JPH07241601A - 鋼片の連続熱間圧延設備 - Google Patents
鋼片の連続熱間圧延設備Info
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- JPH07241601A JPH07241601A JP3601294A JP3601294A JPH07241601A JP H07241601 A JPH07241601 A JP H07241601A JP 3601294 A JP3601294 A JP 3601294A JP 3601294 A JP3601294 A JP 3601294A JP H07241601 A JPH07241601 A JP H07241601A
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Abstract
・巻き戻し装置と、レベラーと、鋼片の幅方向のずれを
防止するガイドと、鋼片の先端、後端部における形状不
良部分を除去するクロップシャーと、加熱・昇温、押圧
して接合する移動式の接合装置と、接合を完了した鋼片
の隆起部を除去する隆起部除去装置と、隆起部の除去を
終えた鋼片を連続して圧延する熱間仕上げ圧延機群を順
次配列したものにて構成する。 【効果】 鋼片の突き合わせ接合に際して突き合わせに
関する寸法精度が向上して板厚方向、板幅方向に均一な
接合性が確保でき、その後仕上げ圧延に送給した際に、
生産性の高い連続熱間圧延を行うことができる。
Description
十本にわたり連続して圧延するのに有利な連続熱間圧延
設備に関するものである。
すべき鋼片を一本ずつ加熱、粗圧延、仕上げ圧延して所
望の厚さになる熱延板に仕上げていたが、このような圧
延方式は、仕上げ圧延での、圧延素材の噛み込み不良に
よるラインの停止が避けられず、圧延素材の先端、後端
部の形状不良に起因した歩留りの低下も著しい不都合が
あった。
圧延すべき鋼片の後端部、先端部をつなぎ合わせ、これ
を熱間圧延機に連続的に供給して圧延する圧延方式が採
用されるようになってきており、この点に関しては、粗
圧延機からその下流に沿い、巻き取り・巻き戻し装置、
シャー、溶接機(固定式)、ルーパー、仕上げ圧延機群
を順次配列するようにした特開昭58−112601号
公報に開示のような設備が知られていた。
されている設備は、図6に示したように、とくに先行鋼
片と後行鋼片をつなぐ溶接機が固定されているため、圧
延速度と鋼片の送給速度との間に差が生じ、かかる時間
調整のためのルーパーの設置が不可欠とされているとこ
ろ、鋼片の長手方向において該ルーパーを原因とする局
部的な温度低下が発生し、品質の均一化を図るのが難し
い不利があった。
は、特開平4−89120号公報のように、鋼片の接合
用の装置を移動式にし、鋼片の局部的な温度低下を引き
起こすルーパーの設置を省略するようにした設備が提案
されている。
欠点があり、多少の改善の余地が残されていた。
取った結果として生じる巻きぐせが残って板材が反るた
め、接合端面を成形するシャーへの、板材の進入がスム
ーズに行われない場合がある。 2)シャーで接合端面の形状を成形するに際し、図7の
ように鋼片幅方向にずれが生じていると斜めカットされ
る場合があり、これを接合した結果として図8のように
不完全接合になる。 3)接合を終えた鋼片は、図9に示すように接合部に隆
起部を有しており、これをそのまま仕上げ圧延機へ送給
して圧延すると、図10に示すように、隆起部が倒れ込
み、パス回数の増加に伴ない鋼片の母材部分が極端に薄
くなり、ついには板が破断する場合もあり、安定した圧
延が実施できない。 4)誘導加熱接合部位は、接合後もそれ以外の部位に比
べて高温であるためそのまま仕上げ圧延機へ送給して仕
上げ圧延すると、高温部は変形抵抗が小さいので圧延に
より過薄となり、他の部位に比べてよく伸ばされること
によって図11に示すようなだぶりが発生し通板不安定
になる。また、高温部は、それ以外の部位と比べて仕上
げ圧延プロセス、ホットライン冷却プロセスの温度履歴
が異なり、製品の機械的強度や延性がそれ以外の部位と
比べて均一にならない。
ためになしたものである。
えた鋼片の巻き取り、巻き戻しを行う巻き取り・巻き戻
し装置と、巻き取り・巻き戻し装置によって巻き戻され
た鋼片の巻きぐせ、反りを修正するレベラーと、鋼片の
先端、後端部における形状不良部分を除去するクロップ
シャーと、鋼片の幅方向のずれを防止するガイドと、鋼
片の後端および先端を加熱・昇温、押圧して接合する移
動式の接合装置と、接合を完了した鋼片の隆起部を除去
する隆起部除去装置と、隆起部の除去を終えた鋼片を連
続して圧延する熱間仕上げ圧延機群を順次配列してなる
ことを特徴とする鋼片の連続熱間圧延設備である。
の構成を示す。図における番号1は巻き取り・巻き戻し
装置、2は鋼片Sの巻きぐせ、反りを修正するレベラ
ー、3は鋼片の幅方向のずれを防止するガイド、4は鋼
片Sの先端、後端部における形状不良部分を除去するク
ロップシャー(直線刃、曲線刃あるいは台形刃を備えた
ドラムシャー等)であり、また、5は鋼片Sの後端およ
び先端を加熱・昇温、押圧して接合する接合装置であっ
て、この接合装置5はその入側、出側に鋼片の上下左右
における動きを規制するガイドを有し、そのフレーム自
体が鋼片Sの長手方向において敷設したレールLに沿っ
て移動できるようになっている。
を有利に冷却する冷却ノズル、7は接合完了後の鋼片S
の隆起部(接合部において盛り上がった部分)を除去す
る装置であって、この装置7には、図2に示すような、
鋼片の幅方向に延びる複数の刃7aを有する回転ドラム
7bが組み込まれていて、このドラム7bの回転駆動に
て鋼片Sの隆起部rを切削除去する。なお、この隆起部
除去装置については、回転刃に限定する必要はなく、砥
石のようなものであっても構わない。
2 --- を連続して圧延する熱間仕上げ圧延機群である。
なお、上記の接合装置5は、鋼片Sの端面である接合予
定部が接触しているかどうかにかかわらずその部位が目
標とする温度に達した時点で加熱を停止し次いで押圧す
るか、加熱を継続したまま押圧するか、最初から鋼片同
士を押圧しこれと同時に加熱も行うか、あるいは所定の
接合代が得られるまで押圧してから加熱することができ
るような機能を備えたものとするのがとくに有利に適合
する。
で巻き取った際の巻きぐせを修正するためのレベラー2
を設置したことにより、シャー4に進入する鋼片Sの先
端、後端の形状は、反りのないまっすぐなものとなり、
突掛けによるライン停止がなくなり、シャー4での成形
が円滑に行えるようになった。また、鋼片幅方向のずれ
を防止するガイド3を設置したことにより、鋼片を斜め
にシャーカットするようなことはなくなり、幅方向不完
全接合を防止することができるようになった。
に同期して走行させながら台車上の、図3に示す如きC
形の誘導加熱コイルc (鋼片の厚さ方向に交番磁界を印
加しこれによって誘起された誘導電流により鋼片端部を
加熱する方式のもの、特開平4−89120号公報参
照) を用いて鋼片S1 , S2 の端部を加熱・昇温し、図
4a,bに示すような要領にて両鋼片を押圧して接合す
ると、鋼片の接合部は図5のように隆起することとなる
が、この発明においては、接合装置5の出側に、隆起部
除去装置7を設け、接合済み鋼片S1 , S2 の圧延に先
立って隆起部rを除去するようにしたので、安定した状
況下で圧延することができ、隆起部の倒れ込みに起因し
た板の破断もなくなった。
ル6は隆起部除去装置7の出側に配置したことにより、
鋼片の長手方向における温度、材質の均一化を図るのに
極めて有利(鋼片の接合部は他の領域に比較して温度が
高目であり120℃以上の温度差になっていたのが、3
0℃以下にできた)となった。また、隆起部除去装置7
の入側において、冷却ノズル6を設けて鋼片の隆起部r
を冷却するようにすれば、温度、材質の均一化を図れる
ことはもちろん、さらに隆起部rの除去に際して装置7
の刃7aに溶融金属が付着してその寿命を短くするよう
なことがなくなるという効果もある。さらに冷却ノズル
は隆起部除去装置の出側と入側に設けるようにしてもよ
い。
しては図4a, bに示すように、鋼片S1 , S2 の端部
につき、幅方向に直線状になるように切断加工する場合
について示したが、これはあくまで一例であり、図5の
ように、鋼片S1 , S2 のいずれか一方の端部を、凹状
にカットして接合するようにしてもよい。この場合、鋼
片の加熱、接合を幅方向の両端部において実施し、幅方
向中心部は加熱、接合しないため、押圧力が比較的小さ
くてすむ他、接合時間の短縮化、投入電力の節約に有利
であり、しかも鋼片の押圧に際して生成が避けられない
隆起の度合いを軽減することができる利点がある。
スラブを粗圧延にて30mmの厚さになるまで圧延したの
ち、図1に示したようなレベラーガイド2,3に通して
鋼片の端部を切断加工(直線刃を有するドラムシャーを
使用して上掲図4に示すような平面形状に切断加工)
し、次いで、板厚、板幅両方向に拘束可能なガイドの誘
導下に接合装置内へ導いて鋼片の端部を加熱・昇温(投
入電力:800Kw,周波数:500Hz,加熱時間:
15秒)、押圧して両鋼片を接合し、さらに隆起部を除
去したのち接合部の温度差がそれ以外の部位に比し30
℃以内になるように冷却し、仕上げ圧延機に供して板厚
1.2mm になる板に仕上げた。その結果、先行鋼片と後行
鋼片を確実に接合でき、接合の際に生成した隆起部に起
因するような板の破断も見られず、接合部が仕上圧延機
内でだぶつくようなこともなく、安定した連続熱間圧延
が実施できることが確かめられた。
合に際して、突き合わせに関する寸法精度が向上して板
厚方向、板幅方向に均一な接合性が確保でき、その後仕
上げ圧延に送給した際に、生産性の高い連続熱間圧延を
行うことができる。
る。
カット状況を示した図である。
状況を示した図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 粗圧延を終えた鋼片の巻き取り、巻き戻
しを行う巻き取り・巻き戻し装置と、巻き取り・巻き戻
し装置によって巻き戻された鋼片の巻きぐせ、反りを修
正するレベラーと、鋼片の幅方向のずれを防止するガイ
ドと、鋼片の先端、後端部における形状不良部分を除去
するクロップシャーと、鋼片の後端および先端を加熱・
昇温、押圧して接合する移動式の接合装置と、接合を完
了した鋼片の隆起部を除去する隆起部除去装置と、隆起
部の除去を終えた鋼片を連続して圧延する熱間仕上げ圧
延機群を順次配列してなる鋼片の連続熱間圧延設備。 - 【請求項2】 隆起部除去装置の出側および入側の少な
くとも一方に、冷却ノズルを有する請求項1記載の設
備。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06036012A JP3103260B2 (ja) | 1994-03-07 | 1994-03-07 | 鋼片の連続熱間圧延設備 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06036012A JP3103260B2 (ja) | 1994-03-07 | 1994-03-07 | 鋼片の連続熱間圧延設備 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07241601A true JPH07241601A (ja) | 1995-09-19 |
JP3103260B2 JP3103260B2 (ja) | 2000-10-30 |
Family
ID=12457846
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06036012A Expired - Fee Related JP3103260B2 (ja) | 1994-03-07 | 1994-03-07 | 鋼片の連続熱間圧延設備 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3103260B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6449996B1 (en) | 1998-03-19 | 2002-09-17 | Kawasaki Steel Corporation | Method of hot-rolling metal pieces |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0625899A (ja) * | 1992-07-10 | 1994-02-01 | Nec Corp | 電解メッキ装置 |
-
1994
- 1994-03-07 JP JP06036012A patent/JP3103260B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6449996B1 (en) | 1998-03-19 | 2002-09-17 | Kawasaki Steel Corporation | Method of hot-rolling metal pieces |
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