JPH07240406A - 処理装置 - Google Patents

処理装置

Info

Publication number
JPH07240406A
JPH07240406A JP6054671A JP5467194A JPH07240406A JP H07240406 A JPH07240406 A JP H07240406A JP 6054671 A JP6054671 A JP 6054671A JP 5467194 A JP5467194 A JP 5467194A JP H07240406 A JPH07240406 A JP H07240406A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic field
processing
chamber
processing chamber
wafer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP6054671A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3157380B2 (ja
Inventor
Makoto Hasegawa
誠 長谷川
Takeshi Saito
豪 斉藤
Fumihiko Higuchi
文彦 樋口
Hideaki Amano
秀昭 天野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Tokyo Electron Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
Tokyo Electron Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Tokyo Electron Ltd filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP05467194A priority Critical patent/JP3157380B2/ja
Priority to KR1019950004077A priority patent/KR0149392B1/ko
Priority to US08/395,303 priority patent/US5554249A/en
Priority to TW084102577A priority patent/TW294881B/zh
Publication of JPH07240406A publication Critical patent/JPH07240406A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3157380B2 publication Critical patent/JP3157380B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • ing And Chemical Polishing (AREA)
  • Drying Of Semiconductors (AREA)
  • Physical Deposition Of Substances That Are Components Of Semiconductor Devices (AREA)
  • Physical Vapour Deposition (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 変動する磁場の影響下で被処理体に対し所定
の処理を施すように構成された装置が複数存在していて
も、磁場漏洩量が大きくならず、周辺の電子顕微鏡など
に悪影響を与えない。 【構成】 プロセスチャンバ9、10内の被処理体に対
して、平行な回転磁場を形成するために、駆動回転する
ように設けられた永久磁石61、61’の磁極を、各磁
界の向きが互いに打ち消されるように配置させ、かつこ
れら永久磁石61、61’の回転を同一方向に同期化さ
せる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、処理装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来から例えばLSI等の半導体デバイ
スがその表面に形成される半導体ウエハ(以下、「ウエ
ハ」という)の製造プロセスにおいては、スパッタリン
グやエッチングを始めとして、各種の処理において、マ
グネトロン放電を利用した処理装置が使用されている。
【0003】例えばマグネトロンRIE装置において
は、ウエハと平行に、例えば100〜120G程度の磁
界領域を形成するために、処理室上部に永久磁石を回転
自在に装置した磁場変動装置を具備し、ウエハ表面に形
成された直交電磁界によるマグネトロン放電を利用して
高密度プラズマを発生させ、被処理体であるウエハに所
定のエッチング処理を施すように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記のよう
な回転磁界など、磁場変動させることを利用して所定の
処理を行う如く構成された処理室が、複数近接して存在
すると、磁場漏洩量が単体の場合よりも大きくなってし
まっていた。かかる如く変動磁場からの磁場漏洩がある
と、電子顕微鏡における像が乱れたりするなど、各種電
子機器(特に有磁場装置)がその悪影響を受けてしま
い、好ましくない。
【0005】このことは1つの装置本体に複数の処理室
を有するマルチチャンバ方式の構成を持つ処理装置の場
合だけではなく、1つの処理室を有する装置が多数近接
して設置されている場合にも、全く同様の問題が生ず
る。これを防止するためには、例えば処理室相互の距離
を大きく隔てて、磁場漏洩による影響を可能な限り小さ
くすることが考えられるが、装置の大きさ、設置される
クリーンルームのスペース上の制限があり、事実上困難
である。また軟鉄などの磁気シールド材によって、磁場
変動装置を含めた処理室全体を遮蔽してしまうことも考
えられるが、製作上非常な困難を伴い、しかもメンテナ
ンスのことを考慮すれば、実用性に問題がある。
【0006】本発明はそのような問題点に鑑みてなされ
たものであり、叙上の如く、複数の磁場変動装置がある
場合に、前記したような磁気シールド材などを使用せず
とも、これらの相互影響による磁場漏洩量が大きくなら
ず、電子顕微鏡を始めとした周辺の各種電子機器に影響
を与えることのない処理装置を提供して、叙上の問題の
解決をはかることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1によれば、気密に構成された処理室と、こ
の処理室に対応して設けられた磁場変動装置とを有し、
前記磁場変動装置によって発生させた変動磁場の影響下
で、前記処理室内における被処理体に対して、所定の処
理を行う如く構成された処理装置であって、前記処理室
が1つの装置本体に複数設けられ、各処理室毎に発生し
た各変動磁場における各磁界の向きが互いに打ち消され
るように、前記各磁場変動装置が構成されたことを特徴
とする、処理装置が提供される。
【0008】かかる場合、請求項2に記載したように、
前記処理室が複数の装置本体に夫々設けられたことを特
徴とする、処理装置として構成してもよい。
【0009】さらにまた請求項3によれば、前記のよう
にして構成された各処理装置において、さらに磁界セン
サと磁場発生手段とを有し、この磁界センサの検出信号
に基づいて前記磁場発生手段が制御され、各処理室毎の
各変動磁場における各磁界の向きが打ち消される如く構
成されたことを特徴とする、処理装置が提供される。
【0010】
【作用】請求項1によれば、1つの装置本体が処理室を
複数有する場合であって、各処理室毎に発生した各変動
磁場における各磁界の向きが、前記各磁場変動装置によ
って互いに打ち消されるので、格別磁気シールド材によ
って遮蔽しなくとも磁場漏洩量が大きくなることはな
い。
【0011】請求項2によれば、複数の装置をいわば1
つの処理システムとして捉えた場合であり、複数の装置
本体に各々設けられた処理室に対して発生した変動磁場
における各磁界の向きが、各磁場変動装置によって互い
に打ち消されるので、前記請求項1と全く同様、磁場漏
洩量が大きくなることはない。
【0012】請求項3によれば、前記のようにして構成
された各処理装置において、さらに磁界センサと磁場発
生手段とを有し、この磁界センサの検出信号に基づいて
前記磁場発生手段が制御され、各処理室毎の各変動磁場
における各磁界の向きが打ち消される如く構成されてい
るので、この磁場発生手段によって磁場漏洩量をさらに
抑えることができる。従って、何らかの事情、不測の原
因等で、磁場漏洩量が大きくなっても、これを自動的に
補償することが可能である。
【0013】
【実施例】以下、被処理体、例えば半導体ウエハ(以
下、「ウエハ」という)に対してエッチング処理を行う
ように構成されたマグネトロンRIE装置に基づいて、
本発明の実施例を説明すれば、図1は本実施例にかかる
マグネトロンRIE装置1全体の平面を示しており、こ
のマグネトロンRIE装置1は、ウエハをカセット単位
で収納する2つのカセットチャンバ2、3と、これら各
カセットチャンバ2、3と対応するゲートバルブ4、5
を介して隣接しているトランスファーチャンバ6と、ゲ
ートバルブ7、8を介して夫々このトランスファーチャ
ンバ6に隣接して設けられたプロセスチャンバ9、10
とを有しており、所謂マルチ・チャンバ方式の装置構成
を採っている。
【0014】前記カセットチャンバ2、3は同一構成を
有しており、図2に示したように、このカセットチャン
バ2(3)内には、被処理体であるウエハWを所定枚
数、例えば25枚を上下方向に収納したカセットCを載
置するターンテーブル11が設けられている。
【0015】前記トランスファーチャンバ6内には、前
記したカセットチャンバ2、3内のカセットC内に収納
されているウエハWを1枚ずつ取り出し、これを既述の
プロセスチャンバ9、10内に搬送するための搬送装置
12が設けられている。この搬送装置12は、伸縮動自
在な搬送アーム13と、昇降動、旋回動自在な基台14
とによって構成されており、前記搬送アーム13の表面
には、導電性テフロン等がコーティングされて静電対策
がなされている。
【0016】なお本実施例にかかるマグネトロンRIE
装置1は、2つのプロセスチャンバ9、10を有するマ
ルチ・チャンバ方式を採っており、それだけでもスルー
プットが高いものであるが、さらに効率よく処理を行う
ために、この搬送装置12にウエハWを保持してこれを
待機させるバッファ機構を設ければ、さらにスループッ
トを向上させることができる。
【0017】そして前述の各カセットチャンバ2、3
と、トランスファーチャンバ6と、後述の各プロセスチ
ャンバ9、10の底部には、夫々対応する排気口15、
16、17が設けてあり、例えばターボポンプなどの排
気装置18と排気弁19、20、21の各操作によっ
て、これら各チャンバ内は、所定の減圧雰囲気、例えば
10-5Torr〜10-1Torrの範囲の任意の真空度
まで、夫々独立して真空引き可能なように構成されてい
る。
【0018】前記したプロセスチャンバ9、10は全く
同一構成を有しているので、例えばプロセスチャンバ9
を図3に基づいて説明すると、図3はこのプロセスチャ
ンバ9の断面を模式的に示しており、このプロセスチャ
ンバ9は、例えばアルミ等の材質でその壁体が形成さ
れ、かつ電気的に接地された気密容器として構成されて
いる。
【0019】そしてこのプロセスチャンバ9内の底部中
央には、セラミック等の絶縁板31を介してサセプタ支
持台32が設けられ、さらにこのサセプタ支持台32の
上面には、アルミ等の材質からなり下部電極を構成する
サセプタ33が設けられている。前記サセプタ支持台3
2の内部には冷媒室34が形成されており、この冷媒室
34内は、底部に設けられた冷媒導入管35から導入さ
れかつ冷媒排出管36から排出される温度調節用の冷媒
が循環するように構成され、上記サセプタ33を所定の
温度に制御できるように構成されている。
【0020】前記プロセスチャンバ9の外部には、例え
ば13.56MHzの周波数の高周波電力を前記サセプ
タ33に供給するための高周波電源37が設けられてお
り、マッチング装置38、ブロッキングコンデンサ39
を介して供給リード線40を通じて、前記サセプタ33
に印加できる構成となっている。
【0021】一方前記サセプタ33の上面には、被処理
体であるウエハWが直接載置されて吸引保持される、静
電チャック41が設けられている。この静電チャック4
1は、例えば電界箔銅からなる導電層42を上下両側か
らポリイミド・フィルム等の絶縁体で挟んで接着した構
成を有しており、このプロセスチャンバ9外部に設けら
れている高圧直流電源43によって、例えば2.0kV
の直流電圧が上記導電層42に印加されると、クーロン
力によって前記ウエハWはこの静電チャック41上に吸
引保持されるように構成されている。
【0022】前記プロセスチャンバ9の上部には、接地
線51を介して電気的に接地されている上部電極52が
設けられている。この上部電極52は、例えばアモルフ
ァス・カーボンやSiC表面処理されたアルミ等の材質
で構成されており、全体として中空構造を有している。
そしてこの上部電極52における前記ウエハWとの対向
面には、多数のガス拡散孔53が設けられている。前記
上部電極52の上部中心には、処理ガス導入管54と通
じているガス導入口55が設けられ、前記処理ガス導入
管54から供給されるエッチングガスなどの処理ガス
は、このガス導入口55から前出多数のガス拡散孔53
を介して、前記ウエハWに向けて均等に吐出されるよう
に構成されている。
【0023】そしてかかる構成を有する上部電極52の
上面には、両端部に異なった磁極を有する永久磁石61
が、近接して配置されている。この永久磁石61は、例
えばモータなどの駆動機構(図示せず)によって所望の
回転速度で前出処理ガス導入管54をその回転中心とし
て回転するように構成されており、前出静電チャック4
1上に載置されるウエハWに対して、その表面にほぼ均
一な平行磁界、例えば10〜1000Gの範囲の間の任
意の値の磁界を形成することが可能になっている。
【0024】プロセスチャンバ9は以上のように構成さ
れており、これに対し他のプロセスチャンバ10も全く
同一に構成されているが、プロセスチャンバ9の上部に
回転自在に設けられた永久磁石61と、プロセスチャン
バ10上部に回転自在に設けられた永久磁石61’と
は、図1に示したように、それぞれの磁極が反発してそ
の磁界を打ち消すように配置されており、さらに図4に
示したように、全く同一回転速度でかつ同一方向に回転
するように、両永久磁石61、61’の回転は同期化さ
れている。なお本実施例においては、両永久磁石61、
61’の各回転中心相互間の距離Lは、1100mmに設
定されている。
【0025】本実施例にかかるマグネトロンRIE装置
1は以上のように構成されており、次にこのマグネトロ
ンRIE装置1によってウエハWに対してエッチング処
理を行うプロセスについて説明すると、まず搬送ロボッ
ト(図示せず)によってウエハWを25枚収納したカセ
ットCが、カセットチャンバ2内のターンテーブル11
上に載置され、次いでゲートバルブ22が閉じられた後
排気弁19が開放されて、排気装置18の作動により、
このカセットチャンバ2内は、例えば10-1Torrま
で減圧される。これと同様にして、カセットチャンバ3
内にもウエハWを収納した他のカセットがロードされ
る。
【0026】その後今度はゲートバルブ4が開放して、
搬送アーム13によってカセットCからウエハWが取り
出され、トランスファーチャンバ6内に搬送され、ゲー
トバルブ4が閉じられた後、排気弁20の開放によっ
て、このトランスファーチャンバ6内は、例えば10-3
Torrまで減圧される。次いでゲートバルブ7が開放
して、前記の取り出されたウエハWは、搬送アーム13
によってプロセスチャンバ9内に搬送され、静電チャッ
ク41上に載置される。そしてこの搬送アーム13がト
ランスファーチャンバ6内に退避した後、前記ゲートバ
ルブ7は閉鎖され、高圧直流電源43の印加によって上
記ウエハWは、この静電チャック41上に吸着保持され
る。
【0027】その後排気弁21の開放により、このプロ
セスチャンバ9内は減圧されていき、また一方ガス導入
口55からはエッチング反応ガス、例えばCF4ガスが
ガス拡散孔53を通じてプロセスチャンバ9内に供給さ
れ、プロセスチャンバ9内の圧力は例えば10-5Tor
rに設定、維持される。
【0028】そして永久磁石61が回転駆動されて、上
記ウエハW中心部付近で例えば100Gの磁場を形成す
るように磁界がかけられ、次いで高周波電源37から1
3.56MHzの高周波電力がサセプタ33に印加され
ると、このサセプタ33と上部電極52間にプラズマが
発生し、シース層で加速された反応性イオンによる異方
性エッチングが上記ウエハWに対して行われるのであ
る。
【0029】このとき、他のプロセスチャンバ10にお
いても、カセットチャンバ3内にロードされたカセット
から取り出されたウエハに対して、全く同様な過程を経
て、エッチング処理が平行してなされているが、このプ
ロセスチャンバ10内に回転磁場を形成するために設け
られた永久磁石61’と、前記プロセスチャンバ9の永
久磁石61とは、それぞれの磁極が反発してその磁界を
打ち消すように配置されており、かつそのまま同期回転
するように構成されているので、これら永久磁石61、
61’によって形成される磁場の各磁界の向きは打ち消
されている。
【0030】したがって、2つのプロセスチャンバ9、
10を有し、その結果変動する磁場が2カ所で形成され
ているにも拘らず、このマグネトロンRIE装置1周辺
に対して、漏洩する磁場量は極めて小さく抑えられる。
【0031】これを具体的に示すと、図5のグラフのよ
うな結果が得られている。即ち、同グラフは、永久磁石
61からの距離と漏洩磁場の大きさとの関係を示してお
り、同グラフ中、曲線Xは本実施例によって得られた特
性を表し、曲線Yは本実施例とは異なり、永久磁石6
1、61’の磁極配置を相互に引き合う関係に設定した
場合の特性を示している。
【0032】このグラフからわかるように、本実施例の
方が漏洩磁場量が小さいことが確認できる。したがっ
て、本実施例にかかるマグネトロンRIE装置1の周辺
に電子顕微鏡が存在していても、その画像が乱れること
はなく、また他の有磁場電子機器に対しても、悪影響を
与えることはないものである。
【0033】なお前記実施例にかかるマグネトロンRI
E装置1においては、磁場変動装置として、永久磁石6
1、61’を回転させる構成を採ったが、これに限ら
ず、例えば電磁石を用いて複数の交番磁界を形成するよ
うに構成した有磁場装置においても、その各磁界を打ち
消すように当該電磁石を制御することにより、本実施例
と全く同様な効果が得られる。
【0034】さらに前記実施例にかかるマグネトロンR
IE装置1の周辺に、磁界センサと電磁石や回転永久磁
石などの磁場発生手段を設置し、この磁界センサの検出
信号に基づいて前記磁場発生手段を制御して、各プロセ
スチャンバ9、10毎の各磁界の向きを打ち消すように
構成すれば、漏洩磁場の量をさらに低減させることが可
能であり、また何らかの不測の事態によって漏洩磁場の
量が大きくなっても、これを自動的に補償することが可
能となる。
【0035】なお前記実施例にかかるマグネトロンRI
E装置1は、2つのプロセスチャンバを有する所謂マル
チチャンバ方式の有磁場処理装置であったが、プロセス
チャンバを1つしか持たない所謂シングルチャンバ方式
のマグネトロンRIE装置であっても、本発明は適用で
きる。
【0036】即ちかかるシングルチャンバ方式のマグネ
トロンRIE装置が複数存在する場合には、各マグネト
ロンRIE装置における回転永久磁石の配置を、本実施
例におけるプロセスチャンバ9、10の各永久磁石6
1、61’の磁極配置と同様に、相互にその磁界を打ち
消す配置とし、さらにこれら回転永久磁石の回転方向を
同一にして、その回転を同期化すれば、本実施例と全く
同様な作用により、漏洩磁場量を小さくすることが可能
である。
【0037】また前出実施例で使用した処理装置は、マ
グネトロンRIE装置であったが、これに限らず本発明
は回転磁場など変動する磁場を用いてその影響下で、被
処理体に対して処理を施すように構成された他の処理装
置、例えばスパッタリング装置などに対しても適用可能
であり、また前出実施例のように半導体ウエハに限ら
ず、例えばLCD基板に対して処理を施す処理装置に対
しても適用できるものである。
【0038】
【発明の効果】請求項1によれば、磁場変動装置を有す
る処理室が近接していても、磁気シールド材等による遮
蔽手段を用いることなく、磁場漏洩量を抑えることが可
能であり、電子顕微鏡を始めとする周辺の電子機器に悪
影響を与えることはない。
【0039】請求項2によれば、磁場変動装置を具備し
た処理室を有する装置が複数近接していても、請求項1
と同様、磁場漏洩量を抑えることが可能であり、電子顕
微鏡を始めとする周辺の電子機器に悪影響を与えること
はない。
【0040】請求項3によれば、前記のようにして構成
された各処理装置において、さらに磁場漏洩量をさらに
抑えることができ、しかも何らかの事情、不測の原因等
で、磁場漏洩量が大きくなっても、これを自動的に補償
することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例にかかるマグネトロンRIE装
置の平面説明図である。
【図2】本発明の実施例にかかるマグネトロンRIE装
置の断面説明図である。
【図3】本発明の実施例にかかるマグネトロンRIE装
置におけるプロセスチャンバの断面を模式的に示した説
明図である。
【図4】本発明の実施例にかかるマグネトロンRIE装
置における永久磁石の磁極配置及びその回転同期の様子
を示す平面説明図である。
【図5】本発明の実施例にかかるマグネトロンRIE装
置における永久磁石からの距離とその磁場漏洩量の関係
を示すグラフである。
【符号の説明】
1 マグネトロンRIE装置 2、3 カセットチャンバ 6 トランスファーチャンバ 9、10 プロセスチャンバ 33 サセプタ 37 高周波電源 52 上部電極 61、61’ 永久磁石 C カセット W ウエハ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H01L 21/203 S 8719−4M (72)発明者 樋口 文彦 東京都新宿区西新宿2丁目3番1号 東京 エレクトロン株式会社内 (72)発明者 天野 秀昭 東京都新宿区西新宿2丁目3番1号 東京 エレクトロン株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 気密に構成された処理室と、この処理室
    に対応して設けられた磁場変動装置とを有し、前記磁場
    変動装置によって発生させた変動磁場の影響下で、前記
    処理室内における被処理体に対して、所定の処理を行う
    如く構成された処理装置であって、 前記処理室が1つの装置本体に複数設けられ、各処理室
    毎に発生した各変動磁場における各磁界の向きが互いに
    打ち消されるように、前記各磁場変動装置が構成された
    ことを特徴とする、処理装置。
  2. 【請求項2】 前記処理室が複数の装置本体に夫々設け
    られたことを特徴とする、請求項1に記載の処理装置。
  3. 【請求項3】 磁界センサと磁場発生手段とを有し、こ
    の磁界センサの検出信号に基づいて前記磁場発生手段が
    制御され、各処理室毎の各変動磁場における各磁界の向
    きが打ち消される如く構成されたことを特徴とする、請
    求項1又は2に記載の処理装置。
JP05467194A 1994-02-28 1994-02-28 処理装置 Expired - Fee Related JP3157380B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05467194A JP3157380B2 (ja) 1994-02-28 1994-02-28 処理装置
KR1019950004077A KR0149392B1 (ko) 1994-02-28 1995-02-28 마그네트론 플라스마 처리 시스템
US08/395,303 US5554249A (en) 1994-02-28 1995-02-28 Magnetron plasma processing system
TW084102577A TW294881B (ja) 1994-02-28 1995-03-17

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05467194A JP3157380B2 (ja) 1994-02-28 1994-02-28 処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07240406A true JPH07240406A (ja) 1995-09-12
JP3157380B2 JP3157380B2 (ja) 2001-04-16

Family

ID=12977251

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP05467194A Expired - Fee Related JP3157380B2 (ja) 1994-02-28 1994-02-28 処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3157380B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP3157380B2 (ja) 2001-04-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6000360A (en) Plasma processing apparatus
JP3375302B2 (ja) マグネトロンプラズマ処理装置および処理方法
KR19980024574A (ko) 플라즈마 처리 장치
US20030102087A1 (en) Plasma processing apparatus and processing method
JP3892996B2 (ja) マグネトロンプラズマ処理装置
JPS63131520A (ja) ドライエツチング装置
EP1054433A1 (en) Plasma doping system and plasma doping method
US5554249A (en) Magnetron plasma processing system
KR20120100750A (ko) 플라즈마 처리 장치
KR20140116811A (ko) 플라즈마 에칭 방법 및 플라즈마 에칭 장치
JP3276023B2 (ja) プラズマ処理装置の制御方法
JP3260168B2 (ja) プラズマ処理装置
JP3170319B2 (ja) マグネトロンプラズマ処理装置
JP4107518B2 (ja) プラズマ処理装置
JP3193815B2 (ja) プラズマ処理装置およびその制御方法
JP2000306845A (ja) マグネトロンプラズマ処理装置および処理方法
JP3157380B2 (ja) 処理装置
JPH09186141A (ja) プラズマ処理装置
JP3281545B2 (ja) プラズマ処理装置
TWI337761B (ja)
JP3157551B2 (ja) 被処理体用載置装置及びそれを用いた処理装置
JP3729769B2 (ja) プラズマ処理装置
JP3192351B2 (ja) プラズマ処理装置
JP3725968B2 (ja) プラズマ処理装置
JP7343226B2 (ja) プラズマ発生ユニット及びこれを含む基板処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20010123

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees