JPH0724316B2 - ガスレーザ装置、方法およびそのためのタービン圧縮機 - Google Patents

ガスレーザ装置、方法およびそのためのタービン圧縮機

Info

Publication number
JPH0724316B2
JPH0724316B2 JP63503201A JP50320188A JPH0724316B2 JP H0724316 B2 JPH0724316 B2 JP H0724316B2 JP 63503201 A JP63503201 A JP 63503201A JP 50320188 A JP50320188 A JP 50320188A JP H0724316 B2 JPH0724316 B2 JP H0724316B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
compressor
laser
impeller
correction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP63503201A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02502773A (ja
Inventor
ニルセン、カール・ジェイ
バイス、ハルディ・ペー
Original Assignee
ピー・アール・シー・コーポレーション
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ピー・アール・シー・コーポレーション filed Critical ピー・アール・シー・コーポレーション
Publication of JPH02502773A publication Critical patent/JPH02502773A/ja
Publication of JPH0724316B2 publication Critical patent/JPH0724316B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D29/00Details, component parts, or accessories
    • F04D29/58Cooling; Heating; Diminishing heat transfer
    • F04D29/582Cooling; Heating; Diminishing heat transfer specially adapted for elastic fluid pumps
    • F04D29/5826Cooling at least part of the working fluid in a heat exchanger
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D23/00Other rotary non-positive-displacement pumps
    • F04D23/008Regenerative pumps
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D29/00Details, component parts, or accessories
    • F04D29/08Sealings
    • F04D29/10Shaft sealings
    • F04D29/12Shaft sealings using sealing-rings
    • F04D29/122Shaft sealings using sealing-rings especially adapted for elastic fluid pumps
    • F04D29/124Shaft sealings using sealing-rings especially adapted for elastic fluid pumps with special means for adducting cooling or sealing fluid
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16JPISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
    • F16J15/00Sealings
    • F16J15/16Sealings between relatively-moving surfaces
    • F16J15/40Sealings between relatively-moving surfaces by means of fluid
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01SDEVICES USING THE PROCESS OF LIGHT AMPLIFICATION BY STIMULATED EMISSION OF RADIATION [LASER] TO AMPLIFY OR GENERATE LIGHT; DEVICES USING STIMULATED EMISSION OF ELECTROMAGNETIC RADIATION IN WAVE RANGES OTHER THAN OPTICAL
    • H01S3/00Lasers, i.e. devices using stimulated emission of electromagnetic radiation in the infrared, visible or ultraviolet wave range
    • H01S3/02Constructional details
    • H01S3/03Constructional details of gas laser discharge tubes
    • H01S3/036Means for obtaining or maintaining the desired gas pressure within the tube, e.g. by gettering, replenishing; Means for circulating the gas, e.g. for equalising the pressure within the tube
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01SDEVICES USING THE PROCESS OF LIGHT AMPLIFICATION BY STIMULATED EMISSION OF RADIATION [LASER] TO AMPLIFY OR GENERATE LIGHT; DEVICES USING STIMULATED EMISSION OF ELECTROMAGNETIC RADIATION IN WAVE RANGES OTHER THAN OPTICAL
    • H01S3/00Lasers, i.e. devices using stimulated emission of electromagnetic radiation in the infrared, visible or ultraviolet wave range
    • H01S3/02Constructional details
    • H01S3/04Arrangements for thermal management
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01SDEVICES USING THE PROCESS OF LIGHT AMPLIFICATION BY STIMULATED EMISSION OF RADIATION [LASER] TO AMPLIFY OR GENERATE LIGHT; DEVICES USING STIMULATED EMISSION OF ELECTROMAGNETIC RADIATION IN WAVE RANGES OTHER THAN OPTICAL
    • H01S3/00Lasers, i.e. devices using stimulated emission of electromagnetic radiation in the infrared, visible or ultraviolet wave range
    • H01S3/14Lasers, i.e. devices using stimulated emission of electromagnetic radiation in the infrared, visible or ultraviolet wave range characterised by the material used as the active medium
    • H01S3/22Gases
    • H01S3/223Gases the active gas being polyatomic, i.e. containing two or more atoms
    • H01S3/2232Carbon dioxide (CO2) or monoxide [CO]

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Plasma & Fusion (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
  • Lasers (AREA)
  • Separation By Low-Temperature Treatments (AREA)
  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
  • Engine Equipment That Uses Special Cycles (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は改良されたガスレーザ装置、ガスのレーザ発振
(lasing)方法およびそれに用いるタービン型圧縮機に
関する。さらに詳しくは、本発明はレーザチューブを通
る閉ループ内をレーザガス中での音速に近い速度でガス
が循環せしめられる改良された高速軸流(fast axial f
low)ガスレーザ装置に関する。
背景技術 既知の高速軸流ガスレーザ装置においては、一般にガス
はルーツブロワを用いてレーザを通過移動せしめられ
る。ルーツブロワは、ギヤおよび駆動モータによってお
互いに同調して動かされる2個のロータを用いることを
特徴としている。代表的には前記ロータは3,600rpmの速
度で回転する。このような速度で稼動する単段のルーツ
ブロワまたはポンプを備えたガスレーザは、ブロワのア
ウトプットが吐出圧において240ヘルツの変動を有する
ので、レーザのある適用分野にとっては不利益を生ず
る。ブロワの出口圧におけるこういった脈動または反射
(reverberation)は、結果として、レーザ放出におけ
る対応する変動または不安定を生じ、さらにそれによっ
て、レーザ出力の不安定を生ずる。レーザ出力における
このような変動は、たとえば繊細な型彫り(fine engra
ving)、切断、溶接などの多くの適用分野において受入
れられないものである。このような圧力変動を回避する
ためにルーツブロワの吐出流が減衰せしめられる(damp
ened)ばあい、ブロワおよび関連するガスレーザの有効
な出力または効率の低下が生ずる。また、ルーツブロワ
に伴う振動もレーザ自体に伝達されて現実に出力レーザ
ビームを振動させ、不利益を生ずる。
代表的なルーツブロワに通常採用されるギヤおよびベア
リングは潤滑を必要とする。この目的のために用いられ
るグリースや油はブロワおよび関連するレーザ双方の運
転にとって重大な問題点を有する。すなわち、前記油が
ルーツブロワのポンピング・チャンバ内に漏れ込んだば
あい、入った油はブロワのインペラーの突出部(ロー
ブ)上に止まって堆積し、ローブと周囲のポンプ・ハウ
ジングとのあいだの微小隙間を閉塞し、ローブをポンプ
・ハウジング内で動かなくしてしまう。レーザガス中に
漏れ込んだ油は、レーザチューブ内で蒸発し、それによ
って放出安定性に影響を与える。レーザの光学要素上に
付着した油の蒸気は結果としてレーザの性能を劣化さ
せ、光学機器の寿命を短縮する。このような事態の発生
を防止するために、ルーツブロワにおいてはポンピング
・チャンバに隣接して真空チャンバが設けられている。
該真空チャンバにおいては、ポンピング・チャンバより
も高い真空度が維持され、それによってギヤおよびベア
リングから漏れたいかなる油もポンピング・チャンバで
はなくこれらの高真空度チャンバに引込まれ、それによ
ってブロワとレーザとの正常な状態が維持される。この
ような保護のための高真空度チャンバはブロワのコスト
を付加的に増加させ、また該高真空度チャンバの故障時
には依然として汚染が発生しうる。
また、ルーツブロワはかなり大きなその寸法および重量
のために不利益を生ずる。さらに、ルーツブロワ内のブ
ロワの回転シャフトのまわりに設けられたリップシール
は頻繁な点検保守作業を要する。800〜1000時間の運転
ごとに熟練した技師がリップシールの点検保守を行なう
ためにブロワの運転を停止しなければならない。熟練し
た技師の労務費のみならずこの種の作業に伴うダウンタ
イムは関連する製造操作のコストを増加させる。
発明の開示 本発明の目的は、従来のルーツブロワを採用した既知の
ガスレーザ装置および方法における前述の不都合を回避
する改良されたガスレーザ装置、ガスのレーザ発振方法
およびそれに用いるタービン型圧縮機を提供することに
ある。さらに詳しくは、本発明の目的は連続的で安定し
た放出および出力を有するガスレーザ装置を提供し、繊
細な型彫り、切断、溶接などの遂行を可能ならしめるこ
とにある。
本発明の他の目的は、圧縮機内でのレーザガス中への潤
滑油汚染の問題が圧縮機に隣接した特殊な高真空度チャ
ンバを設けることなく解消される改良されたガスレーザ
装置、ガスのレーザ発振方法およびそれに用いるタービ
ン型圧縮機を提供することにある。
本発明のさらに他の目的は、従来用いられているルーツ
ブロワと比較して圧縮機の寸法および重量が低減されて
おり、圧縮機が長寿命を有し、かつルーツブロワに要求
されるリップシールの頻繁な点検保守作業を必要としな
い、改良されたガスレーザ装置、ガスのレーザ発振方法
およびそれに用いるタービン型圧縮機を提供することに
ある。
本発明のこれらのおよび他の目的は本発明のガスレーザ
装置によって達成されるのであり、本発明のガスレーザ
装置はレーザガス用流路を定める手段と、装置内を流れ
るガスを励起してガスをレーザ発振せしめる手段と、前
記流路に沿ってガスを流すためのタービン型圧縮機とか
らなり、該圧縮機は少なくとも0.8のヘッド係数を有
し、圧縮機の入口圧力が大気圧の1/3よりも低い状態で
流路の少なくとも一部に沿ってレーザガス中での音速の
少なくとも1/2の速度でガスを流すのに充分な圧縮比で
運転しうるものである。前記流路を定める手段はレーザ
装置を通ってガスを循環せしめる少なくとも本質的な
(essentially)閉ループを形成するものである。該閉
ループは圧縮機を含んでいる。
圧縮機の特定の圧力比(specific pressure ratio)pr
はレーザ装置に用いられるガスまたはガス混合物、およ
びガス混合物の成分の混合比に依存する。開示された実
施例における、ヘリウム、チッ素および二酸化炭素の混
合ガスについては、たとえば入口圧力が50Torrと100Tor
rとのあいだで、圧力比が少なくとも1.5:1で、圧縮機を
通過する質量流量が毎分数百立方フィート以上のオーダ
ーで運転可能である。
本発明の開示された好ましい実施例においては、レーザ
チューブを通してガスを流すためのタービン型圧縮機は
再生圧縮機(regenerative compressor)であって、軸
のまわりに回転可能なインペラーを含み、該インペラー
は、インペラー先端またはその近傍からインペラーの内
側にインペラー半径の約50%を超えない距離で延びる略
放射状のブレードを有している。インペラーのブレード
と軸方向反対側には固定された環状通路を定める手段が
設けられ、ガスが該通路内をインペラーの回転方向に周
に沿って流れるために通路への連通のための入口および
出口が設けられている。環状通路の入口と出口とのあい
だを遮断するためにダムが設けられている。このダムは
インペラーとのあいだにわずかなすき間を有している。
開示された実施例においては、再生圧縮機は2段圧縮機
でそれぞれの段は単一のインペラーの反対側に位置して
いる。圧縮機の第1段と第2段のあいだには中間冷却器
が設けられており、第1段で圧縮されたガスがさらに圧
縮されるために第2段に入る前に冷却される。中間冷却
器は複数の同心状チューブで形成された熱交換器を含
み、該熱交換器においては、隣接するチューブのあいだ
の複数の通路がガスおよび冷媒をそれぞれ流し、ガスが
該熱交換器を通過しながら冷却されるような熱交換が行
なわれる。圧縮機ハウジングの両側およびその半径方向
外側または周囲表面もまた、内部に設けられた通路を通
って循環する冷媒によって冷却され、ガスが圧縮されな
がら冷却されるようになっている。とりわけ圧縮機がき
わめて低圧で運転されるばあい、有効な冷却および効率
的な圧縮機運転のためにこのことはとくに重要である。
圧縮熱を除去するために必要なガス冷却の約50%は圧縮
機ハウジング内に組入れられた冷却によって行なわれ
る。このことは、中間段冷却を有効にし、それによって
結果として圧縮効率が高められる。
再生圧縮機のインペラーは圧縮機のドライブシャフト上
のシャフトに沿った第1の位置に回転自在に支持されて
いる。インペラーはドライブシャフトの長手方向軸まわ
りに、インペラーの周速度がレーザガスに対する音速の
かなりの部分(substantial fraction)または前記音速
に近い値となるような高速で回転せしめられる。このよ
うに、圧縮機内のガスは加速されてインペラー・ブレー
ドの先端で圧縮機内のガス中での音速に近づき、それに
よって摩擦損失が最小にされる。開示された実施例にお
いては、回転速度は約10,000rpmである。
潤滑されたベアリング手段は、少なくとも第1の位置か
ら間隔があけられたシャフトに沿った第2の位置でドラ
イブシャフトを回転自在に支持する。正圧流体シール手
段が、ベアリング手段からの潤滑油がドライブシャフト
に沿ってインペラーに向って移動しレーザガスを汚染す
ることを防止するために設けられる。前記流体シール手
段には、 ドライブシャフトの第1の位置と第2の位置のあいだで
シャフトと共に回転するようにシールされて取付けられ
たはめ合いリング、 シャフトまわりに位置して該はめ合いリングの対向する
それぞれの側と接触するためのそれぞれの摺動面を有す
る、間隔をおいて配置された一対の環状の静止部材、お
よび ベアリング手段からの潤滑油がドライブシャフトに沿っ
てインペラーに向かって移動するのを防ぐために、圧縮
機の運転中に摺動面とはめ合いリングのあいだおよびド
ライブシャフトに沿って圧縮機内のガス圧力をやや上回
る圧力下で流体またはバッファガスを方向づける手段を
含んでいる。本発明の好ましい実施例においては、レー
ザガスに対して非汚染性のバッファガスが、周囲ガスが
レーザガス中に漏れ込むことを防止し、レーザガスの損
失に対する補填(メイクアップ)ガスとしての役割を果
たすために、レーザガス中に移動することが許容され
る。好ましくは、バッファガスはレーザに用いられるガ
スと同種のものである。
圧縮機の開示された実施例において、ドライブシャフト
とインペラーは約10,000rpmの速度で回転せしめられ、
また圧縮機の各段においてインペラーは特徴的に30個の
ブレードを有しているので、圧縮機の吐出圧力は連続的
で安定している。したがって、さらに連続的で安定なレ
ーザ放出とレーザ出力とがもたらされる。本発明の再生
圧縮機の寸法および重量もまた、代表的なルーツブロワ
のそれよりも小さく、それによってガスレーザ装置の寸
法および重量が低減されうる。前記再生圧縮機はまた、
比較的長い寿命を有し、低い頻度の点検保守作業しか必
要としない。本発明では特定のシール配置が採用されて
いるので、レーザを汚染するおそれなく、圧縮機中にガ
ス、磁気、ボールまたはローラベアリングを用いること
ができる。さらに、ルーツブロワにおいて必要である2
個のロータおよびギヤの必要性は本発明の再生圧縮機に
おいては回避される。
本発明の高速軸流ガスレーザにおけるガスのレーザ発振
方法は、ヘッド係数が少なくとも0.8でレーザ内のガス
の流路の少なくとも一部に沿って該ガス中での音速の少
なくとも1/2の速度でガスを流すのに充分な圧縮比で運
転するタービン型圧縮機中でガスを圧縮する工程と、圧
縮機で圧縮されたガスをレーザ内の前記ガスの流路に沿
って流す工程と、前記ガスをレーザ発振させるために励
起する工程とからなっている。前記ガスはレーザを通っ
て閉ループ内で循環せしめられる。前記圧縮機は前記ガ
スのための閉ループ流路の一部を形成する。好ましく
は、レーザ内の流路の少なくとも一部に沿って、ガスは
音速に近いかまたは音速を超えさえする速度で移動せし
められる。前記方法はさらに、ガスが装置の閉ループを
通って移動しているときに再生圧縮機内での圧縮の前、
途中および後のいずれにおいてもガスを冷却する工程、
および正圧流体シールを用いて圧縮機内の潤滑油がレー
ザガス中に移動しないように積極的にシールする工程を
含んでいる。シールの加圧流体は損失したレーザガスの
補填のために圧縮される前記ガス中に移動することが許
容される。
本発明のこれらのおよび他の目的、特徴および利点は、
単なる例示のために本発明のいくつかの実施態様を示す
添付図面と関連させた、以下の記載からより明瞭になる
であろう。
図面の簡単な説明 第1図は本発明のガスレーザ装置の概略図; 第2図は第3図に示されるごとき円形流路を有する片側
再生圧縮機のII-II線概略断面図; 第3図は第2図に示される圧縮機の右側を示す部分断面
側面図; 第4図は第2図および第3図に示される圧縮機の一部を
示す第2図のIV-IV線断面図; 第5図は矩形流路を有する両側再生圧縮機の部分断面概
略図; 第6図は本発明の好ましい実施例にかかわる2段両側再
生圧縮機の部分断面側面図; 第7図は第6図に示される圧縮機の第6図において右側
からみた端面図; 第8図は圧縮機の第1段入口を示す、第7図のVIII-VII
I線断面図; 第9図は第6図に示される圧縮機を左側からみた圧縮機
の端面図; 第10図は第2段入口を示す、第9図のX-X線断面図; 第11図は熱交換器または中間冷却器の端面を示す、第6
図のXI-XI線断面図; 第12図は内部に冷却水分配孔を備えたベアリング・ハウ
ジングを示す、第6図のXII-XII線断面図; 第13図は第6図に示される圧縮機の第1段ボリュートの
外側を示す側面図; 第14図はガス入口を示す、第13図のXIV-XIV線断面図; 第15図はガス出口を示す、第13図のXV-XV線断面図; 第16図は第13図に示される第1段のXVI-XVI線断面図; 第17図は第1段ボリュートの内側の側面図; 第18図は第1段ボリュート内の通路の一部を示す、第17
図のXVIII-XVIII線断面図; 第19図は第17図のXIX-XIX線断面図; 第20図は流路を示す、第17図のXX-XX線断面図; 第21図は第6図に示される圧縮機の第2段ボリュートの
外側の側面図; 第22図は第21図に示される第2段ボリュートのXXII-XXI
I線断面図; 第23図は第6図に示される圧縮機の第1段水マニホール
ドの外側の側面図; 第24図は第23図に示される水マニホールドのXXIV-XXIV
線断面図; 第25図は第23図に示される水マニホールドのガス出口の
XXV-XXV線断面図; 第26図は第23図に示される水マニホールドのガス入口用
開口のXXVI-XXVI線断面図; 第27図はガス入口を示す、第23図のXXVII-XXVII線断面
図; 第28図は内部の水流路逃がしを示す、第23図の水マニホ
ールドの第1段の内側の側面図; 第29図は第2段水マニホールドの外側の側面図; 第30図は第29図に示される水マニホールドのXXX-XXX線
断面図; 第31図は内部の水流路逃がしを示す、第29図の水マニホ
ールドの内側の側面図; 第32図は第6図に示される圧縮機のシャフトの部分断面
側面図; 第33図はその多角形形状を示す第32図のシャフトの右端
面図; 第34図は第6図に示される圧縮機のベアリング・ハウジ
ングの長手方向軸に沿った断面図; 第35図は第34図に示されるベアリング・ハウジングの右
端面図; 第36図は第34図に示されるベアリング・ハウジングの左
端面図; 第37図は第6図に示される圧縮機のインペラーの側面
図; 第38図は第37図のインペラーの部分を通る、XXXVIII-XX
XVIII線断面図; 第39図は第37図に示されるインペラーのXXXIX-XXXIX線
断面図; 第40図は第39図に示されるインペラーのシャフト受け開
口部の形状を示す、矢印Aの方向からみた図;および 第41図は第6図の圧縮機における加圧流体シールの部分
を示す部分断面側面図である。
発明を実施するための最良の形態 ここで図面を参照すると、第1図には本発明のガスレー
ザ装置1が概略的に図示されている。その装置はレーザ
チューブないしレーザガスの高速軸流流路を定める他の
構造物2と、装置内を流れるガスを電気的に励起させて
レーザチューブ内でガスをレーザ発振させるために配列
される少なくとも2個の電極3、4と、ガスをレーザチ
ューブ内に通すためのタービン型圧縮機5とを有してい
る。該圧縮機は少なくとも0.8の圧縮ないしヘッド係数
を有し、レーザガスを少なくともレーザの流路に沿って
そのレーザガス中での音速の少なくとも1/2の速度で流
すのに充分な圧縮比で運転できるものである。レーザガ
スは約80%のヘリウムと約20%のチッ素とのガス混合物
(少量の炭酸ガス含有)としうる。レーザチューブ2お
よび圧縮機5は、ガスをガスレーザおよび圧縮機を通し
て再循環させるための実質的に閉じたループ6の一部を
構成している。タービン型圧縮機5へ流入し、また該圧
縮機から流出する循環ガスを冷却するために、タービン
型圧縮機のそれぞれの側の閉ループ6内に熱交換器7、
8が設けられている。ガスレーザの運転に必要な低圧、
たとえば50〜200Torrの範囲内の圧力に維持するため
に、前記閉ループ6と流体的に連通して真空ポンプ9が
配置されている。ループ6内でレーザ発振されるガスを
供給しかつ交換(replace)するために、ガス混合物タ
ンク10が閉ループ6と選択的に連通するように設けられ
ている。ループ内のレーザガスの交換は、後述するよう
に、圧縮機内の正圧流体シールによって、圧縮機の運転
中にも行なわれる。圧縮機の圧力ないしヘッド係数Ψは
各段ごとに少なくとも0.8であり、式: により定まる。ここで g=32.2(ft/sec2)、 U=圧縮機のインペラーチップ速度(ft/sec)、 γ=比熱比 R=ガス定数(ft/゜F) T1=入口温度(゜R) P1=入力圧力(psia) P2=出口圧力(psia) であり、本発明の圧縮機ではたとえばヘッド係数が単に
約0.5〜0.7でしかない単段の遠心圧縮機に比して圧縮機
を低速で運転するが、より高いガスの圧力がえられる。
本発明の圧縮機の低い運転速度では、遠心力が、および
それにより応力が、高速のばあいよりもきわめて小さ
く、単段の遠心圧縮機に比して寿命が長くなり、メンテ
ナンスが少なくてすむことになる。本発明の好ましい実
施例では、各段が約3.0のヘッド係数を有する2段再生
圧縮機である。
前述のごとくガスレーザ装置1は、ガスがレーザチュー
ブ2内を、または少なくともその一部を、レーザガス中
での音速の少なくとも1/2の速度で、好ましくは音速に
近い速度で移動する高速軸流レーザである。ガスの音速
(vs)は、vs=nRTであり、ここでnはガス混合物の断
熱指数(isentropic exponent)、Rは各成分のガス定
数、およびTは絶対温度である。前記ヘリウム、チッ素
および二酸化炭素のガス混合物の音速(vs)は約560m/s
ecであり、純粋なヘリウムについては1200m/secであ
る。ガスを圧縮機5から、レーザチューブ2のすぐ上流
にあってガスを加速するノズルに通すことによってレー
ザチューブ内のガスを高速化することができる。一例と
して、直径18mmのレーザチューブに対して、タービン圧
縮機から、レーザチューブ2のすぐ上流の流路内に配置
されており当該チューブ中に開口する直径9mmのノズル
を備えた直径19mmの導管を通してガスを供給すると、ガ
ス流れの速度をそのガス中での音速の少なくとも1/2
に、好ましくは音速に近い、あるいはそれを超える速度
まで増大させることができる。ノズルは、レーザチュー
ブによって生ずる程度を超えて、閉ループ6中の移動ガ
スの圧力降下量を増大させ、それにより圧縮機の入口圧
力が90Torrで、圧縮機を通る流量が約300ft3/minのもと
で、約80%のヘリウム、約20%のチッ素および微量の二
酸化炭素からなるガス混合物を用いたとき、圧縮機の入
口圧力に対する圧縮機の出口圧力の圧縮比がたとえば1.
7:1となる。さらに一般的には、圧縮機の圧縮比(pr)
はレーザに用いられるガス混合物およびそのガス混合物
の成分の混合比に依存する。圧縮比prは、nをガス混合
物の断熱指数とするとき、pr=(2/n+1))exp(n/n
−1)と表わされる。その圧縮比は制限要因となる質量
流量密度(kg/sec・m2)に影響する。本発明のタービン
型圧縮機においては300ft3mまたはそれ以上の流量が達
成され、その一方で圧縮機のサイズが小さく、市販のガ
スレーザのキャビネットに入れることができる。
本明細書で用いられている「レーザチューブ」という表
現は、図示されるような等径のチューブに限定すること
を意図するものでなく、たとえばテーパ状のチューブな
ど他の幾何学的形状のものをも包含する。レーザガスの
励起のタイプもまた変えられる。たとえば直流電気励
起、高周波励起(radio frequency excitation)、およ
び/または化学的および熱的ポンピングのような他のポ
ンピングの形態を用いることができる。
前述したヘッド係数、圧縮比、入口圧力および質量流量
の運転特性を有する本発明の好ましい実施例にかかわる
タービン型圧縮機5は、前述のごとき再生圧縮機である
のが好ましい。ガスレーザ装置に再生圧縮機を用いる
と、たとえば遠心圧縮機に比して、圧縮機の圧縮段数を
少なくすることができ、低速で要求する圧縮比がえられ
るように運転することができ、そのため高い耐久性、低
い初期コストおよび長い運転寿命を備えた複雑さの少な
い機械を提供できることがわかった。圧縮機はまた前述
した市販のレーザに用いるために比較的コンパクトにで
きる。第2〜4図に示すように、再生圧縮機11は軸A-A
まわりに回転することができるインペラーを有し、該イ
ンペラーはその先端またはその近傍から最大限インペラ
ーの半径の50%まで内側に延びる略放射状のブレード13
を備えている。インペラーのブレード13に対し軸方向で
反対の側にインペラーハウジングのボリュート14があ
り、そのハウジングは圧縮すべきガスを通路15に連通す
るために設けられる入口16および出口17を備えた固定さ
れた環状通路15を構成している。ガスの周方向の流れ
は、通路内でインペラーの回転方向、第3図の矢印B方
向に生ずる。ダムないしストリッパ18は環状通路15を入
口および出口のあいだで遮断するために設けられてい
る。ダムはインペラー12とのあいだにわずかなすき間を
有している。第2〜4図に図示された再生圧縮機は円形
流路を備えた片側圧縮機である。第5図には圧縮機の第
1段および第2段が単一のインペラー19のそれぞれの側
に配置された2段再生圧縮機が図示されている。ガスは
インペラー19の一方の側のブレードで圧縮されるように
入口20を通って環状通路に入り、そこで矩形の通路22を
通り、インペラー19の第2の側のブレードで圧縮される
第2段へ入り、その後出口21を通って移動する。
本発明の好ましい形態によれば、タービン型圧縮機は第
6〜41図に詳細に示されるように2段両側再生圧縮機で
ある。圧縮機23は、インペラー24を有し、インペラーは
その先端またはその近傍から最大限インペラーの半径の
50%だけ内側に延びる基本的に放射状のブレード25を備
えている(とくに第37〜40図参照)。さらに詳しくは、
インペラーのそれぞれの側に特徴的に30のブレードが設
けられ、それらのブレードは間隔をあけて、反対側の面
のブレード同志の間の途中に配置されている。それらの
ブレードは低密度レーザガスに必要な圧縮のために、前
方に40°±5°だけ傾斜している。望まれるブレードの
傾斜角度はガス混合物およびその中での音速に依存して
おり、それゆえ変化する。インペラーはアルミ合金鋳物
A356.0テンパー(Temper)T6、または他の適切な材料か
ら形成されている。その中心には第40図に示されるよう
に多角形状の開口部となるように中心孔26が機械で穿孔
されている。インペラーは、回転できるように第32〜33
図に示すようにドライブシャフト28の対応する形状にさ
れた端部27上に設けられている。インペラーは第6図に
示されるようなリング19およびファスナー30によってド
ライブシャフト28の端部27上に保持されている。ドライ
ブシャフト28の多角形状に形成された端部の丸い突出部
およびインペラー24中の補完的な形状の孔は、シャフト
まわりの負荷や応力を分散させると共にキーやスプライ
ンの必要性をなくしている。
ドライブシャフト28は第34〜36図に示されるようにベア
リングハウジング31内に高速ベアリング32、33によって
回転自在に支持されている。ドライブシャフト28は、モ
ータの出力軸上およびドライブシャフト28の自由端上に
それぞれ設けられている有歯プーリ35、36およびそれら
のプーリまわりに張られた高トルクドライブベルト37と
からなる駆動連結部を介してモータ34によって高速で、
約10,000rpmで、とくに9,908rpmの高速で回転される。
直接駆動をも用いることができる。要求される回転速度
は、インペラーの周速が音速のかなりの部分ないし音速
に近い速度であるべきであることを知って、与えられた
インペラーの直径とレーザガスにおける音速とから計算
しうる。インペラーの直径は開示された実施例において
は約13インチである。ドライブシャフト28にはナット38
が、ベアリングを備えたシャフトにあらかじめ負荷(pr
eload)を与えるように、およびシステムをバランスさ
せるように設けられ、それによりその危険速度(critic
al speed)が運転速度よりも、係数で1.4またはそれ以
上高くされる。ベアリング31、32にそれぞれグリス給油
するためにグリス給油口39、40がベアリングハウジング
31に形成されている。それとは異なり、給油式ベアリン
グに代えて、ガスベアリングなどの他のタイプのベアリ
ングを用いることができる。ベアリングハウジング内に
は、給水口41、排水口42および通水路43がハウジング、
ベアリングおよびシャフトを冷却するために設けられて
いる。
インペラー24は、静止している水冷のインペラーハウジ
ング44内で高速で回転される。静止側の第1および第2
段ボリュート45および46は第6図に示されるようにファ
スナ47によってインペラーハウジング44に密封して連結
されている。水用マニホールド47、48は圧縮機を冷却す
るためにそれぞれ第1および第2段のボリュートの外側
表面上に設けられている。冷却水は第2段の水用マニホ
ールド48内の給水口49(第9図参照)から、第2段のボ
リュート46に隣接するマニホールド48の表面にある環状
通路51を通って循環される。第30〜31図に示されるよう
に半径方向に間隔をあけて、通路51内にマニホールド48
まわりに設けられた複数枚のウェブ52はそれを通して水
を通過させ、マニホールドと隣接するボリュートとのあ
いだに相対的な間隔を維持する。給水口49の一方の側に
ある連続したウェブ53は、冷却水を強制的に環状通路51
まわりに通過させて出口に、あるいは隣接するボリュー
ト、インペラーハウジング44および第1段のボリュート
45を通過させて第1段の水用マニホールド47内の環状冷
却通路54へと水を搬送するための通路に、通させる。入
ってくる冷却水は同じように、好ましくは第1段のボリ
ュートを冷却するためにこれに隣接する環状通路54を経
由させて、そこで出口55を通って出ていく。圧縮機は前
述したようにきわめて低い圧力で作動する。そのことは
圧縮機を通るガスが低密度となるので、圧縮機の冷却を
困難にする。基本的に圧縮機の両側およびその半径方向
の外側またはその外周面の全体の表面を前述した方法で
冷却することにより、充分な冷却を行なうことができ
る。圧縮の熱を除去するために要求されるガス冷却の約
50%が圧縮機のハウジング内に組み込まれた冷却によっ
て取り除かれる。このことは圧縮効率を向上させる段間
冷却の効果を与える。追加の段間冷却は後述するように
中間冷却器61内で達成される。
第1および第2段のボリュート45、46のそれぞれには、
第13〜22図でそれぞれ56、57で示される環状通路が形成
されている。第1段のボリュート45の通路56は圧縮すべ
きレーザガス用の入口58を有している。ダム59は環状通
路を入口と出口63とのあいだで通路56から遮断してい
る。ダムはガスを入口から通路56の全長にわたって出口
まで流させるようにインペラーとのあいだにわずかなす
き間を有している。環状通路56を入口から出口まで通過
するガスは隣接して回転しているブレードとの相互作用
をするあいだに圧縮される。圧縮機は、チャンネル内の
流れがインペラーのブレードの通路にその内径部から入
り、遠心作用により先端で高速の接線速度で流れ出るの
で、その効果から多段遠心であると考えられる。そし
て、インペラーの速度よりも小さい平均速度で流れてい
る静止チャンネル内に残っているガスに対し、モーメン
トを与える。ガスはそこで半径方向内向きに流れ、内径
部でインペラーに再度流入する。入口および出口間の周
縁まわりに(about the perephery)に生ずる圧力はモ
ーメント交換(momentum exchauge)によって支えられ
る。
第1段ボリュート内で出口62まで達した圧縮ガスは、中
間冷却器61を通って搬送される(第6図および第11図参
照)。中間冷却器は複数の同心状チューブ62、63、64お
よび65によって形成される熱交換器を有している。冷却
水はチューブ62内および2個のチューブ63、64のあいだ
で循環され、他方、圧縮レーザガスはチューブ62、63の
あいだおよびチューブ64、65のあいだを冷媒との熱交換
のために通される。水は入口66および出口67によって、
中間冷却器を通して循環される。
中間冷却器61内で冷却されたレーザガスは圧縮機の第2
段の入口63まで搬送され、圧縮機内の環状通路57を通っ
て移動し、圧縮され、さらに第2段出口69を通過する。
圧縮機23からの圧縮ガスは熱交換器8を通って循環さ
れ、そこでガスレーザ2を通る閉ループ6内へ移動する
前に冷却される。レーザ2を励起させるガスは第2段に
戻される前に熱交換器7を通る(両側再生圧縮機23)。
圧縮機の運転パラメータまたは能力の一実施例として、
熱交換器7から受け取った、レーザ2内のガスとして作
用するヘリウム−チッ素−二酸化炭素レーザガス(He-N
2-CO2 laser gas)が、圧縮機23の第1段の入口へ入っ
たときに、実際の圧力(actual pressure)1.764psi
(約91Torr)で90゜Fまで冷却される。そのガスは実際流
量302ft3/minで流れている。圧縮機の第1段で圧縮され
た後、出口60から出るガスは実際圧力2.562psiで、温度
272゜F、および実際流量276ft3/minである。中間冷却器6
1内で冷却された結果として、圧縮機の第2段の入口に
入ってくるガスは温度185゜F、実際圧力2.434psi、およ
び実際流量256ft3/minである。圧縮機の第2段はレーザ
ガスの圧力をさらに上げて、第2段の出口で実際圧力3.
355psiまで上げる。そのときの温度は332゜F、実際の流
量は228ft3/minである。圧縮ガスはそこで熱交換器に通
され、ガスレーザ2を通過させるために温度が332゜Fか
ら約90゜Fまで下降させられる。ガスレーザを通じての圧
力降下は、ガスの要求される質量流量およびレーザ内で
のガスの高速のために、実質的に52〜60Torrのオーダー
である。前述したように、ガスの速度はノズルによっ
て、音速の少なくとも1/2まで、好ましくは実質的にこ
れよりも速く、レーザガス内における音速(560m/sec)
に近い速度まで加速される。もちろん本発明の圧縮機お
よびレーザについては、当業者にとって明白なように他
の運転パラメータが可能である。
本発明のタービン型圧縮機の圧力の出力は従来のルーツ
ブロワよりも高い周波数パルスを伴う。それゆえ、本発
明のガスレーザ装置のレーザ放出安定性およびレーザパ
ワー出力(laser power output)は、従来のルーツブロ
ワを採用するガスレーザ装置に比して実質的により均一
でありまたは安定している。本発明のタービン型圧縮機
の寸法および重量もルーツブロワに比して小さく、かつ
振動の大きさも減少されている。
ベアリング32、33用潤滑剤からレーザガスの汚染を防ぐ
ため、本発明ではベアリングからの潤滑剤が、インペラ
ーの方向にドライブシャフトに沿って移動するのを防ぐ
べく流体シール70が設けられている。流体シール70は、
シャフトと共に回転するように、ベアリング23とインペ
ラー24とのあいだのドライブシャフト28にシールされて
設けられるタングステンカーバイドのはめ合いリング71
を備えている。低摩擦摺動面を有する、一対の環状の間
隔をあけた静止カーボン部材72、73が前記はめ合いリン
グのそれぞれの面上に配置され、バネ74、75によって当
該はめ合いリング71に対して可撓的(yieldably)に付
勢されている。はめ合いリング71はドライブシャフト28
とのあいだに0.001インチよりも小さいすき間を形成す
る直径の中心孔を有し、それによりシャフト上に圧入さ
れうる。シャフトのはめ合いリング71の下の位置に形成
された環状溝内に挿入されたOリング76は、はめ合いリ
ングとシャフトとのあいだの相対的な回転に抵抗するよ
うに作用する。リング71の、部材72、73と隣接する両面
には、それぞれ部材72、73の対向する力の半径方向外側
の位置から、リング71および部材72、73の対向して接触
する面のあいだの位置まで延び拡がるように形成された
スパイラル溝を有している。ドライブシャフトおよびリ
ング71が回転するあいだ、リング71の面に形成されたス
パイラル溝は、リング71と部材72、73のあいだのシール
ハウジング内からガスをポンピングし、前記部材72およ
び73を、リング71からわずかな距離、典型的には50×10
-6インチだけ離す。部材72、73はバネ74、75の付勢力に
抗してリング71から離れる。静止したリング状の部材7
2、73は第1図に示すように流体シール70のハウジング7
7内にシールするように支持されている。Oリング78、7
9はシールを補助している。バッファガス(レーザ内で
用いられるガスと同じでよい)は入口80を通って流体シ
ール70に供給される。バッファガスは圧縮機、閉ループ
6およびレーザチューブ2内のガスよりも、わずかに、
たとえば数psi高い圧力にされている。バッファガスの
流量は小さく、たとえば1ft3/minまたはそれ以下であ
る。その少量のバッファガスははめ合いリングおよび部
材72、73の隣接する摺動面の範囲内でハウジング77内へ
にじみ出ることができ、インペラーと圧縮機の第2段の
ボリュートとのあいだのギャップ81内に、および流体シ
ール70のハウジング77とドライブシャフト28とのあいだ
のギャップ82内に、シャフトとリング71とが回転してい
るあいだに前述のリングから部材72、73を離す動きをす
るリング内の溝の粘性剪断タイプのポンプ作動によって
強制的に注入される。ギャップ81を通じてレーザ内に入
るバッファガスの流れは、必要なレーザ補填ガスを減少
させ、レーザガスを汚染するギャップ81を通じた大気の
流入を防止する。ギャップ82内の正の(positive)ガス
圧力はベアリングからシャフトに沿ってインペラー方向
に向う潤滑剤の流れをも防止する。要すればレーザのた
めの補填ガスをより多く供給させるため、より高いガス
流量を採用することができる。シャフトのまわりにはリ
ップ付きのシールは必要でない。バッファガスはベアリ
ングを通過するが、潤滑剤を運ぶことはない。かかる構
成により、本発明のベアリングは少なくともB10の等級
でよく、ルーツブロワのようなリップ付きシールを何度
も交換する作業は不要である。それらはレーザガスの潤
滑剤による汚染の問題を除いたうえで達成されるのであ
る。
前記のことから、本発明の高速軸流レーザ中でガスをレ
ーザ発振させる方法は50〜100Torrまたはそれより低い
圧縮機入口圧力のもとで、少なくとも0.8のヘッド係数
で、かつレーザ内のガス流路の少なくとも一部分に沿っ
て、ガス中での音速の少なくとも1/2の速度でガスを流
すのに充分な圧力比で稼動するタービン型圧縮機中でガ
スを圧縮する工程と、前記圧縮機によって圧縮されたガ
スをガス流路に沿って運び、それをレーザ発振させるた
めにガスを励起させる工程とからなっている。その方法
は閉ループ中の前記圧縮機およびレーザを通ってガスを
再循環させる工程を含んでいる。ガスは好ましくは前記
レーザチューブの少なくとも一部分に沿って、かつ前記
ガス中での音速に近い速度すなわち560m/secで運ばれ
る。タービン型圧縮機は前述のように約10,000rpmの速
度で作動され、好ましくは0.8またはそれより大きい圧
力ないしヘッド係数を有する圧縮機である。本発明の実
施例においては、とくに前記圧縮機が、圧縮機の各段が
約3の圧縮係数を有する2段の両側再生圧縮機である。
そのガスは圧縮機中での圧縮の段間で冷却されると共
に、ガスレーザ装置の閉ループ内を通る通路内で圧縮す
る前、圧縮中および圧縮した後にも冷却される。さらに
前記方法は圧縮機内でレーザガスの動きに抗して流体シ
ールによって積極的に(positively)潤滑剤をシールす
る工程と、レーザ補給ガスを前記レーザにシールして供
給する工程とを有する。圧縮機のインペラーは自軸まわ
りにそのドライブシャフト上で、インペラーの周速がガ
スの音速またはそれに近い速度のかなりの部分となる速
度で回転される。
本発明の実施例は数列のみを図示、説明したが、本発明
はそれらに限定されるものではなく、当業者にとって公
知の種々の変更や改変を加えてもよいことは理解される
だろう。それゆえ我々はここで図示され、説明された細
部に限定されることを望むものではなく、添付の請求の
範囲によって包含されるすべての変更および改変を含む
ことを意図している。

Claims (46)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(補正後)レーザガスの流路を構成する手
    段と、装置内を前記流路に沿って流れるガスを励起して
    ガスをレーザ発振せしめる手段と、前記流路に沿ってガ
    スを流すための再生圧縮機とからなり、前記再生圧縮機
    は少なくとも0.8の圧力ないしヘッド係数を有してお
    り、かつ前記流路の少なくとも一部分に沿って前記レー
    ザガス中での音速の少なくとも1/2の速度で前記ガスを
    流すための圧力比で稼動することができるガスレーザ装
    置。
  2. 【請求項2】(補正後)流路を構成する前記手段が、前
    記レーザ装置を通ってガスを再循環させるための本質的
    な閉ループを形成しており、該ループが前記圧縮機を含
    んでなる請求の範囲第1項記載のガスレーザ装置。
  3. 【請求項3】(補正後)前記再生圧縮機が、略放射状の
    ブレードを有しており、軸のまわりに回転自在のインペ
    ラーと、該インペラーのブレードの軸方向の反対側にあ
    って、入口および出口を有する固定された環状通路を形
    成する手段とからなり、前記ブレードはインペラーの先
    端またはその近傍からインペラーの内側へインペラーの
    半径の約50%の距離まで最大限伸びており、かつ前記入
    口および出口は前記ガスを前記通路に連通せしめ、通路
    の周辺にインペラーの回転方向に前記ガスを流すべく設
    けられてなる請求の範囲第1項記載のガスレーザ装置。
  4. 【請求項4】(補正後)入口と出口のあいだの環状通路
    を遮断するためのダムが設けられており、該ダムがイン
    ペラーとのあいだにわずかなすき間を有してなる請求の
    範囲第3項記載のガスレーザ装置。
  5. 【請求項5】(補正後)前記再生圧縮機が単段圧縮機で
    ある請求の範囲第1項記載のガスレーザ装置。
  6. 【請求項6】(補正後)前記再生圧縮機が少なくとも2
    段からなる請求の範囲第1項記載のガスレーザ装置。
  7. 【請求項7】(補正後)前記圧縮機の第1段および第2
    段が単一のインペラーの両側にそれぞれ配置されてなる
    請求の範囲第6項記載のガスレーザ装置。
  8. 【請求項8】(補正後)前記第1段で圧縮されたガスが
    さらに圧縮されるために第2段に入る前に該ガスを冷却
    するべく、中間冷却器が前記圧縮機の第1段と第2段の
    あいだに設けられてなる請求の範囲第6項記載のガスレ
    ーザ装置。
  9. 【請求項9】(補正後)前記中間冷却器が複数の同心状
    チューブで形成された熱交換器を含んでおり、隣接する
    チューブ間の空間が、それぞれ前記ガス、および該ガス
    が熱交換器を通るあいだにこのガスを冷却するための熱
    交換用冷却流体を運んでなる請求の範囲第8項記載のガ
    スレーザ装置。
  10. 【請求項10】(補正後)前記圧縮機の両側のほぼ全面
    および圧縮機の半径方向外側または周囲の表面を冷却し
    て、圧縮時におけるガスを冷却する手段が設けられてな
    る請求の範囲第1項記載のガスレーザ装置。
  11. 【請求項11】(補正後)前記圧縮機により圧縮される
    べきガスを冷却するために該圧縮機の上流に第1の熱交
    換器が設けられており、かつ前記圧縮機によって圧縮さ
    れたガスが前記レーザチューブに流入する前に当該ガス
    を冷却するために圧縮機とレーザチューブのあいだの流
    路に第2の熱交換が設けられてなる請求の範囲第1項記
    載のガスレーザ装置。
  12. 【請求項12】(補正後)前記圧縮機が、 ドライブシャフトと、 該シャフトと共に回転するために当該シャフト上の第1
    の位置に取り付けられたインペラーと、 前記ドライブシャフト上の第2の位置で当該ドライブシ
    ャフトを回転自在に支持するベアリング手段と、 前記ドライブシャフトおよび該シャフト上のインペラー
    を回転自在に駆動させるための手段と、 前記ベアリング手段からの潤滑剤がドライブシャフトに
    沿ってインペラーへ移動するのを防ぐために、前記ベア
    リング手段とインペラーの中間に設けられた正圧流体シ
    ール手段 とからなる再生圧縮機である請求の範囲第1項記載のガ
    スレーザ装置。
  13. 【請求項13】(補正後)前記流体シール手段がインペ
    ラーハウジングに隣接して配置されており、前記シール
    の正圧流体がレーザガスに対して非汚染性のガスであ
    り、このガスが周囲ガスがレーザガス中に侵入するのを
    防ぎかつレーザに補填ガスを供給すべく前記レーザガス
    中に入り込んでもよい請求の範囲第12項記載のガスレー
    ザ装置。
  14. 【請求項14】(補正後)前記シャフトを駆動させるた
    めの手段が約10,000rpmの速度でシャフトを回転させて
    なる請求の範囲第12項記載のガスレーザ装置。
  15. 【請求項15】(補正後)前記流体シール手段が、 前記シャフトと共に回転するために、前記ドライブシャ
    フトの第1の位置と第2の位置のあいだにシールされて
    取り付けられたはめ合いリングと、 該はめ合いリングの対向するそれぞれの側と接触する摺
    動面をそれぞれ有する、間隔をおいて配置された一対の
    静止部材と、 圧縮機が稼動しているあいだ、前記ベアリング手段から
    の潤滑剤が前記ドライブシャフトに沿って前記インペラ
    ーに移動するのを防ぐために、圧縮機内のガスよりも高
    圧の流体を前記滑動面とはめ合いリングのあいだ、およ
    びシャフトに沿って方向づける手段 を含んでなる請求の範囲第12項記載のガスレーザ装置。
  16. 【請求項16】(補正後)前記圧縮機が、軸のまわりに
    回転自在のインペラーと、該インペラーを、その周速
    が、 ここに、n:ガスの断熱指数 R:各成分のガス定数 T:絶対温度 で表わされるガスに対する音速vsの少なくともかなりの
    部分である速度で回転させる手段とからなる請求の範囲
    第1項記載のガスレーザ装置。
  17. 【請求項17】(補正後)圧縮機の圧力比prがレーザ装
    置に用いられるガス混合物および該ガス混合物の成分の
    混合比に依存しており、圧力比が pr=(2/(n+1))exp(n/(n−1)) ここに、n:ガス混合物の断熱指数 で表わされる請求の範囲第1項記載のガスレーザ装置。
  18. 【請求項18】(補正後)前記ガス混合物が本質的にヘ
    リウム、チッ素および二酸化炭素からなる請求の範囲第
    17項記載のガスレーザ装置。
  19. 【請求項19】(補正後)少なくとも0.8のヘッド係数
    で、かつガス流路の少なくとも一部分に沿って、ガス中
    での音速の少なくとも1/2の速度でガスを流しうる圧力
    比で稼動する再生圧縮機中でガスを圧縮する工程、 前記圧縮機によって圧縮されたガスを高速軸流レーザ中
    のガス流路に沿って運ぶ工程、および 前記ガスをレーザ発振させる工程 からなる高速軸流レーザ中でガスをレーザ発振させる方
    法。
  20. 【請求項20】(補正後)前記圧縮機を含む閉ループ中
    で前記レーザを通ってガスを再循環させる工程をさらに
    含む請求の範囲第19項記載のガスをレーザ発振させる方
    法。
  21. 【請求項21】(補正後)前記流路の少なくとも一部分
    に沿って、かつ前記ガス中での音速に少なくとも近い速
    度でガスが運ばれてなる請求の範囲第19項記載のガスを
    レーザ発振させる方法。
  22. 【請求項22】(補正後)前記タービン型圧縮機が約1
    0,000rpmの速度で作動される請求の範囲第19項記載のガ
    スをレーザ発振させる方法。
  23. 【請求項23】(補正後)前記ガスが前記圧縮機の2段
    で圧縮される請求の範囲第19項記載のガスをレーザ発振
    させる方法。
  24. 【請求項24】(補正後)前記圧縮機中での圧縮の段間
    で冷却する工程をさらに有する請求の範囲第23項記載の
    ガスをレーザ発振させる方法。
  25. 【請求項25】(補正後)前記再生圧縮機が単段圧縮機
    である請求の範囲第19項記載のガスをレーザ発振させる
    方法。
  26. 【請求項26】(補正後)前記ガスを圧縮機内で圧縮す
    る前、圧縮中および圧縮後にガスを冷却する工程をさら
    に有する請求の範囲第19項記載のガスをレーザ発振させ
    る方法。
  27. 【請求項27】(補正後)潤滑剤のレーザガス中への移
    動を防止すべく、潤滑剤と圧縮機を通って動くレーザガ
    スとのあいだに、圧縮機が稼動しているあいだ正の流体
    圧力を維持することによって、圧縮機中の潤滑剤がレー
    ザガス中に移動するのを積極的にシーリングする工程を
    有する請求の範囲第19項記載のガスをレーザ発振させる
    方法。
  28. 【請求項28】(補正後)前記正の流体を維持するのに
    使われる流体がレーザガスに対して非汚染性であり、汚
    染性のガスが侵入するのを防止するとともにレーザの追
    加のガスとして、前記レーザガス中に入り込んでもよい
    請求の範囲第27項記載のガスをレーザ発振させる方法。
  29. 【請求項29】(補正後)前記ガスが本質的にヘリウ
    ム、チッ素および二酸化炭素からなるガス混合物である
    請求の範囲第19項記載のガスをレーザ発振させる方法。
  30. 【請求項30】(補正後)前記圧縮機が軸のまわりに回
    転自在のインペラーからなり、該インペラーが圧縮工程
    時に ここに、n:ガスの断熱指数 R:各成分のガス定数 T:絶対温度 で表わされるガスに対する音速vsのかなりの部分である
    速度で回転される請求の範囲第19項記載のガスをレーザ
    発振させる方法。
  31. 【請求項31】(補正後)軸のまわりに回転自在であっ
    て、ガスを圧縮するための複数のブレードを有するイン
    ペラーと、該インペラーのブレードに面しており、入口
    および出口を有する通路を形成する手段と、 ガスを圧縮するために前記インペラーおよび該インペラ
    ー上のブレードを回転させる手段 とからなり、前記入口および出口は圧縮されるべきガス
    を前記通路に連通させるために該通路中に設けられてお
    り、前記圧縮機が、圧縮機への入口圧力が大気圧の1/3
    よりも低い状態で高速軸流レーザ中のガス中での音速の
    少なくとも1/2の速度でガスを流すのに充分な圧力比で
    稼動することができるタービン型圧縮機。
  32. 【請求項32】(補正後)前記圧縮機が再生圧縮機であ
    り、前記インペラーのブレードは該インペラーの先端ま
    たはその近傍からインペラーの内側へインペラーの半径
    の約50%の距離まで最大限延びている略放射状のブレー
    ドであり、かつ前記通路が固定された環状通路であり、
    インペラーの回転方向に当該通路の周辺にガスを流す請
    求の範囲第31項記載の圧縮機。
  33. 【請求項33】(補正後)前記入口および出口が圧縮さ
    れるべきガスを通路に連通させるために環状通路中に設
    けられており、前記入口と出口のあいだの環状通路をふ
    さぐためのダムが設けられており、かつ該ダムがインペ
    ラーとのあいだにわずかなすき間を有してなる請求の範
    囲第32項記載の圧縮機。
  34. 【請求項34】(補正後)前記再生圧縮機が単段圧縮機
    である請求の範囲第32項記載の圧縮機。
  35. 【請求項35】(補正後)前記再生圧縮機が少なくとも
    2段からなる請求の範囲第33項記載の圧縮機。
  36. 【請求項36】(補正後)前記圧縮機の第1段および第
    2段が単一のインペラーの両側にそれぞれ配置されてな
    る請求の範囲第35項記載の圧縮機。
  37. 【請求項37】(補正後)前記第1段で圧縮されたガス
    がさらに圧縮されるために第2段に入る前に該ガスを冷
    却するべく、中間冷却器が前記圧縮機の第1段と第2段
    のあいだに設けれてなる請求の範囲第35項記載の圧縮
    機。
  38. 【請求項38】(補正後)前記中間冷却器が複数の同心
    状チューブで形成された熱交換器を含んでおり、隣接す
    るチューブ間の空間が、それぞれ前記ガス、および該ガ
    スが熱交換器を通るあいだにガスを冷却するための熱交
    換用冷却流体を運んでなる請求の範囲第36項記載の圧縮
    機。
  39. 【請求項39】(補正後)前記インペラーを回転自在に
    駆動するための前記手段が、 回転するためにその第1の位置で前記インペラーが取り
    付けられてなるドライブシャフトと、 前記ドライブシャフト上の第2の位置で当該ドライブシ
    ャフトを回転自在に支持するベアリング手段と、 前記ベアリング手段からの潤滑剤がドライブシャフトに
    沿ってインペラーへ移動するのを防ぐために、前記第1
    の位置と第2の位置の中間に配置された正圧流体シール
    手段 とからなる請求の範囲第32項記載の圧縮機。
  40. 【請求項40】(補正後)前記流体シール手段が、 前記シャフトと共に回転するために、前記ドライブシャ
    フトの第1の位置と第2の位置のあいだにシールされて
    取り付けられたはめ合いリングと、 該はめ合いリングの対向するそれぞれの側と接触する摺
    動面をそれぞれ有する、間隔をおいて配置された一対の
    静止部材と、 圧縮機が稼動しているあいだ、前記ベアリング手段から
    の潤滑剤が前記ドライブシャフトに沿って前記インペラ
    ーに移動するのを防ぐために、圧縮機内のガスよりも高
    圧の流体を前記滑動面とはめ合いリングのあいだ、およ
    びシャフトに沿って方向づける手段 を含んでなる請求の範囲第39項記載の圧縮機。
  41. 【請求項41】(補正後)前記流体シール手段がインペ
    ラーハウジングに隣接して配置されており、前記シール
    の正圧流体がレーザガスに対して非汚染性のガスであ
    り、このガスが圧縮されるべきガスの補填ガスとして前
    記通路中に入り込んでもよく、これにより周囲ガスがガ
    ス中に侵入するのが防止されてなる請求の範囲第39項記
    載の圧縮機。
  42. 【請求項42】(補正後)前記シャフトを駆動させるた
    めの手段が約10,000rpmの速度でシャフトを回転させて
    なる請求の範囲第31項記載の圧縮機。
  43. 【請求項43】(補正後)前記圧縮機が、軸のまわりに
    回転自在のインペラーと、該インペラーを、その周速
    が、 ここに、n:ガスの断熱指数 R:各成分のガス定数 T:絶対温度 で表わされるガスに対する音速vsの少なくともかなりの
    部分である速度で回転させる手段とからなる請求の範囲
    第31項記載の圧縮機。
  44. 【請求項44】(補正後)圧縮機の圧力比prがレーザ装
    置に用いられるガス混合物および該ガス混合物の成分の
    混合比に依存しており、圧力比が pr=(2/(n+1))exp(n/(n−1)) ここに、n:ガス混合物の断熱指数 で表わされる請求の範囲第31項記載の圧縮機。
  45. 【請求項45】(補正後)前記ガスがヘリウム、チッ素
    および二酸化炭素の混合物である請求の範囲第31項記載
    の圧縮機。
  46. 【請求項46】(補正後)前記圧縮機の両側のほぼ全
    面、および圧縮機の半径方向外側または周囲の表面を冷
    却する手段が設けられてなる請求の範囲第31項記載の圧
    縮機。
JP63503201A 1987-03-20 1988-03-18 ガスレーザ装置、方法およびそのためのタービン圧縮機 Expired - Lifetime JPH0724316B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US28203 1987-03-20
US07/028,203 US4817111A (en) 1987-03-20 1987-03-20 Gas laser apparatus, method and turbine compressor therefor
PCT/US1988/000843 WO1988007277A1 (en) 1987-03-20 1988-03-18 Gas laser apparatus, method and turbine compressor therefor

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02502773A JPH02502773A (ja) 1990-08-30
JPH0724316B2 true JPH0724316B2 (ja) 1995-03-15

Family

ID=21842132

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63503201A Expired - Lifetime JPH0724316B2 (ja) 1987-03-20 1988-03-18 ガスレーザ装置、方法およびそのためのタービン圧縮機

Country Status (8)

Country Link
US (1) US4817111A (ja)
EP (1) EP0349590B1 (ja)
JP (1) JPH0724316B2 (ja)
AT (1) ATE106624T1 (ja)
AU (2) AU605293B2 (ja)
CA (1) CA1321254C (ja)
DE (1) DE3889910T2 (ja)
WO (1) WO1988007277A1 (ja)

Families Citing this family (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH022695A (ja) * 1988-06-16 1990-01-08 Fanuc Ltd レーザ発振装置
JPH025585A (ja) * 1988-06-24 1990-01-10 Fanuc Ltd レーザ発振装置
JPH02169899A (ja) * 1988-12-21 1990-06-29 Fanuc Ltd レーザ用ターボブロア及びそれを用いたレーザ発振装置
US5125924A (en) * 1990-09-24 1992-06-30 Laser Engineering, Inc. Heart-synchronized vacuum-assisted pulsed laser system and method
US5109388A (en) * 1990-09-24 1992-04-28 Laser Engineering, Inc. Long pulse, fast flow laser system and method
DE4118786C2 (de) * 1991-06-07 1998-04-09 Becker Kg Gebr Gaslaser, insbesondere Axialstromgaslaser
US5319679A (en) * 1992-12-09 1994-06-07 Datum Systems Method and apparatus for recovering data from a radio signal
US5377216A (en) * 1993-06-04 1994-12-27 Prc Corporation Sealing method and arrangement for turbine compressor and laser employing same
US6690963B2 (en) 1995-01-24 2004-02-10 Biosense, Inc. System for determining the location and orientation of an invasive medical instrument
DE102008013816B4 (de) * 2008-03-12 2010-09-16 Trumpf Werkzeugmaschinen Gmbh + Co. Kg Rückgewinnung von Energie aus einem Laserbearbeitungssystem
EP2443497B1 (en) 2009-06-19 2020-03-04 Corning Cable Systems LLC High density and bandwidth fiber optic apparatus
EP3594498B1 (de) * 2019-11-06 2022-01-05 Pfeiffer Vacuum Gmbh System mit einer gasrezirkulationseinrichtung
CN115573943B (zh) * 2022-12-06 2023-03-28 河北双达石油设备制造有限公司 一种泵用机械密封

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3668549A (en) * 1969-09-10 1972-06-06 United Aircraft Corp Extended closed cycle gas laser system
US3634778A (en) * 1969-09-10 1972-01-11 United Aircraft Corp Closed-cycle gas laser system
US3735284A (en) * 1971-03-29 1973-05-22 A Hill Aerodynamic large volume gaseous electric discharge system
US3886475A (en) * 1973-02-26 1975-05-27 United Aircraft Corp Closed cycle gas dynamic laser
US3876959A (en) * 1974-07-11 1975-04-08 United Aircraft Corp Regenerative laser system
US3982205A (en) * 1974-10-17 1976-09-21 Avco Everett Research Laboratory, Inc. Method for producing a lasable gaseous mixture for use in and operation of electron beam-sustainer stabilized carbon dioxide lasers
US4141674A (en) * 1975-02-13 1979-02-27 Siemens Aktiengesellschaft Impeller for a ring compressor
US4206429A (en) * 1977-09-23 1980-06-03 United Technologies Corporation Gas dynamic mixing laser
US4280105A (en) * 1979-01-26 1981-07-21 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Air Force Laser gas temperature control and spacial equalizer
US4319201A (en) * 1979-11-01 1982-03-09 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy Self compressing supersonic flow device
US4321558A (en) * 1980-03-11 1982-03-23 Avco Everett Research Laboratory, Inc. Recirculating gas laser
EP0065761B1 (de) * 1981-05-29 1985-11-27 Battelle-Institut e.V. Laseranordnung
DE3245958A1 (de) * 1982-12-11 1984-06-14 Battelle-Institut E.V., 6000 Frankfurt Laseranordnung

Also Published As

Publication number Publication date
AU629399B2 (en) 1992-10-01
ATE106624T1 (de) 1994-06-15
DE3889910T2 (de) 1995-01-05
AU6316490A (en) 1990-12-13
AU1594088A (en) 1988-10-10
US4817111A (en) 1989-03-28
CA1321254C (en) 1993-08-10
WO1988007277A1 (en) 1988-09-22
JPH02502773A (ja) 1990-08-30
DE3889910D1 (de) 1994-07-07
AU605293B2 (en) 1991-01-10
EP0349590A1 (en) 1990-01-10
EP0349590B1 (en) 1994-06-01
EP0349590A4 (en) 1990-02-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0724316B2 (ja) ガスレーザ装置、方法およびそのためのタービン圧縮機
US5124997A (en) Turbo blower for a laser device and a laser oscillator device
JPH0337039B2 (ja)
WO2006021560A1 (en) Rotodynamic fluid machine
CA1123745A (en) Balance piston and seal for gas turbine engine
EP3459615A1 (en) Deoiler for a gas turbine engine
US4923364A (en) Gas laser apparatus, method and turbine compressor therefor
JPH02102385A (ja) 排気装置
EP0393194B1 (en) Laser oscillator
CN100516533C (zh) 流体输送设备
JP3112490B2 (ja) メカニカル真空ポンプ
CA1331049C (en) Gas laser apparatus, method and turbine compressor therefor
US7896625B2 (en) Vacuum pumping system and method of operating a vacuum pumping arrangement
CN211370767U (zh) 离心压缩机及空调设备
JPH11294358A (ja) 複軸真空ポンプ
RU26819U1 (ru) Охлаждаемая турбина двухроторного газотурбинного двигателя
US5111474A (en) Laser oscillator device
RU2225946C2 (ru) Способ работы турбонасосного агрегата и устройство для его осуществления
JPH04334792A (ja) 液化ガス用サブマージド型ポンプのジャーナル軸受冷却・潤滑方式
JPH01205585A (ja) レーザ発振装置
JPH021193A (ja) レーザ発振装置
JPH10184593A (ja) レーザ発振器用ブロア
JPH0367092A (ja) 横置形回転圧縮機
JPH01189974A (ja) レーザ発振装置
JPH0351517A (ja) 高速用軸受及びそれを用いたレーザ用ターボブロア及びレーザ発振装置