JPH07242201A - 粉体を紙袋に充填する方法および装置 - Google Patents

粉体を紙袋に充填する方法および装置

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JPH07242201A
JPH07242201A JP3731994A JP3731994A JPH07242201A JP H07242201 A JPH07242201 A JP H07242201A JP 3731994 A JP3731994 A JP 3731994A JP 3731994 A JP3731994 A JP 3731994A JP H07242201 A JPH07242201 A JP H07242201A
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JP
Japan
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powder
paper bag
nozzle
gas
blowing nozzle
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP3731994A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuo Tani
光男 谷
Shinko Nakada
真弘 中田
Masao Tazawa
正男 田沢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yoshizawa Lime Industry Co Ltd
Original Assignee
Yoshizawa Lime Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 石灰などの粉末を圧縮空気にのせて紙袋に充
填する際に、粉末が袋に付着することを防ぎ、粉末が飛
散する量を減らす。 【構成】 粉末を内弁式または外弁式の弁をもった紙袋
に吹き込むノズルに圧力ガスの注入路を設けておき、所
定量の粉末が紙袋に充填されたところで充填装置のシャ
ッターを閉じ、圧力ガスを吹込ノズルに注入してノズル
内に残留する粉末を払い落してからノズルを引き抜き、
圧力ガスが紙袋から出るときに弁部に堆積した粉末を吹
き払うようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、種々の粉末を紙袋に充
填する方法および装置の改良に関し、充填後の袋に粉末
が付着したり、そこから飛散したりすることのない充填
体を与える技術を提供する。
【0002】
【従来の技術】たとえば生石灰や消石灰の粉末を紙袋に
充填して出荷する場合、袋詰めの作業は、紙袋の上部側
方に設けた充填口に吹込ノズルを挿入し、この吹込ノズ
ルを通してキャリアガスにのせた粉体を吹き込むことに
より行なっている。 キャリアガスとしては、圧縮空気
が通常用いられる。
【0003】このような袋詰めに当っては、多くの場合
に自動秤量装置を併用し、袋内に充填されつつある粉体
の重量を測定して所定の値に達したところで吹き込みを
停止し、吹込ノズルを引き抜く。 袋の内部は若干圧力
が高まっているので、吹込ノズルの引き抜きにつれて充
填口は弁のように作用し、自動的に閉じられる。
【0004】このような充填法によるとき、キャリアガ
スが袋の充填口から吹込ノズルの周囲を通って出るとき
に粉末の一部がそこに堆積することが避けられず、堆積
した粉末は上記した弁の閉まりにとって好ましくないば
かりか、袋詰製品の運搬取扱いに当って袋に付着したり
周囲に飛散したりして不都合を生じる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、粉末
を紙袋に充填するに当って必然的に伴っていた上記の問
題を解消し、袋の弁の部分に粉末が堆積せず、従って弁
の閉まりがよい上に、製品の取扱い時に粉末が袋に付着
したり周囲に飛散したりすることのない充填技術を提供
することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の粉体を紙袋に充
填する方法は、紙袋の上部側方に設けた充填口に吹込ノ
ズルを挿入し、この吹込ノズルを通してキャリアガスに
のせた粉体を吹き込むことにより粉体を紙袋に充填する
方法において、所定量の粉体を吹き込んだ後、粉体の供
給は停止して吹込ノズル内に圧力ガスを短時間供給して
から吹込ノズルを充填口から引き抜き、紙袋内部のガス
圧により充填口に堆積した粉体を吹き払うとともに充填
口を閉鎖することを特徴とする。
【0007】充填する粉体は、生石灰、消石灰、セメン
ト、フライアッシュのような無機質のものが代表的であ
るが、この方法で処理するに適当な粒度であれば、穀粉
など有機質のものも対象とすることができる。
【0008】キャリアガスは通常空気であるが、必要に
より窒素ガスそのほかの不活性ガスを用いる。
【0009】圧力ガスを供給する条件は、圧力0.01
9〜0.49MPa、供給時間0.5〜60秒間が代表的
である。 取扱う粉末の粒径、粒度分布、比重などの条
件に応じて選択すべきことはいうまでもない。
【0010】上記の充填方法を実施するための本発明の
装置は、図1に示すように粉体(1)を貯留するホッパー
(2)の底部に設けたスクリューフィーダー(3)、そ
の末端に接続されたキャリアガス供給用のガスノズル
(4)、ガスノズルの先に設けたシャッター(5)およ
びシャッターの先にとりつけた粉体吹込ノズル(6)か
ら構成される粉体を紙袋(7)に充填する装置におい
て、粉体吹込ノズルの基部に圧力ガスの注入路(61)
を設け、バルブ(62)を介してエアタンク(8)に接
続したことを特徴とする。
【0011】装置主要部の実際の形状や配置は、図2に
示すとおりである。
【0012】好ましい態様においては、本発明の装置
は、紙袋に充填されつつある粉体の重量を測定する装
置、すなわち自動秤(9)をそなえ、重量が所定の値に
達したとき、自動的にシャッター(5)を閉じて圧力ガ
スのバルブ(62)を所定時間開くように構成する。
空気をキャリアガスとして使用する場合、キャリアガス
源および圧力ガス源としては、エアタンク(8)および
エアコンプレッサー(P)を使用すればよい。
【0013】
【作用】紙袋への粉末の充填は、充填口に吹込ノズルを
挿入する工程から始まり、ついで図3に示すように吹込
ノズル(6)から粉末がキャリアガスとともに吹き込まれ
る。 袋の入口は、一種の弁のような構造をしている。
キャリアガスは図4に示すように充填口の吹込ノズル
周囲を通って外部に逃れ、粉末だけが袋に残る。図5に
示すように袋内にかなりの量の粉末が充填される段階に
至ると、一部の粉末は図6にみるように充填口に堆積す
る。 粉末の充填が進み、袋内に所定量が入ったところ
で図1のシャッター(5)を閉じ、キャリアガスおよび
粉末の供給を停止する。 紙袋の内部は若干圧力が高い
から、そこで吹込ノズルを引き抜くと、ガス圧により充
填口の下側が押されて、図7および図8のように充填口
が自然に閉鎖される。
【0014】従来は単にキャリアガスおよび粉末の供給
が停止されるだけであったから、上記の袋の弁の部分に
堆積した粉末はそのまま残り、しかも吹込ノズル内部に
残っていた粉末がノズル引き抜き時にこぼれ落ち、弁に
堆積した粉末に加わり、または紙袋の外部に飛散する。
【0015】本発明に従って、キャリアガスと粉末の供
給を停止したのち圧力ガスだけを吹込ノズルに短時間供
給すれば、吹込ノズル内部に残っていた粉末が紙袋内に
吹き落され、吹込ノズル引き抜き時にこぼれ落ちること
がなくなる。 紙袋内の上部には粉末を含まない圧力ガ
スだけが供給されていて、圧力はさらに高まっているか
ら、吹込ノズルを引き抜くと弁部を通ってガスが勢よく
吹き出し、弁部に堆積していた粉末を外部に吹き払う。
【0016】このようにして、従来は図8のように紙袋
の弁部に粉末が残りがちであったものが、図9のように
粉末が残らない状態で弁が閉じられ、この部分の接着閉
鎖にとって好ましい。
【0017】
【発明の効果】本発明の方法により紙袋に粉末を充填す
れば、粉末が紙袋の閉鎖を妨げることなく、かつ充填閉
鎖後の紙袋の外側に粉末が付着して取扱いに不都合とな
るという心配もなくなる。 充填設備の付近においても
吹込ノズルから粉末がこぼれ落ちることがなくなる結
果、粉末の散乱量が減少し、製品のロスが抑えられると
ともに、作業環境が改善される。
【0018】本発明の装置は在来の設備に対して圧力ガ
ス源を付加し、圧力ガス供給路を設けるだけで構成でき
るから、わずかな費用で実現できる。 キャリアガスと
して圧縮空気を使用する場合は、同じ圧縮空気を、吹込
ノズルに供給する圧力ガスとしても使用することがで
き、エアタンクからのバルブの開閉だけで済むから、と
くに圧力ガス源を設ける必要もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の粉体を紙袋に充填する方法を説明す
るための、装置の構成を示した概念図。
【図2】 図1の装置の主要部について、具体的な構造
を示した側面図。
【図3】 本発明に従う粉体の紙袋への充填における、
初期の段階を示す斜視図。
【図4】 図3の段階における吹込ノズル付近の状況を
示す断面図。
【図5】 本発明に従う粉体の紙袋への充填における、
終期近くの段階を示す図3と同様な図。
【図6】 図5の段階における吹込ノズル付近の状況を
示す、図4と同様な図。
【図7】 図3および図5の段階を経て粉体を紙袋に充
填したところを示す斜視図。
【図8】 図7の段階における紙袋の入口付近の状況に
ついて、従来技術によった場合を示す断面図。
【図9】 図7の段階における紙袋の入口付近の状況に
ついて、本発明によった場合を示す、図8に対応する断
面図。
【符号の説明】
1 粉体 2 ホッパー 3 スクリューコンベア 4 キャリアガス供給ノズル 5 シャッター 6 粉体吹込ノズル 61 圧力ガス注入路 62 バルブ 7 紙袋 8 エアタンク 9 自動秤

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 紙袋の上部側方に設けた充填口に吹込ノ
    ズルを挿入し、この吹込ノズルを通してキャリアガスに
    のせた粉体を吹き込むことにより粉体を紙袋に充填する
    方法において、所定量の粉体を吹き込んだ後、粉体の供
    給は停止して吹込ノズル内に圧力ガスを短時間供給して
    から吹込ノズルを充填口から引き抜き、紙袋内部のガス
    圧により充填口に堆積した粉体を吹き払うとともに充填
    口を閉鎖することを特徴とする、粉体を紙袋に充填する
    方法。
  2. 【請求項2】 充填する粉体が生石灰、消石灰、セメン
    ト、フライアッシュ等の粉体であって、粒度範囲が30
    0μm以下の含有量が95%以上のものである請求項1
    の方法。
  3. 【請求項3】 キャリアガスおよび圧力ガスがともに圧
    縮空気である請求項1または2の方法。
  4. 【請求項4】 圧力ガスの供給を、圧力0.019〜
    0.49MPa、供給時間0.5〜60秒間の条件下に行
    なう請求項1または2の方法。
  5. 【請求項5】 粉体を貯留するホッパーの底部に設けた
    スクリューフィーダー、その末端に接続されたキャリア
    ガス供給用のガスノズル、ガスノズルの先に設けたシャ
    ッターおよびシャッターの先にとりつけた粉体吹込ノズ
    ルから構成される粉体を紙袋に充填する装置において、
    粉体吹込ノズルの基部に圧力ガスの注入路を設け、バル
    ブを介して圧力ガス源に接続したことを特徴とする、粉
    体を紙袋に充填する装置。
  6. 【請求項6】 紙袋に充填されつつある粉体の重量を測
    定する装置をそなえ、重量が所定の値に達したとき、自
    動的にシャッターを閉じて圧力ガスのバルブを所定時間
    開くように構成した請求項5の装置。
  7. 【請求項7】 キャリアガス源および圧力ガス源として
    エアコンプレッサーをそなえた請求項5の装置。
JP3731994A 1994-03-08 1994-03-08 粉体を紙袋に充填する方法および装置 Withdrawn JPH07242201A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003165501A (ja) * 2001-11-30 2003-06-10 Nisshin Seifun Group Inc 粉粒体充填装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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Effective date: 20010508