JPH07243406A - 揺動形アクチュエータ - Google Patents
揺動形アクチュエータInfo
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- JPH07243406A JPH07243406A JP5656794A JP5656794A JPH07243406A JP H07243406 A JPH07243406 A JP H07243406A JP 5656794 A JP5656794 A JP 5656794A JP 5656794 A JP5656794 A JP 5656794A JP H07243406 A JPH07243406 A JP H07243406A
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- cylinder
- piston
- magnet
- fluid
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F15—FLUID-PRESSURE ACTUATORS; HYDRAULICS OR PNEUMATICS IN GENERAL
- F15B—SYSTEMS ACTING BY MEANS OF FLUIDS IN GENERAL; FLUID-PRESSURE ACTUATORS, e.g. SERVOMOTORS; DETAILS OF FLUID-PRESSURE SYSTEMS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F15B15/00—Fluid-actuated devices for displacing a member from one position to another; Gearing associated therewith
- F15B15/08—Characterised by the construction of the motor unit
- F15B15/12—Characterised by the construction of the motor unit of the oscillating-vane or curved-cylinder type
- F15B15/125—Characterised by the construction of the motor unit of the oscillating-vane or curved-cylinder type of the curved-cylinder type
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F15—FLUID-PRESSURE ACTUATORS; HYDRAULICS OR PNEUMATICS IN GENERAL
- F15B—SYSTEMS ACTING BY MEANS OF FLUIDS IN GENERAL; FLUID-PRESSURE ACTUATORS, e.g. SERVOMOTORS; DETAILS OF FLUID-PRESSURE SYSTEMS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F15B15/00—Fluid-actuated devices for displacing a member from one position to another; Gearing associated therewith
- F15B15/08—Characterised by the construction of the motor unit
- F15B15/084—Characterised by the construction of the motor unit the motor being of the rodless piston type, e.g. with cable, belt or chain
- F15B15/086—Characterised by the construction of the motor unit the motor being of the rodless piston type, e.g. with cable, belt or chain with magnetic coupling
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- Fluid Mechanics (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Actuator (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 駆動用の流体の外部への漏れが起こらない揺
動形アクチュエータを提供する。 【構成】 このアクチュエータは、円環状のシリンダ4
2を備えており、その中にピストン44がシリンダ円周
方向に旋回可能に収納されている。ピストン44は磁石
46を有している。シリンダ42には、二つのポート4
8、50が連通されており、これらには駆動用の流体2
6が交互に導入される。シリンダ42内であって両ポー
ト48、50間は仕切り部材52によって仕切られてい
る。シリンダ42の内壁の外側近傍に、ピストン44の
磁石46と磁気的に結合する旋回磁石54が設けられて
おり、それはアーム56を介して出力軸58に連結され
ている。
動形アクチュエータを提供する。 【構成】 このアクチュエータは、円環状のシリンダ4
2を備えており、その中にピストン44がシリンダ円周
方向に旋回可能に収納されている。ピストン44は磁石
46を有している。シリンダ42には、二つのポート4
8、50が連通されており、これらには駆動用の流体2
6が交互に導入される。シリンダ42内であって両ポー
ト48、50間は仕切り部材52によって仕切られてい
る。シリンダ42の内壁の外側近傍に、ピストン44の
磁石46と磁気的に結合する旋回磁石54が設けられて
おり、それはアーム56を介して出力軸58に連結され
ている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、出力軸が一定の角度
内で往復回転する形式の揺動形アクチュエータに関し、
より具体的には、その駆動用の流体の外部への漏れが起
こらないように改良した揺動形アクチュエータに関す
る。
内で往復回転する形式の揺動形アクチュエータに関し、
より具体的には、その駆動用の流体の外部への漏れが起
こらないように改良した揺動形アクチュエータに関す
る。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来のピストンモータ形の揺動
形アクチュエータを示す概略断面図である。この揺動形
アクチュエータは、左右に二つのシリンダ2および4を
有していて、それらの中にピストン10および12がそ
れぞれ収納されており、両ピストン10、12は軸18
によって互いに連結されている。各ピストン10、12
の周囲には、シリンダ2、4からの後述する流体26の
外部への漏れを防止する、この例では断面Y形のパッキ
ン14および16がそれぞれ設けられている。
形アクチュエータを示す概略断面図である。この揺動形
アクチュエータは、左右に二つのシリンダ2および4を
有していて、それらの中にピストン10および12がそ
れぞれ収納されており、両ピストン10、12は軸18
によって互いに連結されている。各ピストン10、12
の周囲には、シリンダ2、4からの後述する流体26の
外部への漏れを防止する、この例では断面Y形のパッキ
ン14および16がそれぞれ設けられている。
【0003】軸18の中間にはラック20が設けられて
おり、かつそれと噛み合うようにピニオン22が設けら
れており、このピニオン22に出力軸24が結合されて
いる。
おり、かつそれと噛み合うようにピニオン22が設けら
れており、このピニオン22に出力軸24が結合されて
いる。
【0004】各シリンダ2、4には、ポート6、8がそ
れぞれ連通しており、両ポート6、8からシリンダ2、
4内に、加圧された流体26が交互に導入される。
れぞれ連通しており、両ポート6、8からシリンダ2、
4内に、加圧された流体26が交互に導入される。
【0005】流体26は、例えば油のような液体、ある
いは空気のような気体である。
いは空気のような気体である。
【0006】シリンダ2内に流体26を導入すると、そ
の圧力でピストン10が矢印A方向に押され、ピニオン
22および出力軸24が矢印B方向に回転する。それと
交代に、シリンダ4内に流体26を導入すると、その圧
力でピストン12が上記とは逆の矢印A′方向に押さ
れ、ピニオン22および出力軸24が矢印B′方向に回
転する。このようにして、出力軸24は一定の角度内で
往復回転する。
の圧力でピストン10が矢印A方向に押され、ピニオン
22および出力軸24が矢印B方向に回転する。それと
交代に、シリンダ4内に流体26を導入すると、その圧
力でピストン12が上記とは逆の矢印A′方向に押さ
れ、ピニオン22および出力軸24が矢印B′方向に回
転する。このようにして、出力軸24は一定の角度内で
往復回転する。
【0007】図6は、従来のベーンモータ形の揺動形ア
クチュエータを示す概略断面図である。図7は、図6の
線C−Cに沿う断面図である。この揺動形アクチュエー
タは、ベーン室30内にベーン36を有しており、それ
に出力軸38が結合されている。この出力軸38とベー
ン室30のケーシング間には、ベーン室30からの後述
する流体26の外部への漏れを防止するパッキン40が
設けられている。
クチュエータを示す概略断面図である。図7は、図6の
線C−Cに沿う断面図である。この揺動形アクチュエー
タは、ベーン室30内にベーン36を有しており、それ
に出力軸38が結合されている。この出力軸38とベー
ン室30のケーシング間には、ベーン室30からの後述
する流体26の外部への漏れを防止するパッキン40が
設けられている。
【0008】ベーン室30の出力軸38を挟んだ両側に
は、ポート32、34がそれぞれ連通しており、両ポー
ト32、34からベーン室30内に、加圧された前述し
たような流体26が交互に導入される。
は、ポート32、34がそれぞれ連通しており、両ポー
ト32、34からベーン室30内に、加圧された前述し
たような流体26が交互に導入される。
【0009】ポート32からベーン室30内に流体26
を導入すると、その圧力でベーン36が矢印D方向に押
されて回転し、出力軸38も同方向に回転する。それと
交代に、ポート34からベーン室30内に流体26を導
入すると、その圧力でベーン36が上記とは逆の矢印
D′方向に押されて回転し、出力軸38も同方向に回転
する。このようにして、出力軸38は一定の角度内で往
復回転する。
を導入すると、その圧力でベーン36が矢印D方向に押
されて回転し、出力軸38も同方向に回転する。それと
交代に、ポート34からベーン室30内に流体26を導
入すると、その圧力でベーン36が上記とは逆の矢印
D′方向に押されて回転し、出力軸38も同方向に回転
する。このようにして、出力軸38は一定の角度内で往
復回転する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記図5の
揺動形アクチュエータにおいては、パッキン14、16
が劣化すると、シリンダ2または4内に導入された流体
26が、その劣化したパッキン14、16の部分を通っ
て外部へ漏れ出るという問題がある。
揺動形アクチュエータにおいては、パッキン14、16
が劣化すると、シリンダ2または4内に導入された流体
26が、その劣化したパッキン14、16の部分を通っ
て外部へ漏れ出るという問題がある。
【0011】同様に、図6および図7の揺動形アクチュ
エータにおいても、パッキン40が劣化すると、ベーン
室30内に導入された流体26が、その劣化したパッキ
ン40の部分を通って外部へ漏れ出るという問題があ
る。
エータにおいても、パッキン40が劣化すると、ベーン
室30内に導入された流体26が、その劣化したパッキ
ン40の部分を通って外部へ漏れ出るという問題があ
る。
【0012】このような流体26の漏れは、当該揺動形
アクチュエータを使用している雰囲気に悪影響を及ぼ
す。例えば、流体26が油であって当該揺動形アクチュ
エータを食品機械内に使用しているような場合、漏れ出
た油が食品を汚染する恐れがある。また、流体26が空
気であって当該揺動形アクチュエータをクリーンルーム
内で使用しているような場合、漏れ出た空気がクリーン
ルーム内を汚染する恐れがある。
アクチュエータを使用している雰囲気に悪影響を及ぼ
す。例えば、流体26が油であって当該揺動形アクチュ
エータを食品機械内に使用しているような場合、漏れ出
た油が食品を汚染する恐れがある。また、流体26が空
気であって当該揺動形アクチュエータをクリーンルーム
内で使用しているような場合、漏れ出た空気がクリーン
ルーム内を汚染する恐れがある。
【0013】そこでこの発明は、駆動用の流体の外部へ
の漏れが起こらない揺動形アクチュエータを提供するこ
とを主たる目的とする。
の漏れが起こらない揺動形アクチュエータを提供するこ
とを主たる目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明の揺動形アクチュエータは、円環状のシリ
ンダと、このシリンダに沿う円弧状をしていて同シリン
ダ内にその円周方向に旋回可能に収納されたピストンで
あって磁石を有するものと、シリンダに連通した二つの
ポートであって交互に駆動用の流体が導入されるもの
と、シリンダ内であって二つのポート間を仕切る仕切り
部材と、シリンダ外の近傍に設けられていてピストンの
磁石と対向して磁気的に結合する旋回磁石と、この旋回
磁石を支持するアームと、このアームに結合された出力
軸とを備えることを特徴とする。
め、この発明の揺動形アクチュエータは、円環状のシリ
ンダと、このシリンダに沿う円弧状をしていて同シリン
ダ内にその円周方向に旋回可能に収納されたピストンで
あって磁石を有するものと、シリンダに連通した二つの
ポートであって交互に駆動用の流体が導入されるもの
と、シリンダ内であって二つのポート間を仕切る仕切り
部材と、シリンダ外の近傍に設けられていてピストンの
磁石と対向して磁気的に結合する旋回磁石と、この旋回
磁石を支持するアームと、このアームに結合された出力
軸とを備えることを特徴とする。
【0015】
【作用】上記構成によれば、一方のポートからシリンダ
内に駆動用の流体を導入すると、その圧力でピストンは
シリンダ内で一方向に旋回し、それと磁気的に結合して
いる旋回磁石もシリンダ外で同方向に旋回し、それによ
ってアームを介して出力軸が一方向に回転する。
内に駆動用の流体を導入すると、その圧力でピストンは
シリンダ内で一方向に旋回し、それと磁気的に結合して
いる旋回磁石もシリンダ外で同方向に旋回し、それによ
ってアームを介して出力軸が一方向に回転する。
【0016】上記と交代に、他方のポートからシリンダ
内に駆動用の流体を導入すると、その圧力でピストンは
シリンダ内で上記とは逆方向に旋回し、それと磁気的に
結合している旋回磁石もシリンダ外で同方向に旋回し、
それによってアームを介して出力軸が上記とは逆方向に
回転する。
内に駆動用の流体を導入すると、その圧力でピストンは
シリンダ内で上記とは逆方向に旋回し、それと磁気的に
結合している旋回磁石もシリンダ外で同方向に旋回し、
それによってアームを介して出力軸が上記とは逆方向に
回転する。
【0017】このようにして、出力軸は一定の角度内で
往復回転する。
往復回転する。
【0018】しかもこの揺動形アクチュエータにおいて
は、ピストンを円環状のシリンダ内に収納し、同ピスト
ンが旋回する力をシリンダ外へ磁力によって伝達するよ
うにしていて、ピストンは閉じられたループ内を旋回す
るので、外部への流体の漏れが起こらない。
は、ピストンを円環状のシリンダ内に収納し、同ピスト
ンが旋回する力をシリンダ外へ磁力によって伝達するよ
うにしていて、ピストンは閉じられたループ内を旋回す
るので、外部への流体の漏れが起こらない。
【0019】
【実施例】図1は、この発明の一実施例に係る揺動形ア
クチュエータを示す横断面図である。図2は、図1の線
E−Eに沿う断面図である。
クチュエータを示す横断面図である。図2は、図1の線
E−Eに沿う断面図である。
【0020】この揺動形アクチュエータは、円環状のシ
リンダ42を備えており、その中に、シリンダ42に沿
う円弧状をしたピストン44がシリンダ42の円周方向
に旋回可能に収納されている。シリンダ42を形成する
材料は、即ちケーシング43の材料は、例えばステンレ
ス、真鍮、樹脂等の非磁性体から成る。
リンダ42を備えており、その中に、シリンダ42に沿
う円弧状をしたピストン44がシリンダ42の円周方向
に旋回可能に収納されている。シリンダ42を形成する
材料は、即ちケーシング43の材料は、例えばステンレ
ス、真鍮、樹脂等の非磁性体から成る。
【0021】ピストン44は、この実施例ではその内側
の部分に、磁石46を有している。この磁石46は永久
磁石である。この磁石46の極性は、図示例とは逆の極
性であっても良い。その場合は、後述する旋回磁石54
の極性も逆にすれば良い。
の部分に、磁石46を有している。この磁石46は永久
磁石である。この磁石46の極性は、図示例とは逆の極
性であっても良い。その場合は、後述する旋回磁石54
の極性も逆にすれば良い。
【0022】この実施例ではピストン44と磁石46と
は別のものであり、磁石46を非磁性体から成るピスト
ン44内に埋め込んでいるが、ピストン44自体を磁石
にしても良い。
は別のものであり、磁石46を非磁性体から成るピスト
ン44内に埋め込んでいるが、ピストン44自体を磁石
にしても良い。
【0023】シリンダ42には、より具体的にはその外
側の壁面部には、シリンダ42に連通した二つのポート
48および50が設けられている。両ポート48、50
には、加圧された駆動用の流体26が交互に導入され
る。
側の壁面部には、シリンダ42に連通した二つのポート
48および50が設けられている。両ポート48、50
には、加圧された駆動用の流体26が交互に導入され
る。
【0024】流体26は、例えば油のような液体、ある
いは空気のような気体である。
いは空気のような気体である。
【0025】シリンダ42内であって両ポート48、5
0間に位置する部分には、シリンダ42内の両ポート4
8、50間を仕切る仕切り部材52が設けられている。
この仕切り部材52は、それにピストン44の磁石46
および後述する旋回磁石54が近づくことから、非磁性
体で形成しておくのが好ましい。
0間に位置する部分には、シリンダ42内の両ポート4
8、50間を仕切る仕切り部材52が設けられている。
この仕切り部材52は、それにピストン44の磁石46
および後述する旋回磁石54が近づくことから、非磁性
体で形成しておくのが好ましい。
【0026】シリンダ42の内壁の外側近傍には、ピス
トン44の磁石46と対向して磁気的に結合する旋回磁
石54が設けられている。この旋回磁石54と磁石46
とは互いに逆極性であって互いに吸引し合って磁気的に
結合している。この旋回磁石54は、電磁石でも良い
が、それだと給電する必要があるので、永久磁石の方が
好ましい。
トン44の磁石46と対向して磁気的に結合する旋回磁
石54が設けられている。この旋回磁石54と磁石46
とは互いに逆極性であって互いに吸引し合って磁気的に
結合している。この旋回磁石54は、電磁石でも良い
が、それだと給電する必要があるので、永久磁石の方が
好ましい。
【0027】この旋回磁石54は、アーム56の先端部
に取り付けて支持されており、このアーム56は、シリ
ンダ42のループの中心部に配置された出力軸58に結
合されている。出力軸58は、図2に示すように、シリ
ンダ42のケーシング43から軸受60によって回転自
在に支持されている。
に取り付けて支持されており、このアーム56は、シリ
ンダ42のループの中心部に配置された出力軸58に結
合されている。出力軸58は、図2に示すように、シリ
ンダ42のケーシング43から軸受60によって回転自
在に支持されている。
【0028】この揺動形アクチュエータにおいては、一
方のポート48からシリンダ42内に駆動用の流体26
を導入すると、その圧力でピストン44はシリンダ42
内で矢印F方向(時計方向)に旋回し、それと磁気的に
結合している旋回磁石54もシリンダ42外で同方向に
旋回し、それによってアーム56を介して出力軸58が
矢印F方向に回転する。
方のポート48からシリンダ42内に駆動用の流体26
を導入すると、その圧力でピストン44はシリンダ42
内で矢印F方向(時計方向)に旋回し、それと磁気的に
結合している旋回磁石54もシリンダ42外で同方向に
旋回し、それによってアーム56を介して出力軸58が
矢印F方向に回転する。
【0029】上記と交代に、他方のポート50からシリ
ンダ42内に駆動用の流体26を導入すると、その圧力
でピストン44はシリンダ42内で上記とは逆の矢印
F′方向(反時計方向)に旋回し、それと磁気的に結合
している旋回磁石54もシリンダ42外で同方向に旋回
し、それによってアーム56を介して出力軸58が上記
とは逆の矢印F′方向に回転する。
ンダ42内に駆動用の流体26を導入すると、その圧力
でピストン44はシリンダ42内で上記とは逆の矢印
F′方向(反時計方向)に旋回し、それと磁気的に結合
している旋回磁石54もシリンダ42外で同方向に旋回
し、それによってアーム56を介して出力軸58が上記
とは逆の矢印F′方向に回転する。
【0030】このようにして、出力軸58は一定の角度
内で往復回転する。
内で往復回転する。
【0031】このようにこの揺動形アクチュエータにお
いては、ピストン44を円環状のシリンダ42内に収納
し、同ピストン44が旋回する力をシリンダ42外へ磁
力によって伝達するようにしていて、ピストン44は閉
じられたループ内を旋回するので、即ち従来例のように
シリンダやベーン室の内外をシールするパッキンを用い
ていないので、外部への流体26の漏れが起こらない。
いては、ピストン44を円環状のシリンダ42内に収納
し、同ピストン44が旋回する力をシリンダ42外へ磁
力によって伝達するようにしていて、ピストン44は閉
じられたループ内を旋回するので、即ち従来例のように
シリンダやベーン室の内外をシールするパッキンを用い
ていないので、外部への流体26の漏れが起こらない。
【0032】しかも、ピストン44と出力軸58間で
は、磁石46および旋回磁石54の磁力によって力の伝
達を行っていて、過負荷の場合は両磁石46、54間の
磁気的結合が自動的に解かれるため、過負荷による事故
を未然に防止することができる。
は、磁石46および旋回磁石54の磁力によって力の伝
達を行っていて、過負荷の場合は両磁石46、54間の
磁気的結合が自動的に解かれるため、過負荷による事故
を未然に防止することができる。
【0033】なお、ピストン44には、例えば図3およ
び図4に示す実施例のように、それとシリンダ42の壁
面間をシールするパッキン62を設けても良く、そのよ
うにすればピストン44をより効率的に駆動することが
できるが、そのようにせずに、ピストン44の加工精度
を高める等してそれ自身でシリンダ42の壁面との間を
シールする機能をある程度持たせても良く、そのように
すればパッキンが不要になるので構造がより簡単にな
る。図1の実施例はパッキンを設けていない例である。
び図4に示す実施例のように、それとシリンダ42の壁
面間をシールするパッキン62を設けても良く、そのよ
うにすればピストン44をより効率的に駆動することが
できるが、そのようにせずに、ピストン44の加工精度
を高める等してそれ自身でシリンダ42の壁面との間を
シールする機能をある程度持たせても良く、そのように
すればパッキンが不要になるので構造がより簡単にな
る。図1の実施例はパッキンを設けていない例である。
【0034】また、ピストン44には、その磁石46が
旋回磁石54と吸引し合うことによってピストン44が
シリンダ42の壁面に押し付けられてシリンダ42内で
動きにくくなるのを防止するために、ピストン44の旋
回磁石54と対向する側の部分に、ローラを設けておい
ても良い。そのようにすれば、ピストン44の動きがよ
り滑らかになる。もっとも、ピストン44を真鍮、樹脂
等の滑りの良い材料で形成している等の場合は、ローラ
は必ずしも設けなくても良い。図1はローラを設けてい
ない例であり、図3は図1と同様に旋回磁石54をシリ
ンダ42の内壁の外側近傍に配置している場合に、ピス
トン44の旋回磁石54と対向する内側の部分にローラ
64を設けた例である。
旋回磁石54と吸引し合うことによってピストン44が
シリンダ42の壁面に押し付けられてシリンダ42内で
動きにくくなるのを防止するために、ピストン44の旋
回磁石54と対向する側の部分に、ローラを設けておい
ても良い。そのようにすれば、ピストン44の動きがよ
り滑らかになる。もっとも、ピストン44を真鍮、樹脂
等の滑りの良い材料で形成している等の場合は、ローラ
は必ずしも設けなくても良い。図1はローラを設けてい
ない例であり、図3は図1と同様に旋回磁石54をシリ
ンダ42の内壁の外側近傍に配置している場合に、ピス
トン44の旋回磁石54と対向する内側の部分にローラ
64を設けた例である。
【0035】以上は、ピストン44の磁石46を同ピス
トン44の内側部分に配置し、それに対向させて旋回磁
石54をシリンダ42の内壁の外側近傍に配置した例で
ある。そのようにすれば、シリンダ42のループの内側
の空間を有効に利用できるので、当該揺動形アクチュエ
ータ全体の小形化を図ることができる。
トン44の内側部分に配置し、それに対向させて旋回磁
石54をシリンダ42の内壁の外側近傍に配置した例で
ある。そのようにすれば、シリンダ42のループの内側
の空間を有効に利用できるので、当該揺動形アクチュエ
ータ全体の小形化を図ることができる。
【0036】その他、ピストン44の磁石46を同ピス
トン44の上部または下部に配置し、それに対向させて
旋回磁石54をシリンダ42の上壁または下壁の外側近
傍に配置しても良い。そのようにすれば、アクチュエー
タの平面寸法を大きくすることなく旋回磁石54の旋回
半径を大きくすることができるので、出力軸58の回転
トルクを高めることができる。図4は、ピストン44の
上部に磁石46を配置し、それに対向させて前述したよ
うな旋回磁石54(これは図4では図に表れていない)
をシリンダ42の上壁の外側近傍に配置した例である。
またこの図4の実施例では、ピストン44の旋回磁石5
4と対向する上側の部分に、ローラ64を設けている。
トン44の上部または下部に配置し、それに対向させて
旋回磁石54をシリンダ42の上壁または下壁の外側近
傍に配置しても良い。そのようにすれば、アクチュエー
タの平面寸法を大きくすることなく旋回磁石54の旋回
半径を大きくすることができるので、出力軸58の回転
トルクを高めることができる。図4は、ピストン44の
上部に磁石46を配置し、それに対向させて前述したよ
うな旋回磁石54(これは図4では図に表れていない)
をシリンダ42の上壁の外側近傍に配置した例である。
またこの図4の実施例では、ピストン44の旋回磁石5
4と対向する上側の部分に、ローラ64を設けている。
【0037】
【発明の効果】以上のようにこの発明によれば、ピスト
ンを円環状のシリンダ内に収納し、同ピストンが旋回す
る力をシリンダ外へ磁力によって伝達するようにしてい
て、ピストンは閉じられたループ内を旋回するので、外
部への流体の漏れが起こらない。
ンを円環状のシリンダ内に収納し、同ピストンが旋回す
る力をシリンダ外へ磁力によって伝達するようにしてい
て、ピストンは閉じられたループ内を旋回するので、外
部への流体の漏れが起こらない。
【0038】しかも、ピストンと出力軸間では、ピスト
ンの磁石および旋回磁石の磁力によって力の伝達を行っ
ていて、過負荷の場合は両磁石間の磁気的結合が自動的
に解かれるため、過負荷による事故を未然に防止するこ
とができる。
ンの磁石および旋回磁石の磁力によって力の伝達を行っ
ていて、過負荷の場合は両磁石間の磁気的結合が自動的
に解かれるため、過負荷による事故を未然に防止するこ
とができる。
【0039】また、ピストンの磁石を同ピストンの内側
部分に配置し、それに対向させて旋回磁石をシリンダの
内壁の外側近傍に配置すれば、シリンダのループの内側
の空間を有効に利用できるので、当該アクチュエータ全
体の小形化を図ることができる。
部分に配置し、それに対向させて旋回磁石をシリンダの
内壁の外側近傍に配置すれば、シリンダのループの内側
の空間を有効に利用できるので、当該アクチュエータ全
体の小形化を図ることができる。
【0040】また、ピストンの磁石を同ピストンの上部
または下部に配置し、それに対向させて旋回磁石をシリ
ンダの上壁または下壁の外側近傍に配置すれば、アクチ
ュエータの平面寸法を大きくすることなく旋回磁石の旋
回半径を大きくすることができるので、出力軸の回転ト
ルクを高めることができる。
または下部に配置し、それに対向させて旋回磁石をシリ
ンダの上壁または下壁の外側近傍に配置すれば、アクチ
ュエータの平面寸法を大きくすることなく旋回磁石の旋
回半径を大きくすることができるので、出力軸の回転ト
ルクを高めることができる。
【0041】また、ピストンの旋回磁石と対向する側の
部分にローラを設ければ、シリンダ内でのピストンの動
きをより滑らかにすることができる。
部分にローラを設ければ、シリンダ内でのピストンの動
きをより滑らかにすることができる。
【図1】この発明の一実施例に係る揺動形アクチュエー
タを示す横断面図である。
タを示す横断面図である。
【図2】図1の線E−Eに沿う断面図である。
【図3】ピストンの他の例を示す概略横断面図である。
【図4】ピストンの更に他の例を示す概略横断面図であ
る。
る。
【図5】従来のピストンモータ形の揺動形アクチュエー
タを示す概略断面図である。
タを示す概略断面図である。
【図6】従来のベーンモータ形の揺動形アクチュエータ
を示す概略断面図である。
を示す概略断面図である。
【図7】図6の線C−Cに沿う断面図である。
26 流体 42 シリンダ 44 ピストン 46 磁石 48,50 ポート 52 仕切り部材 54 旋回磁石 56 アーム 58 出力軸 62 パッキン 64 ローラ
フロントページの続き (72)発明者 宮本 尚孝 大阪府大阪市淀川区三国本町1丁目10番40 号 和泉電気株式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】 円環状のシリンダと、このシリンダに沿
う円弧状をしていて同シリンダ内にその円周方向に旋回
可能に収納されたピストンであって磁石を有するもの
と、シリンダに連通した二つのポートであって交互に駆
動用の流体が導入されるものと、シリンダ内であって二
つのポート間を仕切る仕切り部材と、シリンダ外の近傍
に設けられていてピストンの磁石と対向して磁気的に結
合する旋回磁石と、この旋回磁石を支持するアームと、
このアームに結合された出力軸とを備えることを特徴と
する揺動形アクチュエータ。 - 【請求項2】 前記ピストンの磁石を同ピストンの内側
部分に配置し、それと対向させて前記旋回磁石をシリン
ダの内壁の外側近傍に配置している請求項1記載の揺動
形アクチュエータ。 - 【請求項3】 前記ピストンの磁石を同ピストンの上部
または下部に配置し、それと対向させて前記旋回磁石を
シリンダの上壁または下壁の外側近傍に配置している請
求項1記載の揺動形アクチュエータ。 - 【請求項4】 前記ピストンの旋回磁石と対向する側の
部分にローラを設けている請求項1、2または3記載の
揺動形アクチュエータ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5656794A JPH07243406A (ja) | 1994-03-01 | 1994-03-01 | 揺動形アクチュエータ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5656794A JPH07243406A (ja) | 1994-03-01 | 1994-03-01 | 揺動形アクチュエータ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07243406A true JPH07243406A (ja) | 1995-09-19 |
Family
ID=13030720
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5656794A Pending JPH07243406A (ja) | 1994-03-01 | 1994-03-01 | 揺動形アクチュエータ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07243406A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102602531A (zh) * | 2011-01-24 | 2012-07-25 | 周雷 | 气体交换设备 |
-
1994
- 1994-03-01 JP JP5656794A patent/JPH07243406A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN102602531A (zh) * | 2011-01-24 | 2012-07-25 | 周雷 | 气体交换设备 |
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