JPH07242473A - セラミックス多孔体 - Google Patents
セラミックス多孔体Info
- Publication number
- JPH07242473A JPH07242473A JP6888594A JP6888594A JPH07242473A JP H07242473 A JPH07242473 A JP H07242473A JP 6888594 A JP6888594 A JP 6888594A JP 6888594 A JP6888594 A JP 6888594A JP H07242473 A JPH07242473 A JP H07242473A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- porous body
- sintering aid
- incineration
- aid
- slag particles
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 239000000919 ceramic Substances 0.000 title claims abstract description 25
- 239000002893 slag Substances 0.000 claims abstract description 18
- 239000002245 particle Substances 0.000 claims abstract description 17
- 238000005245 sintering Methods 0.000 claims abstract description 16
- 238000002844 melting Methods 0.000 claims abstract description 7
- 230000008018 melting Effects 0.000 claims abstract description 7
- 239000010433 feldspar Substances 0.000 claims description 7
- 238000010304 firing Methods 0.000 claims description 7
- 239000000428 dust Substances 0.000 claims description 2
- 238000005452 bending Methods 0.000 abstract description 9
- 238000010298 pulverizing process Methods 0.000 abstract 1
- 238000000465 moulding Methods 0.000 description 4
- 239000000463 material Substances 0.000 description 3
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 239000002994 raw material Substances 0.000 description 2
- 238000004064 recycling Methods 0.000 description 2
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 2
- 238000010521 absorption reaction Methods 0.000 description 1
- 239000012752 auxiliary agent Substances 0.000 description 1
- 239000004566 building material Substances 0.000 description 1
- 239000003795 chemical substances by application Substances 0.000 description 1
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 1
- 239000000470 constituent Substances 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000001914 filtration Methods 0.000 description 1
- 239000002440 industrial waste Substances 0.000 description 1
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 1
- 239000000155 melt Substances 0.000 description 1
- 238000002156 mixing Methods 0.000 description 1
- 239000011368 organic material Substances 0.000 description 1
- 230000035699 permeability Effects 0.000 description 1
- 238000004056 waste incineration Methods 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000002023 wood Substances 0.000 description 1
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B5/00—Treatment of metallurgical slag ; Artificial stone from molten metallurgical slag
- C04B5/06—Ingredients, other than water, added to the molten slag or to the granulating medium or before remelting; Treatment with gases or gas generating compounds, e.g. to obtain porous slag
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B38/00—Porous mortars, concrete, artificial stone or ceramic ware; Preparation thereof
Landscapes
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Ceramic Engineering (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Porous Artificial Stone Or Porous Ceramic Products (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 焼却灰の有効利用と気孔率が大きく而も曲げ
強度も大きいセラミックス多孔体を得ること。 【構成】 ゴミ焼却時の焼却灰を溶融、粉砕したスラグ
粒子50〜95重量%に長石等の焼結助剤及び成形助剤
を添加し、成形、焼成してなるセラミックス多孔体
強度も大きいセラミックス多孔体を得ること。 【構成】 ゴミ焼却時の焼却灰を溶融、粉砕したスラグ
粒子50〜95重量%に長石等の焼結助剤及び成形助剤
を添加し、成形、焼成してなるセラミックス多孔体
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、セラミックス多孔体に
係り、特にゴミ焼却時に発生する焼却灰等産業廃棄物を
溶融炉で溶融し、粉砕したスラグ粒子を有効に利用した
セラミックス多孔体に関するものである。
係り、特にゴミ焼却時に発生する焼却灰等産業廃棄物を
溶融炉で溶融し、粉砕したスラグ粒子を有効に利用した
セラミックス多孔体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、セラミックス多孔体に関しては、
セラミックスの粉砕粒子を成形助剤・焼結助剤とを混
ぜ、成形・焼成する方法。またセラミックスの原料中に
焼成時消失する有機物を混合し、成形・焼成する方法で
作られていた。
セラミックスの粉砕粒子を成形助剤・焼結助剤とを混
ぜ、成形・焼成する方法。またセラミックスの原料中に
焼成時消失する有機物を混合し、成形・焼成する方法で
作られていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、セラミック
スの粉砕粒子を成形助剤・焼結助剤とを混ぜ、成形・焼
成するセラミックス多孔体およびセラミックスの原料中
に焼成時消失する有機物を混合し、成形・焼成するセラ
ミックス多孔体は、粉砕粒子の粒径や成形圧等の影響で
気孔率が大きくなると曲げ強度が小さくなり、曲げ強度
を大きくすると気孔率が小さくなり、気孔率が大きく而
も曲げ強度も大きいものはなかった。そこで、本発明者
等は、このような問題点を解決する事を目的として種々
の工夫をしていた。
スの粉砕粒子を成形助剤・焼結助剤とを混ぜ、成形・焼
成するセラミックス多孔体およびセラミックスの原料中
に焼成時消失する有機物を混合し、成形・焼成するセラ
ミックス多孔体は、粉砕粒子の粒径や成形圧等の影響で
気孔率が大きくなると曲げ強度が小さくなり、曲げ強度
を大きくすると気孔率が小さくなり、気孔率が大きく而
も曲げ強度も大きいものはなかった。そこで、本発明者
等は、このような問題点を解決する事を目的として種々
の工夫をしていた。
【0004】又、本発明者等はゴミ焼却時に発生する焼
却灰を溶融し、粉砕したスラグの利用をも考えていた。
従来、ゴミ焼却時に発生する焼却灰は埋め立てられてい
たが、近年、埋立て地の確保が困難である等の問題が発
生したり、又地球環境の面からリサイクルが望まれ、焼
却灰の有効利用が試行され、焼却灰のスラグ化土木資材
への利用が試みられている。本発明者等はこの溶融スラ
グの有効利用を検討するうちに、このスラグをセラミッ
クス多孔体に利用すれば、気孔率が大きく而も曲げ強度
も大きなセラミックス多孔体ができることを発見し、本
発明を出願するに至った。
却灰を溶融し、粉砕したスラグの利用をも考えていた。
従来、ゴミ焼却時に発生する焼却灰は埋め立てられてい
たが、近年、埋立て地の確保が困難である等の問題が発
生したり、又地球環境の面からリサイクルが望まれ、焼
却灰の有効利用が試行され、焼却灰のスラグ化土木資材
への利用が試みられている。本発明者等はこの溶融スラ
グの有効利用を検討するうちに、このスラグをセラミッ
クス多孔体に利用すれば、気孔率が大きく而も曲げ強度
も大きなセラミックス多孔体ができることを発見し、本
発明を出願するに至った。
【0005】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は気孔
率が大きく而も曲げ強度も大きセラミックス多孔体を得
ようとするものであり、ゴミ焼却時の焼却灰を溶融、粉
砕したスラグ粒子に焼結助剤及び成形助剤を添加し、成
形・焼成してなるセラミックス多孔体で、スラグ粒子の
50〜95重量%に対し焼結助剤を5〜50重量%だけ
添加したり、焼結助剤に長石を用いたり、焼成温度範囲
を800〜1100℃としたものである。
率が大きく而も曲げ強度も大きセラミックス多孔体を得
ようとするものであり、ゴミ焼却時の焼却灰を溶融、粉
砕したスラグ粒子に焼結助剤及び成形助剤を添加し、成
形・焼成してなるセラミックス多孔体で、スラグ粒子の
50〜95重量%に対し焼結助剤を5〜50重量%だけ
添加したり、焼結助剤に長石を用いたり、焼成温度範囲
を800〜1100℃としたものである。
【0006】なお、本発明における、スラグ粒子の配合
量を95重量%以下としたのは、スラグ粒子だけでは焼
結出来ないためであり、又50重量%以上としたのは、
スラグ粒子に対し焼結助剤が溶融け多孔体が得られない
ためである。又、焼成温度範囲を800℃以上としたの
では、800℃に達しないと焼結せず、又1100℃以
下としたのは1100℃以上になるとセラミックス多孔
体が溶けてしまうためである。また、スラグ粒子とは焼
却灰を溶融スラグ化し、5mm程度に比較的粗く粉砕し
た物である。
量を95重量%以下としたのは、スラグ粒子だけでは焼
結出来ないためであり、又50重量%以上としたのは、
スラグ粒子に対し焼結助剤が溶融け多孔体が得られない
ためである。又、焼成温度範囲を800℃以上としたの
では、800℃に達しないと焼結せず、又1100℃以
下としたのは1100℃以上になるとセラミックス多孔
体が溶けてしまうためである。また、スラグ粒子とは焼
却灰を溶融スラグ化し、5mm程度に比較的粗く粉砕し
た物である。
【0007】なお、気孔率と曲げ強度が同時に大きくな
る理由は明らかではないが、ゴミ焼却時の焼却灰を溶
融、粉砕したスラグ粒子と焼結助剤に使われるガラス質
の長石等が成分的に似ており、熱膨張係数が似かよって
いるため、融着剤の役目をするガラス質の長石等に割れ
等が発生せず、長石等の強度が製品の強度となると考え
られる。
る理由は明らかではないが、ゴミ焼却時の焼却灰を溶
融、粉砕したスラグ粒子と焼結助剤に使われるガラス質
の長石等が成分的に似ており、熱膨張係数が似かよって
いるため、融着剤の役目をするガラス質の長石等に割れ
等が発生せず、長石等の強度が製品の強度となると考え
られる。
【0008】
【実施例】本発明の実施例を述べる。まず、ゴミ焼却時
の焼却灰を溶融、5mm程度に粉砕したスラグ粒子(第
1表に成分表を示す)に、焼結助剤(長石あるいは木
節)を20%,10%添加、混煉後プレス成形機で30
0×300×30mmの板状に成形する。この板素材を
800〜1100℃の所定の温度で焼成して焼結体を得
た。各焼結体の曲げ強度、気孔率等の特性値は表2の通
りである。なお、スラグ粒子と焼結助剤の長石の熱膨張
係数は各々 12×106,9×106であった。な
お、比較例として他のセラミックス多孔体の曲げ強度、
気孔率の測定値を示す。
の焼却灰を溶融、5mm程度に粉砕したスラグ粒子(第
1表に成分表を示す)に、焼結助剤(長石あるいは木
節)を20%,10%添加、混煉後プレス成形機で30
0×300×30mmの板状に成形する。この板素材を
800〜1100℃の所定の温度で焼成して焼結体を得
た。各焼結体の曲げ強度、気孔率等の特性値は表2の通
りである。なお、スラグ粒子と焼結助剤の長石の熱膨張
係数は各々 12×106,9×106であった。な
お、比較例として他のセラミックス多孔体の曲げ強度、
気孔率の測定値を示す。
【0009】
【発明の効果】本発明は、以上のように気孔率、曲げ強
度がいずれも大きく、セラミックス多孔体として優れて
いるものである。しかも、本発明多孔体はゴミ焼却時の
焼却灰を溶融、粉砕したスラグを利用しておりリサイク
ルの観点から好ましものである。更に本発明多孔体は比
較的低温800〜1100℃でセラミックス多孔体が得
られ、製造時における省エネルギーの観点からも好まし
いものである。なお、本発明セラミックス多孔体は、透
水性、保水性、吸音性に優れた建築材料としてあるい
は、化学装置のディフューザー、濾過装置などの素材と
してその特性を利用できるなどの効果を発揮するもので
ある。
度がいずれも大きく、セラミックス多孔体として優れて
いるものである。しかも、本発明多孔体はゴミ焼却時の
焼却灰を溶融、粉砕したスラグを利用しておりリサイク
ルの観点から好ましものである。更に本発明多孔体は比
較的低温800〜1100℃でセラミックス多孔体が得
られ、製造時における省エネルギーの観点からも好まし
いものである。なお、本発明セラミックス多孔体は、透
水性、保水性、吸音性に優れた建築材料としてあるい
は、化学装置のディフューザー、濾過装置などの素材と
してその特性を利用できるなどの効果を発揮するもので
ある。
Claims (4)
- 【請求項1】 ゴミ焼却時の焼却灰を溶融、粉砕したス
ラグ粒子に焼結助剤及び成形助剤を添加し、成形・焼成
してなるセラミックス多孔体。 - 【請求項2】 スラグ粒子の50〜95重量%に対し焼
結助剤を5〜50重量%だけ添加した特許請求範囲第1
項記載のセラミックス多孔体。 - 【請求項3】 焼結助剤に長石を用いた特許請求範囲第
1項あるいは第2項記載のセラミックス多孔体。 - 【請求項4】 焼成温度範囲が800〜1100℃であ
る特許請求範囲第1項乃至第3項記載のセラミックス多
孔体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6888594A JPH07242473A (ja) | 1994-02-28 | 1994-02-28 | セラミックス多孔体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6888594A JPH07242473A (ja) | 1994-02-28 | 1994-02-28 | セラミックス多孔体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07242473A true JPH07242473A (ja) | 1995-09-19 |
Family
ID=13386563
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6888594A Pending JPH07242473A (ja) | 1994-02-28 | 1994-02-28 | セラミックス多孔体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07242473A (ja) |
-
1994
- 1994-02-28 JP JP6888594A patent/JPH07242473A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CN105541380B (zh) | 一种粉煤灰包覆污泥陶粒及其制备方法 | |
KR100562169B1 (ko) | 도시/산업 쓰레기 소각재를 이용한 경량골재 제조방법 | |
KR100678367B1 (ko) | 정수슬러지를 활용한 경량 점토벽돌 및 점토바닥벽돌과 그제조방법 | |
JP2001163647A (ja) | ごみ焼却灰を用いた人工骨材の製造方法およびこの方法によって得られた人工骨材 | |
JP2005320188A (ja) | 無機質発泡焼成体及びその製造方法 | |
JP2000302498A (ja) | 人工軽量骨材の製造方法およびこの方法により得られた人工軽量骨材 | |
JPS6317791B2 (ja) | ||
JPH09100151A (ja) | 窯業製品を製造するための原料組成物、及び該原料組成物からなる窯業製品 | |
JPH07242473A (ja) | セラミックス多孔体 | |
JPH0812413A (ja) | 透水性ブロックの製造方法 | |
JP3188326B2 (ja) | 溶融スラグの高級資源化方法および低温窯業焼結体の製造方法 | |
CN104676595B (zh) | 一种降低生活垃圾焚烧厂飞灰量及飞灰毒性的方法 | |
JP2603599B2 (ja) | 人工軽量骨材及びその製造方法 | |
JP2001253740A (ja) | 人工骨材およびその製造方法 | |
KR20130096855A (ko) | 생활폐기물 소각 바닥재와 정수 슬러지를 이용한 세라믹 제품의 제조방법 및 이를 이용한 제조된 세라믹 제품 | |
JPH07144958A (ja) | 廃棄物利用による連続空隙を有する陶磁器の製造方法 | |
JP7372215B2 (ja) | 焼成体用組成物及びこれを用いた焼成体の製造方法 | |
KR960011327B1 (ko) | 제지슬러지 소각재를 이용한 자기질 타일의 제조방법 | |
JPH04104938A (ja) | 製紙スラッジ焼却灰の焼成体 | |
JPH10259053A (ja) | 窯業製品 | |
JP2628024B2 (ja) | 軽量透水性歩道ブロック | |
JPH10226562A (ja) | 廃棄物を主原料とした焼成建材用ブロック | |
JPH06339672A (ja) | 廃棄物を用いた窯業製品の製造方法 | |
WO1995011865A1 (en) | Ceramic materials and method of manufacturing such materials | |
JP4275381B2 (ja) | 溶融スラグを用いたタイルの製造方法 |