JPH07242372A - 油圧エレベータ速度制御装置 - Google Patents

油圧エレベータ速度制御装置

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Publication number
JPH07242372A
JPH07242372A JP6033681A JP3368194A JPH07242372A JP H07242372 A JPH07242372 A JP H07242372A JP 6033681 A JP6033681 A JP 6033681A JP 3368194 A JP3368194 A JP 3368194A JP H07242372 A JPH07242372 A JP H07242372A
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JP
Japan
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speed
pump drive
hydraulic pump
target value
value
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Application number
JP6033681A
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English (en)
Inventor
Toshihiro Koyama
敏博 小山
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH07242372A publication Critical patent/JPH07242372A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】高精度の昇降速度制御を実現することができる
油圧エレベータ速度制御装置を提供することにある。 【構成】シリンダに供給される油流量を油圧ポンプ駆動
電動機の速度により修正するタイプの油圧エレベータに
おいて、油圧ポンプ駆動電動機の速度検出値VMfb をフ
ィードバックすることによりVMfを電動機速度目標値V
Mrefに追随させる油圧ポンプ駆動電動機速度制御手段1
と、昇降速度目標値Vcrefと昇降速度検出値Vcfb との
偏差を用いて、VMrefをH∞制御手法により修正する補
償器4と、VMfb とVcfb の過去の実績データに基づ
き、油圧ポンプ駆動電動機の速度目標値を修正する速度
誤差プリセット修正手段3を有する油圧エレベータ速度
制御装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シリンダに供給される
油流量を油圧ポンプ駆動電動機の速度により修正する方
式の油圧エレベータの速度制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は従来の油圧式エレベータの速度制
御の機能ブロックを示している。図からわかるようにエ
レベータかご昇降速度VCを、パルスジェネレータ(P
G)7および昇降速度算出回路8を介して得られる昇降
速度検出値8aをフィードバックし昇降速度目標値VC
ref と比較しながらフィードバック制御を行っている。
【0003】二点鎖線で囲まれた部分41が昇降速度フ
ィードバック制御のPI制御(比例積分制御)の演算を
行う部分であり、制御対象プロセスG(s)である油流
量制御バルブに与える電流指令値41aを出力してい
る。この電流指令値41aにより油流量制御バルブの開
度が制御され油流量が変化し、昇降速度が変化する。K
P は比例ゲイン、TI は積分時間、αは比例ゲイン調整
係数である。
【0004】比例ゲインKP 及び積分時間TI は、油温
度、負荷圧力に応じたPI制御ゲインテーブル42によ
り決定される。また、昇降速度レベルに応じて制御対象
プロセスG(s)の特性が変化するため、制御ゲイン絞
り機能43により比例ゲイン調整係数αを変更し、制御
の安定化を図っている。
【0005】また、始動時はフィードバック制御による
対応が困難なため、始動電流設定モデル44およびPI
出力初期値設定機能45によりPI制御出力の初期値を
予め定め、フィードバック制御がオンされるまでの制御
バルブ電流指令値を定めている。なお、制御対象プロセ
スモデルパラメータテーブル46は、オープンループテ
スト走行時に使用する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図5の
従来の昇降速度をフィードバックする方式では、次のよ
うな課題があった。 (1)フィードバック系の内部に固有振動系が存在し、
このことが昇降速度制御系の安定性を低下させる原因と
なっていた。特に、乗客がかご内部で飛び跳ねた際に生
じるかご振動がトリガとなって起こる固有振動が問題と
なる。
【0007】(2)昇降速度を油流量制御バルブの開閉
度により制御しているが、このとき油圧ポンプ駆動電動
機を最大速度にて運転しているため、省エネを図る上で
問題がある。
【0008】これらの課題を解決するため、油流量制御
バルブの開閉度を固定し、昇降速度を油圧ポンプ駆動電
動機速度の変更により制御する方式がある(この方式
は、電動機速度をインバータ装置により制御するためイ
ンバータ油圧エレベータと称される)。
【0009】図6は、この種の油圧エレベータの速度制
御装置の概略構成を説明するための図である。三相商用
電源21から供給された交流電圧は、ダイオードコンバ
ータ22と平滑コンデンサ23によって一旦直流電圧に
変換された後、インバータ24をPWM(パルス幅変
調)制御回路31により制御することにより、可変電圧
・可変周波数の交流に変換されて油圧ポンプ駆動モータ
25例えば誘導電動機に給電される。モータ25には、
回転速度検出用のパルス発生器(VD)26が直結され
ており、モータ25の回転速度はパルス発生器26が検
出する速度帰還信号26aによってフィードバック制御
される。その結果、モータ25の回転速度はかご速度指
令値に応じて変化し、上昇運転は油圧ポンプ27からプ
ランジャ28に送出する圧油の油量を、パルスジェネレ
ータ7からの検出信号を入力して速度指令を発生する速
度指令発生回路32からのかご速度指令値32aに従っ
て制御し、下降運転時にはプランジャ28から油圧ポン
プ27へ還流する圧油の油量をかご速度指令値32bに
従って制御することができる。すなわち、かご29の起
動から着床までかご速度指令値に従って滑らかにかご2
9は制御される。なお、PWM制御回路31には、速度
制御回路33の出力である電流指令33aおよび電流検
出器34の電流帰還信号34aが入力され、速度制御回
路33の入力には、圧力センサ35のポンプ圧力信号3
5aおよび圧力センサ36のプランジャ圧力信号36な
らびにモータ速度帰還信号26a、かご速度指令32
a、かご速度帰還信号26aが入力される。また、停止
中のかご29を確実に保持するために、油圧ポンプ27
とプランジャ28をつなぐ主油路には、起動・停止に同
期して開口・閉止するチェック弁30を備えている。
【0010】この方式では、 (a)昇降速度フィードバックに替わり、電動機速度フ
ィードバックが主体となるため、電動機速度〜昇降速度
間に存在する固有振動系がフィードバック系の内部に含
まれず系の安定性の面で有利となる。
【0011】(b)昇降速度の変化に応じて電動機速度
を変更することになるため、省エネの面で有利となる。 しかしながら、インバータ油圧エレベータにおいては、
電動機速度をフィードバックしているため、油漏れなど
の影響により電動機速度と昇降速度との関係が必ずしも
一定の関係には無い。このため、電動機速度のみに注目
して制御していたのでは昇降速度を所定のパターン通り
に制御できないという問題点が生じる。
【0012】しかも油漏れなどの影響により、電動機速
度と昇降速度との関係は、油温度、負荷圧力(乗客人
数)によって変化することになる。本発明の目的は、高
精度の昇降速度制御を実現することができる油圧エレベ
ータ速度制御装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1に対応する発明は、かごを昇降させる油圧
ジャッキに供給される油流量を油圧ポンプ駆動電動機の
速度により制御する油圧エレベータにおいて、前記油圧
ポンプ駆動電動機の速度検出値をフィードバックするこ
とにより前記り速度検出値を前記電動機の速度目標値に
追随させる油圧ポンプ駆動電動機速度制御手段と、前記
かごの昇降速度目標値および昇降速度検出値との偏差を
用いて、前記電動機速度目標値を修正する補償手段と、
を有する油圧エレベータ速度制御装置である。
【0014】前記目的を達成するため、請求項2に対応
する発明は、かごを昇降させる油圧ジャッキに供給され
る油流量を油圧ポンプ駆動電動機の速度により制御する
油圧エレベータにおいて、前記油圧ポンプ駆動電動機の
速度検出値をフィードバックすることにより前記速度検
出値を前記電動機の速度目標値に追随させる油圧ポンプ
駆動電動機速度制御手段と、前記かごの昇降速度目標値
および昇降速度検出値との偏差を用いて、前記電動機速
度目標値を、エレベータの走行条件が変化しても制御系
を安定に保つ性質および応答性を増す制御手法により修
正する補償手段と、を有する油圧エレベータ速度制御装
置である。
【0015】前記目的を達成するため、請求項3に対応
する発明は、かごを昇降させる油圧ジャッキに供給され
る油流量を油圧ポンプ駆動電動機の速度により制御する
油圧エレベータにおいて、前記油圧ポンプ駆動電動機の
速度検出値をフィードバックすることにより前記速度検
出値を前記電動機の速度目標値に追随させる油圧ポンプ
駆動電動機速度制御手段と、前記油圧ポンプ駆動電動機
の速度検出値および昇降速度検出値の過去の実績データ
に基づき、前記油圧ポンプ駆動電動機の速度目標値を修
正する補償手段と、を有する油圧エレベータ速度制御装
置である。
【0016】前記目的を達成するため、請求項4に対応
する発明は、かごを昇降させる油圧ジャッキに供給され
る油流量を油圧ポンプ駆動電動機の速度により制御する
油圧エレベータにおいて、前記油圧ポンプ駆動電動機の
速度検出値をフィードバックすることにより前記速度検
出値を前記電動機の速度目標値に追随させる油圧ポンプ
駆動電動機速度制御手段と、前記かごの昇降速度目標値
および前記昇降速度検出値との偏差を用いて、前記電動
機速度目標値を修正する第1の補償手段と、前記油圧ポ
ンプ駆動電動機の速度検出値および昇降速度検出値の過
去の実績データに基づき、前記油圧ポンプ駆動電動機の
速度目標値を修正する第2の補償手段と、を有する油圧
エレベータ速度制御装置である。
【0017】前記目的を達成するため、請求項5に対応
する発明は、かごを昇降させる油圧ジャッキに供給され
る油流量を油圧ポンプ駆動電動機の速度により制御する
油圧エレベータにおいて、前記油圧ポンプ駆動電動機の
速度検出値をフィードバックすることにより前記速度検
出値を前記電動機の速度目標値に追随させる油圧ポンプ
駆動電動機速度制御手段と、前記かごの昇降速度目標値
および昇降速度検出値との偏差を用いて、前記電動機速
度目標値を、エレベータの走行条件が変化しても制御系
を安定に保つ性質および応答性を増す制御手法により修
正する第1の補償手段と、前記油圧ポンプ駆動電動機の
速度検出値および昇降速度検出値の過去の実績データに
基づき、前記油圧ポンプ駆動電動機の速度目標値を修正
する第2の補償手段と、を有する油圧エレベータ速度制
御装置である。
【0018】
【作用】請求項1に対応する発明によれば、昇降速度目
標値からの偏差情報をもとに油圧ポンプ駆動電動機の速
度目標値の修正を行っているので、走行条件の変化すな
わち油温度、負荷圧力によって変化による電動機速度か
ら昇降速度への伝達特性の変化に対応して電動機速度目
標値の修正が動的に実施されるため、高精度の昇降速度
制御を実施することが可能となる。
【0019】請求項2に対応する発明によれば、油圧ポ
ンプ駆動電動機の速度目標値の修正を行なう補償手段と
して、エレベータの走行条件が変化しても制御系を安定
に保つ性質および応答性を増す制御制御を用いているた
め、高精度の昇降速度制御を実現することができる。
【0020】請求項3に対応する発明によれば、電動機
速度の昇降速度換算値と実際の昇降速度とのズレ量に関
するデータから電動機速度目標値をプリセット的に修正
しているので、全ての走行条件に対して実績データに基
づき高精度の電動機速度目標値設定を行うことができ
る。
【0021】請求項4に対応する発明によれば、電動機
速度と昇降速度との関係に関する過去の実績データに基
づき、電動機速度目標値のプリセット的な修正を行うと
共に、走行中の昇降速度検出値に基づき電動機速度目標
値を動的に(走行中に逐次)修正するように構成されて
いるので、応答性に優れ、且つ高精度の昇降速度制御が
可能となる。
【0022】請求項5に対応する発明によれば、電動機
速度と昇降速度との関係に関する過去の実績データに基
づき、電動機速度目標値のプリセット的な修正を行うと
共に、走行中の昇降速度検出値に基づきH∞制御の手法
を用いて電動機速度目標値を動的に(走行中に逐次)修
正するように構成されているので、走行条件が変化して
も制御系の安定性および応答性を維持しながら高精度の
昇降速度制御が可能となる。
【0023】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1は、本発明の第1実施例を示す機能ブ
ロック図であり、油圧ポンプ駆動電動機速度制御手段
1、油圧ポンプ駆動電動機速度目標値発生手段2、速度
誤差プリセット修正手段3、補償器4、電動機速度検出
器5、かご昇降速度検出手段6、パルスジェネレータ
7、油圧・機械系9、速度変換手段10、速度変換手段
11から構成されている。
【0024】油圧ポンプ駆動電動機速度制御手段1は、
電動機速度検出器5により検出された油圧ポンプ駆動電
動機速度検出値VMfb をフィードバックすることにより
該速度検出値VMfb を油圧ポンプ駆動電動機速度目標値
VMrefに追随させる。
【0025】速度目標値発生手段2は、補償器4、速度
変換手段10,11を備え、エレベータかご昇降速度目
標値VCrefとエレベータかご昇降速度検出値VCfb との
偏差を用いて、電動機速度目標値VMrefを修正する。
【0026】速度誤差プリセット修正手段3は、油温
度、負荷圧力および昇降方向を入力すると共に、電動機
速度検出値VMfb を昇降速度に換算した値をVMC、昇降
速度検出値をVCfb としたとき、加減速中のVMCとVCf
b との差異、定速走行中のVMCとVCfb との差異をデー
タベース化しておき、油圧ポンプ駆動電動機速度目標値
VMrefをプリセット演算にて速度誤差プリセット修正値
ΔVtbを求める。
【0027】速度変換手段11は、所定のかご昇降速度
目標値VCrefを油圧ポンプ駆動電動機速度プリセット目
標値VMpreに変換するものであり、この場合は電動機速
度から昇降速度への伝達効率を100%として換算す
る。
【0028】速度変換手段10は、補償器4の出力uと
速度誤差プリセット修正値ΔVtbの和を、油圧ポンプ駆
動電動機速度目標修正量ΔVMrefに変換する。速度変換
手段10,11は、電動機速度VM と昇降速度VC との
間にある一定の換算式に基づいて電動機速度目標値VMr
efを定めることにより昇降速度VC を所定のパターンに
添って推移させることができるようになっている。
【0029】かご昇降速度検出手段6は、パルスジェネ
レータ7と昇降速度演算器8からなり、油圧ポンプ駆動
電動機速度VM を油圧・機械系9を通して得られる昇降
速度VC を、かごに取り付けられたパルスジェネレータ
7を介して昇降速度演算器8により昇降速度検出値VCf
b となる。
【0030】補償器4は、速度目標値発生手段2におけ
る電動機速度目標値修正演算の手法として後述するH∞
制御を応用したものであり、これは制御系のロバスト性
および応答性を増すためのものである。油圧エレベータ
では走行特性が油温度および負荷圧力(乗客人数)など
の走行条件によって大きく異なるため、広い範囲の走行
条件に有効で(ロバスト性を有し)且つ応答性に優れた
制御系を構築する必要がある。このような制御系構築に
有効である。
【0031】ここで、本発明のポイントとなるH∞制御
理論を油圧式エレベータ速度制御にどのようにして応用
するかについて、考え方を説明する。図2は、一般的な
フィードバック制御システムの構成を示している。補償
器K(s)の設計を行う際は、制御対象のモデルG
(s)を構築し、このG(s)をもとにしてK(s)の
設計を行う。
【0032】しかしながら、制御対象のモデルG(s)
と実際の制御対象Gr (s)との間には誤差が存在す
る。この誤差Δ(s)を、 Gr (s)={I+Δ(s)}・G(s) …(1) の形で扱い、ブロック図に表したものが図3である。
【0033】油圧式エレベータの実際の制御対象Gr
(s)は油温度、負荷圧力によって変化するため、従来
は油温度、負荷圧力によって補償器K(s)内のPI制
御パラメータを切り替えることにより対処していた。油
温度、負荷圧力のレベルに応じて適正なPI制御パラメ
ータを定めることは、調整項目の増大につながる。
【0034】従って、できることならば油温度、負荷圧
力が変化しても補償器K(s)を変更する必要のない制
御システム(ロバスト性のある制御システム)が望まし
い。また、油圧式エレベータの制御対象内部には固有振
動系が存在するため、外乱(例えば乗客が飛び跳ねるな
どの外乱)がトリガになってかごが振動しても速やかに
振動がおさまるよう、PI制御のパラメータ設定には注
意を要する。
【0035】このように油圧式エレベータの速度制御シ
ステムには、ロバスト性および振動抑制作用の両者が要
求される。このような要求に対し、本発明ではH∞制御
理論の応用を提案している。
【0036】H∞制御理論は、全ての周波数ω[rad
/s]に対して、 |Δ(jω)|<|W2 (jω)| …(2) となるような伝達関数W2 (s)が求められたとき、全
ての周波数ω[rad/s]に対して、 |W2 (jω)・T(jω)|<1 …(3) |W1 (jω)・S(jω)|<1 …(4) ただし、T(s)=G(s)・K(s)・[I+G(s)・K(s)]-1 …(5) S(s)=[I+G(s)・K(s)]-1 …(6) を満足するような補償器K(s)を求める問題として定
式化されている。
【0037】上記において、各式の意味は下記の通りで
ある。 (2)式:制御対象の変動の範囲を規定する式 (3)式:制御システムのロバスト性を補償する式であ
り、(3)式の関係が満足される限り、(2)式で規定
されるモデル変動に対して制御システムが安定であるこ
とを示している。なお、左辺が小さいほどロバスト性が
高くなる。
【0038】(4)式:制御システムの応答性を左右す
る式であり、左辺が小さいほど応答性は良くなることを
意味している。W1 (jω)は周波数重み関数である。 (5)式:目標入力から出力までの伝達関数 (6)式:目標入力から偏差までの伝達関数 上述の(2)〜(6)式にて定式化された問題は、H∞
制御理論において混合感度問題と呼ばれており、次のよ
うにして解くことができる。
【0039】混合感度問題のブロック図を図4に示す。
G(s),W1 (s),G(s)・W2 (s)の状態空
間表現をそれぞれ G(s):dxg /dt=Ag ・xg +Bg ・u …(7) yg =Cg ・xg …(8) W1 (s):dxw1/ dt =Aw1・xw1+Bw1・y …(9) z1 =Cw1・xw1 …(10) G(s)・W2 (s):z2 =Cw2・xg +Dw2・u …(11) とすれば、拡大プラント(H∞制御理論において、制御
対象Gと周波数重み関数W1 ,W2 を含めたモデルを拡
大プラントと称している。)は次のようになる。
【0040】
【数1】
【0041】制御目的は、外部入力wから制御量zまで
の伝達関数をGzw(s)としたとき、閉ループ系を内部
安定とし、かつGzw(s)のH∞ノルムを ‖Gzw(s)‖∞<1 …(16) とするような制御則 u=K(s)・y …(17) を求めることである。
【0042】ここで、Gzw(s)のH∞ノルムとは、 で表される評価指標である。ここで、σmax {Gzw(j
ω)}はGzw(jω)の最大特異値であり、次式のよう
に定義される。 σmax {Gzw(jω)}=(λmax {Gzw(jω)*
Gzw(jω)})1/2 ただし、Gzw(jω)* はGzw(jω)の共役転置、λ
max {・}は最大固有値を表している。
【0043】このような制御則を設計する方法として、
GloverやDoyle等により提案された方法があ
る。 [Glover−Doyle他の方法]つぎの条件 (1)D11 =0 (2)D12 T ・C1 =0 (3)D12 T ・D12=I (4)D21 T ・D21=I (5)B1 ・D21 T =0 (6)(C1 ,A)可検出 (7)(A,B1 )可安定 が成立し、かつつぎのRiccati方程式の半正定解
P,Qが存在すると仮定する。
【0044】 AT ・P+P・A−P・(B2 ・B2 T −B1B1 T ) ・P+C1 T ・C1 =0 …(18) A・Q+Q・AT −Q・ ・(C2 T ・C2 −C1 T ・C1 )・Q+B1 ・B1 T =0 …(19) このとき F=−B2 T ・P …(20) M=−Q・C2 T …(21) Z=(I−Q・P)-1 …(22) とおけば、補償器K(s)の状態空間表現はつぎのよう
になる。
【0045】 dxk/dt=Ak ・xk +Bk ・y …(23) u=Ck ・xk …(24) ただし Ak =A+B1 ・B1 T ・P+B2 ・F+Z・M・C2 …(25) Bk =−Z・M …(26) Ck =F …(27) である。
【0046】次に、以上のように構成した実施例の作用
について説明する。図6に示すインバータ油圧エレベー
タでは、油圧ポンプ駆動電動機速度制御手段1により油
圧ポンプ駆動電動機速度VM が制御され、かご昇降速度
Vc が制御されることになる。このとき電動機速度目標
値VMrefとしては、補償器4および速度変換手段10、
速度変換手段11により、昇降速度目標値Vcrefを電動
機速度換算した値が設定される。
【0047】しかしながら、電動機速度VM が油流量を
介して昇降速度Vcfb となるまでのプロセスには油漏れ
などが存在するため、昇降速度Vcfb が所定のパターン
にそって推移するとは限らず誤差が生じる。この誤差を
補償する役割を果たすのが油圧ポンプ駆動電動機速度目
標値発生手段2である。目標値発生手段2は昇降速度目
標値VCrefと昇降速度検出値VCfb との偏差を用いて、
電動機速度目標値VMrefを修正する。この目標値発生手
段2における電動機速度目標値修正演算手法としてはP
ID(比例積分微分形)補償器などが考えられるが、P
ID補償器の替わりにH∞制御を応用した補償器4を用
いることにより、制御系のロバスト性および応答性を増
すことが可能となる。
【0048】ここで、ロバスト性とは、エレベータ走行
条件(油温度,負荷圧力など)が変化しても制御系を安
定に保つ性質を意味する。目標値発生手段2、補償器4
は、電動機速度目標値をフィードバックループにより補
償しようとするものである。このため、電動機速度目標
値の修正は誤差が生じてから行われるため遅れ気味とな
る。
【0049】油圧ポンプ駆動電動機速度VM は油圧ポン
プ駆動電動機速度制御手段1により制御されている。油
圧ポンプ駆動電動機速度制御手段1には通常インバータ
制御が用いられ、電動機速度検出器5によって検出され
た油圧ポンプ駆動電動機速度検出値VMfb を電動機速度
目標値VMrefに追随させている。この速度制御手段1の
内容については、本発明の範囲外であるので説明を省略
する。
【0050】油圧ポンプ駆動電動機速度VM は油圧・機
械系9を通して昇降速度VC となる。昇降速度VC はか
ご昇降速度検出手段6により検出され昇降速度検出値V
Cfbとなる。
【0051】仮に、電動機速度VM と昇降速度VC との
間にある一定の関係(換算式)があれば、この換算式に
基づいて電動機速度目標値VMrefを定めることにより昇
降速度VC を所定のパターンに添って推移させることが
可能である。
【0052】しかしながら、油圧・機械系9の内部に存
在する油漏れなどの影響で電動機の回転速度が100%
の効率で昇降速度に変換されるとは限らない。また、走
行条件(油温度,負荷圧力)によって電動機速度VM と
昇降速度VC との関係も変化する。このため、電動機速
度VM のみの制御では結果的に昇降速度VC に誤差を生
じることになる。
【0053】このような昇降速度VC の誤差の補償を考
慮しながら油圧ポンプ駆動電動機速度の目標値VMrefを
定める機能が油圧ポンプ駆動電動機速度目標値発生手段
2である。
【0054】油圧ポンプ駆動電動機速度目標値発生手段
2から最終的に出力される油圧ポンプ駆動電動機速度目
標値VMrefは、 ・油圧ポンプ駆動電動機速度プリセット目標値VMpre ・油圧ポンプ駆動電動機速度目標値修正量ΔVMref を合成したものとなっている。前者の電動機速度プリセ
ット目標値VMpreは所定のかご昇降速度目標値VCrefを
速度変換手段11により電動機速度換算(電動機速度か
ら昇降速度への伝達効率を100%として換算)したも
のである。
【0055】一方、後者の電動機速度目標値修正量ΔV
Mrefは、以下のようにして演算される。まず、かご昇降
速度目標値VCrefとかご昇降速度検出値VCfb との偏差
y(エレベータかご昇降速度誤差)を補償器4に通した
ものと速度誤差プリセット修正値ΔVtbとを合成し、速
度変換手段10(電動機速度から昇降速度への伝達効率
を100%として換算)により電動機速度目標値修正量
ΔVMrefに変換している。ここで、速度誤差プリセット
修正値ΔVtbとは、過去のデータを参考に電動機速度目
標値を予め修正しておこうとするものである。
【0056】上記の速度誤差プリセット修正値ΔVtb
は、速度誤差プリセット修正手段3の出力として得られ
る。速度誤差プリセット修正手段3の内部には、 ・油温度(低温or中温or高温) ・負荷圧力(軽負荷,中負荷,重負荷) ・昇降方向(上昇or下降) をパラメータとして、 (昇降速度ズレ量) =(昇降速度検出値VCfb )−(電動機速度検出値の昇
降速度換算値VMC) と電動機速度との関係が2次元のテーブルとして記憶さ
れている。例えば、 油温度=低温,負荷圧力=中負荷,昇降方向=上昇 の条件下で、この条件に相当する2次元テーブルを選択
すると、昇降速度ズレ量と電動機速度の間に下記のよう
な対応関係が得られる。
【0057】電動機速度 X1 ,X2 ,X3 ……… 昇降速度ズレ量Y1 ,Y2 ,Y3 ……… この対応関係から現在の電動機速度検出値VCfb に相当
する昇降速度ズレ量を内挿演算により求め、速度誤差プ
リセット修正値ΔVtbが求められる。
【0058】また、補償器4の出力uの演算は、先に説
明したH∞制御理論を用いて昇降速度誤差yから前述の
(23),(24)式に従って求められる。 dxk /dt =A k ・xk +Bk ・y …(23) u=Ck ・xk …(24) なお、前述のH∞制御理論における制御対象のモデルG
(s)は、補償器4の出力uから昇降速度VC までの伝
達関数に相当する。この伝達関数モデルは、油圧ポンプ
駆動電動機速度制御手段1に対し、ステップ信号を与え
たときの電動機速度VM の検出値および昇降速度VC の
検出値の挙動から同定することができる。
【0059】このようにして昇降速度誤差yから補償器
4を通して得られた出力uが速度誤差プリセット修正値
ΔVtbと合成され、速度変換手段10により電動機速度
目標値修正量ΔVMrefに変換され、電動機速度目標値を
修正することになる。
【0060】以上述べた実施例によれば、インバータ油
圧エレベータにおける油圧ポンプ駆動電動機速度制御を
行った場合に生じる昇降速度誤差を昇降速度検出値、電
動機速度検出値、昇降速度目標値などの情報を用いて補
正するように構成されているので、高精度の昇降速度制
御が可能となる。
【0061】本発明は前述の実施例に限定されず、例え
ば以下のように構成してもよい。前述の実施例では、昇
降速度誤差を補正するための補償器4としてH∞制御を
応用した手段を用いたが、H∞制御の替わりにPID
(比例積分形)補償器を用いてもよい。
【0062】また、前述の実施例においては速度誤差プ
リセット修正手段3として電動機速度と昇降速度ズレ量
の2次元テーブルを参照する方式を採用していたが、替
わりに電動機速度と昇降速度ズレ量との関係を数式モデ
ルにより表現して用いてもよい。
【0063】さらに、前述の実施例では、補償器4およ
び速度誤差プリセット修正手段3の両方を設け、油圧ポ
ンプ駆動電動機の速度制御系に対する電動機速度目標値
のパターンをプリセット的に補償すると共に、フィード
バック的に補償し、所定のかご速度(昇降速度)を得る
ようにしたが、この少なくとも一方のみを備えたもので
あってもよい。
【0064】
【発明の効果】以上述べた本発明の油圧エレベータ速度
制御装置によれば、次のような作用効果が得られる。 (1)昇降速度の目標パターンからの偏差情報をもとに
油圧ポンプ駆動電動機の速度目標値の修正を行っている
ので、走行条件の変化による電動機速度から昇降速度へ
の伝達特性の変化に対応して電動機速度目標値の修正が
動的に実施されるため、高精度の昇降速度制御を実施す
ることが可能となる。
【0065】(2)上記(1)内の油圧ポンプ駆動電動
機の速度目標値の修正の演算手段として、エレベータの
走行条件が変化しても制御系を安定に保つ性質および応
答性を増す制御を用いているため、高精度の昇降速度を
実施することができる。
【0066】(3)電動機速度の昇降速度換算値と実際
の昇降速度とのズレ量に関するデータから電動機速度目
標値をプリセット的に修正しているので、全ての走行条
件に対して実績データに基づき高精度の電動機速度目標
値設定を行うことができる。
【0067】(4)電動機速度と昇降速度との関係に関
する過去の実績データに基づき、電動機速度目標値のプ
リセット的な修正を行うと共に、走行中の昇降速度検出
値に基づき電動機速度目標値を動的に(走行中に逐次)
修正するように構成されているので、応答性に優れ、且
つ高精度の昇降速度制御が可能てなる。
【0068】(5)電動機速度と昇降速度との関係に関
する過去の実績データに基づき、電動機速度目標値のプ
リセット的な修正を行うと共に、走行中の昇降速度検出
値に基づき、エレベータの走行条件が変化しても制御系
を安定に保つ性質および応答性を増す制御を用いて電動
機速度目標値を動的に(走行中に逐次)修正するように
構成されているので、走行条件が変化しても制御系の安
定性および応答性を維持しながら高精度の昇降速度制御
が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の油圧エレベータ速度制御装置の一実施
例を示す機能ブロック図。
【図2】一般的なフィードバック制御系を示すブロック
図。
【図3】制御対象とモデルとモデル誤差との関係を表す
ブロック図。
【図4】H∞制御の混合感度問題を表すブロック図。
【図5】従来の一般的な油圧エレベータの一例の制御機
能構成を示すブロック図。
【図6】従来のインバータ油圧エレベータの一例を示す
ブロック図。
【符号の説明】
1…油圧ポンプ駆動電動機速度制御手段、2…油圧ポン
プ駆動電動機速度目標値発生手段、3…速度誤差プリセ
ット修正手段、4…補償器、5…電動機速度検出器、6
…かご昇降速度検出器、7…パルスジェネレータ、8…
昇降速度演算手段、9…油圧・機械系、10…速度変換
手段、11…速度変換手段、VC …エレベータかご昇降
速度、VCfb …エレベータかご昇降速度検出値、VCref
…エレベータかご昇降速度目標値、y…エレベータかご
み昇降速度誤差、u…補償器出力、VM …油圧ポンプ駆
動電動機速度、VMfb …油圧ポンプ駆動電動機速度検出
値、VMref…油圧ポンプ駆動電動機速度目標値、ΔVMr
ef…油圧ポンプ駆動電動機速度目標値修正量、VMpre…
油圧ポンプ駆動電動機速度プリセット目標値、ΔVtb…
速度誤差プリセット修正値。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 かごを昇降させる油圧ジャッキに供給さ
    れる油流量を油圧ポンプ駆動電動機の速度により制御す
    る油圧エレベータにおいて、 前記油圧ポンプ駆動電動機の速度検出値をフィードバッ
    クすることにより前記り速度検出値を前記電動機の速度
    目標値に追随させる油圧ポンプ駆動電動機速度制御手段
    と、 前記かごの昇降速度目標値および昇降速度検出値との偏
    差を用いて、前記電動機速度目標値を修正する補償手段
    と、 を有する油圧エレベータ速度制御装置。
  2. 【請求項2】 かごを昇降させる油圧ジャッキに供給さ
    れる油流量を油圧ポンプ駆動電動機の速度により制御す
    る油圧エレベータにおいて、 前記油圧ポンプ駆動電動機の速度検出値をフィードバッ
    クすることにより前記速度検出値を前記電動機の速度目
    標値に追随させる油圧ポンプ駆動電動機速度制御手段
    と、 前記かごの昇降速度目標値および昇降速度検出値との偏
    差を用いて、前記電動機速度目標値を、エレベータの走
    行条件が変化しても制御系を安定に保つ性質および応答
    性を増す制御手法により修正する補償手段と、 を有する油圧エレベータ速度制御装置。
  3. 【請求項3】 かごを昇降させる油圧ジャッキに供給さ
    れる油流量を油圧ポンプ駆動電動機の速度により制御す
    る油圧エレベータにおいて、 前記油圧ポンプ駆動電動機の速度検出値をフィードバッ
    クすることにより前記速度検出値を前記電動機の速度目
    標値に追随させる油圧ポンプ駆動電動機速度制御手段
    と、 前記油圧ポンプ駆動電動機の速度検出値および昇降速度
    検出値の過去の実績データに基づき、前記油圧ポンプ駆
    動電動機の速度目標値を修正する補償手段と、 を有する油圧エレベータ速度制御装置。
  4. 【請求項4】 かごを昇降させる油圧ジャッキに供給さ
    れる油流量を油圧ポンプ駆動電動機の速度により制御す
    る油圧エレベータにおいて、 前記油圧ポンプ駆動電動機の速度検出値をフィードバッ
    クすることにより前記速度検出値を前記電動機の速度目
    標値に追随させる油圧ポンプ駆動電動機速度制御手段
    と、 前記かごの昇降速度目標値および前記昇降速度検出値と
    の偏差を用いて、前記電動機速度目標値を修正する第1
    の補償手段と、 前記油圧ポンプ駆動電動機の速度検出値および昇降速度
    検出値の過去の実績データに基づき、前記油圧ポンプ駆
    動電動機の速度目標値を修正する第2の補償手段と、 を有する油圧エレベータ速度制御装置。
  5. 【請求項5】 かごを昇降させる油圧ジャッキに供給さ
    れる油流量を油圧ポンプ駆動電動機の速度により制御す
    る油圧エレベータにおいて、 前記油圧ポンプ駆動電動機の速度検出値をフィードバッ
    クすることにより前記速度検出値を前記電動機の速度目
    標値に追随させる油圧ポンプ駆動電動機速度制御手段
    と、 前記かごの昇降速度目標値および昇降速度検出値との偏
    差を用いて、前記電動機速度目標値を、エレベータの走
    行条件が変化しても制御系を安定に保つ性質および応答
    性を増す制御手法により修正する第1の補償手段と、 前記油圧ポンプ駆動電動機の速度検出値および昇降速度
    検出値の過去の実績データに基づき、前記油圧ポンプ駆
    動電動機の速度目標値を修正する第2の補償手段と、 を有する油圧エレベータ速度制御装置。
JP6033681A 1994-03-03 1994-03-03 油圧エレベータ速度制御装置 Pending JPH07242372A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100336353B1 (ko) * 1999-09-30 2002-05-13 장병우 유압 엘리베이터의 오일 주입방법
JP2006126580A (ja) * 2004-10-29 2006-05-18 Ricoh Co Ltd 画像形成装置

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KR100336353B1 (ko) * 1999-09-30 2002-05-13 장병우 유압 엘리베이터의 오일 주입방법
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