JPH07240712A - 光無線システム - Google Patents

光無線システム

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Publication number
JPH07240712A
JPH07240712A JP6055146A JP5514694A JPH07240712A JP H07240712 A JPH07240712 A JP H07240712A JP 6055146 A JP6055146 A JP 6055146A JP 5514694 A JP5514694 A JP 5514694A JP H07240712 A JPH07240712 A JP H07240712A
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JP
Japan
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light emitting
light
optical
emitting element
group
Prior art date
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Pending
Application number
JP6055146A
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English (en)
Inventor
Yoshiaki Yunoki
義明 柚木
Masahiro Watanabe
政博 渡辺
Yoshiki Iwasaki
善樹 岩崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Publication date
Application filed by Victor Company of Japan Ltd filed Critical Victor Company of Japan Ltd
Priority to JP6055146A priority Critical patent/JPH07240712A/ja
Publication of JPH07240712A publication Critical patent/JPH07240712A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光発信器がいかなる方向に向いていても光受
信器で自動的に且つ確実に受信する。 【構成】 本発明に係わる第1実施例の光無線システム
1において、光発信器10内に設けた発光素子15から
の光情報信号を特定の方向にある光受信器20内に設け
た受光素子22に受信させるために、光発信器10内に
設けたプリント配線基板14上に発光素子15を略同一
円周に沿って複数設置し、且つ、複数個の発光素子15
を一つづつ一巡可能に結線するか,又は複数個の発光素
子15をいくつかまとめて群を構成し、この発光素子群
15Gを複数群に分割して一巡可能に結線して、複数の
発光素子15を自動的に一つづつ又は群ごとに順に発光
させながら一巡するよう構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光を伝送媒体とした光
無線システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般的に光無線とは、光を伝送媒体とし
て空間(光無線エリア)に発信された光情報信号を受信
する無線方式である。この光無線方式を採用した光無線
システムでは、内部で変調した電気的な情報信号を発光
素子を用いて光情報信号に変換してこの光情報信号を発
光素子から空間に発信する光発信器と、空間に発信され
た光情報信号を受光素子を用いて光電変換した後に元の
電気的な情報信号に復調する光受信器とから概略構成さ
れており、この種の光無線システムの一例として電子機
器などを遠隔制御するための光リモートコントローラ
(光リモコン)が多用されていることは周知である。
【0003】図14は従来の光無線システムを説明する
ための図である。
【0004】図14に示した従来の光無線システム10
0は、TV,VTRなどの電子機器Eに光リモートコン
トローラ(光リモコン)として採用されている。この従
来の光無線システム(光リモコン)100は、電子機器
Eと分離して空間内を移動自在に設けた光発信器110
と、電子機器Eの外装に設けた光受信器120とに大別
して構成されている。
【0005】また、上記光無線システム100のうちで
光発信器110は、変調した電気的な情報信号を発光ダ
イオード(LED;Light Emitting Diode )などの発
光素子111を用いて光情報信号に変換してこの光情報
信号を発光素子111から空間に発信する機能を備えて
いる。この際、発光素子111は一般的に赤外光(例え
ば900nm 付近の近赤外線)を変調して光情報信号として
発光している。
【0006】一方、光受信器120は、発光素子111
から空間に発信された光情報信号をpinフォトダイオ
ード(pin PD;pin Ph0to Diode )などの受光素
子121を用いて光電変換した後に元の電気的な情報信
号に復調する機能を備えている。
【0007】そして、使用者は、電子機器Eから離れた
場所で光発信器110を適宜操作し、この光発信器11
0内の発光素子111からの光情報信号を電子機器Eに
取り付けた光受信器120の受光素子121に向けて発
信することにより、この光情報信号を受光素子121で
受信した後、電子機器Eが適宜制御されるようになって
いる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の光無線
システム(光リモコン)100では、光発信器110内
の発光素子111から発光される赤外光は、空間を通過
する際に光の進行が直線性を持つ傾向から、使用者は光
発信器110の方向を電子機器Eに取り付けた光受信器
120にかならず向けて使用している。即ち、光(赤外
光)を伝送媒体として無線を行う際には、空間(光無線
エリア)内が見通しが良く、且つ、発光素子111から
発光される赤外光が良好な指向性を備えることが必要条
件となっている。
【0009】ところで、TV,VTRなどの電子機器E
に採用される従来の光無線システム(光リモコン)10
0は、幼い子供でも頻繁に使用するものであり、幼い子
供は光発信器110を光受信器120にかならず向けて
使用することを知らない場合もあり、この際には電子機
器Eを制御できない場合が生じたり、更に、大人でも光
発信器110の方向を一々気にしなければならないなど
の問題がある。
【0010】更に、上記した従来の光無線システム10
0の技術思想を応用して、発光素子を有する光発信手段
と、受光素子を有する光受信手段とを一体に組み構成し
た親機及び子機を用意して、親機に対して少なくとも一
つ以上の子機を従属させて空間内に分離して設置し、親
機の光発信手段と子機の光受信手段との間,親機の光受
信手段と子機の光発信手段との間で音声信号とかデータ
信号などの情報信号を光を伝送媒体として双方向に光無
線で交信する光無線システムが考えられるものの、この
際、空間(光無線エリア)内を見通し良く設計しても、
光を受信する光受信手段に対して光を発信する光発信手
段の発光方向をその都度位置合わせしなければならず、
このため光無線システムの操作性が著しく低下してしま
うことが考えられる。
【0011】そこで、親機及び子機を用いた光無線シス
テムにおける上記問題を解決する方法として、親機及び
子機内の光発信手段内に設けた発光素子及び光受信手段
内に設けた受光素子を空間(光無線エリア)内の全方位
に対応できるよう設置すれば解決できるものの、一般的
に空間内の全方位に対応させるためには発光素子及び受
光素子をプリント配線基板上で略同一円周に沿って複数
個設け、これら複数の発光素子及び複数の受光素子を同
時に駆動させれば良いが、とくに、複数の発光素子を発
光させるための電源容量は発光素子自体の発光効率が悪
いために複数の受光素子を受光させるための電源容量よ
り約4倍程度大きくなってしまい、これに伴って電源部
を大容量化しなければならないなどの問題が考えられ
る。従って、光情報信号を双方向に交信できる光無線シ
ステムが高価となるだけでなく、光無線システムの信頼
性も低下するなどの問題点が発生するものと考えられ
る。
【0012】そこで、TV,VTRなどの電子機器Eに
採用される光無線システム(光リモコン)において、光
発信器がいかなる方向に向いていても光受信器で自動的
に且つ確実に受信できるよう構成した光無線システムが
望まれている。
【0013】更に、従来の光無線システム100の技術
思想を応用して、親機と少なくとも一つ以上の子機との
間で音声信号とかデータ信号などの情報信号を光を伝送
媒体として双方向に光無線で交信できできるような光無
線システムを設計する際、光発信手段の発光方向を光受
信手段の受光方向に対して自動的に設定できるよう考慮
した光無線システムが望まれる。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題に鑑み
てなされたものであり、第1の発明は、電気的な情報信
号を変調する変調部と、前記変調部により変調した前記
情報信号をそのまま光情報信号に変換してこの光情報信
号を空間に発信する発光素子と、前記発光素子を制御す
る制御部と、前記発光素子を駆動する電源部とを備て前
記空間内に移動自在に設けた光発信器と、前記光情報信
号を受信して光電変換する受光素子と、前記受光素子か
らの出力信号を元の電気的な情報信号に復調する復調部
と、前記受光素子を制御する制御部と、前記受光素子を
駆動する電源部とを備えて前記光発信器とは分離して設
けた光受信器とからなる光無線システムであって、前記
光発信器内の発光素子からの前記光情報信号を特定の方
向にある前記光受信器空内の受光素子に受信させるため
に、該発光素子を複数個配置し、且つ、複数個の該発光
素子を一つづつ一巡可能に結線するか,又は複数個の該
発光素子をいくつかまとめて群を構成し、この群を複数
群に分割して一巡可能に結線した前記光発信器内の複数
の発光素子又は発光素子群と、前記光発信器内の複数の
発光素子又発光素子群を一つづつ又は群ごとに一巡して
発信させるように制御する前記光発信器内の制御部とを
具備したことを特徴とした光無線システムである。
【0015】また、第2の発明は、第1の発明の光無線
システムにおいて、前記光発信器内の発光素子群を群ご
とに発信させる際、一つの群と隣り合う一方の群内及び
/又は他方の群内の複数個の発光素子のうちで一つの群
と近設した側の発光素子を同時に発信させたことを特徴
とする光無線システムである。
【0016】また、第3の発明は、変調した電気的な情
報信号を発光素子を用いて光情報信号に変換してこの光
情報信号を該発光素子から空間に発信する光発信手段
と、前記空間に発信された光情報信号を受光素子を用い
て光電変換した後に元の電気的な情報信号に復調する光
受信手段と、前記発光素子及び前記受光素子を制御する
制御部と、前記発光素子及び前記受光素子を駆動する電
源部とで構成した親機及び子機を用意して、前記親機と
前記子機とを前記空間内に分離して設置し、前記親機の
光発信手段と前記子機の光受信手段との間,前記親機の
光受信手段と前記子機の光発信手段との間で前記光情報
信号を双方向に光無線で交信する光無線システムであっ
て、前記子機内の発光素子からの前記光情報信号を特定
の方向にある前記親機内の受光素子に受信させるため
に、該発光素子を複数個配置し、且つ、複数個の該発光
素子を一つづつ一巡可能に結線するか,又は複数個の該
発光素子をいくつかまとめて群を構成し、この群を複数
群に分割して一巡可能に結線した前記子機内の複数の発
光素子又は発光素子群と、前記子機内の複数の発光素子
又は発光素子群を一つづつ又は群ごとに一巡させるよう
に制御し、且つ、一つづつ又は群ごとに付与した発光方
向データを含むリンク要求信号を前記親機に向けて一つ
づつ又は群ごとに順次発信させるよう制御する前記子機
内の制御部と、前記子機内の一つの発光素子又は一つの
発光素子群からの前記リンク要求信号を受信した後、該
リンク要求信号を参照して前記子機の発光方向データを
含むリンク了解信号を前記子機に向けて発信させるよう
制御する前記親機内の制御部とを具備してなり、前記子
機内の複数の受光素子が、前記親機からの前記リンク了
解信号を受信し、このリンク了解信号を前記子機内の制
御部で検知した後、前記子機内の制御部は前記発光方向
データと合致した前記子機内の一つの発光素子又は一つ
の発光素子群のみから前記光情報信号を前記親機に向け
て再び発信するよう構成したことを特徴とする光無線シ
ステムである。
【0017】また、第4の発明は、第3の発明の光無線
システムにおいて、前記子機内の発光素子群を群ごとに
発信させる際、一つの群と隣り合う一方の群内及び/又
は他方の群内の複数個の発光素子のうちで一つの群と近
設した側の発光素子を同時に発信させ、且つ、一つの群
の前記発光方向データを前記リンク要求信号に付加した
ことを特徴とする光無線システムである。
【0018】また、第5の発明は、変調した電気的な情
報信号を発光素子を用いて光情報信号に変換してこの光
情報信号を該発光素子から空間に発信する光発信手段
と、前記空間に発信された光情報信号を受光素子を用い
て光電変換した後に元の電気的な情報信号に復調する光
受信手段と、前記発光素子及び前記受光素子を制御する
制御部と、前記発光素子及び前記受光素子を駆動する電
源部とで構成した親機及び子機を用意して、前記親機と
前記子機とを前記空間内に分離して設置し、前記親機の
光発信手段と前記子機の光受信手段との間,前記親機の
光受信手段と前記子機の光発信手段との間で前記光情報
信号を双方向に光無線で交信する光無線システムであっ
て、前記親機内の発光素子からの前記光情報信号を特定
の方向にある前記子機内の受光素子に受信させるため
に、該発光素子を複数個配置し、且つ、複数個の該発光
素子を一つづつ一巡可能に結線するか,又は複数個の該
発光素子をいくつかまとめて群を構成し、この群を複数
群に分割して一巡可能に結線した前記親機内の複数の発
光素子又は発光素子群と、前記子機内の発光素子からの
前記光情報信号を特定の方向にある前記親機内の受光素
子に受信させるために、該発光素子を複数個配置し、且
つ、複数個の該発光素子を一つづつ一巡可能に結線する
か,又は複数個の該発光素子をいくつかまとめて群を構
成し、この群を複数群に分割して一巡可能に結線した前
記子機内の複数の発光素子又は発光素子群と、前記子機
内の複数の発光素子又は発光素子群を一つづつ又は群ご
とに一巡させるように制御し、且つ、一つづつ又は群ご
とに付与した発光方向データを含むリンク要求信号を前
記親機に向けて一つづつ又は群ごとに順次発信させるよ
う制御する前記子機内の制御部と、前記親機内の複数の
発光素子又は発光素子群を一つづつ又は群ごとに一巡さ
せるように制御し、且つ、前記子機内の一つの発光素子
又は一つの発光素子群からの前記リンク要求信号を受信
した後、該リンク要求信号を参照して前記子機の発光方
向データを含むリンク了解信号を前記子機に向けて一つ
づつ又は群ごとに発信させるよう制御する前記親機内の
制御部とを具備してなり、前記子機内の複数の受光素子
が、前記親機からの前記リンク了解信号を受信し、この
リンク了解信号を前記子機内の制御部で検知した後、前
記子機内の制御部は前記発光方向データと合致した前記
子機内の一つの発光素子又は一つの発光素子群のみから
前記光情報信号を前記親機に向けて再び発信するよう構
成したことを特徴とする光無線システムである。
【0019】更に、第6の発明は、第5の発明の光無線
システムにおいて、前記親機内の発光素子群及び前記親
機内の発光素子群を群ごとに発信させる際、一つの群と
隣り合う一方の群内及び/又は他方の群内の複数個の発
光素子のうちで一つの群と近設した側の発光素子を同時
に発信させ、且つ、一つの群の前記発光方向データを前
記リンク要求信号に付加したことを特徴とする光無線シ
ステムである。
【0020】
【実施例】以下に本発明に係わる光無線システムの一実
施例を図1乃至図13を参照して<第1実施例>,<第
2実施例>の順に詳細に説明する。
【0021】<第1実施例>図1は本発明に係わる第1
実施例の光無線システムを説明するための外観図、図2
は同第1実施例の光無線システムを説明するための構成
図、図3は同第1実施例の光無線システムにおいて、光
発信器内のプリント配線基板上に配置した複数の発光素
子の発光状態を説明するための図である。
【0022】本発明に係わる第1実施例の光無線システ
ムは、光発信器から空間(光無線エリア)に発信された
光情報信号(光伝送媒体)を光受信器で受信する光無線
方式を採用しており、ここでは光発信器がいかなる方向
に向いていても光受信器で自動的に且つ確実に受信する
ために、光発信器内に設けたプリント配線基板上に発光
素子を略同一円周に沿って複数設置し、且つ、複数の発
光素子を自動的に一つづつ又は群ごとに順に発光させな
がら一巡するよう構成したことを特徴としており、この
第1実施例の光無線システムは電子機器などを遠隔制御
するための光リモートコントローラ(光リモコン)とし
て採用されている。
【0023】図1及び図2に示した本発明に係わる第1
実施例の光無線システム(光リモコン)1は、電子機器
Eと分離して空間内を移動自在に設けた光発信器10
と、電子機器Eの外装に取り付けた光受信器20とに大
別して構成されている。
【0024】また、上記光発信器10は、操作釦11を
押すことにより電気的な情報信号を符号化して発生した
り、あるいは外部から入力された電気信号を符号化する
符号化部12と、符号化された情報信号を変調する変調
部13と、変調部13により変調した電気信号をそのま
まの光情報信号に変換してこの光情報信号を空間に発信
すると共に、プリント配線基板14上で略同一円周に沿
って配置した複数の発光素子15と、複数の発光素子1
5及び光発信器10内の各構成部材を制御する制御部1
6と、複数の発光素子15及び光発信器10内の各構成
部材を駆動するために乾電池などを用いた電源部17と
から構成されている。
【0025】この際、上記複数の発光素子15は、例え
ば発光ダイオード(LED;LightEmitting Diode )
などが用いられており、これらの複数の発光素子15
は、赤外光(例えば900nm 付近の近赤外線)を変調した
光情報信号を空間に向けて発信している。また、複数の
発光素子15はケース10aの上方に突出して設けられ
ており、複数の発光素子15同士で発光方向の光軸が重
なり合わないようになっている。
【0026】一方、上記光受信器20は、光発信器10
内の複数の発光素子15から空間に発信された光情報信
号を受信して光電変換すると共に、プリント配線基板2
1上に配置した受光素子22と、受光素子22からの出
力信号を復調する復調部23と、復調した後に元の電気
的な情報信号に戻す復号化部24と、受光素子22及び
光受信器20内の各構成部材を制御する制御部25と、
受光素子22及び光受信器20内の各構成部材を駆動す
るために電子機器Eと共用して設けた電源部26とから
構成されている。この際、受光素子22は、発光素子1
5からの赤外光を受信するために例えばpinフォトダ
イオード(pin PD;pin Ph0to Diode )などが用
いられている。
【0027】ここで、本発明に係わる第1実施例の光無
線システム(リモコン)1において、要部となる光発信
器10内のプリント配線基板14上に配置した複数の発
光素子15の発光状態について図2及び図3を併用して
説明する。
【0028】まず、使用者が光発信器10の操作釦11
を操作すると、発光素子15から光情報信号が空間に向
けて発信され、この光情報信号は前述したように直線性
を持って進行することから、ここでは複数の発光素子1
5を発光させる際に以下に記述する3通りの発光方法の
いずれか一つを採用している。
【0029】まず、図3(A)に示した第1番目の発光
素子の発光方法において、プリント配線基板14上に配
置した複数の発光素子15(15a〜15p)は、略同
一円周に沿って略等間隔に配置されていると共に、各発
光素子15a〜15pが一つづつ一巡可能に結線されて
いる。また、各発光素子15a〜15pは発光特性が比
較的広いものを用いており、且つ、各発光素子15a〜
15pは隣り合う発光素子15と発光特性が一部重なり
合う間隔に配置されている。
【0030】そして、複数の発光素子15(15a〜1
5p)からの光情報信号を空間に向けて一部分方向に発
信させるために,言い換えると,複数の発光素子15
(15a〜15p)からの光情報信号を特定の方向にあ
る光受信器20内の受光素子22に受信させるために、
光発信器10内の制御部16及び乾電池などを用いた電
源部17により、各発光素子15a〜15pを自動的に
一つづつ順に発光させながら一巡すると、一巡中のの
位置で例えば一つの発光素子15cの発光方向が図示の
ように受光素子22の受光方向と略合致するため受信で
きる。
【0031】従って、第1番目の発光素子の発光方法に
よれば、複数の発光素子15(15a〜15p)を自動
的に一つづつ順に発光させながら一巡する途中で一つの
発光素子15(a,……,p)からの光情報信号を受光
素子22で確実に受信できると共に、各発光素子15a
〜15pを自動的に一つづつ順に発光させているため
に、これにより光受信器20に対して光発信器10がい
かなる方向に向いていても受信が可能となる。また、複
数の発光素子15(15a〜15p)を同時に全方位に
発光させた時と消費電力は同じものの、一つの発光素子
15(a,……,p)だけが一時的に発光するため発光
時の電流値を小さく押さえることができ、従って光発信
器10内に設けた電源部17の電源容量を小さく設定で
きる。尚、複数の発光素子15を一巡させた後、発光を
停止すれば良い。
【0032】次に、図3(B)に示した第2番目の発光
素子の発光方法において、プリント配線基板14上に配
置した複数の発光素子15は、略同一円周に沿って発光
素子群15Gごとに分割されており、ここでは例えば4
つの発光素子群15G〜15Gに分割され、且つ、
分割された各発光素子群15G〜15Gは群ごとに
一巡可能に結線されている。また、各発光素子群15G
〜15Gのうちで例えば一つの発光素子群G
は、5個の発光素子15G11〜15G15が略等間隔
に配置され、且つ、一つの発光素子群15G内は5個
の発光素子15G11〜15G15が同時に発光できる
ように結線されている。勿論、他の発光素子群15G
〜15Gも一つの発光素子群15Gと同様になって
いる。
【0033】そして、複数の発光素子群15G〜15
からの光情報信号を空間に向かって一部分方向に発
光させるために,言い換えると,複数の発光素子群15
〜15Gからの光情報信号を特定の方向にある光
受信器20内の受光素子22に受信させるために、光発
信器10内の制御部16及び乾電池などを用いた電源部
17により、各発光素子群15G〜15Gを自動的
に群ごとに発光させながら一巡すると、一巡中のの位
置で例えば一つの発光素子群15Gの発光方向が図示
のように受光素子22の受光方向と略合致するため受信
できる。
【0034】従って、第2番目の発光素子の発光方法に
よれば、光受信器20内に設けた複数の発光素子15を
群にまとめることで、発光素子群15Gの発光範囲が拡
大して指向特性能を向上させると共に、光情報信号を信
頼性良く確実に発信させることができ、更に、複数の発
光素子群15G〜15Gを自動的に群ごとに順に発
光させながら一巡する途中で一つの発光素子群15G
(G,……,G)からの光情報信号を受光素子22
で確実に受信できる。また、各発光素子群15G〜1
5Gを一群づつ順に発光させているために、複数の発
光素子群15G〜15Gを同時に全方位に発光させ
た時と消費電力は同じものの、一つの発光素子群15G
(G,……,G)だけが発光するため発光時の電流
値を小さく押さえることができ、従って光発信器10内
に設けた電源部17の電源容量を小さく設定できる。
尚、複数の発光素子群15G〜15Gを一巡させた
後、発光を停止すれば良い。
【0035】次に、図3(C)に示した第3番目の発光
素子の発光方法において、複数の発光素子群15G
15は図3(B)に示したと同様に光発信器10内に
設けられており、且つ、分割された各発光素子群15G
〜15Gが群ごに一巡可能に結線されている。ここ
で第2番目の発光素子の発光方法と異なる点は、複数の
発光素子群15G〜15Gを群ごとに発光させる
際、一つの発光素子群15G(G,……,G)と隣
り合う一方の群内及び/又は他方の群内の複数個の発光
素子のうちで一つの発光素子群と近設した側の発光素子
を同時に発光させている点である。例えば、一つの発光
素子群15Gを発光させる時には、図3(C)に示し
たように隣り合う発光素子群15G内の発光素子G
21を同時に発光させたり、あるいは隣り合う発光素子
群15G内の発光素子G45を同時に発光させたり、
もしくは発光素子群15G内の発光素子G21及び発
光素子群15G内の発光素子G45を同時に発光させ
ており、これに伴うように各発光素子群15G〜〜1
5G間が結線されている。
【0036】従って、第3番目の発光素子の発光方法に
よれば、第2番目の発光素子の発光方法と同様な効果が
得られると共に、一つの発光素子群15G(G,…
…,G)と隣り合う群内の発光素子の一部を同時に発
光させているので、一つの発光素子群と隣り合う発光素
子群との間隔が設計上の理由などにより少し離れていて
も指向特性を補うことができ、且つ、発光範囲がより一
層拡大して指向特性を向上させると共に、光情報信号を
信頼性良く更に確実に発信させることができる。
【0037】<第2実施例>図4は本発明に係わる第2
実施例の光無線システムを説明するための全体構成図、
図5は同第2実施例の光無線システムにおいて、子機の
構成を示すブロック図、図6は図5に示した子機内に設
けた光発信手段の加算部に加えられる音声信号とASK
変調されたデータ信号とを説明するための図、図7は同
第2実施例の光無線システムにおける光情報信号のパケ
ット形態を示した図、図8は同第2実施例の光無線シス
テムにおいて、親機の構成を示すブロック図、図9は図
8に示した親機内のタイミング信号発生部の動作を示す
フローチャート、図10は同第2実施例の光無線システ
ムにおいて、親機内のタイミング信号発生部から出力さ
れるタイミング信号を説明するためのタイミングチャー
ト、図11は同第2実施例の光無線システムにおいて、
子機から親機に向けて光無線で交信する動作を示すフロ
ーチャート、図12は同第2実施例の光無線システムに
おいて、子機から親機に向けて光無線で交信した際のタ
イミングチャート、図13は同第2実施例の光無線シス
テムにおいて、子機内に設けた複数の発光素子,親機内
に設けた複数の発光素子に発光方向データを付与してを
発光させる状態を説明するための図である。
【0038】本発明に係わる第2実施例の光無線システ
ムは、発光素子を有する光発信手段と、受光素子を有す
る光受信手段とを一体に組み構成した親機及び子機を用
意して、親機に対して少なくとも一つ以上の子機を従属
させて空間内に分離して設置し、親機の光発信手段と子
機の光受信手段との間,親機の光受信手段と子機の光発
信手段との間で音声信号とかデータ信号などの情報信号
を光を伝送媒体とした光情報信号により双方向に光無線
で交信する光無線線方式を採用しており、ここでは、子
機,親機内に夫々設けたプリント配線基板上に発光素子
を略同一円周に沿って複数配置し、且つ、複数の発光素
子を一つづつ又は群ごとに順に発光させながら一巡する
と共に、一つの発光素子又は一つの発光素子群に発光方
向を示すための発光方向データを付与して構成したこと
を特徴としている。
【0039】図4に示した本発明に係わる第2実施例の
光無線システム30は、発光素子45を有する光発信手
段及び受光素子46を有する光受信手段を少なくとも備
えた親機40と、親機40と有線で接続された増幅器6
0及スピーカ61と、親機40に対して従属させて少な
くとも一台以上を同一空間(同一無線交信エリア)内に
移動自在に設けられ、且つ、表示ランプ79及びマイク
用スイッチ80並びにマイクロホン82を一体に取り付
けると共に、受光素子72を有する受信手段及び発光素
子87を有する光発信手段を少なくとも備えた子機70
(ここでは2台の子機70A,70B)とで概略構成さ
れている。
【0040】この第2実施例では、後述するように、親
機40内の光発信手段からキャリア周波数fで周波数
変調したタイミング信号,リンク了解信号などの光情報
信号(親機送信信号40a)を子機70に向けて発信し
ている時に、所望の子機70と親機40との間でリンク
が成立すると、使用者は所望の子機70に取り付けたマ
イク用スイッチ80を押して、マイクロホン82からの
音声信号を親機40とは異なるキャリア周波数fで周
波数変調した光情報信号(子機送信信号70a)を子機
70内の光発信手段から親機40に向けて発信する一
方、親機40は音声信号を変調した光情報信号を光受信
手段で受信して元の音声信号に復調し、その後、親機4
0と接続した増幅器60を介してスピーカ61から音声
信号を拡声できるように構成されている。勿論、親機4
0からの親機送信信号40a,子機70からの子機送信
信号70aを受信する側の各受信信号は、親機受信信号
(70a)となり、子機受信信号(40a)となること
は図示から明白である。
【0041】また、親機40及び複数の子機70(70
A,70B)には、夫々固有のアドレスとしてID番号
が付与されており、送信元のID番号,宛先のID番号
が、親機40と複数の子機70との交信時に光情報信号
のパケット形態中に16進で1BT(バイト)の形態で
付与されている。この際、“パケット(packet)”とは、
パケット交換方式で通信を行う際に単位となるものであ
り、送信するデータの部分と、宛先や送信元などを示す
ID番号で構成されている。そして、第2実施例の光無
線システム30における光情報信号のパケット形態とし
ては、図7(A)に示したように子機70から親機40
にリンク要求するためのリンク要求信号(ENQ信号,
ENQUIRY 信号)とか、あるいは図7(B)及び図7
(C)に示したように親機40から子機70にリンク了
解するためのリンク了解信号(ACK信号,ACNOWLEDGE
信号)とか、もしくは図7(D)に示したように子機7
0から親機40に送信する音声信号を含んだ情報信号と
かである。
【0042】ここで、説明の都合上、親機40に従属さ
れる子機70(70A,70B)の構成について先に図
4及び図5を併用して説明する。
【0043】図5に示した子機70内には、空間に発信
された親機40からの光情報信号(親機送信信号40
a)を受光素子72を用いて光電変換した後に元の電気
的な情報信号に復調する光受信手段と、内部で変調した
電気的な情報信号を発光素子87を用いて光情報信号に
変換してこの光情報信号を発光素子87から空間に発信
する光発信手段と、親機40からのタイミング信号を検
出するタイミング信号検出部73と、子機70内の各構
成部材を制御すると共に、リンク要求信号などの情報信
号,ID番号などのデータ信号を発生する制御部78
と、受光素子72及び発光素子87を駆動する電源部8
8とで概略構成されている。
【0044】即ち、子機70内の光受信手段を説明する
と、プリント配線基板71上の内周部にはpinフォト
ダイオードなどを用いた複数の受光素子72が略同一円
周に沿って配置されている。また、複数の受光素子72
は、後述するように同じプリント配線基板71上の外周
部に設けた複数の発光素子87と光軸が合致しないよう
に複数の発光素子87よりも高さを高くして取り付けら
れている。そして、複数の受光素子72は、親機40か
らキャリア周波数fで周波数変調して発信された光情
報信号(親機送信信号40a)を受信して光電変換して
いる。この際、親機40からの親機送信信号40aは、
後述するタイミング信号とか、あるいは先に説明したリ
ンク了解信号などの情報信号とかであり、即ち、子機7
0との交信を制御するための情報信号などである。この
後、受光素子72で光電変換した電気的な情報信号はタ
イミング信号検出部73と遅延部74に与えられる。
【0045】上記タイミング信号検出部73は、親機4
0から送信された親機送信信号40aのうちで後述する
タイミング信号の有り無しを検出して、タイミング信号
の有無識別結果をマイクロコンピュータなどを搭載した
制御部78に知らせている。ここで親機40からのタイ
ミング信号は、後述するように間欠的に発生されてお
り、複数の子機70(70A,70B)から子機送信信
号70aを送信することを許可する機能を備えているも
のである。そして、タイミング信号検出部73でタイミ
ング信号があると検出された場合に、制御部78を介し
て表示ランプ79を点滅させれば、子機70が送信可能
状態であることが一目して判断できる。
【0046】一方、遅延部74に送られた親機40から
の親機送信信号40はゲート部75に送られる。このゲ
ート部75内において、親機40内で付加されたタイミ
ング信号が通常のパケットを形成した情報信号とは異な
るため、ゲーティングして除去される。勿論、ゲート部
75内に入力される信号は、親機40からのタイミング
信号だけの場合とか、リンク了解信号などの情報信号を
含んだパケット形態とかであり、タイミング信号だけが
ゲーティングされている。
【0047】この後、ゲート部75を通過した信号は通
常のパケットを形成した例えばリンク了解信号などの情
報信号のみとなるので、このリンク了解信号などの情報
信号がFM復調部76で復調されて復号化部77で元の
情報信号に戻されて、制御部78に送られる。そして、
制御部78では、親機40からの情報信号を判断して子
機70を適宜制御している。
【0048】従って、子機70内の光受信手段は、複数
の受光素子72,遅延部74,ゲート部75,FM復調
部76,復号化部77で構成されている。
【0049】次に、子機70内の光発信手段を説明する
と、使用者がマイクロホン82から音声信号を拡声した
いと時にマイク用スイッチ80を押すと、制御部78は
マイク用スイッチ80が押されたことを検知し、ここで
制御部78から最初にリンク要求信号を親機40に送信
して、このリンク要求信号を親機40が受けた後、親機
40からリンク了解信号が子機70に送信され、制御部
78はリンク了解信号を検知して表示ランプ79を点滅
状態から点灯状態に変えてリンク成立状態を表示し、且
つ、リンク成立結果にもとづいて制御部78は電子スイ
ッチ81を接続してマイクロホン82をつなぐので、使
用者は表示ランプ79の点灯状態を確認してマイクロホ
ン82から音声信号を拡声することができる。
【0050】この際、制御部78内では、マイク用スイ
ッチ80が押された時に親機40にリンク要求するリン
ク要求信号とか、リンク要求信号,音声信号などに付与
されるID番号などのデータ信号とかを発生して、これ
らの信号を符号化部83に送って上記したリンク要求信
号,データ信号を適宜処理してASK変調部84に送
る。
【0051】上記ASK変調部84内ではリンク要求信
号,データ信号を周知のASK変調を行っている。尚、
ASK変調とは、ディジタル的なデータ信号を例えば3
8KHのキャリア周波数で振幅変調するものである。
【0052】この後、ASK変調されたリンク要求信
号,データ信号は加算部85に送られる。この加算部8
5にはマイクロホン82からの音声信号も送られ、図6
に示したように音声信号とASK変調されたデータ信号
とが加算される。尚、加算部85には、子機70からの
リンク要求信号のみの場合とか、音声信号に送信元の子
機ID番号及び宛先の親機ID番号などのデータ信号を
付与した場合とが混在して処理されている。
【0053】また、加算部85で加算された音声信号及
びASK変調されたデータ信号は、FM変調部86によ
りキャリア周波数fで周波数変調されて、その後、複
数の発光素子87から光情報信号(子機送信信号70
a)として親機40に向けて光無線で発信している。こ
の際、複数の発光素子87は発光ダイオードなどを用い
て周波数変調した電気的な情報信号を光情報信号に変換
して赤外光(例えば900nm 付近の近赤外線)を発光して
いると共に、これら複数の発光素子87は先に説明した
プリント配線基板71上で外周部の略同一円周に沿って
配置されている。
【0054】従って、子機70内の光発信手段は、符号
化部83,ASK変調部84,加算部85,FM変調部
86,複数の発光素子87で構成されている。
【0055】また、子機70内には、複数の受光素子7
2及び複数の発光素子87を制御したり、駆動するため
の制御部78及び電源部88が設けられており、この
際、複数の発光素子87の発光方法は第2実施例の光無
線システム30における要部となるものであるが、これ
については後述する。
【0056】ここで、親機40の構成について図4及び
図8を併用して説明する。
【0057】図8に示した親機40内には、内部で変調
した電気的な情報信号を発光素子45を用いて光情報信
号に変換してこの光情報信号を発光素子45から空間に
発信する光発信手段と、空間に発信された子機70から
の光情報信号を受光素子46を用いて光電変換した後に
元の電気的な情報信号に復調する光受信手段と、子機7
0からのキャリアがない時にタイミング信号を間欠的に
発生するタイミング信号発生部43と、親機40内の各
構成部材を制御すると共に、リンク了解信号などの情報
信号,ID番号などのデータ信号を発生する制御部52
と、子機70からのキャリアを検出するキャリア検出部
53と、親機40内の発光素子45及び受光素子46を
駆動する電源部54とで概略構成されている。尚、親機
40内に設けた複数の発光素子45及び複数の受光素子
46は、先に説明した子機70と同様に発光ダイオード
及びpinフォトダイオードなどを用いいる。
【0058】即ち、親機40内の光発信手段を説明する
と、マイクロコンピュータなどを搭載した制御部52で
発生したリンク了解信号などの情報信号が符号化部41
で適宜処理された後、FM変調部42に送られる。この
FM変調部42内では、符号化部41で適宜処理された
情報信号をキャリア周波数fで周波数変調したり、あ
るいは後述するタイミング信号発生部43によりタイミ
ング信号が間欠的に発生した時に制御部52の指令によ
りタイミング信号を周波数変調して、周波数変調した情
報信号又は周波数変調したタイミング信号を複数の発光
素子45から光情報信号(親機送信信号40a)として
光無線で複数の子機70(70A,70B)に向けて発
信している。この際、複数の発光素子45は、プリント
配線基板44上で外周部の略同一円周に沿って配置され
ている。また、複数の発光素子45は、後述するように
同じプリント配線基板44上の内周部に設けた複数の受
光素子46と光軸が合致しないように複数の受光素子4
6よりも高さを低くして取り付けられている。
【0059】従って、親機40内の光発信手段は、符号
化部41,FM変調部42,複数の発光素子45で構成
されている。
【0060】次に、親機40内の光受信手段を説明する
と、子機70から光無線で送信された光情報信号(子機
送信信号70a)は、上記説明したプリント配線基板4
4上で内周部の略同一円周に沿って配置した複数の受光
素子46で受信される。
【0061】また、複数の受光素子46で受光した子機
送信信号70aは、先に説明したように音声信号に送信
元の子機ID番号及び宛先の親機ID番号などのデータ
信号を加算した情報信号,又はリンク要求信号などがキ
ャリア周波数fに周波数変調されたものである。この
子機送信信号70aはFM復調部47と後述のキャリ検
出部53とに送られて、FM復調部47内で子機送信信
号70aが音声信号と、ASK変調されたデータ信号と
を加算した状態,又はASK変調されたリンク要求信号
のみの状態に戻される。
【0062】ここで、音声信号,ASK変調されたデー
タ信号,ASK変調されたリンク要求信号などは、ロー
パスフィルタ(以下、LPFと記す)48及びハイパス
フィルタ(以下、HPFと記す)49に同時に送られ
る。上記LPF48内では音声信号が分離され後、この
音声信号が親機40と接続した増幅器60を介してスピ
ーカ61から拡声される。一方、上記HPF49内では
ASK変調されたデータ信号,ASK変調されたリンク
要求信号が分離されてデータ復調部50に送られ、更
に、データ復調部50によりASK変調が復調された
後、復号化部51により子機70で発生した状態と同一
のデータ信号,リンク要求信号などに戻されて、制御部
52に送られる。そして、制御部52は子機70からの
データ信号,リンク要求信号などを適宜判断して、発信
先の子機ID番号などを知り、この発信先の子機ID番
号を送り先に変更して子機70に向けてリンク了解信号
などを発信している。
【0063】従って、親機40内の光受信手段は、複数
の受光素子46,FM復調部47,LPF48,HPF
49,データ復調部50,復号化部51で構成されてい
る。
【0064】更に、複数の受光素子46で受光した子機
70からの光情報信号(子機送信信号70a)は、FM
復調部47と同時にキャリア検出部53に送られて、こ
のキャリア検出部53内で子機送信信号70aのキャリ
ア周波数fの有無が検出されて制御部52に知らされ
る。ここで、キャリア検出部53内で子機送信信号70
aのキャリアが無いと検出して制御部52に知らせる
と、制御部52はキャリア無しの情報をタイミング信号
発生部43に送るので、タイミング信号発生部43から
タイミング信号が間欠的に発生される。この際、タイミ
ング信号発生部43により間欠的に発生されたタイミン
グ信号は、親機40に従属された複数の子機70(70
A,70B)から子機送信信号70aを送信することを
許可する機能を備えており、言い換えると、親機40が
タイミング信号を発生している時には親機40は複数の
子機70(70A,70B)からの子機送信信号70a
を受信待ちになっている。
【0065】更に、親機40内のタイミング信号発生部
43の動作について図4及び図8乃至図10を併用して
説明する。
【0066】図4に示すように親機30に子機70A,
70Bを従属させた場合、図9に示した如く、親機40
のタイミング信号発生部43内でのルーチンが開始され
ると、ステップS0にてタイミング信号発生部43内の
タイマー(図示せず)がスタートと時間計測を行う。
【0067】次に、ステップS1で子機70Aのキャリ
アの有無が判断され、子機70Aのキャリアが無いと判
断されると、次のステップS2で子機70Bのキャリア
の有無が判断され、ここでも子機70Bのキャリアが無
いと判断されると、即ち、ステップS1,ステップS2
で夫々キャリアが共に存在しない時にステップS3でタ
イマーの経過時間が所定の時間T以上となったか否か
の判断を行うことにより時間待ちを行い、所定の時間T
になるとその後ステップS4で所定の時間Tより短
い時間Tに形成されたタイミング信号が発生される。
この動作の繰り返しにより、子機70A,70Bからの
キャリアがない時にタイミング信号発生部43からタイ
ミング信号が図10に示したように間隔で間欠的に発生
される。
【0068】従って、タイミング信号は、親機40が子
機70A,70Bからのキャリア無しを検出して発生す
るものであり、且つ、このタイミング信号が発生した後
の状態では、親機40は子機70A,70Bからのリン
ク要求信号(ENQ信号,ENQUIRY 信号)待ち状態とな
る。そして、タイミング信号発生部43により発生され
た間欠的なタイミング信号は、前述したように複数の発
光発素子45から子機70に向けて光無線で発信され
る。 また図8に戻り、親機40内には、複数の発光素
子45及び複数の受光素子46を制御したり、駆動する
ための制御部52及び電源部54が夫々設けられてお
り、この際、複数の発光素子45の発光方法は第2実施
例の光無線システム30における要部となるものである
が、これについては後述する。
【0069】ここで、子機70から親機40に向けて光
無線で交信する動作について、図4,図5,図7,図
8,図11,図12を併用して簡略に説明する。
【0070】図11及び図12(A)に示すように、子
機70内のルーチンが開始されると、まずステップS1
0にて子機70が親機40から送信されたタイミング信
号をタイミング信号検出部73内で検知した後、制御部
78にタイミング信号が有ると知らせる。
【0071】次に、ステップS11にて制御部78はタ
イミング信号が有ることを判断して表示ランプ79を点
滅させるので、使用者は子機70から親機40に向けて
子機送信信号70aを送信できる状態であると確認でき
る。ここでステップS12にて使用者は必要に応じてマ
イク用スイッチ80を押すと、ステップS13にて制御
部78はマイク用スイッチ80が押されたことを検知し
て制御部78から最初にリンク要求信号を図12(C)
及び図7(A)に示したパケット形態で親機40に向け
て送信する。
【0072】次に、親機40はタイミング信号を発信し
た後なのでリンク要求信号待ち状態となっているから、
子機70からのリンク要求信号が届きしだい、親機40
はリンク了解信号を図12(A)及び図7(B){又は
図7(C)}に示したパケット形態で子機70に向けて
光無線で送信する。
【0073】次に、ステップS14にて子機70内の制
御部78は親機40からのリンク了解信号を受信したか
否かを判断し、リンク了解信号を受信したと判断した場
合には、ステップS15でリンク了解信号が自局宛許可
であるか否かを確認し、リンク了解信号が自局宛許可で
あればステップ16で制御部78が表示ランプ79を点
滅状態から点灯状態に変えてリンク成立状態を表示する
と共に、電子スイッチ81を接続してマイクロホン82
をつなぐので、使用者は表示ランプ79の点灯状態を確
認してステップ17にてマイクロホン82から音声信号
を図12(C)及び図7(D)に示した形態で親機40
に向けて送信し、音声信号の送信を完了した後に終了す
る。
【0074】ここで、第2実施例の光無線システム30
において、子機70から親機40に向けて音声信号を送
信する際、子機70内に設けた複数の発光素子87,親
機40内に設けた複数の発光素子45からの光情報信号
に、本発明の要部となる発光方向データを付与して発光
させる方法について図5,図7,図8,図13を用いて
説明する。尚、子機70内に設けた複数の受光素子7
2,親機40内に設けた複数の受光素子46は、第1実
施例で説明したように受光時にそれ程電源容量を必要と
しないため、全方位から受信するようになっている。更
に、実施例では、子機70及び親機40内に受光素子7
2,46を夫々複数配置して説明したが、これに限るこ
となく、全方位から受信できれば一つの受光素子72,
46でも良い。
【0075】まず、親機40が子機70に向けてタイミ
ング信号を発信している時に、子機70は親機40から
のタイミング信号を受けて、子機70内に設けた複数の
発光素子87から最初にリンク要求信号を親機40に向
けて送信し、更に、親機40は子機70からのタイミン
グ要求信号を受けて、親機40内に設けた複数の発光素
子45からリンク了解信号を子機70に向けて送信し、
子機70と親機40との間でリンクが成立した後に子機
70は親機40に向けて音声信号などを送信することが
できるが、この際、子機70内に設けた複数の発光素子
87,親機40内に設けた複数の発光素子45を発光さ
せる際に以下に記述する発光方法のいずれかを組み合わ
せて採用している。
【0076】まず、図13(A)に示した第1番目の発
光素子の発光方法において、子機70内に設けた複数の
発光素子87(87a〜87p)は、プリント配線基板
71上で外周部の略同一円周に沿って略等間隔に配置さ
れていると共に、一部分方向に発光できるように各発光
素子87a〜87pが一つづつ一巡可能に結線されてい
る。また、各発光素子87a〜87pは発光特性が比較
的広いものを用いており、且つ、各発光素子87a〜8
7pは隣り合う発光素子87と発光特性が一部重なり合
う間隔に配置されている。ここでは、子機70内に設け
た複数の発光素子87(87a〜87p)からの光情報
信号を空間に向けて一部分方向に発光させるために,言
い換えると,複数の発光素子87(87a〜87p)か
らの光情報信号を特定の方向にある親機40内に設けた
複数の受光素子46に受信させるために上記のように結
線されている。
【0077】一方、親機40内に設けた複数の発光素子
45(45a〜45p)は、プリント配線基板44上で
外周部の略同一円周に沿って略等間隔に配置されている
と共に、複数の発光素子45(45a〜45p)は全方
位に発光できるよう結線されているか、もしくは一部分
方向に発光できるように各発光素子45a〜45pが一
つづつ一巡可能に結線されている。ここでは、親機40
内に設けた複数の発光素子45(45a〜45p)から
の光情報信号を特定の方向にある子機70内に設けた複
数の受光素子72に受信させる場合には、上記したよう
に各発光素子45a〜45pが一つづつ一巡可能に結線
されている。
【0078】そして、子機70内に設けた複数の発光素
子87(87a〜87p)からまず最初にリンク要求報
信号を空間に向けて一部分方向に発光させるために、子
機70内の制御部78及び電源部88により、各発光素
子87a〜87pを自動的に一つづつ順に発光させなが
ら一巡すると、一巡中のの位置で例えば一つの発光素
子87cからのリンク要求信号の発光方向が図示のよう
に親機40内に設けた複数の受光素子46の受光方向と
略合致するため受信できる。ここで、子機70から親機
40に向けて最初に送信するリンク要求報信号のパケッ
ト形態は、図7(A)に示したように各発光素子87a
〜87pごとに発光方向を示す発光方向データが付与さ
れている。従って、子機70内の一つの発光素子87c
からのリンク要求報信号を受けた親機40は、リンク了
解信号を子機80に向けて送信する時に、親機40内の
制御部52で図7(B)又は図7(C)に示したように
リンク了解信号に子機70内の一つの発光素子87cの
発光方向データを必ず付与して発光させている。この
後、親機40からのリンク了解信号を子機70内に設け
た複数の受光素子72により受信した子機70は、親機
40から返信された子機70内の一つの発光素子87c
の発光方向でリンクが成立したことを制御部78で判断
して、一つの発光素子87cの発光方向データを制御部
78内に必要に応じて記憶させておけば、次にマイクロ
ホン82から音声信号を親機40に向けて送信する時に
子機70内の一つの発光素子87cのみから送信するこ
とができる。勿論、子機70内に設けた一つの発光素子
87cの発光方向データを制御部78に記憶させた後で
も子機70と親機40との相対位置関係が変化しなけれ
ば、次回からの送信時には子機70側の全ての情報信号
を一つの発光素子87cの発光方向データを参照してこ
の方向から親機40に向けて発光させれば良い。
【0079】一方、親機40からリンク了解信号を子機
70に送信する時には、親機40からリンク了解信号に
子機70内の一つの発光素子87cの発光方向データを
付与した状態で送信するものの、この時には、親機40
内に設けた複数の発光素子45(45a〜45p)を全
方位に発光させても良く、もしくは子機70と同様に各
発光素子45a〜45pを自動的に一つづつ順に発光さ
せながら一巡しても良い。この際、親機40の各発光素
子45a〜45pを一つづつ順に発光させてリンク了解
信号を送信する場合には、図7(B)に示したパケット
形態のように子機70内の一つの発光素子87cの発光
方向データのみを付与している場合とか、図7(C)に
示したパケット形態のように子機70内の一つの発光素
子87cの発光方向データ及び親機40内の一つの発光
素子45cの発光方向データを付与する場合とかがあ
る。従って、前者の図7(B)に示したパケット形態で
は、子機70がリンク了解信号を受けるまで親機40の
各発光素子45a〜45pを一つづつ順に発光させれば
良く、一方、後者の図7(C)に示したパケット形態で
は、親機40内の一つの発光素子45cの発光方向デー
タを親機40内の制御部52に記憶させるために子機7
0との交信数が増える。しかしながら、親機40内に設
けた一つの発光素子45cの発光方向データを制御部5
2に記憶させた後でも子機70と親機40との相対位置
関係が変化しなければ、次回からの送信時には親機40
側の全ての情報信号を一つの発光素子45cの発光方向
データを参照してこの方向から子機70に向けて発光さ
せれば良い。
【0080】従って、第1番目の発光方法によれば、子
機70と親機40との間で交信する際、子機70内の一
つの発光素子87(a,……,p)の発光方向データ,
親機40内の一つの発光素子45(a,……,p)の発
光方向データを最初のリンク成立時に設定し、これらの
発光方向データを必要に応じて夫々記憶させてしまえ
ば、その後は子機70と親機40との相対位置関係が変
化しない限り、次回からの送信時には夫々記憶させた発
光方向データを参照して、子機70側,親機40側の全
ての情報信号を夫々記憶させた発光方向から送信させる
ことができ、これにより一つの発光素子87(a,…
…,p),45(a,……,p)だけを発光させるため
発光時の電流値を小さく押さえることができ、従って子
機70内に設けた電源部88,親機40内に設けた電源
部52の電源容量を小さく設定できる。
【0081】次に、図13(B)に示した第2番目の発
光素子の発光方法において、子機70内に設けた複数の
発光素子87,親機40内に設けた複数の発光素子45
を発光させる時のタイミングは、上記第1番目の発光素
子の発光方法にて説明した発光タイミングと全く同一で
あるので、必要に応じて簡略に説明し、ここでは子機7
0内に設けた複数の発光素子87,親機40内に設けた
複数の発光素子45についての発光方法を中心に説明す
る。
【0082】まず、子機70内に設けた複数の発光素子
87は、プリント配線基板71上で外周部の略同一円周
に沿って発光素子群87Gごとに分割されており、ここ
では例えば4つの発光素子群87G〜87Gに分割
され、且つ、分割された各発光素子群87G〜87G
は群ごとに一巡可能に結線されている。また、各発光
素子群87G〜87Gのうちで例えば一つの発光素
子群87G内は、5個の発光素子87G11〜87G
15が略等間隔に配置され、且つ、一つの発光素子群8
7G内は5個の発光素子87G11〜87G15が同
時に発光できるように結線されている。勿論、他の発光
素子群87G〜87Gも一つの発光素子群87G
と同様になっている。ここでは、子機70内に設けた複
数の発光素子群87G〜87Gからの光情報信号を
空間に向けて一部分方向に発光させるために,言い換え
ると,複数の発光素子群87G〜87Gから光情報
信号を特定の方向にある親機40内に設けた複数の受光
素子46に受信させるために上記のように結線されてい
る。
【0083】そして、子機70内に設けた複数の発光素
子群87G〜87Gから最初にリンク要求信号を空
間に向かって一部分方向に発光させるために、子機70
内の制御部78及び電源部88により、各発光素子群8
7G〜87Gを自動的に群ごとに発光させながら一
巡すると、一巡中のの位置で例えば一つの発光素子群
87Gからのリンク要求信号の発光方向が図示のよう
に親機40内に設けた複数の受光素子46の受光方向と
略合致するため受信できる。この際、子機70から親機
40に最初に送信するリンク要求報信号のパケット形態
は、図7(A)に示したように各発光素子群G〜G
ごとに発光方向を示す発光方向データが付与されてお
り、前記したように子機70と親機40との間でリンク
が成立した後には子機70内の制御部78に一つの発光
素子群87Gの発光方向データが必要に応じて記憶さ
れ、次回からの交信には一つの発光素子群87Gから
送信している。
【0084】一方、親機40内に設けた複数の発光素子
45は、プリント配線基板44上で外周部の略同一円周
に沿って発光素子群45Gごとに分割されており、ここ
では例えば4つの発光素子群45G〜45Gに分割
され、且つ、分割された各発光素子群45G〜45G
は全方位に発光できるよう結線されているか、もしく
は一部分方向に発光できるように各発光素子群45G
〜45Gが群ごとに一巡可能に結線されている。ここ
では、親機40内に設けた複数の発光素子群45G
45Gからの光情報信号を特定の方向にある子機70
内に設けた複数の受光素子72に受信させる場合には、
上記したように各発光素子群45G〜45Gが一つ
づつ一巡可能に結線されている。
【0085】また、子機70からのリンク要求報信号を
受けて、親機40から子機70にリンク了解信号を送信
する時に、親機40内に設けた複数の発光素子群45G
〜45Gを全方位に発光させた場合,又は各発光素
子群45G〜45Gを群ごとに一巡して発光させた
場合でも、図7(B)又は図7(C)に示したようにリ
ンク了解信号に子機70内の一つの発光素子群87G
(G〜G)の発光方向データを必ず付与して発光さ
せている。勿論、上記第1番目の発光素子の発光方法と
同様に、親機40内に設けた各発光素子群45G〜4
5Gを群ごとに一巡して発光させた場合、リンク了解
信号に子機70内の一つの発光素子群87G(G〜G
)の発光方向データ及び親機子40内の一つの発光素
子群45G(G〜G)の発光方向データを付与して
も良いことは言うまでもない。
【0086】従って、第2番目の発光素子の発光方法に
よれば、子機70内に設けた複数の発光素子87,親機
40内に設けた複数の発光素子45を群にまとめたこと
で、発光素子群87G,45Gの発光範囲が拡大して指
向特性能を向上させると共に、光情報信号を信頼性良く
確実に発信させることができる。また、子機70と親機
40との間で最初にリンクを成立した時に、子機70内
の一つの発光素子群87G(G,……,G)の発光
方向データ,親機40内の一つの発光素子群45G(G
,……,G)の発光方向データを必要に応じて夫々
記憶させてしまえば、その後は子機70と親機40との
相対位置関係が変化しない限り、次回からの送信時には
夫々記憶させた発光方向データを参照して、子機70
側,親機40側の全ての情報信号を夫々記憶させた発光
方向から送信させることができ、これにより一つの発光
素子群87G(G,……,G),45G(G,…
…,G)だけを発光させるため発光時の電流値を小さ
く押さえることができ、従って子機70の電源部88,
親機40の電源部52の電源容量を小さく設定できる。
【0087】次に、図13(C)に示した第3番目の発
光素子の発光方法においては、子機70内に設けた複数
の発光素子群87G〜87Gと、親機40内に設け
た複数の発光素子群45G〜45Gとが図13
(B)に示したと同様に分割されている。ここで第2番
目の発光素子の発光方法と異なる点は、複数の発光素子
群87G〜87G,45G〜45Gを群ごとに
発光させる際、一つの発光素子群87G(G,……,
),45G(G,……,G)と隣り合う一方の
群内及び/又は他方の群内の複数個の発光素子のうちで
一つの発光素子群と近設した側の発光素子を同時に発光
させている点である。例えば、子機70内に設けた一つ
の発光素子群87Gを発光させる時には、図13
(C)に示したように隣り合う発光素子群87G内の
発光素子G21を同時に発光させたり、あるいは隣り合
う発光素子群87G内の発光素子G45を同時に発光
させたり、もしくは発光素子群87G内の発光素子G
21及び発光素子群87G内の発光素子G45を同時
に発光させており、これに伴うように発光素子群87G
〜〜87G間が結線されている。勿論、親機40内
に設けた一つの発光素子群45Gも同様に発光させれ
ば良い。
【0088】従って、第3番目の発光素子の発光方法に
よれば、第2番目の発光素子の発光方法と同様な効果が
得られると共に、子機70内,親機40内に設けた一つ
の発光素子群87G(G,……,G),45G(G
,……,G)と隣り合う群内の発光素子の一部を同
時に発光させているので、一つの発光素子群と隣り合う
発光素子群との間隔が設計上の理由などにより少し離れ
ていても指向特性を補うことができ、且つ、発光範囲が
より一層拡大して指向特性を向上させると共に、光情報
信号を信頼性良く更に確実に発信させることができる。
【0089】
【発明の効果】以上詳述した本発明に係わる光無線シス
テムによると、請求項1記載においては、光発信器内の
発光素子からの光情報信号を特定の方向にある光受信器
内の受光素子に受信させるために、光発信器内に複数の
発光素子又は複数の発光素子群を設け、且つ、複数の発
光素子又は複数の発光素子群を一つづつ又は群ごとに一
巡して発信させているので、これにより光受信器に対し
て光発信器がいかなる方向に向いていても受信が可能と
なる。また、光発信器内に設けた複数の発光素子又は複
数の発光素子群を同時に全方位に発光させた時と消費電
力は同じものの、一つの発光素子又は一つの発光素子群
だけが発光するため発光時の電流値を小さく押さえるこ
とができるので、光発信器内に設けた発光素子駆動用の
電源部の電源容量を小さく設定できる。更に、光発信器
内の発光素子を群にまとめた場合には、発光素子群の発
光範囲が拡大して指向特性能を向上させると共に、光情
報信号を信頼性良く確実に発信させることができる。
【0090】また、請求項2に記載においては、請求項
1記載における光受信器内に設け複数の発光素子群を群
ごとに発光させる際、一つの発光素子群と隣り合う一方
の群内及び/又は他方の群内の複数個の発光素子のうち
で一つの発光素子群と近設した側の発光素子を同時に発
光させているので、請求項1記載の効果が得られると共
に、とくに、一つの発光素子群と隣り合う発光素子群と
の間隔が設計上の理由などにより少し離れていても指向
特性を補うことができ、且つ、発光範囲がより一層拡大
して指向特性を向上させると共に、光情報信号を信頼性
良く更に確実に発信させることができる。
【0091】また、請求項3に記載においては、発光素
子を有する光発信手段と、受光素子を有する光受信手段
と、発光素子及び受光素子を制御する制御部と、発光素
子及び受光素子を駆動する電源部とで構成した親機及び
子機を用意して、親機の光発信手段と子機の光受信手段
との間,親機の光受信手段と子機の光発信手段との間で
音声信号とかデータ信号などの情報信号を光を伝送媒体
とした光情報信号により双方向に光無線で交信する際、
子機内の発光素子からの光情報信号を特定の方向にある
親機内の受光素子に受信させるために、子機内に複数の
発光素子又は複数の発光素子群を設け、且つ、複数の発
光素子又は複数の発光素子群を一つづつ又は群ごとに一
巡して発信させると共に、子機から親機に向けて最初に
送信するリンク要求報信号に子機内に設けた一つの発光
素子の発光方向データ又は一つの発光素子群の発光方向
データを付与させて親機とリンクを成立させているの
で、その後は子機と親機との相対位置関係が変化しない
限り、次回からの送信時には子機内に設けた一つの発光
素子の発光方向データ又は一つの発光素子群の発光方向
データを参照して、子機側の全ての情報信号を一つの発
光素子又は一つの発光素子群のみから発信させることが
でき、これにより一つの発光素子又は一つの発光素子群
だけが発光するので発光時の電流値を小さく押さえるこ
とができ、従って子機内に設けた発光素子駆動用の電源
部の電源容量を小さく設定できる。
【0092】また、請求項4記載においては、請求項3
記載の子機内に設けた複数の発光素子群を群ごとに発光
させる際、一つの発光素子群と隣り合う一方の群内及び
/又は他方の群内の複数個の発光素子のうちで一つの発
光素子群と近設した側の発光素子を同時に発光させてい
るので、上記請求項2記載と同様な効果と、上記請求項
3記載と同様な効果とを加えた効果が得られる。
【0093】また、請求項5記載においては、請求項3
記載の親機内に設けた発光素子からの光情報信号を特定
の方向にある子機内の受光素子に受信させるために、親
機内に複数の発光素子又は複数の発光素子群として設
け、且つ、複数の発光素子又は複数の発光素子群を一つ
づつ又は群ごとに一巡して発信させているので、請求項
3記載の効果の他に親機機内に設けた発光素子駆動用の
電源部の電源容量を小さく設定できる。
【0094】更に、請求項6記載においては、請求項5
記載の親機に設けた複数の発光素子群を群ごとに発光さ
せる際、一つの発光素子群と隣り合う一方の群内及び/
又は他方の群内の複数個の発光素子のうちで一つの発光
素子群と近設した側の発光素子を同時に発光させている
ので、上記請求項2記載と同様な効果と、上記請求項4
記載と同様な効果とを加えた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる第1実施例の光無線システムを
説明するための外観図である。
【図2】本発明に係わる第1実施例の光無線システムを
説明するための構成図である。
【図3】本発明に係わる第1実施例の光無線システムに
おいて、光発信器内のプリント配線基板上に配置した複
数の発光素子の発光状態を説明するための図である。
【図4】本発明に係わる第2実施例の光無線システムを
説明するための全体構成図である。
【図5】本発明に係わる第2実施例の光無線システムに
おいて、子機の構成を示すブロック図である。
【図6】図5に示した子機内に設けた光発信手段の加算
部に加えられる音声信号とASK変調されたデータ信号
とを説明するための図である。
【図7】本発明に係わる第2実施例の光無線システムに
おける光情報信号のパケット形態を示した図である。
【図8】本発明に係わる第2実施例の光無線システムに
おいて、親機の構成を示すブロック図である。
【図9】図8に示した親機内のタイミング信号発生部の
動作を示すフローチャートである。
【図10】本発明に係わる第2実施例の光無線システム
において、親機内のタイミング信号発生部から出力され
るタイミング信号を説明するためのタイミングチャート
である。
【図11】本発明に係わる第2実施例の光無線システム
において、子機から親機に向けて光無線で交信する動作
を示すフローチャートである。
【図12】本発明に係わる第2実施例の光無線システム
において、子機から親機に向けて光無線で交信した際の
タイミングチャートである。
【図13】本発明に係わる第2実施例の光無線システム
において、子機内に設けた複数の発光素子,親機内に設
けた複数の発光素子に位置方向データを付与してを発光
させる状態を説明するための図である。
【図14】従来の光無線システムを説明するための図で
ある。
【符号の説明】
1…第1実施例の光無線システム(光リモコン)、10
…光発信器、13…変調部、15…光発信器の発光素
子、15G(15G〜15G)…発光素子群、16
…光発信器の制御部、17…光発信器の電源部、20…
光受信器、22…光受信器の受光素子、23…復調部、
25…光受信器の制御部、26…光受信器の電源部、3
0…第2実施例の光無線システム、40…親機、41…
符号化部、42…FM変調部、45…親機の発光素子、
45G(45G〜45G)…発光素子群、41,4
2,45…親機内の光発信手段、46…親機の受光素
子、47…FM復調部、48…ローパスフィルタ(LP
F)、49…ハイパスフィルタ(HPF)、50…デー
タ復調部、51…復号化部、46,47,48,49,
51…親機内の光受信手段、52…親機の制御部、54
…親機の電源部、70…子機、72…子機の受光素子、
74…遅延部、75…ゲート部、76…復調部(FM復
調部)、77…復号化部、72,74,75,76,7
7…子機内の光受信手段、78…子機の制御部、83…
符号化部、84…ASK変調部、85…加算部、86…
FM変調部、87…子機の発光素子、87G(87G
〜87G)…発光素子群、83,84,85,86,
87…子機内の光発信手段、88…子機の電源部。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04B 10/22

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電気的な情報信号を変調する変調部と、前
    記変調部により変調した前記情報信号をそのまま光情報
    信号に変換してこの光情報信号を空間に発信する発光素
    子と、前記発光素子を制御する制御部と、前記発光素子
    を駆動する電源部とを備て前記空間内に移動自在に設け
    た光発信器と、 前記光情報信号を受信して光電変換する受光素子と、前
    記受光素子からの出力信号を元の電気的な情報信号に復
    調する復調部と、前記受光素子を制御する制御部と、前
    記受光素子を駆動する電源部とを備えて前記光発信器と
    は分離して設けた光受信器とからなる光無線システムで
    あって、 前記光発信器内の発光素子からの前記光情報信号を特定
    の方向にある前記光受信器空内の受光素子に受信させる
    ために、該発光素子を複数個配置し、且つ、複数個の該
    発光素子を一つづつ一巡可能に結線するか,又は複数個
    の該発光素子をいくつかまとめて群を構成し、この群を
    複数群に分割して一巡可能に結線した前記光発信器内の
    複数の発光素子又は発光素子群と、 前記光発信器内の複数の発光素子又発光素子群を一つづ
    つ又は群ごとに一巡して発信させるように制御する前記
    光発信器内の制御部とを具備したことを特徴とした光無
    線システム。
  2. 【請求項2】請求項2記載の光無線システムにおいて、 前記光発信器内の発光素子群を群ごとに発信させる際、
    一つの群と隣り合う一方の群内及び/又は他方の群内の
    複数個の発光素子のうちで一つの群と近設した側の発光
    素子を同時に発信させたことを特徴とする光無線システ
    ム。
  3. 【請求項3】変調した電気的な情報信号を発光素子を用
    いて光情報信号に変換してこの光情報信号を該発光素子
    から空間に発信する光発信手段と、 前記空間に発信された光情報信号を受光素子を用いて光
    電変換した後に元の電気的な情報信号に復調する光受信
    手段と、 前記発光素子及び前記受光素子を制御する制御部と、 前記発光素子及び前記受光素子を駆動する電源部とで構
    成した親機及び子機を用意して、前記親機と前記子機と
    を前記空間内に分離して設置し、前記親機の光発信手段
    と前記子機の光受信手段との間,前記親機の光受信手段
    と前記子機の光発信手段との間で前記光情報信号を双方
    向に光無線で交信する光無線システムであって、 前記子機内の発光素子からの前記光情報信号を特定の方
    向にある前記親機内の受光素子に受信させるために、該
    発光素子を複数個配置し、且つ、複数個の該発光素子を
    一つづつ一巡可能に結線するか,又は複数個の該発光素
    子をいくつかまとめて群を構成し、この群を複数群に分
    割して一巡可能に結線した前記子機内の複数の発光素子
    又は発光素子群と、 前記子機内の複数の発光素子又は発光素子群を一つづつ
    又は群ごとに一巡させるように制御し、且つ、一つづつ
    又は群ごとに付与した発光方向データを含むリンク要求
    信号を前記親機に向けて一つづつ又は群ごとに順次発信
    させるよう制御する前記子機内の制御部と、 前記子機内の一つの発光素子又は一つの発光素子群から
    の前記リンク要求信号を受信した後、該リンク要求信号
    を参照して前記子機の発光方向データを含むリンク了解
    信号を前記子機に向けて発信させるよう制御する前記親
    機内の制御部とを具備してなり、 前記子機内の複数の受光素子が、前記親機からの前記リ
    ンク了解信号を受信し、このリンク了解信号を前記子機
    内の制御部で検知した後、前記子機内の制御部は前記発
    光方向データと合致した前記子機内の一つの発光素子又
    は一つの発光素子群のみから前記光情報信号を前記親機
    に向けて再び発信するよう構成したことを特徴とする光
    無線システム。
  4. 【請求項4】請求項3記載の光無線システムにおいて、 前記子機内の発光素子群を群ごとに発信させる際、一つ
    の群と隣り合う一方の群内及び/又は他方の群内の複数
    個の発光素子のうちで一つの群と近設した側の発光素子
    を同時に発信させ、且つ、一つの群の前記発光方向デー
    タを前記リンク要求信号に付加したことを特徴とする光
    無線システム。
  5. 【請求項5】変調した電気的な情報信号を発光素子を用
    いて光情報信号に変換してこの光情報信号を該発光素子
    から空間に発信する光発信手段と、 前記空間に発信された光情報信号を受光素子を用いて光
    電変換した後に元の電気的な情報信号に復調する光受信
    手段と、 前記発光素子及び前記受光素子を制御する制御部と、 前記発光素子及び前記受光素子を駆動する電源部とで構
    成した親機及び子機を用意して、前記親機と前記子機と
    を前記空間内に分離して設置し、前記親機の光発信手段
    と前記子機の光受信手段との間,前記親機の光受信手段
    と前記子機の光発信手段との間で前記光情報信号を双方
    向に光無線で交信する光無線システムであって、 前記親機内の発光素子からの前記光情報信号を特定の方
    向にある前記子機内の受光素子に受信させるために、該
    発光素子を複数個配置し、且つ、複数個の該発光素子を
    一つづつ一巡可能に結線するか,又は複数個の該発光素
    子をいくつかまとめて群を構成し、この群を複数群に分
    割して一巡可能に結線した前記親機内の複数の発光素子
    又は発光素子群と、 前記子機内の発光素子からの前記光情報信号を特定の方
    向にある前記親機内の受光素子に受信させるために、該
    発光素子を複数個配置し、且つ、複数個の該発光素子を
    一つづつ一巡可能に結線するか,又は複数個の該発光素
    子をいくつかまとめて群を構成し、この群を複数群に分
    割して一巡可能に結線した前記子機内の複数の発光素子
    又は発光素子群と、 前記子機内の複数の発光素子又は発光素子群を一つづつ
    又は群ごとに一巡させるように制御し、且つ、一つづつ
    又は群ごとに付与した発光方向データを含むリンク要求
    信号を前記親機に向けて一つづつ又は群ごとに順次発信
    させるよう制御する前記子機内の制御部と、 前記親機内の複数の発光素子又は発光素子群を一つづつ
    又は群ごとに一巡させるように制御し、且つ、前記子機
    内の一つの発光素子又は一つの発光素子群からの前記リ
    ンク要求信号を受信した後、該リンク要求信号を参照し
    て前記子機の発光方向データを含むリンク了解信号を前
    記子機に向けて一つづつ又は群ごとに発信させるよう制
    御する前記親機内の制御部とを具備してなり、 前記子機内の複数の受光素子が、前記親機からの前記リ
    ンク了解信号を受信し、このリンク了解信号を前記子機
    内の制御部で検知した後、前記子機内の制御部は前記発
    光方向データと合致した前記子機内の一つの発光素子又
    は一つの発光素子群のみから前記光情報信号を前記親機
    に向けて再び発信するよう構成したことを特徴とする光
    無線システム。
  6. 【請求項6】請求項5記載の光無線システムにおいて、 前記親機内の発光素子群及び前記親機内の発光素子群を
    群ごとに発信させる際、一つの群と隣り合う一方の群内
    及び/又は他方の群内の複数個の発光素子のうちで一つ
    の群と近設した側の発光素子を同時に発信させ、且つ、
    一つの群の前記発光方向データを前記リンク要求信号に
    付加したことを特徴とする光無線システム。
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