弁状態では、電磁コイル21に励磁電流は供給されて
いない。冷媒通路41、冷媒通路42および内部通路4
3は、それぞれの流路抵抗をA、B、Cとすると、A>
B>Cとなるように間隙や内径を調節して形成されてい
る。また、プランジャ12を閉弁方向に付勢する図示し
ない圧縮コイルスプリングの付勢力をX、圧縮コイルス
プリング15の付勢力をY、圧縮コイルスプリング16
の付勢力をZとすると、X>Y+Z、Z>Yが成立す
る。次に、電磁弁10の閉弁動作について図1および図
3に基づいて説明する。 図3の(A)に示す開弁状態から、電磁コイル21へ
の通電が遮断されると、プランジャ12を閉弁方向に付
勢する図示しない圧縮コイルスプリングの付勢力によ
り、プランジャ12は閉弁方向に付勢される。このと
き、プランジャ12を閉弁方向に付勢する図示しない圧
縮コイルスプリングの付勢力X、圧縮コイルスプリング
15の付勢力Y、圧縮コイルスプリング16の付勢力Z
にはX>Y+Zの関係が成立しているので、補助弁13
およびパイロット弁14も閉弁方向に付勢される。ま
た、圧縮コイルスプリング16の付勢力Zは圧縮コイル
スプリング15の付勢力Yよりも大きいため、図3の
(B)に示すように、補助弁13のシート部13bはパ
イロット弁14の内部通路43を閉塞する。 冷媒通路41の流路抵抗Aは冷媒通路42の流路抵抗
Bよりも大きいので、補助弁13のシート部13bがパ
イロット弁14の内部通路43を閉塞した状態では、空
間部44から空間部45へ流出する冷媒量よりも空間部
44に流入する冷媒量のほうが多くなるため、空間部4
4の圧力は空間部45の圧力よりも高圧になる。 空間部44の圧力が高くなることによりパイロット弁
14は閉弁方向に付勢されるが、空間部45の圧力が空
間部44の圧力よりも低いため、図3(C)に示すよう
に、内部通路43を閉塞していた補助弁13が開弁方向
にリフトされることにより空間部44と内部通路43と
が連通し、空間部44の冷媒が内部通路43を経て出口
通路32に流出する。 空間部44の圧力は減少して中間圧になり、空間部4
5および出口通路32の圧力に近付く。そして補助弁1
3のシート部13bが再び内部通路43を閉塞すると、
空間部44の圧力が再び上昇する。以後、およびの
過程を繰り返すことにより、シート部13bが内部通路
43を閉塞した状態で、図3(D)に示すように、パイ
ロット弁14が突き出し部11aに緩やかに着座するの
で、膨張弁または蒸発器への冷媒の急激な供給遮断が防
止できる。このため、衝突音の発生や膨張弁または蒸発
器の損傷を低減できるという効果がある。次に、冷媒通
路41、冷媒通路42および内部通路43のそれぞれの
流路抵抗A、B、Cの間の関係がB>A>Cとなるよう
に、冷媒通路41および42の間隙、並びに内部通路4
3の内径を形成した場合の開弁動作について説明する。 図1に示す閉弁状態から電磁コイル21に通電する
と、プランジャ12を閉弁方向に付勢する図示しない圧
縮コイルスプリングの付勢力に抗し、プランジャ12が
リフトされる。このプランジャ12のリフトとともに、
圧縮コイルスプリング16の付勢力により補助弁13お
よびパイロット弁14もリフトされる。このとき、圧縮
コイルスプリング15の付勢力Y、圧縮コイルスプリン
グ16の付勢力Zの間にはZ>Yの関係が成立している
ので、補助弁13がリフトされ内部通路43が開く。 内部通路43が開くと、空間部44の冷媒は内部通路
43を通り空間部44から流出するので空間部44の圧
力は低下する。ここで、冷媒通路41の流路抵抗A、冷
媒通路42の流路抵抗Bの間にはB>Aの関係が成立し
ているので、入口通路31より空間部44に流入する冷
媒量よりも空間部44から空間部45に流出する冷媒量
の方が多く、このため、空間部44の圧力は中間圧とな
る。 すると、パイロット弁14のリフトされる速度が減少
するので電磁弁10は緩やかに開弁する。このため、高
温高圧の冷媒が入口通路31から出口通路32を経て緩
やかに電磁弁10を通過するので、急激な冷媒の供給に
よる衝突音の発生や膨張弁または蒸発器の損傷を低減で
きる。本実施例では、プランジャ12とパイロット弁1
4との間に補助弁13を設けたことにより、冷媒通路4
1の流路抵抗A、冷媒通路42の流路抵抗B、内部通路
43の流路抵抗Cの間の関係をA>B>Cとすれば緩や
かに閉弁し、変形例としてB>A>Cとすれば緩やかに
開弁することができる。また、プランジャ12の先端部
ではなく形成の容易な補助弁13のシート部13bでパ
イロット弁14の内部通路43を閉塞する構成のため、
シート部13bを小さくすることによりパイロット弁1
4の内部通路43の孔径を小さくできるので、小さい磁
力でプランジャ12をリフトできるとともに、小さな付
勢力でプランジャ12を閉弁方向に付勢できる。このた
め、電磁コイル21が小さくなるとともにプランジャ1
2を閉弁方向に付勢する圧縮コイルスプリングを小さく
できるので、電磁弁10の小型化が可能となる。以上説
明した本発明の実施例および変形例は、本発明の電磁弁
を冷凍サイクルに適用した例であるが、電磁弁の開閉を
緩やかに行うことにより電磁弁の開閉時の流体の流れを
制御することを目的とするのであれば、どのような利用
分野にも本発明の電磁弁は適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による電磁弁を示す模式的断
面図である。
【図2】本発明の一実施例による電磁弁を適用した冷凍
サイクルを示す構成図である。
【図3】本発明の一実施例による電磁弁の閉弁動作を示
す模式的断面図である。
【図4】従来の電磁弁を示す模式的断面図である。
【図5】従来の電磁弁の詳細を示す断面図である。
【符号の説明】
10 電磁弁 11 ハウジング 11a 突き出し部(弁シート部) 12 プランジャ 13 補助弁(第2の弁体) 14 パイロット弁(第1の弁体) 15 圧縮コイルスプリング(第2の付勢手段) 16 圧縮コイルスプリング(第1の付勢手段) 20 電磁弁 21 電磁コイル(ソレノイド) 30 電磁弁 31 入口通路(流体通路) 32 出口通路(流体通路) 43 内部通路 44 空間部(低圧室)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体通路と、この流体通路の一部を形成
    する弁シート部とを有するハウジングと、 前記ハウジングの軸方向に往復動可能であるとともに前
    記弁シート部に着座可能に形成され、前記流体通路を開
    閉可能であり、前記流体通路と低圧室とを連通する内部
    通路を有する第1の弁体と、 前記第1の弁体を前記弁シート部から離反する方向に付
    勢する第1の付勢手段と、 前記弁シート部に前記第1の弁体を着座する方向に前記
    第1の弁体に力を付与可能な駆動手段と、 前記第1の弁体と前記駆動手段との間に設けられ、前記
    内部通路を開閉可能な第2の弁体と、 前記内部通路の開方向に前記第2の弁体を付勢する第2
    の付勢手段と、 を備えたことを特徴とする電磁弁。
  2. 【請求項2】 前記駆動手段は、 前記ハウジングの軸方向に往復動可能に支持されるプラ
    ンジャと、 前記第1の弁体が前記弁シート部に着座する方向に前記
    プランジャを付勢する第3の付勢手段と、 通電することにより磁束を発生し、前記第3の付勢手段
    の付勢力に抗して前記第1の弁体が前記弁シート部から
    離反する方向に前記プランジャを移動可能なソレノイド
    と、 を備えたことを特徴とする請求項1記載の電磁弁。
  3. 【請求項3】 前記電磁弁は、冷凍サイクルの冷媒流路
    途中に設けられることを特徴とする請求項1または2記
    載の電磁弁。
  4. 【請求項4】 前記ハウジングの内壁と前記第2の弁体
    とで形成する間隙の流路抵抗をA、前記ハウジングの内
    壁と前記第1の弁体とで形成する間隙の流路抵抗をB、
    前記内部通路の流路抵抗をCとすると、A>B>Cであ
    ることを特徴とする請求項1、2または3記載の電磁
    弁。
  5. 【請求項5】 前記A>B>Cであることを特徴とする
    請求項4記載の電磁弁に代えて、流路抵抗A、Bおよび
    Cの大小関係は、B>A>Cであることを特徴とする請
    求項4記載の電磁弁。
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