JPH07240533A - 放射線検出装置 - Google Patents

放射線検出装置

Info

Publication number
JPH07240533A
JPH07240533A JP6029665A JP2966594A JPH07240533A JP H07240533 A JPH07240533 A JP H07240533A JP 6029665 A JP6029665 A JP 6029665A JP 2966594 A JP2966594 A JP 2966594A JP H07240533 A JPH07240533 A JP H07240533A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
electrode layer
lower electrode
quasi
particles
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP6029665A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichi Morohashi
信一 諸橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
Priority to JP6029665A priority Critical patent/JPH07240533A/ja
Publication of JPH07240533A publication Critical patent/JPH07240533A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measurement Of Radiation (AREA)
  • Light Receiving Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 エネルギ分解能の特性に優れ、熱サイクル耐
性にも優れた放射線検出装置を提供する。 【構成】 ニオブ層、立方晶系のタンタル層及び第1の
アルミニウム層がこの順番に積層された積層構造を含む
第1の超伝導体層と、前記第1のアルミニウム層上に形
成された絶縁体からなるバリア層と、前記バリア層上に
形成された第2のアルミニウム層を含む第2の超伝導体
層とを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ジョセフソン接合を用
いた放射線検出装置に関する。放射線検出装置、特にX
線検出装置は、物性分析及び医療診断等に広く用いられ
ているが、よりエネルギ分解能の高い高性能の放射線検
出装置が望まれている。
【0002】ジョセフソン接合に使用される材料のエネ
ルギギャップは、通常の半導体のエネルギギャップより
も著しく小さい。このため、入射X線によって励起され
る電子数が多くなり、エネルギ分解能が向上することが
期待されている。
【0003】
【従来の技術】超伝導材料を用いた従来の放射線検出装
置として、Sn/SnOx /Sn接合を用いたものが知
られている。W. Rothmund ( W. Rothmund and A. Zehnd
er, Superconductive Particle Detectors, edited by
A. Barone ( World Scientific, Singapore ))等は、S
n/SnOx /Sn接合を用いた放射線検出装置によ
り、入射X線強度が5.9keVの条件下でノイズによ
る広がりを除いた場合の半値幅が37eVのエネルギ分
解能を得ている。
【0004】しかし、Snのエネルギギャップから予想
されるエネルギ分解能の半値幅の理論値は2.5eVで
あるのに対し、実験結果は1桁程度大きい。さらには、
Snは室温とヘリウム温度との熱サイクルに弱く、室温
に保持するだけでも劣化しやすいという欠点を有してい
る。
【0005】熱サイクルに強い材料を用いたジョセフソ
ン接合によるX線検出素子の開発が行われている。倉門
等は、Nb/AlOx −Al/Nb接合を用いたX線検
出素子により、5.9keVのX線入射に対し、半値幅
が160eVのエネルギ分解能を得ている(倉門等、信
学技報、SCB90−19)。Nbを使用することによ
り熱サイクルに対しては強くなったが、エネルギ分解能
はSn/SnOx /Sn接合を使用した場合に比べて低
くなっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、エネ
ルギ分解能の特性に優れ、熱サイクル耐性にも優れた放
射線検出装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の放射線検出装置
は、ニオブ層、立方晶系のタンタル層及び第1のアルミ
ニウム層がこの順番に積層された積層構造を含む第1の
超伝導体層と、前記第1のアルミニウム層上に形成され
た絶縁体からなるバリア層と、前記バリア層上に形成さ
れた第2のアルミニウム層を含む第2の超伝導体層とを
含む。
【0008】
【作用】Si基板上にTa薄膜を形成すると、形成され
たTa薄膜は、超伝導転移温度が1.7Kの正方晶系に
なりやすい。立方晶系のTa薄膜を得るためには基板を
約300℃程度に加熱しなければならない。バッファ層
としてNb薄膜を介してTa薄膜を形成することによ
り、基板を加熱することなく超伝導転移温度が4.5K
の立方晶系のTa薄膜を得ることができる。
【0009】Taの準粒子寿命は、Nb等に比べて長い
ため、放射線照射によって生成した準粒子が再結合によ
って失われることを抑制することができる。Nbのエネ
ルギギャップは、Taのエネルギギャップよりも大きい
ため、Nbの準粒子に対するエネルギバンドレベルはT
aの準粒子に対するエネルギバンドレベルよりも高い。
このため、放射線照射によりTa層で生成した準粒子が
Nb層側に流れることを防止できる。
【0010】Alのエネルギギャップは、Taのエネル
ギギャップよりも小さいため、Alの準粒子に対するエ
ネルギバンドレベルはTaの準粒子に対するエネルギバ
ンドレベルよりも低い。このため、Ta層に接してAl
層を設けることにより、Ta層で生成した準粒子をAl
層側に捕集することができる。
【0011】Al層に捕集された準粒子は、トンネル効
果によりバリア層を透過する。従って、放射線照射によ
って生成した準粒子を効率的に電気信号として取り出す
ことができる。
【0012】バリア層の他方の電極もAl層とすること
により、バリア層両側の準粒子レベルをほぼ等しくする
ことができる。これにより、一方のAl層に捕集された
準粒子を容易に他方のAl層にトンネルさせることがで
きる。
【0013】
【実施例】本発明の実施例について図1を参照して説明
する。図1は、本発明の実施例による放射線検出装置の
断面図を示す。シリコン基板1上の所定の領域にNb下
部電極層2及びTa下部電極層3の2層からなる積層が
形成されている。Ta下部電極層3上の所定の領域に、
Al下部電極層4、AlOx バリア層5、Al上部電極
層6及びV上部電極層7がこの順番で積層されている。
【0014】Si基板1及び上記積層を覆うようにSi
2 膜8が形成されている。SiO 2 膜8に設けられた
コンタクトホールを介してTa下部電極層3及びV上部
電極層7に接続するようにそれぞれNb配線9及び10
が形成されている。
【0015】AlOx バリア層5より下の下部電極は、
Al/Ta/Nbの3層構造になっている。これは、本
願発明者等が「Al/Ta/Nb構造をもつX線検出用
ジョセフソン接合の作成」(信学技報、SCE93−3
8)に発表した構造と同様のものである。以下、下部電
極をAl/Ta/Nbの3層構造とした理由について説
明する。
【0016】従来のSn/SnOx /Sn構造のエネル
ギ分解能が理論値より悪いのは、X線照射によって生成
した準粒子の収集効率が悪いためと考えられる。準粒子
の収集効率を向上させるためには、生成した準粒子が接
合バリアをトンネルする前に減少することを防止する必
要がある。
【0017】準粒子の減少の原因としては、準粒子が再
結合して電子対になる場合、及び準粒子が配線または基
板を通して逃げてしまう場合等が考えられる。準粒子の
再結合を抑制するためには、準粒子の寿命の長い材料を
使用すればよいと考えられる。
【0018】図5は、超伝導体の転移温度、準粒子寿
命、放射線吸収能を示す。ここで、放射線吸収能とは、
10keVの入射X線を90%吸収するために必要な膜
厚を単位μmで表したものである。従って、数値が小さ
い程放射線吸収能は高い。図5に示すように、Taの準
粒子寿命は1.78nsであり、Pb、In、Nb等に
比べて長く、Snの準粒子寿命に近い。さらにTaは、
放射線吸収能が高いため、膜厚が薄い場合でも効率的に
X線を吸収することができる。
【0019】Alの準粒子寿命は438nsと長いが放
射線吸収能が低いため、放射線検出装置用材料としては
適さない。そこで、X線吸収層としてTaを使用するこ
ととした。
【0020】バルク状のTaは通常立方晶系であるが、
Si基板上に成長させると正方晶系になりやすい。正方
晶系Ta(tetra−Ta)の転移温度は1.7Kで
あり、体心立方晶系Ta(bcc−Ta)の転移温度
4.5Kよりも低い。従って、放射線検出装置には立方
晶系のTaが適している。
【0021】基板温度300℃以上でSi上にTaを成
長させると、bcc−Ta薄膜が得られることが知られ
ている。しかし、基板を加熱してSi/Ta接合を作製
すると、接合界面の乱れが生じることが予想され、放射
線検出用の接合としては好ましくない。
【0022】図6は、膜厚200nmのTa薄膜を、
(100)Si基板上に直接形成した場合、及びSi基
板上にバッファ層としてAl、ZrまたはNbを形成し
た後に膜厚200nmのTa薄膜を形成した場合のX線
回折結果を示す。各バッファ層及びTa薄膜は、DCマ
グネトロンスパッタにより成膜したものであり、バッフ
ァ層の厚さはいずれも10nmである。横軸は回折角2
θを単位度で表し、縦軸はX線強度を相対目盛りで表
す。
【0023】Si基板上に直接形成したTa薄膜の場合
は、tetra−Taを示すピークが見られるのに対
し、バッファ層を介して形成したTa薄膜の場合にはb
cc−Taを示すピークが見られる。このように、バッ
ファ層としてAl、ZrまたはNbを使用することによ
り、基板を加熱することなくbcc−Ta薄膜を形成す
ることができる。
【0024】しかし、バッファ層としてAlを使用した
場合のピーク強度は低い。また、Al上のTa薄膜は
4.2Kで超伝導特性を示さなかった。これは、bcc
−Taに対して格子不整合の度合いが大きいために完全
なbcc−TaがAl上には成長していないためと考え
られる。
【0025】4.2Kで超伝導特性を示す立方晶系Ta
薄膜を得るためには、バッファ層としてZrまたはNb
を使用することができるが、後に述べる理由によりNb
を使用することとした。
【0026】バリア層としては、準粒子寿命が長く、超
伝導特性及びバリアとしての高品質性を考慮し、Ta薄
膜上にAlを堆積し、その表面を酸化したAlOx を使
用することとした。
【0027】次に、図2を参照して本実施例の効果につ
いて説明する。図2は、図1に示す放射線検出装置のエ
ネルギバンド図を示す。バリア層5の図中左側が下部電
極、右側が上部電極を示す。図の鎖線はフェルミレベ
ル、実線は準粒子に対するエネルギバンドレベルを示
す。下部電極に対して上部電極に正の電圧が印加されて
いる。そのため、上部電極側のフェルミレベルが下部電
極側のフェルミレベルよりも低くなっている。
【0028】まず、下部電極側について説明する。Nb
及びTaのエネルギギャップは、それぞれ1.5meV
及び0.7meVであるため、Nb下部電極層2とTa
下部電極層3との界面に準粒子に対するバリアが生ず
る。このため、Ta下部電極層3で発生した準粒子がS
i基板1に流れることを防止することができる。
【0029】Nb下部電極層2を、bcc−Ta薄膜を
形成するための単なるバッファ層として使用する場合に
は、Nb下部電極層2の膜厚は10nm程度で十分であ
る。しかし、Nb下部電極層2を準粒子に対するバリア
層として使用するためには、30〜100nm程度の膜
厚にすることが好ましい。
【0030】Alのエネルギギャップは0.18meV
であり、Taに比べて小さいため、Al下部電極層4の
準粒子に対するエネルギバンドレベルはTa下部電極層
3の準粒子に対するエネルギバンドレベルよりも低い。
このため、Ta下部電極層3の準粒子はAl下部電極層
4に集められる。
【0031】Ta下部電極層3にX線が入射すると、電
子対20が励起されて準粒子21が生成される。準粒子
21は、前述のようにポテンシャルバリアのあるNb下
部電極層2へは流れず、準粒子に対するエネルギバンド
レベルの低いAl下部電極層4に捕集される。Alの準
粒子寿命は長く、またTaの準粒子寿命も比較的長いた
め、再結合による準粒子の減少を抑制することができ
る。
【0032】次に、上部電極側について説明する。バリ
ア層5の両側は、共にAl層であるため、準粒子に対す
るエネルギバンドレベルはほぼ等しく、フェルミレベル
の差に等しいエネルギ差のみが生じる。バリア層5の両
側の準粒子に対するエネルギバンドレベルがほぼ等しい
ため、バリア層5が十分薄ければAl下部電極層4に捕
集された準粒子はAl上部電極層6に容易にトンネルす
る。このため、下部電極から上部電極にトンネル電流が
流れやすくなり、効果的に電気信号として取り出すこと
ができる。
【0033】Alは酸化されやすいため、Al上部電極
層6を形成後同一工程でバナジウム(V)層7を形成
し、Al上部電極層6が直接大気に晒されることを防止
する。バナジウムは酸化されにくいため、Al上部電極
層6の酸化を防止することができる。また、Taと異な
ってVは下地の膜の結晶性に依存することなく、bcc
−V(転移温度5.4K)が容易に作成される。
【0034】図3を参照して、上記実施例による放射線
検出装置の作製方法について説明する。図3(A)に示
すように、Si基板1上に基板加熱をしないでDCマグ
ネトロンスパッタにより、Nb下部電極層2、Ta下部
電極層3及びAl下部電極層4を堆積する。Nb下部電
極層2の厚さは約50nm、Ta下部電極層3の厚さは
約200nm、Al下部電極層4の厚さは10〜100
nmである。
【0035】続いて、基板上に酸素ガスを供給し、Al
下部電極層4の表面を酸化して1〜2nm程度の薄いA
lOx 接合バリア層5を形成する。さらに、DCマグネ
トロンスパッタにより、Al上部電極層6及びV上部電
極層7を堆積する。Al上部電極層6の厚さは10〜1
00nm、V上部電極層7の厚さは約150nmであ
る。
【0036】図3(B)は、Al下部電極層4まで選択
的にエッチングする工程を示す。まず、V上部電極層7
上に、ジョセフソン接合を形成する予定の領域が残存す
るようにパターニングされたレジスト層15を形成す
る。レジスト層15をマスクとして、V上部電極層7を
反応性イオンエッチング(RIE)により選択的にエッ
チングする。エッチング条件は、CF4 +5%O2 ガス
を使用し、圧力7Pa、印加電力50Wである。
【0037】次に、同じレジスト層15をマスクとし
て、Arガスを用い、圧力1.3×10-2Pa、印加電
圧400Vの条件でイオンミリングによりAl上部電極
層6、AlOx 接合バリア層5及びAl下部電極層4を
選択的に除去する。その後、レジスト層15を除去す
る。
【0038】図3(C)は、Ta下部電極層3及びNb
下部電極層2を選択的にエッチングする工程を示す。図
3(B)のエッチング工程で形成されたジョセフソン接
合を含む積層部分及びTa下部電極層3上の下部電極引
出し用の領域を覆うように所定の領域にパターニングさ
れたレジスト層16を形成する。
【0039】レジスト層16をマスクとし、エッチング
ガスとしてCF4 +5%O2 ガスを用い、圧力7Pa、
印加電力50Wの条件でRIEによりTa下部電極層3
を選択的にエッチングする。
【0040】次に、同じレジスト層16をマスクとし、
Nb下部電極層2をエッチングする。エッチング条件
は、CF4 +5%O2 ガスを使用し、圧力7Pa、印加
電力50Wである。レジスト層16を除去する。
【0041】図3(D)は、層間絶縁膜及びコンタクト
ホールを形成する工程を示す。基板全面に、電力900
W、圧力1.3Paの条件でArガスを用いたスパッタ
により厚さ約400nmのSiO2 層8を堆積する。次
に、コンタクトホール形成領域が開口するようにパター
ニングされたレジスト層をマスクとし、エッチングガス
としてCHF3 +O2 ガスを用い、圧力7Pa、印加電
力100Wの条件でRIEによりSiO2 層8を選択的
にエッチングする。
【0042】次に、基板上の所定領域にNb配線を形成
することにより、図1に示す放射線検出装置を作製する
ことができる。Nb配線の膜厚は約600nmである。
図4を参照して、本発明の実施例の変形例について説明
する。
【0043】図4は、本発明の実施例の変形例による放
射線検出装置の断面図を示す。図1に示す放射線検出装
置のSi基板1の裏面にTa層11が形成されている。
Ta層11及びSi基板1には、ジョセフソン接合領域
に対応する領域に開口12が形成されている。
【0044】次に、Ta層11及びSi基板1に開口1
2を形成する方法について説明する。図3(A)に示す
工程により、Si基板1上にV上部電極層7までの積層
を形成した後、図3(B)のエッチング工程を行う前に
開口12を形成する。
【0045】Si基板1の裏面にスパッタによりTa層
11を堆積後、Ta層11及びSi基板1を選択的にエ
ッチングし、開口12を形成する。Taの場合はCF4
+5%O2 ガスを使用し、圧力7Pa、印加電力50W
でRIEにより、SiはKOH溶液によるウエットエッ
チングにより、除去する。
【0046】放射線はTa層11の底面から照射され、
開口12を通してNb下部電極層2及びTa下部電極層
3に入射する。開口12以外の領域に照射された放射線
は、Ta層11によって遮られTa下部電極層3には入
射しない。従って、照射された放射線のうち、開口12
を通ってTa下部電極層3に入射した放射線のみを検出
することができる。
【0047】図4に示す放射線検出装置を二次元状に配
列すると、二次元の位置検出機能を併せ持つ放射線検出
装置を作製することができる。以上実施例に沿って本発
明を説明したが、本発明はこれらに制限されるものでは
ない。例えば、種々の変更、改良、組み合わせ等が可能
なことは当業者に自明であろう。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
放射線入射により生成した準粒子の寿命が長く、効率的
に準粒子をトンネルさせることができる放射線検出装置
を得ることができる。また、熱サイクル耐性の優れた放
射線検出装置を得ることができる。このため、放射線検
出装置のエネルギ分解能が向上することが期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による放射線検出装置の断面図
である。
【図2】本発明の実施例による放射線検出装置のエネル
ギバンド図である。
【図3】本発明の実施例による放射線検出装置の製造方
法を説明するための基板の断面図である。
【図4】本発明の実施例の変形例による放射線検出装置
の断面図である。
【図5】超伝導体の超伝導転移温度、準粒子寿命及び放
射線吸収能を示す図表である。
【図6】Si、Al、Zr及びNb表面に形成したTa
薄膜のX線回折結果を示すグラフである。
【符号の説明】
1 Si基板 2 Nb下部電極層 3 Ta下部電極層 4 Al下部電極層 5 AlOx バリア層 6 Al上部電極層 7 V上部電極層 8 SiO2 層 9、10 Nb配線層 11 Ta層 12 開口 15、16 レジスト層 20 電子対 21 準粒子

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ニオブ層、立方晶系のタンタル層及び第
    1のアルミニウム層がこの順番に積層された積層構造を
    含む第1の超伝導体層と、 前記第1のアルミニウム層上に形成された絶縁体からな
    るバリア層と、 前記バリア層上に形成された第2のアルミニウム層を含
    む第2の超伝導体層とを含む放射線検出装置。
  2. 【請求項2】 前記第2の超伝導体層は、さらに、前記
    第2のアルミニウム層上に形成されたバナジウム層を含
    む請求項1記載の放射線検出装置。
  3. 【請求項3】 さらに、それぞれ前記第1及び第2の超
    伝導体層に接続するように形成されたニオブからなる第
    1及び第2の配線層を含む請求項1〜2のいずれかに記
    載の放射線検出装置。
  4. 【請求項4】 さらに、前記第1の超伝導体層の所定の
    領域にのみ放射線を入射させるための開口を有する放射
    線遮蔽層を含む請求項1〜3のいずれかに記載の放射線
    検出装置。
JP6029665A 1994-02-28 1994-02-28 放射線検出装置 Withdrawn JPH07240533A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6029665A JPH07240533A (ja) 1994-02-28 1994-02-28 放射線検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6029665A JPH07240533A (ja) 1994-02-28 1994-02-28 放射線検出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07240533A true JPH07240533A (ja) 1995-09-12

Family

ID=12282415

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6029665A Withdrawn JPH07240533A (ja) 1994-02-28 1994-02-28 放射線検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH07240533A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6232664B1 (en) 1998-05-28 2001-05-15 Fujitsu Limited Semiconductor device having A1 alloy wiring
JP2007067210A (ja) * 2005-08-31 2007-03-15 Saitama Univ Al系超伝導フォトン検出器の製造方法、Al系超伝導フォトン検出器
JP2013036814A (ja) * 2011-08-05 2013-02-21 Canon Inc 軟x線検出装置、及び軟x線検出システム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6232664B1 (en) 1998-05-28 2001-05-15 Fujitsu Limited Semiconductor device having A1 alloy wiring
JP2007067210A (ja) * 2005-08-31 2007-03-15 Saitama Univ Al系超伝導フォトン検出器の製造方法、Al系超伝導フォトン検出器
JP2013036814A (ja) * 2011-08-05 2013-02-21 Canon Inc 軟x線検出装置、及び軟x線検出システム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2552371B2 (ja) 放射線検出素子およびジョセフソン素子
JPH07240533A (ja) 放射線検出装置
EP0614234B1 (en) Radiation detecting device using superconducting tunnel junction
US5338934A (en) Radiation detecting device and method for fabricating the same
JP3740107B2 (ja) 超伝導トンネル接合素子
JPH08236823A (ja) 超伝導放射線検出装置及びその製造方法
Morohashi et al. Fabrication of Josephson junctions using an Al/Ta/Nb structure for x‐ray detection
JPH0629585A (ja) 超伝導放射線検出器
JP2547413B2 (ja) 光センサ−
JP2612282B2 (ja) 光センサー
JP2616926B2 (ja) 放射線検出素子
Taino et al. The effect of X-ray irradiating superconducting tunnel junctions on Al/sub 2/O/sub 3/and LiNbO/sub 3/substrates
Thomas et al. X-ray photon detection with multilayered Josephson junctions
JPH06188468A (ja) 放射線検出素子及びその製造方法
Ootani et al. Development of X-ray detectors based on Nb/Al/AlOx/Al/Nb superconducting tunnel junctions
JPH0637345A (ja) 放射線検出素子
Morohashi et al. Nb/Al–AlO x–Al/Ta/Nb Josephson junctions for x‐ray detection
Morohashi et al. Fabrication of a tantalum-based Josephson junction for an X-ray detector
Gijsbertsen et al. Design of Josephson junctions for X-ray detection with small quasiparticle loss at the edges
JPH065790B2 (ja) 超伝導トンネル接合光検出器
Rippert et al. Multilayered superconducting tunnel junctions for use as high-energy-resolution x-ray detectors
Rippert et al. Multilayered superconducting tunnel junction x‐ray detectors
JPH07283447A (ja) 超電導素子および超電導接合の製造方法
JPH07273378A (ja) 超伝導放射線検出装置
JPH07273380A (ja) 放射線検出素子

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20010508