JPH0367092A - 横置形回転圧縮機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】

この発明は、電動要素の冷却機構を改良した密閉式の横
置形回転圧縮機に関するものである。

【従来の技術】

従来、電動機の冷却機構として実開昭５８−１０５７７
０号公報に示されるものがあった。上記冷却ａｉｖＩば
、第７図、第８図に示すように、回転子６の一端面に、
フィン４１ａがリング状に固定されたファン４１を固定
したものである。また、上記のような横置形量転圧ｉｉ
ｔ＊として、実開昭６１−８８０９１号公報に示された
ものがあった。 この横置形回転圧ｗＪ機に上記ファンを設けたものを第
９図について説明する。 第９図は、密閉式の横置形回転圧縮機の縦断面図である
。第９図において、２は横置形回転圧縮機１の密閉容器
であり、密閉容Ｗｉｚ内には電動要素４と圧縮要素７と
が横に並べて収納されている。 ｆｆｆｆ１ｌｔ要素４は、密閉容器２の内周面に固着さ
れた固定子５とこれに嵌まっている回転子６とを主要Ｓ
材として構成されている。この回転子６には概ね水平な
回転軸３の一側部が固定されており、回転子６の反圧縮
要素７側の端面には上記ファン４１が固定されている。 回転軸３の回転子６から突出した部分には圧ｆｆｌ要素
７が連結されている。上記回転子６は固定子５と接触す
ることなく一定のｒ’ｌ＠８を保ちながら、ファン４１
とともに回転する。なお、固定子５と回転子６の両方ま
たはどちらかに回転軸３と平行に通路孔９，１０が、固
定子５の外周面にはさらに切欠き１１が設けられている
。 上記圧縮要素７は、シリンダ１２が密閉容Ｎ２の内周面
に固定され、シリンダ１２の内部に形成された圧縮室１
３内で、回転軸３と一体に形成された偏心部１４に嵌入
されたピストン１５が回転するように構成され、ピスト
ン１５にシリンダ１２に支持されたベーン（図示せずン
が圧接されている。１６はフレームであす、このフレー
ム１６は圧縮室１３の一端開口を塞ぐ鍔部１７とこの鍔
部１７の中心に形成され回転軸３を軸支する軸受部１８
とが一体に形成されている。１９はシリンダヘッドであ
り、シリンダヘッド１９もフレーム１６と同様に鍔部２
０と軸受部２１とから形成されている。２２はフレーム
１６に固定され、さらにガス通路２３を有する吐出マフ
ラであり、この吐出マフラ２２とフレーム１６の鍔部１
７とで空間１　（２４）が形成されている。同様に、２
５はシリンダへラド１９に固定された吐出マフラであり
、この吐出マフラ２５とシリンダヘッド１９の鍔ｌｌ６
２０とで空間２　（２６）が形成され、空間１（２４）
と空間２（２６）　とが、シリンダ１２に設けられた孔
２７で連結されている。吐出マフラ２５には、給油パイ
プ２８とこれに隙間を有して挿入されたガスパイプ２９
とが接合されたエジェクタ方式による給油機構３０が設
けられ、給油パイプ２８の一端は吐出マフラ２５の中心
部に設けられた孔に取り付けられ、さらに回転軸３に設
けた止まり孔４２に連通されている。なお、止まり穴４
２には軸受部１８．２１に対向して＠転軸３の外周面に
開口する枝根４２ｍ、４２ａが設けられている。また、
給油パイプ２８とガスパイプ２９の接合部３１は、密閉
容器１内に貯溜された潤滑油３２に、常に浸るように配
置されている。３３および３４は吐出孔であり、これら
はそれぞれフレーム１６とシリンダヘッド１９に設けら
れ、圧縮室１３と空間１　（２４）および空間２　（２
６）を吐出バルブ３５及び３６で仕切るように構成され
ている。 そして、以上のように密閉官需２内に電動要素４と圧縮
要素７とが収納されていることで、密閉容器１内には、
電動要素４の反圧縮要素７側と密閉容器２とで形成され
るＡ室３７と、電動要素４と圧縮要素７とで形成される
Ｂ室３８と、圧縮要素４と密閉容器２とで形成されるＣ
室３９とが設けられている。また、４０は吐出管であり
、吐出９４０はＣ室３９と密閉容器２外とが通じるよう
に密閉容器１内に取り付けられている。 次に、この横置形回転圧縮機の動作について説明する。 電動要素４の駆動で回転軸３が回転することにより、冷
媒ガスが圧縮室１３内で圧縮され、圧縮された冷媒ガス
ζよフレーム１６又はシリンダヘッド１９に設けられた
吐出バルブ３５．３６を押し上げ、吐出孔３３．３４を
通過して空間１（２４）。 空ｆｌＪ２　（２６）　ニ広カフ＋。ソノ後、空間２（
２６）の冷媒ガスは、一部がガスパイプ２９を流れ、こ
の流れとともにこれと給油パイプ２８との接合部３１か
ら潤滑油３２を給油パイプ２８に運び、回転軸３の端部
からこれに設けた止まり孔４２を通って、これの枝孔４
２ａ、４２ｂから潤滑油を軸受部１８．２１に供給する
。空間２　（２６）の上述した以外の冷媒ガスは、シリ
ンダ１２に設けられた孔２７を通過して空間１　（２４
）に達し、フレーム１６に形成された吐出孔３３から流
出した冷媒ガスと一緒になり、吐出マフラ２２に設けら
れたガス通路２３からＢ室３８へと広がる。さらに、こ
の冷媒ガスは一部が回転子６と固定子５の隙間８２回転
子６．固定子５に設けられた通路孔９．１０、固定子５
の切欠き１１を通ってＡ室３７まで達し、残りの冷媒ガ
スはＢ室３８からＣ室に流れ、Ｃ室３９まで達した冷媒
ガスは、吐出管４０から密閉容器２の外へ流れ出る。な
お、Ａ室３７に達した冷媒ガスは再び電動要素４に設け
られた隙１１１１８、通路孔９，１０、切欠き１１を通
過してＢ室３８からＣ室３９へと流れ、吐出管４０から
密閉容器２外に流出する。流出した冷媒ガスは図示しな
い配管によって所要の機器に送られる。

【発明が解決しようとする課題】

従来の横置形回転圧縮機は、以上のように構成されてお
り、回転子のｍｅ要素側の端面に付いているファンがＡ
室の冷媒ガスの流れを強制的に発生させたとしても、電
動要素の冷却効果は少なく、圧縮機運転中のＭ動要素の
温度が上昇することによって電＊要素の効率が低下する
などの問題点があった。 この発明は、上記のような問題点を解消するためになさ
れたもので、部品の増加や加工の工程、精度の変更を行
う乙となく、電動要素の冷却効果を改善し、その温度上
昇を防ぐことができる横置形回転圧縮機を得ることを目
的としている。

【課題を解決するための手段】

この発明に係る横置形回転圧縮機は、回転軸に回転中心
に沿う貫通孔を形成し、この貫通孔をμ土山マフラに固
定したエジェクタ方式で給油する給油パイプに連通させ
、さらに電動要素の回転子の反圧綱要素側端面に、円板
に賀を設けたファンまたは円板を固定したものである。

【作用】

この発明における横置形回転圧縮機は、エジェクタ方式
で給油パイプから貫通孔に給油した冷媒ガスと潤滑油と
の流れが円板によって電動要素に当たる方向に導かれ、
電動要素を冷却するとともに、円板に翼を設けたファン
または円板によって、電動要素の周囲の冷媒ガスと潤滑
油とに流れを強制的に起こすことにより、電動要素の冷
却効果を向上させることができる。

【実施例】

以下、この発明の一実施例を第１図ないし第３図につい
て説明する。 第１図において、符号１〜４０は第２図に示し上述した
横置形回転圧縮機と同一または相当部分ヲ示し、４３は
回転軸３にこれの回転中心に沿つて形成した貫通孔であ
り、貫通孔４３には軸受部１８．２１に対向して回転軸
３の外周面に開口する枝孔４３ａ、４３ｂが形成されて
いる。貫通孔４３は、一端がエジェクタ方式による給油
機構３０の給油パイプ２８に連通され、他端が回転軸３
の反圧縮要素７側端面に開口されてＡ室３７に連通され
ている。また、電動要素４の回転子６の反圧縮要素７側
端面にファン４４の円板４４ａが回転軸３を覆うように
、これと軸方向に間隔を有して固定されている。第２図
２第３図にも示すようにファン４４は円板４４ａの反電
動要素側端面に複数のｇ４４ｂが放射状に設けられてい
る。なお、この実施例の上述した以外の構成は、第９図
に示す横置形量転圧ｒ＠機と同様である。 次に、この実施例の動作について説明する。電動要素４
の駆動で回転子６が回転することにより、ピストン１２
が回転して圧縮室１３内で圧縮されため媒ガスは、空間
１　　（２４）と空間２（２６）の方向に分かれ、空間
２　（２６）方向では、圧縮された冷媒ガスの一部が給
油用として作用し、給油パイプ２８によって回転軸３の
一端面へ、密閉容器２内の底部に貯溜されている潤滑油
３２を運び、ここから貫通孔４３に入り、これの枝孔４
３ａ、４３ｂからフレーム１６．シリンダヘッド１９の
軸受部１８，２１に給油され、さらに潤滑油３２と冷媒
ガスは、回転軸３に設けられた貫通孔４３を通って回転
子６の他端面の円板４４ａとファン４４との遠心力作用
によって外周側に飛散り、電ｆｌｉＩ要素４の端部に直
接当たり、電動要素４を冷却する。また、空間１　（２
４）方向では、圧縮された冷媒ガスがフレーム１６に取
り付けた吐出マフラ２２のガス通路２３からＢ室３８に
広がる。 その後、Ｂ室３８からの冷媒ガスの一部は、固定子５と
回転子６の隙間８、固定子５、回転子６に設けられた通
路孔９，１０、固定子５の切欠き１１を通ってＡ室３７
にまで達する。ここで、回転子６＠面にはファン４４が
取り付けられているため、このファン４４が回転軸３と
一体に回転することにより、Ａ室３７に達した冷媒ガス
は、電動要素４より発生した熱を奪いながら、再び電動
要素４に設けられた隙間８、通路孔９，１０．切欠き１
１を通り、Ｂ室３８に達し、ここでＡ室３７に達しなか
った他の冷媒ガスとともに、Ｃ室３９へ移動し吐出管４
０から密閉容ｗ２外の所要の機器へ図示しない配管によ
って流れ出る。 第４図は、この実施例の電動要素の冷却効果を表す図で
ある。第４図において、横軸は回転軸３の１回転当たり
の圧縮室１３容１’ｊ！（単位ＣＣ）を示し、縦軸は電
動要素４の温度（単位℃）を示しており、αはこの実施
例での結果を、βは従来の密閉式の横置形回転圧縮機の
温度状態をそれぞれ表している。第４図から回転軸１回
転当たりの圧縮室１３容積が大きくなるほど、従来のも
のと比較してこの実施例の電動要素４の冷却効果が顕著
になることがわかる。 また、上記実施例では円板４４ａに＠４４ｂを設けたフ
ァン４４を備えたものを示したが、この発明は第５図、
第６図に示すように円板４４ａのみの構成に代えてもよ
く、回転子６端面と円板４４ａとで形成されるＤ室４５
で回転子６が回転することにより円板４４ａも一緒に回
転し、この回転によって生じろ遠心力が回転軸３に影響
をおよぼし、給油パイプ２８から給油された潤滑油と冷
媒ガスをより有効にＡ室３７まで運び、Ａ室３７内で冷
媒ガスと潤滑油の流れを強制的に発生することができ、
上記実施例と同様の効果を奏する。 なお、上記実施例では、フレームおよびシリンダヘッド
にそれぞれ吐出マフラを設けたものについてａ！明した
が、この発明はシリンダヘッドのみに吐出マフラを設け
たものであってもよい。

【発明の効果】

以上説明したように、この発明によれば、密閉式の横置
形回転圧縮機において、回転軸に回転中心に沿って貫通
孔を形成し、この貫通孔を吐出マフラに固定したエジェ
クタ方式で給油する給油パイプに連通させ、電動要素の
反圧縮装素側端面に、円板に翼を設けたファンまたは円
板を設けたので、これらの回転によって生じる作用で、
冷媒ガスに強制的に流れを発生させて上記電ｖＪｈ要素
を冷却し、これの温度上昇を防ぎ、冷却効果を向上させ
ることができる。また、従来の横置形回転圧縮機に比べ
、回転子の端面にファンまたは円板を取り付け、回転軸
に貫通孔を設けるだけでよいので、加工工程や加工精度
をほとんど変更させずに冷却効果を向上させることがで
きる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例による横置形回転圧縮機を
示す縦断面図、第２図は横置形回転圧縮機の円板の上面
図、第３図は第２図Ｘ方向から見た断面図、第４図はこ
の発明と従来のものとを比較してＴ４勤要素の冷却効果
を表す図、第５図はこの発明の他の実施例を示す横置形
回転圧縮機の縦断面図、第６図は第５図の円板と回転子
とを示す斜視図、第７ｒＩ！Ｊは従来の電動機の回転子
とファンとを示す部分縦断面図、第８図乞よ第７図の上
面図、第９図は第７図、第８図に示すファンを組み込ん
だ横置形回転圧縮機を示す縦断面図である。 ２・・・密閉容器、３・・回転軸、４・電１１１要素、
５・・・固定子、６・・・回転子、７　・圧縮要素、１
２・・・シリンダ、１５・・・ピストン、１６・・フレ
ーム、１９・・シリンダヘッド、２５　・吐出マフラ、
２８　・給油パイプ、２９・・ガスパイプ、３２・・−
潤滑油、４３−貫通孔、４４・ファン、４４ａ・・円板
、４４ｂ　・翼。 なお、図中同一符号は同−又は相当部分を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 底部に潤滑油を貯溜した密閉容器内に、電動要素と、こ
   の電動要素に取り付けた回転軸で駆動される圧縮要素と
   を横に並べて収納し、この圧縮要素は、シリンダとシリ
   ンダの開口を塞ぐとともに上記回転軸を軸支するフレー
   ムおよびシリンダヘッドとを有し、このシリンダヘッド
   に取り付けた吐出マフラに、エジェクタ方式によって給
   油する給油パイプを上記回転軸の端部に位置するように
   固定した横置形回転圧縮機において、上記回転軸に回転
   中心に沿って貫通孔を形成し、この貫通孔を上記給油パ
   イプに連通させ、さらに上記電動要素の回転子の反圧縮
   要素側端面に、円板に翼を設けたファンまたは円板を固
   定したことを特徴とする横置形回転圧縮機。