JPH0724128A - パチンコ遊技機 - Google Patents

パチンコ遊技機

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JPH0724128A
JPH0724128A JP27127893A JP27127893A JPH0724128A JP H0724128 A JPH0724128 A JP H0724128A JP 27127893 A JP27127893 A JP 27127893A JP 27127893 A JP27127893 A JP 27127893A JP H0724128 A JPH0724128 A JP H0724128A
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Kichihei Niiyama
吉平 新山
Koji Ito
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 カード式のパチンコ遊技機において,遊技の
中断中には当該パチンコ遊技機をその遊技者に確保した
状態でカードを遊技者に渡すとともに,他の遊技機での
遊技を禁止する。 【構成】 パチンコ玉は機内1に予め封入されている。
カード20が保持装置17に挿入されると記憶部20b
内の持玉数情報の範囲内で封入玉を使用したパチンコ遊
技が行われる。中断スイッチが押されるとRAM43内
に中断フラッグがセットされるとともに,カード20側
の記憶部20bに中断識別符号がセットされ,カード2
0が排出される。中断フラッグがセットされると中断識
別符号が一致するカードのみが受け付けられ,又,中断
フラッグがセットされていないと中断識別符号の無いカ
ードのみが受け付けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はカード状の記憶媒体を使
用し,機内に封入されたパチンコ球を弾発してパチンコ
遊技を行う様にしたパチンコ遊技機の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来よりパチンコ遊技店内におけるパチ
ンコ球の流通経路の簡略化や経営の合理化を図るために
所謂カード式のパチンコ遊技機が提唱されている。この
種のカード式パチンコ遊技機の場合,一般に記録媒体と
して磁気カードや半導体不揮発性メモリを有する所謂電
子カードの使用を想定しており,カードの発行に際して
購入金額に対応した持ち玉数を記録し,これらのカード
がパチンコ遊技機にセットされると,記録された持ち玉
数を読み込み,その持ち玉数の範囲内でパチンコ遊技を
行う。又,遊技終了条件を満足した場合には,その時点
における遊技客の持ち玉数をカード内の記憶媒体に書き
込む。そして,このカードを精算機にセットすると,持
ち玉数が読み出され,持ち玉数に対応した景品と交換さ
れる。この種のカード式パチンコ遊技機の場合,パチン
コ球は個々のパチンコ遊技機内を循環するのみであり,
景品交換所から各島設備にパチンコ球を還元する必要が
ないので,遊技店内におけるパチンコ球の流通経路を大
幅に簡略化することが可能になるとともに,景品交換所
におけるカードリーダは集中管理用のコンピュータシス
テムとの接続が容易であるので,遊技店の経営の合理化
を図りやすい。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この様に,従来より知
られているカード式のパチンコ遊技機の場合,パチンコ
球が各パチンコ遊技機内に封入されて外部と流通しない
ことに起因して,遊技店の経営合理化やパチンコ球流通
経路の簡素化と言う大きな効果を期待し得るが,パチン
コ球が各パチンコ遊技機内に封入されて外部と流通しな
いことに起因して逆に以下に述べる様な問題点も発生す
る。即ち,食事中,打ち止,持ち玉の有無,客待ち状態
等のパチンコ遊技機の状態は,一般的な従来のパチンコ
遊技機の場合であれば,パチンコ遊技機を目視すれば一
目で判断できるが,カード式の遊技機の場合には全ての
パチンコ球が封入され,パチンコ球の総数はパチンコ遊
技機の状態に関わらず一定であるので,パチンコ遊技機
の状態を目視で判断することが困難である。又,一般的
なパチンコ遊技機の場合であれば,打球位置にパチンコ
球が供給されなくなれば自動的に遊技を続行することが
出来なくなるので,特別に遊技終了条件を判断する必要
性がないが,カード式のパチンコ遊技機の場合には,持
ち玉数に関わりなく,封入玉の数は一定であるので,遊
技終了条件を別途判断しなければならず,しかもいかな
る状態を以て遊技終了とするかは遊技客の利害に直接的
に関係するので,その判断は必ずしも容易でない。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はこの様な問題点
を解決するためになされたものであり,上記の様なカー
ド式のパチンコ遊技機が有する問題点を一掃することが
できる新規なパチンコ遊技機を提供することを目的とす
る。即ち,本発明のパチンコ遊技機は;カード状の記憶
媒体を使用し,機内に封入されたパチンコ球を弾発して
パチンコ遊技を行う様にしたパチンコ遊技機を前提とす
るものであり,上記目的達成のために;カード状の支持
体に形成された外部接続端子と接続される接点を含み,
電気的に制御されて前記カード状の支持体を保持するカ
ード保持手段と;電気的に制御されて,前記封入された
パチンコ球を弾発する弾発手段と;電気的に制御され
て,パチンコ遊技機の内部状態を表示する表示手段と;
パチンコ遊技機の各部に配設されて,各部の状態を検出
する検出手段群と;前記検出手段群の出力によりパチン
コ遊技機の内部状態を判別する状態判別部と;パチンコ
遊技の過程において変動する持ち玉数と発射球の積算値
と回収球の積算値とを前記検出手段群の出力により算出
する演算部とを有し;該演算部が算出した持ち玉数は電
子カード側の不揮発性メモリにリアルタイムで書き込ま
れるとともに;前記状態判別部の出力により前記カード
保持手段と,前記弾発手段と,前記表示手段とが制御さ
れて,打止や遊技終了等の処理等をなす様にしたもので
あり,特に,カード状の記憶媒体を使用し,機内に封入
されたパチンコ球を弾発してパチンコ遊技を行う様にし
たパチンコ遊技機パチンコ遊技機を前提として,前記カ
ード状の支持体が接続されるカード保持手段と,遊技客
により操作される中断スイッチと,該中断スイッチの作
動に応答して中断状態を記憶する中断状態記憶手段,前
記中断スイッチの作動に応答して前記カード側のメモリ
に中断識別符号を与える識別符号付与手段と,前記中断
スイッチの作動に応答して前記カード保持手段をカード
排出可能状態にする中断カード開放手段と,前記中断状
態記憶手段がセットされている場合には前記カード側の
メモリに記憶された中断識別符号が一致することを条件
にカードを受け付ける中断カード判別手段とを具備する
ことを特徴とするものである。
【0005】
【作用】即ち,本発明によれば,例えば,パチンコ遊技
機の内部状態が打止条件を満足した時にはカード保持手
段がカードの受付を拒否するとともに,表示手段が打止
状態を表示することにより,パチンコ遊技機の内部状態
を容易に確認することが可能となり,又,帰零判別時に
も持ち玉数が0という内部状態を判別した時に弾発手段
の作動を停止させることにより遊技の継続を停止し,更
に,発射玉積算値と回収玉積算値が等しいという内部状
態が発生し,且つ,持ち玉数が0という内部状態が発生
した時に遊技終了条件を満足したものとすれは,遊技客
の利益も遊技店の利益も損なうことなく帰零判別を行う
ことができる。
【0006】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例に係る電
子カード式パチンコ遊技機を詳細に説明する。先ず,図
1は本発明の電子カード式パチンコ遊技機1の正面図,
図2は上記パチンコ遊技機1の前面硝子を外した正面図
であり,2はガイドレール,3はガイドレール2に囲ま
れた遊技盤面,4aは打球ハンドル,4bは打球杵を各
々示し,遊技盤面3には電動役物5・チューリップ6・
入賞具7・風車8等が適宜配設される。電子カード式パ
チンコ遊技機1の場合,パチンコ球は単一のパチンコ遊
技機内でのみ循環し,パチンコ遊技機外部との間でパチ
ンコ球が流通しない。そこで,本実施例のパチンコ遊技
機1は目視によるパチンコ遊技機の状態の把握を容易に
するとともに,パチンコ遊技の臨場感を昂揚するため
に,以下の様な構成を有する。
【0007】先ず,9は封入球樋であり,封入球樋9は
通常のパチンコ遊技機における受皿に相当する箇所に設
けられ,封入球樋9には打球杵4bにより打発されたパ
チンコ球の内の入賞球及びアウト球を回収する回収口9
aが臨み,封入球樋9の先端部分は打球杵4bに至る。
そして,封入球樋9内のパチンコ球は透過窓9bから視
覚的に確認することができる。
【0008】又,10は打球動作がなされたことを表示
する状態表示器であり,図示する実施例では状態表示器
10は16連のランプにより構成されている。そして,
状態表示器10は弾発動作がなされていない時は消灯す
るが,弾発動作がなされたことにより各ランプが図面上
で右から左に向かって点灯する様になされいる。尚,所
謂客待ち状態においては,擬似的な弾発動作を行い,こ
の弾発動作毎に,状態表示器10を構成する各ランプが
図面上で右から左に向かって点灯する様になされてもよ
い。又,11はパチンコ球が何れかの入賞領域に入賞し
た時に点灯するセーフランプ,12は電動役物5が遊技
客に対して利益をもたらす特定の態様になった時に点灯
する特定態様ランプを示す。又,13は遊技客の持ち玉
数を数値で表示する例えば4桁の数値表示器,14は例
えば9連のランプで構成されて遊技客の持ち玉数を棒グ
ラフ状に表示するアナログ表示器,15は打ち止めによ
って遊技が終了した場合に点灯する完了ランプ,16は
効果音を発生するためのスピーカを各々示す。更に,1
7は電子カードを挿入するカード保持装置,18は食事
等によって遊技を中断する場合に押す中断スイッチ,1
9は例えば偽造カードを使用した場合等に点灯する不正
表示ランプ,37は遊技客が自発的に遊技を終了する時
に押す終了スイッチを各々示す。
【0009】次に,図3はカード保持装置17の断面図
である。カード保持装置17はその前面の挿入溝17a
の奥に収納室17bが設けられ,収納室17bの床面1
7cには後方に向かって上昇するスロープが形成されて
いる。床面17cには電子カード20と電気的に導通す
るコンタクタ17dが置かれており,コンタクタ17d
はコンタクタホルダ17eに垂直に形成された貫通孔1
7f内に昇降自在に緩装されている。そして,このコン
タクタ17dは,その底面に上記の床面17cと同一の
傾斜が形成され,又,その上面には電子カード20と電
気的に導通する接点17gが配設されている。又,コン
タクタホルダ17eは図示せぬガイド溝によって収納室
17bの奥行き方向に移動可能に支持されており,スプ
リング17hによって常時前方へ付勢されている。尚,
22は電子カード20が挿入されたことを検出するカー
ドセンサを示す。
【0010】又,23は打ち止め等によって電子カード
20を受け付けることが出来ない時に挿入溝17aを遮
蔽するシャッタを示し,シャッタ23はソレノイド24
によって電磁的に駆動される。更に,25は電子カード
20が最深部まで挿入された時にスプリング17hの付
勢力に抗してコンタクタホルダ17eを係止する係止片
を示し,係止片25はソレノイド26によって電磁的に
駆動される。
【0011】次に,この種の電子カード式のパチンコ遊
技機の場合,パチンコ球は,個々のパチンコ遊技機内に
封入されており,個々のパチンコ遊技機内で循環する。
図4は本実施例のパチンコ遊技機の背面図であり,入賞
球及びアウト球の循環経路を中心に示している。
【0012】図4において,30は全ての入賞領域に入
賞したパチンコ球を回収する入賞球集合樋,31はアウ
ト孔32(図2参照)に入賞したパチンコ球を回収する
アウト球回収樋を各々示し,入賞球集合樋30に回収さ
れたパチンコ球は入賞球センサ33によって検出され,
アウト球回収樋31に回収されたパチンコ球はアウト球
センサ34によって検出される。
【0013】そして,入賞球集合樋30に回収されたパ
チンコ球及びアウト球回収樋31に回収されたパチンコ
球は図1に示した封入球樋9に回収される。図5はこの
封入球樋9の背面図であり,2及び9aは図1や図2に
示したのと同一のガイドレール及び回収口を各々示し,
回収口9aには図4に示した入賞球集合樋30に回収さ
れたパチンコ球及びアウト球回収樋31に回収されたパ
チンコ球が流入するようになされている。
【0014】封入球樋9の末端は打球位置に到ってお
り,封入球樋9内のパチンコ球は打球杵4bに連動する
玉供給レバー4cの揺動運動によって1個宛打球杵4b
の直前に送られ,ガイドレール2に沿って打ち出され
る。尚,38は玉供給レバー4cの揺動運動を規制する
ソレノイドであり,ソレノイド38は励磁されることに
より玉供給レバー4cの作動範囲から退避して玉供給レ
バー4cの揺動を可能とする。
【0015】又,35は打ち出されたパチンコ球を検出
する発射球センサ,36は打ち出されはしたが遊技盤面
3に流入せずにガイドレール2を逆流して封入球樋9内
に戻ったパチンコ球を検出するファール球センサを各々
示す。尚,本実施例における特徴的な点として,発射球
センサ35はセンサ35a・35bを2連装しており,
このセンサの作動順序によってパチンコ球の流れる方向
を検出し,パチンコ球が順方向に流れる場合には発射球
として検出し,パチンコ球が逆方向に流れる場合にはフ
ァール球として検出することを可能としている。
【0016】次に図6は本発明の実施例に係るパチンコ
遊技機と電子カード20により構成されるシステムの一
例を示すブロック図であり,既に説明した要素に関して
は図1〜図5と同一の符号を付している。図6におい
て,40はパチンコ遊技機全体を制御する制御装置を示
し,41はCPU,42はプログラムが格納されたRO
M,43は演算結果や各種データを記憶するRAM,4
4は電子カード20との間でデータの送受信をする伝送
制御部,45はパチンコ遊技機の各種情報発生源が発生
した入力信号を記憶する入力ラッチレジスタ,46はパ
チンコ遊技機の各種制御対象に対して送出する出力信号
を記憶する出力ラッチレジスタを示す。
【0017】本実施例においてCPU41は,各種情報
の発生源の検出出力に対応して遊技過程で変動する遊技
客の持ち玉数の算出,当該パチンコ遊技機の放出球数の
算出,発射玉数の積算値算出,アウト球・セーフ球・フ
ァール球等の回収球数の積算値算出等の演算処理の他
に,カード受付状態・発射状態・打ち止め状態・中断状
態・遊技可能状態・遊技終了状態等の各種状態の判別動
作を行う。又,RAM43内にはCPU41が算出した
放出球数を記憶する領域の他に,CPU41が判別した
打ち止め状態を記憶する打止フラッグ,CPU41が判
別した遊技中状態を記憶する遊技中フラッグ,CPU4
1が判別した中断状態を記憶する中断フラッグ,発射球
センサ35aの作動を記憶する第1センサフラッグ,発
射球センサ35bの作動を記憶する第2センサフラッ
グ,遊技中において持ち玉数が0になったことを記憶す
る帰零フラッグ,電子カード20の受付により疑似遊技
を停止したことを記憶する停止フラッグ等のフラッグ領
域が設けられている。
【0018】又,47はアナログ−デジタル変換器,4
8はデジタル−アナログ変換器であり,アナログ−デジ
タル変換器47は打球ハンドル4aの回転量を数値化し
て入力し,デジタル−アナログ変換器48は打球ハンド
ル4aの回転量に対応して弾発用モータ4dの駆動電流
を決定する。又,50は各種情報の発生源が発生した信
号を制御装置40に適合したレベルに変換して入力ラッ
チレジスタ45に与えるレベルシフタ,60は出力ラッ
チレジスタ46から与えられた各種の制御信号を増幅し
て各種の制御対象を駆動するドライバ,70は各種の効
果音を発生する音声合成用ICを各々示す。又,80は
電動役物の制御をする公知の電動役物制御装置,90は
電子カード20のための電源回路,91はCPU41に
対して演算処理を行うための割込要求を周期的に発生す
るインターバルタイマ,92はカード受付や帰零判別の
時に使用する計時用のタイマを各々示す。
【0019】本実施例に使用する電子カード20はマイ
クロプロセッサを有するカード制御部20a,不揮発性
ICメモリを有する記憶部20bとを有しており,カー
ド制御部20aの電源は外部から与えられる。そして,
本実施例では,コンタクタ17dと接続される電子カー
ド20側の外部接続端子20cの一部が電源接続用に使
用される。又,記憶部20b内には遊技客の持ち玉数を
記憶する領域,発射玉積算値を記憶する領域,アウト球
・セーフ球・ファール球等の回収玉の積算値を記憶する
領域,中断処理時に現在まで遊技していたパチンコ遊技
機の台番号が書き込まれる台番号領域が少なくとも用意
されている。
【0020】次に,上記事項及び図7,図8及び図9の
フローチャートを参照して本実施例の動作を説明しよ
う。尚,本実施例においては,遊技状態の変遷に伴って
増減する持ち玉数や発射玉積算値や回収玉積算値は,イ
ンターバルタイマ91が割込信号を発生する毎にパチン
コ遊技機側のCPU41が算出し,これらの更新された
数値データをRAM43内に記憶するとともに電子カー
ド20側に送出する様になされており,図7及び図8は
パチンコ遊技機の基本フローチャート,図9は割込処理
用のフローチャートを各々示している。尚,図7,図8
は本来1枚に表示すべきものを図面サイズの制約から分
割して示したものであり,接続点を相互に接続して理解
されたい。又,パチンコ遊技機と電子カード20間のデ
ータ伝送は伝送制御部44−コンタクタ17d−外部接
続端子17dを介して行われるので,以下において伝送
経路は特に必要のない限り詳記しない。同様に,各種情
報の発生源となるセンサ類の出力をCPU41に入力す
る場合には,センサ類の出力がレベルシフタ50を介し
て入力ラッチレジスタ45に与えられ,入力ラッチレジ
スタ45の対応する箇所をセットすると,CPU41は
これを読み取ることによってセンサ類の出力を抽出する
ので,以下において特に必要のない限り検出信号の入力
経路は特に詳記しない。更に,同様にCPU41が各種
の制御対象を駆動する場合には,出力ラッチレジスタ4
6の対応する箇所にデータやフラッグをセットすると,
ドライバ60がこれを増幅して制御対象部材を駆動する
ので,以下において特に必要のない限り各種制御信号の
出力経路は詳記しない。
【0021】先ず,電源が投入されると,CPU41は
RAM43内に用意された打止フラッグ・遊技中フラッ
グ・中断フラッグ等の全てのフラッグ領域をクリアす
る。そして,当該パチンコ遊技機が打止状態になってい
ない場合には,シャッタ23を遮蔽するためのソレノイ
ド24を消磁するので,挿入溝17aは開放されてお
り,電子カード20を挿入することができる。当該パチ
ンコ遊技機でパチンコ遊技が行われる以前には,RAM
43内の遊技中フラッグはクリアされているので,CP
U41はカードセンサ22の出力を監視する。そして,
遊技客が当該パチンコ遊技機に電子カード20を挿入す
る以前はカードセンサ22の出力はオフであるので,C
PU41は状態表示器10を周期的に点灯して当該パチ
ンコ遊技機が客待ち状態であることを表示する。同時
に,CPU41は数値表示器13に0を表示し,持ち玉
数が0であることを示す。
【0022】さて,遊技客が挿入溝17aから電子カー
ド20を挿入すると,当該電子カードに押されてコンタ
クタホルダ17eは収納室17b内に押し込まれ,カー
ドセンサ22がオンする。そして,CPU41はタイマ
92を起動してカードセンサ22のオン時間を計時す
る。このオン時間が有効と見做される時間を経過する
と,電子カード20が挿入されたと判断し,ソレノイド
26を励磁して係止片25を上昇させる。従って,コン
タクタホルダ17eが係止されて,電子カード20が保
持される。尚,この時点において電子カード20は収納
室17bの最深部まで挿入されており,コンタクタホル
ダ17eもコンタクタ17dを伴って最深部迄侵入して
いるので,コンタクタ17dは電子カード20の外部接
続端子20cと接触している。従って,電子カード20
には電源回路90−コンタクタ17d−外部接続端子2
0cを介して制御用の電源が与えられるとともに,伝送
制御部44を介してパチンコ遊技機側とデータ伝送が可
能になる。
【0023】さて,この様にして電子カード20を保持
すると,CPU41は所定の一連の識別信号をカード制
御部20aに与える。一方,カード制御部20aは電源
投入時より作動を開始しており,記憶部20b内の初期
プログラムを実行している。この初期プログラムは記憶
部20b内の所定領域に用意されたアクセス可能フラッ
グをセットするための条件を監視するためのものであ
り,所定の一連の識別符号が外部より入力されると,上
記アクセス可能フラッグをセットする様になされてい
る。そして,このアクセス可能フラッグがセットされて
いることが記憶部20b内のデータ領域をアクセスする
ための必要条件となされている。
【0024】さて,カード制御部20aはパチンコ遊技
機側から送られた所定の一連の識別符号が満足できるも
のであると,アクセス可能フラッグをセットし,記憶部
20bのデータ領域内に用意された応答信号を読み出
し,これをパチンコ遊技機側のCPU41に与える。そ
して,CPU41は電子カード20から送られた応答信
号が予め定められた配列と一致すると当該電子カード2
0が適切なカードであると判断し,更に,当該電子カー
ド20が中断処理がなされたものであるか否かを判定す
る。逆に,電子カード20から送られた応答信号が予め
定められた配列でない場合には,CPU41はソレノイ
ド26を消磁して当該電子カード20を排出し,客待ち
状態に復帰する。
【0025】さて,ここで中断処理に関して説明する
と,中断処理は遊技中の遊技客が食事等のために一時的
にパチンコ遊技機を離れ,食事等の終了後には元のパチ
ンコ遊技機に戻る場合になされる処理であり,この中断
処理がなされた場合には,その遊技客のために当該パチ
ンコ遊技機を確保しておくとともに,その遊技客は当該
パチンコ遊技機以外のパチンコ遊技機を使用できない様
にする処理である。遊技中における中断処理の詳細に関
しては後述するが,遊技客が中断スイッチ18を押すこ
とによって中断処理がなされ,この中断処理がなされた
場合には当該パチンコ遊技機のRAM43内には中断フ
ラッグがセットされ、電子カード20は記憶部20b内
に当該パチンコ遊技機の台番号が記憶された後に排出さ
れる。
【0026】さて,既述の通り応答信号が適正の場合,
当該電子カード20が中断処理をなされたものか否かの
判別をするが,この判別は次の4つのケースが考えられ
る。ケース1:RAM43に中断フラッグがセットされ
ておらず,記憶部20b内にもいかなるパチンコ遊技機
の台番号も記録されていない場合であり,この場合には
その電子カード20を受け付けても差し支えない。ケー
ス2:RAM43に中断フラッグがセットされておら
ず,記憶部20b内には何れかのパチンコ遊技機の台番
号が記録されている場合であり,この場合にはその電子
カード20を受け付けることはできない。ケース3:R
AM43に中断フラッグがセットされており,記憶部2
0b内には当該パチンコ遊技機の台番号が記録されてい
る場合であり,この場合にはその電子カード20を受け
付けても差し支えない。ケース4:RAM43に中断フ
ラッグがセットされており,記憶部20b内には当該パ
チンコ遊技機以外の台番号が記録されている場合であ
り,この場合にはその電子カード20を受け付けること
はできない。
【0027】そこで,CPU41は電子カード20から
伝送された応答信号が適正であると判断した後に電子カ
ード20の記憶部20b内の台番号記憶領域を読み取
り,その内容をRAM43内に記憶する。そして,RA
M43内に中断フラッグがセットされている場合には,
電子カード20から読み取った台番号が自己の台番号と
一致した時にのみ次段のステップに進み,台番号が不一
致の場合には既に説明した電子カード20の排出処理を
する。又,RAM43内に中断フラッグがセットされて
いない場合には,電子カード20の台番号記憶領域に何
も記憶されていない場合にのみ次段のステップに進み,
何れかの台番号が記憶されている場合には既述の電子カ
ード20の排出処理をする。
【0028】さて,この様にして中断フラッグと台番号
の照合が終了すると,CPU41は記憶部20bの台番
号記憶領域を消去し,RAM43内の中断フラッグをク
リアし,RAM43内の遊技中フラッグをセットすると
ともに,記憶部20bの発射玉の積算値記憶領域及び,
回収玉の積算値記憶領域の内容をクリアして,電子カー
ド20の受け付けを終了して遊技状態になる。
【0029】さて、遊技中フラッグに1がセットされる
と,CPU41は電子カード20の記憶部20bから遊
技客の持ち玉数・発射玉の積算値・回収玉積算値を読み
出してRAM43内に記憶するとともに,アナログ−デ
ジタル変換器47を介して入力された打球ハンドル4a
の回動量に対応した数値をデジタル−アナログ変換器4
8に出力し,デジタル−アナログ変換器48は打球ハン
ドル4aの回動量に対応した駆動電流を発射モータ4d
に与える。従って,打球杵4dは駆動電流に対応した弾
発力で弾発動作を行う。又,CPU41は出力ラッチレ
ジスタ46の数値表示器13・アナログ表示器14に割
り当てられた箇所に遊技客の持ち玉数をセットし,ドラ
イバ60は数値表示器13に持ち玉数を表示するととも
に,アナログ表示器14に持ち玉数に応じた棒グラフを
表示する。更に,CPU41はソレノイド38を励磁す
るので,ソレノイド38は打球杵4bの作動範囲から退
避し,打球杵4bが弾発動作を行う毎に玉供給レバー4
cが揺動して封入玉樋9内のパチンコ球を打球位置に送
る。そして,遊技中フラッグがセットされている間は遊
技終了条件や遊技中断条件を満足するまで,上記動作を
繰り返すので,遊技客の持ち玉数は数値表示器13に表
示されるとともに,その持ち玉数に対応した長さの棒グ
ラフがアナログ表示器14に表示される。
【0030】さて,インターバルタイマ91は電源投入
によって定期的に割込信号を発生しており,CPU41
は,遊技中フラッグに1がセットされている時に,この
割込信号を受け付ける毎に遊技状態に応じて変化する遊
技客の持ち玉数や発射玉積算値や回収玉積算値を算出
し,算出した数値データを電子カード20側の記憶部2
0b及び自己のRAM43内に書き込む。遊技状態の変
化は,セーフ球センサ33・アウト球センサ34・発射
球センサ35a・発射玉センサ35b・ファール球セン
サ36の出力として検出される。
【0031】先ず,打球杵4bによって弾発動作がなさ
れると,パチンコ球が打ち出され,遊技客の持ち玉数が
1減少する。この弾発動作は発射球センサ35a・35
bによって検出される。ところで,発射球センサ35a
・35bは,パチンコ球が弾発された時のみならず,弾
発されたパチンコ球が遊技盤面3に流入することなく打
球位置まで逆流した場合にも作動する。弾発動作に起因
して発射球センサ35a・35bが作動した場合には遊
技客の持ち玉数を1減算する必要があるが,パチンコ球
の逆流に起因して発射球センサ35a・35bが作動し
た場合にはファール球として遊技客の持ち玉数を1加算
する必要がある。そして,本実施例の様に,発射球セン
サ35a・35bを隣接して2連装した場合には,弾発
動作に起因して作動する場合とパチンコ球の逆流に起因
して作動する場合とでは,発射球センサ35a・35b
の作動順序が逆転する。
【0032】先ず,通常の弾発動作がなされた場合に
は,発射球センサ35aが作動した後に発射球センサ3
5bが作動する。CPU41は発射球センサ35aが作
動すると,RAM43内の発射球センサ35bに割り当
てられたフラッグ(=第2センサフラッグ)を監視す
る。通常の弾発動作の場合には,発射球センサ35aが
作動した時点では第2センサフラッグはクリアされてい
るので,CPU41はRAM43内の発射球センサ35
aに割り当てられたフラッグ(=第1センサフラッグ)
をセットし,次に発射球センサ35bを監視する。
【0033】そして,弾発動作がなされた場合には,こ
の直後に発射球センサ35bが作動する。そして,この
時点では第1センサフラッグかセットされているので,
弾発動作がなされたものとして,CPU41は以下の弾
発検出処理を実行する。先ず,RAM43内の第1セン
サフラッグをクリアして次回の弾発動作に備えるととも
に,状態表示器10を点滅させて弾発動作がなされたこ
とを表示する。又,弾発動作に起因して持ち玉数が1減
少するので,RAM43内の持ち玉数から1を減じて新
たな持ち玉数を算出する。更に,発射玉の積算値を算出
するために,RAM43内の発射玉の積算値を記憶する
領域を1加算する。
【0034】一方,パチンコ球が逆流した場合には,発
射球センサ35bが作動した後に発射球センサ35aが
作動する。CPU41は発射球センサ35bが作動する
とRAM43内の第1センサフラッグを調べるが,パチ
ンコ球の逆流の場合には発射球センサ35bが作動した
時点では第1センサフラッグはクリアされているので,
CPU41はRAM43内の第2センサフラッグをセッ
トし,次に発射球センサ35aを監視する。そして,パ
チンコ球が逆流した場合には,この直後に発射球センサ
35aが作動する。そして,この時点では第2センサフ
ラッグがセットされているので,パチンコ球が逆流した
ものとして,CPU41は以下のファール検出処理を実
行する。
【0035】先ず,RAM43内の第2センサフラッグ
をクリアして次回の弾発動作に備える。又,ファール球
の発生に起因して持ち玉数が増加するので,RAM43
内の持ち玉数に1加算して新たな持ち玉数を算出する。
更に,ファール球・セーフ球・アウト球等の回収玉の積
算値を算出するために,RAM43内の回収玉の積算値
を記憶する領域を1加算する。又,ファール球の発生態
様としては,上記の他に弾発されたパチンコ球が遊技盤
面3に流入せずにガイドレール2を逆流して封入球樋9
に回収される場合もあり,この場合にはファール球セン
サ35が作動する。そこで,CPU41はファール球セ
ンサ35が作動した場合にも上記と同様にしてファール
検出処理をする。
【0036】更に,弾発されたパチンコ球が遊技盤面3
に流入して何れかの入賞領域に流入した場合は,一定の
賞品球数が支払われるので,持ち玉数はその賞品球数だ
け増加する。そして,何れかの入賞領域に入賞した場合
には,入賞球集合樋30の出口に設けられた入賞球セン
サ33が作動するので,入賞球センサ33が作動する
と,CPU41はセーフ検出処理として,RAM43内
の持ち玉数に所定の賞品球数(例えば13)を乗じて新
たな持ち玉数を算出し,同時にRAM43内の回収玉の
積算値を記憶する領域を1加算する。
【0037】又,遊技盤面3に流入したパチンコ球が何
れの入賞領域にも入賞しない場合には,やがてそのパチ
ンコ球はアウト孔32に流入し,アウト球センサ34が
作動する。そして,この場合には持ち玉数の増減はない
ので,アウト球センサ34が作動した場合には,CPU
41はアウト検出処理として,RAM43内の回収玉の
積算値を記憶する領域を1加算する。
【0038】そして,この様にして算出された新たな持
ち玉数や発射球の積算値や回収玉の積算値はRAM43
内に書き込まれるとともに,電子カード20に与えら
れ,記憶部20bのデータ領域に記憶される。そして,
遊技中フラッグがセットされている間は,以下に述べる
遊技終了条件や遊技中断条件を満足する迄は上記の動作
が繰り返され,増減した持ち玉数が数値表示器13やア
ナログ表示器14に表示される。
【0039】遊技終了条件としては,遊技客がパチンコ
遊技機1の前面にある遊技終了スイッチ37を押した場
合,打ち止め予定数に達した場合,持ち玉数が0になっ
た場合等がある。
【0040】先ず,CPU41は終了スイッチ37が押
されると,終了処理として,RAM43内の遊技中フラ
ッグをクリアするとともに,ソレノイド26・38を消
磁する。そして,ソレノイド26が消磁されると係止片
25が下降するので電子カード20はスプリング17h
によってカード挿入溝17aから排出され,又,ソレノ
イド38が消磁されると玉供給レバー4cの揺動が規制
されて打球位置へのパチンコ球の供給が停止し,又,R
AM43内の遊技中フラッグのリセットによって遊技全
体は客待ち状態になる。
【0041】又,遊技過程において打止予定数に達する
と,CPU41はRAM43内の打止フラッグをセット
した後に上述の終了処理をする。そして,打止フラッグ
がセットされていると,ソレノイド24が励磁されるの
で,それ以後電子カード20の挿入が出来なくなり、
又,完了ランプ15が点灯してこのパチンコ遊技機が打
止完了状態であることを表示する。
【0042】更に,遊技客の持ち玉数が0になった場合
にも遊技終了条件を満足する。ところで,遊技客の持ち
玉数が1の時に弾発動作がなされると,発射球センサ3
5の出力に応答して持ち玉数が0になるが,この時点で
はこの最後に弾発されたパチンコ球の最終的な運命は不
明であり,何れかの入賞領域に入賞したり,又は,ファ
ール球として還元される可能性がある。従って,持ち玉
数が0になったことをもって遊技を続行する権利がなく
なったと即断することはできない。
【0043】そこで,本実施例では以下の様にして最終
的な帰零判断を行う。即ち,CPU41は遊技客の持ち
玉数が0になると,RAM43内に帰零中フラッグをセ
ットし,タイマ92を起動した後にソレノイド38を消
磁する。ソレノイド38の消磁に伴って玉供給レバー4
cの揺動が停止するので,弾発動作はなされなくなる
が,この時点では遊技中フラッグはセットされたままで
ある。さて,該種パチンコ遊技機の場合,パチンコ遊技
機内に封入されているパチンコ球の総数は一定であるの
で,弾発されたパチンコ球は最終的には全て回収され,
弾発されたパチンコ球数と回収されたパチンコ球数が一
致した時点で持ち玉数が0であれば,以後遊技客の持ち
玉数が増加する可能性はなくなる。そして,既述の通
り,本実施例では発射玉の積算値をRAM43内に記憶
するとともに,アウト球とセーフ球とファール球の積算
値(即ち,回収玉の積算値)をRAM43内に記憶して
いる。そこで,CPU41はRAM43内に帰零中フラ
ッグがセットされると,タイマ92がカウントオーバす
るまでは,発射球の積算値と回収球の積算値とを比較
し,両者が一致した時点における持ち玉数が0であると
既に説明した終了処理をして,客待ち状態になる。又,
最後に弾発したパチンコ球が入賞したり,ファール球に
なることにより,発射球の積算値と回収球の積算値とが
一致した時に遊技客の持ち玉数が1以上になっていれ
ば,RAM43内の帰零中フラッグをリセットして,弾
発動作を再開する。
【0044】尚,上記のタイマ92は最後に弾発された
パチンコ球が遊技盤面2を通過して何れかの入賞領域に
入賞したり,又は,ファール球やアウト球として還元さ
れるのに必要且つ十分な時間であることはいうまでもな
い。又,電子カード20内の持ち玉数が遊技開始当初よ
り0の場合にも,弾発動作がなされないままタイマ92
がタイムアップするので,パチンコ遊技を行えないまま
当該電子カードが排出される。
【0045】次に,遊技中断条件を満足する場合は,遊
技客が遊技中断スイッチ18を押した場合で有る。遊技
中断スイッチ18が押さると,CPU41は,RAM4
3内の中断フラッグをセットするとともに,電子カード
20側の記憶部20bに自らの台番号を書き込んだ後に
既述の終了処理をする。そして,この様にして中断処理
がなされた場合には,カード受け付け時の台番号の照合
処理が満足した場合にのみ,その電子カード20を受け
付けることは既述の通りである。
【0046】次に,図10は本発明の変形例を示すフロ
ーチャートであり,客待ち状態において擬似遊技を行っ
て遊技店内の雰囲気を昂揚させる様になされている。
尚,図10のフローチャートでは図7のフローチャート
と基本的に同様のステップ(例えば,カード照合処理や
遊技中処理等)は簡略化して示している。その特徴的な
動作を説明すると,電源が投入されるとRAM43内の
フラッグをクリアした後に,直ちに発射動作を開始して
疑似遊技を開始する。尚,この発射動作は弾発用モータ
4dに対する駆動電流の供給と,ソレノイド38の励磁
を意味することはいうまでもない。
【0047】その後電子カード20が挿入され,その電
子カード20が適正なものと判別されると,RAM43
内の停止フラッグをセットした後に電動役物の作動停止
や発射装置の作動を停止して,疑似遊技中に生じた内部
状態を解消する。そして,RAM43内に停止フラッグ
がセットされてから一定の時間が経過すると,RAM4
3内の停止フラッグをクリアするとともに,遊技中フラ
ッグをセットして,以後は遊技中の処理動作を実効す
る。
【0048】尚,上記では帰零時における弾発動作の一
時的な停止をソレノイド38の消磁によって行う例を示
したが,弾発動作を不可能にすれば良いのであるから,
モータ駆動用の電流を停止してもよい。又,上記ではパ
チンコ遊技のための基本ソフトウェアは各パチンコ遊技
機側のROM42内に用意しておく様にした例を示した
が,各パチンコ遊技機のROM42内には電子カードの
受け付け用のソフトウェアのみを用意し,パチンコ遊技
のための基本ソフトウェアや電動役物の制御用のソフト
ウェアは電子カードの受け付け時に電子カード側から伝
送する様にしても良い。そしてこの様にした場合には,
賞球数の変動や電動役物の制御内容等が変更した場合
に,カード発行機を調整するのみで,各パチンコ遊技機
毎にソフトウェアの調整をする必要が無くなる。又,上
記では状態表示器10やアナログ表示器14としてラン
プを直線状に配列した例を示したが,これらは円形や螺
旋形に配列してもよい。
【0049】
【発明の効果】以上説明した様に,本発明によれば,パ
チンコ遊技機の外観やカード受付時の対応によって打止
完了や食事中等のパチンコ遊技機の内部状態を容易に知
ることが可能となる。又,本発明によれば遊技客の持ち
玉数が0になった時点で弾発動作が停止するので,帰零
判別時に遊技店の利益を損なわず,又,発射球積算値と
回収球積算値が一致し,且つ,持ち玉数が0という条件
が整った時に最終的な帰零判別を行うので,帰零判別に
際して遊技客の利益を損なうこともない。又,カードの
受け付け時にパチンコ遊技のためのソフトウェアをカー
ドから送る様にした場合には,遊技条件の変更時等に各
パチンコ遊技機毎の調整が不要になる。更に,本発明に
よれば,打球動作がランプ表示されるとともに,持ち玉
数もグラフ状に表示される様になされているので,カー
ド式のパチンコ遊技機において欠点とされるゲームの単
調化を防止して臨場感を昂揚することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るパチンコ遊技機の正面
図。
【図2】上記パチンコ遊技機の前面硝子を取り除いた正
面図。
【図3】カード保持装置の一例を示す断面図。
【図4】本実施例のパチンコ遊技機の背面図。
【図5】封入玉樋の背面図。
【図6】本発明の実施例に係る制御システムのブロック
図。
【図7】本発明の制御動作例を示すフローチャート。
【図8】本発明の制御動作例を示すフローチャート。
【図9】本発明の制御動作例を示すフローチャート。
【図10】本発明の制御動作例を示すフローチャート。
【符号の説明】
1 パチンコ遊技機 4a 打球ハンドル 4b 打球杵 10 状態表示器 13 数値表示器 14 アナログ表示器 17d コンタクタ 20 電子カード 20a カード制御部 20b 記憶部 20c 外部接続端子 33 セーフ球センサ 35 発射球センサ 36 ファール球センサ
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年10月29日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正内容】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は電子カードや磁気カード
等のカードを挿入することに基づき機内に封入されたパ
チンコ球を弾発して遊技を行うようにしたカード式のパ
チンコ遊技機に係り,特に,この様なカード式のパチン
コ遊技機における遊技操作制御の改良に関する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術】従来,客の持ち玉数情報が記憶された磁
気カード等のカードを利用して遊技を行う様にした所謂
カード式のパチンコ遊技機が例えば特開昭52−139
529号公報や特開昭54−123334号公報等によ
り本件出願人によって提案されている。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,上述の
様なカード式の遊技の場合,遊技の途中で遊技客がパチ
ンコ遊技機から一時的に離れる中断行為に対する配慮が
なされていないという問題があった。例えば特定のパチ
ンコ遊技機を使用しての遊技中に,引き続きそのパチン
コ遊技機で遊技をしたいという意志を持ちながら,例え
ば食事に出かけたり,或いは煙草やジュース等の嗜好品
への持ち玉数からの交換,更にはトイレに出向く等の場
合には,必然的に当該パチンコ遊技機から離れることに
なる。しかしながら,当該パチンコ遊技機にカードを装
着したままで,パチンコ遊技機を離れる場合には,カー
ドが盗難(カードはパチンコ玉以上に盗難が容易で,し
かも盗難された場合の被害は一般に大きい)される虞が
ある。又,カードを持参してパチンコ遊技機から離れた
場合には,そのパチンコ遊技機が他人に占有される虞が
ある。更に,食事中等の札を立てることによって遊技中
断中のパチンコ遊技機を確保させる様にした場合には,
一人の遊技者が一枚のカードで多数のパチンコ遊技機を
確保してしまう虞もある。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明はこの様な問題点
に鑑みてなされたものであり,食事その他の理由によ
り,現在遊技中のパチンコ遊技機から遊技客が一時的に
離れる場合に,カードの盗難を確実に防止し,しかも当
該パチンコ遊技機をその遊技客の為に確保しておくこと
ができるとともに,一人の遊技客が1枚のカードで多数
のパチンコ遊技機を占拠することができないようにした
カード式のパチンコ遊技機を提供することを目的とする
ものである。要約すれば本発明のパチンコ遊技機は:カ
ードを挿入することに基づいて,機内に封入されたパチ
ンコ球を弾発駆動手段により弾発して遊技を行う様にし
たパチンコ遊技機を前提として:遊技可能条件が成立し
たことに基づいてセットされる遊技可能状態記憶手段
と:遊技中断条件が成立したことに基づいて前記遊技可
能状態記憶手段をセット状態に維持したまま前記弾発駆
動手段を弾発不能に制御する遊技中断処理手段を具備す
ることにより上記目的を達成するものであり,より望ま
しくは,上記を前提として:前記カードが挿入されるカ
ード保持手段を具備するとともに:前記中断処理手段
は,遊技客により操作される中断スイッチと:該中断ス
イッチの作動に応答して中断状態を記憶する中断状態記
憶手段と:前記中断スイッチの作動に応答して前記カー
ド側に中断識別符号を与える識別符号付与手段と:前記
中断スイッチの作動に応答して前記カード保持手段をカ
ード排出可能状態にする中断カード開放手段と:前記中
断状態記憶手段がセットされている場合には前記カード
側に記憶された中断識別符号が一致することを条件にカ
ードを受け付けるとともに,前記中断状態記憶手段がセ
ットされていない場合には前記カード側に中断識別符号
が存在しないことを条件にカードを受け付ける中断カー
ド判別手段とを具備することにより上記目的を達成する
ものである。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】
【作用】即ち,本発明によれば,封入玉を使用した弾発
遊技の過程で,現在遊技中のパチンコ遊技機から一時的
に離れる必要が生じた場合に中断条件を成立させれば,
遊技可能状態記憶手段がセット状態のままで弾発駆動手
段が封入玉を弾発不能となるので,カードを携帯してパ
チンコ遊技機を離れることが可能となり,カード盗難の
心配をせずにパチンコ遊技機から一時的に離れることが
可能となる。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例に係る電
子カードを利用したパチンコ遊技機を詳細に説明する。
先ず,図1は本発明の実施例である所謂電子カード式パ
チンコ遊技機1の正面図,図2は上記パチンコ遊技機1
の前面硝子を外した正面図であり,2はガイドレール,
3はガイドレール2に囲まれた遊技盤面,4aは打球ハ
ンドル,4bは打球杵を各々示し,遊技盤面3には電動
役物5・チューリップ6・入賞具7・風車8等が適宜配
設される。電子カード式パチンコ遊技機1の場合,パチ
ンコ球は単一のパチンコ遊技機内でのみ循環し,パチン
コ遊技機外部との間でパチンコ球が流通しない。そこ
で,本実施例のパチンコ遊技機1は目視によるパチンコ
遊技機の状態の把握を容易にするとともに,パチンコ遊
技の臨場感を昂揚するために,以下の様な構成を有す
る。
【手続補正8】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】又,10は打球動作がなされたことを表示
する状態表示器であり,図示する実施例では状態表示器
10は16連のランプにより構成されている。そして,
状態表示器10は弾発動作がなされていない時は消灯す
るが,弾発動作がなされたことにより各ランプが図面上
で右から左に向かって点灯する様になされいる。尚,
所謂客待ち状態においては,擬似的な弾発動作を行い,
この弾発動作毎に,状態表示器10を構成する各ランプ
が図面上で右から左に向かって点灯する様になされても
よい。又,11はパチンコ球が何れかの入賞領域に入賞
した時に点灯するセーフランプ,12は電動役物5が遊
技客に対して利益をもたらす特定の態様になった時に点
灯する特定態様ランプを示す。又,13は遊技客の持ち
玉数を数値で表示する例えば4桁の数値表示器,14は
例えば9連のランプで構成されて遊技客の持ち玉数を棒
グラフ状に表示するアナログ表示器,15は打ち止めに
よって遊技が終了した場合に点灯する完了ランプ,16
は効果音を発生するためのスピーカを各々示す。更に,
17はカードとしての一例となる電子カードを挿入する
カード保持手段としてのカード保持装置,18は食事等
によって遊技を中断する場合に押す中断スイッチ,19
は例えば偽造カードを使用した場合等に点灯する不正表
示ランプ,37は遊技客が自発的に遊技を終了する時に
押す終了スイッチを各々示す。
【手続補正9】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】本実施例においてCPU41は,各種情報
の発生源の検出出力に対応して遊技過程で変動する遊技
客の持ち玉数の算出,当該パチンコ遊技機の放出球数の
算出,発射玉数の積算値算出,アウト球・セーフ球・フ
ァール球等の回収球数の積算値算出等の演算処理の他
に,カード受付状態・発射状態・打ち止め状態・中断状
態・遊技可能状態・遊技終了状態等の各種状態の判別動
作を行う。又,RAM43内にはCPU41が算出した
放出球数を記憶する領域の他に,CPU41が判別した
打ち止め状態を記憶する打止フラッグ,CPU41が判
別した遊技中状態を記憶する遊技可能状態記憶手段とし
て作用する遊技中フラッグ,CPU41が判別した中断
状態を記憶する中断状態記憶手段として作用する中断フ
ラッグ,発射球センサ35aの作動を記憶する第1セン
サフラッグ,発射球センサ35bの作動を記憶する第2
センサフラッグ,遊技中において持ち玉数が0になった
ことを記憶する帰零フラッグ,電子カード20の受付に
より疑似遊技を停止したことを記憶する停止フラッグ等
のフラッグ領域が設けられている。
【手続補正10】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0018
【補正方法】変更
【補正内容】
【0018】又,47はアナログ−デジタル変換器,4
8はデジタル−アナログ変換器であり,アナログ−デジ
タル変換器47は打球ハンドル4aの回転量を数値化し
て入力し,デジタル−アナログ変換器48は打球ハンド
ル4aの回転量に対応して弾発駆動手段としての弾発用
モータ4dの駆動電流を決定する。又,50は各種情報
の発生源が発生した信号を制御装置40に適合したレベ
ルに変換して入力ラッチレジスタ45に与えるレベルシ
フタ,60は出力ラッチレジスタ46から与えられた各
種の制御信号を増幅して各種の制御対象を駆動するドラ
イバ,70は各種の効果音を発生する音声合成用ICを
各々示す。又,80は電動役物の制御をする公知の電動
役物制御装置,90は電子カード20のための電源回
路,91はCPU41に対して演算処理を行うための割
込要求を周期的に発生するインターバルタイマ,92は
カード受付や帰零判別の時に使用する計時用のタイマを
各々示す。
【手続補正11】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】そこで,CPU41は電子カード20から
伝送された応答信号が適正であると判断した後に電子カ
ード20の記憶部20b内の台番号記憶領域を読み取
り,その内容をRAM43内に記憶する。そして,RA
M43内に中断フラッグがセットされている場合には,
電子カード20から読み取った台番号が自己の台番号と
一致した時にのみ次段のステップに進み,台番号が不一
致の場合には既に説明した電子カード20の排出処理を
する。又,RAM43内に中断フラッグがセットされて
いない場合には,電子カード20の台番号記憶領域に何
も記憶されていない場合にのみ次段のステップに進み,
何れかの台番号が記憶されている場合には既述の電子カ
ード20の排出処理をする。即ち,CPU41は中断カ
ード判別手段として作用する。
【手続補正12】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0029
【補正方法】変更
【補正内容】
【0029】さて、遊技中フラッグに1がセットされる
と,CPU41は電子カード20の記憶部20bから遊
技客の持ち玉数・発射玉の積算値・回収玉積算値を読み
出してRAM43内に記憶するとともに,アナログ−デ
ジタル変換器47を介して入力された打球ハンドル4a
の回動量に対応した数値をデジタル−アナログ変換器4
8に出力し,デジタル−アナログ変換器48は打球ハン
ドル4aの回動量に対応した駆動電流を発射モータ4d
に与える。従って,打球杵4dは駆動電流に対応した弾
発力で弾発動作を行う。又,CPU41は出力ラッチレ
ジスタ46の数値表示器13・アナログ表示器14に割
り当てられた箇所に遊技客の持ち玉数をセットし,ドラ
イバ60は数値表示器13に持ち玉数を表示するととも
に,アナログ表示器14に持ち玉数に応じた棒グラフを
表示する。更に,CPU41はソレノイド38を励磁す
るので,ソレノイド38は打球杵4bの作動範囲から退
避し,打球杵4bが弾発動作を行う毎に玉供給レバー4
cが揺動して封入樋9内のパチンコ球を打球位置に送
る。そして,遊技中フラッグがセットされている間は遊
技終了条件や遊技中断条件を満足するまで,上記動作を
繰り返すので,遊技客の持ち玉数は数値表示器13に表
示されるとともに,その持ち玉数に対応した長さの棒グ
ラフがアナログ表示器14に表示される。
【手続補正13】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0045
【補正方法】変更
【補正内容】
【0045】次に,遊技中断条件を満足する場合は,遊
技客が遊技中断スイッチ18を押した場合で有る。遊技
中断スイッチ18が押さると,CPU41は,RAM4
3内の中断フラッグをセットするとともに,電子カード
20側の記憶部20bに自らの台番号を書き込んだ後に
既述の終了処理をする。そして,この様にして中断処理
がなされた場合には,カード受け付け時の台番号の照合
処理が満足した場合にのみ,その電子カード20を受け
付けることは既述の通りである。従って,CPU41は
識別符号付与手段として作用する。
【手続補正14】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0046
【補正方法】変更
【補正内容】
【0046】次に,図10は客待ち状態において擬似遊
技を行う為の変形的なフローチャートである。尚,図1
0のフローチャートでは図7のフローチャートと基本的
に同様のステップ(例えば,カード照合処理や遊技中処
理等)は簡略化して示している。その特徴的な動作を説
明すると,電源が投入されるとRAM43内のフラッグ
をクリアした後に,直ちに発射動作を開始して疑似遊技
を開始する。尚,この発射動作は弾発用モータ4dに対
する駆動電流の供給と,ソレノイド38の励磁を意味す
ることはいうまでもない。
【手続補正15】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0049
【補正方法】変更
【補正内容】
【0049】
【発明の効果】以上説明した様に,本発明によれば,
るパチンコ遊技機で遊技中の遊技客が食事やその他の理
由で一時的にパチンコ遊技機から離れる必要が生じた様
な場合にも,中断処理をすればカードを携帯してパチン
コ遊技機を離れることが可能となるので,カードの盗難
を心配することなく安心してパチンコ遊技機から離れる
ことが可能となる。又,中断処理のなされたパチンコ遊
技機は中断処理の対象となったカード以外のカードを受
け付け得ない状態になるので,中断中にそのパチンコ遊
技機が他の遊技客によって占有されてしまうことを心配
する必要も無くなる。更に,中断処理のなされたカード
は中断処理の対象となったパチンコ遊技機以外のパチン
コ遊技機では受け付けられなくなるので,一人の遊技客
が一枚のカードを使用して多数のパチンコ遊技機を占拠
してしまうことも有効に防止することが可能となる。
【手続補正16】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】 封入樋の背面図。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カード状の記憶媒体を使用し,機内に封
    入されたパチンコ球を弾発してパチンコ遊技を行う様に
    したパチンコ遊技機において,前記カード状の支持体が
    接続されるカード保持手段と,遊技客により操作される
    中断スイッチと,該中断スイッチの作動に応答して中断
    状態を記憶する中断状態記憶手段,前記中断スイッチの
    作動に応答して前記カード側のメモリに中断識別符号を
    与える識別符号付与手段と,前記中断スイッチの作動に
    応答して前記カード保持手段をカード排出可能状態にす
    る中断カード開放手段と,前記中断状態記憶手段がセッ
    トされている場合には前記カード側のメモリに記憶され
    た中断識別符号が一致することを条件にカードを受け付
    ける中断カード判別手段とを具備することを特徴とする
    パチンコ遊技機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のパチンコ遊技機におい
    て,前記中断カード判別手段は,前記中断状態記憶手段
    がセットされている場合には前記カード側のメモリに記
    憶された中断識別符号が一致することを条件にカードを
    受け付けるとともに,前記中断時状態記憶手段がセット
    されていない場合には前記カード側のメモリに中断識別
    符号が存在しないことを条件カードを受け付けることを
    特徴とするパチンコ遊技機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS539647A (en) * 1976-07-14 1978-01-28 Universal Kk Digital pachinko game machine
JPS60139270A (ja) * 1983-12-28 1985-07-24 株式会社平和 カード式パチンコシステム

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