JPH07240786A - 音声記録再生装置 - Google Patents

音声記録再生装置

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JPH07240786A
JPH07240786A JP6029198A JP2919894A JPH07240786A JP H07240786 A JPH07240786 A JP H07240786A JP 6029198 A JP6029198 A JP 6029198A JP 2919894 A JP2919894 A JP 2919894A JP H07240786 A JPH07240786 A JP H07240786A
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JP
Japan
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signal
voice
message
recording
reproducing
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Application number
JP6029198A
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English (en)
Inventor
Nobuo Matsuzaki
伸男 松崎
Akihiro Takenaka
章浩 竹中
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Toshiba Corp
Toshiba Communication Technology Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Communication Technology Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 タイムスタンプ情報の記録情報量を低減し、
これにより単位記録容量当たりの伝言メッセージの記録
件数の増加を図る。 【構成】 留守録時には、伝言メッセージが受信される
ごとに、この伝言メッセージに対応してタイムスタンプ
情報の構成要素を表わすコードデータをICM回路12
のコード記憶領域12aに記憶し、かつ伝言メッセージ
再生時には、上記タイムスタンプ情報のコードデータを
ICM回路12のコード記憶領域12aから読み出して
OGM回路11に供給し、これによりOGM回路11か
ら上記コードデータに対応する合成音声データを発生さ
せてタイムスタンプ情報の音声メッセージを再生出力す
るようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、有線電話装置や携帯電
話装置、コードレス電話装置等の音声通信装置におい
て、例えば留守番電話機能を持たせるために設けられる
音声記録再生装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置は例えば次のように
構成されている。すなわち、着信が発生すると、この着
信に自動応答したのち、予め記録してある応答メッセー
ジを発信者に対し送出する。そして、この応答メッセー
ジの送出後に、発信者からの受話音声信号をテープレコ
ーダまたは半導体メモリなどの記録媒体に記録し、さら
にそのタイムスタンプ情報、つまり上記受話音声信号の
記録時刻を表わす音声信号を音声合成回路から発生させ
て、この合成音声信号を上記受話音声信号に付加して上
記記録媒体に記録する。以後着信が発生するごとに上記
動作を繰り返す。
【0003】一方、留守中に以上のようにして記録され
た上記受話音声信号は、ユーザの再生操作に応じて再生
される。すなわち、ユーザが例えば再生ボタンを押す
と、上記記録媒体から受話音声信号がそのタイムスタン
プ情報を表わす合成音声信号とともに読み出され、これ
らの音声信号がスピーカから拡声出力される。以後、複
数の受話音声信号が記録されている場合には、これらの
受話音声信号およびそのタイムスタンプ情報の合成音声
信号が記録順に順次再生される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来の装置にあっては、タイムスタンプ情報などのイン
デックス情報を表わす合成音声メッセージ信号がそのま
ま記録媒体に記録される。このため、上記インデックス
情報を記録するために記録媒体のエリアが多く割かれ、
この結果記録可能な受話音声信号の長さまたは件数が減
少するという問題点があった。また、長文または多くの
件数の受話音声信号を記録するためには、大容量の記録
媒体を設ける必要があり、これにより装置構成の大形化
およびコストアップを招く問題があった。
【0005】そこで本発明の目的は、インデックス情報
の記録情報量を低減し、これにより単位記録容量当たり
の記録件数の増加を図った音声記録再生装置を提供する
ことである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明の音声記録再生装置は、入力音声信号を記録媒
体に記録する音声信号記録手段に加えて、インデックス
情報記憶手段を備え、このインデックス情報記憶手段に
おいてインデックス情報に対応するコードデータを生成
して、このコードデータを上記入力音声信号に対応付け
て記憶するようにし、かつ上記記録媒体に記録された音
声信号を再生して拡声出力するための音声信号再生手段
に加えて、インデックス情報再生手段を備え、このイン
デックス情報再生手段により、上記音声信号再生手段で
再生される音声信号に対応するインデックス情報のコー
ドデータを読み出して、このコードデータを基にインデ
ックス情報を表わす音声メッセージ信号を生成し、この
音声メッセージ信号を上記再生される音声信号に付加し
て拡声出力するようにしたものである。
【0007】一方、他の本発明は、マイクロホンに入力
された送話音声をディジタル信号に変換したのち音声符
号復号手段により符号化し、この符号化ディジタル音声
信号により無線搬送波を変調して無線チャネルへ送信す
るとともに、無線チャネルを介して到来した被変調波信
号を受信したのち符号化ディジタル音声信号に復調し、
この符号化ディジタル音声信号を上記音声符号復号手段
により復号してディジタル音声信号を再生し、このディ
ジタル音声信号に対応する受話音声をスピーカから出力
する機能を有するディジタル無線通信装置に設けられる
音声記録再生装置において、上記受信復調された符号化
ディジタル音声信号を取り込んで記憶媒体に記憶する音
声信号記憶手段に加えて、インデックス情報記憶手段を
備え、このインデックス情報記憶手段において、インデ
ックス情報を表わす符号化音声メッセージ信号を生成し
てこれを上記符号化ディジタル音声信号に対応付けて記
憶している。また、上記記憶された音声信号を再生する
場合には、記憶媒体から符号化ディジタル音声信号を読
み出して上記音声符号復号手段に供給することにより音
声信号を再生出力させるとともに、この再生出力される
音声信号に対応するインデックス情報の符号化音声メッ
セージ信号を読み出して上記音声符号復号手段に供給す
ることにより、インデックス情報を表わす音声メッセー
ジ信号を上記再生音声信号に付加して再生出力させるよ
うにしている。
【0008】
【作用】この結果本発明によれば、記録される入力音声
信号に対応付けてコードデータからなるインデックス情
報が記憶されることになる。このため、インデックス情
報をその音声メッセージ信号の状態のまま記録する場合
に比べて、インデックス情報の記録情報量は大幅に低減
され、その分他の入力音声信号を記録することが可能と
なる。したがって、大容量の記録媒体を用いることなく
多くの入力音声信号を記録することが可能となり、これ
により回路構成の小形化およびコストダウンを図ること
ができる。
【0009】一方他の本発明によれば、インデックス情
報として符号化ディジタル音声信号を記憶しているの
で、インデックス情報を再生する場合には、この符号化
ディジタル音声信号をディジタル無線通信装置の音声符
号復号手段に供給することにより再生することができ
る。すなわち、ディジタル無線通信装置にすでに設けら
れている音声符号復号手段をそのまま利用してインデッ
クス情報の音声メッセージ信号を再生することができ
る。このため、インデックス情報の音声メッセージ信号
を再生するために、音声合成回路などの回路を音声記録
再生装置に新たに設ける必要がなく、これにより音声記
録再生装置の回路構成を簡単小形化し安価にすることが
できる。
【0010】
【実施例】図1は、本発明の一実施例に係わる音声記録
再生装置を備えたディジタルコードレス電話機の構成を
示す回路ブロック図であり、図中10が音声記録再生装
置を示すものである。
【0011】同図において、図示しない親局から所定の
無線チャネルを介して到来した無線搬送波信号は、アン
テナ20で受信されたのちアンテナ共用器(DUP)2
1を介して受信回路(RX)22に入力される。この受
信回路22では、上記受信搬送波信号が周波数シンセサ
イザ(SYN)24から出力された受信局部発振信号と
ミキシングされて中間周波信号に周波数変換される。周
波数シンセサイザ24から発生される受信局部発信信号
の周波数は、通信制御部40から出力されるチャネル指
定データにより制御される。
【0012】上記受信回路22から出力された受信中間
周波信号は、A/D変換器25でディジタル信号に変換
されたのち、ディジタル復調回路(DEM)26に入力
される。ディジタル復調回路26では、上記受信中間周
波信号がディジタル復調されてディジタル受信ベースバ
ンド信号に変換され、さらに時分割多元接続(TDM
A)方式に従って自スロットに挿入されている受信信号
を分離抽出するための処理が通信制御部40の指示に従
って行なわれる。この分離抽出されたディジタル受信ベ
ースバンド信号は、誤り訂正符号復号回路(CH−CO
D)27で誤り訂正復号処理が行なわれ、続いて後述す
る切換回路36,37を介して音声符号復号回路(SP
−COD)28に入力される。この音声符号復号回路2
8では、上記誤り訂正符号復号回路27から出力された
ディジタル受信ベースバンド信号の音声復号化処理が行
なわれる。
【0013】この音声符号復号回路28から出力された
ディジタル受話信号は、エコーキャンセラ(EC−CA
N)29を通過したのちPCMコーデック30に入力さ
れ、ここでアナログ受話信号に変換されたのち受話切換
回路31bに入力される。この受話切換回路31bは、
通話制御部40または後述する音声記録再生制御部16
からの切換指示信号にしたがって、ハンドセット通話モ
ードが設定されている状態ではハンドセットスピーカ3
1a側に切換わり、これにより上記アナログ受話信号は
ハンドセットスピーカ31aから出力される。これに対
し、ハンズフリー通話モードあるいは伝言再生モードが
設定されている状態では、受話切換回路31bはハンズ
フリースピーカ32a側に切換わり、これにより上記ア
ナログ受話信号は受話増幅器32bで増幅されたのちハ
ンズフリースピーカ32aから拡声出力される。
【0014】一方、ハンドセットマイクロホン33によ
りピックアップされた使用者の送話信号は、先ずPCM
コーデック30でディジタル信号に変換されたのちエコ
ーキャンセラ29に入力される。このエコーキャンセラ
29では、上記送話音声信号から音響エコー成分をキャ
ンセルするための適応化ディジタル信号処理が行なわれ
る。そして、このエコーキャンセラ29から出力された
ディジタル送話信号は音声符号復号回路28に入力され
る。この音声符号復号回路28では、上記ディジタル送
話信号の符号化処理が行なわれる。そして、この符号化
されたディジタル送話信号は、後述する切換回路38,
39を介して誤り訂正符号復号回路27に入力される。
この誤り訂正符号復号回路27では上記ディジタル送話
信号に対する誤り訂正符号化処理が行なわれ、この符号
化処理されたディジタル送話信号はディジタル変調回路
(MOD)34に入力される。
【0015】ディジタル変調回路34では、上記符号化
ディジタル送話信号を変調信号として、無線チャネル周
波数に応じた搬送波のディジタル変調が行なわれる。デ
ィジタル変調方式としては、例えばπ/4シフトDQP
SK(π/4 shifted,differentially encoded quadra
ture phase shift keying )方式が用いられる。このデ
ィジタル変調回路34から出力された被変調波信号は、
D/A変換器35でアナログ信号に変換されたのち送信
回路(TX)23に入力される。この送信回路23で
は、上記被変調波信号が周波数シンセサイザ24から出
力された送信局部発振信号とミキシングされて無線周波
帯の信号に変換され、さらに通信制御部40により指示
された所定の送信電力レベルとなるように電力増幅され
る。そして、この送信回路23から出力された無線搬送
波信号は、アンテナ共用器21を介してアンテナ20に
給電され、このアンテナ20から図示しない基地局に向
け送信される。
【0016】また、上記誤り訂正符号復号回路27と音
声符号復号回路28との間の受話信号路および送話信号
路には、それぞれ切換回路36,37および切換回路3
8,39が介挿されている。これらの切換回路36,3
7および切換回路38,39は、通常通話動作時、留守
応答メッセージ登録時、留守応答時および伝言メッセー
ジ再生時の各状態において、音声記録再生装置10の音
声記録再生制御部16から出力される切換制御信号に応
じて適宜切り換わる。
【0017】さて、音声記録再生装置10は、メッセー
ジ出力(OGM)回路11と、メッセージ入力(IC
M)回路12と、現在時刻を計時する時計回路13と、
留守録モード指定キー14と、伝言再生キー15と、音
声記録再生制御部16とを備えている。
【0018】OGM回路11には、応答メッセージ登録
時にマイクロホン33から入力されたのち音声符号復号
回路28で符号化されたディジタル応答メッセージ信号
が切換回路39を介して入力され記憶される。また、こ
の記憶された符号化ディジタル応答メッセージ信号は、
留守応答動作時において、音声記録再生制御部16の指
示に応じて読み出されたのち切換回路38を介して誤り
訂正符号復号回路27に供給される。
【0019】またOGM回路11には、タイムスタンプ
情報の文章を構成する複数の構成要素(単語や文節)の
合成音声データが予め記憶されている。例えばタイムス
タンプ情報が「○月△日午後×時□分」のように記録時
刻を表わす文章である場合には、この文章の構成する
「月」、「日」、「時」、「分」の合成音声データが記
憶される。図7(a)はその一例を示すものである。
【0020】一方、ICM回路12には、留守録モード
が設定されている状態で発信者から到来した符号化ディ
ジタル伝言メッセージ信号が、切換回路36を介して入
力され記憶される。また、ICM回路12にはコード記
憶領域12aが設けられており、このコード記憶領域1
2aには上記符号化ディジタル伝言メッセージ信号の開
始アドレスおよび終了アドレスが記憶され、さらには上
記伝言メッセージ信号に付加されるタイムスタンプ情報
を構成する要素、つまり単語や文節を表わすコードデー
タが記憶される。
【0021】また、以上のように記憶された符号化ディ
ジタル伝言メッセージ信号は、伝言メッセージ再生時に
おいて、音声記録再生制御部16の制御に従ってICM
回路12から読み出されたのち切換回路37を介して音
声符号復号回路28に供給される。また、それとともに
ICM回路12のコード領域からタイムスタンプ情報の
コードデータが読み出されてOGM回路11に供給され
る。OGM回路11では、上記コードデータに対応する
合成音声データが発生されて、上記音声符号復号回路2
8に供給される。
【0022】音声記録再生制御部16は、例えばマイク
ロコンピュータを主制御部として備えたもので、留守録
モード設定キー14および伝言再生キー15の操作に応
じて、応答メッセージ登録制御、留守録制御、および伝
言メッセージ再生制御をそれぞれ実行する機能と、タイ
ムスタンプ制御機能16aとを有している。タイムスタ
ンプ制御機能16aは、留守録制御時に、伝言メッセー
ジに対応付けてタイムスタンプ情報の構成要素のコード
データをICM回路12のコード記憶領域12aに記憶
する。また伝言再生制御時に、再生される伝言メッセー
ジに対応するタイムスタンプ情報のコードデータをIC
M回路12のコード記憶領域12aから読み出してOG
M回路11に供給し、その合成音声データを発生させ
る。
【0023】次に、以上のように構成された音声記録再
生装置10の動作を音声記録再生制御部16aの制御手
順にしたがって説明する。待機状態において、音声記録
再生装置10の制御部16は、図2のフローチャートに
示すごとくステップ2aおよび2bでそれぞれ留守録モ
ード設定キー14および伝言再生キー15の操作監視を
行なうとともに、ステップ2cおよび2dで着信の到来
監視およびオフフックの操作監視をそれぞれ行なってい
る。なお、留守録モード設定キー14が操作される前の
初期状態では在宅モードが設定されている。
【0024】この状態で、応答メッセージを登録するた
めに、使用者が留守録モード設定キー14を押したのち
オフフック操作を行なったとする。そうすると音声記録
再生制御部16は、以後応答メッセージ登録制御を図3
のフローチャートにしたがって実行する。
【0025】すなわち、音声記録再生制御部16は応答
メッセージ登録モードになると、切換回路39を音声記
録再生装置10側に切り換えたのち、ステップ3aで応
答メッセージの入力を待つ。この状態で、使用者がマイ
クロホン33から応答メッセージを音声入力すると、こ
の応答メッセージの音声信号はPCMコーデック30で
ディジタル音声信号に変換されたのち、エコーキャンセ
ラ29を通過して音声符号復号回路28に入力され、こ
こで符号化される。そして、その符号化ディジタル音声
信号は、切換回路39を介して音声記録再生装置10に
入力される。
【0026】上記応答メッセージの符号化ディジタル音
声信号が入力されると、音声記録再生制御部16はこの
信号をステップ3bで取り込んだのち、ステップ3cで
OGM回路11内のRAMに記憶させる。そして、ステ
ップ3dにおいて登録終了操作を監視し、終了操作がな
されると待機状態に復帰する。
【0027】さて、この状態で基地局から着信が到来し
たとする。そうすると、音声記録再生制御部16aはス
テップ2cでこれを検出し、以後通信制御部40と共同
して次のように留守録制御を実行する。図4はその制御
手順および制御内容を示すフローチャートである。
【0028】着信が到来すると通信制御部40は、自動
着信応答を行なって発信側の端末との間に通話リンクを
形成する。音声記録再生制御部16は、ステップ4aで
上記通信制御部40による自動着信応答処理が完了した
か否かを監視する。そして、応答処理が完了すると、ス
テップ4bでOGM回路11から応答メッセージの符号
化ディジタル音声信号を読み出し、ステップ4cにてこ
の符号化ディジタル音声信号を切換回路38を介して誤
り訂正符号復号回路27に供給する。このため、誤り訂
正符号復号回路27では、上記応答メッセージの符号化
ディジタル音声信号に対する誤り訂正符号化が行なわれ
て、その出力信号がディジタル変調回路34に入力さ
れ、これによりディジタル変調回路34からは上記応答
メッセージの符号化ディジタル音声信号により変調され
た送信搬送波信号が出力される。そしてこの搬送波信号
は、D/A変換器35でアナログ信号に変換されたの
ち、送信回路23で無線チャネル周波数にアップコンバ
ートされたのち所定の送信電力レベルに増幅されてアン
テナ20から送信される。したがって、発信端末の使用
者には上記応答メッセージが送られ、これにより着信端
末の使用者の応答メッセージを知ることができる。
【0029】上記応答メッセージの送信を終了すると、
音声記録再生制御部16は伝言メッセージの到来に備え
て切換回路36を音声記録再生装置10側に切換設定し
たのち、ステップ4dおよびステップ4eでそれぞれ回
線断の監視と発信相手からの伝言メッセージの到来監視
とを繰り返し行なう。
【0030】この状態で、発信端末から伝言メッセージ
が到来したとする。そうすると、音声記録再生制御部1
6はステップ4eからステップ4fに移行して、ここで
伝言メッセージの記録件数を表わすカウンタ値xをイン
クリメントしたのち、上記受信された伝言メッセージの
符号化ディジタル音声信号を切換回路36を介して誤り
訂正符号復号回路27から取り込み、この信号をステッ
プ4gにおいてx件目の伝言メッセージとしてICM回
路12に記憶する。
【0031】そして、この伝言メッセージの書き込みが
終了し、かつ発信側の話者の終話処理によって回線断に
なると、制御部16は続いてステップ4hからステップ
4iに移行する。そして、このステップ4iで時計回路
13の時刻データを基に上記伝言メッセージの記録時刻
を表わすタイムスタンプ情報を生成し、このタイムスタ
ンプ情報の構成要素を表わすコードデータを、上記伝言
メッセージの記憶開始アドレスおよび終了アドレスとと
もにICM回路12内のコード記憶領域12aに記憶す
る。
【0032】例えば、いま上記伝言メッセージの記録時
刻が 「2月20日午後9時30分」 だったとすれば、この記録時刻の構成要素である「2
月」、「20日」、「午後」、「9時」、「30分」を
表わすコードデータがICM回路12内のコード記憶領
域12aに記憶される。図7(b)はその記憶データの
一例を示すものである。
【0033】そうして伝言メッセージおよびそのタイム
スタンプ情報の記憶が終了すると、音声記録再生制御部
16はステップ4jに移行してここで通信制御部40と
共同して終話処理を実行し、待機状態に復帰する。
【0034】一方、いま例えば外出から帰った使用者が
伝言再生キー15を押下したとする。そうすると、音声
記録再生制御部16は図2のステップ2bでこの操作を
検出して、以後伝言メッセージ再生制御を次のように実
行する。図5はその制御手順および制御内容を示すフロ
ーチャートである。
【0035】すなわち、音声記録再生制御部16は、先
ず切換回路37を音声記録再生装置10側に切り換えた
のち、ステップ5aでICM回路12内に未再生の伝言
メッセージが記憶されているか否かを判定する。そし
て、未再生の伝言メッセージが記憶されている場合に
は、ステップ5bで伝言メッセージの記録件数を表わす
カウンタ値xをインクリメントした後、ステップ5cに
移行してここで上記x件目の伝言メッセージを読み出
し、この伝言メッセージを切換回路37を介して音声符
号復号回路28に供給する。このため、音声符号復号回
路28では、上記伝言メッセージが復号されて対応する
音声メッセージ信号が再生され、この音声メッセージ信
号はPCMコーデック30でアナログ信号に再生された
のち、受話切換回路31bおよび受話増幅器32bを介
してハンズフリースピーカ32aから拡声出力される。
【0036】またそれとともに音声記録再生制御部16
は、ステップ5fにおいて、上記再生出力した伝言メッ
セージに対応するタイムスタンプ情報の各構成要素を表
わすコードデータをICM回路12のコード記憶領域1
2aからそれぞれ読み出し、これらのコードデータをO
GM回路11に供給する。そうするとOGM回路11か
らは、上記コードデータに対応する合成音声データが選
択的に読み出され、これらの合成音声データは切換回路
37を介して音声符号復号回路28に供給される。この
ため、上記伝言メッセージに続いてハンズフリースピー
カ32aからは上記タイムスタンプ情報の合成音声メッ
セージが拡声出力される。
【0037】そうしてx件目の伝言メッセージおよびそ
のタイムスタンプ情報の再生出力が終了すると、音声記
録再生制御部16はステップ5aに戻って、未再生の伝
言メッセージをもれなく再生し終わるまで以上のステッ
プ5a〜5fによる再生制御を繰り返し実行する。
【0038】したがって使用者は、上記伝言メッセージ
を聞くことにより発信者の伝言内容を知ることができ、
さらにそのタイムスタンプ情報より伝言メッセージの記
録時刻を知ることができる。
【0039】以上述べたように本実施例では、伝言メッ
セージが受信されるごとに、この伝言メッセージに対応
してコードデータからなるタイムスタンプ情報をICM
回路12のコード記憶領域12aに記憶し、かつ伝言メ
ッセージ再生時にはこの伝言メッセージの音声を再生出
力した後、ICM回路12のコード記憶領域12aから
タイムスタンプ情報のコードデータを読み出してOGM
回路11に供給し、これによりOGM回路11から対応
する合成音声データを読み出してその音声メッセージを
再生出力するようにしている。
【0040】したがって、タイムスタンプ情報を表わす
音声メッセージ信号をアナログ信号のまま、もしくはた
だ単にディジタル化しただけで記録媒体に記録する従来
の場合に比べて、タイムスタンプ情報の記録情報量を大
幅に低減することができ、これによりICM回路12に
大容量のRAMを設けることなく多くの件数の伝言メッ
セージおよびそのタイムスタンプ情報を記憶することが
可能となる。
【0041】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではない。例えば、上記実施例ではタイムスタンプ情
報のコードデータをICM回路12内のコード記憶領域
12aに記憶するようにしたが、音声記録再生制御部1
6の内部メモリに記憶するようにしてもよい。図6はそ
の際の留守録制御の制御手順および制御内容を示すフロ
ーチャートであり、図中のステップ6aにおいてタイム
スタンプ情報のコードデータが音声記録再生制御部(C
PU)16の内部メモリに記憶される。
【0042】また、前記実施例では留守録制御や伝言再
生制御等を音声記録再生装置10内の音声記録再生制御
部16において実行しているが、これらの制御を通信制
御部において通信制御とともに統括的に実行するように
構成してもよい。また、その際応答メッセージを記憶す
るためのOGM回路11、および伝言メッセージやタイ
ムスタンプ情報のコードデータを記憶するためのICM
回路12を、通信制御部40内もしくはそれに付属して
設けられているメモリで代用するように構成してもよ
い。さらに、モード設定キーや伝言再生キーについて
も、ディジタルコードレス電話機に設けられているダイ
ヤルキーや機能キーで代用するようにしてもよい。
【0043】さらに、タイムスタンプ情報は年月日や時
刻だけでなく曜日や秒を含めてもよく、さらにインデッ
クス情報としてはタイムスタンプ情報以外に発信者の電
話番号や発信者名等の情報を含めるようにしてもよい。
【0044】また、前記実施例ではタイムスタンプ情報
の各構成要素を表わす合成音声データをOGM回路11
に予め記憶した場合を例にとって説明したが、OGM回
路以外に合成音声記憶用のメモリを設けるかまたは制御
部の内部メモリを使用し、これらのメモリに上記タイム
スタンプ情報の各構成要素を表わす合成音声データを記
憶しておくようにしてもよい。
【0045】さらに、前記実施例ではディジタルコード
レス電話装置の子機に本発明を適用した場合を例にとっ
て説明したが、ディジタルコードレス電話装置またはア
ナログコードレス電話装置の親装置に本発明を適用して
もよい。このようにすると、子機に留守録機能を設ける
必要がなくなるので、子機の回路構成をより簡素なもの
にすることができ、また消費電力を低減することができ
ることから、バッテリの小容量化が可能となってこれに
より子機の小形軽量化を図ることができ、さらには連続
使用時間の延長を図ることも可能となる。
【0046】その他、本発明を適用する電話装置の種類
や構成、音声記録再生装置の回路構成、留守録制御およ
び伝言再生制御の制御手順および制御内容、インデック
ス情報の内容やそのコードデータの構成などについて
も、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施
できる。
【0047】
【発明の効果】以上詳述したように本発明は、入力音声
信号を記録媒体に記録する音声信号記録手段に加えて、
インデックス情報記憶手段を備え、このインデックス情
報記憶手段においてインデックス情報に対応するコード
データを生成して、このコードデータを上記入力音声信
号に対応付けて記憶するようにし、かつ上記記録媒体に
記録された音声信号を再生して拡声出力するための音声
信号再生手段に加えて、インデックス情報再生手段を備
え、このインデックス情報再生手段により、上記音声信
号再生手段で再生される音声信号に対応するインデック
ス情報のコードデータを読み出して、このコードデータ
を基にインデックス情報を表わす音声メッセージ信号を
生成し、この音声メッセージ信号を上記再生される音声
信号に付加して拡声出力するようにしている。
【0048】したがって本発明によれば、インデックス
情報の記録情報量を低減することができ、これにより単
位記録容量当たりの記録件数の増加を図ることができる
音声記録再生装置を提供することができる。
【0049】また他の本発明では、マイクロホンに入力
された送話音声をディジタル信号に変換したのち音声符
号復号手段により符号化し、この符号化ディジタル音声
信号により無線搬送波を変調して無線チャネルへ送信す
るとともに、無線チャネルを介して到来した被変調波信
号を受信したのち符号化ディジタル音声信号に復調し、
この符号化ディジタル音声信号を上記音声符号復号手段
により復号してディジタル音声信号を再生し、このディ
ジタル音声信号に対応する受話音声をスピーカから出力
する機能を有するディジタル無線通信装置に設けられる
音声記録再生装置において、上記受信復調された符号化
ディジタル音声信号を取り込んで記憶媒体に記憶する音
声信号記憶手段に加えて、インデックス情報記憶手段を
備え、このインデックス情報記憶手段において、インデ
ックス情報を表わす符号化音声メッセージ信号を生成し
てこれを上記符号化ディジタル音声信号に対応付けて記
憶している。また、上記記憶された音声信号を再生する
場合には、記憶媒体から符号化ディジタル音声信号を読
み出して上記音声符号復号手段に供給することにより音
声信号を再生出力させるとともに、この再生出力される
音声信号に対応するインデックス情報の符号化音声メッ
セージ信号を読み出して上記音声符号復号手段に供給す
ることにより、インデックス情報を表わす音声メッセー
ジ信号を上記再生音声信号に付加して再生出力させるよ
うにしている。
【0050】したがってこの発明によれば、インデック
ス情報の記録情報量を低減して単位記録容量当たりの記
録件数の増加を図り、さらにインデックス情報の再生を
既存の回路を利用して行なえるようにして回路構成の簡
単小形化を図ることができる音声記録再生装置を提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わる音声記録再生装置を
備えたディジタル携帯電話装置の構成を示す回路ブロッ
ク図。
【図2】図1に示した音声記録再生装置の制御部による
制御手順を示すフローチャート。
【図3】図1に示した音声記録再生装置の制御部による
応答メッセージ登録制御の制御手順および制御内容を示
すフローチャート。
【図4】図1に示した音声記録再生装置の制御部による
留守録制御の制御手順および制御内容を示すフローチャ
ート。
【図5】図1に示した音声記録再生装置の制御部による
伝言メッセージ再生制御の制御手順および制御内容を示
すフローチャート。
【図6】本発明の他の実施例に係わる音声記録再生装置
による留守録制御の制御手順および制御内容を示すフロ
ーチャート。
【図7】タイムスタンプ情報の構成要素の一例およびそ
のコードデータの記憶結果の一例を示す図。
【符号の説明】
10…音声記録再生装置 11…メッセージ出力(OGM)回路 12…メッセージ入力(ICM)回路 12a…コード記憶領域 13…時計回路 14…留守録モード指定キー 15…伝言再生キー 16…音声記録再生制御部 16a…タイムスタンプ制御機能 20…アンテナ 21…アンテナ共用器(DUP) 22…受信回路(RX) 23…送信回路(TX) 24…周波数シンセサイザ(SYN) 25…A/D変換器 26…ディジタル復調回路(DEM) 27…誤り訂正符号復号回路(CH−COD) 28…音声符号復号回路(SP−COD) 29…エコーキャンセラ(EC−CAN) 30…PCMコーデック(PCM−COD) 31a…ハンドセットスピーカ 31b…受話切換回路 32a…ハンズフリースピーカ 32b…受話増幅器 33…マイクロホン 34…ディジタル変調回路(MOD) 35…D/A変換器 36〜39…切換回路 40…通信制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 竹中 章浩 東京都日野市旭が丘3丁目1番地の21 東 芝コミュニケーションテクノロジ株式会社 内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された音声信号を記録媒体に記録す
    るための音声信号記録手段と、 この音声信号記録手段により記録される音声信号に対応
    付けて、そのインデックス情報に対応するコードデータ
    を記憶するためのインデックス情報記憶手段と、 前記記録媒体に記録された音声信号を再生して拡声出力
    するための音声信号再生手段と、 この音声信号再生手段により再生される音声信号に対応
    付けて記憶されているコードデータを読み出して、この
    コードデータを基に対応するインデックス情報を表わす
    音声メッセージ信号を生成し、この音声メッセージ信号
    を前記再生音声信号に付加して拡声出力するためのイン
    デックス情報再生手段とを具備したことを特徴とする音
    声記録再生装置。
  2. 【請求項2】 マイクロホンに入力された送話音声をデ
    ィジタル信号に変換したのち音声符号復号手段により符
    号化し、この符号化ディジタル音声信号により無線搬送
    波を変調して無線チャネルへ送信するとともに、無線チ
    ャネルを介して到来した被変調波信号を受信したのち符
    号化ディジタル音声信号に復調し、この符号化ディジタ
    ル音声信号を前記音声符号復号手段により復号してディ
    ジタル音声信号を再生し、このディジタル音声信号に対
    応する受話音声をスピーカから出力する機能を有するデ
    ィジタル無線通信装置に設けられる音声記録再生装置に
    おいて、 前記受信復調された符号化ディジタル音声信号を取り込
    んで記憶媒体に記憶するための音声信号記憶手段と、 この音声信号記憶手段により記憶される符号化ディジタ
    ル音声信号に対応付けて、そのインデックス情報を表わ
    す符号化音声メッセージ信号を記憶するためのインデッ
    クス情報記憶手段と、 前記記憶媒体に記憶された符号化ディジタル音声信号を
    読み出して前記音声符号復号手段に供給することによ
    り、音声信号を再生出力させるための音声信号再生制御
    手段と、 この音声信号再生制御手段により再生出力される音声信
    号に対応するインデックス情報の符号化音声メッセージ
    信号を読み出して前記音声符号復号手段に供給すること
    により、インデックス情報を表わす音声メッセージ信号
    を前記再生音声信号に付加して再生出力させるためのイ
    ンデックス情報再生制御手段とを具備したことを特徴と
    する音声記録再生装置。
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