JPH07241040A - 電池パック及び二次電池の充放電制御方式 - Google Patents

電池パック及び二次電池の充放電制御方式

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JPH07241040A
JPH07241040A JP6029326A JP2932694A JPH07241040A JP H07241040 A JPH07241040 A JP H07241040A JP 6029326 A JP6029326 A JP 6029326A JP 2932694 A JP2932694 A JP 2932694A JP H07241040 A JPH07241040 A JP H07241040A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、過放電保護、過充電保護等を必要と
する二次電池を内蔵した電池パックに於いて、二次電池
の過放電状態、過充電状態等を即時にパック外へ出力で
きる回路を電池パックに内蔵したことを特徴とする。 【構成】過放電保護を必要とする二次電池11を内蔵し
た電池パック10に於いて、二次電池11の電池電圧を
監視する電圧測定部12と、その測定電池電圧を予め設
定された過放電保護設定電圧と比較して二次電池の過放
電状態を検出する検出部13と、この検出情報を外部へ
出力する回路とを具備して、内蔵二次電池11が過放電
状態となった際に、その異常を即時にパック外へ出力す
る構成としたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、過充電、過放電保護を
必要とする二次電池を内蔵した電池パック及び同電池の
充放電制御方式に関する。
【0002】
【従来の技術】二次電池をバッテリィ駆動時の主電源供
給源とするポータブルコンピュータ、ワードプロセッサ
等の携帯型電子機器に於いては、機器の高機能、高性能
化に伴ない、容量の大きな二次電池の要求が高まってき
た。この要求に応えるべくバッテリィ駆動時の電源とし
て、リチウム・イオン二次電池が注目されている。
【0003】この種の二次電池は、過剰な放電(過放
電)または充電(過充電)を電池に対して行なった場
合、電池寿命を早めたり、爆発等の危険につながること
もあり、電池性能並びに安全性の面で種々の配慮が必要
とされる。
【0004】そこで、上記したような過剰な放電(過放
電)や過剰な充電(過充電)を防止するために、電池パ
ックに、図8に示すような内蔵回路を設ける構成が考え
られた。
【0005】即ち、電池パック80の内部に、リチウム
・イオン二次電池81、及び同電池の電圧をセル単位で
測定する電池電圧測定部82と、この電池電圧測定部8
2で測定した電池電圧と予め定められた過充電・過放電
保護設定値とを比較して電池異常を検出する検出部84
と、この検出部84より電池異常を示す異常検出信号が
出力されたとき二次電池81の充放電路を回路遮断する
スイッチ84等が設けられる。
【0006】上記構成に於いて、電池電圧測定部82
は、リチウム二次電池81の各セル毎の電圧を常時監視
し、その測定した電圧値を検出部84に供給している。
電池パック80から外部へ電力を供給している場合、即
ち放電状態時に於いては、リチウム電池の性質により、
放電の進行に伴い電池電圧が低下してゆく。
【0007】検出部83は、電池電圧測定部82で測定
した電池電圧が、予め定められた過放電保護設定値より
低くなって、電池の放電が過剰に進行したと判断する
と、電池異常を示す異常検出信号を出力し、スイッチ8
4をオフ(OFF)制御して、電池パック80から外部
への電力供給を停止し、リチウム二次電池81の過剰な
放電(過放電)を抑える。
【0008】電池パックを外部の電力により充電する、
充電状態時に於いては、リチウム二次電池81に定電流
・定電圧充電を行なう。この充電中に、電池電圧測定部
82で測定される各セル単位の電圧が何等かの原因で、
予め定められた過充電保護設定値より上昇し、過剰に充
電が行なわれると、その過充電状態が検出部83で検出
される。検出部83は上記過充電状態を検出すると、異
常検出信号を出力して、スイッチ84をオフ(OFF)
制御し、電池パック80の充電電流路を回路遮断して、
外部から電池パック80への充電電流の供給を停止し、
リチウム二次電池81の過剰な充電(過充電)を防止す
る。
【0009】しかしながら、このような構成による電池
パックに於いては以下のような問題が生じていた。即
ち、電池パック内にスイッチ等の回路部品を多数実装し
なければならないため、電池パックの小型化、低コスト
化の妨げになる。又、過放電や過充電状態に至った場
合、電池パックの外部にはその情報が伝達されず、電池
パック内部で単独に充放電路のスイッチオフ(OFF)
による電源遮断処理が行なわれるため、電池パックから
の電力供給により機器が動作している際に、突然、機器
への動作用電源供給が断たれ、このため機器が正常終了
できないという使用上の不具合が発生する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の過充電・過放電保護機構を備えた電池パックに於いて
は、電池パック内に過充電及び過放電の各検出回路、充
放電路を遮断するスイッチ等、多数の回路部品を実装す
るため、電池パックの小型化・低コスト化の妨げになる
とともに、過放電や過充電状態に至った場合に、電池パ
ック外部にその情報が伝達されず、電池パック内部でス
イッチオフによる電源供給遮断処理が行なわれるため、
電池パックからの電力供給による機器の動作中に、突
然、動作用の電力供給が停止してしまい、機器が正常に
終了できないという不具合が生じていた。
【0011】本発明は上記実情に鑑みなされたもので、
過放電保護を必要とする二次電池を内蔵した電池パック
に於いて、二次電池の過放電状態を即時にパック外へ出
力できる電池パックを提供することを目的とする。
【0012】又、本発明は、過充電保護を必要とする二
次電池を内蔵した電池パックに於いて、二次電池の過充
電状態を即時にパック外へ出力できる電池パックを提供
することを目的とする。
【0013】又、本発明は、過放電保護を必要とする二
次電池を内蔵した電池パック二次電池を内蔵した電池パ
ックを動作用電源として用いるシステムに於いて、電池
パックの内部に、内蔵二次電池の過放電状態を即時に外
部へ通知する手段を設け、電池パック外部に二次電池の
過放電保護を行なう回路を設けて、電池パック内蔵回路
の簡素化を図りつつ、二次電池の過放電保護機構を実現
するとともに、電池パックからの電力供給で動作してい
る機器が常に正常終了できるようにしたことを特徴とす
る。
【0014】又、本発明は、過充電保護を必要とする二
次電池を内蔵した電池パック二次電池を内蔵した電池パ
ックを動作用電源として用いるシステムに於いて、電池
パックの内部に、内蔵二次電池の過充電状態を即時に外
部へ通知する手段を設け、電池パック外部に二次電池の
過充電保護を行なう回路を設けて、電池パック内蔵回路
の簡素化を図りつつ、二次電池の過充電保護機構を実現
するとともに、電池パックからの電力供給で動作してい
る機器が常に正常終了できるようにした二次電池の充電
制御方式を提供することを目的とする。
【0015】又、本発明は、二次電池を内蔵した電池パ
ックに於いて、内蔵二次電池の過放電、過充電等による
電池異常が発生した際に、その状態を即時に外部へ通知
するとともに、過充電を検出したとき、パック内部で充
電路を回路遮断して、電池パック自身が内蔵二次電池の
過充電保護を行なうとともに、電池パックからの電力供
給で動作している機器が常に正常終了できるようにした
電池パックを提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段及び作用】本発明は、図1
に示すように、過放電保護を必要とする二次電池11を
内蔵した電池パック10に於いて、二次電池11を構成
する電池セル各々の電池電圧を監視する電圧測定部12
と、その測定電池電圧を予め設定された過放電保護設定
電圧と比較して二次電池の過放電状態を検出する検出部
13と、この検出情報を外部へ出力する回路とを具備
し、内蔵二次電池11が過放電状態となった際に、その
異常を即時にパック外へ出力する構成としたもので、こ
れにより当該電池パックからの電力供給で動作している
機器を常に正常終了させることができるとともに、過放
電による電池寿命劣化を防止することができる。又、電
池パック10の内部回路を簡素化して、メンテナンスの
容易化、コストの低減化、小形化を図ることができる。
【0017】又、本発明は、図2に示すように、過充電
保護を必要とする二次電池21を内蔵した電池パック2
0に於いて、二次電池21を構成する電池セル各々の電
池電圧を監視する電圧測定部22と、その測定電池電圧
を予め設定された過充電保護設定電圧と比較して二次電
池の過充電状態を検出する検出部23と、この検出情報
を外部へ出力する回路とを具備して、内蔵二次電池21
が過充電状態となった際に、その異常を即時にパック外
へ出力する構成としたもので、これにより、当該電池パ
ックからの電力供給で動作している機器を常に正常終了
させることができるとともに、過充電による内蔵二次電
池の寿命劣化、異常加熱、破壊等を防止することができ
る。又、電池パック20の内部回路を簡素化して、メン
テナンスの容易化、コストの低減化、小形化を図ること
ができる。
【0018】又、本発明は、図3に示すように、過放電
保護が必要な二次電池31を内蔵した電池パック30を
動作用電源として用いるシステムに於いて、電池パック
30の内部に、二次電池31を構成する電池セル各々の
電池電圧を測定する電圧測定部32と、この測定電圧を
過放電保護設定電圧と比較し二次電池31の過放電状態
を検出して外部へ出力する検出部とを設け、電池パック
30の外部に、上記検出信号をもとに二次電池31の放
電路を遮断制御するスイッチ34を設けた構成としたも
ので、これにより、電池パック内蔵回路を簡素化して二
次電池の過放電保護機構を実現するとともに、電池パッ
クからの電力供給で動作している機器が常に正常終了で
きる。
【0019】又、本発明は、図4に示すように、過充電
保護が必要な二次電池41を内蔵した電池パック40を
動作用電源として用いるシステムに於いて、電池パック
40の内部に、二次電池41を構成する電池セル各々の
電池電圧を測定する電圧測定部42と、この測定電圧を
過充電保護設定電圧と比較し二次電池41の過充電状態
を検出して外部へ出力する検出部とを設け、電池パック
40の外部に、上記検出信号をもとに二次電池41の充
電路を遮断制御するスイッチ44を設けた構成としたも
ので、これにより、電池パック内蔵回路を簡素化して二
次電池の過充電保護機構を実現でき、過充電による内蔵
二次電池の寿命劣化、異常加熱、破壊等を防止すること
ができるとともに、電池パックからの電力供給で動作し
ている機器が常に正常終了できる。
【0020】又、本発明は、図5に示すように、過充電
保護を必要とする二次電池51を内蔵した電池パック5
0に於いて、二次電池51を構成する電池セル各々の電
池電圧を監視する電圧測定部52と、この測定電池電圧
を予め設定された過充電保護設定電圧及び過放電保護設
定電圧と比較して二次電池の過充電・過放電状態を検出
する検出部53と、この検出情報を外部へ出力する回路
57と、二次電池51の充電路に介在された溶断部56
と、この溶断部56を上記過充電検出情報により溶断す
る発熱素子55及びスイッチ54とを備えた構成とした
もので、これにより、内蔵二次電池の過放電、過充電等
による電池異常が発生した際に、その状態を即時に外部
へ通知して、電池パックからの電力供給で動作している
機器が常に正常終了できるようにするとともに、内蔵二
次電池が過充電状態に達した際に、電池パック自身がパ
ック内部で充電路を回路遮断して、外部の機器制御を必
要とせずに内蔵二次電池の過充電保護を行なうことがで
き、過充電による内蔵二次電池の寿命劣化、異常加熱、
破壊等を防止することができる。
【0021】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。図1は本発明の第1実施例の回路構成を示すブロッ
ク図である。図1に於いて、10は過放電保護を必要と
する、例えばリチウムイオン二次電池を内蔵した電池パ
ックであり、11は電池パック10に内蔵された二次電
池である。12は二次電池11の電池電圧を監視する電
圧測定部であり、二次電池11を構成する電池セル各々
の電池電圧を常時監視する。
【0022】13は電圧測定部12で測定した電池電圧
を予め設定された過放電保護設定電圧と比較して二次電
池11の過放電状態を検出する過放電検出部であり、電
池の残存容量が解放電池電圧にほぼ比例するリチウムイ
オン二次電池の特徴を利用して、放電により電池電圧が
低下し二次電池11が過剰に放電されると判断したとき
過放電検出信号を出力する。
【0023】この際の放電電圧と過放電保護設定電圧と
の関係を図7に示している。図7に於いて、Dv は二次
電池11の放電電圧、VS3 は正常時に於けるローバッ
テリィ検出電圧(供給可能電圧)、VS4 はこの発明の
実施例で対象とする過放電保護設定電圧である。
【0024】14は過放電検出部13の検出情報を電池
パック10の外部へ出力する、過放電検出信号出力回路
である。上記構成に於いて、電圧測定部12は、内蔵二
次電池11の電池電圧を常時観測し、その測定電圧を過
放電検出部13に供給する。
【0025】過放電検出部13は、電圧測定部12で測
定した電池電圧を予め設定された過放電保護設定電圧と
比較し、電圧測定部12で測定した電池電圧が過放電保
護設定電圧より低下して、二次電池11が過放電状態に
至ったことを検出すると、二次電池11が過放電になっ
たことを示す過放電検出信号を過放電検出信号出力回路
14を介し、即時にパック外へ出力する。
【0026】即ち、過放電検出部13は、電池の残存容
量が解放電池電圧にほぼ比例するリチウムイオン二次電
池の特徴を利用し、放電の進行に伴い二次電池11の電
池電圧が低下して二次電池11が過剰に放電されると判
断されたとき、過放電検出信号を過放電検出信号出力回
路14に出力し、二次電池11が過放電状態に至ったこ
とを電池パック外部に知らせる。
【0027】この電池パック10を動作用電源とする機
器、例えばパーソナルコンピュータは、電池パック10
より過放電検出信号を受けると、使用電池パックが過放
電状態になったこと(又は電源異常が生じたこと)を表
示器又は音声等により使用者に知らせるとともに、所定
の終了処理を実行して、処理を正常終了させ、電池パッ
ク10の充電路を遮断する等、予め定められたシーケン
スに従う終了処理を行なう。
【0028】このように、電池パック10に、内蔵二次
電池11が過放電状態となったとき、その状態を即時に
パック外へ出力する機能回路を設けたことにより、電池
パック10により動作している機器を常に正常終了で
き、機器の状態を正常に保つことができるとともに、内
蔵二次電池11の過放電保護が行なえ電池寿命劣化の防
止等が図れる。
【0029】又、電池パック10内には、内蔵保護回路
として、二次電池11の過放電状態を検出する回路のみ
が設けられる構成であることから、内蔵保護回路の部品
点数を削減でき電池パックの容量を小さくできるととも
に、低コスト化、及びメンテナンスの容易化が図れる。
【0030】図2は本発明の第2実施例の回路構成を示
すブロック図である。図2に於いて、20は過充電保護
を必要とする、例えばリチウムイオン二次電池を内蔵し
た電池パックであり、21は電池パック20に内蔵され
た二次電池である。22は二次電池21の電池電圧を監
視する電圧測定部であり、二次電池21を構成する電池
セル各々の電池電圧を常時監視する。
【0031】23は電圧測定部22で測定した電池電圧
を予め設定された過充電保護設定電圧と比較して二次電
池21の過充電状態を検出する過充電検出部であり、電
池の充電容量が解放電池電圧にほぼ比例するリチウムイ
オン二次電池の特徴を利用して、充電により電池電圧が
低下し二次電池21が過剰に充電されると判断したとき
過充電検出信号を出力する。
【0032】この際の充電電圧と過充電保護設定電圧と
の関係を図6に示している。図6に於いて、Cv は二次
電池21の充電電圧、VS1 はこの発明の実施例で対象
とする過充電保護設定電圧、VS2 は正常時に於ける定
電圧充電設定電圧(定電流充電から定電圧充電へ移行す
るための切換設定電圧)である。
【0033】24は過充電検出部23の検出情報を電池
パック20の外部へ出力する、過充電検出信号出力回路
である。上記構成に於いて、電圧測定部22は、内蔵二
次電池21の電池電圧を常時観測し、その測定電圧を過
充電検出部23に供給する。
【0034】過充電検出部23は、電圧測定部22で測
定した電池電圧を予め設定された過充電保護設定電圧と
比較し、電圧測定部22で測定した電池電圧が過充電保
護設定電圧より上昇して、二次電池21が過充電状態に
至ったことを検出すると、二次電池21が過充電になっ
たことを示す過充電検出信号を過充電検出信号出力回路
24を介し、即時にパック外へ出力する。
【0035】即ち、過充電検出部23は、電池の充電容
量が解放電池電圧にほぼ比例するリチウムイオン二次電
池の特徴を利用し、充電の進行に伴い二次電池21の電
池電圧が上昇して二次電池21が過剰に充電されると判
断されたとき、過充電検出信号を過充電検出信号出力回
路24に出力し、二次電池21が過充電状態に至ったこ
とを電池パック外部に知らせる。
【0036】この電池パック20を動作用電源とする機
器、例えばパーソナルコンピュータは、電池パック20
より過充電検出信号を受けると、使用電池パックが過充
電状態になったこと(又は電源異常が生じたこと)を表
示器又は音声等により使用者に知らせるとともに、所定
の終了処理を実行し、処理を正常終了させて電池パック
20の充電路を遮断する等、予め定められたシーケンス
に従う終了処理を行なう。
【0037】このように、電池パック20に、内蔵二次
電池21が過充電状態となったとき、その状態を即時に
パック外へ出力する機能回路を設けたことにより、電池
パック20により動作している機器を常に正常終了で
き、機器の状態を正常に保つことができるとともに、内
蔵二次電池21の過充電保護が行なえ、電池の寿命劣
化、異常加熱、破壊等を防止できる。
【0038】又、電池パック20内には、内蔵保護回路
として、二次電池21の過充電状態を検出する回路のみ
が設けられる構成であることから、内蔵保護回路の部品
点数を削減でき電池パックの容量を小さくできるととも
に、低コスト化、及びメンテナンスの容易化が図れる。
【0039】図3は本発明の第3実施例の回路構成を示
すブロック図である。図3に於いて、30は過放電保護
を必要とする、例えばリチウムイオン二次電池を内蔵し
た電池パックであり、31は電池パック30に内蔵され
た二次電池である。32は二次電池31の電池電圧を監
視する電圧測定部であり、二次電池31を構成する電池
セル各々の電池電圧を常時監視する。
【0040】33は電圧測定部32で測定した電池電圧
を予め設定された過放電保護設定電圧(図7のVS4 参
照)と比較して二次電池31の過放電状態を検出する過
放電検出部であり、電池の残存容量が解放電池電圧にほ
ぼ比例するリチウムイオン二次電池の特徴を利用して、
放電により電池電圧が低下し二次電池31が過剰に放電
されると判断したとき過放電検出信号を出力する。ここ
では所定の時間差(例えば500ms )をもって2種の過放
電検出信号(c1,c2)を出力するもので、過放電検出信
号(c1)を出力した後に過放電検出信号(c2)を出力す
る。
【0041】34は電池パック30の外部に設けられ
た、放電路を遮断制御する放電停止スイッチであり、過
放電検出部33より出力される過放電検出信号(c2)に
よりスイッチオフ制御される。
【0042】35は過放電検出部33より出力される過
放電検出信号(c1,c2)を電池パック30の外部へ出力
する、過放電検出信号出力回路である。上記構成に於い
て、電圧測定部32は、内蔵二次電池31の電池電圧を
常時観測し、その測定電圧を過放電検出部33に供給す
る。
【0043】過放電検出部33は、電圧測定部32で測
定した電池電圧を予め設定された過放電保護設定電圧
(図7のVS4 参照)と比較し、電圧測定部32で測定
した電池電圧が過放電保護設定電圧より低下して、二次
電池31が過放電状態に至ったことを検出すると、二次
電池31が過放電になったことを示す過放電検出信号
(c1,c2)を過放電検出信号出力回路35を介して、即
時にパック外へ出力する。
【0044】即ち、過放電検出部33は、電池の残存容
量が解放電池電圧にほぼ比例するリチウムイオン二次電
池の特徴を利用し、放電の進行に伴い二次電池31の電
池電圧が低下して二次電池31が過剰に放電されると判
断されたとき、過放電検出信号(c1,c2)を過放電検出
信号出力回路35に出力し、二次電池31が過放電状態
に至ったことを電池パック外部に知らせる。
【0045】上記過放電検出部33より出力される過放
電検出信号(c1,c2)のうち、先に出力される過放電検
出信号(c1)は、この電池パック30を使用している、
例えばパーソナルコンピュータ等の機器に供給され、所
定の時間差(例えば500ms )をもって後から出力される
過放電検出信号(c2)は電池パック30外部の放電路に
介在された放電停止スイッチ34に供給される。
【0046】電池パック30を動作用電源とするパーソ
ナルコンピュータ等の機器は、電池パック30より過放
電検出信号(c1)を受けると、使用電池パックが過放電
状態になったことを認識して、その旨を表示器又は音声
等により使用者に知らせるとともに、所定の終了処理を
実行して、処理を正常終了させる。
【0047】この正常終了処理の所用時間だけ遅らせて
電池パック30より過放電検出信号(c2)が出力され放
電停止スイッチ34に供給される。又、放電停止スイッ
チ34は電池パック30より過放電検出信号(c2)を受
けると、電池パック30の放電路を断ち、放電を停止す
る。
【0048】このように、電池パック30の内部に、内
蔵二次電池31が過放電状態となったとき、その状態を
即時にパック外へ出力する機能回路を設け、電池パック
30の外部に、過放電保護を実現する放電停止スイッチ
34を設けたことにより、電池パック30により動作し
ている機器を常に正常終了でき、機器の状態を正常に保
つことができるとともに、内蔵二次電池31の過放電保
護が行なえ電池寿命劣化の防止等が図れる。
【0049】又、電池パック30内には、内蔵保護回路
として、二次電池31の過放電状態を検出する回路のみ
が設けられる構成であることから、内蔵保護回路の部品
点数を削減でき電池パックの容量を小さくできるととも
に、低コスト化、及びメンテナンスの容易化が図れる。
【0050】図4は本発明の第4実施例の回路構成を示
すブロック図である。図4に於いて、40は過充電保護
を必要とする、例えばリチウムイオン二次電池を内蔵し
た電池パックであり、41は電池パック40に内蔵され
た二次電池である。42は二次電池41の電池電圧を監
視する電圧測定部であり、二次電池41を構成する電池
セル各々の電池電圧を常時監視する。
【0051】43は電圧測定部42で測定した電池電圧
を予め設定された過充電保護設定電圧(図6のVS1 参
照)と比較して二次電池41の過充電状態を検出する過
充電検出部であり、電池の充電容量が解放電池電圧にほ
ぼ比例するリチウムイオン二次電池の特徴を利用して、
充電により電池電圧が上昇し二次電池41が過剰に充電
されると判断したとき過充電検出信号を出力する。ここ
では所定の時間差(例えば500ms )をもって2種の過充
電検出信号(ca,cb)を出力するもので、過充電検出信
号(ca)を出力した後に過充電検出信号(cb)を出力す
る。
【0052】44は電池パック40の外部に設けられ
た、充電路を遮断制御する充電停止スイッチであり、過
充電検出部43より出力される過充電検出信号(cb)に
よりスイッチオフ制御される。
【0053】45は過充電検出部43より出力される過
充電検出信号(ca,cb)を電池パック40の外部へ出力
する、過充電検出信号出力回路である。上記構成に於い
て、電圧測定部42は、内蔵二次電池41の電池電圧を
常時観測し、その測定電圧を過充電検出部43に供給す
る。
【0054】過充電検出部43は、電圧測定部42で測
定した電池電圧を予め設定された過充電保護設定電圧
(図6のVS1 参照)と比較し、電圧測定部42で測定
した電池電圧が過充電保護設定電圧より上昇して、二次
電池41が過充電状態に至ったことを検出すると、二次
電池41が過充電になったことを示す過充電検出信号
(ca,cb)を過充電検出信号出力回路45を介して、即
時にパック外へ出力する。
【0055】即ち、過充電検出部43は、電池の残存容
量が解放電池電圧にほぼ比例するリチウムイオン二次電
池の特徴を利用し、充電の進行に伴い二次電池41の電
池電圧が低下して二次電池41が過剰に充電されると判
断されたとき、過充電検出信号(ca,cb)を過充電検出
信号出力回路45に出力し、二次電池41が過充電状態
に達したことを電池パック外部に知らせる。
【0056】上記過充電検出部43より出力される過充
電検出信号(ca,cb)のうち、先に出力される過充電検
出信号(ca)は、この電池パック40を使用している、
例えばパーソナルコンピュータ等の機器に供給され、所
定の時間差(例えば500ms )をもって後から出力される
過充電検出信号(cb)は電池パック40外部の充電路に
介在された充電停止スイッチ44に供給される。
【0057】電池パック40を動作用電源とするパーソ
ナルコンピュータ等の機器は、電池パック40より過充
電検出信号(ca)を受けると、使用電池パックが過充電
状態になったことを認識して、その旨を表示器又は音声
等により使用者に知らせるとともに、所定の終了処理を
実行して、処理を正常終了させる。
【0058】この正常終了処理の所用時間だけ遅らせて
電池パック40より過充電検出信号(cb)が出力され充
電停止スイッチ44に供給される。又、充電停止スイッ
チ44は電池パック40より過充電検出信号(cb)を受
けると、電池パック40の充電路を断ち、充電を停止す
る。
【0059】このように、電池パック40の内部に、内
蔵二次電池41が過充電状態となったとき、その状態を
即時にパック外へ出力する機能回路を設け、電池パック
40の外部に、過充電保護を実現する充電停止スイッチ
44を設けたことにより、電池パック40により動作し
ている機器を常に正常終了でき、機器の状態を正常に保
つことができるとともに、内蔵二次電池41の過充電保
護が行なえ、電池の寿命劣化、異常加熱、破壊等を防止
できる。
【0060】又、電池パック40内には、内蔵保護回路
として、二次電池41の過充電状態を検出する回路のみ
が設けられる構成であることから、内蔵保護回路の部品
点数を削減でき電池パックの容量を小さくできるととも
に、低コスト化、及びメンテナンスの容易化が図れる。
【0061】図5は本発明の第5実施例の回路構成を示
すブロック図である。図5に於いて、50は過充電保護
を必要とする、例えばリチウムイオン二次電池を内蔵し
た電池パックであり、51は電池パック50に内蔵され
た二次電池である。52は二次電池51の電池電圧を監
視する電圧測定部であり、二次電池51を構成する電池
セル各々の電池電圧を常時監視する。
【0062】53は電圧測定部52で測定した電池電圧
を予め設定された過充電・過放電保護設定電圧(図6の
VS1 、図7のVS4 参照)と比較して二次電池51の
過充電・過放電状態を検出する過充電・過放電検出部で
あり、電池の充電及び残存容量が解放電池電圧にほぼ比
例するリチウムイオン二次電池の特徴を利用して、充電
により電池電圧が上昇し二次電池51が過剰に充電され
ると判断したとき過充電検出信号を出力し、放電により
電池電圧が下降し二次電池51が過剰に放電されると判
断したとき過放電検出信号を出力する。
【0063】54は過充電・過放電検出部53から出力
される過充電検出時の過充電検出信号によりスイッチオ
ン制御される電流制限スイッチであり、発熱素子55の
電流路に介在される。
【0064】55は電流制限スイッチ54を介して二次
電池51の電力が供給される発熱素子であり、電流制限
スイッチ54がオンすると、二次電池51の電力により
発熱して、近傍に配置された溶断部を溶断する。
【0065】56は回路的には二次電池51の充電路に
介在され、機構的には発熱素子55の近傍に設けられ
て、発熱素子55の発熱により溶断される溶断部であ
り、この溶断部56の溶断により二次電池51の充電路
が切断される。
【0066】57は過充電・過放電検出部53から出力
される過充電検出信号、過放電検出信号等を電池パック
の外部に出力するための過充電・過放電検出信号出力回
路(以下単に検出信号出力回路と称す)である。
【0067】上記構成に於いて、電圧測定部52は、内
蔵二次電池51の電池電圧を常時観測し、その測定電圧
を過充電・過放電検出部53に供給する。過充電・過放
電検出部53は、電圧測定部52で測定した電池電圧を
予め設定された過充電保護設定電圧(図6のVS1 参
照)及び過放電保護設定電圧(図7のVS4 参照)と比
較し、電圧測定部52で測定した電池電圧が過充電保護
設定電圧より上昇して、二次電池51が過充電状態に達
したことを検出すると、二次電池51が過充電になった
ことを示す過充電検出信号を検出信号出力回路57を介
して、即時にパック外へ出力し、又、電圧測定部52で
測定した電池電圧が過放電保護設定電圧より下降して、
二次電池51が過放電状態に至ったことを検出すると、
二次電池51が過放電になったことを示す過放電検出信
号を検出信号出力回路57を介して、即時にパック外へ
出力する。
【0068】過充電・過放電検出部53が、二次電池5
1の過充電を検出して、過充電検出信号を出力すると、
この過充電検出信号により、電流制限スイッチ54がオ
ンして、発熱素子55に二次電池51の電力が供給さ
れ、発熱素子55が発熱して、近傍に配置された溶断部
56が溶断される。
【0069】この溶断部56は、通常の状態(非溶断状
態)では、二次電池51の充電路に介在されて、電池パ
ック内部の充電電流路を形成しているが、溶断により電
池パック内部の充電路を断つ(切断する)。
【0070】このように、内蔵二次電池の過放電、過充
電等による電池異常が発生した際に、その状態を即時に
外部へ通知するとともに、過充電を検出したとき、パッ
ク内部で充電路を回路遮断して、電池パック自身が内蔵
二次電池の過充電保護を行なう構成としたことにより、
電池パック50により動作している機器を常に正常終了
でき、機器の状態を正常に保つことができるとともに、
内蔵二次電池51の過充電保護が行なえ、電池の寿命劣
化、異常加熱、破壊等を防止できる。
【0071】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、過
放電保護を必要とする二次電池を内蔵した電池パックに
於いて、二次電池の電池電圧を監視する電圧測定部と、
その測定電池電圧を予め設定された過放電保護設定電圧
と比較して二次電池の過放電状態を検出する検出部と、
この検出情報を外部へ出力する回路とを具備し、内蔵二
次電池が過放電状態となった際に、その異常を即時にパ
ック外へ出力する構成としたことにより、当該電池パッ
クからの電力供給で動作している機器を常に正常終了さ
せることができるとともに、過放電による電池寿命劣化
を防止することができる。又、電池パックの内部回路を
簡素化して、メンテナンスの容易化、コストの低減化、
小形化を図ることができる。
【0072】又、本発明は、過充電保護を必要とする二
次電池を内蔵した電池パックに於いて、二次電池を構成
する電池セル各々の電池電圧を監視する電圧測定部と、
その測定電池電圧を予め設定された過充電保護設定電圧
と比較して二次電池の過充電状態を検出する検出部と、
この検出情報を外部へ出力する回路とを具備して、内蔵
二次電池が過充電状態となった際に、その異常を即時に
パック外へ出力する構成としたことにより、当該電池パ
ックからの電力供給で動作している機器を常に正常終了
させることができるとともに、過充電による内蔵二次電
池の寿命劣化、異常加熱、破壊等を防止することができ
る。又、電池パックの内部回路を簡素化して、メンテナ
ンスの容易化、コストの低減化、小形化を図ることがで
きる。
【0073】又、本発明は、過放電保護が必要な二次電
池を内蔵した電池パックを動作用電源として用いるシス
テムに於いて、電池パックの内部に、二次電池を構成す
る電池セル各々の電池電圧を測定する電圧測定部と、こ
の測定電圧を過放電保護設定電圧と比較し二次電池の過
放電状態を検出して外部へ出力する検出部とを設け、電
池パックの外部に、上記検出信号をもとに二次電池の放
電路を遮断制御するスイッチを設けた構成としたことに
より、電池パック内蔵回路を簡素化して二次電池の過放
電保護機構を実現するとともに、電池パックからの電力
供給で動作している機器が常に正常終了できる。
【0074】又、本発明は、過充電保護が必要な二次電
池を内蔵した電池パックを動作用電源として用いるシス
テムに於いて、電池パックの内部に、二次電池を構成す
る電池セル各々の電池電圧を測定する電圧測定部と、こ
の測定電圧を過充電保護設定電圧と比較し二次電池の過
充電状態を検出して外部へ出力する検出部とを設け、電
池パックの外部に、上記検出信号をもとに二次電池の充
電路を遮断制御するスイッチを設けた構成としたことに
より、電池パック内蔵回路を簡素化して二次電池の過充
電保護機構を実現でき、過充電による内蔵二次電池の寿
命劣化、異常加熱、破壊等を防止することができるとと
もに、電池パックからの電力供給で動作している機器が
常に正常終了できる。
【0075】又、本発明は、過充電保護を必要とする二
次電池を内蔵した電池パックに於いて、二次電池を構成
する電池セル各々の電池電圧を監視する電圧測定部と、
この測定電池電圧を予め設定された過充電保護設定電圧
と比較して二次電池の過充電状態を検出する検出部と、
この検出情報を外部へ出力する回路と、二次電池の充電
路に介在された溶断部と、この溶断部を上記検出情報に
より溶断する発熱素子55とを備えた構成としたことに
より、内蔵二次電池の過放電、過充電等による電池異常
が発生した際に、その状態を即時に外部へ通知して、電
池パックからの電力供給で動作している機器が常に正常
終了できるようにするとともに、電池パック自身がパッ
ク内部で充放電路を回路遮断して、外部の機器制御を必
要とせずに内蔵二次電池の過放電、過充電保護を行なう
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の構成を示すブロック図。
【図2】本発明の第2実施例の構成を示すブロック図。
【図3】本発明の第2実施例の構成を示すブロック図。
【図4】本発明の第4実施例の構成を示すブロック図。
【図5】本発明の第5実施例の構成を示すブロック図。
【図6】本発明の実施例による過充電保護設定電圧と充
電電圧との関係を示す図。
【図7】本発明の実施例による過放電保護設定電圧と放
電電圧との関係を示す図。
【図8】従来の電池パックの構成を示すブロック図。
【符号の説明】
10,20,30,40,50…電池パック、11,2
1,31,41,51…二次電池、12,22,32,
42,52…電圧測定部、13,33…過放電検出部、
14,35…過放電検出信号出力回路、23,43…過
充電検出部、24,45…過充電検出信号出力回路、3
4…放電停止スイッチ、44…充電停止スイッチ、53
…過充電・過放電検出部(検出部)、54…電流制限ス
イッチ、55…発熱素子、56…溶断部、57…過充電
・過放電検出信号出力回路(検出信号出力回路)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 本宮 裕仁 東京都青梅市新町1381番地1 東芝コンピ ュータエンジニアリング株式会社内 (72)発明者 原島 勝 東京都青梅市新町1381番地1 東芝コンピ ュータエンジニアリング株式会社内 (72)発明者 細谷 信之 東京都青梅市新町1381番地1 東芝コンピ ュータエンジニアリング株式会社内 (72)発明者 森岡 静夫 東京都青梅市新町1381番地1 東芝コンピ ュータエンジニアリング株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 過放電保護を必要とする二次電池を内蔵
    した電池パックに於いて、二次電池を構成する電池セル
    各々の電池電圧を監視し、その電池電圧を二次電池の過
    放電保護設定電圧と比較して二次電池の過放電状態を検
    出する手段と、上記検出情報を外部へ出力する手段とを
    具備してなることを特徴とする電池パック。
  2. 【請求項2】 過充電保護を必要とする二次電池を内蔵
    した電池パックに於いて、二次電池を構成する電池セル
    各々の電池電圧を監視し、その電池電圧を二次電池の過
    充電保護設定電圧と比較して二次電池の過充電状態を検
    出する手段と、上記検出情報を外部へ出力する手段とを
    具備してなることを特徴とする電池パック。
  3. 【請求項3】 過放電保護が必要な二次電池を内蔵した
    電池パックを動作用電源として用いるシステムに於い
    て、二次電池のパック内部に、二次電池を構成する電池
    セル各々の電池電圧を過放電保護設定電圧と比較し二次
    電池の過放電状態を検出して外部へ出力する手段を設
    け、二次電池のパック外部に、上記検出信号をもとに二
    次電池の放電路を遮断制御する回路を設けてなることを
    特徴とする二次電池の放電制御方式。
  4. 【請求項4】 過充電保護が必要な二次電池を内蔵した
    電池パックを動作用電源として用いるシステムに於い
    て、二次電池のパック内部に、二次電池を構成する電池
    セル各々の電池電圧を過充電保護設定電圧と比較し二次
    電池の過充電状態を検出して外部へ出力する手段を設
    け、二次電池のパック外部に、上記検出信号に従い二次
    電池の充電路を遮断制御する回路を設けてなることを特
    徴とする二次電池の充電制御方式。
  5. 【請求項5】 二次電池の充電路に介在された溶断部
    と、この溶断部を上記過充電検出情報により溶断する手
    段とを具備してなることを特徴とする請求項2記載の電
    池パック。
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