JPH07239584A - 複写機 - Google Patents

複写機

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JPH07239584A
JPH07239584A JP6055212A JP5521294A JPH07239584A JP H07239584 A JPH07239584 A JP H07239584A JP 6055212 A JP6055212 A JP 6055212A JP 5521294 A JP5521294 A JP 5521294A JP H07239584 A JPH07239584 A JP H07239584A
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JP
Japan
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original
roller
originals
glass
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Pending
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JP6055212A
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English (en)
Inventor
Akiyoshi Jiyoudai
明儀 上代
Akira Ohata
昭 大畑
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Minolta Co Ltd filed Critical Minolta Co Ltd
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Publication of JPH07239584A publication Critical patent/JPH07239584A/ja
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Pending legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/60Apparatus which relate to the handling of originals
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G2215/00Apparatus for electrophotographic processes
    • G03G2215/00172Apparatus for electrophotographic processes relative to the original handling
    • G03G2215/00177Apparatus for electrophotographic processes relative to the original handling for scanning
    • G03G2215/00181Apparatus for electrophotographic processes relative to the original handling for scanning concerning the original's state of motion
    • G03G2215/00185Apparatus for electrophotographic processes relative to the original handling for scanning concerning the original's state of motion original at rest
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
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    • G03G2215/00172Apparatus for electrophotographic processes relative to the original handling
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y10S271/902Reverse direction of sheet movement

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
  • Controlling Sheets Or Webs (AREA)
  • Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 2イン1モードを備えた複写機において、原
稿給紙側における先出し位置からスイッチバック位置ま
での距離(d4)と、原稿排出側における露光基準(S
P)から第3の排出手段までの距離(d3)を一定の関
係に設定し、原稿台ガラス上に配置されて同時に露光さ
れる2枚の原稿が、それらの間に十分な間隔を置いて排
出されるようにした。 【効果】 原稿は給紙順に排出部に排出され、給紙順序
に乱れが生じることはない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、積層された複数の原稿
を一枚づつ送り出し、原稿台ガラス上で2枚の原稿を原
稿搬送方向に関して直列的に並べ、これらの原稿画像を
一枚の大サイズシートに複写する複写機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、省コピー,省ファイリングスペー
スの観点から電子写真方式による複写方法として、2イ
ン1モード・コピー法(以下、「2イン1モード」とい
う。)が、特開平3−114071号、特公平5−73
095号公報等で知られている。この2イン1モードで
は、自動原稿給送装置の原稿トレイに載置された原稿が
一枚づつ原稿台ガラス上に送り出される。原稿台ガラス
上では、原稿は2枚づつ原稿搬送方向に関して直列的
に、かつ一方の原稿の一端を露光基準(例えば、原稿台
ガラスの原稿搬送方向上流側又は下流側に設けたスケー
ルの一辺)に一致させて配置される。そして、一回の露
光走査で2枚の原稿が露光され、原稿と同サイズの複写
用シート、例えば原稿がA4サイズ横置きならばA4サ
イズ縦送りのシートに0.707倍で縮小して複写され
る。露光後、原稿台ガラス上の2枚の原稿は順次排紙ト
レイに送り出され、代わりに後続の2枚の原稿(第3枚
目と第4枚目の原稿)が原稿台ガラス上の露光位置にセ
ットされて同様に処理される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記2
イン1モードでは、同時に露光された2枚の原稿は原稿
台ガラスから連続排出されることになるが、このとき1
枚目の原稿後端と2枚目の原稿先端とが重なっている
と、これらの排出トレイへの排出順序が逆になることが
ある。
【0004】そこで、本発明は、2イン1モードを実行
する際に、同時に露光される2枚の原稿を、それらの間
に確実に間隔を設けて連続排紙する新規な構成を提供す
ることを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するためになされたもので、2イン1コピーモードを備
えた複写機に、原稿を原稿台ガラスに向けて1枚づつ給
紙する給紙手段と、給紙された原稿を原稿台ガラスの原
稿搬送方向上流側にある先出し位置で一時停止し、その
後上記原稿台ガラス上に送り出す第1の搬送手段と、該
第1の搬送手段から送り出された原稿を原稿台ガラス上
面に沿って、原稿後端が所定のスイッチバック位置に到
達するまで搬送し、その後上記原稿を逆方向に搬送して
所定距離後退させ、後続の原稿が上記先出し位置にセッ
トされると、これら2枚の原稿を同時に原稿台ガラス上
に搬送して原稿搬送方向下流側にある原稿の先端を露光
基準に一致させ、露光終了後、原稿台ガラスの原稿搬送
方向下流側に排出する第2の搬送手段と、原稿台ガラス
上から排出された原稿を排出部に搬送する第3の搬送手
段とを設け、上記露光基準から第3の搬送手段までの原
稿搬送路長を、上記先出し位置からスイッチバック位置
までの原稿搬送路長と、上記2イン1モードコピーによ
り処理される原稿搬送方向長さが最も長い原稿と最も短
い原稿との原稿搬送方向長さの差との合計よりも長くし
たことを特徴とするものである。
【0006】
【作用】上記構成によれば、2イン1モードを実行する
場合、原稿は給紙手段により一枚づつ給紙される。給紙
された1枚目の原稿は、先出し位置で一時停止した後、
原稿台ガラスに送り出される。第1の搬送手段から送り
出された1枚目の原稿は第2の搬送手段で原稿台ガラス
上を搬送され、後端部がスイッチバック位置に到達する
と、このスイッチバック位置から所定距離後退した位置
に送り戻される。次に、第2枚目の原稿が第1の搬送手
段で先出し位置に送られた後、第1の搬送手段と第2の
搬送手段によって第1枚目の原稿と第2枚目の原稿が共
に原稿台ガラス上の露光位置に搬送される。そして、露
光が終了すると、第2の搬送手段で2枚の原稿は排出側
に搬送され、まず第1枚目の原稿が第3の搬送手段で排
出部に排出される。第2枚目の原稿は、第3枚目の原稿
と共に第2の搬送手段で排出側に向けて搬送されるが、
第3の搬送手段までは到達せず、第3の原稿と共にいっ
たん後退し、その後、第3の原稿を露光位置に搬送する
際に第3の搬送手段に受け渡されて排出部に排出され
る。
【0007】
【発明の効果】したがって、本発明によれば、同時に露
光される2枚の原稿は、それらの間に十分な間隔を置い
て排出部に排出され、これら2枚の配列が排出部でも乱
れることはない。
【0008】
【実施例】
《複写機全体の構成及び動作》図1は複写機の全体構成
を示し、全体を符号で示した複写機本体1の略中央部に
は、外周部に感光体層を有する感光体ドラム10が矢印
a方向に一定の周速度vで回転駆動可能に設置されてい
る。感光体ドラム10の周囲には、その回転方向に沿っ
て、メインイレーサ11、帯電チャージャ12、サブイ
レーサ13、磁気ブラシ方式による現像器14、転写チ
ャージャ15、用紙分離チャージャ16、ブレード方式
のクリーナ17が配置されている。また、感光体ドラム
10の上方には光学系20が配置されている。
【0009】感光体ドラム10は、矢印a方向への回転
し、メインイレーサ11、帯電チャージャ12、サブイ
レーサ13によって、それぞれ除電、帯電、像間除電/
像端除電が行われ、原稿台ガラス29上にセットされた
原稿の画像が光学系20によって露光される。露光によ
って感光体ドラム10上に形成された静電潜像は現像器
14によってトナー像として可視像化される。
【0010】光学系20は、原稿台ガラス29の直下に
配置されており、一端を露光基準すなわち基準位置SP
に合わせてセットされた原稿の画像をスキャンしながら
照明し、その反射光を感光体ドラム10上に露光する。
この画像スキャン時、露光ランプ21と第1ミラー22
とが、感光体ドラム10の周速度v(等倍、変倍に拘ら
ず一定)に対してv/m(m:コピー倍率)の速度で矢
印b方向に移動する。同時に、第2ミラー23と第3ミ
ラー24とがv/2mの速度で矢印b方向に移動する。
また、コピー倍率の変更に際しては、投影レンズ25が
光軸上で移動すると共に、第4ミラー26が揺動又は回
転し、光路長を補正する。
【0011】複写シートすなわち複写用紙は上段のエレ
ベータ方式の給紙部31と下段のトレイ方式の給紙部3
4に収容されており、オペレータの選択に基づいていず
れか一方から1枚ずつ給紙される。各給紙部31,34
には給紙ローラ32,35、正転ローラと逆転ローラと
からなる捌きローラ33,36が設置されている。上段
給紙部31から給紙された用紙は搬送ローラ37b,3
7cを通じて画像転写部の直前に設置されたタイミング
ローラ38まで送り出される。下段給紙部34から給紙
された用紙は搬送ローラ37a,37b,37cを通じ
てタイミングローラ38まで送り出される。
【0012】本複写機では手差し給紙が可能で、手差し
給紙口40から挿入されるコピー用紙は給紙ローラ41
からタイミングローラ38へ送り出される。タイミング
ローラ38まで送り出された用紙は、ここで一旦待機
し、感光体ドラム10上に形成された画像と同期をとっ
てタイミングローラ38がオンされることにより、転写
部へ送り出される。用紙は転写部において感光体ドラム
10に密着し、転写チャージャ15からのコロナ放電に
よってトナー画像が転写され、分離チャージャ16から
の交流コロナ放電と用紙自身の腰の強さにより感光体ド
ラム10から分離される。その後、用紙は搬送ベルト4
2を通じて定着器43へ送り込まれ、トナーが定着さ
れ、搬送ローラ44、排出ローラ45を通じて排紙トレ
イ46上へ排出される。一方、感光体ドラム10は転写
後も矢印a方向に回転を続け、クリーナ17で残留トナ
ーを除去され、メインイレーサ11で残留電荷を消去さ
れ、次のコピー処理に備える。
【0013】複写機本体1内には、両面/合成コピーを
処理するために再給紙ユニット50と通紙経路切換え爪
47,48が設置されている。切換え爪47は通常は実
線位置にセットされ、用紙を排紙トレイ46へガイドす
る。両面コピー又は合成コピー時において、第1面(表
面)に奇数枚目の原稿の画像を転写された用紙は、切換
え爪47が反時計回り方向に若干回動した位置にセット
されることにより、搬送ローラ51a,51b,51
c,51dを通じて中間トレイ52へ排出され、画像面
を上方に向けて収容される。所定枚数の用紙が中間トレ
イ52上に収容された後、再給紙信号が発生されると、
該用紙は再給紙ベルト53及び捌きローラ54の回転に
より最下層のものから1枚ずつ搬送ローラ37cへ給紙
される。
【0014】両面コピーモードにあっては、再給紙され
た用紙は、実線位置にセットされている切換え爪48に
よって上方にガイドされながらタイミングローラ38へ
と送り出され、第2面(裏面)に画像が転写、定着さ
れ、排紙トレイ46へ排出される。一方、合成コピーモ
ードにあっては、再給紙された用紙は、切換え爪48が
時計回り方向に若干回動した位置にセットされることに
より、搬送ローラ37dによって矢印c方向に搬送され
る。用紙の後端が搬送ローラ37dのニップ部を抜ける
直前に搬送ローラ37dが逆転に切り換えられ、これに
て用紙は表裏及び前後を反転された状態でタイミングロ
ーラ38へと送り出される。その後、第1面(表面)に
画像が重ねて転写、定着され、排紙トレイ46上へ排出
される。
【0015】ところで、複写機本体1においては、コピ
ー処理が開始され、1枚目の用紙がタイミングローラ3
8の直前で待機しているとき、2枚目以降の用紙をも予
め給紙通路へ給紙しておく先出し給紙処理を行う。例え
ば、下段給紙部34からの給紙にあっては、1枚目の用
紙に続いて2枚目の用紙が給紙通路へ給紙され、さらに
3枚目の用紙も搬送ローラ37aの直前まで給紙され
る。このような先出し給紙処理はマルチコピーモードの
みならず、ADF60を使用したシングルコピーモード
においても行われ、コピースピードの向上を図ってい
る。
【0016】《ADFの構成と動作》ADF60の構成
と動作について詳述する。まず、図2を参照してADF
60の概略的な構成と動作を詳述する。ADF60は、
概略、原稿給紙部601、原稿搬送部602、及び原稿
排出部603で構成されている。原稿給紙部601は、
原稿トレイ61、先端規制板63、ピックアップローラ
65、原稿押圧板70、捌きローラ75、捌きパッド8
0、及びレジストローラ90を備えており、原稿トレイ
61を除いた部品は開閉自在なカバー604で覆われて
いる。原稿搬送部602は、原稿給紙部601の近傍に
配置された駆動ローラ96、原稿排出部603の近傍に
配置された従動ローラ97、及び搬送ベルト95を備え
ており、これらは原稿トレイ61を構成しているカバー
605で覆われている。原稿排出部603は、反転ロー
ラ100、排出ローラ110、及び排紙トレイ115を
備えており、排紙トレイ115を除いた部品は開閉自在
なカバー606で覆われている。
【0017】このADF60は搬送ベルト95が原稿台
ガラス29上に位置するように複写機本体1の上面に設
置され、奥側すなわち操作側と反対側に設けた図示しな
いヒンジ金具により原稿台ガラス29の上面に対してを
開放可能としてある。
【0018】オペレータが手動によって原稿を原稿台ガ
ラス29上にセットする際は、ADF60を上方に持ち
上げて原稿台ガラス29の上面を開放する。ADF60
の開閉は図1に示すマグネットセンサSE100で検出
され、このセンサSE100によってADF60が正し
く閉じられていることが検出されて始めてADF60の
動作が可能となる。
【0019】給紙される原稿は1頁目を上方へ向けた状
態で原稿トレイ61上に積載される。このとき、原稿は
側部規制板62によって幅方向に位置規制され、先端規
制板63によって先端が位置規制される。先端規制板6
3及び押圧板70はそれぞれ支軸64,71を支点とし
て回動可能とされている。先端規制板63は、給紙時に
おいて、1枚目の原稿給紙時から最終原稿の給紙が完了
するまで下方に退避している。押圧板70は1枚目の原
稿が給紙されるとき、図2に示す退避位置から下方に移
動し、原稿の先端部をピックアップローラ65に押さえ
付け、給紙圧を付与する。
【0020】ピックアップローラ65,捌きローラ75
は給紙時にそれぞれ時計回り方向に回転駆動する。原稿
は最下層のものから1枚ずつ捌きローラ75と捌きパッ
ド80との間をくぐり抜け、レジストローラ90へ送り
出される。レジストローラ90は給紙された原稿をその
ニップ部で一旦待機させ、一定時間後回転駆動されるこ
とにより原稿を原稿台ガラス29の入口部まで搬送す
る。
【0021】搬送ベルト95は、原稿台ガラス29の全
面を覆うように、駆動ローラ96と従動ローラ97との
間に無端状に張り渡されている。搬送ベルト95の内側
には、ベルト95を原稿台ガラス29に圧接させるた
め、多数のバックアップローラ98が回転自在に設置さ
れている。搬送ベルト95は矢印d方向に回転駆動さ
れ、原稿をスケール120と原稿台ガラス29との境目
である露光を開始するための基準位置(露光基準)SP
に原稿の先端を合わせてセットする。
【0022】反転ローラ100の近傍には、ピンチロー
ラ101,102と、両面原稿モード時に原稿を反転さ
せるために通紙経路を切り換える目的で切換え爪103
が設けてある。通常、切換え爪103は実線位置にセッ
トされ、露光終了後、原稿は搬送ベルト95の矢印d方
向への回転及び反転ローラ100の時計回り方向の回転
に基づいて原稿台ガラス29上から排出され、ガイド板
104と切換え爪103とで上方にガイドされ、排出ロ
ーラ110により排紙トレイ115上へ排出される。両
面原稿にあっては、第2面(裏面)を先にコピー処理す
るため、両面原稿を原稿台ガラス29上に送り込む際、
切換え爪103は図示する状態から所定角度時計回り方
向に回転させておき、まず両面原稿を反転ローラ100
の周囲で反転搬送し、第2面を下に向けて原稿台ガラス
29上に戻す。このとき、搬送ベルト95は矢印dとは
逆方向に回転駆動される。さらに、両面原稿は第2面の
露光終了後、第1面(表面)のコピー処理のために再度
反転ローラ100の周囲で反転搬送される。
【0023】前記反転ローラ100及び排出ローラ11
0は排出モータM4によって回転駆動される。ADF6
0には原稿を検出する各種センサSE1,SE2,SE
3,SE10が設けてある。センサSE1はトレイ61
上での原稿の有無を検出する。センサSE2はレジスト
ローラ90の直前に設置され、原稿の到達、通過を検出
すると共に、原稿がレジストローラ90から送り出され
ていくとき、タイマと共働して原稿の長さを検出する。
センサSE10はセンサSE2と並べて設置され、原稿
の幅方向のサイズを検出する。センサSE2,SE10
での原稿検出信号に基づいて、原稿のサイズが、縦送り
(原稿の長辺が搬送方向と平行)か、横送り(短辺が搬
送方向と平行)かを含めて判断される。また、センサS
E3は反転ローラ100の入口部に設置され、ここを通
過する原稿を検出する。
【0024】《スケール120等の説明》スケール12
0は、ADF60を持ち上げて原稿を原稿台ガラス29
上に手置きする場合に、原稿の一端をそのサイズに合わ
せて載置するための目盛を付されたもので、マニュアル
での原稿交換時の原稿位置指示機能と共に、ADF60
の動作時に搬送ベルト95によって原稿台ガラス29上
を搬送されてきた原稿を露光基準位置SPに強制的に停
止させる機能を有している。
【0025】スケール120は、原稿台ガラス29の原
稿搬送方向下流側端部に対向配置され、図3に示すよう
に、複写機本体1の上面フレーム2上の奥側と手前側に
設けたホルダ121にピン122を支点として回動自在
にかつバネ123で先端すなわち原稿台ガラス29側が
上方に付勢された状態で取り付けられている。
【0026】このスケール120は、底部には、上面フ
レーム2に対向する突起120aと、原稿台ガラス29
の下部空間に突出する突起120bを備えており、先端
面120cの下部には原稿台ガラス29の端面に向けて
突出する巻き込み防止部120f、奥側上部にはレバー
当接部120d、さらに先端側上端角部には、所定長さ
の切欠部120eが複数設けてある。
【0027】これにより、スケール120はスプリング
123の付勢力に基づいて、突起120bが原稿台ガラ
ス29の下面と係合し、先端が原稿台ガラス29から所
定高さ突出した状態で位置規制される。この状態で、ス
ケール先端の巻き込み防止部120fは原稿台ガラス2
9の上面よりも下に保持されている。したがって、原稿
台ガラス29上に原稿を載置した原稿は、その一端部を
スケール先端面120cに当てて正確に位置決めされ
る。また、原稿台ガラス上面から上方へのスケール突出
量を、スケールに設けた規制手段を原稿台ガラスに係合
することで規制しているので、上記突出量が必ず一定に
なる。そのため、自動原稿給送装置を開いてユーザが原
稿台ガラス上の露光位置に原稿をセットする場合、確実
に原稿の一端をスケールに当てて原稿端部を規制でき
る。
【0028】ADF60を複写機本体1に対して閉じた
状態では、ローラ96,97と搬送ベルト95を支持す
るフレーム99の突起部99aがスケール120に当接
しており、スケール120はその先端部が搬送ベルト9
5と接触し、かつ原稿台ガラス29の上面から所定高さ
突出した状態に保たれる。この時スケール120は図3
の状態より若干降下するように設定されている。このフ
レーム99は、図示しない位置決め部材により原稿台ガ
ラス29と平行に保たれる。したがって、複写機本体1
にADF60を取り付けたときに、スケール120の先
端と、フレーム99に支持された搬送ベルト95の位置
関係、及び両者の接触状態を容易にかつ確実に適正状態
に保つことができる。その結果、スケール120の回動
調整が不要になるとともに、圧接力や圧接量の不足に基
づいて原稿がスケール120に規制されずに通過するこ
とがなく、確実にスケール120で原稿を規制できる。
さらに、原稿先端をスケール120に突き当てたときの
原稿停止精度もよくなり、スキュー(斜め送り)が確実
に補正できる。
【0029】スケール120を回動させるレバー124
は2つのレバー部材124a,124bで構成されてお
り(図4参照)、これらレバー部材124a,124b
の連結部がADF60の内部フレーム2aに固定したピ
ン125に回動自在に支持されている。レバー部材12
4a,124bのピン連結部には、図5,6に示すよう
に、固定ピン125を中心とする断面扇状部124
a’,124b’が形成され、これらを固定ピン125
を挟んで対向させ、固定ピン125を中心として、一方
のレバー部材124a(124b)が他方のレバー部材
124b(124a)に対して相対的に所定角度(β)
回転できるようにしてある。断面扇状部124a’,1
24b’の周囲にはストローク吸収スプリング127が
巻回され、その両端部がそれぞれレバー部材124a,
124bに係合しており、一方のレバー部材124aが
他方のレバー部材124bに対して相対的に時計回り方
向に付勢され、図9の状態に規制され、通常の状態で
は、レバー部材124a,124bはそれらの上面交角
が角度φ(図3参照)を為すようにしてある。また、レ
バー部材124bに設けた長孔124cがピンSL1b
を介して、上方に設けたソレノイドSL1のプランジャ
SL1aに連結されている。プランジャSL1aは、A
DF60の内部フレーム2aに設けたスプリング126
により上方に付勢されている。このスプリング126の
付勢力は、ソレノイドSL1がオフ状態のとき、レバー
部材124aをスケール120に当接するが、このスケ
ール120を押し下げないように調節されている。すな
わち、スプリング126,123,127の付勢力をそ
れぞれN1,N2,N3とすると、N3>N2>N1の
関係を満足するようにそれぞれの付勢力が調節されてい
る。そのため、複写機本体1に対するADF60の取付
誤差があっても、レバー124を確実にスケール120
に当接することができるため、ソレノイドSL1をオン
状態に切り替え、レバー124でスケール120を押し
下げる場合でも、レバー124とスケール120の衝突
音はなく、また、ソレノイドSL1をオフ状態に切換
え、スケール120が上昇規制部材(ベルト95や突起
部99a)に衝突する音も吸収できる。
【0030】上記構成を有するスケール押圧機構では、
ソレノイドSL1がオン状態に切り替えられると、レバ
ー124は時計回り方向に回転し、図7に示すように、
レバー部材124aの先端がスケール120を押圧す
る。スケール120は支軸122を支点として回動し、
スケール下降位置決め用突起120aが複写機本体上面
フレーム2に当接し、スケール120の先端部は原稿ガ
ラス29から僅かに下がった位置で停止する。この時、
ソレノイドSL1の駆動ストロークは余っている−すな
わちプランジャSL1aが完全に吸引されていない。こ
のストローク余り量δは、複写機本体1とADF60と
の組み合わせ精度等を考慮して決定され、必ずゼロより
も大きくする。また、この時点まではスプリング123
の付勢力N2よりスプリング127の付勢力が大きいた
め、レバー124aと124bの上面交角はφを維持し
たままである。
【0031】この状態からプランジャSL1aがさらに
吸引されると、ソレノイドSL1のこの時点の吸引力N
4がスプリング127の付勢力より大きいため、図8に
示すように、スケール120に当接して位置規制された
レバー部材124aに対して他方のレバー部材124b
が時計回り方向に回転し、プランジャSL1aのストロ
ーク余り量δを吸収し、プランジャSL1aの最終吸引
状態でレバー部材124aと124bとの上面交角はφ
−α(α<β)、レバー124aとレバー124bの相
対角度は図10の状態となる。したがって、プランジャ
SL1aはオン状態で完全に吸引され−すなわち、プラ
ンジャSL1aが不完全吸引状態で保持されることがな
いので、オン状態での負荷が低く、消費電流が最小限に
抑えられる。
【0032】《スケール押圧機構の第2実施例》図9は
スケール120を押圧する機構の別の実施例を示し、こ
の実施例では、スケール120は、スプリング123で
上方に付勢され、べると95に当接し、先端面が原稿台
ガラス29の上面から突出した状態で位置規制されてい
る。レバー124はADF60の内部に配置され、支軸
125を支点として回動自在に保持され、略中央部がス
トローク吸収用スプリング127を介してソレノイドS
L1のプランジャSL1aに連結されている。ソレノイ
ドSL1のオフ状態で、レバー124とプランジャSL
1aの自重によるモーメントによりレバー124の先端
がスケール120に当接するが、スケール120を押し
下げないように調節されている。この機構では、ソレノ
イドSL1がオン状態に切り替えられると、プランジャ
SL1aが下降してレバー124が支軸125を中心に
時計回り方向に回転し、スケール下降位置決め突起12
0aが上面フレーム2に当接し、スケール先端部が原稿
台ガラス29よりも僅かに下がったとことで位置決めさ
れる。この時点でプランジャSL1aは完全に吸引され
ていない。しかし、その後のプランジャSL1aの移動
量はストローク吸収用スプリング127の伸長・変形に
吸収される。
【0033】《スケール押圧機構の第3実施例》図10
はスケール押圧機構のその他の実施例を示し、この実施
例では、スケール120は、スプリング123で上方に
付勢され、ベルト95に当接し、先端面が原稿台ガラス
29の上面から突出した状態で位置規制されている。レ
バー124は一端部に支軸125を備えており、これが
ADF60の内部フレーム610に固定したリブ611
の上下に伸びる長孔612に係合してある。また、レバ
ー124は、内部フレーム610に一端を固定したスプ
リング127に連結されて上方に付勢されている。レバ
ー124の略中央部はソレノイドSL1のプランジャS
L1aが連結され、ソレノイドSL1のオフ状態で、レ
バー124の自由端部がスケール120に当接するが、
このスケール120を押し下げないようにしてある。こ
の機構では、ソレノイドSL1をオン状態に切り替える
と、プランジャSL1aの下降にしたがってレバー12
4が時計回り方向に回動してスケール120を押し下げ
る。スケール120は、スケール下降位置決め突起12
0aが上面フレーム2に当接した状態で停止する。この
時点では、ソレノイドSL1のストロークは余ってお
り、その後のプランジャSL1aの動きはスプリング1
27の伸びと支軸125の長孔612の下方移動に吸収
される。また、以上に述べた実施例に拘わらず、駆動源
はロータリーソレノイドやモータとしてもよく、駆動力
伝達手段はそれ自身が屈曲性を持った材料,形状で構成
したり、摩擦力や磁力を使ったトルクリミッタ式の吸収
機構としてもよい。
【0034】スケール120の先端部に設けた切欠部1
20eの作用について説明する。ADF60では、上述
のように、ピックアップローラ65の給紙作用に基づい
て捌きローラ75と捌きパッド80との間に搬送された
複数枚の原稿は、これら捌きローラ75と捌きパッド8
0の捌き作用により一枚づつ捌かれる。このとき、捌か
れて原稿台ガラス29に向けて搬送される原稿と捌きパ
ッド80との間にスリップが生じ、しかも捌きパッド8
0は比較的摩擦係数の高い材料で形成されているので、
捌きパッド80と接触する原稿部分に紙粉や原稿画像
(特に複写原稿や鉛筆書きの原稿のように、印字又は画
像の定着性が悪い画像)の削れ粉が発生し、これが原稿
に付着したり、又は一旦捌きパッド80に付着した後、
後続の原稿に付着する。同様に、レジストローラ90の
駆動に基づいて、捌かれた原稿が捌きパッド80を通過
するときにも紙粉が付着する。原稿に付着した紙粉等
は、原稿が樹脂フィルム133(図2参照)やスケール
120の先端部のように原稿に対する接触圧が高い部分
や接触角の大きい部分に接触すると、原稿上に付着した
紙粉が掻き落とされ、原稿台ガラス29を汚したり、原
稿台ガラス29と本体上面フレーム2との隙間から複写
機本体1の内部に落下して光学系やチャージャ類を汚し
て画質の劣化を招来する。そこで、本実施例の複写機で
は、図11に示すように、スケール120と樹脂フィル
ム133の先端部には、原稿搬送方向に関して、捌きロ
ーラ75の延長上に位置する部分に、それぞれ切欠部1
20e,133aを形成している。したがって、捌きパ
ッド80との接触部に付着している原稿上の紙粉が樹脂
フィルム133やスケール120で掻き取られることが
なく、上述の問題が解消される。なお、本実施例のAD
Fでは可動式のスケールとしたが、固定式のスケールと
しても同様である。また、捌き方式は捌きパットを用い
たものとしたが、逆転ローラ式等種々のものでも同様で
ある。更にラストローラや逆転ローラ部で紙粉等が発生
するようであればその位置に対応した部分に切欠きを設
けてもよい。一方、ADFの構成は原稿台ガラス上の搬
送部がベルト以外、例えばローラ等によるものでもよ
く、また、固定の画像読取部上を一定速度で通過させな
がら複写する構成においても同様の効果が得られる。
【0035】《原稿給紙部》原稿給紙部601について
説明する。図12において、原稿ガイド板131はトレ
イ61の先端からピックアップローラ65、捌きローラ
75の上部より若干低い位置に設置され、その先端はレ
ジストローラ90まで延長されている。また、いまひと
つの原稿ガイド板132は捌きローラ75の上方からレ
ジストローラ90の下流側まで設置されている。先端規
制板63は、支軸64に固定された状態でガイド板13
1の下側に設置され、先端がガイド板131から突出し
た規制位置(図示する位置)と、ガイド板131の下方
に退避した退避位置との間で移動可能である。通常、先
端規制板63は規制位置にセットされ、トレイ61にセ
ットされる原稿の先端を受け止めてオペレータにセット
感覚を与えると共に原稿の先端を揃える機能を有する。
この先端規制板63は原稿給紙開始信号が発せられる
と、ガイド板131の下方に退避し、最終原稿が給紙さ
れるまで、この退避位置に保持される。
【0036】原稿押圧板70はピックアップローラ65
の上方に配置されており、図13に示すように、この原
稿押圧板70に設けた複数のガイドスリーブ70bに、
ガイド板134に固定されたガイドピン74に挿入して
上下動可能にかつピックアップローラ65に接離可能と
してあり、原稿押圧板70はその両端部に一端を連結し
た引張コイルスプリング73の他端をそれぞれガイド板
134に連結して上方に常時付勢されている。レバー7
2は、図14に示すように、支軸71に固定されてお
り、この支軸71を支点として回動可能としてある。支
軸71は図18に示す回転駆動手段により往復回動可能
になっており、常時は実線位置にレバー72を位置ずけ
ているが、給紙動作時には反時計回り方向に回動付勢さ
れ、原稿押圧板70をピックアップローラ65に向けて
付勢し、給紙される原稿を所定の圧力でピックアップロ
ーラ65に押圧する。原稿押圧板70は、原稿の枚数、
厚さに拘わらず前捌き板85および捌きローラ75に対
する原稿突入角度を一定にして確実な捌き作用を達成す
るために、ピックアップローラ65と平行にかつこれに
対して垂直に移動させている。また、原稿押圧板70
は、図13に示すように、ガイドスリーブ70bとガイ
ドピン74が隙間をもって嵌合されていることと、レバ
ー72の押圧面72aが球面で構成され、この球面が原
稿押圧板70の裏面に接触していることにより、2つの
給紙ローラ65に対して平行に接触し、かつ均等に圧力
を加えることができ、これにより原稿のスキューが防止
される。
【0037】ところで、捌きローラ75と原稿との摩擦
力μ1、捌きパッド80と原稿との摩擦力μ2、原稿相
互の摩擦力μ3とは、μ1>μ2>μ3となるように設
定されている。これにて、ピックアップローラ65にて
“つれ送り”された2,3枚の原稿のうち、最下層の1
枚が捌きローラ75と捌きパッド80との間を通り抜け
ていくようにしてある。
【0038】さらに、捌き性能向上のため、図12に示
すように、捌きパッド80の直前に、前捌き板85とそ
れに貼り付けられた弾性シート86とが設置されてい
る。前捌き板85は先端規制板63の上方から給紙方向
に下り勾配に設けられ、下端は捌きパッド80の直前で
捌きローラ75の表面に僅かな隙間を有して近接してい
る。弾性シート86の下端は捌きローラ75の表面に更
に僅かな隙間を有して近接している。ピックアップロー
ラ65によってつれ送りされた複数枚の原稿は、先端が
前捌き板85に当接し、ここで下層の原稿ほど先行し、
1枚ないし2枚の原稿のみが前捌き板85の下端を通過
していく。弾性シート86は前捌き板85の前捌き作用
を補助する。なお、図12において、132aは、ガイ
ド板131,132の間を搬送される原稿をセンサSE
2,SE10で検出するための検出孔である。
【0039】《先端規制板63と押圧板70の駆動機
構》先端規制板63と押圧板70の駆動機構について説
明する。図14において先端規制板63が固着されてい
る支軸64は、端部にレバー140が一体的に固定さ
れ、トーションばね141によって常時反時計回り方向
に付勢されている。この付勢力によって先端規制板63
はガイド板131から突出した規制位置にセットされ
る。押圧板70のホルダ72が固着されている支軸71
は、端部にレバー142が一体的に固定され、トーショ
ンばね143によって常時反時計回り方向に付勢されて
いる。この付勢力によって押圧板70はピックアップロ
ーラ65上に原稿を弾性的に押圧する。
【0040】レバー140,142の間には扇形状のカ
ム板145,146が設置され、このカム板145,1
46の支軸147は正逆回転可能なピックアップモータ
M1に連結されている。レバー140はカム板145の
外周面に対向し、レバー142はカム板146の外周面
に対向している。カム板145,146の正転/逆転に
基づいてレバー140,142が回動し、先端規制板6
3及び押圧板70の位置が設定される。カム軸147に
は円板148,149が固定され、これらの円板14
8,149の切欠きのエッジ148a,148b,14
9a,149bが透過型のフォトセンサSE11,SE
12(発光素子x、受光素子y)の光軸を通過する。こ
れによるフォトセンサSE11,SE12のオン、オフ
動作によりカム板145,146の回転が制御される。
【0041】詳しくは、ADF60が待機状態におい
て、レバー140,142、カム板145,146は図
11に示す位置(ホームポジション)にあり、先端規制
板63は規制位置にセットされ、押圧板70は退避位置
にセットされている。電源投入後、ピックアップモータ
M1が逆転駆動され、カム軸147と共にカム板14
5,146及び円板148,149が時計回り方向に逆
転する。逆転直後にセンサSE11が円板148のエッ
ジ148aを検出してオフし、これによりカム145,
146のホームポジションが確認され、ピックアップモ
ータM1が一旦オフされる。その後原稿交換信号が発せ
されると、ピックアップモータM1が逆転駆動され、カ
ム板145,146が時計回り方向に逆転し、センサS
E12が円板149のエッジ149bを検出してオフ
し、これにてピックアップモータM1がオフされるが、
多少のオーバーランを伴って図17に示す位置に停止す
る。このとき、レバー142はカム板146の大径部か
ら離れ、トーションばね143のばね力で下方に回動す
ると共に、レバー72が回動することにより押圧板70
が下方に垂直移動し、原稿の先端部をピックアップロー
ラ65に押さえ付け、給紙圧を付与する。また、レバー
140はカム板145の大径部と接触し、先端規制板6
3が下方に回動してガイド板131下方に退避する。
【0042】この状態でピックアップローラ65、捌き
ローラ75が回転駆動され、一枚目の原稿が給紙され
る。給紙された原稿の先端がレジストローラ90へ到達
すると、ピックアップモータM1が逆転駆動され、カム
板145,146が時計回り方向に逆転し、センサSE
12が円板149のエッジ149aによりオンし、これ
にてピックアップモータM1がオフされる。このとき、
レバー140,142は図16に示すように、先端規制
板63は待機状態に保持されると共に、押圧板70が上
方に退避し、原稿に対する押圧を解除する。
【0043】2枚目以降の原稿は、ピックアップモータ
M1が正転駆動され、カム板145,146が反時計回
り方向に正転し、センサSE11が円板148のエッジ
148bを検出してオフし、これにてピックアップモー
タM1がオフされるが、多少のオーバーランを伴って図
17に示す位置に停止する。その後、上記同様、ピック
アップローラ65、捌きローラ75が回転駆動され、2
枚目以降の原稿が給紙される。給紙された原稿の先端が
レジストローラ90へ到達すると、ピックアップモータ
M1が逆転駆動され、図16に示す押圧解除位置に戻
る。
【0044】上記のように、ピックアップモータM1を
動作させることにより、ホームポジションから押圧する
場合(図15〜17)も、押圧解除位置から押圧する場
合(図17,18)も、回転角度を最小にすることがで
きる。また、回転方向の違いから、ピックアップモータ
M1のオーバーランによってカム板145,146の位
置がずれることがないように、ピックアップモータM1
が逆転駆動された時のセンサSE12による円板149
のエッジ149bの検出は、センサSE11による円板
148のエッジ148bの検出よりも若干早くなるよう
に、逆に正転駆動された時のセンサSE11による円板
148のエッジ148bの検出は、センサSE12によ
る円板149のエッジ149bの検出よりも若干早くな
るように、センサ位置、円板が設計されている。
【0045】即ち、本実施例では、先端規制板63と押
圧板70の駆動機構が単一の系統で簡略化され、しかも
カム板145,146により駆動するため駆動時に騒音
が発生することもない。また、先端規制板63は給紙動
作の開始から終了まで退避位置に保持されるため、原稿
の先端部を損傷したり、原稿のスキューが生じることも
ない。さらに、押圧板70は原稿の先端部が捌きローラ
75を通過中のみ原稿を押圧し、その後は上方へ退避す
るため、原稿のつれ送り等の給紙ミスが発生するおそれ
がなくなる。
【0046】《レジストローラ》レジストローラ90に
ついて説明する。図12において、レジストローラ90
はピックアップローラ65、捌きローラ75の回転によ
って給紙された原稿の先端をそのニップ部で一旦受け止
めることにより、ニップ部で原稿の先端を整合させて原
稿のスキューを矯正する。給紙された原稿の先端がセン
サSE2で検出されてから所定時間後に給紙モータM2
がオフされ、ピックアップローラ65、捌きローラ75
の回転が停止される。このとき、原稿の先端部はレジス
トローラ90のニップ部に当接し、若干のループを形成
する。
【0047】その後、レジストローラ90は、複写機本
体1でのコピー動作とタイミングを合わせてメインモー
タM3がオンされることにより回転駆動され、原稿を原
稿台ガラス29の入口部へと送り出す。このように、本
実施例ではピックアップローラ65と捌きローラ75と
は給紙モータM2で、レジストローラ90は搬送ベルト
95と共にメインモータM3で別々に駆動する。また、
ピックアップローラ65とその駆動軸66及び捌きロー
ラ75とその駆動軸76との間にはそれぞれ一方向クラ
ッチ67,77を設け、給紙モータM2がオフ状態であ
っても原稿がレジストローラ90で送り出されていくと
き、ピックアップローラ65及び捌きローラ75が時計
回り方向へ空回転可能とされている。
【0048】レジストローラ90と搬送ベルト95の駆
動機構について説明する。図18に示すように、メイン
モータM3の出力軸に設けた出力プーリ150と、図示
しないフレームに固定した支軸に回動可能に支持された
プーリ153との間にはタイミングベルト155が架け
られている。プーリ153に一体的に構成されたプーリ
154と、レジストローラ90の支軸91に固定された
プーリ156との間には、タイミングベルト157が架
けられている。レジストローラ90の支軸91の他端に
はギヤ158が固定され、これが図示しないフレームに
固定された支軸160に回転可能に支持されたギヤ15
9と係合し、さらにギヤ159は駆動ローラ96の支軸
162に固定されたギヤ161と係合している。これに
より、メインモータM3が矢印方向に回転すると、レジ
ストローラ90と駆動ローラ96は同一方向に回転し、
搬送ベルト95が矢印d方向に移動する。また、メイン
モータM3は正逆回転可能で、2イン1モードや両面モ
ードのときには、一時的に矢印d方向とは逆の方向に原
稿を搬送可能である。
【0049】《レジストローラ90、給紙ローラ65、
及び捌きローラ75の配置》レジストローラ90、給紙
ローラ65、及び捌きローラ75の配置関係について図
19を参照して説明する。本実施例のADF60は、複
写機の奥側、すなわち操作側と反対側に通紙基準PSを
設けている。レジストローラ90と捌きローラ75は、
ローラ配置基準RSを中心として対称に配置されてい
る。これは、捌きローラ75と捌きパッド80の間に挾
持された原稿をレジストローラ90によって引き抜く際
にモーメントが働き、スキューするのを防止するためで
ある。また、レジストローラ90の搬送力は、捌きロー
ラ75の搬送力よりも相当大きく設定されており、レジ
ストローラ90による搬送時の原稿のスリップを防止し
ている。さらに、原稿搬送方向と直交する方向に関し
て、中央のレジストローラ90と捌きローラ75は距離
D1、両側のレジストローラ90,90と捌きローラ7
5は距離D2を隔てて配置されている。そのため、ピッ
クアップ部、捌き部で発生した紙粉等の汚れがレジスト
ローラ90に転写することがないのでレジストローラ9
0の搬送力は一定に保たれるし、レジストローラ90に
汚れが付着しないので、レジストローラ90から原稿に
汚れを転写することもない。
【0050】《原稿給紙部の原稿給紙路を開閉する機
構》図20において、レジストローラ90を構成してい
る一方のレジスト駆動ローラ90aは支軸91aに固定
されている。支軸91aは、ADF60のメインフレー
ム173に設けた軸受孔173a,173aに軸受17
4a,174aを介して回動自在に支持され、メインモ
ータM3に駆動連結されている。また、支軸91aには
カム171a,172aが設けてある。レジストローラ
90を構成している他方のレジスト従動ローラ90bは
支軸91bに固定されている。支軸91bは、支軸91
aと平行に配置され、メインフレーム173に設けた長
孔状の軸受孔173b,173bに軸受174b,17
4bを介して回動自在にかつ支軸91aに進退可能に支
持されてる。支軸91bには偏心カム171b,172
bが回動自在に設けてあり、原稿給紙部601の開閉カ
バー604を保持するフレーム174が偏心カム171
bに固定され、レジストローラ90を通過した原稿を原
稿台ガラス29上に案内するガイド板135が偏心カム
172bに固定されている。そして、支軸91bは、ス
プリング174c,174c等の付勢手段によって支軸
91aに向けて付勢されている。
【0051】このような構成を有する原稿給紙部601
では、カバー604、ガイド板135がADF60に対
して閉じられた通常の状態では、図21に示すように、
レジスト駆動ローラ90aとレジスト従動ローラ90b
が圧接している。このとき、カム171a,172aは
それぞれ偏心カム171b,172bと離間しており、
両者の中心間隔はM1に設定されている。この状態か
ら、例えば捌き部からレジスト部までの通紙経路にジャ
ムした原稿を取り出すためにカバー604を矢印f方向
に回転すると、偏心カム171bが回転してその外周部
がカム171aに接触する。また、この接触状態からス
プリング174cの付勢力に抗して更にカバー604を
回転すると、図22に示すように、支軸91aと91b
との中心間隔がM2(>M1)に広がりレジスト従動ロ
ーラ90bがレジスト駆動ローラ90aから離間する。
一方、図23に示すように、レジスト部の下流側にジャ
ムした原稿を取り出すためにガイド板135を矢印g方
向に回転すると、偏心カム172bが回転してその外周
部がカム172aに接触して支軸91aと91bとの中
心間隔がM3(>M1)に広がりレジスト従動ローラ9
0bがレジスト駆動ローラ90aから離間する。なお、
ローラ90a,90bはその外周部がゴムやスポンジ等
の弾性部材で作られていることが多く、このようなロー
ラを用いたものでは、ローラ90a,90bが完全に離
間する必要はなく、これらの間に挾持された原稿を損傷
することなく引き抜くことができる程度に両者の圧接力
を弱めることができれば十分である。このように、原稿
給紙部601では、スプリング174c,174cでレ
ジスト従動ローラ90bをレジスト駆動ローラ90aに
付勢するとともに、カバー904、ガイド板135を開
放動作に基づいて、支軸91aに設けたカム171a,
172aと支軸91bに固定した偏心カム171b,1
72bとをそれぞれ係合させてレジストローラ90の圧
接を解除するようにしている。そのため、ローラ90a
と90bの圧接力を軸方向に亘り均一に精度良く設定で
きるとともに、カバー904等の取付精度、ロック力に
拘わらず適正に保つことができる。なお、本実施例では
レジスト従動ローラが退避する構成としたが、レジスト
駆動ローラで退避する構成としてもよい。また、駆動と
従動の関係が逆のものでも適用可能である。
【0052】《カバーの支持機構》カバー604は、図
24に示すように、フレーム174に軸175を介して
回動可能に支持されている。また、フレーム174には
ガイド板132が固定されており、このガイド板132
に設けたスプリング176又はスポンジ等の弾性部材に
より、カバー604は反時計回り方向に付勢されてい
る。これにより、カバー604を閉じた状態では、カバ
ー604はスプリング174に付勢され、原稿搬送部6
05に当接して位置決めされる。したがって、カバー6
04に原稿等が載せられて外力が作用しても、捌きロー
ラ75と捌きパッド80の捌き圧が影響を受けることは
ない。また、カバー604に側方から力が作用した場合
でも、カバー604の動きはスプリング176に吸収さ
れ、捌き圧に影響を与えることはない。そのため、安定
した捌き圧が常に確保できる。また、捌きローラ75の
駆動モータに過大な負荷がかかることもない。
【0053】《ADFの原稿搬送モード》ADF60の
原稿搬送モードについて説明する。本実施例において、
原稿搬送モードは、従来から行われている両面モードの
他に、プレステップモード、2イン1モード、カウント
モードの4種類があり、さらにADF60で搬送される
原稿を露光基準位置SPで正確に停止させるために、通
常の用紙に適したスケールモードと薄紙に適したパルス
制御モードがあり、スケールモードとパルス制御モード
の選択は、操作パネルに設けた原稿選択キーで行われ
る。原稿の搬送において、原稿が先端を露光基準位置S
Pに合わせてセットされているときを露光位置、中間位
置IPに合わせてセットされているときをプレステップ
位置、レジストローラ90のニップ部にセットされてい
るときを先出し位置という。また、原稿のサイズに関し
て、具体的にサイズを記載しないとき、小サイズとはA
4横送り、大サイズとはA3縦送りを想定している。
【0054】スケールモードとは、搬送ベルト95で搬
送されてきた原稿の先端をスケール120に当接させて
強制的に停止させるモードである。この場合は、スケー
ルソレノイドSL1をオフする。これによって、スケー
ル120の先端が原稿台ガラス29上に突出する。搬送
ベルト95によって矢印d方向に搬送されてきた原稿D
は先端がスケール120に当接し、搬送ベルト95の搬
送力が原稿の座屈耐力より弱く設定されていることによ
り、原稿とべルトの間でストリップが生じ、基準位置S
Pに正確に停止されることになる。
【0055】パルス制御モードとは、以下に説明するよ
うに、レジストローラ90と搬送ベルト95を単一のメ
インモータ(ステッピングモータ)M3によって両者の
搬送速度が同一となるように駆動し、原稿の搬送長さL
(図26参照)を正確に制御するモードである。メイン
モータM3の駆動パルス数に対する原稿搬送量は予め判
明している。従って、レジストローラ90の直前で待機
している原稿が基準位置SPまで搬送される長さLに相
当するパルス数でメインモータM3を駆動することによ
り、原稿の停止位置を決める。このパルス制御モード実
行時には、ソレノイドSL1はオン状態を維持し、スケ
ール120は原稿台ガラス29の上面から下方に退避し
た位置を保持する。
【0056】これらスケールモードとパルス制御モード
を比較すると、スケールモードは原稿をスケール120
に当てて停止させるために、停止位置精度が高い利点を
有する。しかし、原稿が薄い場合、原稿の座屈耐力が小
さく、先端の折れや紙詰まりが発生しやすいという問題
がある。パルス制御モードは薄い原稿であっても停止時
のトラブルが発生しない利点を有するが、原稿の滑りや
駆動機構の応答ずれによって停止位置精度が必ずしもス
ケールモード程高くないという問題点がある。
【0057】プレステップモードとは原稿サイズが露光
基準位置SPから原稿の先出し位置(原稿先端がレジス
トローラ90に当接した位置)までの半分以下のサイズ
であるとき、図23に示すように、先の原稿D1をその
先端部を露光基準位置SPに一致させて停止させると共
に、次の原稿D2はその先端部が中間位置IPに一致し
た位置まで搬送しておき、さらに次の原稿(3枚目)を
先端がレジストローラ90に当接するまで先出し給紙し
ておくモードをいう。このプレステップモードではパル
ス制御モードと組み合わされたとき、原稿交換時におい
て、メインモータM3はレジストローラ90から基準位
置SPまでの距離Lの1/2に相当する距離だけ原稿を
搬送するようにパルスP02だけ正転駆動される。即
ち、露光基準位置SPにセットされた1枚目の原稿D1
の露光が終了するごとに、メインモータM3がパルスP
02だけ正転駆動され、2枚目の原稿D2が露光基準位
置SPへ搬送され、レジストローラ90で待機していた
3枚目の原稿が中間位置IPへ搬送される。
【0058】一方、プレステップモードがスケールモー
ドと組み合わされたとき、原稿交換時において、図24
に示すように、メインモータM3は(L/2)+(α/
2)に相当する距離だけ原稿を搬送するようにパルスP
02’だけ正転駆動される。αとは原稿の先端をスケー
ル120に確実に当接させるためのオーバーラン量であ
る。従って、2枚目の原稿D2はレジストローラ90か
ら(L/2)+(α/2)だけ搬送された中間位置I
P’で待機する。この2枚目の原稿D2は中間位置I
P’から搬送ベルト95によって(L/2)+(α/
2)移動する搬送量を付与されるが(L/2)−(α/
2)だけ搬送された時点で先端がスケール120に当接
して露光基準位置SPで停止し、距離α分だけ搬送ベル
ト95が原稿に対してスリップすることとなる。
【0059】ところで、このようなスケールモードで
は、通常、ソレノイドSL1はオフされ、スケール12
0は原稿台ガラス29の上面から上方に突出している。
また、ソレノイドSL1は原稿が露光基準位置SPを通
過する直前にオンされ、スケール120をプラテンガラ
ス29下に退避する。
【0060】《プレステップモード》図26〜35はプ
レステップモードでの原稿搬送状態を示す。図27は原
稿がトレイ61にセットされた状態を示し、ここでは3
枚の小サイズ原稿D1,D2,D3がセットされたとす
る。まず、先端規制板63が下方に退避し、押圧板70
が下方移動し、ピックアップローラ65、捌きローラ7
5が回転駆動され、1枚目の原稿D1が給紙され、先端
がレジストローラ90に当接した状態で待機する(図2
8参照)。次に、メインモータM3がパルスP02だけ
正転駆動され、原稿D1は中間位置IPまで搬送される
(図29参照)。次に、ピックアップローラ65、捌き
ローラ75が回転駆動され、2枚目の原稿D2がレジス
トローラ90で待機する(図30参照)。さらに、メイ
ンモータM3がパルスP02だけ正転駆動され、原稿D
1が露光基準位置SPへ、原稿D2が中間位置IPへ搬
送される(図31参照)。ここで、複写機本体1におい
てコピー用紙の給紙、光学系20による露光がコピー部
数に応じた回数だけ行われる。露光中に3枚目の原稿D
3がレジストローラ90まで先出し給紙される(図32
参照)。
【0061】原稿D1の露光が終了すると、メインモー
タM3がパルスP02だけ正転駆動されると共に、排出
モータM4が駆動されて反転ローラ100及び排出ロー
ラ110が回転する。これにて、原稿D1がトレイ11
5上へ排出されると共に、原稿D2が露光基準位置SP
へ、原稿D3が中間位置IPへ搬送される(図33参
照)。ここで、原稿D2の露光が行われ、終了するとメ
インモータM3がパルスP02だけ正転駆動され、排出
モータM4も駆動される。従って、原稿D2がトレイ1
15へ送り出され、原稿D3が露光基準位置SPへ搬送
される(図34参照)。原稿D3の露光終了後、メイン
モータM3、排出モータM4が駆動され、原稿D3がト
レイ115上へ排出される(図35参照)。
【0062】ところで、本実施例では、先出し給紙され
た原稿がレジストローラ90によってプラテンガラス2
9上に送り込まれ、その原稿の後端がレジストセンサS
E2によって検出されると、エンプティセンサSE1を
チェックし、原稿がトレイ61上に残っていれば、先出
し給紙を行い、原稿が無ければ、先端規制板63を上方
の規制位置へ復帰させる。
【0063】ここで、図25を参照して、レジストロー
ラ90、樹脂フィルム133、プレステップ位置IPの
位置関係について説明する。搬送ベルト95は駆動ロー
ラ96によって駆動されているが、この駆動ローラ96
に対する駆動を停止してブレーキによって固定しても、
従動ローラ97はその慣性やベルト95の駆動力伝達の
遅れにより更に進んだ後、駆動中に生じていた張り側と
緩み側の関係が元のバランスのとれた位置に戻ろうとす
るため、原稿台ガラス29上の原稿を微少量移動させ
る。本実施例の複写機では、原稿は原稿台ガラス29上
を原稿搬送方向に関して上流側に移動する。
【0064】そのため、本実施例のADF60ではベル
ト搬送部に樹脂フィルム133を設けているので、原稿
長さをdp、レジストローラSDのニップから樹脂フィ
ルム138の先端までの距離をd1とすると、L/2−
d1≒dpとした場合には、このプレステップ位置IP
で停止させるべき原稿の後端が樹脂フィルム133と干
渉する。また、レジスト搬送中に微小なスキューが発生
すると、原稿後端の一部分だけが樹脂フィルム133と
干渉し、更にスキュー状態を悪化させる。このため、本
実施例のADF60では、L/2−d1<dpの関係に
設定されており、樹脂フィルム133との干渉による原
稿停止状態の乱れを解消している。また、搬送ベルト9
5の戻り量をβとすると、L/2−d1−β>dpとし
ても同様の作用効果が得られる。さらに、スケールモー
ドの時は、L/2−α/2−d1<dp、L/2−α/
2−d1−β>dpの関係を満足するようにそれぞれの
長さを設定すればよい。なお、本実施例ではレジストロ
ーラ90のニップ位置を先だし位置としたが、センサ等
で位置決めしたり、ストッパゲートで規制するようにし
てもよい。
【0065】以上の如く、プレステップモードにあって
は、原稿は(L/2)の単位でステップ送りされるため
に、原稿交換時間が短くて済み、露光終了後光学系20
がホームポジションへリターンする時間内に原稿を交換
でき、コピー生産性が向上する。しかも、後続の原稿
(3枚目の原稿)はその先端がレジストローラ90に当
接するまで先出し給紙される。この先出し給紙は先の原
稿の露光中に行われ、コピー生産性の向上に寄与する。
【0066】また、図18に示したように、レジストロ
ーラ90と搬送ベルト95とを単一のメインモータM3
でクラッチを介在させることなく駆動し、かつ、メイン
モータM3をステッピングモータとしてパルス駆動する
ようにしたため、モータM3へ供給するパルス数を制御
することにより、レジストローラ90から送り出される
原稿を正確に基準位置SPへ搬送/停止させることがで
きる。なお、モータM3はステッピングモータでなくと
も、回転軸にエンコーダを取り付け、回転数をパルス数
に換算してモータM3のオン、オフを制御することによ
り、同様の効果を得ることもできる。
【0067】《2イン1モード》2イン1モードについ
て説明する。2イン1モードとは2枚の原稿を1組とし
てプラテンガラス29上に並べ1枚のコピー用紙に画像
を形成するモードである。図36〜47は2イン1モー
ドでの原稿搬送状態を示す。図36は原稿がトレイ61
にセットされた状態を示し、ここでは4枚の小サイズ原
稿D1,D2,D3,D4がセットされたとする。ま
ず、1枚目の原稿D1が給紙され、先端がレジストロー
ラ90に当接した状態で待機する(図37参照)。次
に、メインモータM3を正転させ、原稿D1をプラテン
ガラス29上に送り込む。原稿D1の後端がプラテンガ
ラス29上に到達すると(図38参照)、メインモータ
M3を逆転に切り換え、原稿D1を矢印dとは逆方向に
スイッチバックさせる。これによって原稿D1の後端部
はガイド板132、フィルム133の下方に入り込む
(図39参照)。スイッチバック量は原稿の後端がレジ
ストローラ90のニップ部に到達するのと同じ長さに相
当する。なお、スイッチバック時、原稿の後端部がレジ
ストローラ90側へ戻らないように、樹脂フィルム13
3でガイドされる。2枚目の原稿D2の給紙は、1枚目
の原稿D1の後端がレジストセンサSE2で検出されて
から所定の時間後に開始され、原稿D1のスイッチバッ
クが終了した直後に原稿D2の先端がレジストローラ9
0に当接して停止する(図39参照)。
【0068】次に、メインモータM3を正転駆動し、原
稿D1,D2をプラテンガラス29上で搬送し、原稿D
1の先端が露光基準位置SPへ到達した時点でメインモ
ータM3をオフする。これにて、原稿D1,D2がプラ
テンガラス29上に並置されたことになる(図40参
照)。メインモータM3の回転は、原稿D1が露光基準
位置SPへ到達する直前に減速される。この減速のタイ
ミングと同期して3枚目の原稿D3の給紙が開始され
る。そして、原稿D1,D2に対する露光が終了するま
でに原稿D3の先端がレジストローラ90に当接して先
出し給紙が完了する(図41参照)。
【0069】原稿D1,D2の露光が終了すると、メイ
ンモータM3を正転駆動すると共に排出モータM4を駆
動する。原稿D1が反転ローラ100及び排出ローラ1
10によってトレイ115へ送られ、原稿D2が原稿D
1の後に続き、3枚目の原稿D3がプラテンガラス29
上に送り込まれる(図42参照)。原稿D3の後端がプ
ラテンガラス29上に到達すると、メインモータM3が
逆転に切り換えられ、原稿D3が前記原稿D1と同様に
スイッチバックされる。このとき、原稿D1は反転ロー
ラ100によって搬送力を付与されており、そのままト
レイ115上へ排出される。原稿D2はスイッチバック
開始時にその先端が未だ反転ローラ100へ到達してい
ないため、原稿D3と共にスイッチバックする(図43
参照)。4枚目の原稿D4はこのスイッチバックが終了
した直後にレジストローラ90まで先出し給紙される。
【0070】排出モータM4はそのまま駆動されてお
り、次にメインモータM3が正転駆動される。メインモ
ータM3は原稿D3の先端が露光基準位置SPへ到達す
るまで正転駆動され、これで原稿D3,D4がプラテン
ガラス29上に並置され原稿D2がトレイ115上へ排
出される(図44参照)。排出モータM4は原稿D2が
排出されるとオフされる。このように、原稿D1,D2
は排出途中で後続の原稿D3が一旦スイッチバックされ
ることで、その間隔が開けられる。2枚の原稿が隙間な
くトレイ115上に押し出されると、後続の原稿が先行
する原稿を突き出してトレイ115上での整列が乱れた
り、後続の原稿が先行する原稿の下に潜り込んでページ
順が乱れる。しかし、本実施例の如く排出時に2枚の原
稿D1,D2の間隔を開けることにより、トレイ115
上での原稿の乱れを解消することができる。
【0071】原稿D3,D4の露光が終了すると、メイ
ンモータM3を正転駆動すると共に排出モータM4を駆
動する。そして、原稿D3の後端が搬送ベルト95から
離れた時点でメインモータM3を一旦オフされる(図4
5参照)。メインモータM3がオフされている時間は、
原稿D3,D4の間隔が、トレイ115での乱れを生じ
ない程度に開けられる時間に相当する(図46参照)。
ここでメインモータM3が正転駆動され、原稿D4がト
レイ115上に排出されることとなる(図47参照)。
【0072】露光を終了した原稿の排出と、後続の原稿
の露光位置SPへのセットは、上述の通り行われる。反
転ローラ100と排出ローラ110は、メインモータM
3とは別の独立した排出モータM4で駆動される点と、
反転ローラ100及びピンチローラ101による搬送力
が搬送ベルト95による搬送力よりも大きく設定してあ
ることにより、排出部に導入された原稿は搬送ベルト9
5の動作状態に拘わらず排出トレイ115上に排出可能
である。スイッチバックポイントBP(図26参照)は
原稿の長さに拘わらず一定である。
【0073】但し、原稿サイズdpとした場合、レジス
トローラ90のニップ部からフィルム133の先端部ま
での距離をd1、フィルム133の先端部からスイッチ
バックポイントBPまでの距離をd2、ピンチローラ1
01から露光基準SPまでの距離をd3とすると、d3
>d1+d2(=d4)(図26参照)が成立する位置
関係でなければ、後続の原稿の後端がスイッチバックポ
イントBPに到達した時点で先行の原稿の2枚目が反転
ローラ100とピンチローラ101に到達し、この先行
の2枚の原稿が隙間なく連続して排出される。この排出
過程において、2枚の原稿の先端と後端が重なった場
合、排出トレイ115上で先に排出される原稿の下に2
枚目の原稿が潜り込んだり、先行の原稿を押し出して原
稿の整合状態を乱す。また、先行の原稿(特に、一枚
目)が短いサイズであり、後続(3枚目)の原稿が長い
場合も同様の問題があるが、このときの原稿の長さの差
Δdp(複写機で2イン1モードが実行可能な最大長さ
の原稿の原稿搬送方向長さをdpmax、最小長さの原
稿の原稿搬送方向長さをdpminとして、Δdp=d
pmax−dpmin)とした場合、d3>d4+Δd
p:(d4=d1+d2)を満足する位置関係に設定す
る。これにより、同時に露光される2枚の原稿は、それ
らの間に十分な間隔を置いて原稿台ガラス29の上から
排出され、これら2枚の原稿の配列順序が乱れることは
ない。
【0074】《両面モード》両面モードの基本動作につ
いて説明する。図48に示すように、原稿トレイ61に
原稿D1,D2をセットして複写機本体1のコピースタ
ートボタンをオンすると、ADF60では原稿給紙動作
を開始する。原稿給送時、押圧板70が原稿D1の先端
部を押圧する。そして、ピックアップローラ65、給紙
ローラ75の回転に基づいて原稿D1はレジストローラ
90の位置に搬送され、原稿先端がレジストローラ90
に当接してループを形成した時点でピックアップローラ
65、給紙ローラ75は回転を停止する(図49参
照)。また、押圧板70による原稿D1の押圧状態が解
除され、一枚目の原稿給紙動作が完了する。
【0075】次に、レジストローラ90、搬送ベルト9
5、及び反転ローラ100が回転し、原稿D1は原稿台
ガラス29上に搬送される。また、スケールソレノイド
SL1がオンしてスケール120の先端部を原稿台ガラ
ス29の下に退避させ、切替爪103が動作して原稿排
出部の通紙経路が反転経路に切り替えられる。露光が終
了すると、原稿D1は排出部の反転経路に送られ、先端
が2つ目の従動ローラ102に保持された状態で、レジ
ストローラ90、搬送ベルト95、及び反転ローラ10
0が一時停止する(図50参照)。
【0076】所定時間後、反転ローラ100が再び回転
し、搬送ベルト95が逆転して原稿D1の搬送が再開さ
れる。これにより、原稿D1は反転経路を通過して再び
原稿台ガラス29上に送られ、露光位置SPにセットさ
れて原稿裏面が複写される(図51参照)。原稿裏面の
複写が終了すると、原稿D1は再び反転経路に搬送さ
れ、今度は原稿表面が複写される(図52、53参
照)。原稿表面の露光動作が終了すると、レジストロー
ラ90、搬送ベルト95、及び反転ローラ100が回転
し、切替爪103が逆方向に動作し、一枚目の原稿は排
紙トレイ115上に排出される(図54参照)。一枚目
の原稿が排出されると切替爪103が再び動作して、2
枚目の原稿を反転するために原稿搬送経路を反転経路に
切り替える(図55参照)。2枚目の原稿は、一枚目の
原稿の表面の露光中にレジストローラ90の位置に搬送
され(図53参照)、一枚目の原稿が原稿台ガラス29
から排出された直後に、原稿台ガラス29上の露光位置
SPに供給され、一枚目の原稿と同様に処理される(図
56〜59参照)。
【0077】《カウントモード》カウントモードについ
て説明する。カウントモードとは、ADF60を使用し
てコピー処理を開始する前に、予め原稿をコピー動作を
伴うことなくADF60で一巡させ、原稿の枚数をカウ
ントするモードをいう。2イン1モードにおいて原稿が
奇数枚であると、最終ページから給紙を開始するADF
60では、1頁目の画像が1枚のコピー用紙の半分に形
成される不具合、即ち、コピーの表紙の半分が白紙にな
る不具合が生じる。従って、予めADF60が原稿枚数
をカウントし、奇数枚であれば最初に給紙される最終ペ
ージ原稿に関しては1枚のみプラテンガラス29上に搬
送し、その後の原稿は前述の2イン1モードで搬送する
こととする。また、両面コピー、合成コピーでも類似の
不具合が生じるため、カウントモードで予め原稿枚数を
カウントすることが必要となる。
【0078】カウントモードではコピー動作を伴わない
ため、できるだけ高速(短時間)で処理することが好ま
しい。しかし、本ADF60では原稿の先端をプラテン
ガラス29の搬送方向下流側の基準位置SPで停止させ
る方式を採用しているため、カウントモードにおいても
この基準位置SPで停止させると、原稿と原稿の間隔が
大きくなってしまい、空送りしている時間が多くなる。
【0079】そこで、カウントモードにあっては、原稿
の後端がプラテンガラス29上の停止基準位置X(図2
5参照)に到達した時点を基準として原稿を一旦停止さ
せることとした。これによって、カウントモード実行中
における原稿の間隔が停止基準位置Xからレジストロー
ラ90のニップ部までの長さとなり、処理時間が大きく
短縮される。原稿の後端が基準位置Xに到達したこと
は、レジストセンサSE2で原稿の後端を検出してから
メインモータM3を駆動するパルス数をカウントするこ
とによって検出することができる。
【0080】なお、ここでの基準位置Xは図25に示し
た位置のみならず、任意に設定でき、コピー動作時の停
止基準位置SPよりも上流側であれば、カウントモード
時の処理時間の短縮に寄与する。また、基準位置Xは原
稿台ガラス29上に設定する必要はなく、レジストロー
ラ90のニップ部より下流側であればよい。基準位置X
がレジストローラ90のニップ部に近付く程処理時間が
短縮されることとなる。
【0081】さらに、カウントモードではADF60が
コピー処理時に原稿を搬送する基準スピードより速いス
ピードで原稿を搬送することが好ましい。さらにまた、
カウントモードのみならず、コピー動作を遅延させるこ
ととなるADF60の動作、即ち、前述したコピー生産
性100%を低下させる原因となる動作を実行する際に
は、原稿搬送スピードを基準スピードより速めることが
好ましい。コピー動作を遅延させる動作とは、両面原稿
を反転ローラ100で反転させるとき、最初に給紙され
る原稿を露光基準位置SPまで搬送するとき、最後に給
紙される原稿を原稿台ガラス29からトレイ115へ排
出するときである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る自動給紙装置を備えた自動原稿
搬送装置(ADF)と複写機本体の概略構成図。
【図2】 ADFの内部構成を示す断面図。
【図3】 スケール押圧機構の第1実施例を示す側面図
で、スケールが上昇した状態を示す。
【図4】 第1実施例にかかるスケール押圧機構の部分
平面図。
【図5】 第1実施例にかかるスケール押圧機構のレバ
ー部材の断面図。
【図6】 第1実施例にかかるスケール押圧機構のレバ
ー部材の断面図。
【図7】 第1実施例にかかるスケール押圧機構の側面
図で、動作中のソレノイドがスケールを押圧している状
態を示す。
【図8】 第1実施例にかかるスケール押圧機構の側面
図で、ソレノイドのプランジャが完全に引き込まれた状
態を示す。
【図9】 スケール押圧機構の第2実施例を示す側面
図。
【図10】 スケール押圧機構の第3実施例を示す側面
図。
【図11】 スケール先端部、フィルムの切欠と捌きロ
ーラの平面位置関係の説明図。
【図12】 ADFにおける原稿給紙部の断面図。
【図13】 原稿給紙部における押圧板の支持状態を示
す正面図。
【図14】 原稿給紙部における先端規制板と押圧板の
駆動機構を示す斜視図。
【図15】 図14に示す先端規制板が規制位置、押圧
板が非押圧位置にある状態の説明図。
【図16】 図14に示す先端規制板が非規制位置、押
圧板が非押圧位置にある状態の説明図である。
【図17】 図14に示す先端規制板が非規制位置、押
圧板が押圧位置にある状態の説明図である。
【図18】 レジストローラと搬送ベルトの駆動機構を
示す斜視図。
【図19】 レジストローラと捌きローラの平面位置関
係の説明図。
【図20】 レジストローラの支持機構及び通紙経路開
閉機構の斜視図。
【図21】 図20の通紙路開閉機構におけるレジスト
ローラとカムとの関係の説明図。
【図22】 図20の通紙路開閉機構の動作説明図。
【図23】 図20の通紙路開閉機構の動作説明図。
【図24】 原稿給紙部のカバーを支持する機構の概略
説明図。
【図25】 ステッピングモータによる原稿搬送の説明
図、パルス制御モードで原稿を停止させる場合を示す。
【図26】 ステッピングモータによる原稿搬送の説明
図、スケールモードで原稿を停止させる場合を示す。
【図27】 プレステップモードでの原稿搬送の説明
図。
【図28】 図27に続くプレステップモードでの原稿
搬送の説明図。
【図29】 図28に続くプレステップモードでの原稿
搬送の説明図。
【図30】 図29に続くプレステップモードでの原稿
搬送の説明図。
【図31】 図30に続くプレステップモードでの原稿
搬送の説明図。
【図32】 図31に続くプレステップモードでの原稿
搬送の説明図。
【図33】 図32に続くプレステップモードでの原稿
搬送の説明図。
【図34】 図33に続くプレステップモードでの原稿
搬送の説明図。
【図35】 図34に続くプレステップモードでの原稿
搬送の説明図。
【図36】 2イン1モードでの原稿搬送の説明図。
【図37】 図36に続く2イン1モードでの原稿搬送
の説明図。
【図38】 図37に続く2イン1モードでの原稿搬送
の説明図。
【図39】 図38に続く2イン1モードでの原稿搬送
の説明図。
【図40】 図39に続く2イン1モードでの原稿搬送
の説明図。
【図41】 図40に続く2イン1モードでの原稿搬送
の説明図。
【図42】 図41に続く2イン1モードでの原稿搬送
の説明図。
【図43】 図42に続く2イン1モードでの原稿搬送
の説明図。
【図44】 図43に続く2イン1モードでの原稿搬送
の説明図。
【図45】 図44に続く2イン1モードでの原稿搬送
の説明図。
【図46】 図45に続く2イン1モードでの原稿搬送
の説明図。
【図47】 図46に続く2イン1モードでの原稿搬送
の説明図。
【図48】 両面モードでの原稿搬送の説明図。
【図49】 図48に続く両面モードでの原稿搬送の説
明図。
【図50】 図49に続く両面モードでの原稿搬送の説
明図。
【図51】 図50に続く両面モードでの原稿搬送の説
明図。
【図52】 図51に続く両面モードでの原稿搬送の説
明図。
【図53】 図52に続く両面モードでの原稿搬送の説
明図。
【図54】 図53に続く両面モードでの原稿搬送の説
明図。
【図55】 図54に続く両面モードでの原稿搬送の説
明図。
【図56】 図55に続く両面モードでの原稿搬送の説
明図。
【図57】 図56に続く両面モードでの原稿搬送の説
明図。
【図58】 図57に続く両面モードでの原稿搬送の説
明図。
【図59】 図58に続く両面モードでの原稿搬送の説
明図。
【符号の説明】
1…複写機、60…自動原稿給送装置(ADF)、29
…原稿台ガラス、120…スケール。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿台ガラス上で2枚の原稿を原稿搬送
    方向に関して直列的に並べ、これらの原稿画像を1回の
    露光走査で1枚のシートに複写する2イン1コピーモー
    ドを備えた複写機に、 原稿を原稿台ガラスに向けて1枚づつ給紙する給紙手段
    と、 給紙された原稿を原稿台ガラスの原稿搬送方向上流側に
    ある先出し位置で一時停止し、その後上記原稿台ガラス
    上に送り出す第1の搬送手段と、 該第1の搬送手段から送り出された原稿を原稿台ガラス
    上面に沿って、原稿後端が所定のスイッチバック位置に
    到達するまで搬送し、その後上記原稿を逆方向に搬送し
    て所定距離後退させ、後続の原稿が上記先出し位置にセ
    ットされると、これら2枚の原稿を同時に原稿台ガラス
    上に搬送して原稿搬送方向下流側にある原稿の先端を露
    光基準に一致させ、露光終了後、原稿台ガラスの原稿搬
    送方向下流側に排出する第2の搬送手段と、 原稿台ガラス上から排出された原稿を排出部に搬送する
    第3の搬送手段とを設け、 上記露光基準から第3の搬送手段までの原稿搬送路長
    を、上記先出し位置からスイッチバック位置までの原稿
    搬送路長と、上記2イン1モードコピーにより処理され
    る原稿搬送方向長さが最も長い原稿と最も短い原稿との
    原稿搬送方向長さの差との合計よりも長くしたことを特
    徴とする複写機。
JP6055212A 1994-02-28 1994-02-28 複写機 Pending JPH07239584A (ja)

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